思い出すのもおぞましい2009年度のキャロットクラブの第一次募集。まずは購入に至った経緯をお話します。
私は例年は予算6万円程度の貧乏1口馬主ですが、昨年末の有馬記念でミリオン勝ちし、その一部の30万円をずっとキャロットクラブの2009年募集馬の為にプールして来ました。
そして、募集馬全88頭を時間をかけて吟味し、9頭の欲しい馬の中から、第一次募集で満口になりそうな7頭にまず応募することにしました。残りの2頭は、あまりに抽選で外れまくった時の押さえでした。
このレディブロンドの08も以下の理由で購入対象になりました。以下は9月14日に当サイトにて書きました私のレディブロンドの08に対する見解です。
私がキャロットクラブ入会を決めた大きな理由の1つに、藤沢和雄厩舎と角居勝彦厩舎、松田国英厩舎や松田博資厩舎といった、超一流所への預託依頼がある。
このレディブロンドの08は当然母も管理していた藤沢和雄厩舎に入厩するわけだが、意外と上の兄弟たちが低迷する中、かなりお手頃価格になったと思われる。
ちょうど先日姉のラドラーダが強い勝ち方で未勝利戦に優勝。4戦目での勝ち上がりだが、そこまで3戦も全て2着と能力は間違いない。昇級初戦も2着と力の違いを見せた。
藤沢和雄調教師と言えば、以前はクラシックなどは見向きもせずに馬の一番良い状態で出走させることから古馬になってから活躍する馬が目立ったが、ダンスインザムードの桜花賞制覇辺りから徐々に使い出しも早くなっており、クラシックも目指せることもありがたい。
馬体重の431キロは少し気になる(値段が安いのはその辺りではないか)が、私の好きな筋肉質のボディー、最高の背中の感じを見ていると、欲しくなった。もちろん、繋ぎが短くて怖い印象はあるし、首差しの角度から距離はマイルまでという印象はあるが、それ以上に素晴らしい部分が多い。1口70000円で藤沢和雄厩舎。それだけで購入理由としては十分ではないか。というわけで、購入候補に浮上。
ということで、購入候補に浮上し、しかも、全体を見回す中で、1番欲しいと年頭から言っていたポトリザリスの08に次いで2番目に欲しい馬になりました。
続いて、9月18日に当サイトにて発表しました、私の第一次募集最終結論をご覧ください。
以下は9月18日に発表されました2009年度募集馬の最終中間発表申込口数の一部です。
9月18日現在、130口以上のお申込をいただいております募集馬につきまして、
申込口数ならびに申込内訳をご案内いたします。
なお、本日をもちまして中間発表は最終となります。昨年度の総申込数の52%程度のお申込をいただいております。
募集馬名、申込口数、内訳(母馬優先枠、希望1位、希望2位、希望3位、希望4位以降)
No.5_レディブロンド08 649口(−、433、112、46、58)
No.43_ポトリザリス08 487口(−、352、80、19、36)
No.62_ラフィカ08 291口(−、145、71、25、50)
No.56_グリーティングス08 276口(−、124、67、23、62)
No.27_カタリスト08 254口(−、121、71、32、30)
No.77_ハナランマン08 158口(−、46、48、26、38)
No.41_ササファイヤー08 153口(−、53、42、21、37)
なんやかやと言って、私ほっさんの購入検討馬の中で、ここに入ってこなかったのはピノシェツトの08とコニャックレディの08だけです。
今回、昨年度の総申込数の52パーセントということですが、前回書きましたように、クラブの会員は増えていることが確実です。しかし、なかなか切りの悪い数字ですし、少し甘い見積もりと思いますが、今年全体の申込数の半分と仮定して結論を出すことにいたします。
@レディブロンドの08は希望順位1位だけで433口かける2の866口程度になる。つまり第1希望で応募したとしても希望順位優先の300口に入る確率さえ3分の1程度の当選確率しかない。それプラス、残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数649口かける2引く希望優先当選者の300で998分の100ということになり、およそ10分の1。第1希望だとしても、どちらかと言えば当選しない確率が高い。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの10分の1程度の当選確率。
ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約10分の1。
というわけで、第1希望には入れずに運任せの希望順位7番手で申込。当選確率は10分の1。
Aポトリザリスの08は希望順位1位だけで352口かける2の704口程度になる。つまり第1希望で応募したとしても希望順位優先の300口に入る確率さえ2.3分の1程度の当選確率しかない。それプラス、残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数487口かける2引く希望優先当選者の300で674分の100ということになり、およそ7分の1。第1希望だとしても、どちらかと言えば当選する確率は合計2分の1程度の確率。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの7分の1程度の当選確率。
ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約7分の1。
というわけで、年頭からの方針を変えずに希望順位1番手で申込。当選確率は2分の1。
Bラフィカの08は希望順位1位だけで145口かける2の290口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望以降であれば残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数291口かける2引く希望優先当選者の300で282分の100ということになり、およそ3分の1。第1希望がほぼ300口なので、第2希望以降は意味がないだろう。
ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約3分の1。
というわけで、かなり欲しい馬だが、第1希望をポトリザリスの08にする以上、それ以外の上位希望をここで使っても仕方がないので希望順位5番手で申込。当選確率は3分の1。
Cグリーティングスの08は希望順位1位だけで124口かける2の248口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望であれば残り52口を第2希望者の67かける2の134で抽選することになり、2.5分の1程度の当選確率ということになる。更にそれで選に漏れたとしても残り100口の抽選には参加することができ、総申込口数276口かける2引く希望優先当選者の300で252分の100ということになり、およそ2.5分の1。すなわち双方加味すると第2希望だと2分の1よりも若干高い確率で当選することができる。
ただし、第1希望または第2希望で入れない限り第3希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約2.5分の1。
というわけで、かなり欲しい馬なので、ここで第2希望を使用。当選確率は2分の1。
Dカタリストの08は希望順位1位だけで121口かける2の242口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望であれば残り58口を第2希望者の71かける2の142で抽選することになり、2.4分の1程度の当選確率ということになる。更にそれで選に漏れたとしても残り100口の抽選には参加することができ、総申込口数254口かける2引く希望優先当選者の300で208分の100ということになり、およそ2分の1。すなわち双方加味すると第2希望だと2分の1よりも若干高い確率で当選することができる。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの2分の1程度の当選確率。
ただし、第1希望または第2希望で入れない限り第3希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約2分の1。
というわけで、かなり欲しい馬なので、ここで第6希望を使用。当選確率は2分の1。
Eハナランマンの08は総申込口数を2倍すると158かける2で316口で、総募集口数400を下回り希望すれば第何位でもほぼ購入は可能だろう。
というわけで、かなり欲しい馬なので、ここで第3希望を使用。ほぼ購入確実。
Fササファイヤーの08は総申込口数を2倍すると153かける2で306口で、総募集口数400を下回り希望すれば第何位でもほぼ購入は可能だろう。
というわけで、かなり欲しい馬なので、ここで第4希望を使用。ほぼ購入確実。
その他の購入候補だったコニャックレディの08、ピノシェットの08は希望順位を何位にしても購入可能であるという結論になる。この2頭はおそらく第一次募集で満口になることはなく、第二次募集でも購入可能と思われることから(ただし、早々に売り切れると思いますが)、以上7頭で応募し、その結果によって購入に動こうと思います。
また、仮に上記7頭全て当選すれば、総額48万円ということになり、今回の予定資金30万円の私にとってはそれ以上の投資は苦しく、そこで終了となります。まあ、レディプロンドの08が外れると思いますが(笑)。
よって、9月18日最終結論としましては、
第1希望 ポトリザリスの08
第2希望 グリーティングスの08
第3希望 ハナランマン08
第4希望 ササファイヤーの08
第5希望 ラフィカの08
第6希望 カタリストの08
第7希望 レディプロンドの08
すなわち、上記9月18日の時点では、レディブロンドの08は一番当たらないだろうと思っていましたし、(笑)まで書いていました。私の中では、当時確実と思われたハナランマンの08とササファイヤーの08に、あと2頭くらいは当たるかなと考えていました。
ところが、10月9日に届いた結果発表を見てびっくり!!
