キャロットクラブ 2016年度募集馬評価


毎年、安価で3勝できる馬を探し続けている私ほっさんだが、

09年産のキャロ馬は5頭購入4頭(プリュム、ハルシュタット、マデイラ、フランベルジェ)が勝ち上がりの大成功。最優先枠で落選したプレザントライフの話は厳に慎むように(笑)。
内マデイラは4勝を挙げオープン入り、プリュムも2勝。

補償がなくなり、例年よりも様子見の為に買い控えた10年産は2頭購入の内、グランデアモーレは新馬勝ちから4勝、フロアクラフトもオークス5着などクラシックに出走し4勝と抜群の成績。

11年産は3頭購入で勝ち上がりはバウンスシャッセのみだったがフラワーカップGVと中山牝馬S GV、愛知杯GVを制し募集総額1800万円の馬が獲得本賞金1億4千万円の獲得本賞金と大活躍。勝ち上がり率にこだわる私がこの世代33パーセントで終わってしまったことは痛恨だが、1頭大当たりが引けたので激甘採点でヨシとしよう。

12年産は4頭購入(ベルディーヴァ、アモーレエテルノ、グリューヴァイン、サンフレイム)で勝ち上がりは3頭。未勝利引退だったアモーレエテルノも2着までは来ていた。

13年産は買い控えで2頭購入(レンベルガー、グルーヴィタイム)。母馬で所持馬だったクリンゲルベルガーの子ということだけで購入したレンベルガーは2着2回も未勝利で引退。残すグルーヴィタイムも前走2着だったが未だ勝ち上がれず。


そんなこんなで、確率論と独断と偏見の当募集馬評価。今年も懲りずに立ち上げ。私の理論は独特なのである意味参考になるのでは(笑)。


愛馬の引退が相次ぎ現在所持馬はたったの6頭。これはさすがに淋しく、今年は投資額を増額し3、4頭の獲得を目指したい。×1取得の最優先権をどこで使うのか思案のしどころ。今年も緻密な票読み作戦を決行!!


とにかく私は関西人なので関西馬重視関東馬軽視なので、そこは勘弁いただきたい。


7日、第一次募集応募馬決定!!


最優先枠 ×1あり


14 クルソラの15


一般枠

51 アディクティドの15
74 ラフィントレイルの15

ハハハ、全て抽選対象だ。

14日の抽選対象馬発表時点で上記一般枠申込み2頭は最優先枠で抽選ということで落選決定(>_<)。最優先枠×1での抽選と発表のあった15 クルソラの15のみが当選の可能性を残す。

16日、抽選結果発表。

14 クルソラの15に当選!!

これで1.5次募集には参戦できないが、2次募集にて最低2頭は購入予定。

2次募集初日で

63 レースウィングの15


77 オーベルゲイドの15

を取得。

(2016年9月27日更新)

2016年8月29日立ち上げ

●今年も懲りずに独断と偏見の募集馬評価を立ち上げます(毎年タイトル同じ 笑)

 友駿ホースクラブ会員だった私が社台ブランドや新たな厩舎との出会いを求めてキャロットクラブに入会したのが2006年。過去の購入馬と勝ち上がりは次の通りです。太字が勝ち上がり

2005年産

シャンスイ 既走馬相手のデビュー戦快勝も1勝止まり 繁殖入り


2006年産

ペルシステンテ 未勝利
クリンゲルベルガー 新馬勝ち 2勝 繁殖入り


2007年産

ローザグランデ 未勝利
プルミエダンスール 未勝利(クラブ初のイチオシ特選馬!! これは騙された。ちゃんと自分の意思で買わなきゃ)
カクタスペア 出走できずに引退 繁殖入り


2008年産

アフロディーテ 新馬勝ち 3歳秋にレース中の事故で予後不良
エイコーンキッド 未勝利
フェーラシュヴァル 未勝利
バノックバーン 未勝利
アルマニャック 未勝利


2009年産

プリュム 新馬戦2着 3勝
マデイラ 新馬勝ち 4勝 
現役
フランベルジェ 新馬戦1番人気6着 3戦目に勝ち上がり
ハルシュタット 新馬戦3着 3戦目に勝ち上がり

リバイヴエンブレム 未勝利


2010年産

グランデアモーレ 新馬勝ち 4勝 
フロアクラフト 新馬戦2着 6戦目で勝ち上がり オークスGT 5着 4勝



2011年産

バウンスシャッセ 新馬勝ち フラワーカップGV、中山牝馬S GV、愛知杯GV優勝 オークスGT 3着 4勝
ジェットブラック 未勝利
ラフェドフルール 未勝利


2012年産

アモーレエテルノ 未勝利引退 最高位2着
グリューヴァイン 4戦目で勝ち上がり 2勝 現役
サンフレイム 4戦目で勝ち上がり
ベルディーヴァ 4戦目で勝ち上がり 現役


2013年産

レンベルガー 未勝利引退 最高位2着
グルーヴィタイム 未勝利 最高位2着 現役


2014年産

マルムーティエ 新馬戦3着 現役
フリーダムベル 未出走 現役
キアナ 未出走引退


 ということで、2006年にキャロットクラブ入会後、2008年産までは下手な買い方で勝ち上がり率は低かったですが、理論が確立した2009年産からは勝ち上がり率は高く、オープン馬2頭、1600万クラス2頭を擁するなど順調です。

 走らなかった時期の言い訳をしますと、ローザグランデとペルシステンテは正直自信がありましたから、完全に私の責任。プルミエダンスールとフェーラシュヴァルは完全にクラブに騙された馬です。特選イチオシ2歳馬とか・・・。なので購入当時から半信半疑でした(ちゃんと当サイトでもそう書いています)。

 カクタスペアは骨折でデビューできずに引退。エイコーンキッド、バノックバーン、アルマニャックはこの世代7頭応募もなぜかこくごとく落選(イグアスやカルドブレッサなどに応募)し、仕方なく第二次募集で購入したパターンで、残り物に福はありませんでした。今から思えば無理に購入する必要はありませんでした。馬券で大勝したこともあり、お金の使い方がまずかったと猛省しております。

 そんな失敗経験から、2009年産からは超慎重に検討。そして測尺や近況(育成状況)も重視するようになりました。そこからは愛馬のデビューも全体的に早くなり、順調ですね。


 私はそんなに豊富に軍資金がないことから、一応15万円くらいを予算にと思っております。ただ、今年は最優先権の×1を持っておりますので少々高くても(私的に)何か良い馬がいれば行きたいと思っています。

 ただ、キャロットクラブの会員数の急増で昨年の募集馬の売れ行きは99.9パーセントでこの感じですと最優先の×1でも抽選対象になってしまう馬も少なく無いでしょう。

 一般枠で獲れる良い馬はほとんどいないと思いますし、抽選覚悟で多めの馬に応募しなければならないと思います。あり得ないですが、それら全部に当選してしまうと資金繰りに行き詰まることになりそうです(苦笑)。なんとも会員泣かせの大所帯です。買いたい馬が買えず馬鹿馬鹿しいので他所のクラブに行くと言った話も良く聞きます。今年は大口の制限を5口にし少しでも多くの会員に行き渡る配慮はしましたがさてこれがどう出るでしょうか。少なくとも、何も手を打たないよりは良いですよね。


 来年からは無条件にバウンスシャッセ、フロアクラフト、グランデアモーレの子に行く予定ですし、じっくりと全体から選択するのは今年がしばらく最後の気がしますし楽しみたいですね。いや、もちろん募集馬検討はしますよ。これらの子が全馬無事に募集されるとも限りませんし。


 毎年もいろんな方々とあれがいい、これはダメだなどと楽しい議論をさせていただきました。結果も大切ですが、そういった議論は非常に楽しく、そして勉強になり、毎年この9月は楽しみでなりません。

 今年もご一緒に楽しい議論をいたしましょう。(議論は掲示板の方でお願いします)

●募集要項はほぼ前年と同じです

 4年前から最優先希望馬枠という制度を取り入れているキャロットクラブですが、基本的に本年も制度は同じです。

 ただ、会員数の大幅増で欲しい馬がさっぱり買えなくなってしまったこともあり、今年からは1頭につき5口までと制限がつけられました。そのことでより多くの購入チャンスがまわってくるのではないでしょうか。

●私の馬選びの基本(2016年8月29日現在の私論)

1.小柄な馬は買いません

 私は1口馬主生活13年と多くの方に比べて短いですが、競馬歴だけは長く、カツラギエースが逃げ切ったジャパンカップはテレビ中継に釘付けで見ていました。その長年の貴重な経験から、馬体重が430キロ程度以下の小柄な馬は危険だという判断になりました。

 例えば、馬体重が3歳の出走時に400キロ程度しかなかった愛馬ミッシェルシチーや420キロ程度だったチャーミングシチーは強い追い切りをかけることができませんでした。

 これは、強い追い切りをかけると飼い葉が細くなり馬体減りを起こしてしまうからで、私はある程度調教で馬の能力を上げたり、調子を上げたり、悪癖を矯正することが出来ると考えている人間ですので(そうではないという意見もありますが)、しっかりと調教を積めないということは馬の能力を開花させることができない重要なポイントだと思っています。また、能力以上のものも出すことができないでしょう。

 また、輸送に弱く、輸送によって激しい馬体減りを発したり、疲労が出てしまったりで福島や小倉といったローカルで力を出せない場合が多くありました。

 馬によっては、1度レースを使ったら、通常は叩き2走目の方が良いと言われているにもかかわらず、馬体減りや疲労で放牧を余儀なくされて、毎度毎度短期休養明けになったりとかなり痛い目を見ています。


 私の愛馬で活躍していたGT9勝のエスポワールシチーは馬体重480キロ程度、重賞3勝のバウンスシャッセは500キロちょっと、その他準オープンクラスまで昇進したステップシチーやフロアクラフトも490キロ程度と馬格がありました。

 そんなことから、私は出走時に馬体重が430キロ程度以下になりそうな馬はほぼ確実に買いません。


 ただ、グランプリ連覇のドリームジャーニー(424キロ程度)やGU勝ちのマイネレーツェル(400キロ程度)のように小柄でも走っている馬もたくさんいます。もちろん3冠馬のディープインパクトも小柄でしたよね。あくまでも私の私見です。

 更に私の理論を重ねるなら、馬格がなくても2歳の間は活躍出来ると思います。そういう馬は仕上がりが早いですから、まだまだ未完成の大きな馬と比べると、比較的早くデビューできますし、未完成な普通サイズ以上の馬とは2歳時は勝負になるでしょう。

 しかし、3歳になり成長の止まってしまっている小柄な馬の多くは、成長して本格化を迎える普通サイズ以上の馬には歯が立たないことが多く、レースを重ねるごとに着を下げてしまう場合も少なくないと思っています。残念ながら愛馬ではクリンゲルベルガーやその子レンベルガーがこれにピタリと当てはまりました。そんなこんなで小柄過ぎる馬は買いません。

 出生が5月6月と遅く、キ甲も抜けてなく、胴高であったり、これからの成長がまだ見込める馬は選択するかも知れません。

2.馬体が大き過ぎると評価を落とします

 小柄な馬は基本買いませんが、大き過ぎる馬は評価をかなり落とします。

 これは仕上がり辛いことと、瞬発力に欠け不器用なことが多いと感じるからです。私の愛馬で大柄な馬は共に500キロを超えるアイオロスシチーもアルマニャックも大トビで器用さに欠けていました。また脚元への負担が大きいことから、故障を発生してしまいました。ただ、逆に瞬発力に欠けても長く良い脚が使える馬もおり、それは評価できます。

 また、これもそれぞれ500キロを超えるオバマシチーやフローラシチー、グレイスシチーなどは大き過ぎる馬体を脚元が支えることができずに、常に脚部不安に悩まされ、ろくに調教ができませんでした。


 ですから、小柄過ぎる馬よりは活躍馬も多いですし、使い込めるなどの利点もあるので絶対に買わないとは言いませんが、それでも愛馬を選ぶ上では評価を下げることになります。


 しかし、そう思って馬体重だけがネックだったマズルファイヤーが活躍したりという失敗もあります。あくまでも私は確率論です。

3 馬体を重視します

 私が馬体の勉強を始めたのは10年ほど前の話で、素人ですし、気にする部分はワンパターンです。しかし、勉強し始めの頃、いい馬体だなぁと思って購入したステップシチー(募集総額1400万円)が特別戦3勝を含む4勝で準オープン(重賞でも5着)、そして翌年これも馬体重視で購入したエスポワールシチー(募集総額1200万円)がGT9勝に獲得賞金が10億円を超えてと大活躍したことから、失敗しても後悔しないように自分の相馬を信じて購入しています。最近ではマデイラやバウンスシャッセも馬体が良く見えて購入した馬です。

 馬体が素晴らしいなぁと思ったダブルダンスシチーが2勝とそれなりに活躍したりもしてくれますが、逆に素晴らしいと思ったペルシステンテやローザグランデが未勝利に終わり失敗も多々あります。

 ペルシステンテとローザグランデは共にトモが弱く、ろくに調教も出来なかったのですが、自分でもわかっているように、私はそういった欠陥を知る能力はありません。

 本当に相馬の素晴らしい方は歩様や脚回り、トモや飛節の角度などからその馬の欠陥を言い当てられますが、私はそこまではわかりません。教えていただいては勉強している身です。


 ですが、ペルシステンテもローザグランデも未勝利で引退しましたが、自分の相馬で購入した馬で後悔はありません。

 これからも何度も失敗するでしょうが、やはり自分の走ると思っている馬体、好きな馬体の馬を優先する姿勢に変わりはありません。


 そう思っていながら購入時に繋ぎが高いと危険性を認識していたラフェドフルールを、短距離実績の豊富な西園正都先生だからなんとかしてくれるだろうと思い込み購入してまともに追えずにさっぱりでした。失敗しましたが、やはり繋ぎの角度の重要性を再認識した事例でした。繋ぎに関しては適度な長さで45度くらいのクッションのある芝向きの繋ぎの馬が大好きです。故障のリスクも少ないと思いますし。これも私見ですよ。


 ただ、私はあのハープスターの馬体がいいと思えなかった人です。オークスで見た時も凄い馬体だとは思えませんでした。あれだけの名馬を募集前にさっぱり見分けることが出来ませんでした。まだまだそんなレベルです。後付けでやはりあの馬が良く見えたというつもりはありません。逆にその世代で良い馬体だと思ったジェットブラックが掲示板にも載れずに未勝利引退です。それでも今まで自分の信念で良い馬を見つけてきたので、このスタンスを変えるつもりもありません。当募集馬評価はあくまでも私見ですのでお間違いなく。

4 母が高齢の馬は買いません

 12年間の1口馬主生活の中で、たくさんの馬に巡り合い、またいろんなブログや書物を読みあさりましたが、母が高齢(14歳以上)になってしまうと、やはりかなり産駒の質は低下すると思います。

 これは生物であればほとんどどれにも当てはまることかと思いますが、やはり若くて(10歳以下)活力のある母から素晴らしい産駒が出ることが多いと思います。

 馬はその年齢を3、4倍すると大体の人間の年齢と同じと言われていますが、例えば私の愛馬でもっとも活躍したエスポワールシチーは母エミネントシチーの7歳の時の仔(人間に換算すると24歳前後)です。いくら母がGTウィナーを輩出したと言っても、年齢が高ければ、仔出しが悪くなることは否めず、基本買いません。デビューが遅くなったり小さく出たりもします。

 もちろん確率論で例外もたくさんありますが、私の中でも10歳までが繁殖牝馬として一番質の高い仔を生みだす可能性が多い時期で、以下年齢を重ねるごとに確率は減り、14歳を超えるとかなり厳しいという多くの方の考え方に同調します。

 私も自分の愛馬で失敗経験(種牡馬アグネスカミカゼを輩出したダイナチャイナの22歳の時の仔で愛馬シャンスイは1勝で頭打ち、上記重賞ウィナーを3頭も輩出した名牝ローザネイの19歳の時の仔で愛馬ローザグランデは未勝利で引退)があり、ここは重要なポイントです。

5 母の競走成績と仔出しを重視します

 母の競走成績と産駒の成績は必ずリンクするものではありません。それはわかっているのですが、やはり私は母が3勝以上している馬に魅力を感じます。これはエスポワールシチーの母も3勝馬でしたし、やはり母もある程度走っていた馬の方が、いい産駒を出す確率が高いと考えるからです。

 愛馬だったグランデアモーレはまさにそのタイプです。母ヒカルアモーレは2勝馬でしたが、GUのフィリーズレビューで4着、オープンの忘れな草賞で3着と価値としては2勝以上の馬だったと思います。しかし、実績としては2勝馬なので募集価格は1口50000円と安く、これは走ると思っていましたら、評判馬のいる新馬戦を見事に優勝。続く札幌2歳S GVも後のNHKマイルカップの優勝馬などを抑え込んで6着。そこから4勝を挙げてくれました。

 母が3勝しているというのは、能力がなければできないことですし、能力のない母から素晴らしい競走馬が出かというと確率は低いと思います。

 フロアクラフトは母リッチダンサーの仔出しの良さで購入しました。母リッチダンサーの日本での最初の産駒であるホーカーテンペストはとにかく素晴らしい馬体でデビュー前から評判の高かった馬でした。今は5勝を挙げていますが、最初は評判ほど活躍ができず、クラシックに乗れなかったことなどから、翌年の産駒からは価格が下落しました。しかし、私から言うと、それは歯車が合わなかっただけで、実際ホーカーテンペストの馬体は素晴らしいものでしたし、次のフロアクラフトも素晴らしい馬体でした。これは走るという確信が自分の中ではありましたね。結果、フロアクラフトはオープン特別のスイートピーSも2着、権利を得て出走したオークス GTも5着とキャロ世代唯一のオークス出走馬となってくれました。そして4勝を挙げ無事6歳3月の引退期限で繁殖入りをしてくれています。続く妹のバウンスシャッセもまだ姉が勝ち上がっていない時に募集された馬であり、価格は姉同様の1口45000円に据え置き。私は抜群の馬体から、これも購入。新馬戦を1番人気に応えて優勝し後、フラワーカップGVも制覇。そしてオークスGTでは僅差の3着と姉妹で2年連続のオークス出走、しかも掲示板に載る好成績です。その後重賞を計3つも勝ってくれました。

 古くはパシフィカスなどもそうでしたが、やはり仔出しの良い母がまたある程度走れる子を出す可能性は高いですよね。

 ですから、私は仔出しの良い母の馬を続けて買ったりすることは良くあります。アデレードシチー、リッチダンサー、ヒカルアモーレ、ハルーワソング、マルティンスタークなど2世代買いました。

6 近況を重視します

 最近の成功は特に早期にデビューできる馬のみを購入しているところにあると思っております。以前は愛馬のデビューはことごとく3歳で、これでは、さぁ、競馬に慣れてよくなって来たと思った頃に未勝利戦が終了して引退。そもそも早期にデビューが出来ない馬は、なんらか不安があるか能力の足らない馬が多いものです。

 脚元に不安があり、なかなか育成が先に進めない馬は当然強く追えなかったりしますから競走成績も下がります。育成が早いということはそういった脚部等の不安が少なく順調に育成できたからに他なりません。

 また、中には故障ではないものの、追い切りについて行けずや、動きが良くならないためにデビューが遅れる馬などもいます。ゲート試験の疲労から一旦放牧に出される馬、これらもスタミナ面や能力面が不足していることが多く、大部分は”成長を促す”という理由で時間が費やされますが、あまり成長が見受けられないことも少なくありません。以降の成長力は未知数ですから、今ある程度成長している或いはトモ高などこれから成長が見込める馬を重視したいと考えております。その為には近況の内容は非常に大切です。

 早期にデビューができるということは、レースに出るだけの能力が早い段階で備わっているということで、そこから更に時を経て上手く成長すれば、2、3勝できる馬になることでしょう。賞金も2歳と3歳では随分と違います(2歳の方が未勝利戦は賞金その他が高いです)。早期デビューができれば、それだけ時間があるわけですから芝でもダートでも距離やコースもいろいろと試せますし、最良の力の発揮出来るコースに巡り合えるかも知れません。遅いデビューの馬は試行錯誤する時間もなくギリギリ6戦を走り、スーパー未勝利戦には出走できないことから引退というパターンもよく見かけます。いろんな意味で2歳でデビュー出来ない馬は損です。

 ですから、私は近況を見て、早い段階に進んでいる馬を優先して買います。以前は馬体は最高に見えたグリントウィークの11を育成の遅さで買いませんでした。実際にかなり遅れてデビューしましたが、勝ち上がれずに未勝利引退となりってしまいました。このように、外れを引かないことも大切だと考えます。

7 基本は安価な2、3勝馬を目指します

 私はクラシックを意識するような高額馬(過去にはトゥザグローリーの1口30万円とかトゥエルフスナイトの1口20万円とか)は私自身に見る目もないしお金もないしで買いません。

 買うのはとにかく2、3勝はしてくれそうな馬ばかりです。それが安価な馬ならなおさらです。

 たまたま大成功したステップシチー(4勝)もエスポワールシチー(GT9勝)も最初からそんなに走るとは思っていません。2、3勝くらいはしてくれるだろうと思って購入した馬たちです。実際、募集総額もステップシチーが1400万円、エスポワールシチーに至っては1200万円と超破格値でした。

 ですので、目標は2、3勝してくれる馬。それが未勝利戦と500万、そして降級してもう一度500万の3勝でも全然構いません。そういった馬を探します。

 そしてどうせなら、その中で、確実、或いは安価な馬を探します。

 バウンスシャッセが重賞ウィナーになったのもたまたまです。私の中では2、3勝と思っていましたから。

8 自分で開発したほっさん指数を重視します(最近ここまで手が回りませんm(_ _)m)

 ほっさん指数の説明は下の方にあるのでここでは割愛いたしますが、私が気にする部分、父のアーニングIDX、母の戦績、BMS、生産牧場、馬体、預託予定厩舎、募集金額などを成績・数値に応じて評価・ランク付けし指数化したもので、私はこの数字を重要視します。

 ただ、これも完璧ではなく、母の高齢化や馬体の測尺、そういったものは反映されていません。

 それでも例えば預託厩舎なら、GTや重賞の勝ち数、主戦騎手、勝率、連対率、経験年数など細かい評価からの分析で、毎年年初に最新情報に更新しています。自分でいうのもなんですが、非常に奥深くまで考えて作っており、完璧ではないものの、自信を持っています。

 当然、過去の活躍馬を見ても数値の高い馬が活躍する確率が高く、募集金額によってかなり数値を変動させていることからも、安価で損をしない馬を探すには重宝する指数と思っています。

 事実、指数が高かったバイラオーラ(4勝)やクリンゲルベルガー(2勝)は格安でしたが、獲得賞金が募集総額を上回っています。私は貧乏馬主ですので、高額なGT馬というよりも、安価で2、3勝を上げ回収率の良い馬を探していますので、そういった馬探しにはこの指数は不可欠です。

9 そして皆様の情報や意見を重視します

 いろいろと偉そうに書いていますが、なんといっても私はまだまだ未熟者です。いろんな方にいろんな情報を教えていただいて参考にしています。

 ですから、この馬は危険だと言われると私も良く見て気をつけますし、この馬が良いと言われると評価は上がります。やはりいろんな人が良いという馬は確かに走りますからね。

 愛馬で言うと、エスポワールシチーやアイオロスシチーがそうでした。デビュー前の評判が良く、これは1勝は確実だなという印象でした。アイオロスシチーは脚の故障などで1勝止まりでしたが、500万クラスは2着や3着の実績があります。

 また、キョウエイマーチの06(トライアンフマーチ)も、やたらと話題になり、当サイトにもキョウエイマーチの06による検索でヒットして来られた方の数がかなり大勢いらっしゃいました。

 このように、走る馬というのは、多かれ少なかれ話題になるものです。どなたかが興味をお持ちであるという馬は、それなりに良いところや魅力があるわけですし、現地でご覧になられた方や関係者からも良いと耳にする馬はやはりそれなりには走ります。

 フェザーレイの08(ラバーフロー)なんかもそうでした。この馬早くも2歳7月初旬に勝ち上がり、小倉2歳Sにも駒を進めました。やはり、噂になる馬は走ります。


 というわけで、いろいろ方のいろいろな情報(良いも悪いも)お聞きしたいですし、当サイトの意見交換コーナーはだれでも書きこめるようになっていますので、良かったら、あなたのご意見をお願いします。(しかし、管理人の気まぐれでお返事はかなり遅いですが・・・汗)


