>トップページ>管理人ほっさんコラム>第3回 友駿ホースクラブの「D」評価

管理人ほっさんコラム

第3回 友駿ホースクラブの「D」評価

 一口馬主クラブ「友駿ホースクラブ」(以下友駿ホースクラブまたは友駿)での話。当クラブでは、その週の土日に出走予定馬の出走が確定したら、金曜日に確定馬としてインターネットのホームページ上に掲載します。その際に出走日や出走競馬場、出走レースとともにその馬の状態と評価が掲載されます。
 状態を見れば大体の馬の感じと出走に至った経緯などがわかります。「調子がいいので登録しました」とか「今回は叩いて次回に期待します」などです。
 評価とは通常A、B、Cの3種に別れ、以下の表の通りです。

評価 記載コメント 友駿としての解釈(仮定) 会員の解釈 出現確率
「絶好調」「相手関係から見て自信あり」 勝ち負けできるだろう 掲示板くらいは載るかな 10%
「まあまあの状態」「良くもなく悪くもなく」 掲示板期待 なんとか8着以内に入って賞金くわえてきて欲しい 60%
「あまりいい状態ではない」「調子悪い」 真ん中くらいの順位かな タイムオーバーは勘弁 30%
「無理」 「絶望」 出すなよボケッ!! 0.01%

 上記には「通常A、B、Cの3種に別れ」と書きましたが、上の表にあるように一年に一度でるかでないかの「D」評価というのが、そこには存在します。あまり、注意して見ていない会員さんはご存知ないのではないでしょうか。

 その中で忘れもしない馬がいました。

 時は2005年3月25日金曜日。いつものように友駿ホースクラブのホームページを見ていると確定馬のところに「D」評価が!!そのとき私は友駿ホースクラブに入会して約9ヶ月でしたが、初めて「D」評価の馬を見ました。正直入力ミスだと思っていました。

 その馬はブロッコ産駒のオメガシチー(牡3歳・栗東五十嵐忠男厩舎)で、前々走12着、前走13着と今回9着以下なら3走成績による出走規制(大雑把に言えば、3戦連続して9着以下の着順であれば1ヶ月の出走停止 詳しくはキャロットクラブのホームページのQ&A(だれでもご覧になれます)に非常に詳しく解説されているので、そちらをご覧ください)という大ピンチ。
 出走確定しているレースは2005年3月27日阪神ダート1800の9頭立て。9頭ということは1頭でもかわせば出走規制を回避できるという状態でした。その重要なレースに幻の「D」評価が!!

 結果はダート1800の稍重なのに、2分0秒4。1着の馬から6.3秒差。出資者の方には、1頭だけ歩いているように見えたそうです。たしか3走成績による出走停止の1ヶ月とタイムオーバーの出走停止1ヶ月で2ヶ月間の出走停止だったと思います。

 友駿ホースクラブ。募集馬と値段の付け方だけ見ていると、あまり馬のことをよくわかってないなんていう人をたまに?みかけますが、とんでもない、駄目な馬を見抜く力は相当高いです(いい馬を見抜く力は?)。

 評価「D」。貴方の愛馬にその烙印が押されていたら・・・あ〜おそろしや。

2007年1月15日作成

管理人ほっさんコラムトップページへ