アフロディーテ(レディブロンドの08) 第2戦!!


デビュー戦は2月20日 東京5R 3歳新馬 芝1800mを予定で除外の権利獲りに2月6日 東京5R 3歳新馬 芝2000m 混合戦に出馬投票するもかなりの低い(9頭も非当選除外馬が出る中)確率で当選。

追い切りが明らかに不足しており、また姉や母の活躍した距離から2000mは不安だったが、

強い内容で新馬勝ち。1着/2番人気。

あの仕上がり状態でこれだけ走るのなら、これは期待は大きい。


そして藤沢和雄調教師が桜花賞を目指すと明言。

3月12日 中山11R アネモネステークス 3歳限定オープン 芝1600m 牝馬限定戦に特別登録も脚元の傷腫れで回避。


鞍上は私ほっさんの希望通りの横山典弘騎手確保で激アツだったが、残念。


3月21日 阪神11R フィリーズレビュー GU 芝1400m 牝馬限定戦に出馬投票。

しかし、予想通り非抽選除外。

この除外権が今後に効いてくるはず。


3月27日 阪神6R 3歳500万下 芝1800m 牝馬限定戦を予定も入れることがわかり、


3月26日 阪神12R フラワーカップ GV 3歳オープン 芝1800m 牝馬限定戦に出走!!


初戦のないようから重賞でも3番人気に支持されるが、

17着大敗・・・。



レース回顧と時計の分析、レース後の横山典弘騎手と藤沢和雄調教師のコメントを掲載。


初戦で上位に来た仲間は次走で苦戦。

うーーん、全体的にはやはりレベルの低い新馬戦だったと言わざるを得ない。


初戦で見せたように瞬発力や折り合い、追い切りの動きから素質は間違いない。

兄や姉のように3歳秋からの活躍に期待する。

(2011年3月28日完結)

2011年2月11日 立ち上げ

●放牧と思われましたが、続戦のようです

 山元トレセンではなかなか調子が上がらずに、かなりデビューが遅れそうなものを無理矢理気分転換の為にトレセンに入れたような感じだった我らが愛馬アフロディーテですが、どうやら続戦するようです。

 以下は2月9日に発表されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告です。


「ゲートをパスして以降、苦しい時を上手く乗り越えてくれて馬の具合が日に日に良くなっていたんです。当初は3週目か4週目のつもりでいたけれど、上昇気流のうちに競馬へ向かうことでいい走りをしてくれるだろうと思っていたので本当に良かった。しかも、センスがいいし、強い競馬だったよな。期待の高い馬だから、初戦からいい結果を残せて本当に嬉しいです。ただ、まだこれから良くなっていく馬だから強い勝ち方をしたからと言って浮かれないで大事に行きたいですね。レース後は特に変わりないですし、元気な様子を見せてくれていますよ。今のところ次走については検討しているところです。中1週で使うのは少しかわいそうかなという気もしていますので、今のところ有力なのは中山の開幕週の限定戦かなと考えています。もう少し間を空けたほうがいいかなと思えればもちろん無理はしないし、その場合は入るかどうか何とも言えないけれど桜花賞へのステップレースへ向かうのもありですよね。いずれにせよ馬の今後のことをよく考えながら選んであげられればと思っていますよ」(藤沢和師)


 というわけで、いかにも藤沢和雄調教師らしい口調ですが、続戦の上、次走は2月27日 中山7R 3歳500万下 芝1800m 牝馬限定戦を予定しているとのことです。

 すでに同じキャロットクラブの馬で重賞4着と実績のあるピュアブリーゼ(私の愛馬ピューリティーの09の半姉)や、春菜賞(3歳500万下)2着のレッドエレンシアもこのレースを予定しているとのこと。なんともオープン並みの豪華なメンバーとなりそうです。

これ以降は2月25日に作成

●藤沢和雄調教師が桜花賞目標を明言

 以下は2月24日に更新されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告です。

「今週の競馬も考えていたのですが、せっかくいい競馬をしてデビュー勝ちをしてくれましたし、わずかな可能性もあるので桜花賞へ挑戦してみようと思います。1勝馬なので入るかどうかはわかりませんが、今のところアネモネSかダメならばフラワーCを考えられればと思っていますよ」(藤沢和師)

 というわけで、一応視野に入っていた27日の500万戦は回避。可能性としてはなかなか厳しいものの、トライアルから桜花賞GTを目指すようです。

 いやぁー、嬉しいですね。私の描いていた絵空事通りに事が運んでいます。強いところとぶつかって、負ければそれで諦めがつきますし(まだまだ未完成な馬ですから)、まずは現状でアフロディーテがどれくらい力があるのか見てみたいですからね。

 しかも、桜花賞を始めクラシックに出走した愛馬となれば菊花賞に出走し3着だったオペラシチーしかいませんが、これは無料提供馬で配当も少なく、口取りの権利も無くで出資愛馬ほどのものではありません。

 出資愛馬でのクラシックとなると初めてですし出走できるだけでも嬉しいですね。もちろん、まだ出走できるかどうかはわかりませんが、そこに向かっていくという姿勢がありがたいですね。


 次走は3月12日 中山11R アネモネステークス 3歳限定オープン 芝1600m 牝馬限定戦 ですが、母や姉の走りからもマイルの方が更に力を発揮できると思いますし、大きな期待をしています。待ち遠しいですね。まずは出走できるかどうかですが・・・。

これ以降は2月28日に作成

●アフロディーテと初戦を戦った馬たちは次走で苦戦

 アフロディーテが勝った2月6日の新馬戦は私はレース前に全体的にメンバーに恵まれた(弱面)と書きましたが、やはり上位入線馬も次走で苦戦を強いられています。

 2着(13番人気)だったブートジョロキアは次走は12番人気8着。
 3着(7番人気)だったゴッドツヨシは2月27日の中山芝2000mで10着。
 4着(3番人気)だった同じキャロットクラブ所属のアソルータはダートに変更して3着(2番人気)。
 5着(1番人気)だったキトゥンブルーはゴッドツヨシと同じ2月27日の中山芝2000mで1番人気に支持されるも11着。


 と、ダート替わりしたアソルータがそれなりの結果を残している以外は芝では全くダメ。全体的なレベルの低さを露呈しました。これではアフロディーテの勝利の価値が下がる一方で、次走も伏兵的な存在になるのではないでしょうか。

 ちょうど新馬戦を8馬身差圧勝し、次走オープンで2番人気に支持されたものの13着と大敗し、その後1勝を上積みしただけに留まっている愛馬クリンゲルベルガーが似たようなパターンで、8馬身差圧勝した時のメンバーで勝ち上がったのは、8着だったチャンピオンラブただ1頭で、こちらは現在3勝(4勝目まであと僅か)で現役ですが、ダート替わりをして成功したパターンです。


 余談ですが、アフロディーテの勝った新馬戦で3着だったゴッドツヨシと5着だったキトゥンブルーが昨日(2月27日)の中山芝2000mで対戦したわけですが、キトゥンブルーのミルコ・デムーロ騎手はこともあろうにゴッドツヨシを妨害し、開催4日間の騎乗停止になりました。こらこら、一緒に走った仲間同士で何してんだッ!!

 ちなみにそのレースでは新馬戦で超良血アフロディーテを抑え素質を見込まれ1番人気に支持されたキトゥンブルーがまた1番人気に支持されたわけですが、初戦でキトゥンブルーに騎乗した松岡正海騎手は2戦目の今回は同馬に騎乗せず他馬に騎乗しています。これは、松岡正海騎手からは切り離すことのできないマイネル軍団の有力馬マイネルグラードが同レースに出走しているからですが、見事勝ちあげています。まあ、同じくらいの有力馬なら、松岡正海騎手はマイネル・コスモの馬に乗りますわな。

これ以降は3月6日に作成

●気になる特別登録表(3月12日 中山11R アネモネステークス)

特別登録表 3月12日 中山11R アネモネステークス 3歳オープン 芝1600m 牝馬限定戦

第1回登録完了馬 全21頭 フルゲート16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アフロディーテ 横山典弘 54.0  2/06 新馬 東京芝2000
イトククリ 後藤浩輝 54.0  2/13 500万 京都芝1400
カトルズリップス 54.0  2/12 クイGV 東京芝1600 13
クエルクス 石橋脩 54.0 11/06 500万 京都芝1200
クラウンリバー※ 津村明秀 54.0  2/17 交流 荒尾ダ1500 16
コーラルビュー 木幡初広 54.0  2/05 未勝利 東京芝1400
サイレントソニック 北村宏司 54.0  2/05 春菜5下 東京芝1400
サトノフローラ 内田博幸 54.0  9/05 新馬 新潟芝1800
シナル 三浦皇成 54.0  1/16 紅梅 OP 京都芝1400 13
スクランブルエッグ 戸崎圭太 54.0 地方
セイルアゲン 54.0  2/08 交流 浦和ダ1400 13
ツインテール 54.0  1/29 新馬 京都ダ1200
ビービーバカラ 松岡正海 54.0  2/05 春菜5下 東京芝1400 10
ベルモントカントル 54.0  3/05 新馬 中山芝1600 12
マヒナ 蛯名正義 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 12
ミッキーレモン 54.0  1/15 黒竹5下 中山ダ1800
メロウメロディ 54.0  2/27 未勝利 小倉ダ1700
ヤマノラヴ 的場勇人 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 14
ライヴドリームス 54.0  1/23 未勝利 中山ダ1200
ライブインベガス 大庭和弥 54.0  2/19 新馬 東京ダ1400
ラテアート※ 54.0  2/12 クイGV 東京芝1600 14

赤字馬名は平地収得賞金400万円のいわゆる1勝馬 

馬名の※は13日のフィリーズレビューにも特別登録している馬。 ラテアートは四位洋文騎手で、ツインテールは藤岡佑介騎手でフィリーズレビューに出走予定。クラウンリバーは望めばフィリーズレビューに出走確定。

フルゲート16頭のところに、収得賞金順で優先権のある馬が6頭。残る10枠を15頭の1勝馬で争うことになります。しかし、この中の2頭はフィリーズレビューが本線であり、そちらに回る可能性もあります。

●中山芝1600mコース解説

 スタートは1コーナー横のポケット地点。阪神芝1600mと似たおむすび型のコースを1周する。2コーナーのカーブは阪神芝1600mほどきつくないので、コーナーリングでの不利やゴチャつきはそれほど生じない。ただし、大外枠は不利。中山芝1600mはフルゲートが16頭だが、外を回らされるのは極力避けたい。距離のロスがなく競馬を進められる内枠が有利だ。
 2コーナーから向正面は下り坂。3コーナーから4コーナーにかけてはほぼ平坦で、310mの最後の直線に入る。ゴール前では、残り約200mで2m弱の勾配を駆け上がる急坂が待ち構える。
 