 以下の青字は2009年産募集の時に特集で書いた内容です。今なら結果がわかりますわねぇ。

 今年はシンハリーズの09とクルソラの09、トキオタヒーチの09、ミスティーミスの09、グッドゲームの09などが良く話題になりますね。

 逆に案外なところではディアデラノビアの09、トゥザヴィクトリーの09などは出て来ません。さて、来年どういう結果になっていますか。

●2016年9月10日現在のほっさん募集馬評価

 基本的に私は関西在住ですので、関東の馬というだけで愛馬に会える機会が激減するので、大幅に評価を下げていますのでご了承ください。

02 ガヴィオラの15

 まずは13年産のグレートウォールの当時の評価からご覧ください。

 日本で出走しているメテオライトは期待通りの走りで現在2勝。1000万クラスでも上位でまだまだ勝ち星を積み重ねるだろう。

 しかし、母の成績ほどの産駒は登場せずに仔出しの悪さを露呈。11年産のホワイトミーティアは悲惨な成績で未勝利引退。本馬は母の16歳の時の産駒で、ここまでの仔出しから募集価格の3600万円を回収できる馬が出とは考えづらく私は買わない。これも父ダイワメジャーの割に馬格がなく、母の高齢の影響を感じさせる。

 藤原英昭先生は馬に気を遣い、素晴らしい腕の持ち主だが馬が突然メンタル不調になり走らなくなるケースが多く、そこから立て直せず引退するケースが多い。



 このグレートウォールは3歳3月にダート1800mでデビュー。勝ち馬から0秒7離された3着だった。続く2走目は勝ち馬から2秒6離された14着。いずれの走破時計も平凡で勝ち上がりは厳しいと言わざるを得ない。

 10年産のディープインパクト産駒コメットシーカーも新馬戦は圧倒的1番人気だったが、そこから屈腱炎を発症し6歳の未だに1勝。募集価格7000万円と本馬(15年産)と同価格だったが1割程度しか回収できていない。

 結果的にガヴィオラは自身の能力を上手く産駒に引き継げず仔出しは悪い。その仔出しの悪い母の18歳の時の産駒とくればとてもとてもこの募集金額が回収できるとは思えない。ただ一発の可能性がないとは言い切れず夢はある。私は確率論者なのでこの馬はとても買えない。

 ディープ産駒とは言え馬体は小さく、全体的に線も細い。4月生まれなのでここからの成長次第だが、キ甲もそこそこ抜けており、私はこれ以上飛躍的に成長するとは思えない。

 同配合の1つ上の姉は2015年7月のセレクトセールで3348万円で落札された。ディープインパクト産駒ということを考慮して低調な落札価格だと言わざるを得ない。もはやセレクトセールで売り出すよりもクラブに回した方が良い値段にんなるだろうと言ったところか。

04 クリソプレーズの15

 まずは13年産のアルマンディンの当時の評価からご覧ください。

 母はキャロットクラブで募集総額1800万円で募集された馬で3勝馬。4戦目の芝1800mで勝ち上がり500万を2つ勝つ。1000万でも勝ち負けしていた。惜しくも蹄葉炎の為に勝ち上がり間近で引退。実質4勝馬以上の価値のある馬だと思う。

 本馬の2つ上の兄(父ゴールドアリュール・クリソライト)は8戦連対率100パーセントでジャパンダートダービーJpnT制覇。その勢いで1つ上の兄12年産は父がロブロイで牡馬で1口125000円は高すぎと書いた。

 本馬は牝馬ということもあり1口6万円。母が人気のステイゴールドを言うことを考えると非常に抑えられた価格と言えるだろう。ステイゴールド産で心配される馬格もあり、繋ぎもやや高めもある程度角度があり、芝でもダートでも走れそう。

 GT勝ちの兄クリソライトと同じ音無秀孝厩舎。非常に勝ち数の多い厩舎で超一流。私は以前カクタスペアでここの厩舎の馬を持っていたが、故障でデビューすることなく引退した経験がある。

 背中のラインが良くないが、胸の重厚感、菅の枯れ具合、クビの太さや角度など全体的に良く見える。人気になるだろうが購入候補。


 それまで産駒全てが獲得本賞金4000万円超えで、しかも内2頭がGT馬。1頭がGU馬と抜群の仔出しだった母クリソプレーズ。13年産のアルマンディンも良く見え購入候補でしたが、結果的に現在未勝利。4戦して最高位が7着でしかも全て勝ち馬からは1秒以上離されています。

 調教ではまずまず動くのですが、気性や精神面で難しく能力を出し切れません。またスクミ(筋肉痛)などが起こりやすく全体的に非力です。今から思えばやたらと抑えられた感のある募集価格にそういった面が考慮されていたということでしょう。

 15年産の本馬は今年宝塚記念GTを制した姉マリアライトと全く同じ配合。マリアライトが募集価格3200万円と安価な馬だったことを考えると倍以上の価格。それでも母は産駒で実績を積み上げているし、本馬も母の13歳の時の産駒とまだ極端に割り引く必要もない。

 母クリソプレーズはステイゴールドとは合わないかも知れないが、ディープインパクトとは間違いなく合うので安心感は強い。

 ただ、募集価格7000万円は牝馬としては高すぎる。昨年もハープスターの下でリュラがこの金額だったが、その成績は姉の脚元にも及ばない。

 早々に「偉大な姉と比べるのはさすがに可哀想」というようなコメントが出てきたら要注意だ(笑)。


 姉マリアライトと同じような誕生日に同じような馬体重。同じ厩舎だし期待されるのは当然。馬体もさすが仔出しの良い母の産駒とうならせる好馬体。

 私は1口17万5千円という価格での関東馬に手が出ないが、クラシックの夢を見るには良い馬だと思う。私は買わないのではなく買えないだけで豊富な資金を持ち合わせているのなら購入候補である。

05 ラドラーダの15

 まずは14年産のレイデオロの当時の評価からご覧ください。


 まずは昨年の13年産の評価から。

 母は4勝馬。まだまだやれそうだったが、母レディブロンドの最後の産駒でかつ私の愛馬だったアフロディーテの急死により、血を残すために急遽繁殖入り。

 さすがに素晴らしい好馬体。重厚感があり筋量も豊富。初子だが馬格もあり心配無用。

 金額も繁殖の産駒の質の割に高いと思えるディープ産駒よりも適正価格でむしろお得感あり。

 問題は母馬優先権。


 このティソーナはここまで2戦して4着2着と勝ち上がりは目前。始動も藤沢和雄厩舎にして2歳8月と早く優秀。


 さて今回の14年産は父が13年産のダイワメジャーからキングカメハメハに。募集金額も一気に2000万円上積みされた。昨年産は適正価格と思えたが、今回は値付けが高い。藤沢和雄厩舎で完売が確実なことからの強気の采配なのだろうが、この金額となると母以上の活躍か、重賞でも勝たないとなかなかペイできず、母の成績からそこまで行けるかとなると微妙。

 馬体は13年産の兄同様良く見せる。母父に馬体詐欺?のシンボリクリスエスが入っているのもあるだろうが重厚感があって繋ぎの角度なども良好。母の8歳の時の産駒で母なりに大物を出すとすれば今回辺り。安ければ買いたい馬。距離は2000m持つかどうか程度に思う。



 ここまでが昨年募集されたレイデオロの当時の評価です。

 初子のティソーナはその後未勝利、500万、オープン特別と勝ちNHKマイルカップGTにも駒を進めた(結果は17着)。やはり私が上記(青字)で絶賛したように良い馬だった。

 15年産の本馬は14年産のレイデオロと同配合。兄が募集価格6000万円だったのに対し本馬は7000万円。去年の6000万円でも高いと言い切ったのに、ここまで来ると呆れてものが言えない。

 確かに母ラドラーダの仔出しは産駒の体つきなどを見ても良いことがわかる。しかし、母は重賞ウィナーでもなく産駒からも重賞ウィナーが出ている訳でもないのに、その肌馬に種付料800万円(15年度)のハーツクライで7000万円という価格はいかがなものか。

 クラブは会員増でこの馬が即日売りきれることは十分考慮の上でのこの価格だろうが、とてもここまで回収できるとは思えない。

 馬体はそりゃ素晴らしく良く見える。背中のラインがちと私の思う走る馬とは異なるものの全体的に迫力あるボティーに繋ぎの角度も良好。当然馬格もあり募集時の馬体重は470キロと文句なし。

 ある程度走ると思うが重賞で歯が立つかどうか。

06 ディアデラノビアの15

 まずは14年産のバルデスの当時の評価からご覧ください。


 3年連続同じ配合なので、まずはハービンジャーの初年度産駒となった12年産の募集時の評価からご覧ください。

 父ハービンジャーはGTの勝利はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝2400m)のみだが、このレースを大差勝ちしたことで、歴史的名馬の一頭に数えられている。この世代が初供給。初年度の種付料は400万円。ただ、本年実施された一流のバイヤーが集まるセレクトセールでは父の産駒は主取が3頭に最高金額があのマイケイティーズで5200万円と人気がなかった。中には500万円で取引された馬もいた。

 初仔のディアデラバンデラの新馬戦を見に行ったが、良血馬とは思えない体つきで、苦言を呈した。その後1つ勝ち上がるものの、厳しい成績が続いている。気性も悪く去勢された。2番仔のディアデラマドレは新馬戦を勝ったものの、その後500万クラスで兄同様頭打ち。

 このようにディアデラノビアの仔出しは心配。補償のない今、1口125000円はリスクが高すぎると思う。関西馬ならそれでも悩むところだが、関東馬なら私は買ってもなかなか応援に行けないし大幅割引。

 馬体はさすがに良血馬。距離がマイルまでかな?と思えるものの、全体的に素晴らしい馬体の造り。

 走って普通の馬。兄たちほどしか走りなければ大赤字。リスクが高い。またセレクトセールでプロのバイヤーから無視気味だった父ハービンジャーも不気味。

 関東だし買いません。



 その後ハービンジャーの初年度産駒は早い段階から次々と勝ち上がり、大舞台でこそ出番が少なかったものの高い評価を得た。ディアデラノビアの12年度の産駒であるサンマルティンは芝1600mの新馬戦を圧勝。その後6か月の休養を経て6着、更に4か月の休養を経て6着で現在に至る。

 新馬戦の内容から能力は相当だと思われるものの、3歳夏でまだたった3戦しか出来ていないように順調さを欠く。そして結果的に500万クラスでは掲示板に載れず苦しんでいる。もちろん、これから軌道に乗れば2つ3つは簡単に勝てる馬だとは思うが。


 14年産の本馬は牡馬で馬体重は439キロと3月の生まれにしてはやや小柄。サンマルティンはレースでは490キロ前後、11年産で2勝を挙げているディアデルレイが500キロ前後、重賞3勝で大活躍のディアデラマドレは450キロ前後だが牝馬である。本馬はキ甲もそこそこ抜けており、馬体が全体的に完成していることなどから、あんまり馬体重は増えないだろうなぁ〜という感じ。私はそこに不安を感じる。

 もっとも、個人的にこの馬の最も不安なところは預託予定厩舎。もう数年前から”良い人なんだけれども技術ベタ”という声の多い木村哲也先生。私はアルマニャックとアモーレエテルノで経験しているが、やはりレース選択など歯がゆい。預託されている馬の質からして、もっともっと勝ち星を挙げ大舞台でも結果を残さなければならない厩舎。いずれ一変する可能性はあるが、今年はまだまだ。主戦の北村宏司騎手は頼りになって有り難いが・・・。

 馬体などはさすがに良く、筋量、繋ぎの角度、背中のライン、クビ差しの太さや角度など素晴らしい。しかし、こういう馬を大成できないからなぁ〜。我がアモーレエテルノやパーフェクトビューもとっくに勝ち上げてなければいけない馬なのに使い方が上手くないからなぁ〜。ブツクサ。



 上記青字の11年産のサンマルティンは4歳の5月まで1勝と苦しんでいたが、4歳夏のクラス編成ギリギリで2勝目を挙げると降級後の500万クラスも連勝。次走1000万クラスでどの程度通用するのか注目される。ただ、去勢されているように気性面で非常に難しい。

 上記緑字のバルデスはまだ走っていないので評価できないが、この間の13年産ドレッドノータスは京都2歳S GVに優勝。皐月賞に出走した(15着)。

 結果的に母は抜群の仔出し。まさに屑を出さない優秀な繁殖牝馬。その母の13歳の時の産駒が本馬。正直母の年齢的にそろそろ厳しくなってきそうだが、直近の産駒がしっかり走っていることと、まだ13歳なら極端な気を付けなければならない年齢ではないことからその辺りは度外視で良さそう。

 ただ、馬体重が406キロと2月生まれにしては小さく、活躍している13年産のドレッドノータスが470キロ前後、12年産のサンマルティンが490キロ前後、10年産のディアデラマドレが450キロ台だったことを考慮すれば小さすぎる。今後成長してせめて440キロ台くらいで出走できるのならともかく、そうでなければ大きいところは期待出来ないのではないだろうか。

 体つきは流石に良血馬。筋量、背中のライン、繋ぎの角度、飛節の大きさや管の枯れ具合、クビ差しの角度などいろんな面で良好。ただ、何故か毛づやが冴えないように見える。

 預託予定の国枝栄厩舎も期待出来るところだし牝馬にしては高額な募集価格5000万円という金額をつけてきたのだろう。これが牡馬ならこの価格でちょうどだと思うが、牝馬では高すぎると思う。私的には3200万円というところ。

 重賞3勝と大活躍したディアデラマドレと同配合だが募集時422キロからしっかりと成長した姉(1歳9月10日時点 体高153.0cm、胸囲172.0cm、管囲20.0cm)と比べて全体的に一回り小さく見劣りする。

 私は関東だしちょいと高いと思うし買わないが、夢は見られる馬。

09 リッチダンサーの15

 まずは14年産のグランデセーヌの当時の評価からご覧ください。

 ご存知我が軍団の中心的活躍馬だった2頭(バウンスシャッセとフロアクラフト)の母リッチダンサー。

 日本での初産駒となる兄ホーカーテンペストはデビュー前から素晴らしい馬体の持ち主と言われ、大注目の1頭だった。実際オープンで活躍し現在5勝。私はその仔出し(馬体の)の素晴らしさに惹かれ迷わず2010年産のフロアクラフトを購入。現在4勝を挙げ、オークスGTでも5着。私も久々に東京まで応援に行き熱い1日を過ごすことができた。募集総額は1800万円だったが獲得本賞金は現在9470万円とまもなく1億円の大台に乗る勢い。

 次の2011年産バウンスシャッセも募集総額1800万円とお手頃価格で馬体も良く、基本買わない関東馬だったが迷わず購入。2歳8月の新馬戦芝1800mで勝ち上がり、重賞のフラワーカップも制覇。2年連続愛馬のオークスへの出走となった本番では勝ち馬からクビクビ差の3着と世代屈指の能力を見せた。更にそこから古馬になって中山牝馬S GVも勝ち重賞2勝。獲得本賞金は1億980万円と大台に乗った。


 そんな屑出ぬ優秀な母の産駒は12年産から価格が高騰。12年産は牡馬で募集総額4400万円。13年産は牡馬で4000万円。

 しかし、12年産のメリーモナークは勝ち上がりに苦労し3歳4月の皐月賞と同時期にようやくダートで勝ち上がり。続く500万クラスでは勝ち馬から2.9秒差の大差で敗れた。

 やはり母の高齢化による繁殖能力の低下は避けられず、高騰する募集価格と反比例してリスクが高くなっていると私は思う。

 今回、重賞2勝馬であるバウンスシャッセと同じ配合だが、兄姉の活躍で募集総額は2600万円に。母の11歳の時の産駒であるバウンスシャッセが募集総額1800万円だったことを考えても高い。

 私はこの血統は以降フロアクラフトとバウンスシャッセの2頭の産駒で広げていこうと思っているし、もうこの価格で母の14歳の時の産駒となる本馬を買おうという気にはなれない。


 ただ、相変わらず馬体重は453キロと現在の理想的な数字で、やはり母リッチダンサーの仔出しは素晴らしいと感じる。馬体も活躍した姉たち同様適度な傾斜を持ち長さも理想的な繋ぎ、筋量、雰囲気など血統馬のもの。走る要素は多い。ただ、姉たちに感じたお得感がないんですよねぇ。

 更に13年産は最優先枠でも33パーセント程度の当選確率とリッチダンサー産駒の需要が高まっており、別馬に最優先枠を使いたいこともあり、見送り。


 この14年産のグランデセーヌはまだデビューしていないので評価はできないが、13年産のムーンクエイクは芝1800mの未勝利戦を勝ち、500万特別でも古馬相手にクビ差の2着と2勝目は目前。やはりリッチダンサーの産駒はよく走る。

 ただ、まだ底が見えていないとは言え、12年産のムーンクエイク同様以前ほど産駒に勢いはなく、徐々にデビューも遅くなりクラシックには無縁の存在になってきた。

 本馬は母の15歳の産駒。残念ながら割り引かなければならない。にもかかわらず、牡馬でハーツクライ産駒での募集価格6000万円はいただけない。もはや母の産駒でここまで稼げるのかというと微妙に感じる。私はリッチダンサーの孫に期待している。

 馬体重は445キロとさすがに仔出しの良い母。本馬も馬格がありやはりそこそこは走りそう。ただ、馬体が抜群に見えたバウンスシャッセと比べるといくつかの不安点がある。後ろ脚の繋ぎが高く姉が苦手としていた道悪は得意かも知れないが(リッチダンサーの牡馬は道悪は苦手としていない)、反面故障のリスクと芝でどうかという疑問がある。また筋量も姉たちほどの迫力は無い。重厚感がなく薄い造りの印象。

 また、メリーモナークもムーンクエイクも去勢されているように、母の高齢化と共に気性の問題が目立つようになってきた。去勢されてしまえ種牡馬の夢もなくなるしメンタル面が上手く行かなければ藤沢和雄先生のところだと年2、3戦程度の走りとなってしまいかねない。

 いろんな不安がある中でこれだけの高額馬には手が出せない。

10 ジンジャーパンチの15

 まずは14年産のエリティエールの当時の評価からご覧ください。

 母は重賞8勝の歴史的名牝。10年産の姉ジンジャーミストは牝馬なのに1口90000円という高額だった。しかし、未勝利戦を勝ち上がれずに引退。11年産のマミーテイラー(今年は2歳戦から活躍しているロブロイ産駒)は1勝を挙げるも500万クラスでは苦戦続きで引退した。

 しかし、12年産のルージュバックがデビューから3連勝できさらぎ賞GVを圧勝!!オークスGTでも僅差の2着と世代トップの能力。ようやく母の能力が上手く伝わっている子が出てきた。


 そのルージュバックは募集総額2400万円だったが、14年産の本馬は父がルージュバックのマンハッタンカフェ(種付料500万円)からディープインパクト(種付料1500万円)になったということはあるが6000万円での募集に。

 うーーーーん、これは”盛りすぎ”だろう。元々母ジンジャーパンチの子はこのくらいの価格で募集したく持って来たのだと思うが、それが思わぬ産駒の低迷で低価格に。そこから適正価格に戻したということかも知れないが、決して屑出ぬ母ではなく、かなりのギャンプルになると思われる。もちろん、マンハッタンカフェをつけてあのくらい走るのなら、ディープインパクトをつけたら、もっと大物が出るのではないかという期待はある。

 まだ母の11歳の時の産駒で試して見る価値はあると思うが、私から言わせればリスクが高すぎる。390キロという馬体重も心配。活躍している姉ルージュバックは募集当時424キロあった。そこから成長しデビュー戦では456キロ。14年産の本馬がそこまで大きくなるかと言えば疑問。全体的に小柄なディープインパクト産駒だが、それでもある程度の馬格はある方が良いに決まっている。

 馬体はさすがにこの金額の馬。重厚感はないものの特に気になる悪い部分もない。

 母の仔出しの当たりの確率、母の年齢などから考えて募集金額は高すぎると思う。



 まだこのエリティエールは走ってないので評価は出来ないが、13年産のケイプルグラムはディープインパクト産駒ながら芝では5着5着9着と勝ち上がれずにダートに替わって4馬身差の圧勝で未勝利を脱出した。続く昇級戦は1番人気ながら勝ち馬から1秒3も離された7着。正直、募集価格の7000万円はどう考えても回収不可能。私はケイブルグラム募集時に以下のように書いた。

 父ディープインパクトがどれだけ母の良さを引き出すかだが、母の繁殖ポテンシャルを重視する私にとって如何にも金額が高すぎ。この金額を回収しようと思ったら、どれだけ勝たなきゃいけないんだ?そんなには無理だろう。

 馬体も繋ぎが短く故障が心配。そしてダート向きか。


 残念ながら的中していると自負する。

 結果的にルージュバック以外は全て1勝までで仔出しが良いとは思えない。ディープインパクト産駒(2015年度の種付料2000万円)のケイプルグラムとハーツクライ産駒(2015年度の種付料800万円)の本馬が同価格と言うのも解せない。

 もちろん夢はあるがリスクが大きすぎる。


 馬体もディープ産駒と違い馬体重は441キロと5月生まれにしては馬格があるが、繋ぎが短く高く、やはり故障のリスクとダートでないと走らないのでは?という不安が付きまとう。筋量や皮膚の薄さなどは流石だがそんなのはこの金額の馬なら当たり前。まあ私は手が届かない金額だが、手が届いたとしても欲しいとは思わない。

13 マルティンスタークの15 カタログ隣のクルソラの15の方が上で

 まずは私が最優先枠で購入した12年産で愛馬のグリューヴァインの当時の評価からご覧ください。

 父はゴールドアリュール。アーニングIDXは1.61。牝馬の質を考えるとこれはかなり高い数字と言える。ダート戦に滅法強く、時々超大物(我が愛馬エスポワールシチー、スマートファルコン、クリソライト)を輩出する。私は一時ダート馬ばかりの現状とエスポワールシチーでダート戦線は極めたという自負から、ダート馬を敬遠し、芝の中距離を走れる馬ばかりの購入に走ったが、フロアクラフト、グランデアモーレ、マデイラ、バウンスシャッセ、デスティニーシチーと芝の中距離を走れる馬が充実してきたことから、今回はダートで強い馬に注目している。

 母マルティンスタークは私の購入候補も結局買わずに随分悔しい思いをした4勝馬(1口35000円)。2戦目の芝1600mで勝ち上がり、クラシックには縁がなかったが、3歳9月に芝1800mで2勝目。続く1000万特別を連勝。1600万クラスでも勝ち馬からコンマ1秒差など上位の成績だった。その後、降級してから1000万を勝ち4勝目。計29戦とコンスタントに走り繁殖入りをした。

 その指をくわえて見ていた母の産駒が登場。母の血統や募集金額から今回は1口35000円に抑えられ、これは激安感満載。

 しかも父は私が非常に種牡馬としての能力が高いと思うゴールドアリュール。エスポワールシチーも母は3勝馬だったが能力を開花させた。繁殖の質の割に素晴らしい成績を出している種牡馬。その父にこの母ならかなり走る子が出ると思われる。

 馬体は正直イマイチ。カタログ隣のマンハッタンの方がはるかに良く見える。繋ぎが高くダート馬っぽいしクビ差しの角度が高く距離もマイルくらいまでか?ただ、筋量は豊富だし背中のラインはエスポ同様走る馬の雰囲気。3月生まれで馬体重は443キロと少し小ぶりだが悪くはない。

 厩舎の牧田和弥厩舎も心配だが、預託馬数の割に勝ち星が多く、意外とやれる方かも知れない。勝負騎手は浜中俊騎手でこれも有り難い。

 母馬優先権がモノを言う馬なので、権利のない私が取れるか微妙だが、最優先権を行使してでも欲しい1頭。



 続いてこれも私が購入した14年産愛馬のマルムーティエの当時の評価もご覧ください。


 そのグリューヴァイン(父ゴールドアリュール 種付料当時300万円)は勝ち上がった後、500万クラスで2着で現役です。そんな母ほどの強さは感じないものの、安価で2、3勝を目指す私にはもってこいの馬でした。

 14年産の本馬は父がダイワメジャー(種付料 種付当時600万円)で募集価格1600万円。12年産の1400万円からは種付料分の上昇と考えれば良い。

 ダイワメジャーは本年もここまでディープインパクトを凌いで2歳リーディングトップに君臨する優秀種牡馬。芝もダートも走れるし私の大好きな種牡馬。

 預託予定の高野友和厩舎はここのところようやく結果が出てきて頼もしいし、クラブが期待馬をここに集めていることが窺える。

 馬体も馬体重447キロというのはこの時期としてはちょうど良いし、12年産で気になった繋ぎの角度や長さもこちらの方が良い。母の9歳の時の産駒で良い子がでる可能性も高い。

