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各競馬場コース解説

東京競馬場

●芝1400

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面真ん中付近。
 東京競馬場は、3コーナー手前で緩やかな昇り坂があり、3〜4コーナーにかけて下り坂になっている。しかし、傾斜角度はわずかなので、あまり神経質に考えなくていい。
  最後の直線は長いが、逃げ・先行馬が有利。前半にダッシュ良く好位をキープし、3〜4コーナーのカーブで息を入れて、最後の直線で二の脚を使うのが理想。
 特に条件クラスでは、先行力がある馬から入るのがセオリー。ただし、先行馬同士ではなかなか決まらず、後方に待機していた馬が最速上がりを使って2〜3着に突っ込んで来るケースが多い。
 上級クラスになると展開が厳しくなり、マイル戦もこなせるスタミナ量が必要になってくる。GUの京王杯SCは、マイラータイプの馬の方が強いレース。逆にスプリンタータイプの馬は苦戦傾向にある。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、マイルをこなせるスタミナ(重賞)
種牡馬ベスト ダイワメジャー、ディープインパクト、ロードカナロア
連対騎手ベスト 戸崎圭太、ルメール、田辺裕信、福永祐一、三浦皇成
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分24秒2 1分24秒7 1分23秒8 1分26秒4
2歳未勝利 1分23秒8 1分23秒8 1分23秒6 1分25秒4
2歳500万 1分23秒1 1分22秒5 1分22秒9
2歳オープン 1分22秒6 1分22秒8 1分24秒7 1分25秒8
3歳新馬
3歳未勝利 1分23秒0 1分23秒3 1分24秒6 1分24秒9
3歳500万 1分22秒5 1分23秒1 1分24秒3
古馬500万 1分22秒6 1分22秒8 1分23秒7 1分24秒6
古馬1000万 1分21秒9 1分22秒7 1分23秒4 1分25秒7
古馬1600万 1分21秒5 1分22秒1 1分22秒4
古馬オープン 1分21秒6 1分21秒7 1分22秒7 1分24秒6

●芝1600

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面奥。バックストレッチは緩やかな下り坂になっており、あまりペースは緩まず、縦長の馬群で平均ペース以上になりやすい。3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。
 最後の直線が長いので、3〜4コーナーでは馬群が凝縮せずに、追い出しにかかるのは直線に入ってからになる。逆に言えば、直線に入った直後はインコースで馬群が密集しやすい。ここを上手に捌けるかがポイント。
 マイル戦としては、日本一タフなコースで、逃げ切るのはかなり難しい。上のクラスになればなるほど差しが決まる。かといって、追い込み一辺倒でも厳しく、ある程度先行力と末脚の持続力が必要。
 マイル以上の距離適性が求められ、中距離もこなせるスタミナを持つ馬の方が心強い。
有利な枠順 5枠以降
有利な脚質 先行〜差し
ポイント マイル以上の距離適性、末脚の持続力
種牡馬ベスト ディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ
連対騎手ベスト ルメール、デムーロ、戸崎圭太、田辺裕信、武豊
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分37秒3 1分37秒7 1分38秒0 1分40秒1
2歳未勝利 1分36秒6 1分36秒9 1分37秒6 1分39秒6
2歳500万 1分36秒1 1分36秒9 1分39秒7
2歳オープン 1分36秒0
3歳新馬 1分37秒7 1分37秒9 1分40秒2
3歳未勝利 1分35秒8 1分36秒4 1分36秒8 1分37秒2
3歳500万 1分35秒1 1分35秒2 1分36秒8 1分37秒2
古馬500万 1分35秒1 1分35秒6 1分36秒1 1分37秒9
古馬1000万 1分34秒6 1分34秒8 1分36秒0 1分39秒1
古馬1600万 1分34秒1 1分34秒1 1分35秒6 1分37秒2
古馬オープン 1分33秒8 1分33秒6 1分37秒6 1分37秒6