脚質的には、直線の入り口で、前の馬を射程圏内に捕らえる形が理想。さらに、急坂を一気に駆け上がるための末脚の爆発力が問われる。ただし、大外一気は難しい。逆に逃げ馬の前残りの方が期待できる。
有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、末脚の爆発力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン、フジキセキ
連対騎手ベスト ペリエ、蛯名正義、藤田伸二、武豊、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分37秒1 1分37秒4 1分37秒9 1分39秒8
2歳未勝利 1分36秒3 1分36秒8 1分36秒6
2歳500万 1分35秒4
2歳オープン 1分35秒5 1分35秒5 1分39秒9
3歳新馬 1分37秒2 1分37秒2 1分38秒7 1分39秒5
3歳未勝利 1分36秒0 1分36秒3 1分37秒3 1分39秒9
3歳500万 1分35秒5 1分36秒2 1分36秒6 1分38秒3
古馬500万 1分34秒9 1分35秒2 1分37秒8 1分40秒0
古馬1000万 1分34秒6 1分34秒5 1分36秒8 1分38秒4
古馬1600万 1分34秒1 1分35秒3 1分37秒1 1分37秒8
古馬オープン 1分34秒2 1分35秒0 1分35秒4 1分36秒2

これ以降は3月8日に作成

●特別登録段階での専門誌の評価

競馬ブック

今週の狙い馬

平本 弘

アフロディーテ(中山・アネモネS)母レディブロンドは5歳夏の遅いデビュー。いきなり1000万下特別を勝ち、5連勝のあと連闘で臨んだスプリンターズSで4着した。走ったのはすべて1200メートル。現役期間は4カ月に満たなかったが、強く印象に残っている。マイラーの姉、ダート巧者の兄に続いて、2000メートルの新馬勝ち馬を出したのだから、繁殖としても優秀。母と違い長い活躍が期待できそうだ。

ギャロップ

予想家の印
馬名 野田 ヒロシ 横山 椋木 吉田 本誌
和田
アフロディーテ
イトククリ
クエルクス
コーラルビュー
サイレントソニック
サトノフローラ
シナル
スクランブルエッグ
ビービーバカラ
マヒナ
ミッキーレモン
ヤマノラヴ
ラテアート


今年は収得賞金400万円の1勝馬が人気を集めそうな情勢だ。まずは叔父にディープインパクトがいる良血馬、アフロディーテ。2月のデビュー戦は東京の2000メートルで牡馬相手に2馬身半の完勝劇。性能の高さを見せつけた。この中間は自己条件や翌週のフラワーCも視野に入れつつ、じっくりと乗り込まれている。2月23日には厩舎の先輩であるペルーサの胸を借り、坂路で51秒5をマーク。藤沢和雄調教師は「初戦は正直、けいこの本数も足りていなかったけどね。思っていた以上に走ったし、いいモノを持っている。奥手の血統で本当に良くなるのは先だと思うけど、楽しみな馬だよ」とポテンシャルを評価している。
 ギャロップ誌ではアフロディーテが本命になっています。週刊競馬ブックではマヒナに厚い印が集中しており、そちらが本命です。どちらにしてもキャロットクラブの馬2頭で、この2頭で桜花賞に行きたいですね。

これ以降は3月14日に作成

●脚元に傷腫れで先週は回避

 特別登録していた3月12日のアネモネSですが、出馬投票はされませんでした。以下は3月9日に更新されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告です。


9日は舎飼と軽めの運動で様子を見ています。「ノリを押さえましたし、今朝追い切って今週の競馬へ向かうつもりで調整していましたが、脚元に傷腫れの症状が出てしまいました。とても楽しみにしていたのですが、無理はできないのでアネモネSは見送ることになりました。大変申し訳ありません。まだ体質的に弱いところもありますし、良くなるのはまだ先の馬ですから大事にいかせてください。すぐに落ち着けば来週、再来週あたりの競馬を考えることができるようになるでしょうが、今後のことはあくまでも回復次第になると思います」(藤沢和師)12日の中山競馬(アネモネS・牝馬限定・芝1600m)は大事を取って見送ることになりました。


 ということで、脚元に傷腫れの症状が出て、アネモネSへの出馬投票は見送られました。その後3月13日に追い切り時計が出ていないことを見ると、19日、20日あたりの出走も難しいのでしょう。残念ですが、オークス或いは秋華賞に目標を変えなければならないのだと思います。

これ以降は3月16日に作成

●気になる特別登録表(3月21日 阪神11R フィリーズレビュー GU)

特別登録表 3月21日 阪神11R フィリーズレビュー GU 3歳 牝馬限定戦 芝1400m

第1回登録完了馬 全40頭 フルゲート16頭 収得賞金順 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
フォーエバーマーク 吉田豊
モアグレイス 酒井学
サクラベル 浜中俊
ラテアート 松岡正海
スピードリッパー 横山典弘
マイネショコラーデ 蛯名正義
アイアムアクトレス 秋山真一郎
エーシンハーバー 武豊
オーシャンフリート 柴原央明
カトルズリップス 藤田伸二
カフェヒミコ 柴田善臣
クラウンリバー 津村明秀
クリアンサス 石橋脩
ツルマルワンピース 福永祐一
ドナウブルー リスポリ
トレンドハンター
ニシノステディー
ファーマクリーム
フレンチカクタス 北村宏司
ヤマノラヴ 的場勇人
アフロディーテ クラストゥス
エリンコート 池添謙一
クエルクス
サイレントソニック
サトノフローラ 内田博幸
サルココッカ
サーストンサブリナ
シナル
ジョーアカリン
ジョーアラマート
セイルアゲン
ツインテール
ハッピーグラス
ハブルバブル
ビービーバカラ 松岡正海
ママキジャ
マリアビスティー
メロウメロディ 松山弘平
ライブインベガス 大庭和弥
レッドエレンシア

赤字馬名は平地収得賞金400万円のいわゆる1勝馬 基本的に除外。

鞍上の名前入りは3月16日の時点で出走を表明している馬。それ以外はこのレースは回避。

●キャロットクラブ会報にアフロディーテが取り上げられていました

 キャロットクラブの会報「血は水よりも濃し」望田潤氏著に”遅れてきた大物”のタイトルで我らが愛馬アフロディーテのことが載っていました。


 アフロディーテのデビュー戦には、やはり当コラムで取り上げた(昨年2月号「新種牡馬ゼンノロブロイ考 続編」)アソルータも出走していたので、この2頭の馬連だけ買って観戦していたのだが、アソルータも最後は目立つ伸びで、走る脚があることがわかったのでまず一安心している。
 それにしてもアフロディーテの、超スローを好位でピッタリ折り合う抜群のセンスと、速い上がりを苦もなく抜け出した瞬発力は光った。
 姉にラドラーダ、兄にゴルトブリッツ、叔父にディープインパクトというおなじみの良血で、父がアグネスタキオン、母父がミスプロ系シーキングザゴールド、そして母母がウインドインハーヘアだから、リルダヴァル(父がアグネスタキオン、母父サンダーガルチ、母母ウインドインハーヘア)とは7/8同血ぐらいの関係でもある。
 そして単に良血というだけでなく、母レディブロンドの配合が満点で、ここにサンデー系種牡馬をもってくると、筆者がよくいう「サンデー×リファール×ハイインロー」「サンデー×ミスプロ×ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」のA級配合形になる。
 だから父スペシャルウィークのゴルトブリッツも当コラムでベタホメしてきたのだが、バックパサーのクロスの影響か思った以上にシーンキグザゴールドの力馬っぽさを受け継いだ兄や、サンダーガルチの力馬っぽさも受け継いだリルダヴァルに比べると、この馬は明らかに芝向きのしなやかな走り。(後略)



 いやはや、ベタホメで嬉しいですね。しかも私の望む芝向きの馬ということで大変興奮しております。

これ以降は3月17日に作成

●フィリーズレビューに出馬投票も非抽選除外

 上記のことから非抽選除外が確実だったアフロディーテですが、フィリーズレビューの出馬投票に踏み切りました。もちろん非抽選除外でした。しかし、この除外権が次回の出馬投票に有利に働くはずです。

 次走は「フラワーCへの出走を検討する可能性はありますが、今のところ27日の阪神競馬(3歳500万下・牝馬限定・芝1800m)への出走を中心に検討する予定です。」(キャロットクラブ公式HP)ということで、どちらにしても除外権が有利に働くでしょう。なにせ今中山が開催中止ということもあり、凄い数の登録数がありますからね。

 ほぼ出走確定の除外権を武器にいい騎手(横山典弘騎手が良いッ!!)を確保して確実に勝ち上がって欲しいですね。

これ以降は3月24日に作成

●追い切り情報(3月24日更新)

前走前 2月2日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 52.7
3F 38.8
2F 25.9
1F 13.2
アンナドンナ(3歳500万下)馬なりを0.2秒先行同入



2月16日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 55.2
3F 40.4
2F 26.6
1F 13.3
クリームソーダ(3歳新馬)馬なりを0.4秒先行0.2秒先着


2月20日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 57.7
3F 42.5
2F 27.9
1F 14.1


2月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
横山典弘
4F 51.5
3F 37.8
2F 25.0
1F 12.6
ペルーサ(古馬オープン)馬なりを0.2秒追走同入


2月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 56.7
3F 41.3
2F 27.6
1F 14.3


3月2日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回
横山典弘
4F 53.0
3F 39.1
2F 25.9
1F 13.0


3月15日 美浦南坂路 


4F 59.3
3F 44.4
2F 29.9
1F 15.1


3月16日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 57.2
3F 42.4
2F 28.3
1F 14.2
ダンスファンタジア(3歳オープン)馬なりを1.7秒追走0.6秒遅れ


3月19日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
杉原誠人
4F 52.7
3F 38.3
2F 25.1
1F 12.4
サトノオー(3歳オープン)馬なりを0.5秒先行同入


3月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
横山典弘
4F 52.8
3F 38.6
2F 25.1
1F 12.3
バンスタンウォルツ(3歳500万下)馬なりを0.4秒追走同入
 2月16日、前走後初めての追い切り時計を計時しました。順調でなによりですね。仕上げ途上の前走であれだけ強かったのですから、一度使われた今回はかなり期待ができますね。もう1つ勝てればクラシックへの出走がかなり現実的になってきます。非常に楽しみな一戦です。

 2月20日、15−15強め程度の追い切りです。この調子ですと、次走はやはり3月12日のアネモネステークスが有力なのでしょうか。びっしりと仕上げられてどのくらい走れるのか非常に楽しみです。

 2月23日、横山典弘騎手を背に自己ベストの時計を計時しました。併せ相手も昨年の天皇賞GT2着馬のペルーサ様ではないですか。真に強い馬の肩を借りて贅沢な追い切りを施されています。これで強くならないわけがない。
 今週の500万戦には出馬想定されておらず、予定通り12日のアネモネS OPが有力です。明日のクラブ公式HPで正式な発表があると思われますが、横山典弘騎手がアネモネSに出走などということになったら、失神しそうです。