 当然購入に走る訳だが、12年産が最優先枠でなければ取れなかったように、会員数が増えている今年は更に厳しい戦いが予想される。もちろん、産駒のグリューヴァインが多くの方の期待したほどの走りではなかったことから出資希望の方が減るかも知れない。他の最優先枠候補との兼ね合いになるが、一般枠となったとしても応募することは確実。


 もちろん、この馬でクラシックを目指すというものではない。2、3勝は出来そうな馬ということ。



 マルティンスタークの産駒はここまで牝馬が2頭でした。共に馬体は良く、能力もそこそこありますが気性がきつく、またメンタルが繊細でなかなか持っている能力を十分に発揮できない感じです。

 また、能力的にも母同様1000万クラス辺りまでが限界と感じられ、オープンでバリバリやれるとはとても思えません。

 ここまでの母マルティンスタークの産駒2頭は牝馬でしたので、それぞれ募集価格は1400万円と1600万円ということで、これなら2勝もしてくれれば十分元が取れる金額でした。

 15年産の本馬は牡馬ということもあり募集価格は3600万円。父オルフェーヴルの15年度の種付料が600万円だしそんなに滅法高い金額設定とは思いませんが、これだと母同様4勝程度は挙げないと元が取れません。

 強気な金額故、馬格はあり、馬体も筋肉質で全体的には素晴らしい。左後脚の繋ぎが短くやや高いことと背中のラインがイマイチだなぁ〜と思うものの全体的には悪くない造り。ただ、馬体だけで言うとカタログの隣のクルソラの15の方が断然良く見える。母の産駒の実績からもこの馬よりも隣のクルソラの15の方が私としてははるかに評価が高い。

 預託厩舎の木村哲也厩舎もアモーレエテルノでお世話になったが、私としてはもどかしい。当時、この厩舎だからアモーレエテルノの購入を見送ったという方がおられたがそれか正解だったことを強く感じた。

14 クルソラの15 関東でも購入候補

 まずは途中で募集中止になってしまったクルソラの13募集時の評価をご覧ください


 キャロ初募集のクローチェの時代からずっと良いと言い続けて来た母の産駒。クローチェは当時アドマイヤセラヴィの子と悩んで最後の最後に落選し、アドマイヤの方に最優先枠を使用。

 その後もピオネロは購入希望を出すも落選。昨年はディープインパクト産駒と言うこともあり、キャロットクラブの募集馬の中で、最も人気のある馬だったように思える。

 今年は牡馬で驚くほどのプライスダウン。牡馬で小柄なことはわかるが、橋田満先生も興味があるし、こりゃ行くしかない。馬体は気になる繋ぎの長さ角度共良好。背中のラインも悪くなく、クビ差しの角度や胸前の豊富な筋量も魅力。毛づやがイマイチに見え、皮膚も厚いことから、金額的にも内蔵面の弱さを疑ってしまう。いろいろと調べる必要はあると思うが、現時点で欲しい馬。最優先権の使用もあり得る。


 母は亜国の3歳牝馬チャンピオンという超優秀な馬。仔出しにはムラがあるが私が欲しかったクローチェとピオネロはなかなかの能力。本馬は母の11歳の時の子どもでまだやれる。


 
 2番子のクローチェと12年産のディープっ子(牝馬)の募集価格は3600万円。まだ母は高齢という域ではなく、この下げ幅は奇妙。父エンパイアメーカーも種付料350万円と決して安価過ぎるわけでもない。


 このタイトルに「やたら安価だが何か不具合でもあるのか? 最優先でも良いと思えるが」と書いて疑問を呈していましたら、第一次募集直前で募集中止。

 しかし、その後12年産のクルミナルが桜花賞で2着、オークスで3着と一線級の活躍。兄ピオネロも6勝とオープン馬2頭を輩出。ちなみにピオネロは私が当時第一次募集で応募するも抽選負けした馬。

 本馬は母の13歳の時の産駒で、そろそろ年齢が気になるところだが、まだ大きく割り引くほどでもない。2歳8月の時点での馬体重は487キロと馬格があり、馬体も私の好きな筋肉の鎧を身に纏い、繋ぎの角度も良好で芝で走れそうだし、故障のリスクも少なそう。また管の枯れ具合も良い。皮膚が薄く内臓も健康そうで首の太さや角度も良好。

 関東馬だがこれは買いたい。父オルフェーヴルの15年度の種付料が600万円。本馬の募集価格が牡馬で4000万円。姉の活躍からして比較的抑えられた価格設定だと思われる。

 預託予定の尾関知人厩舎は私の中では微妙。GVまででGTでは全く存在感がない。アベレージヒッターではあるが。

15 ヴィートマルシェの15 最優先の×1以上でないと買えないだうろが欲しい馬

 まずは12年産のアヴニールマルシェ募集時の当時の評価をご覧ください。

 父はリーディングサイアートップを驀進するディープインパクト。アーニングIDXは3.35と極めて優秀。1頭辺りの回収金額も断トツ。その産駒にしては476キロと馬格があり将来有望。

 母の4番仔。2番仔のサンブルエミューズがオープン特別の芙蓉Sを勝ちオープン入り。その実績はわかるが、昨年兄(父ネオユニヴァース)は募集総額3600万円。いくらディープ産駒でも一気に値段をつり上げすぎ。

 しかし、何より馬体が素晴らしく、キャロットクラブの値付けは案外信用できるので、クラブがこうやって金額的に強気に出てきた時は走るのだろう。その馬体は私の好きな筋肉たっぷりで皮膚も薄く、背中の感じも良い。クビ差しの角度からも中距離馬という感じ。

 母の10歳の時の子で繁殖黄金期。まさに、カタログにあるように最高傑作かも知れない。

 ただ、値段が高すぎるッ!!総額7000万円も稼げる馬などそうそういないぞ。コツコツと勝って4勝して準オープンくらいまで行っても5000万円くらいの賞金だし、そこまで行くのかなぁ〜。

 ということで、私としては高すぎる設定金額で撤退



 ということで、母ヴィートマルシェは仔出しも良く、12年産のアヴニールマルシェは馬体も良かったですからそりゃあ欲しい馬でしたが、あまりの募集金額の高さに断念。結果的に新潟2歳S GV2着、東京スポーツ杯2歳S GV2着と世代の中で存在感を見せ、堂々のクラシック候補。NHKマイルGTでも4着だった。

 ただ、なかなか調子が上がらずに4歳8月でたったの9戦。獲得本賞金も5200万円と未だ募集価格には到達していない。


 本馬はそのアヴニールマルシェから2年の空胎を経て3年ぶりの貴重な産駒。兄がなかなか競走に向かえない馬であることを考慮すると、より慎重な堀宣行先生のところに預託予定の本馬は年に3、4戦くらいしか走らなさそう。それでも走ればきっちりと結果を出してくる堀宣行先生だけに十分募集価格の2600万円は元が取れると思うが。

 父はロードカナロア。15年度の種付料は500万円。2月生まれで444キロとやや小柄な馬体ではあるが小さすぎることもない。父が短距離馬だったこともありクラシックには無縁かも知れないが楽しみな存在。過去のヴィートマルシェの産駒はサンデー系の種牡馬がつけられていたが、キンカメ系の父になりどういった反応が出るのかも楽しみ。

 馬体はパッと見て毛づやの悪さが心配。全体的な造りも薄っぺらく感じる。ただ金額が抑えられており、勝率の高い堀宣行厩舎となればそりゃ欲しい。

 母馬優先権が効いている馬で、最優先の×1でも抽選対象か。 

18 フェルミオンの15

  まずは14年産のチャームクォーク募集時の当時の評価をご覧ください。

 母はキャロットクラブで募集価格1800万円で募集された馬。芝1200mの新馬戦を勝つも馬格のない馬のパターン、他馬が本格化した3歳春からは出番なし。

 本馬は母の第3子。

 初子である12年産のストレンジウォークはキャロットクラブで募集価格1400万円で募集された馬。募集当時の馬体重は438キロと牡馬にしては小さめを懸念していたが、2歳時には490キロ前後で走っているように急成長。芝2000mの未勝利戦を圧勝し、続く500万戦でも連勝。さすがに続く青葉賞では9番人気10着、ラジオNIKKEI賞では9番人気7着と重賞ではパンチ不足だが、募集金額的に十分過ぎる働き。来夏には降級の権利もあるし、まだ2勝はしそう。

 14年産の本馬は馬体重が421キロと牝馬とはいえ、また小柄。ここから活躍中の兄のように成長してくれれば走ってくると思うのだが、こればかりは危険な賭け。

 あまり馬体が良いと思えなかった兄ストレンジウォークだが、本馬は全体的には造りはいいと思う。しかし、私が最も懸念する繋ぎの角度が高すぎてしかも短くクッション性は劣り、このパターンはラフェドフルールで懲りたので買いません。もちろん、こういう繋ぎでも走る馬はいますが、私は確率論者ですので・・・。ダートしか走れない確率が高いですし、スピードがあった場合の故障も心配です。


 このチャームクォークはまだデビューしていないので評価は出来ないが、心配された馬体重は3歳8月で466キロと成長しひと安心。まもなくデビューするだろう。その走りに注目である。

 15年産の本馬は母の9歳の時の産駒。年齢的には全盛期で期待は大きい。初子のストレンジウォークは今や3勝を挙げ獲得した本賞金は5810万円にも及ぶ。募集価格1400万円を考えると大成功の馬。

 続くアップクォークも芝1800mの未勝利戦と500万特別を連勝し、重賞でも4着と上位の成績。母は1勝馬だったがかなり仔出しは良いようだ。それらを反映して15年産の本馬は牝馬ながら募集価格は1800万円に引き上げられた。この金額だと正直魅力が低い。

 馬体重は426キロ。4月と遅生まれながら最低でもレースまでにあと40キロは増えて欲しいところ。そこまで増えるかは微妙。ただ小柄ながら馬体は結構良いんですよね。繋ぎの角度も良いですし筋量や皮膚の薄さも良好です。

 同価格のバウンスシャッセやフロアクラフト、マデイラに感じたビビヒ感やお得感はないが、関西馬なら密かに狙いたい馬。関東馬なので見送り。

19 ロフティーエイムの15

 母はサンデーサイレンス産駒で26戦3勝。サンデーレーシングで3400万円で募集された。福島牝馬S GVに勝ち獲得本賞金は1億を超えた。その母の産駒は12年産のビーウィッチド(父ハービンジャー)が500万クラスで頑張っているが勝ちきれない。それ以外は全て未勝利という散々な成績。

 15年産の本馬は父がエイシンフラッシュ。15年度の種付料は150万円。母の13歳の時の産駒で、これまでの母の仔出しからも母の年齢からもここでホームランが出る確率は極めて低い。

 馬体重は444キロ。2月生まれと牡馬であることを考慮するとやや小さいがギリギリ許容範囲。馬体は右後ろ脚の繋ぎが寝過ぎていて心配。ただ、重賞ウィナーの母の産駒らしく深い胸に重厚感を感じる造り。背中のラインも悪くなく、突然ある程度走っても不思議はない。

 価格も牡馬で1800万円と安価で厩舎も久々の二ノ宮敬宇先生。これは母のロフティーエイムがこの厩舎だったからだろうがファンにはたまらない。

 私は母の仔出しや年齢を気にするので買えないが、関西馬でこのように厩舎がよければ購入候補だっただろう。

26 キューの15

 まずは14年産のキャノンショット募集時の当時の評価をご覧ください。


 まずは12年産ブレイクエースの時に書いたコメントをご覧ください。

 父は種牡馬としてリーディングトップを走るディープインパクトの次点として君臨するキングカメハメハ。アーニングIDXは2.36と非常に高く優秀。

 兄ブレインランアウトは重賞ウィナー。それ以外にも現在3勝馬のエネアドなど母の仔出しは非常に良く、この馬も当然人気になるだろう。牝馬というのがポイントだが、関西に来るようなら注目の1頭だったが、今年も関東。

 キューの産駒は毎度注目しているが、1つ上の姉は牝馬で1口11万円。デビュー戦は1番人気だったが気の悪いところを見せまくり10着と大敗。

 本馬は母の15歳の時の産駒ということで、もう難しいだろう。金額もディープ産で募集総額5000万円というのなら納得だが、キンカメ産では高すぎると思う。馬体も年々迫力を欠いていると思う。


 このブレイクエースは芝1600mで2着までくるも現在未勝利。左膝のトウ骨遠位端部分の骨折の影響も多大だが、クラシックシーズンの5月までに勝ち上がることさえできなかったことは事実。

 14年産の本馬は母の17歳の時の産駒で、ますます厳しくなることが予想される。馬体重は524キロと雄大。2月生まれだし許容範囲ではあるが、これ以上大きくなると脚元への負担等が心配。そして高く短い繋ぎも心配。

 金額はかなり抑えられてきており、12年産のブレイクエースの時に書いたような高すぎるとは思わないが、お得とも思えない。

 繋ぎ以外の馬体は総じてかなり良い。筋量、背中のライン、クビ差しの角度や太さなど私が思う走る馬。


 このキャノンショットはまだデビューしていないので評価はできないが、3歳8月の時点で馬体重は592キロ。ここまで来てしまうと心配の方が多い。

 上記青字のブレイクエースは未勝利戦では勝ちきれずに門別へ。そこでも僅かに勝ちきれずに園田へと苦労して中央に戻ってきた。その初戦の500万クラスを圧勝しオオッと思わせたが、続く1000万クラス、降級後の500万クラスでは苦戦。募集価格の5000万円の回収はほぼ絶望的となっている。(2016年9月5日現在獲得本賞金は1300万円。中央のみ)

 15年産の本馬は母の18歳の時の産駒。正直、もう無理だろうと思うが今回も募集価格3600万円と結構な金額。

 馬体重は423キロとステイゴールド産駒らしく小さい。ただ牡馬なのでもう少し体が欲しいところ。馬体は繋ぎが少し高いことと、背中のラインがイマイチなこと以外はなかなか良好。良血馬の産駒と言った雰囲気がある。全体的に力強く皮膚も薄くて健康的。14年産のキャノンショットも馬体は大きすぎる以外は良いと感じたが、いやはや私好みの馬体を出す母キューである。

32 メガクライトの15

 まずは14年産のアストロノート募集時の当時の評価をご覧ください。

 まずは昨年募集された13年産(スパークルライト)の当時の評価をご覧ください。

 母は7戦3勝。降級後の1000万クラスでも優勢だった。初仔の08年産はキャロ地方所属。09年産は中央所属でデビュー。芝1800mの2歳未勝利戦を勝つも500万クラスでは苦しい。母はそんなに仔出しがいいとは思えない。

 2つ上の兄はその素晴らしい馬体から私は「ダート界では2つ3つ勝つのではないだろうか」と書いた。新馬戦は2着もたった2戦で右トウ骨遠位端骨折を発症。未勝利の身分なので地方へ転厩する見込み。能力はあると思えた。

 1つ上の姉は関西だったら購入候補と昨年書いた。まだ競走馬登録をされておらず、全体的に始動が遅れるのは不満。

 本馬は母の10歳の産駒と一番良い時だが、また関東に行ってしまったし見送り。


 このスパークルライトはまだ走っていませんので結果はわかりませんが、12年産は関西馬だったら購入候補だったメガクライトの子が今回は関西に来ました。その12年産は案外勝ち上がるのに苦労し、3歳8月での勝利だったんですよね。

 待っていた関西での産駒ですが、今回は馬体重が389キロと小さく、過去5頭の母の産駒を見ても、それら以上の成績を残す産駒が出てくることは考えづらくちょっと買えないですね。馬体も後ろ半分が弱々しく感じます。


 アストロノートはまだデビューしていませんので評価はできませんが、馬体重は3歳8月で420キロとかなり小さい。

 13年産のスパークルライトは2戦して勝ち馬からは2秒5差と3秒0差で全く歯が立たず引退した。

 15年産の本馬は父がタートルボウル(15年度の種付料200万円)に替わるが、こけだけ仔出しの悪い母からそんなに素晴らしく活躍する子が出てくるとは思えず、牡馬で募集価格1600万円と安価でも見送り。

 馬体重は438キロと3月うまれと言うところで我慢のできるところだが、牡馬だし今後もう少しは成長してくれないと困るところ。馬体は筋肉質でまずまず良く見えるが良くて母と同じ3勝までか。

33 ヒカルアモーレの15 4勝を挙げた全姉よりも募集価格が抑えられ

 まずは13年産のシュペルミエール募集時の当時の評価をご覧ください。

 姉グランデアモーレ、アモーレエテルノと母の全ての産駒を購入している私。グランデアモーレは新馬戦を勝ち、現在3勝で募集総額2000万円の馬としては申し分ない活躍。しかし、姉は2頭共非常にメンタル面で難しく、勝つか大敗と言った極端な競馬が目立つ。

 正直、関西にこないかなぁ〜、と最も期待し狙っていた馬だが、人気のステイコールド産駒とはいえ募集総額4000万円は高すぎると思うし、後ろ脚の繋ぎが高く短くグランデアモーレ同様故障がちにならないか心配。姉程度の金額ならそれでも良いが、本馬の金額なら洒落にならない。

 馬格のあるステゴ産駒は走ると思うが、経験上厩舎も心配だし今回は見送り。



 このシュペルミエールは芝2000mの未勝利戦を勝ち、3歳500万では常に上位の競馬をするものの勝ちきれず、春のクラシックへの出走は叶わなかった。3歳7月に芝2600mで2勝目を挙げ現役。

 私はアルマニャック、アモーレエテルノと2頭の愛馬を管理していただいた木村哲也調教師への不信感が強くシュペルミエールの購入は見送ったが、やはり上手くやっていればクラシックに乗れた逸材だと思う。

 アモーレエテルノも未勝利引退だが、2着3着とあり、得意の東京ダート1600mに専念すれば少なくとも未勝利クラスは勝てた馬だった。


 15年産の本馬も木村哲也厩舎預託予定なら絶対に買わないが、今回は勢司和浩厩舎。この厩舎もエイコーンキッドの時は歯がゆい使い方で私の評価としては”もどかしい厩舎”という印象だが、そりゃ経験値からも前者よりは随分とマシ。

 4勝し繁殖入りをした姉で愛馬のグランデアモーレと全くの同配合ながら募集価格はグランデアモーレの2000万円よりも抑えられている。そりゃ、グランデアモーレが超一流でしかも牝馬に関して抜群の実績を誇る松田博資厩舎だったことに対し今回の勢司和浩厩舎は実績ではかなり劣り、その辺りが加味されていると考えると適正価格。

 本馬は母の11歳の時の子どもでまだまだ仔出しとしては大いに期待出来る年齢。馬体重は454キロと4月生まれにしては馬格もある。馬体も大物感はないものの背中のラインはある程度走りそうな馬の雰囲気だしクビ差しの角度も悪くない。

 2、3勝してくれれば十分に元の取れる価格帯だし私としては注目の購入候補。ただ、カタログにあるように全姉以上の存在感かというと私はそうは思わない。

 姉たち同様気性が難しく走ったり凡走を繰り返すと思われる。勢司和浩先生は慎重なのでこの手の”難しい馬”だと使う回数が極端に少なくなる懸念がある。

35 カドリーユの15 価格の割りに馬体は良く見え関東馬でなければと言ったところ

 まずは14年産のコーブルク募集時の当時の評価をご覧ください。

 父はヴィクトワールピサ(種付料当時300万円)。

 母はキャロットクラブで募集価格2400万円で募集された馬。2戦して7着8着と人気も着もイマイチだった。その後、右前トウ骨遠位端を骨折し引退。本馬は母の4歳の時の産駒で初子。

 馬体重は414キロと5月生まれを考えてもやはり小さい。初子なので仕方ないが、もう少し欲しいところ。馬体は少し繋ぎが高い気がするが馬体は全体的にかなり良く見える。薄い皮膚に豊富な筋量、背中のラインもかなり良い。クビは少し細くて非力な感じだが、角度は良く走ってきてもなんの不思議もない。

 預託厩舎の勢司和浩厩舎はエイコーンキッドでお世話になったが、とにかく丁寧で慎重なところ。コメントは多く読み応えがあるが、如何せん慎重すぎて数を使わず、それでいて堀宣行先生ほどの結果を残せていない辺り歯がゆい部分もある。人柄の良い先生なのだが、勝負の世界ではうーーんと言いたくなることもある。

 募集価格は母の募集金額を考えても牡馬で安価な設定。去年私が買ったグルーヴィタイム同様のお買い得感がある。関西馬なら買っていたなぁ〜。


 コーブルクはまだデビューしていないので評価は出来ないが欲しいと思える馬だった。

 本馬は母の2番仔。馬体重は402キロとやはり小さい。父がダノンシャンティ(種付料15年度は100万円)になったことを考慮すると募集価格は1000万円にして欲しいところ。相変わらずこの母の子は馬体が良く見える。繋ぎの角度や長さは今回も良いし薄い皮膚も魅力。毛づやも良い。

 預託予定の田中剛厩舎も私は評価の高いところ。預託される馬の質の割りに成績を残していると思うし平地でも障害でも実績がある。

 ただ、関東だし5月生まれとはいえ小柄だし私は手を引きたい。後者に関しては兄のコーブルクが2歳8月で500キロまで成長しているので心配ないかも知れないが。

37 マイティースルーの15

 まずは14年産のマイティーキュート募集時の当時の評価をご覧ください。

 まずは昨年13年産に対する評価をご覧ください。

 母は27戦4勝馬。キャロットクラブで募集総額1800万円だった。芝のマイル前後で走っていた。

 本馬は第2仔で母の7歳の時の産駒。馬体重は528キロと迫力満点。初子のマイティーハニーも購入候補だったが関東だったので断念。そのマイティーハニーは現在6着5着と成績上位だが、思ったほどのパフォーマンスを見せていない。そんなこともあり、今回も関東なので見送り。

 ただし、馬体はこれまた今回の募集馬の中で1、2を争う好馬体だし、非常に重厚感がある。思ったよりも人気で最優先権でないと取れないほどだが、逆に私としては関東馬に最優先権を使うというのもいただけない。



 関西馬なら購入候補だった馬で、今回も関西に来てくれないかと密かに思っていたが残念ながら関東へ。田村康仁先生は腕のある調教師さんだが、馬房の回転が上手くなく、放置プレイに陥りやすい。

 勝ち上がった初子のマイティーハニーは3歳ながらまだたったの3戦。こちらは大切に使う尾関知人先生だが、やはり数を走ってくれないのは寂しい。

 14年産の本馬は馬体重478キロと馬格があり、繋ぎの角度や全体的な馬体の雰囲気は素晴らしい。ただ、私はダイワメジャー産駒の馬体が好きだからなぁ〜(笑)。故障のリスクも少なそうで関西馬なら絶対に買うなぁ〜。

 母の8歳の時の産駒というのも魅力だし、4勝の母の産駒にしては安価。私の思う安価で2、3勝出来そうな馬。


 ということで、マイティーキュートはまだデビューしていませんので評価はできませんが欲しいと思える馬でした。13年産のマイティーゴールドも私が思う最高クラスの馬体の馬で、最優先でなければ取れなさそうでしたので撤退しましたが良い馬だなという印象でした。マイティースルーは新馬戦を勝ち、続く500万クラスでも1番人気に支持されます。結果は3着でしたがすでにこのクラスでも上位の走りで突破は時間の問題です。まさに私が思う安価で走る馬。

 今回も関西に来て欲しいと願っていましたが、またまた関東。本馬は牡馬で募集価格は2400万円。4勝馬の母の実績から言うと比較的金額は抑えられた設定。産駒も大物こそないものの今のところデビューした馬は全て勝ち上がり堅実。共に500万クラスでは上位の走りを見せている。

 馬体重は462キロと馬格があり、母の産駒の特徴である重厚感がある。これも2、3勝は手堅そう。ただ、繋ぎの長さのバランスがイマイチでさてここがどうでるか。

 ただ、同じく牡馬で募集価格2200万円だったマイティーゴールドは父が好実績のゴールドアリュール(12年度の種付料は250万円)にそこそこ実績のある尾関知人厩舎だったのに対し、本馬は初年度産駒から成績を残したとは言え、まだまだどこまで伸びるか不明の父ヴィクトワールピサ(15年度の種付料300万円)に経験の少ない大和田成厩舎で募集価格2400万円で微妙。