●芝1800

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は1〜2コーナーの間にあるポケット。正面から見ると斜めに横切り、向正面の直線に合流するという特殊なコースとなっている。スタートから向正面の合流地点までの距離は約150m。ここまでの位置取りの攻防はかなり重要で、レースの流れにも影響する。
 内枠を引いた方がコーナーリングの際に距離ロスを避けることができるが、馬群が必然的に内々に寄ってくるので、不利を受けることがある。手ごろな頭数ならばそういった不利は少ないので、どの枠でもあまり気にすることはない。多頭数になった場合は大外枠も不利。真ん中ぐらいがいい。
 全体的な流れは落ち着きやすく、逃げ・先行有利。重賞クラスでも超スローの上がり勝負になることはめずらしくない。そうなった場合は、
速い脚を持っている馬が強いが、あまり後ろにいると届かない。そのため、前半の位置取りが重要になってくる。
有利な枠順 内〜真ん中
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 前半の位置取り、速い上がり
種牡馬ベスト ディープインパクト、ハービンジャー、ハーツクライ
連対騎手ベスト 戸崎圭太、ルメール、デムーロ、横山典弘、蛯名正義
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分51秒4 1分52秒4 1分52秒9 1分51秒5
2歳未勝利 1分50秒1 1分50秒8 1分49秒7
2歳500万 1分48秒9 1分49秒8 1分49秒4
2歳オープン 1分48秒6 1分48秒4
3歳新馬 1分51秒2
3歳未勝利 1分49秒5 1分49秒7 1分51秒3 1分52秒6
3歳500万 1分48秒6 1分49秒2 1分48秒6 1分53秒2
古馬500万 1分48秒6 1分48秒8 1分50秒1 1分51秒2
古馬1000万 1分47秒9 1分48秒6 1分49秒7 1分51秒7
古馬1600万 1分47秒3 1分48秒2 1分49秒5 1分51秒8
古馬オープン 1分47秒3 1分47秒7 1分48秒9 1分49秒5

●芝2000

 フルゲートはAコース・Bコース18頭、Cコース16頭、Dコースは14頭。春季開催(重賞競走を除く)時はA〜Cコースは16頭、Dコースは14頭。東京芝2000mは特殊なコースとして名高く、スタートから緊張感が高まる。
 1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。
 03年にコース改修を経てリニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へは入れない。無理に行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。
 差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は飛ばす必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。
 行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。その後は力勝負。広く、直線の長いコースなので、基本的には各馬の能力が発揮されやすい。
 展開云々、脚質よりも長くいい脚を使える馬にとって有利なコースだ。
有利な枠順 6枠
有利な脚質 フラット
ポイント スタートから2コーナー過ぎまでの攻防
種牡馬ベスト ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールド
連対騎手ベスト ルメール、デムーロ、戸崎圭太、福永祐一、川田将雅
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒8 2分02秒6
2歳未勝利 2分03秒6 2分03秒2
3歳新馬 2分06秒7 2分06秒3 2分10秒0
3歳未勝利 2分02秒9 2分02秒8 2分04秒4 2分07秒1
3歳500万 2分02秒4 2分03秒3 2分04秒4 2分05秒7
3歳1000万 2分01秒8 2分03秒1
古馬500万 2分01秒3 2分02秒3 2分03秒1
古馬1000万 2分01秒3 2分01秒2 2分01秒2 2分4秒5
古馬1600万 2分00秒4 2分01秒3 2分02秒2
古馬オープン 2分00秒5 2分01秒3 2分02秒1