 2月27日、次走アネモネSに向けて順調に乗り込まれています。しかし、初戦で戦った相手が2戦目で苦戦していることからもなんともどこまでやれるか自信はありません。もちろん、アフロディーテは最後手綱を抑えるほどの余裕がありましたから、まだまだやれるとは思いますが。

 3月2日、またまた横山典弘騎手に調教をつけていただいています。動きも良いですし、追い不足の前走と違い、なんだか期待をさせますねぇ。次走はオープン戦の予定ですが、人気にはならなかったとしても、私個人は大きな期待を持っています。

 3月16日、傷腫れで予定のアネモネSを回避したアフロディーテですが、ようやく追い切り時計を出し始めました。これなら、今週特別登録しているフィリーズレビューは無理でも、来週に予定されているフラワーカップには出走できそうです。
 しかし、中山が中止ということで出走へのハードルがかなり高そうですし、スタート地点にすら立てないかも知れません。
 追い切り時計は15−15強くらいまで追えており、ここまでくれば一安心ですね。桜花賞直行のダンスファンタジアを1.7秒追走して本当は同入したかったでしょうが、しっかりと詰めておりいい動きに感じます。

 3月19日、いまだにデビューをさせて貰えない新人・杉原誠人騎手でオープン馬サトノオーと併せて追い切られました。ジョッキー騎乗とはいえいい動きです。来週は阪神に遠征の為、これが実質本追い切りでしょう。動きは素晴らしく、終いまでしっかりと伸びており力は出せる仕上がりですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。能力を出し切ることはできるでしょう。あとはその能力がどんなものかです。

 3月23日、またまたまた横山典弘騎手を背に強い追い切りをされました。今週のフラワーカップGVに横山典弘騎手で出走予定ですが、こちらから回避しない限り出馬は確実です。
 距離も短くなり、よりアフロディーテの真価が発揮できると思います。
 そしてこの追い切りの動きの素晴らしさ。ジョッキー騎乗とはいえ、素軽い動きでこれはかなりの激走を期待させます。
 「今朝の追い切りにも引き続きノリさんに乗ってもらいましたが、“申し分なし”とかなりの誉め言葉をもらえましたよ。」(津曲助手・キャロットクラブ公式HP)
 キャロットクラブ公式HPでも今朝の追い切りは横山典弘騎手曰く、”申し分なし”ということでいやはや熱いのなんの。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。現状文句なしですね。アフロディーテの能力がわかると思います。ドキドキします。

●気になる特別登録表(3月26日 阪神12R フラワーカップ GV)

特別登録表 3月26日 阪神12R フラワーカップ GV 3歳 オープン 牝馬限定戦 芝1800m

第1回登録完了馬 全31頭 フルゲート18頭 収得賞金順 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
マイネイサベル 松岡正海 55.0  2/12 クイGV 中山芝1600
クラウンリバー 北村友一 54.0  2/17 地方 荒尾ダ1500 16
トレンドハンター 岩田康誠 54.0  1/10 500万 京都ダ1800
ミヤジメーテル リスポリ 54.0  3/06 500万 阪神ダ1200
ヤマノラヴ 的場勇人 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 14
アフロディーテ 横山典弘 54.0  2/06 新馬 東京芝2000
イトククリ 北村宏司 54.0  2/13 500万 京都芝1400
クエルクス 福永祐一
ケイジーシオン
コウエイオトメ
コスモバタフライ 中谷雄太 54.0  1/30 500万 東京芝2000 10
サイレントソニック 後藤浩輝
サトノフォワード 秋山真一郎 54.0  3/06 新馬 阪神芝1600
サトノフローラ 内田博幸 54.0  9/05 新馬 新潟芝1800
シナル 三浦皇成 54.0  1/16 紅梅OP 京都芝1400 13
セイルアゲン 吉田隼人 54.0  2/08 交流 浦和ダ1400 13
ツカサリボン
テキサスルビー
ハッピーグラス 後藤浩輝 54.0  2/05 春菜5下 東京芝1400 16
ハブルバブル リスポリ 54.0  3/20 500万 阪神芝1400
バレドクール 柴田善臣 54.0 12/19 未勝利 中山ダ1800
ビービーバカラ
フレンドサンポウ 津村明秀
マイネソルシエール
マヒナ 蛯名正義 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 12
ママキジャ 武豊
マリアビスティー 田中勝春 54.0  1/29 梅花5下 京都芝2400 11 12
メロウメロディ 幸英明 54.0  2/27 未勝利 小倉ダ1700
ライブインベガス
レッドエレンシア 蛯名正義
トーセンインディ 江田照男

赤字馬名は平地収得賞金400万円のいわゆる1勝馬


3月21日の特別登録の段階では、収得賞金上位5頭は出走確定。トーセンインディは除外確定ですので、フルゲート18頭に優先が5頭。残る13枠を25頭で争うことになります。当選確率は50パーセント強ということになります。

しかし、23日の時点で回避馬が続出(灰色)。アフロディーテ、マヒナは自分から回避しない限り出走確定です!!

●阪神芝1800mコース解説

 改装後に新設された条件。外回りのコースを使用。芝1600mのスタート地点からそのまま200mバックしたところがスタート。2コーナー出口付近のポケットからの発走で、内回りの芝1400mと同じ位置。外回りコースはマイル戦でもスローペースになりやすいのだから、当然ながら1800mはそれ以上。古馬のオープンクラスでも前半は流れが緩くなり、確実に上がり3ハロン、4ハロンの方が速くなる。決め手に自信があるタイプの馬でも、前がなかなか止まらないので直線一気では間に合わない。先行力の方が大事で、雪崩れ込みをイメージできる馬の方がいい。
 枠順はここでも外枠が不利。馬群が固まったまま最後の直線に入るので、なかなか内に潜り込めない。道中外目を通らされるのを避けて、番手を下げると、前述したように差し届かないというジレンマ。内の好位の馬群の中で折り合って、サッと抜けてくる競馬が理想。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、脚質
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分48秒8
2歳未勝利 1分48秒0
2歳500万
2歳オープン
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万 1分48秒2
古馬1000万 1分47秒4
古馬1600万
古馬オープン 1分46秒9

●出馬確定表

出馬確定表 3月26日 阪神12R フラワーカップ GV 3歳 オープン 牝馬限定戦 芝1800m
        全18頭 フルゲート18頭 収得賞金順 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
マイネイサベル 松岡正海 55.0  2/12 クイGV 中山芝1600
クラウンリバー 北村友一 54.0  2/17 地方 荒尾ダ1500 16
トレンドハンター 岩田康誠 54.0  1/10 500万 京都ダ1800
ミヤジメーテル 和田竜二 54.0  3/06 500万 阪神ダ1200
ヤマノラヴ 的場勇人 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 14
アフロディーテ 横山典弘 54.0  2/06 新馬 東京芝2000
イトククリ 北村宏司 54.0  2/13 500万 京都芝1400
ケイジーシオン 木幡初広 54.0  1/16 新馬 中山ダ1800
サトノフォワード 秋山真一郎 54.0  3/06 新馬 阪神芝1600
サトノフローラ 内田博幸 54.0  9/05 新馬 新潟芝1800
シナル 三浦皇成 54.0  1/16 紅梅OP 京都芝1400 13
セイルアゲン 吉田隼人 54.0  2/08 交流 浦和ダ1400 13
ハブルバブル リスポリ 54.0  3/20 500万 阪神芝1400
バレドクール 柴田善臣 54.0 12/19 未勝利 中山ダ1800
マヒナ 蛯名正義 54.0  1/22 菜の5下 中山芝1600 12
マリアビスティー 田中勝春 54.0  1/29 梅花5下 京都芝2400 11 12
メロウメロディ 幸英明 54.0  2/27 未勝利 小倉ダ1700
ライブインベガス 大庭和弥 54.0  2/19 新馬 東京ダ1400

赤字馬名は平地収得賞金400万円のいわゆる1勝馬 騎手の太字は乗り替わり

23日の想定からコスモバタフライ(前走500万下6着)とハッピーグラス(前走500万特別4着)が消えて、ケイジーシオンとライブインベガス(共に前走ダートの新馬戦を人気薄で勝利)が入りました。
これは、更にメンバーが軽くなったということですね。

●騎手は横山典弘騎手 ほっさん評価「S」

 横山 典弘(よこやま のりひろ)は1968年2月23日生まれの43歳。日本中央競馬会(JRA)の騎手で26年目である。美浦トレーニングセンター所属で現在はフリー(デビュー時は石栗龍雄厩舎・2000年に解散)。

 父は元JRA騎手の横山富雄(平地・障害双方100勝)、兄も元JRA騎手の横山賀一(ただしJRAの騎手免許は典弘の方が先に取得している)。さらに叔父に元JRA調教師の奥平真治がおり、身内に競馬関係者が多数存在する中で育つ。その他、妹の夫に元JRA騎手・JRA調教師の菊沢隆徳が、長男に競馬学校第27期生の横山和生(2011年3月5日デビュー)がいる。

 なお、競馬新聞ではデビュー当時は横山雄一と、現在は横山義行、横山和生と区別するため、横山典と表記されている。

 1986年3月1日、中山競馬第2競走でデビュー(リキアイシンプウに騎乗し12頭立ての3着)。初勝利は同年4月29日の東京競馬第12競走のキオイゴッド。デビュー年は8勝と奮わなかったが、翌年は31勝(障害競走1勝も含む)を挙げる。3年目の1988年にはウインターステークスでソダカザンに騎乗し重賞初制覇。

 1990年にはキョウエイタップでエリザベス女王杯を制し初めてのGTタイトルを獲得。1991年にはメジロライアンとのコンビで宝塚記念を制する。その後も着実に勝ち星を積み重ね、1995年には自身初の年間130勝を達成。初めての関東リーディングジョッキーとなる。この年のマイルチャンピオンシップではトロットサンダーに騎乗し3つ目のGTタイトルを獲得。

 1996年は同年に引退した小島太に代わりサクラローレルの主戦騎手となる。また、トロットサンダーで安田記念を制したほか、砂の女王と呼ばれたホクトベガにも騎乗。川崎記念(2勝)、フェブラリーステークス(当時はGU)、帝王賞などの地方交流ダート重賞を制した。

 1997年はドバイワールドカップでホクトベガに騎乗したが、落馬して競走中止。同馬は予後不良となってしまう。しかし同年の秋、タイキシャトルとのコンビでスワンステークスとマイルチャンピオンシップを制した。これは主戦騎手の岡部幸雄が、シンコウキングとのコンビでマイルチャンピオンシップに出走するために代打騎乗したものであった。