上記9月18日最終結論で最低の当選確率10分の1の確率で(実際はそれ以上)、まず外れるだろうと(笑)まで入れていたレディブロンドの08のみ当選。 しかもこれ第7希望。
第1希望はおろか、第2希望も第3希望も第4も第5も第6も落選しました。
確率論的には、一番ありえない組み合わせで、天文学的な数字になると思います。
そこで私はこう仮説を立てました。
@ もっとも募集番号の若いレディプロンドの08に天文学的な確率で当選。
A 抽選は募集番号1番の馬から始められ、最後が88番の馬。途中で1頭でも確保できた者は、それ以降の抽選において除外され(またはかなり優先順位を下げられ)る。
B Aの結果、応募馬全頭抽選対象であった私の他の応募馬は次々と非抽選除外。
故に以上のような悲惨な結果に・・・。
そして、あまりに疑問なので、クラブに声色を変えて(嘘)電話しました。そうしましたら、応対していただいた方の話によると、本当に純粋な抽選の様子。
だとすると、ハナランマンの08やササファイヤーの08あたりの高確率ゾーンで外したことになり、これも心中複雑。
結果論ですが、私の仮説が正しかったとするならば、もっとも若い番号を1番欲しかったポトリザリスの08にしておくべきで、これは来年の超秘密事項として実施する予定です。
また、希望順位1位を抽選確実なポトリザリスの08ではなく、当選確実だったハナランマンの08かササファイヤーの08にしておけば、それらは購入できていました。
更に読みが甘く、第2希望のグリーティングスの08も最終的に第一希望者でさえ落選する状態になったことから、実質大切な第2希望の権利も消滅。これをハナランマンの08かササファイヤーの08に充てていれば、かなりの確率で購入できていたでしょう。
ですから、あれだけいろいろと分析した割りに私は下手糞な応募方法をとったと反省しています。
しかし、昔からの私の一番憧れていた調教師である藤沢和雄先生に管理していただけるレディブロンドの08を購入できたことはこの上ない喜びで、2位指名しても意味がないので第7希望にしていましたが、ポトリザリスの08の次に欲しかった馬。
なので、開封直後は×の多さに茫然としましたが、今はかなり興奮しています。
なにより、この馬、9月18日現在の最終の応募数発表時においても他馬よりもはるかに希望者の多かった馬。第7希望で当選した私に替わり、第1希望で落選された方もいると思うと、申し訳ない気持ちで一杯ですが、そんな皆さんに良いと指示されている馬を購入できて嬉しいです。
ちなみに最終申込口数上位3頭は以下のとおりです。
No.5_レディブロンド08 1745口(第1位:1189口)
No.63_アドマイヤサンデー08 1140口(第1位:870口)
No.43_ポトリザリス08 1134口(第1位:854口)
ななんと2番人気のアドマイヤサンデーの08を大きく引き離し、断トツの1番人気です。こんな凄い馬に当選してラッキー!!
キャロッターのバイブルと言われ、多くのキッロッターの方が参考にしている楽天馬様のHPでも、”本馬はおそらくこれまでの(レディブロンドの)産駒の中でも相当出来が良い方だと思います。”と最高評価をされていました。
姉のラドラーダも先日500万クラスに続いて1000万クラスも一戦で卒業し、圧倒的な強さを見せつけています。また、いまだ連対率100パーセントと、全く底を見せておりません。芝のレースを走っていることも魅力です。ですから、当然、我が08にも非常に大きな期待がかかります。
というわけで、レディブロンドの08を購入!!
お仲間の皆様、よろしくお願いいたします。
では、そのレディブロンドの08を詳しく分析しましょう。(一部ウィキペディアを参照)
父 アグネスタキオン アーニングIDX 2.41 評価 A+
母 レディブロンド 5勝 評価 A−
母父 Seeking the Gold 評価 B+
姉 ラドラーダ 1勝(購入当時) 評価 D
生産牧場 ノーザンファーム 評価 S
調教師 藤沢和雄 評価 S
馬体 評価 B+
総合評価 2.66 評価 B−
父アグネスタキオンは、まずはウィキペディアの記述をご覧ください。
競走時代はデビューは比較的遅く、2000年12月の阪神芝2000m新馬戦となった。アグネスフライトの全弟ということで注目を浴びたものの、調教タイムが目立つ数字ではなかったため3番人気にとどまった。だがレースではただ1頭上がり3ハロン33秒台で、2着リブロードキャストに3馬身半差で圧勝。3着にメイショウラムセス、5着に1番人気のボーンキング、9着にアドマイヤセレクトと有力馬、良血馬の集まったレースだった。
2戦目に選んだラジオたんぱ杯3歳ステークスはさらに相手が強化されたが、2歳2000mのレコードタイムで圧勝。2馬身半差の2着はジャングルポケット、3着はクロフネとのちのGT優勝馬が1着、2着、3着を占めるハイレベルな一戦であった。朝日杯3歳ステークス優勝馬が選出されることが通例の最優秀3歳牡馬の選考(記者投票)では、朝日杯優勝馬・メジロベイリーの147票に対しアグネスタキオンは異例といえる119票の支持を集めている。
翌年、年明け初戦に選んだ弥生賞は不良馬場となったが2着のボーンキングに手前も変えずに5馬身差で勝利した。4着にはマンハッタンカフェがいた。
年明け2戦目はクラシック第1弾となる皐月賞で、単勝1.3倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。2着ダンツフレーム。これで4戦全勝。しかもいずれも危なげのない内容での勝利であったことから将来が大いに期待されたが、5月2日に左前浅屈腱炎を発症し、東京優駿出走を断念。その後社台ファームに放牧されたが関係者協議の上で引退が決定し、8月29日に引退発表がなされた。9月30日には阪神競馬場で引退式が行われた。
同馬が下した同世代のジャングルポケット、クロフネ、マンハッタンカフェ、ダンツフレームらが後に活躍を見せたため各紙では最強世代との呼称で呼ばれ、その世代で突出していた同馬の評価は引退後も高まっていき「幻の三冠馬」と呼ばれることもある。ジャングルポケットが勝った東京優駿のテレビ中継では、「ジャングルポケットがゴールした瞬間に、2馬身先にアグネスタキオンが走っている姿が見えた」とある解説者が発言していた。また完勝に見えた皐月賞であるが、鞍上の河内は「この馬本来の走りではない」とコメントしている。
屈腱炎を発症した左脚は不安を抱えていた右脚をかばって発症したという意見もあり、特に極悪の不良馬場で行われた弥生賞に原因があるという意見もある。
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となった。初年度産駒のデビューした2005年に中央競馬の夏のローカル開催で複数の産駒が次々と勝利を飾り、最終週には東の新潟2歳ステークスでショウナンタキオンが優勝、西の小倉2歳ステークスでもトーホウアモーレが3着という活躍を見せた。中央開催に移ってからも産駒は優秀な走りを見せ、初年度産駒は中央競馬の2歳戦で合計27勝をあげた。このような活躍を背景に、2006年の種付け料は前年の500万円から1200万円になった。2006年には二世代の産駒で中央競馬において91勝を挙げ初年度産駒のロジックがNHKマイルカップを制し、これが産駒のGI初勝利となった。
ファーストクロップから順調に活躍馬を輩出しておりサンデーサイレンス亡き後のエース格として扱われていたが、2008年にJRA総合リーディングサイアーを獲得。内国産種牡馬としては1957年のクモハタ以来51年ぶりとなる快挙を達成した(地方競馬も含む日本総合リーディングでは1980年と1981年にアローエクスプレスが1位になっている)。リーディングサイアーを獲得した翌年2009年も順当に種付けをこなしていたがシーズン終盤の6月22日、繋養先の社台スタリオンステーションで急死した。死因は急性心不全。2010年度の産駒がラストクロップとなる。
産駒の傾向としては、いわゆる「ハズレ」が少なく、勝ち上がり率や掲示板確保率が高い。距離適性については中距離を得意とする産駒が多いが比較的融通が利く部類に入り、マイル戦やクラシックディスタンスにも適応する柔軟性を持つ産駒も出ている。馬場適性については芝の軽い良馬場を得意とし、開催終盤の荒れた芝や重馬場など力がいる馬場はあまり得意ではない。ダート路線へ転向する馬もいるが、現在のところダートでは目立った活躍馬は出ておらず、活躍馬は芝路線に偏っている。活躍時期については2歳の早い時期から活躍できる仕上がりの早さを備えており、特に3歳春〜夏のクラシック競走において抜群の適性を見せる。
