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フルゲートはAコース14頭、BコースとCコースは12頭。スタート地点は向正面の真ん中よりやや左。最初の3コーナーまでは289mあり、札幌芝1000mよりも90mぐらい長い。
函館競馬場は一般的に平坦コースと思われがちだが、実は違う。高低差は3.4mあり、中山、京都に次いで高低の幅がある。しかも、2コーナーが最も低く、そこから徐々に上がっていき、4コーナーを入ってすぐが最も高いという特殊な形態。そこから最後の直線の半ばまで下り坂になっている。したがって、芝1000mはスタート後、すぐになだらかな上り坂を走ることになる。
2歳の新馬戦で組まれることが多い条件なので、好走馬の特徴は掴みづらいが、やはり基本は逃げ・先行馬を狙うこと。先行力は必須だ。
枠順は基本的には内が有利。一桁の馬番の枠を引きたい。ただし、函館は芝が荒れやすいので、馬場状態によっては内が苦しくなる。
有利な枠順 内 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 先行力 種牡馬ベスト 連対騎手ベスト 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 58秒9 58秒6 2歳未勝利 59秒1 1分00秒6 古馬500万 57秒8 58秒8 古馬オープン 57秒2
使用されることが少ない為、データは非常に少ない。
フルゲートは16頭。スタート地点は向正面の2コーナー奥にあるポケット。
スタート直後、少し走ってから緩やかな上り坂になる。
函館の芝は重い洋芝で、非常に時計がかかる。1000万クラスでも1分10秒台の決着は当たり前で、開催時期が早い古馬重賞の函館スプリントステークスでないと10秒台はなかなか切れない。
そのため、時計が出る別の競馬場で苦戦していた馬でも対応が可能。
穴馬の台頭が多く、予想も難しい。
函館の芝に合った馬を見つけることがポイントになってくる。
脚質の有利不利は開催日によってかなり違う。開催序盤は逃げ・先行馬が有利だが、少しでも開催が進むと馬場が痛み出し、一気に逃げ・先行馬が苦しくなる。
8月の開催になると完全に差し馬有利になる。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 開催前半は逃げ・先行、後半は差し ポイント 脚質、枠順 種牡馬ベスト ダイワメジャー、キンシャサノキセキ、ヨハネスブルグ 連対騎手ベスト 岩田康誠、池添謙一、勝浦正樹、三浦皇成、吉田隼人 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分11秒8 1分13秒6 1分12秒4 1分14秒6 2歳未勝利 1分11秒8 1分12秒4 1分12秒8 2歳オープン 1分10秒8 1分13秒0 3歳未勝利 1分11秒2 1分12秒4 1分12秒1 1分12秒9 古馬500万 1分10秒6 1分12秒1 1分13秒7 1分13秒0 古馬1000万 1分10秒1 1分11秒6 1分10秒6 1分10秒6 古馬1600万 1分09秒7 古馬オープン 1分09秒4 1分09秒5
フルゲートはAコース16頭、BコースとCコースは14頭。スタート地点は正面スタンド前より少し右。最初の1コーナーまでの距離は276m。
スタート後の2ハロン目までの流れが、レース展開を大きく左右する。スタート直後の先行争いで1〜2コーナーのラップが最も速くなりやすいが、ここまでにあまり前が競りあわずにペースが遅くなると、前に行った馬が残りやすくなる。速くなれば当然、差し馬が台頭する。しかし、狙いやすいのは好位を取れる先行馬。ラスト3ハロンは平均して36秒台という遅い時計。スローペースの上がり勝負でも11秒台のラップを連発できるような馬場ではない。芝1200m同様に、遅い上がり向きの馬を探すのがポイント。
全般的には、サンデーサイレンスを中心とするヘイロー系の種牡馬が強いが、その中でも函館の洋芝に強い馬を見分けることが大事。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 先行 ポイント 展開、洋芝適性 種牡馬ベスト ステイゴールド、ハービンジャー、ディープインパクト 連対騎手ベスト 岩田康誠、池添謙一、クリストフ・ルメール、三浦皇成 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分55秒1 1分56秒5 2歳未勝利 1分53秒0 1分52秒3 1分55秒3 2歳オープン 1分51秒3 1分51秒8 3歳未勝利 1分51秒3 1分53秒0 1分54秒4 古馬500万 1分50秒2 1分51秒9 1分54秒8 1分53秒0 古馬1000万 1分49秒9 1分52秒7 古馬1600万 1分48秒7 古馬オープン 1分48秒9 1分52秒4 1分56秒0
フルゲートは16頭。スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。1コーナーまでの距離は476m。
前半戦の主導権争いが決着するまではある程度流れるが、それほど厳しいペースにはならない。しかしながら、逃げ馬にとっては楽ではないコース。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。
ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3〜4コーナーで動き始め、器用な脚を使ってのマクリ差しが要求される。芝1800m同様にラストの時計は非常にかかる。
遅い上がり向きのパワータイプの馬を狙うのがセオリーで、血統的にはカーネギー、オペラハウス、エリシオ、ラムタラといった少し重めのノーザンダンサー系の産駒がいい。
枠順の傾向は芝1800mとほぼ同じ。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 先行、マクリポイント 洋芝適性、脚質 種牡馬ベスト ハービンジャー、ステイゴールド、ディープインパクト 連対騎手ベスト クリストフ・ルメール、岩田康誠、吉田隼人、池添謙一 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 2分04秒4 2分06秒6 2分08秒2 2分09秒0 古馬500万 2分03秒1 2分06秒5 2分09秒9 2分06秒8 古馬1000万 2分02秒3 古馬オープン 2分01秒2 2分03秒9
