騎手や調教師は中央の平地競走のランキング(成績)、障害競走の成績、地方競馬主催競走の成績等さまざまなデータを持っております。対象レースが中央平地の場合は過去の中央平地での評価、地方競走の場合はその騎手が地方を走ったときの評価となります。
ですから、同じ騎手でも中央競馬で騎乗した場合と地方交流戦に出た場合とでは、評価が変わります。例えば安藤光彰騎手は地方では抜群の成績(2813勝 昨年末時点)を残しておりますので、評価は文句なしの「A+」ですが、中央では550回も騎乗していて実は12回しか勝っていません。タイムパラドックスでの重賞制覇など派手さはあるものの、勝率2.2パーセントと非常に厳しい数字が残っております。よって中央平地成績は最低ランクの「E」ということになっています。
その数字はその馬の総合評価で、父馬、母馬、母父、兄弟、生産牧場、馬体、値段などを総合的に判断し、平均点を出したものです。数字が高いほど、走る確率が高いと予想されるということです。ただし、脚元が弱かったり、腰に不安を抱えていたりといったところまでは判断できません。
私ほっさんが馬を購入する際はこの数字を一番中心に考えています。
一番考えられることは、金額が高いということです。どんなに血統が良くて牧場が良くても金額が高ければなんにもなりません。
といいますのは、例えば総額1000万円の募集馬がいたとします。この馬でプラス収入を得ようとした場合、月々の飼葉料が約60万円として、6歳末まで現役だったとします。
総額1000万円の募集馬の場合
現役期間は5歳末までとした場合、飼葉料(預託料)は月々平均約60万円ですから、60万×48ヶ月で2880万円かかります。
馬代金1000万円 + 飼葉料2880万円 = 3880万円 の 支出
それに対して収入は未勝利を勝った場合の賞金が総額500万円ですが、上納金とクラブ手数料が35パーセント程度かかるので、実際に手元にくるのは約325万円になります。500万条件を勝った場合も同様に497.5万円と馬代金ですら手元に戻ってきません。現実には2着や8着でも多少賞金がありますので、もう少しましですが(ですから2着の多い馬は1勝馬や2勝馬でもそこそこ収入がある場合が多い。)、ほとんど儲かりません。
上記では馬代金1000万円の馬で計算しましたが、1口馬主界で1000万円の募集馬といえば、大抵ろくでもない血統で、未勝利戦で1度も掲示板に載れずに引退という馬が多いものです。
では高額な募集馬はといいますと、例えば総額6000万円の馬ですと、実は重賞を勝っても元が取れません。1000万クラスあたりで頭打ちにでもなろうものなら、とんでもない赤字になってしまいます。
ですから、夢は重賞制覇だGTだという人はリスクを背負って高額馬を選べばよいでしょうし、オープンにはいかなくてもいいからできるだけ赤字になりたくないという私のような人間は安価でそこそこ走りそうな馬を選べば良いのです。
作った本人がそういった考え方ですから、当サイトの馬評価は収支の良さそうな馬ほど(値段の割りに走りそう)高評価になっております。
当サイトは、全く1人で管理運営しているので、私ほっさんが飲み会であるとか、旅行であるとかで数日更新しないときもあれば、基本は情報があればその都度更新しています。
しかし、私ほっさんは日中は仕事をしていて、帰りは午後8時ごろなので、大抵9時から午前1時くらいまでの更新になることが多いです。
是非皆さんに見て欲しいような話があるときは、ホームグラウンドのがんばれシチー軍団のホームページでもお知らせしております。
私は、馬券購入するときや予想を立てるときには、それまでの競走時計(持ち時計)とそのスピード(指数)そして、追い切りの本数や動きを重視しています。また、休み等でパドックを見れるときはパドックの気配も重視します。
ですから、前走の着順が低くてもメンバーが揃ってしまったのかも知れませんし、逆に1着でも相手に恵まれたものかも知れませんし、そのあたりを時計や展開(ハイスピードでの前残りとか上がり勝負のヨーイドンの競馬なのか等)等で見極めています。
また、1口馬主やPOG馬を選択するときは、父馬、母馬、母父、生産牧場、預託厩舎(厩舎の方針や依頼騎手、最近の成績)、馬体そして金額等で判断します。それら全てはランキング化され、それらの合計から各馬の評価点を算出し、それをひとつのベースにしております。