故障で早期に引退した父同様、体質や脚部の弱さに悩まされる産駒も多く、使い減りする傾向が見られる。
・・・と以上がウィキペディアからの引用ですが、私も現役時代をよく知る名馬です。鞍上の河内洋騎手も懐かしいですね。当時は関西は武豊騎手、南井克巳騎手、河内洋騎手の3本柱でした。
条件クラスの馬だけでなく、重賞級の産駒も例外ではない。ロジック、アグネスアーク、ダイワスカーレット、アドマイヤオーラ、キャプテントゥーレ、ディープスカイなどは故障し、長期間戦線を離脱したり引退に追い込まれたりしている。
さて、そのアグネスタキオンは種牡馬としてもアーニングIDX2.41と平均を大きく上回り、繁殖牝馬の質の高さを差し引いても申し分のない活躍だと言えます。当然、期待は大きいです。
故障は確かに多い気がしますが、それはアグネスタキオンに限ったことではなく、スピードのある強い馬には故障はつきもので、過大な心配はしていません。
母のレディブロンドも非常に有名な馬です。これもまずはウィキペディアの記事をご覧ください。
レディブロンド(Lady Blond)はアメリカ合衆国で生産され、日本で調教された競走馬。引退した現在は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖牝馬として繋養中である。半弟に三冠馬であるディープインパクト(父サンデーサイレンス)がいる。
2003年6月21日に函館競馬場で行われたメインレース(11R)・TVh杯(1000万下)が初出走と、競走馬としては遅いどころか牝馬であれば引退していてもおかしくない5歳でのデビューだった。単勝10.2倍の5番人気という低評価だったが、スタート最後方から鞍上のケント・デザーモの強気の騎乗で最後は内からハナ差差し切って勝利する。
続く下北半島特別(500万下)・長万部特別(1000万下)・TVh賞(1000万下)・セプテンバーステークス(1600万下)にも勝ち、条件戦を5連勝する。
そしてスプリンターズステークス(GT)にセプテンバーステークスから連闘で挑戦する。重賞初挑戦の身で3番人気に推されるが、デュランダルから0.2秒差の4着に敗れる。その後、歩様に異常が見られたため引退した。なお、出走した6戦はすべて1200mの競走で、わずか3ヵ月半の現役生活だった。
繁殖牝馬としては2005年にジャングルポケットとの間に初仔の牡馬を出産している。この馬はクラブ法人・キャロットファームの所有で「ジャングルビジット」と馬名がつけられ、母と同じ藤沢和雄厩舎からデビューが予定されていたが、爪の故障のため登録を抹消され、地方に転出した。2006年にはシンボリクリスエスとの間に生まれた牝馬・ラドラーダも同馬主・同厩舎からデビューした。2007年には、スペシャルウィークとの間に生まれた牡馬がいる。
私は当時、デビュー戦がいきなり1000万クラスということで、大きな関心を持ってレースを見ていました。私の常識の中では、未勝利クラスでさえ、初出走馬と既走馬の差は大きく、ましてや1000万クラスともなれば、レース経験豊かなレース巧者ばかりです。そんな中で5歳の牝馬が緒戦で1000万クラスを走るというのですから、正直無謀と思っていました。また、そんな使い方をされるレディプロンドとはいかほどの馬なのか、更に管理する藤沢和雄調教師も凄い人だと思いました。
これがハナ差とはいえ、直線の短い函館競馬場で道中最後方から差し切るのですから、その驚きといったら。私の競馬の常識が完全に崩れ去りました。また、藤沢和雄調教師を私が崇拝する1つの大きな要因です。
この衝撃から5連勝。準オープンを勝って連闘でGTに臨むというのも凄いのですが、この年、2003年のスプリンターズステークスの楽しみだったこと。通用してしまうのかとドキドキしながら見ていました。
レディプロンドのこの一戦を最後に引退してしまいますが、能力は間違いなくGT級です。そんな素晴らしい母の仔ですから、レディブロンドの08も走るに違いありません。
また、本馬は母レディブロンドが10歳と若い間の産駒で、繁殖牝馬としてもっとも充実した時期の産駒ということになります。これも期待が大きくなる1つの要因です。
母父のSeeking the Goldは、種牡馬としてはDubai Millennium(ジャック・ル・マロワ賞、ドバイワールドカップ、種牡馬)、シーキングザパール(NHKマイルカップ、モーリス・ド・ゲスト賞)、マイネルラヴ(スプリンターズステークス、種牡馬)などを輩出。
日本での代表BMS産駒としては、ローブデコルテ(オークス)、シーキングザダイヤ(日本テレビ盃)、マイネルモルゲンなどで成功を収めている。かなり期待できるBMSです。
兄弟は姉のラドラーダが活躍しており、未勝利戦こそ2着3回と惜しい競馬が続いてなかなか勝ち上がれませんでしたが、4戦目に順当勝ちすると、その後2着を一回挟んで500万、1000万と連勝。2009年10月21日現在まだ3歳で、いずれは重賞で勝ち負けするであろう逸材です。
姉は芝のマイルを中心に活躍しています。本馬も名マイラーとして歴史に名前を残したいですね。
生産牧場のノーザンファームは、日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。
預託厩舎は藤沢和雄厩舎で、これもまずはウィキペディアからの引用をご覧ください。
北海道産業大学にて教職課程を修得するが、教師への適性に自ら疑問を抱き、父の友人である小牧場「青藍牧場」の主、田中良熊の下で馬産の手伝いをするようになる。しかし、その頃はホースマンになろうという確固たる信念は無く、彼にとって競馬界は自身の将来を定めるまでの短い「腰掛け」に過ぎなかった。
しかし、「青藍牧場」で働く中、徐々に田中の影響を受け、藤沢はホースマンへの志を固めていく。そして田中の強い勧めで渡英、名門厩舎のギャビン・プリチャード・ゴードン厩舎の下で厩務員として4年間働き、そこで競馬に対する哲学、馬への接し方等、今日の藤沢厩舎を築くことになる競馬理論を形成していくことになる。彼の信念である「ハッピーピープル・メイク・ハッピーホース」はその最たるものであろう。ちなみに彼を競馬界へと導いた田中は、藤沢が渡英した翌年、急逝している。
帰国した藤沢は、美浦・菊池一雄厩舎の調教助手として日本のホースマンとしての第一歩を踏み出し、二冠馬カツトップエース(皐月賞、東京優駿(日本ダービー))の調教に携わるなど、闘病中の菊池に代わり、番頭として同厩舎を切り盛りする。菊池が病死し(厩舎清算のため、菊池の死後1年間、元調教師の佐藤勝美が名目上の後継調教師となっている)、厩舎が解散した後は野平祐二に誘われ、野平厩舎へ。そこで名馬シンボリルドルフと後の厩舎の主戦騎手岡部幸雄とめぐり合うことになる。
1987年、独立して厩舎を開業。初勝利は、若い管理馬たちのリーダーとなるよう地方競馬からスカウトした老馬ガルダンだった。開業後順調に勝利を積み重ね頭角を現す。勝利数の割に重賞を勝てず手腕が疑問視されたこともあったが1992年にシンコウラブリイで初重賞(ニュージーランドトロフィー4歳ステークス)制覇を達成すると、翌1993年には再びシンコウラブリイで初のGT(マイルチャンピオンシップ)を制覇。それからもタイキブリザード、バブルガムフェロー、レガシーオブゼルダ等を率いて数多の戦果を挙げ、1998年には管理馬タイキシャトルがフランスマイルレースの最高峰「ジャック・ル・マロワ賞」を鞍上岡部幸雄で1.9倍の断然人気で制覇する。(なお7日前には森秀行管理のシーキングザパールが鞍上武豊で「モーリス・ド・ゲスト賞」を制覇している)
この頃の藤沢の管理手法は、馬に無理はさせず、クラシックは意識せずに活躍は古馬になってからでもいいという考え方であった。 これは厩舎主戦騎手の岡部幸雄の馬優先主義の考えによる所も大きく、岡部が桜花賞を勝てなかった所以のひとつともされる。 そのためか、日本競馬の最高峰、東京優駿(日本ダービー)には縁がなく、有力とされていたバブルガムフェローの故障などもあり、2001年までロンドンボーイ(1989年/24頭中22着)ただ1頭しか出走馬がいなかった。
だが、2002年に久しぶりに管理馬を東京優駿(日本ダービー)出走させることとなり、この際にはシンボリクリスエス(2着)をはじめ、所属馬を一気に4頭も送り出した。その後クラシック競走を意識するようになる。2004年には厩舎初のクラシック制覇(桜花賞)をダンスインザムードで飾り、ゼンノロブロイで秋古馬GI(天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念)を3連勝する。