●芝2300

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。芝2300mの番組が組まれているのは東京競馬場のみ。なおかつ、未勝利戦、500万クラスという下級条件でしか行われていないため、あまり馴染みがないコースだろう。
 スタート地点はスタンド前の直線の真ん中。最初の1コーナーまでの距離は約250mと短いが、下級条件ではテンから展開が厳しくなることは少ない。大抵はスローペースになる。4コーナーを回り終えるまでは淡々とレースが進み、最後の直線での末脚勝負になる。
 枠順は普通は外枠が不利のように見えるが、これまでの結果を見るとそうでもない。ただし、いずれも下級条件のレースのみの結果なので、コースの本質は上級クラスのレースが行われないとわからない。
 脚質的には先行馬が最も好成績を残している。次に差し馬。逃げ馬は少し苦しい。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 最後の直線での末脚勝負
種牡馬ベスト ディープインパクト、ハーツクライ
連対騎手ベスト 該当レースが少ない為選択できず
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分23秒3 2分27秒0 2分24秒4 2分27秒4
3歳500万 2分21秒7 2分22秒3 2分28秒5
古馬500万 2分21秒5 2分23秒6 2分21秒8
古馬1000万 2分20秒2
古馬1600万 2分19秒8
古馬オープン 2分18秒8 2分20秒7

●芝2400

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタートは正面スタンド前から。スタートしてからゴール板を1度通過し、そこからグルりとコースを1周する。
 最初の1コーナーまでの距離は十分にあるので、枠順の有利・不利はほとんどない。全馬が力をフルに発揮できるコース形態になっている。
 長距離戦の部類に入る距離なので前半のペースはあまり速くならないのが普通だが、クラスやレースによってかなり異なる。例えば、同じGT競走でも、日本ダービーやジャパンカップは、スタートから緩みないペースで進み、それがゴールまで続く。厳しい流れに乗りつつ、なおかつ速い上がりが要求される。逆にオークスや条件クラスでは、前半から厳しくなるケースは少ない。しかし、共通して言えるのは、結局は最後の直線での追い比べがポイントであること。
 逃げ・先行で押し切るためには、相当な力が必要だが、スタミナ豊富な先行馬は注意。勝てないまでも2、3着に残りやすい。
有利な枠順 2枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 直線の追い比べ、スタミナ
種牡馬ベスト ディープインパクト、ルーラーシップ、ステイゴールド
連対騎手ベスト ルメール、デムーロ、戸崎圭太、川田将雅、石橋脩
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分29秒8 2分31秒1 2分30秒3 2分34秒5
3歳500万 2分28秒8 2分29秒8
古馬500万 2分27秒6 2分30秒2 2分30秒1 2分33秒5
古馬1000万 2分26秒8 2分27秒7 2分28秒8 2分32秒3
古馬1600万 2分26秒4 2分27秒0
古馬オープン 2分26秒1 2分27秒8 2分28秒0

●芝2500

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は正面スタンド左の直線坂下。芝2400mより100m左側に移動しただけだが、坂下スタートなので数字以上に影響が大きい。要はゴールまで2度の坂超えをしなければいけないからだ
 そのため、この距離は大変スタミナを必要とするコースであることが知られている。
 代表的なレースは、目黒記念とアルゼンチン共和国杯。下級条件で組まれている番組は少なく、2つのハンデ重賞のために施行されているコースと言っても過言ではない。
 1コーナーまでの距離が長いので、逃げ・先行馬はどの枠に入っても主導権を取りやすいが、逃げ切るのは容易ではない
 前半は中団以降で脚を溜めて、最後の直線で強烈な末脚を温存できる馬が強いコースだ。
 しかし、単純な瞬発力勝負ではなく、消耗戦での末脚勝負
 血統的にもスタミナを有する重めの長距離血統が強い

有利な枠順 フラット
有利な脚質 差し
ポイント 消耗戦での末脚勝負、血統
種牡馬ベスト ハーツクライ、キングカメハメハ、ステイゴールド
連対騎手ベスト 福永祐一、デムーロ、小牧太、吉田隼人
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利
3歳500万
古馬1000万 2分34秒7
古馬1600万 2分33秒7
古馬オープン 2分32秒2 2分31秒9 2分33秒3

