種牡馬ランキングの見方

 一覧表に記載の種牡馬は1998年以降年間種牡馬ランキング200位以内に一度でも入ったことのある馬を総て抜粋し、かつ年度ごとのアーニングINDEXに基づいて平均値を出し、それによってランキングしてあります。

●表の各項目について

評価

評価 対象 コメント 馬評価時の配点
アーニングINDEX > 3 素晴らしい 文句なし 5点
A+ アーニングINDEX > 2 相当走る産駒が多い 4.5点
A− アーニングINDEX > 1.6 かなり期待できる 4点
B+ アーニングINDEX > 1.3 平均以上の活躍が期待できる 3.5点
B− アーニングINDEX > 1 平均程度の評価 3点
アーニングINDEX > 0.8 やや平均以下 2点
アーニングINDEX > 0.6 かなり厳しい 1点
アーニングINDEX <= 0.6 できれば避けたい(上記「問題点」の場合あり) 0点

 なぜS評価がアーニングINDEX3以上でA+が2以上なのか。これは作成者である私ほっさんの経験と感、さらに全体の数を見回した上での偏差値的考えから独断で弾き出したものです。いやいやS評価にするなら4以上だろうとか、この馬はA+評価だろうとか、いろいろな意見をお聞かせいただきたいので、どんどん管理者宛にメールを送ってください。ただし謝礼等はございませんのであしからず。また、皆さんのご意見でコロッと表を作り変えてしまう場合や、全くご意見を反映せずに我が道を突っ走る場合等あります。ご了承ください。

アーニングINDEX 

アーニングINDEXというのは産駒1頭あたりの収得賞金値。1.0が平均値となる。

   産駒の総収得賞金    全出走馬総収得賞金
   −−−−−−−− ÷ −−−−−−−−−−
   産駒の出走頭数        総出走頭数

年度ごとに上記の式でアーニングINDEXを計算し(産駒が出走しなかった年は空白)、1998年から昨年までの平均を算出しています。

新種牡馬に対しては産駒のデータがないので、血統やその馬の競走実績から優秀なものには「1」をそうでないものには「0.5」を勝手に代入しています。

以下のデータはその馬のパラメータで、参考にはなりますが必ずしも産駒が同じとは限りません。

距離

短  短距離(1000mから1400m)
マ  マイル(1600m)
中  中距離(1800mから2100m)
長  長距離(2200m以上)
万能 オールラウンドプレイヤー

成長型

早    早熟
やや早 やや早熟
普通   普通
やや晩 やや晩成
晩    晩成
持続   成長が持続するタイプ
以下の5項目はA〜Dまでの4段階評価になります
 A 素晴らしい
 B 良い
 C どちらかといえば良くない
 D よろしくない

芝    芝適性

ダート   ダート適性

瞬発力 一瞬の切れ味

パワー  道悪やダートなど力のいる馬場への対応

底力  奥底に潜む力

生年  その馬の生年月日

引退  種牡馬生活を引退した年(年齢によって引退した場合や死亡した場合の年月日)

毛色  その馬の毛色

●問題点

 各年の200位以内というのは、その馬の出走産駒のその年度における総獲得賞金であり、産駒数が少なく総獲得賞金額では200位に入らないものの、有能な種牡馬も実際には多数存在すると思われます。この場合は、種牡馬評価一覧に搭載されないため、他転載の馬評価表においては評価「E」の最低評価となってしまいます。ですから「E」評価に対しては隠れスゴ馬がいるかも知れないことをお知り置きください。(いずれ時間がとれたら全部入力するつもりなのですが、あまり表がたくさんになっても見にくいカナ)
 とくに海外でけい養されている馬については、期待される産駒しか輸入されないため、種牡馬評価一覧では高い評価であっても、その値どおりに他の産駒が走るとは限りません(例えばPleasant Tap・・・笑)。

参考文献
 データ作成にあたり、以下の著書を参考にさせていただきました。関口隆哉・宮崎聡史両氏著書の種牡馬史上最強データはデータ量も豊富で見やすく大変参考になりますので、数々ある種牡馬本の中で最もお勧めの一冊です。興味のある方はご購入ください。
最強の種牡馬データ事典1998       関口隆哉・中村裕文・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典1999〜2000 関口隆哉・中村裕文・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典2000〜2001 関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典2001〜2002 関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典2002〜2003 関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典2003〜2004 関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
最強の種牡馬データ事典2004〜2005 関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ05〜06       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ06〜07       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ07〜08       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ08〜09       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ09〜10       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ10〜11       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ11〜12       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ12〜13       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
種牡馬史上最強データ13〜14       関口隆哉・宮崎聡史著 成美堂出版
スタリオンレヴュー サラブレッド血統センター

 総獲得賞金順に並べてあり、また、私たちが安くて良い種牡馬をみつける際にかかせないアーニングIDXも掲載してあります。
 さらに、BMS(ブルードメアサイアー 母父の意)についても書かれており、1口馬主やPOGをしている方には必見です。

 上記の本は当然年代が新しいほど最近の傾向を示していますが、たまには10年前の本などを読み返してみるのも面白いです。

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