2005年に厩舎の主戦騎手であり、調教等で所属馬に英才教育を叩き込んでいた岡部幸雄が引退してからは、一時期のようにオープン馬を十数頭抱えるという事は無くなってきたが、それでも美浦のトップステーブルとの評価は揺らいでいない。
藤沢の調教手法は「馬なり主体」「速い時計を出さない」点に特徴があるとされる。しかしこれは必ずしも馬に負荷をかけないということではない。元調教助手の野村功は、追い切りをかけた翌日にキャンターをするなど運動量の豊富さは中央競馬の厩舎の中でも随一であると指摘している。
1995年 53勝 (.333) '95JRA賞(最多勝利調教師・最多賞金獲得調教師・優秀技術調教師)、東京競馬記者クラブ賞 1996年 52勝 (.352) '96JRA賞(最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師・優秀技術調教師) 1997年 58勝 (.336) '97JRA賞(最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師・優秀技術調教師)、東京競馬記者クラブ賞 1998年 57勝 (.346) '98JRA賞(最多勝利調教師・最多賞金獲得調教師・優秀技術調教師) 1999年 49勝 (.310) '99JRA賞(最多勝利調教師・最高勝率調教師・優秀技術調教師) 2000年 57勝 (.344) '00JRA賞(最多勝利調教師・優秀技術調教師) 2001年 68勝 (.390) '01JRA賞(最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師) 2002年 51勝 (.327) '02JRA賞(最多勝利調教師・最多賞金獲得調教師・優秀技術調教師) 2003年 63勝 (.382) '03JRA賞(最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師) 2004年 60勝 (.359) '04JRA賞(最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師) 2005年 48勝 (.286) '05JRA賞(優秀技術調教師) 2006年 55勝 (.316) 2007年 48勝 (.292) '07JRA賞(最多勝利調教師) 2008年 44勝 (.264) '08JRA賞(優秀技術調教師)
・・・というわけで、さすがは日本ナンバーワン調教師。年間の勝ち数の数も半端じゃないですし(普通の調教師なら年間30勝すればその年は大成功という方が多い)、活躍馬も凄い顔ぶれです。
これだけの実績を残されていながら、藤沢和雄調教師自身まだ58歳と若く活力もありますし、今円熟期で一番全てがいい時期ではないでしょうか。
また、以前は上記のように馬を大切にする考え方からクラシックへの参戦はほとんどなかったですが、最近ではクラシックも意識されるようになりました。
私はシンコウラブリィの頃から藤沢和雄調教師のファンです。調教ではムチを使わず馬なりで追い切る独特の手法。当時は日本の常識では考えられないことで異端児扱いする人も少なくなかったですが、私はそういった新しいことを積極的に取り入れる考え方は大好きです。
私の好きな調教師に岡田稲男師がいますが、馬の為に努力を惜しまない人で、厩舎内に特注で作らせた噴霧器は「カンファ水」という次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈融合することによって生成されるもので、高い殺菌能力を持っている。食品加工会社や養鶏場などで使われるのが一般的だが、JRA競走馬総合研究所でも安全と認められており、「せっかく噴霧器を設置するのだから、いい水を使いたい」と高額ながら導入を決めたという逸話は有名(ギャロップ誌より引用)で、その結果、一時馬インフルエンザが流行した時も自厩舎から1頭の感染馬も出さないなど成果を上げ、厩舎の成績にも反映しています。
藤沢和雄調教師も馬の為に努力を惜しまない方で、藤沢和雄調教師はすでにだれもが認知する日本ナンバーワン調教師ですが、そうでなかったとしても、その考え方に私は賛同する部分が多いです。
調教でムチを使わない理由はいろいろありますが、レースの時にムチの反応をよくする為などとテレビで見て、さすがだなぁと思った記憶があります。
また、上記レディブロンドのところでも書きましたように、5歳までデビューを待っていきなり1000万クラスでデビューさせたり、連闘でGTに臨んだり、3連闘なんていうのも、私のPOG馬でありました。3頭併せも藤沢和雄厩舎が走りだったと思います。タイガーマスクでの獲得賞金全額寄付なんていうのもありました。
私が知るだけでもいろいろな凄いと思えるエピソードがあり、知れば知るほど藤沢和雄という人物に憧れ、尊敬するようになりました。
しかし、この超一流の厩舎はタイガーマスクの山本英俊オーナーのように、一部の有力馬主からの依頼が多く、なかなか私のような貧乏1口馬主では愛馬の預託の夢が叶いません。
ましてや、所属していた友駿ホースクラブではこういった社台ファーム系の調教師への預託は考えられません。そこで、キャロットクラブに飛び込んだわけですが、キャロットクラブに入会した当時最大の理由は預託厩舎の素晴らしさです。角居勝彦厩舎、藤沢和雄厩舎、松田国英厩舎など、私が是非ともお願いしたい厩舎の名がそこにはありました。
そんな中、たまたま的中した昨年の有馬記念で軍資金を得て、今回高額でもいいから自分の夢である藤沢和雄厩舎管理馬に応募、そして当選したことは、最高の喜びで、これからの厩舎の一挙一動が楽しみでなりません。
本当に、この厩舎だけでも、自分の大きな夢の1つを叶えたことになります。
馬体は、いつも気にしている馬体重の431キロは少し気になるところですが、極端に小さいわけでもなく、私の好きな筋肉質のボディー、最高の背中の感じを見ていると、私の中の走る馬と合致します。
逆に気になる部分としては、繋ぎが短くて故障など怖い印象はあります。特に父アグネスタキオンの産駒も故障が多い方ですが、繋ぎの短い馬は多少不安があります。それでも立ち過ぎている繋ぎなどに比べると良いのですが。
首差しの角度から距離はマイルまでという印象です。タキオン産駒は案外マイラーが多いですが、本馬もその辺りが守備範囲になる可能性が高いですね。姉ラドラーダ(父シンボリクリスエス)もマイルあたりで活躍していますし、目指すは桜花賞であって、名マイラーですね。
私はダートの中距離でGT馬のエスポワールシチーがいますし、芝の長距離はステップシチーがいます。ちょうどそれらと別の舞台で活躍できる愛馬の存在は喜ばしい限りです。
上記で書きましたように、キャロ馬を分析については右に出る者がいない楽天馬様もレディブロンド産駒の中でも最高レベルの馬体であると評されていました。
総合評価の2.66という数字は、2009年キャロットクラブ募集馬全体の中で13位という高い数字で、当時は産駒中もっとも活躍していた姉のラドラーダが1勝馬で、その数字で計算していますから、これが現在のようにラドラーダを3勝馬として計算しますと、2.91ということになり、全体の5位まで浮上します。
このように、私の総合評価は産駒がどれだけの成績を残しているかをかなり重要視しますので、ラドラーダが3歳の時点で3勝を上げ、まだまだ勝てそうな状況では、この数字以上の評価ができると確信します。
また、このように産駒がまだ走っていなかったからこそ、レディブロンドの08は1口70000円という安価で募集されていたわけで、ありがたいことです。
唯一の低い評価であった産駒のランクが上がり、父、母、母父、生産牧場、預託調教師、馬体、全て水準以上ということになりました。
これだけの馬です。デビュー前から評判になるでしょうし、POG本などでも大々的に取り上げられることでしょう。また、POGでの指名者も多くなるでしょう。
私の良血薔薇軍団のローザグランデもそこそこの話題とPOGの指名を受けていますが、それの比ではなさそうです。
これは本当にデビュー戦が楽しみです。以降、何か情報が入り次第更新させていただきます。ご一緒の保護者の方、よろしくお願いいたします。
期待してるゾ!!レディブロンドの08!!