 私としてはマイティーゴールドの方が購買意欲をそそられる。

39 シーズンズベストの15

 まずは14年産のベストプレディクト募集時の当時の評価をご覧ください。

 父はハービンジャー。当時の種付料は400万円。

 母はキャロットクラブで募集され2400万円だった。芝1800mの新馬戦を勝ち、500万クラスを2勝の計3勝。1000万クラスでも勝ち馬に0秒1差に迫る3着があったが、右前第3中手骨剥離骨折で引退した。

 本馬は母の初子。初子らしく2月生まれなのに馬体重は413キロとかなり小さい。母は470キロ以上の馬体重だったし、父が比較的大きな馬を出しやすいハービンジャーというところからも割り引いて考えたい。

 馬体はなかなか良い造りで走る可能性も十分あるが、少し募集金額の3000万円というのも牡馬ではあるが高い気がするし様子見。第2子は当然期待。


 このベストプレディクトはまだ走っていないので評価は出来ないが、本馬は期待された第2子。

 父はクロフネ(種付料は15年度は200万円)。本馬は牝馬ながら募集価格1800万円。この金額は愛馬バウンスシャッセ(重賞3勝)、フロアクラフト(4勝)、マデイラ(4勝・父クロフネの牡馬で母は同じく3勝馬)などと同金額だが同考えても割高。

 兄が牡馬でハービンジャー産駒で募集価格3000万円なのだから、本馬は1400万円が妥当。では上乗せされていると考えられる部分を検証。

 馬体重は募集時に449キロ。なるほど馬格はある。馬体も背中のラインが好きなタイプではないが頑丈そうでどっしりとした良い馬体。繋ぎの角度も良く管の枯れ具合も良いことから故障のリスクも少なそう。それでも良くて母同様の3勝か。

 関西馬なら候補にならないことはないが、金額的にお得感がなく様子見候補程度。

40 コスモチェーロの15 母の仔出しが優秀で注目

 母は豪州産。我が国で走り9戦1勝。その1勝は芝2400m。500万クラスでも勝ち馬から0秒1差の2着など力上位だったが引退。

 産駒は11年産のウインマーレライ(父マツリダゴッホ)がラジオNIKKEI賞 GVを優勝。初子で09年産のマイネヒメル(父ロージズインメイ)も芝のマイル前後で4勝した。13年産のウインヴォラーレ(父ステイゴールド)も芝2200mで勝ち上がり続く芝2600mも連勝。現在1000万クラス在籍。

 JRA競走馬登録をされていない12年産(父マツリダゴッホ)を除いてデビューした産駒全てが2勝以上と母の仔出しは超優秀。

 この母にディープインパクトをつければ、当然これ以上の活躍が期待出来重賞くらいには簡単に手が届きそうな気がする。

 15年産の本馬は母の12歳の時の産駒。なんとかギリギリ割り引く必要のない年齢。2016年7月のセレトクセールでキャロットクラブに7344万円で落札された馬。募集価格は8000万円ということで、セリの価格から言って妥当な金額。

 馬体重は442キロ。全体的に小柄な産駒の多いディープインパクトの中ではまずまず馬格のある方。そりゃ、レースの時は470キロくらいで走りたいが3月生まれでボチボチキ甲も抜けておりそこまでは大きくなってくれないか。

 馬体はかなり良い雰囲気。筋量、クビ差しの角度や太さ、繋ぎの角度、毛づやなども良好。走りそうな馬だなぁ〜という印象。

 預託予定の矢作芳人厩舎はとにかく使えそうなところに俊敏に馬を入れてくれるし、こういった中長距離砲ならどんどん使ってくれるのではないか。

 5日発表の売れ行き情報では案外だが、良い馬に思える。カタログ隣のヒルダズパッションの15と比べるとそりゃ、そちらの方が良いと思うが価格が4000万円も違うので、私としては身の丈に合ったこちらかな?というところ。

41 ヒルダズパッションの15 ×1最優先候補はこういった馬

 まずは13年産のジークカイザー募集時の当時の評価をご覧ください。

 日本では初子。はっきり言って、予算オーバーで買えないが、そりゃ、強気の値付けをするだけあって馬体は良く見えます。ただ、私の好きな筋肉マンではありませんね。しなやかな感じです。こういう感じのハープスターが走りましたからねぇ。

 母の実績は認めるも母の仔出しは未知数だし、初子らしく牡馬にしては小柄だし、1口価格があと10万円安くても買わないなぁ〜。


 正直1口15万円以上の馬は私としては予算オーバーなので見向きも出来なかったが、このジークカイザーはデビューから2連勝で現在に至る。いやはや、ヒルダズパッションは日本の競馬でも十分に通用するスピードとしなやかさを持ち合わせた素晴らしい産駒を輩出するようだ。

 母の仔出しが全く心配いらないのであれば、母の8歳の時の子である本馬にかかる期待は大きい。ジークカイザーは募集時の馬体重は431キロとやや小柄だったが、本馬はすでに474キロと馬格がありそこも心配はいらない。私はディープ産の馬格のある馬は評価が高い。

 ただ、ジークカイザーは体が弱く3歳9月の時点でまだたったの2戦。クラシックにも乗れなかった。14年産のハーツクライ産駒もデビューできなかった。

 これだけの高馬が体質に泣かされ走る回数が限られるのはいただけない。

 本馬はさすがに1億円を超える募集価格というだけあって馬体は最高に素晴らしい。筋量、背中のライン、クビ差しの角度や太さ、皮膚の薄さ、繋ぎの角度や長さなどなどどれをとっても超一流。ううむ、値段は高すぎるが、×1の最優先権はこういう馬に行きたいところ。馬体を見る限りでは体質面も問題無さそう。

42 ココシュニックの15

 まずは14年産のグラニーズチップス募集時の当時の評価をご覧ください。

 まずは購入候補だった昨年13年産の募集馬評価からご覧ください。

 母は3勝馬。だが未勝利と500万が2回。勝ち鞍はすべてダート。私が非常に印象に残っている馬で、愛馬チャーミングシチーが勝ったレースでの断トツの1番人気馬だった。チャーミングシチーは珍しく中京で騎乗していた横山典弘騎手の超抜群の手綱捌きでココシュニックを押さえ込んだが、もう1度走れば完敗だっただろう。ココシュニックは結果は3着。ただ、最終的にはチャーミングシチーはその1勝だけだったが、ココシュニックはさすがに3勝を上げている。

 初子のステファノスは皐月賞GT5着。私はバウンスシャッセの応援で現地で見ていたので素晴らしい脚は評価が高い。仔出しも間違いないと言えるだろう。

 本馬は母の8歳の時の産駒でまさに最高の時の産駒。ステファノスはディープ産の牡馬でも1口175000円は高すぎと書いたが、本馬は牝馬とはいえ人気のステイゴールド産で1口6万円は適正価格。やや小柄だが馬格もまずまずあるし、繋ぎの感じからは芝で走れそう。

 牝馬のヴィルシーナが活躍し、毎年多くの勝ち鞍を挙げている友道康夫厩舎というのも良い。最優先でないと確率が低いだろうが、購入候補。


 結果的に最優先枠でなければほぼ買えず最優先枠をルミナスグルーヴの13に使用したので購入しませんでした。ただ、後悔しましたねぇ。新馬戦は5着でしたが2番人気でしたし、これからの馬だと思います。


 その後兄のステファノスはその後富士S GVに優勝し重賞ウィナーに。香港のクイーンエリザベス2世カップでも世界の強豪に混じって2着と世界レベルの馬となった。


 14年産の本馬は母の9歳のときの産駒でまさに絶好機。厩舎も私の評価の高い藤原英昭厩舎。鞍上も福永祐一騎手や岩田康誠騎手を乗せてくれる。

 馬体は私の好きな筋肉質とは言えないが、クビ差しの角度、背中のライン、繋ぎの角度なども良好。馬体重が454キロと馬格があるのも良い。総じて欠点が少なく、兄の活躍を考えれば父ハーツクライで募集価格も高く感じない。

 最優先枠を使ってでも買いたい馬。この価格なら目標は2、3勝で十分だし、大物に化ける可能性もある。

 ただ、ステファノス以外は1勝馬のみ。2012年セレクトセールで5460万円で取引されたココスタイルは500万クラスで頭打ち状態。一発屋の懸念は残る。


 このグラニーズチップスはまだデビューはしていないがPOG本などでもやたら取り上げられた評判馬。私は最優先枠を使って申し込んだがあえなく落選。今年は×1を取得することになった。

 13年産のココファンタジアは初勝利に苦労したが3歳8月に未勝利脱出。その時の2着馬が私が購入したグルーヴィタイムで1、2cm程度のホンの僅かなハナ差だった。ただ、勝ち上がりに苦労したように、500万クラスでも苦労しそうな感じである。

 15年産の本馬は父がディープインパクト(種付料15年当時2500万円)。これは活躍しているステファノスと同じ配合。そのステファノスが牡馬で7000万円の募集価格だったことを考えると本馬は牝馬で5000万円。こりゃ高い。

 相変わらず母は一発屋の懸念を払拭できないし現状ではこの金額は冒険しすぎる感がある。また藤原英昭先生は丁寧に使うので、なかなかクラシックにも縁がない場合が多い。この金額でクラシックの夢を見られないようならどうかと思う。

 馬体重は391キロ。駄目だ。小さすぎる。馬体もこぢんまりしていて私の目には500万クラスをたくさん走っている馬のイメージ。繋ぎも少し高いか。迫力がない。

43 アドマイヤキラメキの15

 母はエンドスウィープ産駒の4勝馬。ダートの1200m及び1400mばかりで4勝。準オープンでも力上位だった。その母のディープインパクトを配合した11年産のトーセンスターダムはチャレンジカップGVときさらぎ賞GVの2つの重賞を勝ち獲得本賞金は1億円を超えた。

 更に初子で09年産のラシンティランテ(父アグネスタキオン)が3勝、12年産で父がネオユニヴァースのネオスターダムが4勝を挙げ現役。

 唯一10年産でディープインパクトとの配合のミライエだけが未勝利引退だが基本的に母の仔出しは良い。

 15年産の本馬は父が母の最高傑作であるトーセンスターダムと同じディープインパクト。母の13歳の時の産駒。馬体重は421キロでやはり小柄に出やすいディープインパクト産駒らしく小さい。活躍したトーセンスターダムが500キロほど馬体重があつたことを考慮してももう少し成長して欲しい。

 特に故障の多いことで有名な高野友和厩舎なので馬体が気になるところだが、繋ぎの角度は良いが少し短く、クッション性にやや欠けることからそこは心配。ただ小柄なので脚元への負担は少なく、大きく割り引くほどではない。

 小柄ということもあるだろうが全体的に華奢に見え、迫力に欠ける。ディープ産だけで言えば同時に募集されている他馬の方が良く見え私はこの馬には行かない。ただ走る素地は十分ある。

44 アヴェンチュラの15 非の打ち所がない

 ついにこの母の子が出てきた。母アヴェンチュラはキャロットクラブで5000万円で募集された馬。僅か7戦しか走っていないが内容は実に濃厚。秋華賞GTを始めクイーンS GVにも優勝。その年の最優秀3歳牝馬に選出された。またスノーフェアリーのクビ差2着に来たエリザベス女王杯GT(3着馬は3冠馬アパパネ)、札幌2歳S GVの2着など超一流の成績。獲得本賞金は2億を超えた。

 その母の初子となる本馬。馬体重は461キロと初子だがしっかりと馬格がある。馬体はもうこれは流石としか言いようがない。筋量は豊富で繋ぎの長さや角度も良好。クビ差しも太くて角度も良い。毛づやも良く皮膚も薄く、ううーーん、これは走りそう。少なくともPOGなどでも話題になると思うし募集価格7000万円でも不思議ではない馬。正直非がない。

 こりゃ欲しいなぁ〜。ただ、母馬優先権が効いており、アヴェンチュラの所持者の人は是が非でも取りたいだろうから、私の持っている最優先×1でも取れるかどうか。票読みをしたい。

45 リーチコンセンサスの15

 まずは14年産のウィズワンアセント募集時の当時の評価をご覧ください。

 まずは昨年募集された13年産(シュネルギア)に対する当時の評価をご覧ください。

 母は芝1200mで4勝。本馬はその母の初子。私にとって金額もお手頃で買いたい候補だが、今年は同じような短距離が主戦場となるクリンゲルベルガーの13の購入が決定。短距離はいつもフルゲートで除外馬が多く美味しいレースが少ない。そんな厳しい環境に同型2頭もいらないので今年は見送り。

 やや小柄に感じるも馬体は全体的に良く、これがかなり走ってもなんの不思議もない。買わないが注目馬。


 ということで昨年注目していた13年産。14年産は牡馬ということで募集価格は3000万円に。母の8歳の時の産駒で最高だし、馬格もあって馬体もかなり良い。筋量、繋ぎの角度などももちろん良いし、預託予定の吉村圭司厩舎も確実に上昇している勢いのある厩舎。総じて良いし欲しい馬だが、募集価格2400万円で良かったんではないかというのが私の見解。

 もちろん、いずれ現在4勝馬の母フロアクラフトがこの値段で募集されればそりゃ買うだろう。あくまでも私がこの馬にピンと来るものがないだけで、2、3勝はすると思う。良い馬。


 このウィズワンアセントは2歳6月に早期デビューし芝の1600mで4着。しかし続く未勝利戦では14着と敗れ現在に至る。

 13年産のシュネルギアは芝1600mの新馬戦こそ4着だったがあとは中央では4戦して9着が最高。そのまま未勝利で引退した。

 このように結果的に素晴らしいスピードを持ち、4勝を挙げた母の能力は産駒には届かず母の仔出しは悪いと言わざるを得ない。

 15年産の本馬は良く見えた14年産のウィズワンアセントよりも落ちて見える。なんだか毛づやが良く見えないし背中のラインもイマイチ。ただしウィズワンアセントは産駒の馬体を良く見せるハービンジャー産駒。こちらは馬体はそんなに良く見せなくてもディープインパクトに次ぐ種牡馬成績のキングカメハメハなのでそこまで心配は要らないのだろう。

 ただ、私は自分の馬見にこだわりたいし、馬体が良く見えたウィズワンアセントが現状程度の走りしかできないのなら、あえてイマイチに見えて募集価格も高い本馬に突撃することはない。

 私は募集価格の3000万円を見た時に、牡馬かと思ったが牝馬でこの金額。キングカメハメハの種付料が15年度は800万円、ウィズワンアセントの父ハービンジャーが14年度の種付料が400万円と値段差があるので多少値が張るのはわかるが、去年の牡馬と同じ金額とは・・・。

 友道康夫厩舎は私は2頭預託して貰ったが(ハルシュタット、ジェットブラック)、馬の能力以上のものを引き出すというところまでは行っていない気がした。良い馬は走らせるが、パンチ不足の馬は埋もれてしまう懸念がある。

46 シーザリオの15

 まずは14年産のグローブシアター募集時の当時の評価をご覧ください。

 母は日米オークスを制するなど世界レベルの馬でその産駒からも世界レベルのエピファネイアが登場。ジャパンカップを優勝し皐月賞やダービーも2着だった。

 ただ、12年産のクローディオは未勝利戦での勝ち上がりにもクロー(苦労)していたように仔出しは極端。この金額でクラシックにも乗れないようでは目も当てられない。エピファネイア以外は総じて期待を大きく下回った。本馬も牡馬だけに活躍しなければ種牡馬にもなれないし。

 馬体はもちろん悪くないし馬格もあり良い馬に思える。

 角居勝彦先生に憧れてキャロットクラブに入会してきた私ですが、この金額でギャンブルできるような潤沢な資金は持ち合わせておらず、もちろん撤退。


 上記では母シーザリオの産駒はエピファネイア以外は総じて期待を裏切ったと書きましたが、その後13年産のリオンディーズが朝日杯FS GTを勝ち春のクラシックでも5着と活躍。

 こうして見ると母シーザリオの牡馬は時々大物が登場しますが、牝馬はということになると08年産のヴァイオラ、11年産のロザリンドと全く走っていません。もちろんたまたまなのかも知れませんが、例えばササファイアーの産駒も牝馬は極端に走りませんし、一応こういうデータも頭に入れておいた方が良いと思います。

 15年産の本馬は馬体重が452キロとこの時期としては理想的。ロザリンドは馬体詐欺の悪名高いシンボリクリスエスの子でしたがやたらと良く見えました。良く見えましたがレースではさっぱり走りませんでした。この15年産はロザリンドと比べてイマイチに見えます。全体的に迫力がない。案外クビ差しの角度も高いですし背中のラインもイマイチ。飛節や脚元の感じも弱々しく感じます。牝馬で7000万円と高すぎますしこれは買えないですね。

 ただ、大きな夢を見るにはこのくらいのスケールの馬を買わないと駄目だと思います。あのシーザリオの子を持っているというだけでワクワクしますし緊張感もあり楽しみですもんね。私はこういったGTへの夢を来年から募集されるであろう愛馬バウンスシャッセの子で見たいと思っています。

47 ブルーメンブラッドの15

 まずは14年産のヴィルデローゼ募集時の当時の評価をご覧ください。

 母は言わずと知れたマイルチャンピオンシップGTの勝ち馬。8勝と素晴らしい競走成績だった。しかし、ここまでの産駒は一番稼いだのが初子のオレアリアの2勝、獲得本賞金1510万円。正直、仔出しに不満。

 もちろんいつ大物が出てもなんの不思議もないが、仔出し重視の私としてはパスするリスクが高い思われるタイプ。

 11年産のクリーブラットは芝1600mの未勝利戦を勝つも500万クラスでは二桁着ばかりと完全に頭打ち。12年産のスウィートテイルズは緒戦こそ既走馬に混じって3着だったが3歳8月末の未勝利戦を6着と掲示板を外し、未勝利引退濃厚。

 これだけ全ての産駒が走らなければ、母の仔出しは疑わざるを得ない。

 14年産の本馬はエンパイアメーカーと合わせられたが、私はこの父にいい印象がない。種牡馬としては期待外れ感がある。私が思うイマイチの父にイマイチの母。募集価格も高くとても手が出せない。

 エンパイアメーカー産駒らしく馬格はあるものの、華奢で弱々しい。


 このヴィルデローゼはまだデビューしておらず評価は出来ないが、母の産駒は13年産のクラシックリディアが新馬勝ちをしたものの500万条件を楽に勝ち上がれず苦しんでいる。12年産のスウィートテイルズは結局未勝利で引退。11年産のクリーブラットは1勝で引退、初子で10年産のオレアリアも2勝したが最後は降級後の500万クラスで歯が立たなかった。

 このように偉大な母ではあるが仔出しはほぼ絶望的でとても募集価格に見合う走りは出来そうにない。本馬は母の12歳の時の子で、この辺りでいきなり超大物が登場するとはここまでの流れからは考えづらい。何せ母の産駒は全馬500万クラスで苦戦しているのだから。

 14年産のヴィルデローゼの時も華奢で弱々しいと書いたが、15年産の本馬も同様の印象。薄っぺらく非力な感じ。ただ、相変わらず結構な価格で募集されているように背中のラインは走る馬の印象だし繋ぎの角度や長さも良い。

 ・・・とはいえ、牝馬で募集価格4400万円。ジンジャーパンチのようにそれまで産駒がさっぱりだったものの、やはり母の競走成績に見合う大物を出すいきなり出すこともあるかも知れないが、確率論の私としてはこれはリスクの高すぎる物件。牡馬でこの金額でも買えない。

48 データの15

 まずは14年産のオプティマイズ募集時の当時の評価をご覧ください。

 まずは12年産アンティキティラ募集時のコメントをご覧ください。

 母データは亜の1勝馬だが、GT2着2回の実績がある。産駒は初年度産駒のアーカイブ(父ディープインパクト・募集総額6000万円)が芝の1600mと2000mの2勝で獲得本賞金2109万円。3勝目はいずれ来そうだが、そこまでか。10年産のトーセンジャステス(父デイープインパクト・2010年セレクトセールで9660万円で落札)は芝2000mで勝ち上がるも頭打ち。第3子はデビューはまだしていないが、父ディープインパクトで2011年7月のセレクトセールで6720万円で落札された。

 それが本馬は父がゼンノロブロイになっただけで募集総額3200万円。そこまでロブロイとディープインバクトに差があるとも思えないし割得感はある。しかし、キャロの値付けは正しいので、これだけ大きく下落したからには、何か理由を探す必要がある。やはり最大の値下げ理由は産駒の冴えない成績か。

 本馬は母の9歳の時の子でまだまだ繁殖黄金期。馬体重は502キロと牡馬だしこのくらいは許容量。馬体はこの値段にしては全体的に繋ぎが高く心配。

 安くなったとは言え、今までが高すぎたわけであって、これまでのディープ産の産駒が2000万円程度しか稼いでいないのに、募集価格の3200万円も稼げるか疑問。

 厩舎は超一流で鞍上も横山典弘騎手などを使ってくれて嬉しいが、関西馬だったとしても買えない高額馬。



 アンティキティラは新馬戦は1番人気に推されますが5着。そこから3か月半後の2戦目は15着、気性悪で去勢され、8か月後の出走となった3戦目は13着で未勝利引退が濃厚です。結果的に大幅値下げの真の理由は気性面にあったと推測されます。繋ぎが高く、ダートしか走れていないことも金額から言って残念ですね。

 結局母の産駒は09年産のアーカイブ(父ディープインパクト)が未勝利、500万、500万の3勝で獲得本賞金3129万円。これが最高。10年産のトーセンジャスティス(父ディープインパクト 2010年セレクトセール9660万円で取引)も500万クラスで2着があるものの一気に難しいところが出て頭打ち。11年産のミッキーデータ(父ディープインパクト 2011年セレクトセール6720万円で取引)同様に500万クラスで2着はあるものの悪い部分が出て頭打ち状態。

 ようするに気性が悪すぎて能力が出し切れない。きちんと走っても500万クラスで2着が精一杯くらいの能力と結論づけることができる。


 14年産の本馬は募集価格3600万円。過去データの産駒でその金額まで本賞金を獲得した馬が1頭もいない中、高すぎる値付け。もちろん、セレクトセールに出せば、もう少々値が付くのかも知れないが、市場の評価も取引価格が示しているように急低下。

 母の繁殖としてのポテンシャルを重視する私としては買えません。そして本馬は繋ぎも高すぎて危険感が高い。


 このオプティマイズはまだデビューしていませんので評価できませんが、上記青字の12年産アンティキティラは去勢されるも新馬戦の5着が最高。あとは15、13、15着と全く競馬にならず未勝利で引退した。上記で分析したように大幅な価格下落を疑ったが、終わって見れば気性の悪さだったようだ。募集価格3200万円の馬が勝ち負けにも絡めず未勝利引退とはいただけない。

 キャロットクラブでの募集馬ではなかったが13年産のマールデルプラタ(父ステイゴールド)は常に勝ち馬から1秒以上離されての大敗で4戦未勝利。こちらも未勝利に終わった。

 このように母データの産駒はディープインパクトとの配合しか走らない。ディープインパクトとの配合で最高に稼いだアーカイブの獲得本賞金が3129万円だから、父ディープの種付料だけで吹き飛んでしまう(16年度のディープインパクトの種付料は3000万円)。

 15年産の本馬は父が14年産のオプティマイズと同じくハーツクライ。確率論から言って走らない可能性が高い。

 馬体重は最初の発表は400キロだったが、その後訂正が入り470キロだと言うこと(データのデータが間違っていたらしい)。それは悪くないが繋ぎが高く、トレセンでの故障が多いことで有名な高野友和厩舎なので故障のリスクが相当高い。ただ、それを除けばクビ差しの角度、背中のライン、薄い皮膚など、オオッと思わせる馬体。走っても不思議はないが基本この募集価格3000万円を回収することは難しいだろう。 

49 プロミネントの15 募集中止

50 グレイトフィーヴァーの15

 まずは14年産のルエヴェルロール募集時の当時の評価をご覧ください。

 父は時々超大物を出すステイゴールド。当時の種付料は800万円。

 母は仏米で5勝。母の産駒は5頭が獲得本賞金4000万円を超えるなど非常に優秀。

 しかし、本馬は母の17歳の時の産駒で、もうそろそろ限界が近い。私個人は母の04年産の産駒であるヒカルアモーレの産駒に期待している(グランデアモーレ4勝とアモーレエテルノを購入)。