 1998年にはセイウンスカイとのコンビで皐月賞、菊花賞を逃げ切ったほか、秋に騎乗停止処分を受けた武豊の代わりにエアグルーヴに騎乗した。

 以後はブラックホークとのコンビでスプリンターズステークスと安田記念に勝利し、シンボリインディでNHKマイルカップを、メジロベイリーで朝日杯3歳ステークス(2000年)を制した。2004年には天皇賞(春)においてイングランディーレに騎乗し、10番人気の低評価ながら大逃げを打ち、2着に7馬身差をつけ優勝。

 2005年11月5日には東京競馬の第2競走で通算1600勝を達成すると、第7競走まで6連勝し、JRAの連続施行競走連続勝利の新記録を達成した。なお、この日の騎乗馬は全て3着以内で馬券に絡んでいる。

 2007年10月26日に発表されたJRA競馬学校騎手課程27期生の合格者(入学内定者)の中に長男が合格していたことが明らかになった。11月17日には東京スポーツ杯2歳ステークスをフサイチアソートに騎乗して制し、この勝利と同時に4年連続、自身8度目となるJRA年間100勝を達成した。

 2008年は、6月15日の第25回エプソムカップ(サンライズマックス)で、この年の重賞6勝目を記録。これがJRA重賞競走通算100勝目となるメモリアル勝利ともなった。

 2009年2月7日の小倉大賞典をサンライズマックスで制覇。これにより全場重賞制覇に王手を掛けている。(後は新潟重賞のみ)

 同年の3月1日の中山記念をカンパニーで連覇を飾ると翌週の3月7日にはアーバニティでオーシャンステークスを制覇。さらにその翌日もロジユニヴァースで弥生賞を制覇。その翌週の中山牝馬ステークスではトップハンデを背負った桜花賞馬キストゥヘヴンに騎乗、このレースで引退、繁殖入りが決まっていた同馬を見事勝利に導き有終の美を飾らせる。横山典弘は自身初の4連続の重賞勝利となった。

 同年5月31日の日本ダービーをロジユニヴァースで優勝、デビュー24年目、15回目のダービー挑戦にして悲願のダービー制覇を達成し、ついにダービージョッキーの称号を手にした。なお、美浦所属の騎手によるダービー優勝は1997年の大西直宏以来12年ぶりのことである。また、2006年12月の大西の引退以来、美浦所属のダービージョッキーが不在という、美浦所属騎手の暗黒時代が続いていたが、横山がそれにひとまずのピリオドを打つ事ともなった。2011年3月現在、中央競馬における現役のダービージョッキーは藤田伸二、武豊、安藤勝己、石橋守、四位洋文、横山典弘、内田博幸の7人である。

 同年7月18日、札幌競馬場12Rの3歳以上500万下でスギノブレイドに騎乗し、勝利。史上5人目となる2000勝を達成した。

 同年の11月1日の天皇賞(秋)ではカンパニーと共に前走の毎日王冠でウオッカを破った勢いそのまま見事GT制覇を果たし、カンパニーにとっては重賞8勝目にして初のGT競走制覇、横山自身も秋の盾20度目の挑戦にして初の勝利を果たした。

 8歳馬による平地GT競走制覇はJRAでは史上初となり、2008年の中山記念からコンビを組んでいた横山自身も「人間の想像を超えた馬。」とカンパニーを称えた。

 その後、カンパニーの引退レースとなったマイルチャンピオンシップでも堂々の1番人気に応え勝利。秋3戦3勝と衰えを見せぬままカンパニーは種牡馬入りとなった。

 横山は12月にはワールドスーパージョッキーズシリーズでも、1995年以来自身2度目の優勝を果たし、その年のすさまじい活躍により秋戦線は運に見放されていた2冠牝馬ブエナビスタの有馬記念の騎乗を任され、テン乗りで今までと違う騎乗を求められていた横山は今まで見せた事のない先行策に出るが惜しくも2着となった。

 2009年の横山は2年連続となる重賞二桁勝利、悲願のダービーを含めた3つのGT制覇、2000勝達成、ワールドスーパージョッキーズシリーズ優勝など非常に顕著な活躍が認められ、2009年度の東京競馬記者クラブ賞の特別賞を受賞。この特別賞は過去に野平祐二、サンデーサイレンス、岡部幸雄が選出されていて、いずれも引退時に又、サンデーサイレンスは死亡した年の選出で現役での特別賞への選出は横山典弘が初の事となる。

 2010年には、4週連続重賞勝ち(京成杯・エイシンフラッシュ、アメリカジョッキークラブカップ・ネヴァブション、東京新聞杯・レッドスパーダ、シルクロードステークス・アルティマトゥーレ)を記録した。また、スプリングステークスではアリゼオに騎乗し3戦無敗馬の前年の2歳王者ローズキングダムに破り初黒星をつけた。その後もサンライズプリンスでニュージーランドトロフィー、サンテミリオンでフローラステークス、ペルーサで青葉賞と脅威的なペースで重賞勝利を積み重ねていき、5月16日のGTレースヴィクトリアマイルではドバイ帰りで状態面を不安視されながらも単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたブエナビスタに騎乗し見事その人気に応え2010年の重賞10勝目を挙げ、2008年から3年連続となる重賞二桁勝利を果たした。なお、過去最速は1998年10月11日にセイウンスカイで勝利した京都大賞典での10勝目だったため、約5ヶ月速い上半期での重賞二桁勝利となった。更に翌週のGT優駿牝馬では前述のトライアル勝利馬、サンテミリオンに騎乗して優勝した。この勝利はまた優駿牝馬史上初となる父子騎手制覇(父の横山富雄は1978年の第39回優駿牝馬をファイブホープで制覇)でもあった。またこのレースでは1番人気のアパパネも同着入線となり、中央競馬GTで史上初の1着同着という珍しい出来事ともなった。しかし、同年9月26日の中山競馬場第3競走で落馬負傷。頚髄損傷、頭蓋骨骨折の重傷を負った。当初は騎手生命の危機にさらされていたが、1ヵ月後の10月27日には美浦トレーニングセンターに姿を現し、当日対面した武豊が自身のホームページで「ジャパンカップあたりでは馬に乗っていそう」と述べるほどの驚異的な回復を見せている。復帰は岩田康誠や宮崎北斗と同じく11月13日となったが、横山は同日のレースで騎乗停止となった。こうしたアクシデントなどによる長期間のブランクに見舞われながらも、この年は120勝を挙げ、自身初の中央競馬全国リーディングジョッキーに輝いたものの、JRA賞最多勝利騎手の受賞は内田博幸に譲る結果となった。これは、地方との指定交流競走を含めた場合、内田が125勝、横山が121勝となったためである。JRA賞はJRA賞最高勝率騎手を受賞した。


 自身のGT初騎乗となったのが1988年の皐月賞(この時は東京競馬場での開催)で、メイブレーブに騎乗したが進路妨害で7位入線も失格・騎乗停止となった。この時、武豊も15位入線のマイネルフリッセも進路妨害で失格・騎乗停止となり、GT級競走では異例の複数頭の失格となった。当時は降着制度が導入されておらず、競走中止馬がなくても進路妨害で失格となるケースがあった。

 GT初勝利を挙げた1990年のエリザベス女王杯で、喜びの余りゴール前にガッツポーズを見せてしまい、後に裁決委員より戒告処分を受ける。

 イングランディーレでの天皇賞(春)やセイウンスカイでの菊花賞など、京都競馬場の長距離GTで優れた実績を残している。

 GTで2着になる事が多い。GT2着は通算47回(JRAでは38回)。NHKマイルカップとエリザベス女王杯では2着を5回も経験している。

 菊花賞では2003年から2006年にかけて4年連続2着という非常に珍しい記録を残している。

 
 かつては競馬場以外のマスメディアには余り姿を見せず、一時期はJRAの機関広報誌『優駿』以外の競馬雑誌に登場することも少ない人物であった。美浦所属を代表する騎手の1人として扱われる現在ではメディアへの露出が多少増えている。

 騎手デビュー後、平地・障害免許を取得しており、実際に障害競走にも騎乗した経験がある。障害戦成績は12戦1勝。後年、障害免許は返上している。

 「ノリが吹いたら切れ」という格言が競馬ファンの間にあり、概して有力馬の騎乗機会を得てレース前にマスコミ陣に対して多弁になった場合、そのレースでは敗れる傾向があるとされる。武豊TV!では、天皇賞(春)のディープインパクトに対して「何だその馬は」やNHKマイルカップでもロジックに僅差で負けた際に「またお前かよ」などの過去の発言をネタにされたことがある。2009年の皐月賞で1番人気ロジユニヴァースで14着に敗戦した後「僕が吹いたから負けたんですかね」という発言もあった。

 ホクトベガが競走を中止したドバイ・ワールド・カップから帰国後、自殺も考えたという。しかし、応援してくれるファンや関係者の言葉が思い留まらせてくれたという。

 2006年の天皇賞(春)のレース後には、勝ち馬ディープインパクトがあまりにも強過ぎたこともあり「(騎乗馬リンカーンの)生まれた時代が悪かった」との言葉を残す。

 重賞を制した際、ランフランコ・デットーリの様に馬上からジャンプして降りるパフォーマンスを見せている。

 田中勝春とパチンコをしていた時に、背が小さく童顔だったことから中学生に間違えられて、既に25歳の子持ちだったにもかかわらず締め出されたことがある。

 同期の松永幹夫とともに、競馬サークル内にスープカレーを広めたのも横山である。

 岡部幸雄の騎手引退に伴うセレモニーで同騎手を神輿に乗せてパドックを周回することを発案した。

 岡部の引退後、好物であった酒を断っていたが、『サラブレ』2008年9月号掲載の四位との対談において、酒はまた飲み始めたとコメントしている。

 2007年4月に東京競馬場で行われたジョッキーマスターズで、後藤浩輝騎手、細江純子元騎手と共に誘導馬の鞍上を務める。

 騎手では柴田善臣、武豊、田中勝春、四位洋文と親しい。又、競馬学校からの友人で同期の松永幹夫調教師に初勝利(2007年3月25日、中京7Rでアグネススピリッツに騎乗)をプレゼントした。

