種牡馬ランキングとは

種牡馬とは

 種牡馬とは父馬のことで、人間でもそうですが産駒は父の影響を色濃く受け継ぐことになります。ただし、父馬の競走成績がそのまま影響する場合とそうでない場合があり、必ずしも父馬と同じような産駒が誕生するとは限りません。

 また、父馬によっては母父の力をフルに引き出すものや、母父との相性によってとんでもない産駒を大物を出すものもいて、まさに十馬十色です。

 ですから、どの父馬の産駒かは非常に大切な要素であり、馬を選ぶ際の最重要課題であると考えられます。

 また、種牡馬になるためには、最低でも重賞勝ちの実績か、超良血でなければなれません。もしかすると大物を出す可能性のあるような馬でも、成績が悪ければだれも付けてはくれませんし、種牡馬にはなれません。

種牡馬の実績をどう評価するのか

 例えば競走成績が良くて種牡馬になり、初年度たくさんの種付けを行なったとします。たくさんの産駒が生まれれば獲得賞金は多かれ少なかれ騰がるでしょう。しかし、この産駒の獲得賞金では、その種牡馬の正確な成績がわかりません。

 そこで何をもって種牡馬の価値を判断するかですが、次項のアーニングインデックスが一番正確であると考えます。

アーニングINDEXとは

 アーニングINDEXというのは産駒1頭あたりの収得賞金値。1.0が平均値となる。

   産駒の総収得賞金    全出走馬総収得賞金
   −−−−−−−− ÷ −−−−−−−−−−
   産駒の出走頭数        総出走頭数

 ただし、このアーニングINDEXが完璧かというとそれもそうとは言えません。なぜなら外国産馬などで、馬体や動きが良くて輸入された馬が活躍すると、このアーニングINDEXはグンと上昇します。その馬の父は他にも産駒がいるはずですが、走らなさそうな馬は高いお金を出してまで輸入されるはずもなく、それらの馬は当然評価の対象にはなりません。その点、国内でけい養されている種牡馬は基本的に総ての産駒が評価になりますから、かなり信用できる結果がでていると思います。また、アーニングINDEXの数字がたくさん表示されている馬ほど、信頼は増すと思われます。

 もうひとつの大きな問題点は、加齢とともに能力が落ちる場合です。あくまでも前年度までの実績の評価になりますので、高齢になればなるほど、値より少し評価を下げたほうがよいかもしれません。

 その他にもアーニングINDEXに関する問題点は多々あると思われますが、あくまで個人サイトでかつ個人的な見解に基づいて作成しておりますので、その辺はご理解願います。

 表の詳細に付きましては種牡馬ランキングの見方をご覧ください。

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