 グレイトフィーヴァーの12年産のシャルールの時も牝馬で募集価格2400万円は高すぎると書いたが、今回も同2600万円。ただそのシャルールは芝1800mの新馬戦を圧勝しオープンの忘れな草賞でも3着。現在500万で連続2着中と勝ち上がりは確実。募集価格を余裕で上回ることになるだろう。これだけ活躍してくれれば募集価格2600万円でも文句はない。むしろ安い方。

 ただ、小柄な産駒が多いステイゴールド産駒とは言え、1月生まれで馬体重415キロは私の中では危険水域。姉シャルールは442キロでデビューした訳だが、本馬がそこまで大きくなるとは思えない。活躍している兄姉も全馬馬格があり、小柄な本馬がどこまでやれるのかは疑問。

 それでも母の仔出しは超優秀だし、母は高齢と言っても近年の産駒が結果を残していることからも期待は大きい。



 私も馬格があれば候補だったが、測尺と、なぜか迫力を感じない馬体を見て回避。

 このルエヴェルロールはまだデビューしていないので評価できないが、馬体重は2歳7月時点で445キロとやや小柄。デビュー時にはもう少し絞れるのではないか。

 15年産の本馬は馬体重421キロと1月生まれにしてはやはり小柄。母の18歳の時の産駒でこの2点だけでも牝馬で募集価格2600万円というのはNG。

 馬体はこの金額をつけるだけあってそれなりに良い。そりゃ、シャルールほど走れば十分に元が取れる金額だし、母の仔出しの良さを考えれば買えないことはない。私としては自分の信念を貫いてパス。

51 アディクティドの15 走りそうな匂いがプンプン

 まずは12年産のクルーガー募集時の当時の評価をご覧ください。

 父は種牡馬としてリーディングトップを走るディープインパクトの次点として君臨するキングカメハメハ。アーニングIDXは2.36と非常に高く優秀。

 母は独産で独で重賞を制している。本馬は第2仔。

 馬体重は447キロ。4月生まれだが、牡馬なのであと40キロくらいは欲しい。果たしてそこまで成長するのか。馬体はなんだろうなぁ〜。この金額の馬にしては中途半端。下半分(繋ぎ、管、飛節)は優秀。筋量が少なくトモも含めて非力に映る。背中のラインもイマイチ。クビも細く角度も高い。総じて弱々しい。

 預託厩舎の高野友和厩舎はクラブからの信頼は厚いが、その実オクターブユニゾンを勝ち上げられなかったり、ウォルフラムも大敗させたりと私はあまりいい印象はない。ただ実際に勝率などの数字は素晴らしい。乗せる騎手はレーデイング10位〜20位クラスの騎手が多く、一線級はあまり縁がない。

 募集総額4000万円はリスキー。もちろん、母は凄い産駒を輩出する名牝かも知れないが、現状では逆の可能性の方が高いと見る。私は買わない。


 このクルーガーはデビュー時の馬体重は502キロ。すなわち希望通りに成長を遂げた。未勝利戦はダート1800mで勝ち上がったが芝2000mに使ってみると500万特別で2着、重賞で3着と人気以上(共に6番人気)の走りを見せ、そこからは芝のみで使われている。500万、1000万、1600万と順当に勝ち上がり、ついにマイラーズカップGUに優勝。すでに獲得本賞金は1億円を超えている。

 結果的に母は凄い産駒を出す名牝だった。

 ただ、その名牝はなかなか受胎をせず、本馬は12年産クルーガー以来の産駒。母の産駒としては初めての牝馬。馬体重は451キロ。馬格はある。母の9歳の時の子と期待は高く、そりゃ馬体も素晴らしいですね。繋ぎの角度や高さが特に素晴らしい。これなら高野友和先生の壊れるくらいハードな調教にも耐えられそうに見えます(結局クルーガーも2度骨折しちゃっていますからねぇ)。背中のラインも走る馬のものだしクビ差しの角度や太さも良く、毛づやも良い。管も枯れており、ここからも故障のリスクは少なそう。なんだか雰囲気のある馬ですね。

 牡馬でこの金額なら即買いですが如何せん牝馬。兄同様キングカメハメハ産駒ならと思うのに今回はハーツクライ産駒。うーーーん、大物感があり購入候補だが、その中では後回しの部類か。 

52 シンハリーズの15

 まずは14年産のミリッサ募集時の当時の評価をご覧ください。


 父ダイワメジャーの私が金額的にも仔出し的にもかなり良いと思っている種牡馬で、母の年齢的にもそろそろ金額が落ちてくるのではないかと本馬に期待していた。

 本馬の評価に入る前にまずは12年産のアダムスブリッジの募集時に書いた私の評価をご覧ください。



 母は英オークスの優勝馬。実績は断トツ。第2仔の兄アダムスピークの募集時に欲しいといいつつ、予想を超える金額に撤退を余儀なくされた。そのアダムスピークはデビューから連勝でラジオNIKKEI杯を完勝。私は軍資金的に仕方がなかったとはいえ大物を逃してしまった悔しさがある。

 昨年募集されたリラヴァティも兄が重賞ウィナーになったことから牝馬で1口9万円と高額。すでにデビューしており、芝1600mの新馬戦で勝ち馬から僅かクビ差の2着と力のあるところを見せた。10年産のシンハディーバも3歳9月と遅すぎるものの圧勝で勝ち上がり、日本で走っている産駒は全て勝ち上がり或いは勝ち上がりそうという仔出しの良さ。

 毎年値段が高すぎて手が届かないが、今回は牡馬で1口115000円。正直、買えない金額ではないが、ディープ産の兄が1口150000円だったことを考えると適正価格か。11年産が同じ父ロブロイという配合で牝馬で1口90000円。同じ厩舎だしこの価格の下落は異常。

 馬体を見ると後ろ脚の繋ぎが短く立っており、屈腱炎を発症し、長期休養中の兄・アダムスピークとダブる。馬体重も435キロと相変わらず小柄。当然良血馬だけに筋量、薄い皮膚、背中のラインなど良い部分は多いが、私は今年は買いたい安馬も多く、これを買ってしまうと他が買えなくなるし、不安のある高額馬は避けたいと思うので基本パス。ただ、他に買いたい馬があまりいなければ買っていた。



 このアダムスブリッジは新馬戦と続くオープンの若駒Sを連勝。ダービーに駒を進めたが17着だった。どうしても脚元が弱く、皐月賞や京都新聞杯を回避したり結果的に残念ながら屈腱炎を発症してしまった。奇しくも募集段階で懸念したことが的中してしまった格好。母シンハリーズの子はスピード能力が高いだけに、脚元への負担は特に心配。


 さて、14年産の本馬は馬体重が403キロと小さい。ダイワメジャーの子は結構馬格のしっかりとした馬が出てくることが多いが4月生まれとはいえ心配。その分脚元への負担は少なくなるだろうが。ただ、活躍している姉のリラヴァティも440キロ前後で出走とそんなに恵まれた体型ではないが走っているので、そう考えるともう少し成長してくれば問題ない。

 気になる繋ぎはやや高いものの懸念した兄のアダムスブリッジよりもマシ。しかし、少し繋ぎが短い。馬体もダイワメジャーとは思えぬくらい華奢でうーーんと言った感じ。

 これが募集価格2400万円なら買っていたが、少し高い気がする。ただ、屑の少ない優良な母の産駒で、故障をしてしまったとはいえアダムスブリッジもすでに3歳で3080万円も稼いでいる。リラヴァティに至っては7880万円と高額の募集価格をしっかりと上回っているので買って損はないのではないか。

 私はあくまでも安価でそのくらいを稼いでくれる馬が欲しいので・・・。


 このミリッサはまだデビューしていないので評価はできないが3歳8月の時点で馬体重は438キロ。ディープインパクト産駒やステイゴールド産駒の牝馬ならこれでもギリギリ許せる範囲だが、ダイワメジャーの産駒でこの馬体重となると心配の方が大きい。

 しかし、オークスGTを制した13年産のシンハライトが当時馬体重422キロと小柄だったことからそこまで懸念しなくても良いのか。ただシンハライトの父は小柄な産駒が多いディープインパクト。

 15年産の本馬は父が小柄な産駒を多く出すステイゴールドの子オルフェーヴル。しかし馬体重390キロというのはいただけない。オルフェーヴル自身は460キロ程度の馬体重があったしいくらなんでも小さすぎると感じる。

 その分の割引がなくクラブ最高価格の1億2000万円。ディープインパクト産駒の牡馬ならこの値付けもわかるがそこまでの種牡馬成績を残せないであろうオルフェーヴル産駒にこの値段はふっかけすぎ。

 そりや、馬体は確かにカタログにあるように360度どの角度から見回しても欠点はないかも知れないが・・・。この金額なら重賞の1つくらい勝っても全然ペイできませんからねぇ。ただ、馬体は確かに素晴らしい。

 母シンハリーズはアダムスピーク募集時に大物感を感じていたが(金額が思っていたよりも高すぎて撤退)、もはやここまでの評価の馬になるとは感慨深い。

53 トゥザヴィクトリーの15

 まずは14年産のトゥザクラウン募集時の当時の評価をご覧ください。

 父のキングカメハメハはディープインパクトと並び今や日本の2大種牡馬。

 母はエリザベス女王杯JpnTを含む重賞4勝馬。最優秀古牝馬に輝くなど名牝。そして産駒も重賞5勝のトゥザグローリーや弥生賞GU勝ちのトゥザワールドなど多くの活躍馬を輩出。産駒のアゲビバリは2006年7月のセレクトセールで6億3千万円で取引されたことで有名。

 しかし、大物を多く輩出する母だが、クロフネやシンボリクリスエスとの配合では1勝馬までしか出ず。今回は母とは黄金配合のキングカメハメハ。

 本馬は母の18歳の時の産駒で常識的にはかなり厳しいが、母の産駒は10年産のトゥザレジェンドが5勝、11年産のトゥザワールドは前述の通り重賞ウィナー、12年産のトーセンヴィクトリー(牝馬 父キングカメハメハ 2013年セレクトセール1億1025万円で取引)もこの8月に連勝で1000万クラスを一気に突破した。このように母は高齢になってもまだまだ活躍出来る産駒を毎年輩出。年齢的な心配は必要なさそうだ。

 しかし、募集価格の1億2千万円ということになるとさすがの母の産駒からも07年産のトゥザグローリーと11年産のトゥザワールドしかおらず、なかなか厳しい。金額よりも夢を取ると言った投資になるだろう。私?最初から予算オーバーで手も足もでませんが(苦笑)。

 14年産の本馬の馬体重は534キロ。当時500キロを超えていた11年産のトゥザワールドの時も大きすぎることを懸念したが、走れば皐月賞2着にダービー2着と強かったのでこれも心配ないのだろうが、確率論の私からするとあまり良い材料ではない。特にスピード能力に長けている場合脚元にかかる負担が心配。

 馬体はもちろん良血馬らしく素晴らしいが、背中のラインがあれれ??という感じ。当然走ってくるのだろうが、私から言えば、こける要素もいくつかあり、この金額だとちょいと不安。


 このトゥザクラウンは募集馬ツアーで最も人気が高く話題になった馬だった。まだデビューはしていないが下馬評通りならGTを目指せる超大物だろう。

 本馬は母の19歳の時の産駒。父はロードカナロア(15年度の種付料500万円)。父は短距離のスペシャリストで産駒が中距離を走れるかは未知数。

 母の高齢も気になるし、距離が走れなければクラシックにも出走できないしでこの金額でクラシックの夢が見られないのなら買う値打ちは低い。体つきはそこそこ距離は持ちそうに見えるが。

 これだけの価格の馬だし馬体は流石に素晴らしい。故障のリスクも少なそうだし背中のライン以外は走りそうな造り。これよりも同じ厩舎ならヒルダズパッションの15の方が買いたいなぁ〜。

54 ドルチェリモーネの15

 まずは13年産のスコルツェッテ募集時の当時の評価をご覧ください。

 母はオープン勝ち馬で産駒からもオープン勝ち馬を輩出するなど優秀。母の12歳の時の子で、活躍しているデリッツァリモーネが11年産であることを考えると相当ポテンシャルは高い。

 ただ、1月生まれでキ甲が抜けている割に馬体重が429キロと小さく、馬の扱いに非常に慎重な勢司和浩先生のところで何走できるかとなると疑問。年出走数が5走程度にならないか心配。

 母馬優先権のある馬で、取得は困難か。


 このスコルツェッテは懸念したように3歳8月までで5戦。最高が芝2000mの未勝利戦で3着。すなわちまだ未勝利。本年9月の未勝利戦で9着に敗れており、スーパー未勝利戦に出られるかすらも微妙。芝のスーパー未勝利戦には出られないだろうから末のダートに出られたとすれば出ることになるだろうがさてダートはどうか。残念ながら未勝利での引退が濃厚である。馬体はなんとか450キロ程度までは成長したが・・・。

 15年産の本馬は父はロードカナロア(15年度の種付料500万円)。母の14歳の時の産駒である。

 母の産駒は期待されたデリッツァリモーネが結局2勝で引退。1000万クラスでは歯が立たなかった。あとは全て中央では未勝利馬で期待外れと言った感じ。この母からこの年齢でそんなに走る産駒が出てくるとは考えづらく、牡馬でこの募集価格2400万円でも適正価格だと思うのに牝馬でこの価格は高すぎる。ゴールドシップなどで実績を残す人気の須貝尚介厩舎預託故に金額をつり上げている気がしてならない。

 馬体重は429キロ。1月生まれを考えると小さく、ここまでの時点で私は撤退。

 ただ、馬体は背中のライン以外は悪くなく飛節の角度や長さも良い感じ。それでも2勝が限界か。

55 ビアンカシェボンの15

 母はフジキセキ産駒の1勝馬。3戦目の芝2000mの未勝利戦を逃げて圧勝。しかしその後引退。故障と思われる。ただ、それまでの2戦は5着7着とイマイチで、勝ったレースは展開が嵌まった感が強い。

 その母の初子で5歳の時の産駒が本馬。ちょいと母馬が若すぎる嫌いがある。馬体重は442キロ。2月生まれを考えると小さいが、まずまず最低ラインはクリアと言ったところ。馬体いかにも1勝馬の母と言った感じで華奢で迫力に欠ける。繋ぎの角度は良いが総じて強調点がない。

 こういう馬を走らせたら父ロードカナロアは優秀な種牡馬でサクラバクシンオー級だと思えるがどうだろうか。

 厩舎は開業から確実に成績を伸ばしているが、乗せてくる騎手はB級が多く、もう少しリーディングの上位の騎手も乗せて欲しいところ。

56 ヴァイスハイトの15

 まずは14年産のクルークハイト募集時の当時の評価をご覧ください。


 まずは当時購入候補だった12年産シェーンハイトの当時のコメントをご覧ください。

 母はキャロットクラブで1口45000円で募集された馬で2勝。1000万クラスでも能力上位だった。能力的には少なくとも3勝馬とみるべきだろう。

 初年度産駒でキャロの募集馬でロスヴァイセで新馬戦で4着とまずまずだった。

 本馬は馬体重が430キロと私の思う現時点でギリギリだが、母の能力と産駒の競走内容から、安価で2、3勝はできる馬である可能性は高い。

 正直に言うと、7月の時点で関西に来てくれと願っていた馬。しかし、関東に行ってしまったこととカタログで馬体を見るとちょいと非力感が漂っている。飛節が小さく、首も細く角度も高い。背中のラインもイマイチで、この馬体なら、関東だし遠慮なく撤退する(笑)。毛づやなどは良く繋ぎの角度も良いので、故障などは少ないのではないだろうか。

 預託予定の斎藤誠厩舎も以前お世話になったが、悪くはないが迫力に欠ける。


 結局、シェーンハイトはアクシデントで股関節に故障を発症しデビューできずに引退となってしまいました。しかし、11年産のロスヴァイセ(父シンボリクリスエス)ダート1400mばかり3つ勝ちは現役で頑張っている。母の繁殖牝馬としてのポテンシャルは決して低くないと考える。


 14年産の本馬は父がクロフネ。母の10歳の時の産駒で最も期待が大きい時期。馬体重も448キロと牡馬なら少し物足りないが牝馬なら悪くない数字。ただ、馬体は見るのが難しい芦毛ということもあるが華奢でイマイチ。クビ差しも細いし背中のラインも私の思う走る馬のものとは異なる。

 うーーーん、というところもあるが、預託予定の藤岡健一厩舎は預託馬の質の割りに成績が高く技術は間違いのないところ。主戦で息子の佑介、康太の2騎手も今や頼れる存在。これも購入候補。


 このクルークハイトは2歳7月にデビューしてダート1400mの新馬戦でハナ差の2着。実に惜しかった。まだその1戦のみだが走破時計も速くそこそこの能力があることは間違いない。鞍上はやはり藤岡康太騎手だった。

 13年産のフォースリッチは2014年のセレクトセールでなんと4752万円で落札。ダート1800mの新馬戦を金額の如く4馬身差圧勝したがそこからは苦しんでいる。

 本馬は母の11歳の時の産駒。423キロと小柄。牡馬でこれだけ小柄だとうーーーんという感じ。筋量も少なく全体に非力に見え背中のラインも良くない。

 預託予定の高橋亮厩舎も開業3年目でボチボチと頑張っているが、そりゃ藤岡健一厩舎と比べると随分と見劣りする。

 母の仔出しは良く3勝のロスヴァイセを始め無事デビュー産駒は全て勝ち上がっている。ただ、本馬は500万クラスまでという印象で、ならば募集価格の2400万円は高い。

57 ラフォルジュルネの15

 母はキャロットクラブで2000万円で募集された馬。父はスペシャルウィーク。29戦4勝と数を走り結果も出した。芝の中距離で4勝。準オープンでも2着がある。

 本馬は母の8歳の時の子で初子。馬体重は423キロと初子らしく小さい。母は全盛期は440キロ台の体だったので過度な心配は要らないかも知れないが、もう少し欲しいところ。

 4勝馬の母で募集価格1800万円と言えば私が最も注目するところ。父はノヴェリスト。15年度の種付料は400万円。種付料を差し引くと1400万円。悪くない価格設定。

 馬体は・・・、案外微妙。繋ぎの角度、胸の筋肉は優秀で毛づやも良いのだが、背中のラインやクビの太さなどはイマイチ。全体的に薄っぺらい造りに見える。

 預託厩舎の中尾秀正厩舎も微妙。経験豊富な先生だがGTでは全く出番がない。乗せてくる騎手も比較的地味な騎手が多い。ううーーーん、そりゃこの価格で母を管理していた松田博資先生のところだったら買うけどなぁ〜。

 なんとも総じて買っても買わなくてもどちらでも良い馬。

58 アソルータの15

 父ノヴェリストは芝の中距離でGT4勝馬。15年度の種付料は350万円。

 母はキャロットクラブで2200万円で募集され芝の中距離で2勝。ただし2勝目は11番人気ハナ差辛勝のもので、500万クラスの常連だが頭打ち傾向だった。

 本馬は母の7歳の時の子で初子。馬体重は439キロで1月生まれとしては少し小さい。

 馬体は全体的に非力に感じる。母の成績からも大物が出る可能性は低く、馬体からも大物感を感じないことから購入に至る決め手がない。

 預託厩舎の池添学厩舎はブエナビスタの子やハープスターの下など超良血が集まっていることからも社台グループ期待の厩舎だが、その割りにまだ成績が伴っていない。

59 ケイティーズジェムの15 小さすぎッ

 まずは14年産のミルキークォーツ募集時の当時の評価をご覧ください。

 父はやたら産駒の馬体を良く見せるシンボリクリスエス。当時の種付料は250万円。

 母はキャロットクラブで2400万円で募集された馬で芝1600mの新馬戦に勝ち、その後500万も勝ち上がった。しかし、そこから降級するも状態は上がらずに最後は肺出血で引退。結局2勝馬。

 本馬は母の初子。馬体重は415キロと1月生まれにしてはとにかく小さく、初子らしくそこは大幅割引。ただ、馬体は筋量があり重厚感がある。クビ差しの角度や背中のラインも良く、これはもしかして!?と思わせる。ただ、シンクリ産駒はこういう馬が多いが、案外走らないので注意が必要か(笑)。

 安価で馬体が良いが、私は個人的にシンボリクリスエスの子が好きでないことと、やはり母父ディープインパクトと言ってもあまりにも小柄すぎる馬体を嫌うので初子は様子を見たい。



 その姉ミルキークォーツは2歳8月15日現在で馬体重417キロとほとんど成長していない。近況コメントでも”非力な部分はある”(2016年6月30日)、”成長を待つ”(2016年5月30日)など能力不足と捉えられる文章が並び厳しい状況です。

 成長を待たなければならない馬なのに募集時から約1年でほとんど成長が見られない。

 本馬も最初に発表された馬体重は391キロ。これが2月生まれなのでとても厳しい。馬体も全体的に華奢な感じ。募集価格1200万円と安価とは言えとても飛びつけない。

 強調点はこれが一代を築いた橋田満厩舎預託だということ。しかし昨今は成績が低迷し、ましてやクラブ馬に対しては酷い成績。その辺りの事情からこの程度の馬しか預けられなくなったということか。

60 ジェシカの15

 母はトニービン産駒・・・というだけでかなり年期が入ってそうに感じるが、21戦3勝。芝の1800m前後で未勝利→500万→500万の3勝。1000万クラスでは3着までだった。

 母の産駒は8頭いるが最も稼いだのは09年産でタイキシャトルの子レイヴ。これとて2勝馬で仔出しはいいどころか悪い。

 この母の16歳の時の産駒が本馬でこの時点で基本安くても買えない。

 牡馬で募集価格2000万円と言うのは高すぎないか?預託予定の中内田充正厩舎は私の好きな川田将雅騎手をよく乗せてくれるのでどちらかと言えば好印象だが。

 馬体重は436キロ。牡馬なのでもう少し増えて欲しいが、3月生まれなのでまだまだ成長が見込める。馬体は良くも悪くもなくと言ったところ。平凡。

61 ヴェルデライトの15

 母はディープインパクト産駒でキャロットクラブで2800万円で募集された馬。29戦中央1勝、地方2勝。未勝利戦を勝ち上がれずに地方に転厩。中央復帰後芝2000mの500万クラスを勝ち上がるが1000万クラスではほとんど出番がなかった。そもそも500万を勝ったレースも10番人気でクビ差辛勝だった。

 本馬はその母の7歳の時の産駒で初子。牡馬で募集価格2000万円と言うのは安価だが、母の競走成績を見ると未勝利で終わってしまう可能性も高く注意が必要。

 馬体重は414キロと初子であることを考えても牡馬としては小さい。ただ5月の遅生まれでこれから成長する可能性は多分にある。馬体はまずまず。背中の感じはイマイチだが総じて悪くもない。

 預託厩舎の吉村圭司厩舎は若手だがなかなかのやり手。成績が良く比較的良い騎手を乗せてくれる。外国人騎手がいるときはかなりの確率で使う。

 なんとも馬の質と預託厩舎がアンバランス。私は母の競走成績と馬格を気にするのでこの馬は手が出せないが、吉村圭司先生なら、こういう馬もそこそこ走らせて来そう。お手並み拝見。

62 フォルテピアノの15

 まずは14年産のパルティトゥーラ募集時の当時の評価をご覧ください


 まずは昨年募集された13年産に対する私の当時の評価をご覧ください。

 母は私が好む3勝以上馬のフォルテピアノ。しかし、ダートの短距離ばかりの3勝。1000万クラスでも力上位だったので、3勝以上の評価をしていいだろう。

 ただ、この成績の母に人気で種付け料の高いステイゴールドをつけたから1口10万円??これれは何が何でも高すぎ。繋ぎが母に似て短くダート向きだし、この金額のダートはいらない。同額だったルミナスウイングの時も同じことを言いました。私は失礼ながらダートは愛馬エスポワールシチー(1口24000円×500口)で極めた感があるので、これだけの金額のダート馬を欲しいとは思わない。もちろん、ルミナスウイングのようにある程度は走るのだろう。いや、ルミナスウイングは走ると思ったが、こちらは多くの面において、同じ金額ながらルミナスウイングに及ばない。

 ステゴ産駒らしく小柄に出ているし、馬格のあった母と違い、小柄で非力なダート短距離馬というのはきついと思うけどなぁ〜。

 厩舎は成績もよく、上位の騎手を乗せてくれるし良いと思いますが。


 そのアイザックはまだ出走していませんので結果はわかりませんが、10年産のバルトロメオ(父ディープインパクト)が1勝で500万クラスではさっぱりで引退、11年産のハンマークラビア(父ゼンノロブロイ)も1勝を挙げたものの500万クラスでは勝ち負けに絡めない状態。結局、母のように3勝できる馬はおらず、母の仔出しはイマイチと考えるべき。