 岩田康誠が尊敬している人物として真っ先に名前を挙げるのがこの横山である。

 以前は酒豪で知られたことから田中勝春と二人で夜の街に繰り出し『もう飲めません、もう払えません』と言った方が負けとなるゲームを行ったという(勝者は横山)。

 騎乗依頼仲介者は永楽弘樹(競馬研究)。



「藤沢和雄師の主戦になって流れが良い。かつては極端な戦法をとることが多かったが、今は騎乗馬の特性に合わせて自在に立ち回っている。10年の勝利は好位差しで決めたものが圧倒的に多い。1〜3番人気馬での成績は、90勝・2着41回で勝率が.268、連対率が.390。人気馬に乗るケースが多いのに単勝回収率が94パーセントもある。ただ、夏の札幌と函館では[29・26・21・96]と2着3着が多めだった。コース別、距離別、芝・ダート別と、どのデータをとっても成績は優秀。関東の厩舎はもちろん、松田博資、角居勝彦などの関西の厩舎でも結果を出している。明るくて陽気な性格。だが、打ち解けるのに少し時間がかかる。以前は記者泣かせといった面があったが、GTで人気馬に多く騎乗するようになっている今は以前より本音を話している。騎乗馬に魅力を感じたら迷わず”買い”で良い。」(佐藤祐樹元騎手)



 2011年3月22日現在、JRA通算2176勝。GT20勝、重賞128勝。勝率14.5パーセント、連対率27.0パーセントといずれも極めて高い。

 また前述の通り2010年は120勝、勝率20.2パーセント、連対率32.5パーセントと強烈な数字を残した。今まさに円熟期のベテラン騎手である。

 武豊、安藤勝己、岩田康誠 各騎手などと共に愛馬に乗ってくれれば激アツの騎手で、横山典弘騎手が愛馬に騎乗というだけでテンションは上がりまくりです。正直、勝てるかどうかはわかりませんが、横山典弘騎手と是非口取りに納まりたいということからも口取りの権利に応募し、当選するようならもうどうしましょうです。


 ほっさん愛馬への騎乗は2007年のチャーミングシチーのただ1回だけですが、明らかに能力の劣るチャーミングシチーを砂を被らない絶妙な位置取りで優勝。彼の好騎乗なしにチャーミングシチーの勝利はありませんでした。

 元々、ジョッキーイベントなどで見たりして大好きな騎手だったのですが、その騎乗を見て益々ファンになりました。藤沢和雄厩舎の主戦は彼ですし、乗ってくれれば最高だなぁなどとアフロディーテの購入時には思っていましたが、まさかこんなに早く願いが叶えられるとはという心境です。

 しかし、横山典弘騎手で重賞なんて・・・。出来過ぎで怖いですね。

 ほっさん愛馬での成績

 2007年12月15日 チャーミングシチー 2歳未勝利         中京ダート1700m 1着/4番人気

これ以降は3月25日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「大駆警戒」


見解

マイネイサベルは内々を捌いた前走がなかなか味な内容。右回りに良績はないが、ここなら実績は断然。力の違いを見せつけそうだ。出遅れてリズムを崩したハブルバブルの前走は参考外。初戦の勝ちっぷりを考えれば巻き返して当然。トレンドハンターは初芝がどうかだが、デキの良さが際立っている。好素質アフロディーテのレースぶりにも注目したい。


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
アフロディーテ △△ △△
マリアビスティー
マヒナ
トレンドハンター
ヤマノラヴ △△
サトノフォワード
シナル △△
ハブルバブル
イトククリ
マイネイサベル
サトノフローラ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ハブルバブル 3.7
マイネイサベル 3.9
トレンドハンター 5.8
アフロディーテ 10.6
マヒナ 10.6
サトノフローラ 11.6
サトノフォワード 12.2
シナル 20.3
イトククリ 25.8
以下27倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アフロディーテ 70 70
イトククリ 78 78 70 69
クラウンリバー 50 50 地方 地方
ケイジーシオン 59 59
サトノフォワード 72 72
サトノフローラ 79 79
シナル 87 49 63 87
セイルアゲン 45 17 地方 地方
トレンドハンター 82 68 58 82
ハブルバブル 80 80 78
バレドクール 63 63 49
マイネイサベル 87 73 82 85
マヒナ 77 60 67 77
マリアビスティー 81 76 77 81
ミヤジメーテル 81 73 69 81
メロウメロディ 53 53 52 49
ヤマノラヴ 88 77 84 77
ライブインベガス 61 61


この騎手この馬

横山典弘騎手
◎アフロディーテ
「この中間、何度か追い切りに乗ったけど、本当にいい動きをしている。本来は奥手の血統だけど、この馬は早い時期から走れそう。重賞でも十分にやれるだけの素質馬だよ」とベタ褒め(永楽裕樹)



有力馬のポイント(特別登録時)


 マイネイサベルは新潟2歳Sの勝ち馬。ファンタジーS、阪神JFでは結果を出せなかったが、クイーンCではホエールキャプチャと3/4馬身差。復調をアピールした。その前走内容からすると、末を生かすレースが合っていそう。新潟、東京で2勝2着1回。右回りで結果が出ていない点は少々気になるところだが、ここなら実績は一枚上。稽古の動きも軽快そのもので、弾みをつけて桜花賞へ挑む。

 シナルは格上挑戦の紅梅Sで2着。3番手のインで流れに乗り、直線もよく踏ん張ってみせた。あの内容なら相手なりのレースができそうだ。使いつつ体が増えて内容も確実に上向いており、中間の動きもなかなかシャープ。引き続き上位を賑わしそうだ。

 ヤマノラヴは菜の花賞で繰り上がりの1着。発馬がスムーズだった分、前々で流れに乗れたし、直線でも追ってひと伸びした。レースを覚えて安定感が出てきた。坂路、ポリトラックを併用してその後の調整も入念。

 マヒナはその菜の花賞で斜行して12着に降着(1位入線)となったが、直線で外に持ち出してからはしっかりと伸びた。2カ月ぶりの実戦だったことを考えると内容自体は評価できるし、まだ伸びしろを感じさせる一頭でもある。

 イトククリは久々の前走でクビ差2着だったが、勝ったエーシンハーバーはフィリーズRで3着に入線。それを考えればこの馬も軽視はできない。ただ、血統、レースぶりからは短距離向きの感があり、距離延長が鍵になりそう。



有力馬のポイント(枠順確定後)


1番アフロディーテ
 難なく抜け出した初戦が好センス。瞬発力も抜群。その後の調整も入念。オープンでも好勝負。


2番マリアビスティー
 牡馬相手の前走で見せ場。前で流れに乗れたのも収穫。中7週になるが、当日硬さがなければ。

3番マヒナ
 降着となった前走だが直線は目につく伸び。能力は高い。2カ月ぶりだが攻め熱心。不気味。

5番トレンドハンター
 ここ2戦とも楽勝。芝適性が鍵だが、勢いがあって中間の動きも上々。デキの良さも目立つ。

11番ハブルバブル
 出遅れて仕掛けた分、掛かった前走は参考外。能力は高く、折り合えば巻き返すだけの力あり。

17番マイネイサベル
 前走で阪神JF2着馬と0秒1差。右回りは(9)(6)だが、ここは相手に恵まれた。気配もいい。

18番サトノフローラ
 時計の速い新潟とはいえ、ラスト2ハロン10秒9→11秒7は優秀。攻めは入念。仕上がりもいい。


デイリー馬三郎

予想印

◎ サトノフローラ
○ マイネイサベル
▲ マヒナ

以下省略

ななんと、アフロディーテは無印。こらこら。


コラム「土屋景     血のにじむ想い」

ディープインパクトのめいアフロディーテ

サンデーサイレンスの後継種牡馬としてはもちろん、内国産馬としてはクモハタ以来51年ぶりにリーディングサイアー(08年)に輝いたアグネスタキオン。スピードと瞬発力に秀でた産駒が多く、しばらくトップに君臨するかと思われたが、翌年はマンハッタンカフェ、昨年はキングカメハメハに突き放されてしまった。
 だが、ダイワスカーレット、ディープスカイ、キャプテントゥーレ、リトルアマポーラ、ロジック、そしてレーヴディソールという魅力的かつ個性的なGT馬を続々と輩出。09年の6月に急死したので10年生まれがラストクロップとなるが、調べてみると残り2世代で315頭もいる。まだまだ大物を出す可能性は高い。
 ここには新馬戦の勝ちっぷりが素晴らしかったアグネスタキオン産駒が2頭エントリー。衝撃度では残り200mであっさり後続を9馬身ちぎったサトノフローラだが、血統的にはディープインパクトのめいとなるアフロディーテ。時計は平凡だが、牡馬混合の東京芝2000m戦を楽勝したのだから、タダモノではない。

JRA−HP

歴史

本競走は、1987年に4歳(現3歳)牝馬限定・馬齢重量によるGIII の重賞競走として創設され、中山競馬場・芝1800mを舞台に行われている。その後、負担重量は2001年より別定重量に変更された。なお、本年は中山競馬の開催中止に伴い、本競走は阪神競馬場・芝1800mで行われる。

出走資格は、1995年に混合競走に指定され、外国産馬に門戸が開放された。また、翌1996年に中央競馬特別指定交流競走となり、地方馬は2頭まで出走が認められた。さらに、2009年から国際競走に指定され、外国馬は8頭まで出走可能となっている。なお、2007年の日本のパートI 国昇格により、グレード表記が従来のGIII からJpnIII に変更されたが、2009年から国際格付けのGIII に改められた。

本競走は、桜花賞・オークスと続く牝馬クラシック路線の関東圏におけるステップレースとして位置付けられており、過去10年の優勝馬の中から、2002年のスマイルトゥモロー(オークス)、2004年のダンスインザムード(桜花賞)、2005年のシーザリオ(オークス)、2006年のキストゥヘヴン(桜花賞)の4頭が、のちに牝馬クラシックを制している。また、2008年のブラックエンブレムは春のクラシックでは結果を残せなかったものの、同年秋に秋華賞を優勝して春の無念を見事に晴らしている。

競走名:15〜19回は(時事通信杯)がつく。
競馬場:2回は東京。25回は阪神。
条 件:9〜22回は(混合)。10回から(特指)となる。23回から(国際)となる。
負担重量:1〜14回は馬齢重量。
格付け:21、22回はJpnIII。
フラワーCレコード(中山・芝1,800m) 1:48.9 20回 キストゥヘヴン ※本年は阪神競馬場・芝1,800mで施行



今年のフラワーCは、東北関東大震災の影響で1週間順延のうえ、阪神競馬場の芝1800mに舞台を移して行われることになった。近年は、このフラワーCの好走馬から続々と牝馬三冠戦線での活躍馬が出ており、一段と重要性を増した重賞レースとなっている。今年も春のクラシックを狙う素質馬が参戦。春本番も近い阪神ターフで、桜よりもひと足先に咲き誇るのはどの馬だろうか?