●芝3400

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面真ん中付近。最初の3コーナーまでの距離は約250m。広い東京コースを一周半弱する。
 重賞のダイヤモンドSでのみ使用されている特殊な舞台だ。同レースは以前は芝3200mで行われていたが、改装工事に伴い、現在の条件になった。
 したがって、レースのサンプル数が極端に少なく、傾向が読みづらい。
 3000m以上の長丁場なので、普通は超スローペースの上がり勝負になるが、06年のダイヤモンドSは終始淀みない流れとなった。
 展開は出走メンバーやジョッキー同士の駆け引きに左右される面が特に大きそうだ。
 展開に限らず言えることは、差し馬が有利であること。これまでのダイヤモンドSを見る限り、終いのしっかりした馬が好走している。極端に速い上がりは必要ないが、平均的な脚を長く持続できる馬が強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 差し
ポイント 展開、末脚の持続力
種牡馬ベスト ハーツクライ、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 該当レースが少ない為選択できず
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
古馬オープン 3分31秒9

●ダ1300

 フルゲートは16頭。スタート地点は向正面半ば付近。3コーナーまでの距離は約340mあり、芝同様にスタート後まもなく緩やかな上り坂が待ち構えている。
 1300mというのは特殊な距離。JRAの全10場のコースの中でも、この東京ダート1300mしかない。予想の際には、以前に施行されていた1200mと同じように考えるのがベスト。1400mに強い馬よりも1200m以下で力を発揮するスプリンターに向くコースだ。
 そして、先手を奪える馬が圧倒的に強い。一般的なダートの短距離戦と同じような考えでいい。最後の直線は長いが、差しがズバズバ決まることはない。ハナを切った馬は約50%の確率で3着以内に入る。ただし、逃げたい馬が揃うレースなので、何が逃げるかを読み切るのは容易でない。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、先行力
種牡馬ベスト サウスヴィグラス、プリサイスエンド、ファスリエフ
連対騎手ベスト 内田博幸、戸崎圭太、ルメール、田辺裕信、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分20秒9 1分20秒6
2歳未勝利 1分20秒9 1分21秒1 1分20秒8
2歳500万 1分19秒0 1分20秒2
3歳新馬 1分21秒5 1分21秒5
3歳未勝利 1分20秒6 1分19秒9 1分19秒7 1分19秒3
3歳500万 1分19秒3 1分19秒3 1分19秒0
古馬500万 1分19秒1 1分18秒8 1分17秒5
古馬1000万 1分18秒5 1分17秒3 1分17秒4 1分18秒7

●ダ1400

 フルゲートは16頭。スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト クロフネ、パイロ、キングカメハメハ、ゴールドアリュール
連対騎手ベスト ルメール、戸崎圭太、内田博幸、田辺裕信、三浦皇成
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

●ダ1600

 フルゲートは16頭。東京ダ1600mは、東京芝2000mと同様にしばし物議を醸すコース設定。03年にコース新装が行われたが、前者はその状況が是正されなかった。
 いまだに抱える欠陥要因は、スタート地点。2コーナー奥の芝部分からスタートすることになるのだが、脚をすべらせてダッシュがつかないことがある。
 また、内枠と外枠とでは芝を走る距離が違うが、あるトップジョッキーの話だと、その点はあまり関係ない(騎手は気にしていない)ようだ。
 むしろスタート地点そのものに問題があり、芝が得意でない馬にとっては不安材料なのだ。
 まずはスタートで好発をできるかが勝負の分かれ目。出遅れたらほぼ終わり。致命傷になる。
 ダート戦なので基本的には逃げ・先行が有利だが、1300mや1400mに比べて数字はガクンと落ちる。
 中団からの差し馬も互角で、最後は決め手勝負になる。