 14年産の本馬は父が昨年ルージュバックを出したマンハッタンカフェだが、大物率は低く、ディープインパクトをつけても走らなかった母の繁殖能力を考えると期待は低い。

 馬格はあるし、母の11歳の時の産駒とまだまだ可能性がないわけではないが、関西馬だったとしてもパス。関東馬ですし、私としてはなおさらです。


 このパルティトゥーラはまだデビューしていませんが、13年産のアインザッツは3歳9月の通常の未勝利戦に勝ち上がり。それまでは4着3着13着10着と厳しい状態でした。ここからどこまで出世するかわかりませんが、未勝利戦の戦いぶりからだと苦戦が予想されます。私のダートでこそ予想は外れ(・・・というかダートは1戦も走っていませんが)、芝で勝ち上がりましたね。しかも中距離。ただ、割高な印象は間違ってなかったと思っています。

 15年産の本馬は牝馬ということもあり価格は2000万円。人気の安田隆行厩舎ということで第一次募集での満口は間違いない。

 結果的にここまでの母の仔出しを見ると全て1勝のみ。500万クラスでは歯が立たない。本馬は母の12歳時の産駒で、この年齢になって急激に走る子が出てくるとは考えづらい。父ヘニーヒューズは種付料300万円。ディープインパクト産駒でも1勝馬だった母の仔出しからはこの父で大物が出るとは考えづらく厩舎魅力も手が出しづらい状況。安田隆行厩舎も期待馬とそうでない馬の使い方の違いが激しく、後者に入れば悲惨そのもの。3歳未勝利での中央転厩もある。

 馬格はあるが繋ぎがやたら高く故障の心配にダート及び道悪専用の気配。背中のラインもイマイチでうーーーん、やはり兄姉を超える存在には見えない。

63 レースウイングの15 牧田和弥先生が好きなもので

 母はバブルガムフェロー産駒の5勝馬。ダートの中距離で活躍した。母の産駒は07年産でクロフネ産駒のグリッターウイングが5勝(うち障害1勝)、レパードS重賞2着。06年産で初子のポイマンドレース(父マヤノトップガン)が4勝、08年産で父がタニノギムレットのクローバーリーフが3勝と3年連続でコンスタントに活躍馬を出していた。

 しかしそれ以降の産駒は鳴かず飛ばず。13年産のハイドロフォイル(父クロフネ・サンデーレーシングで3200万円で募集)が久々に中央で勝ち上がったが現在500万クラスで苦戦中。

 15年産の本馬は母の16歳の時の産駒でそろそろ赤信号。馬体重は434キロと少し小さいが4月と遅い生まれだし伸びしろはあると思われる。馬体は募集価格1400万円の馬としてはなかなか良い。筋量豊富で繋ぎの角度も長さも理想的。背中のラインやイマイチだしクビも細く感じるがこの価格なら十分及第点。

 父ヘニーヒューズは15年度の種付料300万円。それらや13年産の兄の募集価格を考慮してもなかなかにお買い得か。

 預託予定の牧田和弥厩舎は私がグリューヴァインとレンベルガーでお世話になっている厩舎。比較的良い騎手を乗せてくれるし使い方も不満はない。私が出して欲しいと思うレースにしっかりと出してくれる。

 母の高齢と昨今の仔出しの悪さは気になるが関西馬だし欲しい馬。

 人気にならないのなら様子見したいが今のキャロの会員数ではほとんど2次募集の3日後以内に売り切れると思われる。

64 レックスレイノスの15 金額的に悪くはないが

 母は愛国産馬。英で2勝。GTやGUでの3着がある。

 母の産駒は12年産(父ゼンノロブロイ)で初子のレッドファルダが芝2000mの未勝利戦で優勝するも500万クラスで頭打ち。友道康夫厩舎から齋藤崇史厩舎に降ろされるもいいところなく引退した。続く13年産(父マンハッタンカフェ)は1勝も出来ずに11戦走って引退。母の仔出しは悪い。

 本馬は母の9歳の時の産駒。牡馬で募集価格1600万円という安価な設定が厳しさを物語る。

 馬体重は463キロと馬格があり、馬体も正直悪くない。これまでに母レックスレイノスにつけられたゼンノロブロイやマンハッタンカフェよりもダイワメジャーの方が種牡馬として期待出来る。

 しかし、母の仔出しの悪さ、そして仕上げの技術はあるも、走らない馬はやたら後回しで放牧ばかりの宮本博厩舎となれば、軌道に乗って2、3勝できるか、結果が伴わず3歳末まで放牧先で状態が良いのにほったらかしにされて5、6戦で引退の日を迎えるのかどちらかになるだろう。

 不安もあるが楽しみもある馬。

65 ピューリティーの15

 まずは14年産(パルフェクォーツ)の募集時の評価からご覧ください。


 まずは12年産(ピュールボーテ)の募集時の評価からご覧ください。

 母はイタリアの1勝馬で未知数だったが、初仔のピュアブリーゼは優駿牝馬GTで2着。2番仔で私の愛馬プリュムは2勝して1000万クラスでも3着4着4着と能力上位。

 ただ、10年産の3番仔は地方で低迷している。そして、ピュアブリーゼもプリュムもメンタル面で弱く、能力が出し切れない側面もある。

 11年産は牝馬で1口55000円と値を吊り上げてきたが、今回は同じく牝馬で1口45000円と適正と思われる価格。我が愛馬で2番仔の愛馬プリュム(1口35000円)ほどお買い得感はないが、また本馬は母の9歳の時の子と一番良いときの産駒で、上に比べて能力落ちは少ないだろう。

 馬体重は3月生まれで428キロと小さい。うーん・・・。預託厩舎の小島茂之先生はコメントが詳しく丁寧で好感の持てる方だが、関東だし、この小柄ではちょっと買えないなぁ〜。馬体もそんなに良いとは思えない。特に背中のラインが私の思う走りそうな馬のものではない。

 走っても不思議はないし、欲しい馬なのだが、マイナス要素も多く、何よりもプリュムほどの割得感がないので、今回も見送り。よほど関西で思っている馬が買えないときにはこちらに走りたいが、こちらも第一次募集で満口だろう。


 ピュールボーテは新馬戦7着、続く未勝利戦9着で3歳8月現在未勝利と苦しい立場。デビューが3歳1月、2戦目が3歳4月と続けて使えない弱さもある。11年産のパルティールも3着はあったものの結局未勝利戦を勝ち上がれずに引退。初子のピュアブリーゼは活躍したが以降年々産駒は走らなくなってきている。

 13年産の兄(父ゼンノロブロイ)は2014年7月のセレクトセールで3456万円で取引された。14年産の本馬の募集価格4000万円は昨今の産駒の走りを見ていると高すぎる気がするが1つ上の兄の取引価格や、ダイワメジャーらしい素晴らしい馬体を見ていると適正価格の気がする。ただし、私が募集総額1400万円のプリュムに感じたようなお得感はない。

 本馬はまだ母の11歳の時の産駒で、08年産のピュアブリーゼのようにクラシックに乗ってくる可能性も十分にある。馬格もあり繋ぎの角度も良く故障のリスクも少なそう。

 関西馬なら購入を考えないこともないが、母ピューリティーは一発屋のイメージが払拭できないし昨今の母の産駒の成績からこの金額の馬は手が出せない。


 ということで、青字のピュールボーテは未勝利で引退。最高位は7着だった。緑字のパルフェクォーツはまだデビューしていない。

 上記緑字で書いてあるセレクトセールで3456万円で落札された13年産のパルクフェルメは芝2000mの新馬戦でデビューし3着だったが、その後はそれ以上の着に来ることなく3歳8月の時点で未勝利。スーパー未勝利戦にも出られず、このまま引退が濃厚。

 このように母ピューリティーの産駒は初子のピュアブリーゼと第2子のプリュムしか走っておらずあとはさっぱり。本馬は母の13歳の時の子で、この現状から巻き返すことは容易ではないと思われる。3勝し4042万円を稼いだ愛馬プリュムと同配合の牡馬だが、プリュムが牝馬で募集価格1400万円だったのに対し本馬は3600万円。この産駒の気難しさからも多くが狙える馬とも思えずはっきり言って高すぎる。

 馬体は繋ぎが短くやはりプリュム同様ダートが主戦場か。筋量は豊富だが背中のラインはイマイチで毛づやも良く見えない。430キロというダイワメジャー産駒にしては迫力の無い馬格も割引。

 募集価格2400万円程度なら買わないこともないがそれでも微妙。3600万円なら即消し。

66 グレイシアブルーの15

 母はサンデーサイレンス産駒の3勝馬。36戦とタフに走り抜いた。グレイシアブルーの母は重賞ウィナーのグラスボンバー(その父Machiavellian)を輩出したブルーラスター。その母にサンデーサイレンスの配合とくれば期待の大きな母だったが未勝利→500万→500万と3勝にとどまり1000万クラスでは歯が立たなかった。

 母の産駒は09年産の父ファルブラヴ、11年産の父クロフネといるがいずれもJRAの競走馬としては登録されていない。地方で走っているが、目立つような成績は挙げられていない。

 本馬は母の13歳の時の産駒。母の成績とここまでの仔出しからはとても募集価格2800万円もする馬には思えない。クラブでも実績のある清水久詞調教師に預託し、少々高い金額でも売り切りたい姿勢が見える。

 5月という遅生まれでこれからだが、馬体重412キロは牡馬としては小さく危険水域。馬体は全体的にこじんまりしているものの気品があり、うーーん、清水久詞先生なら走らせて来そうな気もする。そりゃ、何もかも悪ければこんな募集価格になるはずがないのですが。

 私は母の競走成績と仔出し、母の年齢を気にするので価格設定が高いと不満で買わないが、金額分の仕事をしても不思議はない。

67 ヴェラブランカの15 馬体はかなり良く見える

 まずは14年産(シルバーコンパス)の募集時の評価からご覧ください。


 まずは昨年の13年産の評価をご覧ください。

 母はあのアドマイヤサンデー産駒。キャロットクラブで3200万円募集されたがダートの中距離ばかりで2勝馬。

 12年産で初子のムーンセイルは私が良いなぁと思う馬体だった。関東なので購入候補ではなかったが、今回は関西。芦毛だがやはり馬体は良いですねぇ。筋量、繋ぎやクビ差しの角度も良いですし、良いんじゃないですか。

 母の6歳の子で第2子。良い条件が揃ってますね。馬体重が現時点で520キロと大きくそこはイマイチだが、1月生まれでボチボチ大きくなるのも止まりそうだしなんとかなるかな。

 中内田充正先生は勝負弱いが良い騎手を乗せてくれるし悪くない印象。

 チェック馬。


 と注目していた13年産のクレスクント。8月23日にデビューしましたが、3番人気ながら8着でした。デビュー戦の馬体重は520キロと2歳にしてはかなり大型馬で、使われて次ぎというところでしょうか。

 ただ、後に重賞ウィナーとなる愛馬バウンスシャッセなどは2歳8月のデビュー戦を勝ちましたし、そういう意味では緒戦をみる限りは大物感はありません。初年度産駒のムーンセイルもデビューから7着11着と結果が出ず、しかも3歳8月のここまで2戦しか使えていません。

 これだけ仔出しが悪いと母の2勝という競走成績からもそんなに勝てる産駒が出る可能性は低そうで、14年産の本馬も厳しいと言わざるを得ない。

 父のタートルボウルは種付料200万円の馬。ただ父云々というよりも母の仔出し。牝馬で募集総額2000万円だった13年産の姉クレスクントよりも価格は一気に下がり同1400万円に。父が種付料400万円(13年産当時)のハービンジャーから200万円のタートルボウルに変わったとはいえ、この急落は母の仔出しの悪さ故のものだろう。

 馬体からも14年産が急に走り出すイメージが湧かないし、安価とはいえ買い辛い馬。


 そのシルバーコンパスはまだデビューしていないので評価は出来ないが、13年産のクレスクントは未勝利戦を最高3着。勝ち馬からは常に0秒6以上離されて勝ち負けには絡めていない。次走スーパー未勝利戦に出走予定。4戦共川田将雅騎手が騎乗。中内田充正先生はやはり良い騎手を乗せてくれる。

 本馬は母の8歳の時の産駒。馬体重はすでに480キロと姉同様やはりデカイ。しかし、繋ぎは私の思う理想の角度であり長さ。筋量豊富で重厚感がありクビも太く角度も良い。これは案外掘り出し物か。

 募集価格は14年産の姉よりも200万アップして1600万円。父がルーラーシップ(種付料250万円)に替わりその分プラス若干上乗せされているのか。これが募集価格1200万円なら即買い。1400万円なら悩むところだが、1600万円は母の成績と産駒の成績を考慮するとちと高い。

 本馬の預託予定は高橋康之厩舎。開業2年目の新鋭だが成績はまずまず。ただ乗せてくれる騎手はB級の騎手が多いという印象。ミルコ以外は和製砲だ。

 他馬が取れなかったときの候補として置いておきたい馬。

72 マチカネチコウヨレの15

 母は不出走。産駒は05年産のマチカネニホンバレ(父シンボリクリスエス)がエルムS GVに優勝。トランセンドやアロンダイトと言った強豪を負かしてのものたった。ただ、それ以降の産駒は正直鳴かず飛ばず。12年産のゲットクローサー(父ワイルドラッシュ)が2勝を挙げているものの1000万クラスでは歯が立たない模様。13年産で2014年セレクトセールで3780万円で落札され堀宣行厩舎で走っているサトノティターンは3歳7月にようやくデビュー。ここは既走馬相手に優勝と素晴らしい走りを見せた。2戦目はまだ走っていない。

 15年産の本馬は父がゴールドアリュール(15年度の種付料300万円)。牡馬で募集価格2000万円なら決して高くはない。2つ上が3780万円で落札されたことからも割安感がある。ただこういった割安感のある馬は理由を見抜かないといけないが・・・。

 馬体重は465キロ。5月という遅生まれでこれだけあるのでカタログにも書いてあるように将来は500キロを超えてくる可能性が高い。そのくらいがゴールドアリュール産駒としてはちょうど良いと思う。
 馬体は幼く見えてゴールドアリュール産駒としてはイマイチだが、生まれが遅くこれから成長してくるのだろう。

 ほぼダートが主戦場になりそうだが、案外繋ぎは角度が良く、芝でもそこそこはやれるかも知れない。

 正直欲しいと思える馬だが、母の16歳の時の子(ただし、直近の13年産が走っていることと、1年間の空胎期間があるのは評価が高い)ということと、私は吉田直弘先生をイマイチ評価していないのでパスしたい。あくまでも私がそう思うだけであって、逆に厩舎を評価されている方には逆にお薦めしたい1頭。

74 ラフィントレイルの15 全体的に欠点が少なく購入候補

 まずは12年産のブランダルジャン募集時のコメントからご覧ください。

 母は父エルコンドルパサー、母ファビラスラフィンとGT馬同士の配合で期待されたが5戦未勝利で引退。しかし、産駒は09年産で現在獲得本賞金4750万円のブレイズアトレイル(父ダイワメジャー・4勝馬、現在連勝中)と10年産で同3280万円のジャイアントリープ(父ネオユニヴァース・2勝馬、京都新聞杯GU3着)など素晴らしい仔出し。

 本馬は母の9歳の時の産駒で一番良いとき。

 馬体重は409キロ。あっちゃ〜。活躍している兄たちは共に490キロ前後で馬格がある。本馬は牝馬とは言え小さすぎてどうか。馬体もこじんまりして良く見えないし、正直カタログを見るまでは買おうかなと思っていたものの、関東だし、これだけ不安点があれば撤退。

 預託厩舎の勢司和浩調教師は滅茶滅茶丁寧。しかし、技術はというと少し疑問が残る。


 続いてこの続きの14年産のシャイントレイル募集時のコメントもご覧ください

 このブランダルジャンはデビュー時には460キロ程度まで急成長してデビュー戦は3着。その後7戦して掲示板を外したのは僅かに1度という堅実な走り。しかし3着が最高で勝ちきれない。次が未勝利の最終戦。

 母の産駒は現在09年産のブレイズアトレイルが芝1600m3連勝を含む5勝。重賞の京成杯オータムハンデで2着、小倉大賞典で3着、安田記念で6着など上位の走りを見せている。獲得本賞金も1億3660万円まで到達した。

 続く10年産のジャイアントリープも4勝を挙げ獲得本賞金は7760万円。かなりの高確率で走る産駒を出している。

 14年産の本馬は母の11歳の時の子で、まだまだ期待は大きい。正直買うつもりだったが、馬体重の384キロを見てガッカリ。2月生まれでこの馬体重は何が何でも小さすぎ。故のこの募集価格1400万円なのだろう。これが420キロくらいなら、うーーーんと思いつつも買うだろうが、ここまで小さいと厳しい。むろん、活躍している兄たちは500キロ程度の馬格の持ち主。姉のブライダルジャンのように急成長してくれれば良いが、その姉よりも募集時は20キロ以上も小さいですからねぇ。

 馬体はクビ差しの角度が高く距離の融通が利かなさそう。ただ、繋ぎの角度や高さは悪くないし、筋量も豊富。預託予定の吉田直弘厩舎も歯がゆい使い方をするところだし、他の馬次第だが、基本的には撤退か。



 14年産のシャイントレイルはまだデビューしていないので評価は出来ないが、馬体重があれば買わないこともなかった馬。結果的に2歳8月15日現在で456キロとしっかり成長していることからこれは金額以上の活躍をしそう。逃した魚は大きいと言うことになりそうだ。

 15年産の本馬は募集時の馬体重が431キロ。2月生まれなのでやや小ぶりだが最低ラインは超えており姉シャイントレイムのように成長してくれれば大きな期待が抱ける。馬体は繋ぎの角度が私の思う理想的な角度で芝ダート問わず走れそうだし、全体的にこじんまりとして見えるもののこの血統はここからの成長力がある。悪いと思える点が少ないのも好感。

 父は4勝を挙げ現役のジャイアントリープと同じネオユニヴァース。15年度の種付料は200万円。大物の輩出は少ないが早期から始動が出来コンスタントに活躍する馬を輩出するアベレージヒッター。私の望む安価で2、3勝という馬には持って来いの種牡馬。母ラフィントレイルとの相性は全兄の活躍から間違いなく期待出来る。

 本馬は母の12歳の時の産駒でまだまだ良い子の輩出が期待出来る。良い馬が集まる社台グループイチオシの池添学厩舎に預託される点でもまずまずの馬ということだろう。もちろん、新鋭の厩舎で経験不足は気になるが・・・。

 母馬優先権も効いておらず、一般枠でも獲れそうな雰囲気。是非購入したい。

75 ティフィンの15 一流厩舎に安価な馬というパターンは失敗が多いので・・・

 まずは14年産のキュンメル募集時のコメントからご覧ください。

 父は私がエスポワールシチーで大変お世話になったゴールドアリュール。種付料は当時200万円。

 母は20戦1勝。キャロットクラブで1600万円で募集された馬。3歳8月のダート1700mで1勝を挙げるもそこで完全に頭打ち。

 母の産駒は初子で12年産のルフナ(父チチカステナンゴ)が新馬戦で1番人気に支持されるも3着。そこからは成績は下降の一途を辿り未勝利で引退。出走時420キロ前後と懸念されていたように馬格がなかった。

 本馬は第2子。全体的に馬格のある馬を出すゴールドアリュール産駒だが、馬体重は423キロとこれまた小さい。4月生まれだし成長はあるのだろうが、それは確実ではない。馬体は全く迫力を感じない。背中のラインもイマイチで、馬体を良く見せる産駒の多いゴールドアリュールの中にあって、うーーーんという感じ。安価だが総じて強調できる点が見当たらない。


 このキュンメルはまずデビューしていないので評価はできませんが、馬体重は2歳8月15日現在で452キロと最低ラインはクリア。その走りが注目される。

 15年産の本馬は父がヴァーミリアン。15年度の種付料は150万円。そのヴァーミリアン繋がりだと思うが預託予定は一流の石坂正厩舎。普段石坂正厩舎に預託される馬は高額な良血馬ばかりだし、本馬のように募集価格1600万円の馬がこの厩舎に来ることは珍しい。

 ただ、過去所謂一流厩舎に格安馬が来た時の私の印象は”ろくなことにならない”である。

 例えば角居勝彦厩舎に来たトリプレッタ(募集価格2400万円)はデビューできなかったし、インフィニティラヴ(同1400万円)も後回しにされ僅か2戦で転厩。石坂正厩舎に来たデルフィニウム(同2000万円)は未勝利引退(最高位6着)、シップスログ(同1200万円)もデビューできなかった。

 このようにどうも一流厩舎に来る安価な馬というのは馬には自信がないが売り切りたいという姿勢が見え隠れし私はあんまり良い印象がない。

 本馬は4月生まれと遅生まれだが馬体重は427キロとやや小さい。牡馬なのでもう少し馬格が欲しいところ。馬体はそんなに悪くなく、背中のラインが好きではないが、筋量がありクビの太さやクビ差しの角度も良い感じ。繋ぎも極端にダート向きと言うことはなく芝でも走れるかも知れない。カタログの隣が芦毛の馬だからか毛づやも良く見える。

 母の9歳の時の産駒でそこは全く心配無い。ただ、母の競走成績、1頭だけとはいえ産駒ルフナの走りを見ていると1つ勝つのがやっと程度の産駒しか出てこない可能性が高く安価とは言え購入したいとは思えない。

77 オーベルゲイドの15 母の高齢承知でも欲しかった母の子で

 キャロットクラブお馴染みの血統。本馬はついに母の19歳の時の産駒。しかし、母の17歳の時の産駒であるラレッサングルが案外走っている。3歳8月終了時点で未だ未勝利とはいえ実に2着が6回。勝ちきれないものの常に力上位。獲得本賞金も未勝利馬としては異例の1350万円。募集時385キロと小さすぎた馬体重はレースでは440キロ前後と成長を見せた。

 以前この産駒が欲しかったこともあり、ラレッサングルの走りをみてしまうとまた欲しい気持ちが再燃してきた。

 本馬は募集価格1200万円と安価。そりゃ、母の年齢や06年産カルカソンヌ以降13年産ラレッサングル登場までの母の産駒の成績も振るわないしこの金額でも高いと言える。

 父はスズカマンボ。15年度の種付料は100万円。

 馬体重は435キロ。1月生まれを考えると小さい。ただ、それ以外が結構良いんですよね。背中のラインは良いですし、クビ差しの角度や太さも良好、繋ぎの角度も良いですよね。管も枯れているし皮膚も薄いしで・・・。

 預託予定の庄野靖志厩舎は私の中では良くも悪くもなく程度。この金額なら厩舎にこだわることもないだろう。購入候補として様子見。

78 シシリアンブリーズの15

 母はキャロットクラブで2800万円で募集された馬。その父はゼンノロブロイ。結果的に1勝馬だがスイートピーS OPを1番人気で堂々の2着。オークスGTに駒を進めた(18着)。その後は3戦するも500万クラスで大敗を繰り返し引退。

 その母の初子が本馬。母の7歳の子で繁殖ポテンシャルはMAX。馬体重は428キロと初子らしく小さい。2月6日生まれでここからの急激な成長は望みづらい。牝馬ならともかく牡馬でこれだけ小さいのは割り引きが必要。狙うなら2番仔か3番仔。

 父ヨハネスブルグは15年度の種付料は200万円。12年産や13年産の産駒が出てきた時は衝撃の強さだったが最近はめっきり2歳リーディングでその名をみることは少なくなった。

 超一流の音無秀孝厩舎で牡馬で募集価格2400万円というのは魅力だが取りあえず初子は様子を見たい。

 馬体は毛づやが良く筋量も豊富で気品があり、全体的に良い。非常に売れ行きが良いことは理解できる。私は馬体の小ささ、母が最終的に500万クラスで頭打ちだったことなどを考慮して買わない。

81 テイクワンズアイの15

 まずは14年産のアトラクティヴアイ募集時のコメントからご覧ください。

 父はファルブラヴ。当時の種付料は100万円と一時に比べて随分と値下がりしている。

 母は27戦3勝。折り返しの新馬戦を1.3倍の圧倒的1番人気で勝ち、2勝目まで14戦も要するが、そこから連勝。芝の1200mだった。1000万条件でも2着に入るが徐々に走らなくなり結局勝てずに引退。