新潟2歳Sの覇者マイネイサベル(牝3・水野貴広)。センスの良さと抜群の勝負根性を武器に、ここまで5戦2勝2着1回をマーク。関西へ遠征した2戦(ファンタジーS9着・阪神ジュベナイルフィリーズ6着)こそ着外に敗れたが、前走のクイーンCでは力強い末脚を披露して2着に好走。改めて能力の高さをアピールした。ベストは3戦3連対を記録している左回りコースかもしれないが、右回りコースの重賞でも、2戦ともに勝ち馬から0秒4差と大きく離されておらず、大きな不安材料にはならないはずだ。

ヤマノラヴ(牝3・牧光二)は、重賞のフェアリーSで直線鋭く伸びて5着に健闘。続く前走500万下の菜の花賞(中山・芝1600m)は2番手追走から2位入線したが、1位入線のマヒナが走行妨害により12着に降着となったため、繰り上がりで2勝目を勝ち取った。以前はスタートで後手に回るケースも少なくなかったが、前走では2番手追走と先行力を披露。脚質に幅が出てきて、安定感を増した印象だ。レースを重ねるごとに成長を示しているだけに、今なら1800mも克服できそうだ。

マヒナ(牝3・勢司和浩)は、前走500万下の菜の花賞で1位入線。走行妨害により12 着に降着となったが、その切れ味は見事なものだった。今回は中止になったアネモネSからの仕切り直しの一戦になるが、中間の乗り込みは順調。前々走の未勝利(東京・芝1600m)を勝ち上がったときは長く良い脚を使っているだけに、距離延長も対応は可能なはず。ここでも瞬発力は上位にランクできる馬だけに、ここで2着までに入って収得賞金を加算し、何とかクラシックへ出走したいところだろう。

シナル(牝3・鹿戸雄一)は、小倉・ダート1700mの未勝利を勝ち上がったあと、前走オープン特別の紅梅S(京都・芝1400m)で勝ち馬のモアグレイスから0秒2差の2着に好走。昇級初戦で芝のオープンクラスに格上挑戦し、すぐさま好結果を出したように、センスの良さが目を引く1頭だ。メイクデビュー札幌(芝1500m)でレーヴディソールから0秒3差の3着と、早くから能力の高さを見せていた馬である。今回はアネモネSが中止になってこちらに矛先を向けてきたが、中間の調整は順調な様子。先行力の活きる流れになれば、重賞制覇も可能だろう。

マリアビスティー(牝3・矢作芳人)は、昨夏にメイクデビュー札幌(芝1800m)を大外一気の末脚でV。高い将来性を感じさせた。3走前は、GI の阪神ジュベナイルフィリーズ(12着同着)、そして前々走は牡馬相手の京成杯(11着)と、ここまで強い相手と対戦してきたことを見ても、厩舎サイドの期待の大きさがわかる。前走500万下の梅花賞(京都・芝2400m)では2番手を追走して勝ち馬から0秒3差の5着に粘り込んでおり、徐々に地力を強化している印象。

前走でデビュー戦を見事に勝ち上がったばかりのアフロディーテ、サトノフローラ、バレドクールに注目したい。ここで2着までに入って収得賞金を加算し、クラシックへの出走を目指す。

アフロディーテ(牝3・藤沢和雄)は母がレディブロンドで、あのディープインパクトを叔父に持つ良血馬だ。前走のメイクデビュー東京(芝2000m)は、スローペースで勝ちタイムこそ2分06秒7と平凡だったが、メンバー中最速タイの上がり3ハロン33秒5(推定)という非凡な切れ味を披露。騎乗していたA.クラストゥス騎手は「抜け出してフワッとする場面はありましたが、まだ余裕がありました。能力の高い馬ですよ」と賞賛していた。この中間も美浦坂路で軽快な動きを見せており、2月23日には4ハロン51秒5、3月2日には同53秒、19日にも同52秒7をマークと、体調は更に上向いてきた印象だ。

サトノフローラ(牝3・堀宣行)は、父が4戦無敗のアグネスタキオン。母がアメリカの G3・ベイメドウズオークス優勝のリアリーハッピーという良血馬である。昨年9月のメイクデビュー新潟(芝1800m)では、後続を大きく引き離しての逃げを打って、直線では他の馬に並ばれると再び加速。最終的には2着馬に9馬身差をつける圧勝劇を演じた。今回はその勝利以来、約6か月半ぶりの実戦になるが、桜花賞トライアルのアネモネSに出走を予定していただけに、仕上がりは良好。未知の魅力に溢れた存在だ。

バレドクール(牝3・大江原哲)は、父がタニノギムレット、母がローズS勝ちを含む4勝を記録したスターバレリーナという良血馬だ。半姉のグランパドドゥは中日新聞杯を優勝し、オークスと秋華賞でともに5着と健闘、半兄のアンドゥオールもダートを主戦場として通算9勝を挙げており、血統的にも将来が楽しみな素材だ。昨年暮れに未勝利(中山・ダート1800m)を勝ち上がったばかりで、今回は約3か月ぶりの実戦になるが、仕上がり面に大きな不安はない。メイクデビュー東京(芝1400m)で3着に入っているように、芝のレースも対応は可能だろう。

この他にも、小倉・ダート1700mで行われた前走の未勝利で8番人気ながら、好位からしっかりとした末脚を駆使して、差し切り勝ちを収めたメロウメロディ(牝3・鈴木孝志)など、魅力溢れる馬が多数参戦予定。

データ分析

トライアル以上に注目したいクラシック前哨戦!「第25回 フラワーカップ」

過去10年のフラワーC優勝馬10頭中、スマイルトゥモロー(2002年)、ダンスインザムード(2004年)、シーザリオ(2005年)、キストゥヘヴン(2006年)、ブラックエンブレム(2008年)と、実に5頭が同年のJRAのGI・JpnI を制覇。また、昨年は当レース3着のサンテミリオンが約2か月後のオークスで優勝(同着)を果たした。桜花賞トライアルには指定されていないものの、トライアル競走と同等かそれ以上に重要な意味を持つ一戦と言えるだろう。3歳牝馬クラシック戦線に主役の一角として乗り込む馬を探るべく、過去10年のレース結果から好走馬に共通するポイントを探ってみたい。


前走1着馬が中心!

過去10年の3着以内馬30頭中、過半数の16頭は前走で優勝を果たしていた。また、前走が「1着」だった馬の好走率は、「2着以下」だった馬の好走率を大きく上回っている。前走を制し、勢いに乗って参戦してくる馬が優勢なレースと言えるだろう。〔表1〕
〔表1〕 前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 8-4-4-39 14.5% 21.8% 29.1%
2着以下 2-6-6-87 2.0% 7.9% 13.9%
前走が「1着」だった馬について、そのレースの条件別成績を調べたところ、前走が「JRAの重賞」「オープン特別」だった3頭はいずれも連対を果たしていた。また、「500万下」だった馬の3着内率も66.7%に達している。一方、前走が「未勝利」だった馬は3着内率13.0%と苦戦しており、「新馬」「地方競馬のレース」だった馬は3着以内に1頭も入っていない。前走が「1着」だった馬を比較する際は、よりレベルの高いクラスで優勝した馬を重視しよう。〔表2〕
〔表2〕 前走が「1着」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
新馬 0-0-0-12 0% 0% 0%
未勝利 1-1-1-20 4.3% 8.7% 13.0%
500万下 6-1-3-5 40.0% 46.7% 66.7%
オープン特別 1-0-0-0 100% 100% 100%
JRAの重賞 0-2-0-0 0% 100% 100%
地方競馬のレース 0-0-0-2 0% 0% 0%
8-4-4-39 14.5% 21.8% 29.1%
なお、前走が「1着で、そのレースの条件が未勝利」だった馬について、通算出走回数別成績を調べたところ、3着以内に好走した3頭は、いずれも前走までに「4戦以上」の出走経験がある馬だった。前走が「新馬」だった馬を含め、前走で初勝利を挙げたばかりの馬は全体的に苦戦気味だが、既に十分なレース経験を積んでいる馬はしっかりマークしておきたい。〔表3〕
〔表3〕 前走が「未勝利」で「1着」だった馬の、通算出走回数別成績(過去10年)

通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
3戦以内 0-0-0-11 0% 0% 0%
4戦以上 1-1-1-9 8.3% 16.7% 25.0%
1-1-1-20 4.3% 8.7% 13.0%

前走クイーンC組は割り引き!?

前走が「2着以下」だった馬について、そのレースの条件別成績を調べたところ、前走が「JRAの重賞」だった馬の連対率や3着内率は、「JRAの重賞以外」だった馬のそれを下回っていた。〔表4〕
〔表4〕 前走が「2着以下」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAの重賞 1-1-3-34 2.6% 5.1% 12.8%
JRAの重賞以外 1-5-3-53 1.6% 9.7% 14.5%
2-6-6-87 2.0% 7.9% 13.9%
また、前走が「JRAの重賞で2着以下」だった39頭のうち、3分の2にあたる26頭は前走が「クイーンC」だった。これらの馬のうち、3着以内に好走したのは2002年2着のマイネヴィータ(前走7着)、同年3着のレディーシップ(前走4着)だけである。上位人気に推されながら大敗を喫したケースも少なくないので、前走「クイーンC」組の評価には十分注意しておきたい。なお、前走が「チューリップ賞」だった馬は3着内率42.9%と好調だ。〔表5〕
〔表5〕 前走が「JRAの重賞で2着以下」だった馬の、レース別成績(過去10年)

前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
チューリップ賞 1-0-2-4 14.3% 14.3% 42.9%
クイーンC 0-1-1-24 0% 3.8% 7.7%
その他のレース 0-0-0-6 0% 0% 0%
1-1-3-34 2.6% 5.1% 12.8%
芝1800m以上で優勝経験のある馬に注目!