フルゲートはAコースとBコースは16頭、Cコースは14頭。スタート地点は向正面の真ん中。スタンドから見てちょうど正面付近になる。
スタートしてすぐに上り坂になるので、前半のペースは速くなりにくい。そうでなくても2600mという長丁場なので基本的にはスローペースの上がり勝負になる。しかし、4コーナーを回り終えるまでに各馬が仕掛けるので、上がり勝負といえど多頭数が団子状態になってゴールするシーンはほとんどない。
特に力のある逃げ馬がすんなり先手を奪えた時は、ぶっちぎって勝ってしまい、後続と大きな差をつけることも少なくない。重い洋芝での長距離ではスタミナの消費が著しく、バテた時は派手に負ける。
したがって、次走以降を考える上で、このコースでの着差はあまり鵜呑みにしてはいけない。
脚質的には逃げ・先行馬が有利。
多頭数にはなりにくいので枠順はあまり関係ないが、できるだけ内枠の方がいい。
有利な枠順 内枠 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント スタミナ、脚質 種牡馬ベスト ハービンジャー、ハーツクライ、ステイゴールド 連対騎手ベスト 岩田康誠、クリストフ・ルメール、吉田隼人、四位洋文 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 2分46秒5 2分48秒6 古馬500万 2分44秒4 2分47秒5 2分51秒5 古馬1000万 2分42秒8 2分45秒9 2分49秒9 古馬オープン 2分43秒4 2分51秒7
フルゲートは12頭。スタート地点は向正面の左端。2コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
3コーナーまでの距離は366m。
芝コースと同じように高低差(3.4m)があり、3コーナーをめがけて坂を上り、4コーナーのところから下る。
スタート直後の向正面の直線を目一杯使って激しい先行争いになるのは必至。
3コーナーは上りだが、上ってしまえばあとは下り坂の惰性で押し切ってしまえるので、スタートダッシュを利かせて前に行けなければ勝負にならない。
したがって、逃げ・先行が絶対有利。枠順では6枠〜8枠の成績が良い傾向。内枠で出脚が悪いと被される危険がある。
しかし、最初のコーナーまで十分距離があるので、ダッシュ力がある馬ならば枠はあまり気にしなくていい。
有利な枠順 6枠〜8枠 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント ダッシュ力、血統 種牡馬ベスト サウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、プリサイスエンド 連対騎手ベスト 横山武史、岩田康誠、丸山元気、城戸義政、松田大作 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分01秒1 1分01秒2 1分01秒0 1分01秒1 2歳未勝利 1分00秒7 1分00秒0 1分00秒1 1分00秒8 3歳未勝利 1分00秒6 1分00秒7 59秒8 1分00秒4 古馬500万 59秒7 59秒5 58秒8 59秒3 古馬1000万 59秒3 57秒7 58秒8
フルゲートは14頭。スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く。
1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ。
逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある。
最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要。
有利な枠順 中枠、外枠 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 脚質、血統 種牡馬ベスト ゴールドアリュール、ダイワメジャー、マンハッタンカフェ 連対騎手ベスト 岩田康誠、北村友一、池添謙一、クリストフ・ルメール 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6 古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8 古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4 古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6 古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2
フルゲートは12頭。スタート地点は向正面の真ん中から少し左に行ったところ。コースを約一周半回る。
古馬の500クラスの平場戦のみで行われるマイナーな条件に加え、鞍数も年間で一つしかない。
高低差があって、砂厚(8.5cm)も厚いダートコースでの長距離戦ということで非常にスタミナを要する。ダラッと逃げ、先行した馬がそのまま前で凌ぎ合う競馬になり、差し・追い込みはほとんど利かない。1700mと同じように先行できる馬が中心となる。
しかしながら、レースの質は1700mとは違う。1700mで先行できずに負けていた馬の巻き返しが盲点になる。芝からの転戦馬にも注意が必要だ。
また、平場戦なので減量騎手の効果は大きい。
枠順はあまり関係がない。
血統的にはここでもブライアンズタイムが強い。ミスタープロスペクター系は減点が必要で、サクラローレル、ライブリーワンといったスタミナがあるズブめの血統がいい。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ、先行 ポイント 減量騎手、スタミナ 種牡馬ベスト 連対騎手ベスト 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 古馬500万 2分36秒5