 母の産駒は07年産のロジサイレンスの2勝が最高。この馬も母同様1000万クラスで2着はあるがその壁を破ることはできなかった。このようにすでに8頭(本馬を除く)を世に送り出している母だが、自身同様1000万クラスの壁を越える産駒はおらず、母の16歳の時の産駒である本馬がいきなりそれ以上の走りをするということは非常に考えづらい。

 馬格はあるが馬体もアンバランスで私が思う走る馬ではない。牡馬で募集価格1400万円と安価だが、それでも買えない。

 このアトラクティヴアイはまだデビューしていないので評価はできない

 15年産の本馬は5月の遅生まれとはいえ馬体重は414キロ。馬体も華奢で非力に感じる。地方のダートで活躍出来るのか疑問である。また母の17歳の時の子だし期待は小さい。

●第1次募集の受付状況(クラブ公式HPより)

2016年9月5日17時30分現在

2016年度1歳馬募集におきまして、総申込口数が200口以上(地方入厩予定馬50口以上)となりました募集馬をご案内いたします(9月5日17時30分現在)。
第1次募集での出資者決定方法は、募集馬カタログ6〜7ページに記載しておりますのでご確認ください。
第1次募集にて出資をご希望の方は、期日までにお申込みをいただきますようお願い申し上げます。


<母馬優先対象馬>
04番 クリソプレーズの15 254口 5口 6口 161口
13番 マルティンスタークの15 200口 20口 17口 74口
15番 ヴィートマルシェの15 566口 38口 21口 283口
44番 アヴェンチュラの15 216口 37口 5口 96口
46番 シーザリオの15 239口 10口 5口 141口
78番 シシリアンブリーズの15 278口 8口 29口 86口

※口数は左から「総申込」「母馬優先+最優先」「母馬優先(一般)」「最優先」となります。

<母馬優先非対象馬>
14番 クルソラの15 412口 241口
19番 ロフティーエイムの15 216口 52口
24番 シェルズレイの15 242口 89口
41番 ヒルダズパッションの15 424口 357口
42番 ココシュニックの15 210口 107口
43番 アドマイヤキラメキの15 276口 161口
50番 グレイトフィーヴァーの15 269口 120口
51番 アディクティドの15 213口 91口
53番 トゥザヴィクトリーの15 220口 140口
73番 マチカネチコウヨレの15 200口 65口
74番 ラフィントレイルの15 281口 74口

※口数は左から「総申込」「最優先」となります。

現時点で前年比約39%のお申込みをいただいております。

2016年9月6日9時30分現在

2016年度1歳馬募集におきまして、総申込口数が200口以上(地方入厩予定馬50口以上)となりました募集馬をご案内いたします(9月6日9時30分現在)。
第1次募集での出資者決定方法は、募集馬カタログ6〜7ページに記載しておりますのでご確認ください。
第1次募集にて出資をご希望の方は、期日までにお申込みをいただきますようお願い申し上げます。

※赤字は今回の集計でランクインした募集馬となります。 

<母馬優先対象馬>
04番 クリソプレーズの15 450口 32口 14口 254口
06番 ディアデラノビアの15 205口 39口 27口 30口
13番 マルティンスタークの15 369口 33口 28口 131口
15番 ヴィートマルシェの15 902口 69口 31口 438口
44番 アヴェンチュラの15 390口 77口 13口 160口
46番 シーザリオの15 407口 33口 19口 201口
62番 フォルテピアノの15 219口 7口 8口 33口
75番 ティフィンの15 252口 4口 20口 101口
78番 シシリアンブリーズの15 476口 15口 42口 163口

※口数は左から「総申込」「母馬優先+最優先」「母馬優先(一般)」「最優先」となります。

<母馬優先非対象馬>
03番 イルーシヴウェーヴの15 244口 87口
08番 バロネスサッチャーの15 202口 66口
09番 リッチダンサーの15 281口 125口
11番 カニョットの15 205口 13口
14番 クルソラの15 691口 373口
19番 ロフティーエイムの15 401口 95口
24番 シェルズレイの15 384口 109口
25番 スプリングシーズンUの15 203口 54口
27番 ヴィアンローズの15 258口 47口
31番 ジュモーの15 200口 28口
40番 コスモチェーロの15 210口 81口
41番 ヒルダズパッションの15 667口 528口
42番 ココシュニックの15 323口 150口
43番 アドマイヤキラメキの15 471口 257口
50番 グレイトフィーヴァーの15 379口 162口
51番 アディクティドの15 350口 132口
52番 シンハリーズの15 238口 98口
53番 トゥザヴィクトリーの15 371口 213口
66番 グレイシアブルーの15 276口 61口
73番 マチカネチコウヨレの15 346口 107口
74番 ラフィントレイルの15 448口 128口

※口数は左から「総申込」「最優先」となります。

現時点で前年比約67%のお申込みをいただいております。

2016年9月6日17時30分現在

2016年度1歳馬募集におきまして、総申込口数が200口以上(地方入厩予定馬50口以上)となりました募集馬をご案内いたします(9月6日17時30分現在)。
第1次募集での出資者決定方法は、募集馬カタログ6〜7ページに記載しておりますのでご確認ください。
第1次募集にて出資をご希望の方は、期日までにお申込みをいただきますようお願い申し上げます。

※赤字は今回の集計でランクインした募集馬となります。 

<母馬優先対象馬>
04番 クリソプレーズの15 524口 39口 15口 290口
05番 ラドラーダの15 211口 55口 39口 22口
06番 ディアデラノビアの15 233口 45口 35口 39口
13番 マルティンスタークの15 445口 43口 32口 163口
15番 ヴィートマルシェの15 1037口 74口 32口 538口
17番 ペルレンケッテの15 203口 14口 48口 28口
18番 フェルミオンの15 200口 8口 40口 29口
20番 ブロードピークの15 229口 17口 34口 52口
44番 アヴェンチュラの15 520口 118口 27口 189口
46番 シーザリオの15 476口 40口 21口 228口
47番 ブルーメンブラットの15 201口 28口 30口 41口
54番 ドルチェリモーネの15 221口 6口 21口 39口
57番 ラフォルジュルネの15 201口 15口 63口 16口
61番 ヴェルデライトの15 200口 5口 33口 34口
62番 フォルテピアノの15 270口 7口 12口 38口
75番 ティフィンの15 270口 10口 26口 105口
78番 シシリアンブリーズの15 568口 16口 53口 191口

※口数は左から「総申込」「母馬優先+最優先」「母馬優先(一般)」「最優先」となります。

<母馬優先非対象馬>
03番 イルーシヴウェーヴの15 293口 119口
08番 バロネスサッチャーの15 240口 82口
09番 リッチダンサーの15 355口 190口
11番 カニョットの15 240口 30口
14番 クルソラの15 836口 496口
19番 ロフティーエイムの15 500口 128口
24番 シェルズレイの15 460口 157口
25番 スプリングシーズンUの15 242口 69口
27番 ヴィアンローズの15 323口 61口
31番 ジュモーの15 232口 31口
40番 コスモチェーロの15 269口 115口
41番 ヒルダズパッションの15 812口 683口
42番 ココシュニックの15 404口 198口
43番 アドマイヤキラメキの15 534口 306口
50番 グレイトフィーヴァーの15 441口 195口
51番 アディクティドの15 426口 170口
52番 シンハリーズの15 277口 131口
53番 トゥザヴィクトリーの15 438口 285口
65番 ピューリティーの15 252口 54口
66番 グレイシアブルーの15 337口 82口
73番 マチカネチコウヨレの15 430口 136口
74番 ラフィントレイルの15 529口 154口

※口数は左から「総申込」「最優先」となります。

現時点で前年比約81%のお申込みをいただいております。
発表していただける範囲の最終口数発表が出ましたので確率を計算したいと思います。

まず、前年比81パーセントという数字ですが、昨年はこの時点で昨年比52パーセントでした。ところが蓋を開けてみると倍以上の注文が入りほぼ取れると高を括っていたスルーレートの14に落選。会員数の増加を見くびってしまった形となりました。

その後のキャロットクラブの会員数の増加(口取りなどに見る会員数の数字の大きさ)を鑑みるにこの81パーセントという数字を信用せず倍で計算したいと思います。もっとも、すでに応募されている方も追加で出資できることを忘れてはなりません。それもあって最後は急増するのでしょうね。

ただし、最優先の順位は加味しておりません。当然×の多い人が取れる確率が高いでしょう。


<母馬優先対象馬>

04番 クリソプレーズの15 1048口 78口 30口 580口 母馬優先権なら確定。最優先枠で約50パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。

05番 ラドラーダの15 422口 110口 78口 44口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約88パーセントの当選確率。

06番 ディアデラノビアの15 466口 90口 70口 78口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約71パーセントの当選確率。

13番 マルティンスタークの15 890口 86口 64口 326口 母馬優先権なら確定。最優先枠で77パーセントの当選確率。×1以上ならほぼ当選か。一般枠は落選決定。

15番 ヴィートマルシェの15 2074口 148口 64口 1076口 母馬優先権なら94パーセントの当選確率。最優先枠で約19パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。

17番 ペルレンケッテの15 406口 28口 96口 56口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約97パーセントの当選確率。

18番 フェルミオンの15 400口 16口 80口 58口 一般枠でも獲得。

20番 ブロードピークの15 458口 34口 68口 104口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約77パーセントの当選確率。

44番 アヴェンチュラの15 1040口 236口 54口 378口 母馬優先権+最優先枠で85パーセントの当選確率。最優先枠なしの母馬優先権なら落選決定的。最優先枠で約53パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。

46番 シーザリオの15 952口 80口 42口 456口 母馬優先権なら確定。最優先枠で61パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。

47番 ブルーメンブラットの15 402口 56口 60口 82口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約99パーセントの当選確率。

54番 ドルチェリモーネの15 442口 12口 42口 78口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約86パーセントの当選確率。

57番 ラフォルジュルネの15 402口 30口 126口 32口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約99パーセントの当選確率。

61番 ヴェルデライトの15 400口 10口 66口 68口 一般枠でも獲得。

62番 フォルテピアノの15 540口 14口 24口 76口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約67パーセントの当選確率。

75番 ティフィンの15 540口 20口 52口 210口 母馬優先権または最優先権なら確定。一般枠なら約46パーセントの当選確率。

78番 シシリアンブリーズの15 1136口 32口 106口 382口 母馬優先権なら確定。最優先枠で69パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。


※口数は左から「総申込」「母馬優先+最優先」「母馬優先(一般)」「最優先」となります。

<母馬優先非対象馬>

03番 イルーシヴウェーヴの15 586口 238口 最優先権なら確定。一般枠なら約47パーセントの当選確率。
08番 バロネスサッチャーの15 480口 164口 最優先権なら確定。一般枠なら約75パーセントの当選確率。
09番 リッチダンサーの15 710口 380口 最優先権なら確定。一般枠なら約6パーセントの当選確率。
11番 カニョットの15 480口 60口 最優先権なら確定。一般枠なら約81パーセントの当選確率。
14番 クルソラの15 1672口 992口 最優先枠で40パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。
19番 ロフティーエイムの15 1000口 256口 最優先権なら確定。一般枠なら約19パーセントの当選確率。
24番 シェルズレイの15 920口 314口 最優先権なら確定。一般枠なら約14パーセントの当選確率。
25番 スプリングシーズンUの15 484口 138口 最優先権なら確定。一般枠なら約76パーセントの当選確率。
27番 ヴィアンローズの15 646口 122口 最優先権なら確定。一般枠なら約53パーセントの当選確率。
31番 ジュモーの15 464口 62口 最優先権なら確定。一般枠なら約84パーセントの当選確率。
40番 コスモチェーロの15 538口 230口 最優先権なら確定。一般枠なら約55パーセントの当選確率。
41番 ヒルダズパッションの15 1624口 1366口 最優先枠で29パーセントの当選確率。×1でも落選確定か。一般枠は落選決定。
42番 ココシュニックの15 808口 396口 最優先権なら確定。一般枠なら約1パーセントの当選確率。
43番 アドマイヤキラメキの15 1068口 612口 最優先枠で65パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。
50番 グレイトフィーヴァーの15 882口 390口 最優先権なら確定。一般枠なら約2パーセントの当選確率。
51番 アディクティドの15 852口 340口 最優先権なら確定。一般枠なら約12パーセントの当選確率。
52番 シンハリーズの15 554口 262口 最優先権なら確定。一般枠なら約47パーセントの当選確率。
53番 トゥザヴィクトリーの15 876口 570口 最優先枠で70パーセントの当選確率。×1でも抽選か。一般枠は落選決定。
65番 ピューリティーの15 504口 108口 最優先権なら確定。一般枠なら約74パーセントの当選確率。
66番 グレイシアブルーの15 674口 164口 最優先権なら確定。一般枠なら約46パーセントの当選確率。
73番 マチカネチコウヨレの15 860口 272口 最優先権なら確定。一般枠なら約22パーセントの当選確率。
74番 ラフィントレイルの15 1058口 308口 最優先権なら確定。一般枠なら約12パーセントの当選確率。


※口数は左から「総申込」「最優先」となります。



以上のことから、


1.最優先枠×1以上でないと獲れなさそうな馬


04番 クリソプレーズの15 最優先枠で約50パーセントの当選確率。

14番 クルソラの15  最優先枠で40パーセントの当選確率。×1でも抽選か。

15番 ヴィートマルシェの15 最優先枠で約19パーセントの当選確率。×1でも落選か。

41番 ヒルダズパッションの15  最優先枠で29パーセントの当選確率。×1でも落選か。

43番 アドマイヤキラメキの15  最優先枠で65パーセントの当選確率。×1でも抽選か。

44番 アヴェンチュラの15 最優先枠で約53パーセントの当選確率。×1でも抽選か。

46番 シーザリオの15 最優先枠で約61パーセントの当選確率。×1でも抽選か。

78番 シシリアンブリーズの15 最優先枠で69パーセントの当選確率。×1でも抽選か。



2.最優先枠を使用しなければ一般枠では取得できない馬


13番 マルティンスタークの15 最優先枠で77パーセントの当選確率。×1以上ならほぼ当選か。

53番 トゥザヴィクトリーの15  最優先枠で70パーセントの当選確率。×1以上ならほぼ当選か。



3.一般枠だと70パーセント以下の低い確率の抽選になってしまう馬


03番 イルーシヴウェーヴの15 一般枠なら約47パーセントの当選確率。

09番 リッチダンサーの15 一般枠なら約6パーセントの当選確率。

19番 ロフティーエイムの15 一般枠なら約19パーセントの当選確率。

24番 シェルズレイの15 一般枠なら約14パーセントの当選確率。

27番 ヴィアンローズの15 一般枠なら約53パーセントの当選確率。

40番 コスモチェーロの15 一般枠なら約55パーセントの当選確率。

42番 ココシュニックの15 一般枠なら約1パーセントの当選確率。

50番 グレイトフィーヴァーの15 一般枠なら約2パーセントの当選確率。

51番 アディクティドの15 一般枠なら約12パーセントの当選確率。

52番 シンハリーズの15 一般枠なら約47パーセントの当選確率。

62番 フォルテピアノの15 一般枠なら約67パーセントの当選確率。

66番 グレイシアブルーの15 一般枠なら約46パーセントの当選確率。

73番 マチカネチコウヨレの15 一般枠なら約22パーセントの当選確率。

74番 ラフィントレイルの15 一般枠なら約12パーセントの当選確率。

75番 ティフィンの15 一般枠なら約46パーセントの当選確率。



4.一般枠でも70パーセント以上の確率で獲れる馬


05番 ラドラーダの15 一般枠なら約88パーセントの当選確率。

06番 ディアデラノビアの15 一般枠なら約71パーセントの当選確率。

08番 バロネスサッチャーの15 一般枠なら約75パーセントの当選確率。

11番 カニョットの15 一般枠なら約81パーセントの当選確率。

17番 ペルレンケッテの15 一般枠なら約97パーセントの当選確率。

20番 ブロードピークの15 一般枠なら約77パーセントの当選確率。

25番 スプリングシーズンUの15 一般枠なら約76パーセントの当選確率。

31番 ジュモーの15 一般枠なら約84パーセントの当選確率。

47番 ブルーメンブラットの15 一般枠なら約99パーセントの当選確率。

54番 ドルチェリモーネの15 一般枠なら約86パーセントの当選確率。

57番 ラフォルジュルネの15 一般枠なら約99パーセントの当選確率。

65番 ピューリティーの15 一般枠なら約74パーセントの当選確率。



・・・とまとめてみました。

上記3.と4.は最優先枠を使用すれば確実に取れるということです。

上記に載っていない馬は一般枠でもほぼ取得できるということです。



ただ、私は最優先権の×1を持っています。

×1を来年に取って置いて今年はノーマル最優先権で・・・、なんてできませんからやはり×1が生きるところに投資したいですね。

・・・となると上記1.のところ辺りになりそうですかねぇ。



来年はバウンスシャッセとフロアクラフトの子を中心に母馬優先権を中心に最優先も絡めないと厳しそうなところにプラスで使いたいと思っています。ですから、×1は今年でなくなっても構わないんですよね。

●ほっさん指数とは(2016年度も時間の都合で割愛)

 ほっさん指数というのは、各馬を種牡馬、母馬、母父、兄弟、生産牧場、馬体、預託厩舎、募集価格などから評価した指数であって、数字が大きくほど良い。

 私ほっさんは、募集馬を選ぶ際、この指数を最も重要視しています。

 ただし、自分でもわかっているのですが、まだまだ未完成で、例えば繁殖牝馬が高齢で繁殖適齢期を過ぎても、過去の実績を重視するので評価は高くなります。

 また、外国での実績はあまり私が詳しくない為、適当な部分があります。

●ほっさん指数上位馬(2016年度も時間の都合で割愛)

指数 募集馬名 所属 父馬 母馬 母父 兄弟 生産者 馬体 所属厩舎
3.41 チアズメッセージの12 関西 A+ A+ A− A− A+
 ほっさん指数は、父と母父、それに兄弟、厩舎の4項目は、少しポイントが高く、母、生産牧場、馬体の3項目は、少しポイント的には軽視しています。見えないファクターとして金額も加味しています。高額馬は数字に厳しく、安価な馬は加点があります。


 全体的に見て関西の馬の方が数字が高いですね。いい馬が関西に集まっている証拠だと思います。チアズメッセージの12は3.41と断トツです。全てがA評価以上。父も母も産駒も非の打ちようがありません。これでいて募集金額4000万円ということで金額面でのマイナス査定が入っているわけですから、金額面を考慮しても十分過ぎる良さということになりそうです。

 3位以下は比較的安価な馬が上位に来ています。安価で走りそうな馬。ちょうど私が狙っている馬たちがそこに名を連ねています。クリソプレーズの12は兄のGT制覇で兄弟のポイントが一気に上がり、ここまで昇ってきました。

 購入の1つの参考にしていただければと思います。

●馬体で選ぶなら(2016年度も時間の都合で割愛)

 GT6勝のエスポワールシチーと特別戦3勝で重賞5着のステップシチーを馬体で選んで成功したことから、同じ意識で馬選びをしていた私ほっさんですが、一時トモが弱かったり、気性に問題があったりと失敗の連続でした。最近は2010年産は購入5頭の内4頭が勝ち上がり、2011年産も購入2頭共勝ち上がり順調です。

 そんなこんなで今年も私論で、懲りずに今回も馬体が良く見えた馬を上げて行きます。

 最高評価の「A+」は

 次点評価の「A−」は、

●9月7日 申し込み馬 最終確定

7日未明、今年はかなり迷いましたが一次募集の応募を済ませました。


最優先枠 ×1あり

14 クルソラの15


一般枠

51 アディクティドの15
74 ラフィントレイルの15


以上です。


 正直、最優先権に×1がなければ一般枠ではほぼ獲れない51アディクティドの15に使っていたと思います。

 しかし、ここや74ラフィントレイルの15は最優先権に×1がなくても最優先権を行使すれば確実に獲得できると予想され、なんだかそこに最優先権の×1を使うのは勿体ないと思ってしまいます。×1の権利があるので思わぬ方向へと行くことになりました。

 最優先権×1は14クルソラの15と44アヴェンチュラの15で最後まで迷いました。44アヴェンチュラの15はクラシックを意識できる馬ですし元々角居勝彦厩舎の馬が欲しくて入会したキャロットクラブ。一世一代の大チャンスでした。馬体も良く見えますしなによりも母の成績は素晴らしいものでした。GT馬の母の子なんて私は持ったことがありませんし。

 しかし、関東ながら毎回追いかけているクルソラの子も捨てがたい。こちらは牡馬で1口10万円とアヴェンチュラの15よりも安価です。ただ、その分、血統的な魅力がかなり薄いですしクラシックもないでしょう。とは言っても、今年はすでに愛馬の頭数が6頭と激減しており、計4頭くらいは欲しいナと思っておりました。アヴェンチュラの15を買うと予定頭数が減ってしまいます。

 そんなこんなで私の分析では全て抽選対象です。

14クルソラの15は優先権を考えない最優先枠の当選確率が40パーセントと思っています。私は×1を持っていますから、持っていない方よりも優先権があるわけですがこの確率だと×1所持者で抽選になるのではないでしょうか。

 また、一般枠で応募の2頭は共に当選確率12パーセント程度と思われ、キャロコンピュータと相性の悪い私はこの確率で当選できるはずがありません。全滅も覚悟しております。

 ただ、難しいのは全て当選する確率もゼロではないということです。全て当選してしまえば私の今年の出資はここで打ち止めです。軍資金の限られている者の辛いところです(苦笑)。

 他にも33ヒカルアモーレの15や63レースウイングの15など他が獲れなければ行きたいなと思う馬は何頭かいます。ただ、これらは1.5次で埋まるかも知れませんが2次募集の初日には残口がありそうな気がしますので一次募集の外れ具合で考えようと思っています。


 ・・・ということで私の一次募集は完了です。

 皆様が1頭でも欲しい馬に出資できることを願っております。

●9月14日発表 第一次募集最終結果

以下に挙げる募集馬は、既存会員の総申込口数が400口(地方入厩予定馬は100口)を超えたため、既存会員内での抽選となり、新規入会者(最優先希望枠、一般出資枠ともに)はご出資いただけません。

【第1次募集最終結果】
<母馬優先対象馬>
A・母馬優先枠内および最優先希望枠(過去2年最優先落選)内で抽選
44.アヴェンチュラの15

B・母馬優先枠内および最優先希望枠(前年最優先落選)内で抽選
対象馬なし

C・母馬優先枠内および最優先希望枠(前年最優先当選)内で抽選
対象馬なし

D・母馬優先枠内は当選、最優先希望枠(過去2年最優先落選)内で抽選
対象馬なし

E・母馬優先枠内は当選、最優先希望枠(前年最優先落選)内で抽選
04.クリソプレーズの15
15.ヴィートマルシェの15

F・母馬優先枠内は当選、最優先希望枠(前年最優先当選)内で抽選
13.マルティンスタークの15
46.シーザリオの15
78.シシリアンブリーズの15

G・母馬優先枠内および最優先希望枠内は当選、一般出資枠で抽選
05.ラドラーダの15
06.ディアデラノビアの15
17.ペルレンケッテの15
18.フェルミオンの15
20.ブロードピークの15
45.リーチコンセンサスの15
47.ブルーメンブラットの15
54.ドルチェリモーネの15
57.ラフォルジュルネの15
61.ヴェルデライトの15
62.フォルテピアノの15
75.ティフィンの15

<母馬優先非対象馬>
A・最優先希望枠(過去2年最優先落選)内で抽選
41.ヒルダズパッションの15

B・最優先希望枠(前年最優先落選)内で抽選
14.クルソラの15

C・最優先希望枠(前年最優先当選)内で抽選
09.リッチダンサーの15
42.ココシュニックの15
43.アドマイヤキラメキの15
50.グレイトフィーヴァーの15
51.アディクティドの15
53.トゥザヴィクトリーの15
74.ラフィントレイルの15

D・最優先希望枠内は当選、一般出資枠内で抽選
03.イルーシヴウェーヴの15
08.バロネスサッチャーの15
11.カニョットの15
19.ロフティーエイムの15
24.シェルズレイの15
25.スプリングシーズンUの15
27.ヴィアンローズの15
31.ジュモーの15
40.コスモチェーロの15
52.シンハリーズの15
65.ピューリティーの15
66.グレイシアブルーの15
73.マチカネチコウヨレの15

 キャロットクラブの第一次募集の抽選対象馬が発表になりました。


 この内、9月6日 17時30分時点での応募数発表の時が「前年比約81パーセントのお申込みをいただいております。」ということでしたが、会員数増などからかなり数字を疑ってこれを50パーセントとして当選確率を計算しました。

 その結果、51 アディクティドの15も74ラフィントレイルの15も一般枠で12パーセントの確率での抽選になると思われました。

 しかし、蓋を開けてみれば一般枠では非抽選除外(T_T)。

 この時点で私の3頭応募の内2頭落選が確定しました(>_<)。


 前年比お申込み81パーセントの時点で51 アイディクティドの15の最優先使用は170口、74 ラフィントレイルの15は154口

 普通で考えたら一般枠にも少しくらい余っていそうなものでしょう。

 ・・・というかこの1年間でどれだけ多くの会員が増えたんだ??ガクブル

 もはや、キャロでは買いたい馬が買えないと不満が出まくりますぞ。もう、かなり出ていると聞きますが・・・(汗)。


 そして、私の話に戻ると、最優先の×1を持っているばかりにそれを生かすところに使おうと14 クルソラの15と44 アヴェンチュラの15でとことん迷ったのはお話したとおり。

 結果的に14 クルソラの15に応募したわけですが、44 アヴェンチュラの15は最優先×2での抽選に!!