過去10年の3着以内馬30頭中、半数近くにあたる14頭は、JRAの芝1800m以上のレースにおける優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率31.1%と好走率の面でも優秀だ。〔表6〕
〔表6〕 JRAの芝1800m以上のレースにおける優勝経験の有無別成績(過去10年)

優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-4-6-31 8.9% 17.8% 31.1%
なし 6-6-4-95 5.4% 10.8% 14.4%
なお、JRAの芝1800m以上のレースにおいて優勝経験があった馬のうち、単勝「1番人気」だった馬は3着内率83.3%、「2番人気」だった馬は3着内率80.0%と、それぞれ非常に高い好走率をマークしていた。芝1800m以上に実績があり、なおかつ前評判の高い馬は信頼できるようだ。〔表7〕
〔表7〕 JRAの芝1800m以上のレースにおいて優勝経験があった馬の単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-1-2-1 33.3% 50.0% 83.3%
2番人気 1-1-2-1 20.0% 40.0% 80.0%
3番人気以下 1-2-2-29 2.9% 8.8% 14.7%
4-4-6-31 8.9% 17.8% 31.1%

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アフロディーテ(1着)

 「調教師からは“こう乗ってくれ”という具体的な指示があったわけではなく、“若馬のデビュー戦だから大事に乗るように”と言われていました。若干繊細なところを感じさせるところはありますが、とても真面目で、競馬ではまったく問題なく、上手に走るセンスのいい馬です。直線で抜け出してからは少しふわっとする感じもありましたが、余力はありましたし、能力の高い馬です。いくらか華奢な体つきだし、まだまだこれから良くなりそうですね。どんな成長を見せてくれるかとても楽しみです」(クラストゥス騎手・キャロットクラブ公式HP)


 「それほどビッシリ乗り込んでいたわけではありませんが、いいアクションをする馬なので期待していました。普通に走ってくることができれば、まず勝ち負けになるだろうと思っていたので、その通りに勝ってくれてホッとしました。やはり血統なのでしょう。立派なお母さんですね。子供たち皆、能力はあるけれど運がなかったり、成長曲線が遅めでした。しかし、この仔のお父さんはタキオンだし、その分だけ初戦からいい形で走れたのかもしれませんね。レース後の息の入りもよく、心肺機能も高いのでしょう。今のところ脚元などに不安を見せることはありませんが、まだまだこれからの馬ですし、これまでの産駒の傾向を考えても大事に育てていければいいですよね。これからが楽しみです」(津曲助手・キャロットクラブ公式HP)



 「先生からは、初めてだから大事に乗るようにと言われていた。スタートも悪くなかったし、とても真面目な馬で道中はいい感じで追走できた。抜け出してからはフワッとするところはあったが、最後まで余力があったし、能力のある馬だ。」(クラストゥス騎手・競馬ブック)
 「仕上がり良好。手頃な位置で折り合いをつけ、アッサリと抜け出す。センス、反応の良さ、瞬発力とすべてにおいて、良血らしさを披露。昇級しても。」(競馬ブック)


 「馬体は仕上がる。スタートは遅かったが、すぐに好位へ。スローな流れでも、道中は折り合えたし、センス十分の立ち回り。ゴール前は後続を一気に突き放す抜群の瞬発力を披露。素質は高い。」(ギャロップ)


 半姉に準オープンで活躍中のラドラーダ、叔父にディープインパクトがいる良血アフロディーテ(美浦・藤沢和雄厩舎、牝3歳、父アグネスタキオン、母レディブロンド)が、極上の切れ味を発揮した。スローペースのなか4〜5番手できっちりと折り合うと、直線ではメンバー最速タイの上がり3ハロン33秒5を繰り出し、2馬身半抜け出した。「とても良く、真面目に走る馬ですね。直線で抜け出してから少しフワッとしましたが、最後までしっかり走ってくれました」とアントニー・クラストゥス騎手。津曲大祐調教助手も「攻め馬の量は足りていませんでしたが、いい瞬発力を見せてくれました。奥がありそうな勝ちっぷりだったし、まだまだ良くなりそうです」と能力を高く評価していた。(ギャロップ)


 細身の馬体も血統馬らしいセンスの良さ。今回は素質の違いで圧倒したが、マイル前後の距離ならさらに瞬発力が生きる可能性は高い(エイトTMの3歳馬診断・ギャロップ)


 4枠からの発走。好スタートを切り、そのまま馬なりでジワリと先行。先頭からは5馬身差の5番手に位置して追走した。ゲートオープンから全くペースが上がらず、前半1000m通過は66秒5の超スローペース。それでも折り合いは十分。淡々とした流れのまま4コーナーを回り、最後の直線へ。残り400mから仕掛けられると、鋭い反応を見せ、一気に抜け出す。残り200mで早くも先頭。最後は流す余裕で楽々、2馬身半の差をつけてゴールイン。正味600mの競馬。クラス・ペースが上がった時の対応が課題も、楽しみな血統馬。今後の活躍も期待できるだろう。(勝ち上がり3歳馬コラム・JRA−VAN・この記事のみ2月8日に作成)

●各陣営のコメント

アフロディーテ

 「傷腫れで出走が延びたが、すぐに乗り込むことができたし、体もしっかりしてきた。決め手はかなりのものなのでいきなりの重賞でも楽しみ。」(葛西助手・デイリー馬三郎)

 「1回使って随分と良くなってきました。瞬発力に素晴らしいものがあるし、初戦の勝ちっぷりからして、オープンでも楽しみ」(葛西助手・競馬ブック)

 「傷腫れはすっかり落ち着きましたし、先週の競馬に向けて調整を進めていましたが、残念ながら出走が叶わないような状況だったので、今週に目標を切り替えて調整しています。今朝の追い切りにも引き続きノリさんに乗ってもらいましたが、“申し分なし”とかなりの誉め言葉をもらえましたよ。体は440キロと前走からそれほど増えていませんし、芯が固まるのはまだ先。現状は能力の高さでカバーしているようなもので、大事に育てていけばいい馬になってくれると思いますよ。まずは今週ですが、今のところフラワーCが思っていたより出走できるチャンスがありそうなので、こちらを第一本線に考えています。まずは抽選を突破してくれるかが大きな分かれ目ですが、出ることができればどんな競馬をしてくれるか楽しみですね」(津曲助手・キャロットクラブ公式HP)

マヒナ

 「少しカイ食いが落ちたけど、今はしっかりと食べているし、輸送もこたえるタイプではない。ここに入っても能力差はないはずなので、好勝負を。」(勢司和浩調教師・デイリー馬三郎)

 「好調時に比べるとカイバの喰い、体の戻り具合がひと息なのは否めませんが、引き続き動きはいいんです。水曜日にそれなりの時計を出したのですが、無理なく5ハロン66秒半くらいで回ってきていますし、動き、乗り手の感触ともに良好でした。予定が延びたことはマイナスになっていませんし、ここは行くしかないと思いますのでフラワーCへ挑戦することにしました。中身の問題は引き続き残りますが、それ以外では初めての関西圏への輸送競馬ですし、輸送や新しい環境にうまく対応できるかが大きなポイントとなるでしょう。マヒナの本質的な距離適性は1400〜1600mだろうと当初は思っていましたが、そうならないようにこれまでじっくり教えながら鍛えてきたつもりです。それが前回の菜の花賞でも見られましたし、1800mの距離もこなしてくれるはずです。開催は変わりましたが、ウチの厩舎はこのレースとの相性がいいですし、今回もいい勝負をしてくれるのではないかと期待しています」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

マイネイサベル

メイクデビュー新潟(芝1400m、1着)から前走のクイーンC(2着)まで、すべてのレースでパートナーを務めている松岡正海騎手は、前走後に「今回は脚を溜めて末脚を活かす競馬をしましたが、良く伸びてくれましたね。まだまだ色々な面で良くなる余地を残している馬ですし、今後が楽しみ」と、今後の展望が明るいことを強調していた。デビュー2戦目に、牡馬相手の新潟2歳Sで中団追走から上がり3ハロン33秒5(推定)の豪脚を発揮して直線一気の差し切り勝ちを演じているように、実績はこのメンバーの中でも最上位にランクされる存在。ここでも展開が嵌れば、重賞2勝目の可能性は十分だ。(JRA−HP)


 マイネイサベルは昨夏の早い段階から始動し、強い相手と戦ってきた。芝向きの馬で経験も豊富。こちらの陣営から見れば、今回の1勝馬が13頭、2勝馬も芝での2勝馬がヤマノラヴのみというメンバー構成はラッキーとしか言いようがないだろう。

 実績から他馬より1キロ重い負担斤量だが、その位はどうということもなさそう。あっさり勝ってなんの不思議もない。

マヒナ

「一息入れましたが、調教の動きは良いですし、仕上がり面に不安はありませんよ。前走(500万下の菜の花賞、中山・芝1600m)は残念な結果(1位入線12着降着)になりましたが、能力の高さを確認することができましたからね。中山のアネモネSを予定していましたが、阪神コースでも対応は可能なはず。ここで何とか収得賞金を加算して、桜花賞への出走を果たしたいところです」と、陣営のムードは上々だ。菜の花賞では素晴らしい切れ味を発揮、重賞でも素質はまったく見劣りしないだけに、上位進出が期待される。(JRA−HP)


 前走は12着と言っても降着によるもので、1位入線。その内容は強く、500万特別であの内容ならこのメンバーでは重賞でも力上位。

 しかし、キンカメ産駒でここまで1600m以下しか使われておらず、距離延長に不安がある。また、好調時に比べると飼い葉食いや体調が悪いという勢司和浩調教師のコメントもあり、前走ほどのパフォーマンスが出せるか不安要素も多い。

ヤマノラヴ

「暮れから正月にかけて月2走のペースで使い込んでいたため、前走後は短期放牧に出して、リフレッシュを図りました。疲れもすっかり解消して、仕上がりは良好ですよ。調教でも負荷をかけてパワーアップしていますし、重賞のメンバーに入っても、引けは取らないはずです」と、陣営は同馬の成長を感じ取っている様子。前走500万下の菜の花賞(芝1600m)を勝ち上がった中山コースで行われる予定のアネモネSが中止になったのは残念だが、脚質に幅が出た今なら、コースは問わないはず。関西への長距離輸送をうまくクリアすれば、好勝負が期待できそうだ。(JRA−HP)


 前走は500万特別を勝った2勝馬だが、2位入線の繰り上がりによるもの。その時の1位入線は上記のマヒナ。時計は同じなので力負けではなかったが、届かなかったのも現実。

 こちらもここまでマイルやスプリントといった短距離ばかりを使われ、距離延長にかなり不安がある。

アフロディーテ

 3月26日はアフロディーテの誕生日。この記念すべき日に重賞参戦とは、何とも感無量です。

 初戦の前走は圧勝で優勝。その後、一緒に走った他のメンバーは次走で苦戦するもアフロディーテは終いは流しており全ての力を出し切っていない。

 しかも、除外権獲りが目的の出馬投票で追い切り本数も明らかに不足だった。

 確かに走破時計等は遅く、またスローのヨーイドンの切れ脚勝負だった為にオープン特有の速い流れに対応出来るかや、速い時計に対応できるかなど不安要素も多いが、伸びしろは確実にあり、前走も最後まで本気で走ればもっとやれていた。

 今回、前走ダートからの参戦馬が多いが、アフロディーテは上記の望田潤氏のコラムにもあるように、完全な芝馬で、芝初参戦の馬たちに負けるわけにはいかないし、私は負けないと思う。

 今年アーリントンカップ GVをダートからの転向で勝ち切ったノーザンリバーのような芝ダート両方を上手くこなす馬も稀にいるが、ほとんどのダート転向馬はダートが合うと思われるから調教師がダートを走らせるのであって、多少芝には疑問点があるのだろう。

 また、若干ダートの方がメンバーが落ちるのでダートを走らすという場合も多くみられる。これも、自身の馬の能力に疑問があるからで、走ってみたら強かったということで今回ここに登録するのだろうが、未勝利クラスと芝のオープンとでは、中途半端な能力では勝ち負けにはならない。