レディブロンドの08購入時は1勝馬だった姉のラドラーダですが、2009年11月7日 東京10R ユートピアステークス 1600万下 芝1600m牝馬限定戦を1番人気で圧勝!!オープン入りを果たしました。
上記購入時にも書きましたが、レディプロンドの08購入当時レディプロンドの産駒は脚部不安で未出走のまま地方に転厩となったジャングルビジットや未勝利戦で惜しい競馬はするものの勝ち切れないラドラーダ(2着3回後優勝)など1勝馬しか輩出できずに、レディブロンドの08は価格的にもかなり安価なものでした。
確かに、当時レディプロンドの母としての能力は未知数で走る産駒が登場するかは不明でした。
しかし、私は姉ラドラーダの未勝利戦の内容(毎回、連を確保)から自信がありましたし、憧れの藤沢和雄厩舎ということでレディブロンドの08の購入に参戦したわけですが、正直ここまで姉が強いとは思いませんでした。
私がレディブロンドの08購入後、姉ラドラーダは500万クラスで1度勝ち馬から0.1秒差の2着に敗れますが、そこから500万、1000万、1600万クラスを3連勝!!わずか3か月足らずで4勝しオープン入りを果たしました。
これでレディプロンドの繁殖牝馬としての価値も急上昇し、今後の産駒は牝馬だったとしても1口10万円(募集総額4000万円)は下らないでしょう。牡馬なら1口15万円以上はするのではないでしょうか。
そんな凄い馬の産駒を1口7万円で購入できたわけですから、これは熱くならずにはいられません。姉ラドラーダは今回の準オープン(1600万下)勝ちで獲得本賞金だけで5050万円になりました。ラドラーダは募集総額4000万円(1口10万円)でしたが、すでに元は獲ったことになります。まだまだ稼ぐことは確実で羨ましいですね。
姉のラドラーダ自信もPOGで人気を集めましたが、このレディブロンドの08は姉以上の人気になるのではないでしょうか。今からドキドキワクワクします。まともなら、夢の桜花賞くらい行けそうですもんね。
3月2日に発表になりましたレディブロンドの08の競走馬名が「アフロディーテ」(Aphrodite ギリシャ神話における美を司る女神)になりました。
正直、こんな名前の馬今までにいなかったっけ?と思わず調べてみましたが、中央ではいませんでした。なんとも強そうな名前です。POGなどでもガンガン取り上げられそうです。
名前負けせずに頑張って欲しいですね。
3月19日に更新されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況によりますと、アフロディーテは4月23日に行われる第1回産地馬体検査を受検する予定とのことです。
他馬に比べると調教は遅い方ですが、これを受けるということはトレセンを経由しなくても直接北海道に入厩できるというわけですから、夏の北海道でのデビューもあるかも知れません。
馬名登録もされますし、詳細な入厩情報や追い切り情報が入って来ます。嬉しいですね。
4月23日に更新されたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告によりますと、23日に行われた第1回産地馬体検査に受検し、JRA競走馬登録・美浦の藤沢和雄厩舎と預託契約が完了したということです。
これで詳細な入厩情報や追い切り情報が入って来ます。楽しみですね。あとは早く入厩してくれるのを待つばかりです。2歳でデビューして欲しいなぁ。しかし、近況からは無理でしょうね。なぜ育成が遅れているのに産地馬体検査を受けているのでしょうか。そもそも藤沢和雄厩舎の馬は産地馬体検査は無縁だったと思いますが。
我らが愛馬レディブロンドの08は5月5日にアフロディーテでJRAの競走馬登録を完了しました。あとは入厩を待つばかりですが、兄弟の例からすると年明けになるのでしょうね。待ち遠しいです。
キャロットクラブ会報誌2010年7月号のコラム「血は水よりも濃し」(Jun Mochida氏著)にてアフロディーテに関する次の記事が紹介されていました。
(略)例年ダービーの頃にはPOG関係の原稿を依頼されるが、今年は有力種牡馬ごとの解説と、私選で10頭指名するというものだった。
私選10頭にはキャロットクラブからはアフロディーテを入れることにした。父アグネスタキオン×母ミスプロ系×母母ウインドインハーヘアというのはリルダヴァルやダノンパッションと同じで、POG推奨馬としてはあらゆるファクターでほめやすい馬です(笑)。
というわけで、血統的に非常に高く評価していただいています。ただ、POGということになると、仕上がりの遅さ(そういう血統なのですが)が気になります。ダービーが終わった頃にデビューなんてことになるのではないかと恐れています。
ノーザンファーム早来で育成中の我らが愛馬アフロディーテですが、10月26日のクラブ公式HPで、10月28日に山元トレセンに移動することが発表になりました。
寒い北海道を避けて、少しでも暖かい本州(宮城県)に移動して育成されるようです。しかし、まだトレセン入厩までは時間がかかりそうです。
デビューは年明け確定ですね。年明けすぐくらいにデビューできれば嬉しいですが。
当初、10月28日に山元トレセンに到着予定だったアフロディーテですが、10月29日のクラブ公式HPの近況報告では10月29日にノーザンファーム早来を出発し、30日に山元トレセンに到着予定とのこと。そして本日(11月1日)に、10月30日にアフロディーテが山元トレセンに到着したとの報告がありました。
みみまでの過程から入厩まではまだまだでしょうが、これから本州にある山元トレセンでデビュー前調教を積まれ、美浦に移動する日を楽しみにしています。
1月7日に発表されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告によりますと、我らが愛馬アフロディーテは1月9日に美浦トレセンに入厩予定であるということです。
すでに調子が悪いなりに山元トレセンで15−15程度までは進められていましたから、入厩に驚きはないのですが、少し前の近況報告では姉ラドラーダよりも晩成だということで、姉も大概全てが遅かったですから、一体いつになったら開花するのだろうと思ってしまいますが、とにかくゲート試験までしっかりと行って欲しいですね。今回はそこまででしょう。
藤沢和雄厩舎の現3歳世代の新馬戦の成績は1月5日終了時点までで(7・1・1・1)という驚異的なハイアベレージです(馬券を外したのはジャービスのみ。この馬でも1番人気5着だった)。アフロディーテもそこに続きたいですね。
1月9日に発表されましたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告によりますと、我らが愛馬アフロディーテは1月9日に美浦トレセンに無事入厩したということです。
まずはホッとしたというところですね。これから、厩舎陣営がどういう評価を下すか楽しみです。藤沢和雄厩舎は本日(2011年1月10日)、フェアリーS GVでダンスファンタジアが優勝。1、2戦挟んで桜花賞というローテが発表になりました。
アフロディーテは随分と遅れをとっていますが、少しでも追いつきたいですね。姉ラドラーダのように、2月に一戦できれば最高ですが。
1月20日に更新されたクラブ公式HPアフロディーテの近況報告は次の通りです。
20日にゲート試験を受け、無事に合格しました。「先週入厩して木曜日に初めてゲート練習をし、今週水曜日に2回目の練習を行いました。特に目立った癖を見せることはありませんでしたし、試しに受けてみようかということで今朝練習がてら受験したところ見事合格でした。実質3回ゲートに行っただけで合格までこぎ着けるのですから立派ですね。今のところ脚元などに大きな問題はありませんが、山元でも良化がスローだったようにまだまだ体力不足というのは否めないので、今の状態で最初の関門をスムーズに突破できて良かったです。今日の時点で今後の予定は決まっていませんが、今無理して進めていくのはもしかしたら馬が堪えてしまうかもしれません。調教師が不在にしているのもありますし、今後の馬の疲れ具合を見て最終的にこのまま進めてみるか立て直しを図るか決めることになるでしょう」(津曲助手)
ということで、無事に最初の関門ゲート試験に合格しました!!9日に入厩したところですから、本当に早いですね。まだ入厩してそんなに強く調教をしていないですから、まだ続行できそうな気もしますが、血統的にも山元トレセンに逆戻りさせられてしまうのでしょうね。
今回逆戻りしちゃうと、新馬戦でのデビューは難しそうです。
1月12日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 58.9
3F 43.9
2F 29.5
1F 14.9
1月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 54.3
3F 39.9
2F 26.3
1F 13.5
アンナドンナ(3歳500万)馬なりを0.5秒先行同入
1月25日 美浦南坂路 稍重馬場
2回目
4F 58.8
3F 44.0
2F 29.5
1F 15.0
1月26日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
田面木博公
4F 54.8
3F 40.0
2F 25.6
1F 12.6
カジノドライヴ(古馬オープン)馬なりを1.2秒追走同入
1月28日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 52.1
3F 38.2
2F 25.0