 もし、44 アヴェンチュラの15に最優先権を使用していたら、16日を待たずに全滅カクテー(滝涙)。

 良かった、取りあえず14 クルソラの15を選んでおいて。

 ・・・って、きっちり最優先×1で抽選と出ています(汗)。


 私も生粋の関西人だ。16日には皆様を笑わしてみせますよ。ニヤリ。

●当サイトでお世話になっている方々の応募と結果

順番は書いていただいた順番で掲載させていただいております

タテヤマ様 応募

最優先枠 ラフィントレイル

一般枠 ココシュニック、ヴァイスハイト、ラフォルジュルネ、
    ヴェラブランカ、マイティースルー

またラフィントレイルの仔に最優先を行使して当選させて
騙されちゃう運命なのか(笑)

タテヤマ様 結果

第1次募集馬結果
37.マイティースルーの15 1口 ○
42.ココシュニックの15 1口 ×(非抽選除外)
56.ヴァイスハイトの15 1口 ○
57.ラフォルジュルネの15 1口 ×(一般枠落選)
67.ヴェラブランカの15 1口 ○
74.ラフィントレイルの15 1口 ○(前年当選最優先枠当選)


このようなラインナップとなりました
ご一緒の方々よろしくお願い致します
密かにラフォルジュルネの15は結構活躍するんじゃないか?
…と思っていたので落選は痛いなぁ(´・ω・`)
まぁでも最優先枠のラフィントレイルの15が取れたから良しとしなければ…

cme225様 応募

申し込んだのは、

ヒルダズパッションの15です!
すでに最優先で400口オーバーの馬ですが、
これしかないと思い、応募しました。

和尚様のラヴズオンリーミーの15に勝つには、この馬しかいないと思いました。笑

でも、私は×0なんです。ほぼ無理とわかっていても、
リオオリンピックのレスリング女子やタカマツペアのように
奇跡が起こるかもしれないと思って応募しました。

これ以外の馬は、応募なしです。
最終候補は、アドマイヤサンデーの15とピューリティの15でした。
本当に迷いましたが、すでに出資が決定している馬と比べると
コスパの部分で躊躇してしまいました。
もっと予算があれば出資したんだけどなぁ。
心の出資馬として応援していきます!

16日が楽しみです!

シルクシェイマス様 応募

昨日から悩みに悩んだ末出資申し込み馬決まりました。

今年は×1優先権でしたが
13.マルティンスタークの15に使います。
クルソラと迷いましたが予定変更でこちらになりました。

一般枠
24.シェルズレイの15
27.ヴィアンローズの15
31.ジュモーの15


一般はこの中から2頭当たればいいな〜という感じです。

ご一緒の方がいらっしゃると嬉しいです(^^)

シルクシェイマス様 結果

×1最優先
13.マルティンスタークの15          1口   一括   ○

一般
24.シェルズレイの15             1口   一括   ×
27.ウ゛ィアンローズの15           1口   一括   ×
31.ジュモーの15               1口   一括   ×



一般全滅しました。・゜・(ノД`)・゜・。

確率重視でオルフェーブル産駒に行っといて良かったです(^^;;

うぃすぱりんぐ様 応募

ヒルダズパッションにしました。
バツ2なので多分いけるでしょう。

うぃすぱりんぐ様 結果

ヒルダズパッション落選。
これで3連続かぁ(´д`|||)

りょうわ様 応募

×なし最優先で43.アドマイヤキラメキ
一般で11.カニョット と 35.カドリーユへ申し込みました。


×なしなので43はかなり厳しい確率での抽選会となりそうな予感です。
11は2年前から狙っていた母で、今年の産駒は父と厩舎が気に入りました。(思うに、カニョットは母父で損していると思う。サンレイスピリット。この響き、10月の福島ダート1700m500万条件戦で小銭をちまちまと稼いでいる、サンマルとか永井さんのサンレイとかの馬を連想させる…。一応、母はクルソラと同じでアルゼンチンのG1馬。実は良血。)
35は完全にお楽しみで取りたい馬。500万を2回買ってくれればそれでよし。

あと、申込を寸前でやめた馬が73チコウヨレ。何か仕上げるのにものすごく時間がかかりそうな予感。かつての愛馬ゴールデンレシオが頭をかすめた。

様子見したい馬は63レースウイングと64レックスレイノスですね。64は気性が鍵みたいですね。

りょうわ様 結果

最優先 ×なし  アドマイヤキラメキ  ×
一般       カニョット ×
         カドリーユ ○(非抽選)


アドマイヤはまずあたらないと思ってたけど、まさかカニョットが落ちるとは思わなかった…。
相変わらずくじ運がないなぁ。

キャロットの1.5次募集ですが
キュー ×
カサパサー ×
ビアンカシェボン ○

今年は抽選は全敗という結果…。
キューはキャンセル待ち18番らしいが、そんなにキャンセル番号振らんでもええがな(笑)

金太郎様 応募

悩みに悩んだ結果、一般で外れることを予想で予算オーバーでの申し込みをしました。

最優先:グレイトフィーヴァー ×なし
一般:ラフィントレイル
        ティフィン
        ピューリティー


グレイトフィーヴァーは、なんとか??なしでも出資出来ないと。
ラフィントレイルは、ほっさん様始め皆さん応募されてますね。
DVDを観て、柔らかい歩様してると思い応募しましたが一般では、ほぼ抽選外れると思ってます。
ティフィンは、石坂厩舎で価格もお手頃で、ダートで長く活躍して欲しいので。
こちらも抽選で外れるそうです。
ピューリティー、兄が評判だったようですが、馬体がこれから大きくなると思っていて、480から490ぐらいまで競馬出来たら面白いと思ってます。
ラフィントレイルとティフィン外れる予想なのだ、ピューリティーも申し込みました。

結果は、どうなることやら。
予算オーバーに、ならないことを祈ってます 笑

金太郎様 結果

今年は、全滅を覚悟してました。

最優先:グレイトフィーヴァー ○
一般:ピューリティー     ×
   ラフィントレイル    ×
   ティフィン       ○


意外な結果でした。
ピューリティーは、一番行けるのではないかと思っていたのですが残念です。
しかしながら、二頭出資できるのは満足です。

さんぺ〜様 応募

最優先 アディクティドの15 ×なし
一般  ヴェルデライトの15
    ラフィントレイルの15


なんだかHさまと変わり映えしない布陣…(苦笑)

アディクティドはさんぺ〜おなじみ高野師枠(爆) G1でハーツ牝馬にいってるのにキャロでもハーツ牝馬って…(苦笑)
ヴェルデライトはおそらく皆様の評価は高くないと思いますが、5/14の遅生まれ。470〜80くらいまで成長するとみました。化ける可能性ありですよ!
馬体だけみたらディープ産駒にみえませんか? …いや、脚、短いか(爆)
…しっかし隠し玉のこの仔でも中間発表でランクインしちゃうのかぁ… キャロ、恐ろしい子!(笑)
ラフィントレイルは誰がタテヤマ様とコラボできるか! ですね。一般では恐ろしい抽選確率になりそうですが。
さんぺ〜が当選するはずもなく。当選したら当選したでラフィントレイルの15の運がなくなっていそう!(大爆)

あ、心の最優先はシーザリオの15です。

さんぺ〜様 結果

最優先 アディクティドの15 ○ 高野師
一般  ヴェルデライトの15 ○ (母父)ディープ産駒
   ラフィントレイルの15 × 非抽選除外、ここの板落選者多数

…ってことで、よかったのですが、ネタには全くなりません(苦笑)
キャロはこの2頭で終了かなぁ〜 追加の外国産馬がなければ(爆)

どん様 応募

無事に追加申込みをして第1次出資申込みを完了しました。

×無し最優先
アディクティドの15

母親優先
フェルミオンの15

一般
ジュモーの15
シンハリーズの15
ピューリティーの15(申込み忘れ)
シシリアンブリーズの15(玉砕覚悟)

最優先候補は最優先でしか取れない馬と一般でチャンスのある馬計6頭くらいから選びました。実はこの子だけツアーで2ショットの写真を撮っております。ある意味運命か?さんぺ〜様との中国地方コラボが濃厚で嬉しい限りです。
一般の馬たちもできるだけ多くの縁があって欲しい馬たち。(シシリアンブリーズはすでに心の愛馬化しておりますが・・・)
結果を楽しみに待ってます。

どん様 結果

×無し最優先
アディクティドの15   〇

母親優先
フェルミオンの15    〇

一般
ジュモーの15      〇
シンハリーズの15    ×
ピューリティーの15   〇
シシリアンブリーズの15 非抽選除外


票の伸び方からしてどれも厳しいかなと思いましたが、シンハリーズ以外は無事当選できました。
ご一緒のみなさま、よろしくお願いします。

2次

ビアンカシェボンの15と縁ができました。いい縁になりますように。

和尚様 応募

出資申込(最優先希望)
募集馬名 口数 支払方法
15. ヴィートマルシェの15 2 一括

その他の出資申込(順不同)
募集馬名 口数 支払方法
27. ヴィアンローズの15 1 一括
78. シシリアンブリーズの15 1 一括
79. バイオレントハートの15 1 一括

和尚様 結果

15.ウ゛ィートマルシェの15          2口   一括   ×
27.ウ゛ィアンローズの15           1口   一括   ○
78.シシリアンブリーズの15          1口   一括   ×
79.バイオレントハートの15          1口   一括   ○

これで×2ゲット。来年が楽しみです♪

瓊英様 応募

最優先 カニョットの15
一般  レックスレイノスの15


うちは、ここ3世代は全滅です。なんとも情けない…。
しかも、今年の2歳勢は、2歳戦が始まる前にすでに全滅
しているという(ウキヨエ14、マヒナ14)状況でして。

ルクソール様 応募

各位が申込み馬を発表するなか、拙は敢えてダンマリーノ(わかる人、手をあげてください)を決め込んでおります。
じ・つ・は!
今年は一世一代の大勝負に出ておりまして(ただし拙の一世は10回あるらしいですが(爆))…今の心境は第60回日本ダービーを前にした政人様の心境と同じです。
あの時は戦前、政人様にしては珍しく取材拒否してたのですがその理由が「しゃべればしゃべるほど思いが逃げていくような気がして」でした。というわけで今しばらくご容赦くださいませ。

ルクソール様 結果

46.  シーザリオの15  1口 一括 ○
52.  シンハリーズの15  1口 一括  ×

正解はなんとシンハリーズ15、2頭計47.5万でバブリーズ再現を狙いましたが、今度はキャロコンピューターに阻まれてホームでタッチアウトでした(笑)。シーザリオ15は抽選でないですからこれで抽選6連敗(T_T)。

雲雀様 応募

結局、キャロはマロウトウショウ1頭を応募
えっつ、中央の馬は・・・
いいんです、マロウはエスポの子ですし

雲雀様 結果

雲雀軍団も順調に
エスポの子供をキャロで所有し
来年のダート軍団がこれで
エスポ3頭の布陣になりました
よろしくお願いいたします

ぶっちゃん様 応募

キャロットの申し込みは
1頭は牡馬を確実に確保する、芝の中距離を走れる馬という条件で

最優先 ラフィントレイルの15
一般  カニョットの15
    アディクティドの15


いつもは単独指名が多いのですが、今年は皆様とご一緒の馬ばかりになりました。
結果次第では2次で追加が必要かもしれません。

Nashwan様 結果

17.ペルレンケッテの15 ×
31.ジュモーの15 ○
35.カドリーユの15 ○
41.ヒルダズパッションの15 ○
47.ブルーメンブラットの15 ○
52.シンハリーズの15 ○
56.ウ゛ァイスハイトの15        ○
79.バイオレントハートの15 ○


ヒルダズパッション15が当たったのはすごく嬉しいのですが、
まさかこんなに当選すると思って無くて・・・。
予定していたブリーダーズカップ観戦は中止にします。

tak様 結果

最優先
15. ヴィートマルシェの15 ×

一般
11. カニョットの15 ○
19. ロフティーエイムの15 ×
67. ヴェラブランカの15 ○


ご一緒の方よろしくお願いします。
来年の×1getしました(^^)
もう1頭牡馬が欲しいところです。
1.5次でレックスレイノスの15に出資が決まりました。

1次一般
11. カニョットの15
67. ヴェラブランカの15
1.5次
64.レックスレイノスの15

今年は以上3頭です。よろしくお願いします。

だんぶれ様 結果

さて、今年の抽選結果ですが

最優先 ヴィートマルシェ15 × 一般マチカネチコウヨレ ×

×1取りは予定通り、マチカネチコウヨレは一般の当選確率は低そうだったので予想していましたが、1次出資は0となりました。

firstroad様 結果

さてキャロは・・・

最優先 トゥザヴィクトリー ×
一般 リッチダンサー ×


でした(笑)今年はロードでも抽選外れましたしどうすんだオイ(^^;

シオン様 結果

キャロットは5頭に応募して最優先はバツ取りになりました。
そして一般の全頭が抽選の結果、、、唯一1頭と縁がありました。
ヴィアンローズの15     牝
抽選になるとは思いもしませんでした。
今回は読み違えたようで希望頭数の確保が叶いませんでしたがこれで終了になるかもしれません。^^;

たん太様 結果

さてさて、本日キャロ1.5次の結果が出まして今年のキャロ布陣が確定しました。

1次応募
・最優先
ヴィートマルシェ ×
・一般
キュー  ○
スプリングシーズンU  ×

・母馬優先
フェリスタス  ○

1.5次応募
キュー追加  ×
ピンクパピヨン  ○


まずは来年のハープスター初子の為の「バツイチ」を無事にゲットできました(*≧∇≦)ノ
ありがとうございます。
そして、
一昨年はキムテツ流し
昨年はディープブリランテ流し
となりましたが今年も強いて名付けるなら...、
熟女流し!でございますw

ささわ様 結果

1.5次募集出資申込結果は、抽選の結果以下になりました
38.カサパサーの15    ○
39.シーズンズベストの15 ×
60.ジェシカの15     ×
64.レックスレイノスの15 ×
67.ウ゛ェラブランカの15 ×
71.フェリスタスの15   ×

ご一緒の方、よろしくお願いします

松嶋屋様 結果

遅れ馳せながらキャロット1次の結果です。
最優先 リッチダンサー15   ○
一般  バロネスサッチャー15 〇

和尚様のラヴズオンリーミー15に対抗できるハーツクライ産駒は
リッチダンサー15しかいないだろうと、最優先で申し込みました。
”どうかセン馬にされませんように”、と
神様に祈りを捧げる日々を送っています(笑)

●私ほっさんの抽選結果

 私が応募したのは次の通りです。


最優先枠 ×1あり

14 クルソラの15


一般枠

51 アディクティドの15
74 ラフィントレイルの15



 このうち、一般枠の2頭は最優先枠での抽選ということで非抽選除外確定。残る14 クルソラの15は最優先枠×1での抽選ということでした。

 あえて最優先枠の×1が生きるところで勝負がしたいということで、×1がなければ51 アデイクティドの15に最優先権を使っていたところですが、14 クルソラの15と44 アヴェンチュラの15の2頭に絞りとことん迷った挙げ句14 クルソラの15に最優先枠を使用しました。


結果・・・


この度は2016年度1歳馬 第1次募集にお申込みいただきありがとうございました。
第1次募集における出資申込結果を以下の通り、ご案内いたします。

14.クルソラの15               1口   分割   ○    
51.アディクティドの15            1口   分割   ×    
74.ラフィントレイルの15           1口   分割   ×    



 ということで、クルソラの15に当選いたしました。

もしかして、最優先×1で100分の99程度の高確率の抽選だったのかな?ドキドキした分、損したのかな??

クルソラの11(ピオネロ)落選から早4年。ようやくクルソラの産駒を手に入れることが出来ました。目標はピオネロ同様5勝ですが、極端に高い馬でもなく、いつものように2、3勝してくれれば御の字です。

 ピオネロ落選は同世代にバウンスシャッセがいたから救われたものの、どちらも落選しておれば今頃口を開けばキャロの批判をするようになってしまっていたでしょう(爆)。バウンスシャッセも一般枠での当選確率の低い抽選でたまたま当選したものでした。

 えっ!?最優先枠を行使すればピオネロも獲れた??

だから、ジェットブラックに無駄に使ったって何度も言っているでしょう!!


 何?今回私の買った最高額馬じゃないかって??

そーですよ(威張り)。


ただ、同額の馬はいましたけどね。

ローザグランデ!!


何?ほっさん最優先枠使用購入高額馬の成績??


全て未勝利引退ですが何か?


言っときますが、ローザグランデは当時のキャロ1番人気馬。すなわち応募が最も多かった馬です。何も私だけが見誤った訳ではない(開き直り)。多くのキャロラーが募集当時のこの時期は支持していたのだ!!


 さて、クルソラの15はほっさん高額馬はさっぱり走らないというジンクスを打ち破ることが出来るのか。


 オルフェーヴル産駒ではカタログ隣のマルテインスタークの15という選択肢もあったのですがクルソラの15に行きました。

その選択肢が凶と出るか、吉と出ないか。お約束。


 オルフェこけたら皆こけたになりそうですがどんなもんでしょうねぇ。スクリーンヒーローくらい仔出しがよければなぁ〜。

 気性が心配ですがどうでしょう。馬体は良く見えますがシンクリみたいに馬体詐欺だったら・・・。などなど初年度産駒だけに不安も少なくありません。


 なお、2次募集では最低2頭は買います。ただ1.5次に参加できませんので残口を見ながらということになりそうです。

●1.5次募集について

 最優先枠で当選しましたので1.5次募集には参戦できません。

1.5次募集終了時での応募数

募集馬名 1次募集終了時 1.5次募集終了時 2次募集初日終了時
ウルトラブレンドの15 27口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
イルーシヴウェーヴの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
クリソプレーズの15 母馬優先枠内は当選、最優先枠(×1)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
ラドラーダの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
ディアデラノビアの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
ピンクパピヨンの15 151〜200口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
バロネスサッチャーの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
リッチダンサーの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
10 ジンジャーパンチの15 41口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
11 カニョットの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
12 エレンウィルモットの15 78口
13 マルティンスタークの15 母馬優先枠内は当選、最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
14 クルソラの15 最優先枠(×1)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
15 ヴィートマルシェの15 母馬優先枠内は当選、最優先枠(×1)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
16 アドマイヤフッキーの15 150口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
17 ペルレンケッテの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
18 フェルミオンの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
19 ロフティーエイムの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
20 ブロードピークの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
22 ヴァンドノワールの15 58口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
23 イストワールの15 151〜200口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
24 シェルズレイの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
25 スプリングシーズンUの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
26 キューの15 134口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
27 ヴィアンローズの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
29 アドマイヤサンデーの15 満口 1次募集で満口 1次募集で満口
31 ジュモーの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
33 ヒカルアモーレの15 151〜200口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
34 ミスティークUの15 149口 2次募集初日で満口
35 カドリーユの15 86口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
 37 マイティースルーの15  151〜200口  103口  1次募集で満口 
38 カサパサーの15 95口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
39 シーズンズベストの15 58口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
40 コスモチェーロの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
41 ヒルダズパッションの15 最優先枠(×2)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
42 ココシュニックの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
43 アドマイヤキラメキの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
44 アヴェンチュラの15 母馬優先枠内及び最優先枠(×2)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
45 リーチコンセンサスの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
46 シーザリオの15 母馬優先枠内は当選、最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
47 ブルーメンブラットの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
48 データの15 48口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
49 プロミネントの15 募集中止 募集中止 募集中止
50 グレイトフィーヴァーの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
51 アデイクティドの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
52 シンハリーズの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
53 トゥザヴィクトリーの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
54 ドルチェリモーネの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
55 ビアンカシェボンの15 60口 2次募集初日で満口
56 ヴァイスハイトの15 92口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
57 ラフォルジュルネの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
58 アソルータの15 89口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
60 ジェシカの15 49口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
61 ヴェルデライトの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
62 フォルテピアノの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
64 レックイスレイノスの15 115口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
65 ピューリティーの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
66 グレイシアブルーの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
67 ヴェラブランカの15 47口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
68 ディミータの15 151〜200口 59口 2次募集初日で満口
70 ピンクアリエスの15 151〜200口 120口 2次募集初日で満口
71 フェリスタスの15 33口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
73 マチカネチコウヨレの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
74 ラフィントレイルの15 最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
75 ティフィンの15 一般枠で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
77 オーベルゲイドの15 150口 36口
78 シシリアンブリーズの15 母馬優先枠内は当選、最優先枠(×0)で抽選 1次募集で満口 1次募集で満口
79 バイオレントハートの15 119口 2次募集初日で満口
80 Teddy’s Promiseの15 109口 1.5次募集で満口 1.5次募集で満口
82 マロトウショウの15 35から50口 35口 32口

●2次募集について

 9月26日12時よりキャロットクラブの2016年度2次募集が始まりました。

 正直、めぼしい馬は満口になっております。

 しかし、最優先枠で購入したクルソラの15を入れてもたった7頭になってしまった我が軍団。もう少し頭数が欲しい。

 キャロでGT祝勝会に参加するまではこのクラブのみでやっていくという強い決意で1口ライフを送っている私としてはキャロで購入するしかない。


・・・ということで

63 レースウィングの15

77 オーベルゲイドの15

を購入しました。



 第一次募集で唯一購入できたクルソラの15は関東馬。関西人の私としてはやはり気楽に近くで愛馬を応援したい。ということで無条件に関西馬からの選択。

 正直、共に母が高年齢の時の出産で私の理論からは走らないリスクが高い危険な香りのする馬です。

 ましてや、有馬記念で98万馬券をゲットし、豊富な資金を携え第一次募集で7頭も応募するも第7希望のアフロディーテのみしか当選せずしかたなく2次募集で

エイコーンキッド、フェーラシュヴァル、バノックバーン、アルマニャック

と4頭で頭数を揃えたときのその後の悲惨さと来たら(T_T)。

 なので、ここ数年は良い馬が残っていなければ2次募集で無理矢理買い足すことはありませんでした。


 しかし、今年はそんなこんなで所持頭数が一気に減ってしまい、しかもグルーヴィタイムを筆頭に高齢でしかもなかなか結果の出ないのマデイラもいつ引退するかわからない状況でこれ以上様子見することもできませんし2頭買い足すことにしました。

 正直申し上げて今回の2頭は未勝利戦の脱出が目標です。いつもの2、3勝はどうかと思っています。

 来年からはバウンスシャッセ、フロアクラフト、グランデアモーレの子ばかりを母馬優先権で買いあさっていくのでさほど選択肢はありません。しかし、それぞれがクラシックも意識できる子になると思います。いずれの母も始動が早く、芝の中距離を走れます。

 今年は最後の谷間の年と位置づけどう考えても弱々しい面々ですがこの3頭で行きたいと思います。

 ご一緒の皆様、宜しくお願いいたします。


 それにしてもキャロは本当に欲しい馬がほとんど手に入らないぞ!!もうちょっと、古参会員の既得権を大切にしろッ!!(涙)



 なお、いつもなら残口の出ていない私が早々にレースウィングの15を購入しましたが、これは26日当日重要な仕事中で電話をかけるのが精一杯。残口がどれだけあるのかなどを確認することができなかったからで、今から思えば早く買いすぎたと思います。
2016年8月29日立ち上げ 30日、31日、9月2日、3日、5日、6日、8日、10日、14日、16日、18日、24日、26日、27日加筆

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