 また、距離を経験していない実績馬が多い中、アフロディーテは芝2000mを勝ち上がっており、距離短縮は好材料。また父アグネスタキオンも阪神芝1800mでの実績は断然である。上位実績馬(マヒナ、ヤマノラヴ)との逆転もあると思う。


 ただ、アフロディーテはここまでキャリア1戦と経験が乏しく、3、4戦走っている経験豊富な馬との差は歴然であり、また上記JRAの統計でも、新馬勝ち、未勝利勝ち即の馬が優勝した例は過去10年間はない。


 もちろん、勝つか或いは2着に入って賞金加算をして欲しいところだが、常識的には3、4着が精一杯なのではないか。
「桜花賞トライアルのアネモネS(当初は12日開催予定)も視野に入れて調整してきましたが、軽いアクシデントがあったため、目標をここに切り替えました。中間の動きは上々ですし、前走(メイクデビュー東京・芝2000m、1着)以上の状態で挑戦できそうです。まだキャリアの浅い馬ですが、素質はこのメンバーに入っても見劣りしませんからね。収得賞金を加算して、桜花賞出走を目指します」と、陣営はこの馬を高く評価している。母レディブロンドは5歳夏のデビュー戦から芝1200mで5連勝を飾った快速馬だが、クラシックの舞台には立てなかった。母の夢を叶えるためにも、ここで好勝負が期待される。(JRA−HP)

以下JRA−HPより

シナル

「前走の紅梅S(京都・芝1400m、2着)は、関西まで長距離輸送してのプラス体重(8キロ増)。前々走は小倉まで遠征していたことを考えると、今は充実しています。今回も動きは軽快ですし、好調をキープしていますよ。併せる形になれば粘り強いタイプなので、相手なりに走れる馬。長距離輸送も経験済みですし、このレースで何とか好結果を出して、桜花賞に出走を果たしたいものです」と、厩舎サイドの評価は高い。父がキングカメハメハ、母の父がトニービンなら、距離が延びても問題はなさそう。先行力と勝負根性を武器に、重賞初制覇を狙う。(JRA−HP)

マリアビスティー

前走500万下の梅花賞は京都・芝2400mが舞台のレースで、牡馬相手に勝ち馬から0秒3差の5着と健闘。手綱を取っていた福永祐一騎手は「使いつつ体がしっかりしてくれば、もっと良くなりますよ」と、まだ成長の余地が大きいことを強調していた。長丁場を走ったあとのレースだけに疲れが懸念されるところだが、この中間も溌剌とした動きを見せており、体調面は良好だ。コースこそ違うが、芝1800mはメイクデビュー札幌で豪快な追い込み勝ちを飾っている。牡馬の強豪を相手に厳しいレースをしてきた経験を活かせば、重賞のタイトル獲得もそう難しくはないはず。(JRA−HP)

サトノフローラ

「当初はクイーンCから復帰のプランがありましたが、ここまで延びてしまいました。でも、乗り込みは十分ですし、動きも良いですよ。寒い時季は目立っていた冬毛も、今では抜けて馬体の張りも上々です。初戦の強い勝ちっぷりから、高い能力があることは間違いありませんからね。久々の実戦、一気の相手強化でも大きな期待を寄せての復帰戦になります」と、厩舎サイドはこの馬の素質の高さをアピールしていた。前走のメイクデビュー新潟(芝1800m)では、味なレースをして圧勝したセンスの持ち主。レースぶりも自在な印象を受けるだけに、デビュー2戦目での重賞制覇もそう難しくはないだろう。(JRA−HP)

バレドクール

「前走の未勝利(中山・ダート1800m)を勝ったあと、一息入れましたが、ここにきて急ピッチで調教を消化しています。態勢は十分に整いそうですよ。ダートで勝っている馬ですが、芝もまったく問題はないタイプです。相手は強化されますが、このメンバーでどれだけやれるのか、将来を占う意味でも楽しみにしています」と、陣営はその素質を高く評価している。兄弟には活躍馬がズラリと顔を揃えているように、血統面からも期待の大きな1頭だ。休養明けに加えて昇級初戦が初の重賞挑戦と今回の条件は厳しいが、上位進出も可能な潜在能力の持ち主だ。(JRA−HP)

これ以降は3月28日に作成

●パドック

 当日は私は仕事で阪神競馬場で関東の愛馬がしかも重賞という晴れ舞台に人気の中心で出走するというのに応援に行けないという本当に悔しい状況でした。

 なにせ、アフロディーテは27日の自己条件に出走するとばかり思っていましたから、そこなら、なんとか勤務を交替してもらい、応援に行こうと思っていたのですが、中日の26日はどうしても変更することができません。ましてや、確定が24日。その日は休日でしたから、翌25日に出勤して26日に休みを変更してくれというのは、2月3月の繁忙期においてはとてもできない話であり、残念がっていたら、家族が馬券の購入と写真を撮ってきてくれると言ってくれたので、お任せすることにしました。本当にありがたいことです。

 ・・・というわけで、ただでさえアマチュアカメラマンの私よりも素人ですから、一応掲載はしますが、あまり期待はしないでください。


関西初登場のアフロディーテ。うーん、生でみたかった。



重賞ゼッケンが素晴らしいですね。またいずれ付けたいですね。



パドックでの気配も悪くなかったようです。



小柄ながら筋肉がついていい馬体だと思います。愛馬に跨る横山典弘騎手も生でみたかったなぁ。また乗ってくださいね。

●本馬場入場


入場行進曲のない本馬場入場ってどんなものだろう。



腹回りはギリギリに見えます。



小柄な馬で輸送も少なからず堪えたのでしょう。



マヒナとキャロのツーショット。マヒナスターズ。



馬券もたんさん買ってきて貰いました。私はこの現地馬券が大好きです。結果は17着大敗でしたが、愛馬の重賞挑戦。それだけで自分としては価値があります。

●レース 

 アフロディーテのスタートは前走同様やや出負け気味のスタートになります。しかし、二の脚が速く、すぐに先団に取りつきます(素晴らしい!!)。

 先団の行為5番手の絶好位に付け、これは!?と思わせます。

 しかし、3コーナーの勝負どころで失速するとそこからはズルズルと後退するばかり。鞍上もさほど追わずに故障発生を思わせるほどでした。

 直線で1発ムチが入りますが、反応が悪くそれ以上は追わずに、そのまま17着で入線。大敗です。

●時計の評価

 今回のアフロディーテの走破時計1分49秒5良馬場は、阪神芝1800mの古馬1000万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分47秒4良馬場ですから、17着という数字が示す通り、全く話にならない時計だと言えます。

 しかし、まだキャリア2戦でこの厳しいレースを経験できたのですから、必ず将来に生きてくると思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アフロディーテ(17着)

 「こんなはずではなかったんだけどなぁ・・・。凄く楽しみにしていたんだけど、押っつけられて馬が嫌がっていたのかも知れない。キャリア1戦でこういう内での競馬も初めてだから仕方ない部分もあるけれど、今日は全然馬が走っていないよ。こんな馬ではないからね。」(横山典弘騎手・競馬ブック)

 「勝てると思ったんだけど・・・。内枠だったし、初めての形になったからね。あれなら(ハナへ)行った方が良かったのかも知れない。」(横山典弘騎手・デイリー馬三郎)

 「攻め馬からいい感触を持っていたし、自信を持って乗りました。スタートしてからの行きっぷりも良かったし、このまま行ってくれれば直線で弾けるだろうなって思っていました。それなのに、コーナーにさしかかってから他の馬に前へ入られると気にしてしまって、ハミが抜けてしまって上に上に逃げる格好になってしまいました。素質はあるのですが、経験の浅さが出てしまいましたね」(横山典弘騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「体は減っていましたが稽古をしっかり積んでのものだし、輸送を考えても心配のいらない範囲だったと思います。スタートしてからハミを取っていい走りが出来ていたのに、途中から躊躇してしまったようですね。いい枠だと思っていたけど経験の浅い馬には苦しかったのかもしれません」(藤沢和雄調教師・キャロットクラブ公式HP)

マヒナ(3着)

 「よく頑張っているよ。本来どの位置からでも競馬はできるんだけど、今日は体が減ってギリギリの状態だったから、変に気を使わせないように後ろから運んだんだ。最後止まってしまったのは、やっぱり体が減っていた分かな。それでも、本当に素質があるし、この距離でも大丈夫だよ。」(蛯名正義騎手・競馬ブック)

 「体は大きく減っていたが、それでも最後までしっかり伸びてくれた」(蛯名正義騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

アフロディーテ(17着)

 「細く見えた。3〜4角で次第に後退。直線も巻き返せず。」(競馬ブック)

マヒナ(3着)

 「馬体減は危険信号に思えたし、見た目にも腹構えに余裕がなくなっていた。しかし、勝ち馬の後を追うように進出し、差を詰めてきた内容は上々といえる。」(競馬ブック)

●今後の展望

 いろいろと原因があるにせよ、負けすぎでショックは大きいです。

 やはり非常に弱い相手での新馬戦。負かした馬が次走でさっぱりなところを見るとレベルの低い新馬戦で運よく勝てた感が払しょくできず、晩成血統は間違いないので兄や姉たちのように3歳秋以降の本格化を待つのがベストというところでしょうか。


 ただ、追い切りや新馬戦で見せた瞬発力、折り合いの良さ、また横山典弘騎手の随所でのコメントなど素質は感じられ、本格化すれば最低でも2、3勝はしてくれる馬だと思います。夏を越しての成長を待ちたいですね。

●最後に

 この馬を購入した時は、晩成血統ということもあり、クラシックなど考えてもいませんでした。しかし、2月6日に新馬戦を強い勝ち方で優勝してくれたために、つい欲が出てしまいました。もしかしたら桜花賞に行けるかも知れないと。

 そこでテンションが上がってしまった為に、今回の大敗は相当ショックだったわけですが、今時間が経って冷静に考えると、新馬戦は相手関係など全てが上手く行った結果であり、まだまだ上のクラスでのレベルではないと思われます。キャリアもまだ2戦ですし。

 もう1戦オークスまでに見たい気はしますが、結果は同じのような気がしますし、じっくりと条件戦で揉まれて愛馬エスポワールシチーのように一戦ごとに強くなってくれればと思います。


 今回は大敗でしたが、重賞ですし、この馬の将来に対する期待に変化はありません。必ず兄や姉のように4勝程度はしてくれると思っています。


 次走は人気を落とすでしょうが、私は馬券的に美味しいと考えています。初戦のように嵌れば強力な末脚を炸裂してくれるはずです。

 いつになるかわかりませんが、気長に次走を待ちたいと思います。

 頑張れ、アフロディーテ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年2月11日作成 16日、20日、24日、25日、28日、3月2日、6日、14日、16日、17日、19日、24日、25日、28日加筆

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2011年 2月 6日 デビュー戦 3歳新馬 東京芝2000m 混合戦 (1着2番人気