有利な枠順 1枠が不利
有利な脚質 先行〜差し
ポイント スタート、決め手
種牡馬ベスト ゴールドアリュール、ゼンノロブロイ、キングカメハメハ
連対騎手ベスト ルメール、戸崎圭太、田辺裕信、内田博幸、大野拓弥
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分41秒1 1分40秒2 1分40秒9
2歳未勝利 1分40秒3 1分40秒4 1分39秒2 1分39秒9
2歳500万 1分38秒6 1分41秒5
3歳新馬 1分41秒1 1分42秒4 1分40秒4 1分40秒1
3歳未勝利 1分40秒2 1分39秒7 1分39秒6 1分39秒6
3歳500万 1分38秒9 1分38秒1 1分38秒1 1分37秒6
3歳オープン 1分37秒0 1分38秒9 1分36秒7
古馬500万 1分38秒9 1分38秒5 1分38秒1 1分38秒3
古馬1000万 1分37秒8 1分37秒4 1秒37秒3 1分37秒5
古馬1600万 1分36秒7 1分36秒5 1分37秒4 1分36秒0
古馬オープン 1分35秒8 1分35秒6 1分35秒3

●ダ2100

 フルゲートは16頭。スタート地点はスタンド前中央付近。ダート戦では長距離に分類されるが、コーナーを4度しか回らないコースなので、他場の1700m〜1800mとそれほど大きな違いはない。
 しかし、スタミナは必要で得意・不得意の差が出やすいコース。まずは、いかに距離ロスを防いでスムーズに先行できるかがポイント。
 最初の1コーナーまでは約230mしかないので、スタート直後の攻防は激しくなる。多頭数の大外枠を引いた場合は、非常に厳しい。
 2コーナー過ぎまでには隊列は落ち着き、向正面へ。ここはペースダウンするところで、折り合いを欠いてしまうと最後まで持たなくなる。
 前半のペース次第だが、全般的には逃げ・先行馬が有利。東京コースではマクりも利きにくいし、芝のレースと違って後方で脚を溜めて、最後の直線で爆発というタイプの馬も少ない。芝から転戦してきた馬が、稀に凄い脚を使って追い込んでくる程度。
有利な枠順 内枠以外
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、向正面までの位置取り
種牡馬ベスト クロフネ、シンボリクリスエス、ロージズインメイ
連対騎手ベスト ルメール、戸崎圭太、内田博幸、大野拓弥、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分15秒7 2分15秒8 2分14秒3 2分14秒9
古馬500万 2分13秒6 2分12秒3 2分13秒2 2分12秒5
古馬1000万 2分12秒2 2分12秒0 2分11秒3 2分12秒0
古馬1600万 2分11秒5 2分09秒7 2分07秒7 2分09秒9
古馬オープン 2分09秒5 2分09秒8 2分09秒2

●ダ2400

 フルゲートは16頭。03年の改装後に新しくできたコース。しかしながら、実際に組まれている番組は非常に少なく、あまり使われてないのが現状だ。年に1、2回、しかも500万、1000万クラスの平場戦のみの使用で、ファンにとっても馴染みが薄いことだろう。
 スタート地点はスタンド前の直線入り口。サンプル数が少なく、傾向を指摘するのは難しいが、最初の1コーナーまでの距離が非常に長いので、枠順の有利・不利はなさそう。
 また、
2度の坂超えをするので、当然ながらかなりのスタミナが必要になる。
 普通の良馬場ならば差し馬が有利。長い直線で末脚を発揮できるタイプが強く、逃げ・先行馬は相当力がある馬でないとなかなか残れない。ただし、脚抜きのいい馬場になると一転して、前が残る可能性が高くなるようだ。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 差し
ポイント スタミナ、末脚
種牡馬ベスト キングカメハメハ、マンハッタンカフェ、ハーツクライ
連対騎手ベスト 該当レースが少ない為選択できず
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
古馬500万 2分34秒5
古馬1000万 2分34秒3 2分33秒0

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