1F 12.6
プランスデトワール(3歳500万下)馬なりを0.4秒先行同入
1月30日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 58.8
3F 44.3
2F 29.4
1F 14.9
2月2日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 52.7
3F 38.8
2F 25.9
1F 13.2
アンナドンナ(3歳500万下)馬なりを0.2秒先行同入
2月4日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 58.5
3F 43.4
2F 29.1
1F 14.7
2月5日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 61.4
3F 45.1
2F 30.0
1F 14.4
1月12日、15−15で追い切られ、初の追い切り時計となりました。
「山元からは慎重なコメントを聞いていましたが、ゲート試験も受けなければいけません。新しい環境でいろいろと教えていくことでこの馬のさらなる成長を促せるでしょうし、トレセンで様子を見ながらやってみようということになりました。日曜日に無事入っていて、さっそく翌日から動かしています。初日に跨らせてもらったのですが、乗り味のいい背中をしていたし、比較的素直でいい仔だなというのが最初の感想ですね。今朝は坂路で15−15くらいの調教を行っていますが、跨ったスタッフの感触も良かったようです。まだまだ力が付き切っていない部分もあるでしょうし、この血統の馬ですから、大事に育てていきたいですね。まずは動かしながらタイミングを見つつゲート練習を始めていきます」(葛西助手・1月12日、キャロットクラブ公式HP)
ということで、まだまだの状態ですが、15−15までは来ています。これからどんな動きを見せてくれるのか楽しみです。
1月23日、ゲート試験に合格した為に時計を詰めて追い切られています。・・・ということは、デビューに向けて進めて行くのでしょうね。姉ラドラーダのように2月に一戦(2着)してしばらく休養になるのでしょうか。
1月25日、15−15で追い切られました。
1月26日、13−13で追い切られました。23日からハードに調整されています。しかし、ハードに調整ができるということは調子が悪くてはできませんから、良い状態なのだと判断したいですね。
一度我が愛馬エスポワールシチーに先着したことのあるカジノドライヴ相手に1.2秒も後ろから追走して同入というのは、これだけ見ていれば凄い馬のように見えますが、26日に更新されたクラブ公式HPアフロディーテの近況の中の藤沢和雄調教師のコメントをご覧ください。
「入厩して最初のうちは頼りないところが目立っていましたが、徐々に良くなってきましたね。賢くて先週無事にゲートを合格してくれたので、体力面との相談をしながら少しずつ乗ってみています。週末から徐々に始めていて、そのときは4ハロン54秒くらい。今朝も少しやるつもりで坂路へ入り、カジノドライヴと一緒に時計を出してみたんです。先輩に胸を借りるつもりでやったのですが、相手がゆったりしすぎたところもあってちょっと軽かったな。ただ、スーッと上がってきていたし、感触はいいです。このあとガクッとこないことが条件となりますが、可能ならばこの東京開催中にデビューさせたいと考えていますよ。ただし、今の新馬戦は権利を1つ、いや2つ持っていないとなかなか出走しにくい状態。投票して除外権を獲っていく必要もありますから、馬の状態と想定などを見ながら投票していくことも考えなければいけないですね。調教は週末にかけてまたやるつもりですよ」(藤沢和師)
ということで、相手がゆっくりしすぎただけであまり評価できません。やはり一応デビューに向けて乗り込んで行くようで、順調なら2月デビューということになりそうです。問題は除外の権利獲りの際に5頭枠に入ってしまわないかどうかですね。
1月28日、同じ3歳馬相手に0.4秒先行し同入しましたが、相手はディープインパクトとスキーパラダイスの仔・超良血のプランスデトワールです。時計もなかなかでアフロディーテもやはり能力を感じます。
1月30日、15−15で追い切られています。とにかくハードな調教です。ずっと順調に追い切られていますし、2月にデビューできそうですね。ここまで来れば除外の権利獲りで失敗して5頭枠に入ってしまってもそれなりに力は出せるでしょう。
クラシック、とくに距離が一番合いそうな桜花賞に出る為には新馬戦を勝たなければいけません。正直、晩成型なので、陣営も慌てず、仮に勝ったとしても放牧で桜花賞は狙わないでしょうが、少しでも可能性があるならば意識したいですね。
2月2日、私が云々と言うよりもクラブ公式HPで葛西助手が詳しくコメントしてくださっていますので、そちらをご覧ください。
2日は美浦坂路で追い切りました(52秒7−38秒8−25秒9−13秒2)。「1週前の調教が少し軽かったので翌々日の金曜日に坂路で52秒、日曜日には15−15くらいのところを乗って、適度な負荷をかけながら鍛えているところです。今朝も52秒半くらいで登ってきたように幼いながらも何とか克服しようと頑張っていますよ。今週量った体重は440キロを切るくらいで、トレーニングを重ねている分だけ少しカイバの喰いが遅いときもありますが、それほど悪い状態には映りません。お姉さんもしっかりしてくるまでは華奢でしたし、それでも能力の高さから走っていましたからね。本当に良くなるにはもう少し先になるというのは間違いないでしょうが、現段階ではそろそろデビューの態勢は整ってきそうです。今のところ来週もしくは再来週の競馬に向かえれば理想的かなと思っているところですが、今週の想定を見ると微妙な状況です。ギリギリまで状況の変化を見て、調教師と相談しながら投票するか否か、そして入れるとすればどのレースにするかを相談していくつもりです」(葛西助手)
ということで、デビューに向かって順調に進められています。最悪出走に至ったことも考えて芝のレースで除外の権利を獲りたいところですが、今週2月6日の芝2000mはフルゲート14頭のところに24頭が想定されていますから、除外の権利獲りとしては微妙ですね。2月5日のダート1300mですと、フルゲート16頭のところに47頭もの出馬想定がありますから、かなりの確率で除外なのですが。こちらは5頭枠で万が一出走に至るとダートですからねぇ。
2月4日、やはり若干想定外の出馬ということで15−15で追い切られました。急仕上げ感は否めません。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。本数は足りていますが、やはり1週早いと思います。しかし、除外権を獲りに行った出馬ですから仕方ありません。
2月5日、出走前日も15−15で追い切られていますねぇ。太目残りなのでしょうか。うーん。
馬名 | 騎手 | 追い切り | ||
---|---|---|---|---|
アソルータ | 三浦皇成 | |||
アフロディーテ | クラストゥス | B− | ||
アポロルエラ | 村田一誠 | |||
インヴァネス | 平野優 | |||
カリビアンクルーズ | 大庭和弥 | |||
キトゥンブルー | 松岡正海 | |||
コスモマローネ | 中谷雄太 | |||
ゴッドツヨシ | 柴田善臣 | |||
コパノタイヨー | 田中勝春 | |||
スプリングエルボ | 北村友一 | |||
フィッシュザビート | 柴山雄一 | |||
ブートジョロキア | 武士沢友治 | |||
モリトブイコール | 的場勇人 | |||
ルシェロ | 北村宏司 |
東京芝2000mは特殊なコースとして名高く、スタートから緊張感が高まる。
1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。
03年にコース改修を経てリニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へは入れない。無理に行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。
差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は飛ばす必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。
行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。その後は力勝負。広く、直線の長いコースなので、基本的には各馬の能力が発揮されやすい。
展開云々、脚質よりも長くいい脚を使える馬にとって有利なコースだ。
有利な枠順 内枠 有利な脚質 フラット ポイント スタートから2コーナー過ぎまでの攻防 種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン 連対騎手ベスト ペリエ、武豊、蛯名正義、横山典弘、柴田善臣 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 2分04秒8 2分02秒6 2歳未勝利 2分03秒6 2分03秒2 3歳新馬 2分06秒7 2分06秒3 2分10秒0 3歳未勝利 2分02秒9 2分02秒8 2分04秒4 2分07秒1 3歳500万 2分02秒4 2分03秒3 2分04秒4 2分05秒7 3歳1000万 2分01秒8 2分03秒1 古馬500万 2分01秒3 2分02秒3 2分03秒1 古馬1000万 2分01秒3 2分01秒2 2分01秒2 2分4秒5 古馬1600万 2分00秒4 2分01秒3 2分02秒2 古馬オープン 2分00秒5 2分01秒3 2分02秒1
