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管理人ほっさんコラム

第2回 優秀な騎手・調教師のひとつの見分け方

 私がデータを作成していてひとつ気づいた事実があります。以下の表を見てください。

騎手名 勝数 2着回数 3着回数
武豊 2869 2020 1624
藤田伸二 1329 1091 1006
横山典弘 1733 1523 1316
四位洋文 1059 961 805
川田将雅 114 98 90
佐藤哲三 714 742 666
池添謙一 465 436 444
千田輝彦 275 285 357
荻野要 45 57 55
高橋康之 49 65 68

 上記の表は中央競馬の騎手の2006年末現在の中央平地における勝数、2着回数、3着回数であるが、よく観ていただきたい。いわゆる皆さんが認める1流の騎手(ここでは武豊、藤田伸二、横山典弘、四位洋文を抽出)は3着までの回数をみると、1着が1番多く、次に2着、次に3着と回数が少なくなっているのがわかる。

 ちなみに皆さんが微妙と思うあたりの騎手2人(佐藤哲三、池添謙一を抽出)の成績を見てみると、1着から3着までの数字がほぼ同じであったり、2着が多かったりする。

 さらに、悪気はないが、現実のデータなので、参考に成績下位の騎手も無作為に3人(千田輝彦、荻野要、高橋康之)を抽出したので、見ていただくと、1着から3着までの回数がいわゆる有名騎手と逆になっているではないか。

 このことは、最後の追いの確実差や勝負強さをある程度示しているのではないだろうか。

 しかし、騎乗している馬が全く異なるので、必ず当てはまるとも言いがたい。この表の全員が毎回ディープインパクトに乗っていれば、枠の差こそあれ、成績が変わってくるかもしれない。

 ただ、ひとつの目安にはなるのではないだろうか。

 私ほっさんが今(2007年1月吉日)、注目している川田将雅騎手の成績も挙げておく。川田騎手は決して武豊騎手や横山典弘騎手ほど騎乗馬に恵まれているとは思えない。にも関わらず1流騎手と同じラインを描いているということは、相当乗れる騎手追える騎手であるということではないだろうか。

 私は某予想家などの様に、結果が判ってからあーだこーだと関係付けるのは大嫌いなので、今(2007年1月)、ここに予告しておくが、将来川田時代が訪れるであろう。(川田騎手サイン頂戴! ウソ)

2007年1月15日作成

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