アントニー・クラストゥス騎手は、1985年4月7日フランスで生まれ。26歳。騎手10年目。2011年2月3日現在、JRA通算242戦18勝。勝率7.4パーセント、連対率14.5パーセント。重賞1勝。
2011年は特に成績が良く、59戦6勝。勝率10.2パーセント、連対率20.3パーセントという高い数字を残している。日本にも慣れ、成績もグンと上昇。かなり期待できる騎手である。
2001年に騎手免許を取得したもののその後数年は目立った成績を残せなかったが、2007年に609戦31勝でフランスリーディング30位となり、翌2008年は744戦70勝でフランスリーディング9位となり大躍進した。2009年は84勝で同8位。
2009年の10月に同じくフランスで騎乗しているクリストフ・スミヨンと共に初来日。短期免許を2度取得して10年1月まで騎乗し、3か月で11勝を挙げた。
2011年1月10日のフェアリーS GVでダンスファンタジアに騎乗し、JRA重賞初勝利を挙げた。
「掘り出しモノのジョッキーである。馬との呼吸を重視した騎乗ぶりは好感。好位のインで丁寧にタメる競馬が多く、行く時は主張して行くし、外から差してくることもある。追いは特別パワフルではないが、騎座を崩さずにしっかりと馬を伸ばす。ダートの短距離から芝の長距離まで条件は不問。狙いがいがある。」(佐藤祐樹元騎手)
日本での身元引き受け厩舎は毎回藤沢和雄厩舎で、本年も同厩舎での成績が特に良い。
ほっさん愛馬への騎乗は初めてですが、今年の躍進を見ていると期待せずにはいられません。
フルゲート14頭のところに出馬想定数24頭だった6日の東京5R。我らが愛馬アフロディーテも狙いは12日の芝1600mか20日の芝1800mでしたから、除外の権利獲りの出馬投票だったことは否定できない事実ですが、非当選除外になった9頭には入らず、かなり低い確率の投票をくぐり抜けて、入ってしまいました。
それでも追い切り本数は足りていますし、騎手もクラストゥスという藤沢和雄厩舎御用達の本命騎手騎乗ですし、想定内ということでしょう。
ついつい、母や姉が活躍した(している)舞台が短距離やマイルなので、力の要る東京の2000mは長すぎる気がしますが、ラッキーなことに、そんなに凄い相手はいません。
東京の芝2000mなどというと、兄弟にGTや重賞を勝った馬が居る良血馬たちばかりかと心配していましたが、そういった馬はなく、また追い切りも特に目立つ動きの馬はいません。これなら、アフロディーテは血統やブランドから相当人気をしてしまうのではないでしょうか。
ただ、こちらも距離や追い不足など心配材料は多く、強気にはなれません。それどころか不安の方が大きいです。メンバー的にあっさり勝つかも知れませんが、最後に失速して馬群後方に沈むかも知れません。とにかく走ってみないとわかりませんね。
ここを勝てば、クラシックにもギリギリ乗れますから勝ちたいですが、陣営が何度もいうまだまだ良くなる晩成型のようですし、どれだけ負けても素質の片鱗を見せてくれればと思います。
良血馬によく言われる、素質だけで勝ったなんて言われたいですね。
競馬ブック
短評は「小波乱」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 インヴァネス △ コパノタイヨー △ △ △ コスモマローネ △ △ カリビアンクルーズ △ ▲ ▲ アフロディーテ 〇 〇 △△ キトゥンブルー △△ △ ◎ フィッシュザビート ▲ ゴッドツヨシ △△ △ アソルータ △ ◎ 〇 ルシェロ ◎
あとは無印
予想オッズ
以下15倍以上省略
馬名 予想オッズ アフロディーテ 3.6 キトゥンブルー 3.7 アソルータ 4.2 フィッシュザビート 7.8 カリビアンクルーズ 9.8 コパノタイヨー 13.7 コスモマローネ 14.0
デイリー馬三郎
予想印
◎ キトゥンブルー
○ アフロディーテ
▲ フィッシュザビート
△アソルータ
以下省略
大阪スポーツ
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 渡辺薫 田沼 山河 本紙館林 インヴァネス △ コパノタイヨー ▲ △ △ コスモマローネ △ カリビアンクルーズ △ アフロディーテ △ △ 〇 〇 キトゥンブルー 〇 〇 ▲ ◎ フィッシュザビート ▲ ◎ ◎ △ ゴッドツヨシ △ △ △ △△ アソルータ ◎ △ △ ▲ ルシェロ △ △
アフロディーテ
「仕上がりはいいし、素直で乗りやすいタイプ。きれいなフットワークで切れがありそう。」(葛西助手・デイリー馬三郎)
「一追いごとに良くなってきたしフットワークの奇麗な馬。距離にも対応できるので初戦から楽しみ。」(葛西助手・大阪スポーツ)
アソルータ
「ここにきて仕上がってきている。気性は問題なく、センスも感じられるので楽しみな1頭。」(萩原清調教師・デイリー馬三郎)
「気性的に初戦向きかわからないが、センスのいい走りで仕上がりもまずまず。」(萩原清調教師・大阪スポーツ)
アフロディーテのスタートはさほど良い方ではなく、半馬身ほど出遅れます。しかし、隣の1番人気馬キトゥンブルーは大きく出遅れます。当面のライバルの大きな出遅れにアフロディーテの優勝への期待は高まります。
やや遅れをとったアフロディーテですが、二の脚がつき行為の5番手外を獲ります。
結局前3頭は2番、3番、1番の馬で、やはりこの東京芝2000m、断然内が有利です。私は昨日当サイトの独り言のコーナーで書きましたが、アフロディーテは内目の5番を引き当て、有力馬が全てそれよりも外に行ったので、その時点でかなり有利であると書きました。
アフロディーテはスローペースなのにもかかわらず抜群の折り合い(これが本当に素晴らしい!!)に楽な手応えで(私の愛馬は追走に一杯の駄馬が多すぎる!!)道中追走します。新馬戦らしく、ゆっくりとしたペースで流れますが、3角の流れが速くなるところではアフロディーテは鞍上クラストゥスが軽く仕掛けて楽に先団に取りつきます(この仕掛けどころですぐに反応できるのも素晴らしい!!)。
直線に向いてゴーサインが出るとアフロディーテはグングンと加速し一気に前を捉えます(瞬発力も素晴らしい!!)。残り1ハロンのところではすでに勝負あり。最後の50mはは流す余裕を見せ1位フィニッシュ。
追い不足や距離などいろいろと心配しましたが、終わってみれば目茶苦茶強い内容で完勝でした。2着3着が牡馬だったことからも価値のある内容だったと思います。
道中5番手から最速の上がりを出せるのですから、後方はどうしようもないでしょう。
購入愛馬での新馬勝ちは2度目です(無料提供馬のオペラシチーを除く)。1度目のクリンゲルベルガーは2歳の新馬戦を8馬身も千切って勝ちました(しかし2戦目のオープン戦は2番人気ながらも13着><)。当時、自分の馬では新馬戦は勝てないのではないかと思っていただけに本当に嬉しかったです(チャーミングシチーの2着が最高、またデビュー戦勝ちはシャンスイで経験)。
しかし、その次世代である2007年産7頭は全て未勝利のまま引退。特に私ほっさん愛馬初の高額馬ローザグランデ(1口10万円)の失敗やカクタスペアの故障による未出走での引退など上手くいかず、ぽっかりと穴が空いてしまいました。
今回、アフロディーテはローザグランデに次ぐ高額投資馬で、世間的に高ければある程度走って当然という流れの中、度重なる失敗では何を言っても説得力がありません。アフロディーテには大きな期待がかかる一方、物凄いプレッシャーもありました。
そのアフロディーテが東京開催後半のマイルのレースを目標に除外の権利獲りでの投票を実施。9頭もの馬が除外される中、低確率の抽選に通ってしまい、しかもそれは2000mの中距離戦。レースの前々日も前日も15−15で追い切られているところを見ても調整不足は明らかで、大敗も覚悟していました。
ところが、いざ蓋を開けてみるとアフロディーテは最後は手綱を抑える余裕を見せての圧勝劇。痺れました。血統や値段的には当然なのかも知れませんが、私はそんなに大口馬主ではなく、安価で2、3勝できる馬をコツコツと探している人間ですので、血統馬の見立ては自信もなく、結果が1つ出たことに本当に安堵しています。
しかし、全く期待のない友駿代替馬も含め12頭もの2008年産愛馬がいるわけですから、この1勝だけに納得せずにあと3頭は勝ち上がりを期待したいと思います。
私の中ではその有力候補は同じキャロットクラブのバノックバーンですが、それを筆頭にエイコーンキッドとフェーラシュヴァル、そしてアルマニャックの中から最低1頭、そしてシチー軍団のセシリアとカトレア、クレセントの中から1頭は勝ち上がりが出てくれるのではないかと思っていますし期待しています。
新馬勝ちは出来過ぎで最高です。今回は超良血馬でしかも花形の芝2000mということで大変興奮しております。
昨年末に我が軍団で唯一芝の中長距離を走れる準オープン馬ステップシチーが屈腱炎で無念の引退。本当に悔しくて残念でしたが、牝馬とはいえ、同じ路線で活躍できそうな馬の登場は嬉しいですね。
新馬戦特有のスローで流れたレースだった為に時計は遅いですが、最後は流す余裕もあり、何より追い不足での出走でした。次走は時計を詰めることが課題となりますが、ほとんど心配は要らないでしょう。
アフロディーテ(1着)
「調教師からは“こう乗ってくれ”という具体的な指示があったわけではなく、“若馬のデビュー戦だから大事に乗るように”と言われていました。若干繊細なところを感じさせるところはありますが、とても真面目で、競馬ではまったく問題なく、上手に走るセンスのいい馬です。直線で抜け出してからは少しふわっとする感じもありましたが、余力はありましたし、能力の高い馬です。いくらか華奢な体つきだし、まだまだこれから良くなりそうですね。どんな成長を見せてくれるかとても楽しみです」(クラストゥス騎手・キャロットクラブ公式HP)
「それほどビッシリ乗り込んでいたわけではありませんが、いいアクションをする馬なので期待していました。普通に走ってくることができれば、まず勝ち負けになるだろうと思っていたので、その通りに勝ってくれてホッとしました。やはり血統なのでしょう。立派なお母さんですね。子供たち皆、能力はあるけれど運がなかったり、成長曲線が遅めでした。しかし、この仔のお父さんはタキオンだし、その分だけ初戦からいい形で走れたのかもしれませんね。レース後の息の入りもよく、心肺機能も高いのでしょう。今のところ脚元などに不安を見せることはありませんが、まだまだこれからの馬ですし、これまでの産駒の傾向を考えても大事に育てていければいいですよね。これからが楽しみです」(津曲助手・キャロットクラブ公式HP)
「先生からは、初めてだから大事に乗るようにと言われていた。スタートも悪くなかったし、とても真面目な馬で道中はいい感じで追走できた。抜け出してからはフワッとするところはあったが、最後まで余力があったし、能力のある馬だ。」(クラストゥス騎手・競馬ブック)
アソルータ(4着)
「調教の感触からすると前向きな気性からマイル寄りの適性だなと思っていました。今週を除外になって来週の1600mになれば理想的と思っていましたが、コンディションとしては今週の出走となってもまったく問題なかったです。実際パドックを見る限り、勝ち馬(アフロディーテ様)を含めて見劣りはしないなと思っていました。それなので勝ち馬(アフロディーテ様)の強さには脱帽ですが、この馬もいいところがあったのは確かです。気性を考えて2000mの距離をもたせるために今回は敢えて直前のゲート練習を控えたんです。前半ゆったり入って終いを活かす競馬をすればいい脚を使うのはわかっていましたからね。新馬戦でスローになることはある程度予測がついたのですが今後のことを考えるとこの競馬をさせたかったし、実際結果は4着で残念でしたが、今後において幅を広げられる可能性が大きくなったので収穫はありました。ただ、今回を使ってどう変わるかが重要です。このあとの変化を見ながら改めて考えますが、可能ならばもう一度同じような距離の競馬を使って走り方を教えていければ理想的ですね。中間に球節部分に少しだけ疲れを見せましたから、レース後の状態をよく見た上で今後のことを考えていきます」(萩原清調教師・キャロットクラブ公式HP)
「稽古のときはちょっと力みが目立っていたので調教師と相談して折り合い重視で行くことにしました。ただ、実戦に行ってからはうまく折り合いがつきましたし、上手な競馬をしてくれましたね。最後の直線でもかなりいい脚を使ってくれましたし、やはり走る馬です。初戦としても上々の内容だったのではないでしょうか。少しコツコツしていて硬い馬場の影響が多少なりともあったかもしれませんが、そのあたりが解消してくればまた違ってくると思います。次はもう少しいいポジションで運べれば理想的だと思いますが、この一戦を使ったことでコントロールが利きやすくなるかならないかが大きいと思いますので、そのあたりの変化を見ながら競馬の仕方を考えられればいいですね」(三浦皇成騎手・キャロットクラブ公式HP)
アフロディーテ(1着)
「仕上がり良好。手頃な位置で折り合いをつけ、アッサリと抜け出す。センス、反応の良さ、瞬発力とすべてにおいて、良血らしさを披露。昇級しても。」(競馬ブック)
「馬体は仕上がる。スタートは遅かったが、すぐに好位へ。スローな流れでも、道中は折り合えたし、センス十分の立ち回り。ゴール前は後続を一気に突き放す抜群の瞬発力を披露。素質は高い。」(ギャロップ)
半姉に準オープンで活躍中のラドラーダ、叔父にディープインパクトがいる良血アフロディーテ(美浦・藤沢和雄厩舎、牝3歳、父アグネスタキオン、母レディブロンド)が、極上の切れ味を発揮した。スローペースのなか4〜5番手できっちりと折り合うと、直線ではメンバー最速タイの上がり3ハロン33秒5を繰り出し、2馬身半抜け出した。「とても良く、真面目に走る馬ですね。直線で抜け出してから少しフワッとしましたが、最後までしっかり走ってくれました」とアントニー・クラストゥス騎手。津曲大祐調教助手も「攻め馬の量は足りていませんでしたが、いい瞬発力を見せてくれました。奥がありそうな勝ちっぷりだったし、まだまだ良くなりそうです」と能力を高く評価していた。(ギャロップ)
細身の馬体も血統馬らしいセンスの良さ。今回は素質の違いで圧倒したが、マイル前後の距離ならさらに瞬発力が生きる可能性は高い(エイトTMの3歳馬診断・ギャロップ)
4枠からの発走。好スタートを切り、そのまま馬なりでジワリと先行。先頭からは5馬身差の5番手に位置して追走した。ゲートオープンから全くペースが上がらず、前半1000m通過は66秒5の超スローペース。それでも折り合いは十分。淡々とした流れのまま4コーナーを回り、最後の直線へ。残り400mから仕掛けられると、鋭い反応を見せ、一気に抜け出す。残り200mで早くも先頭。最後は流す余裕で楽々、2馬身半の差をつけてゴールイン。正味600mの競馬。クラス・ペースが上がった時の対応が課題も、楽しみな血統馬。今後の活躍も期待できるだろう。(勝ち上がり3歳馬コラム・JRA−VAN・この記事のみ2月8日に作成)
新馬戦は昨年までは1着賞金700万円でしたが、今年からは650万円です。
このレースは混合戦でしかもコスモマローネという外国産馬がいますので(感謝感激!!)内国産馬所有奨励賞が110万円でます。
そして内国産牝馬奨励賞が60万円。特別出走手当357000円。
というわけで、ざっと8557000円。1口ですと、15000円強の分配があると思われます。ひと月分の支払いよりも多そうですね。嬉しー。
今回の勝ちっぷりから1つ上の500万クラスでは先ず大丈夫だろうと思います。しかし、上のクラスに行くほど相手は数段強力になりますし、この一戦だけでは将来どこまで出世してくれるかわかりません。
私は愛馬ステップシチーのデビュー戦2着の直後、このステップシチーは将来1000万クラスを勝つと明言し的中させましたが、それはレースの上手さ、瞬発力、そして走破時計などによる裏付けがあったからで、今回のアフロディーテの内容はスローの終いの切れ比べ的なレースであり、切れ味では数枚上でしたが、速い流れや速い時計に対応できるかも未知数ですし、ここまでは出世するとは現時点で断言できません。
しかし、勝ちに時計は関係なく何もこのパターンで相手を大差で千切って時計を詰める必要など全くなく、2着よりハナ差だけでも先着すれば良い訳ですから、まだまだ実力の程はわかりません。というよりは見せていません。
最後は手綱を抑える余裕もありましたし、普通で考えれば最低でもあと2、3勝は出来そうな気がしますが。
気になる次走ですが、クラシックに縁がない厩舎であれば、クラシックに是が非でも出したいところで、次走すぐに500万戦だのクラシックトライアルだのと言いそうですが、藤沢和雄先生は馬重視でクラシッククラシックと言って来られなかった方。このアフロディーテも馬重視考えればまだまだ完成途上で秋までは成長を促すために放牧ということになるでしょう。
1つ勝ったことでゆっくりと出来ますし、のんびりしていてもハラハラとすることはないですから、師の判断にお任せですね。ついつい滅多に出られないオークスなどと個人的に口に出てしまいそうですが(笑)。
当日、私は仕事だったにもかかわらず、多くの方に早速お祝いのメッセージをいただきました。皆様の温かいお言葉に感謝いたします。ありがとうございました。
愛馬が勝つことだけでも嬉しいのに、たくさんの方に気にしていただいて、お祝いの言葉をいただけることは本当にこの上ない喜びです。
タキオン産駒で弓脚だけに故障が心配ですが、馬第一主義の藤沢和雄先生ですから、しっかりと馬の状態を見極めてやってくれると信じております。
それにしても楽しみな馬が出て来てくれました。しばらくは更に熱い1口馬主生活が送れそうです。今回は超良血馬ですがPOG馬ではありません。口取りにも出れますし、賞金も入ります。もしGTでも勝てば、祝賀会にも出席できます。本当に夢が広がります。
思い返せば2008年産の第一次募集ではイグアスの次に欲しい馬ながら、抽選確率が高そうなアフロディーテは諦めざるを得ず、第7希望での応募でしたが、天文学的な確率でこの馬だけを当選。結果的には一番いい馬に巡り合えた気がします。もちろん、落選したイグアスやベストリガーズがこれから後にGTを獲り、アフロディーテはどこかで頭打ちになるかも知れません。
それでも、今日現在一番良い馬をいただけたと思いますし、これから立場が変わっても、今回の勝利1つで忘れることができます。私は芝の中距離が走れる馬が欲しかった。アフロディーテは見事その想いを叶えてくれました。
6頭落選1頭のみ当選の抽選結果がクラブから来た時は目の前が真っ白になりましたが、それでも藤沢和雄厩舎の馬を手に入れられたという興奮は今でも忘れていません。なんと言っても、私の昔からの憧れの厩舎でしたから。
アフロディーテ引退の時まで、たっぷりと至福の時間を堪能したいと思います。
頑張れアフロディーテ!!期待しているゾ!!