ピクチャーポーズ(フロアクラフトの17) デビュー戦
キャロットクラブ出資愛馬第36号は、芝の中距離・短距離で4勝を挙げ、オークスGTも5着に入った愛馬フロアクラフトの1番仔。
グランデアモーレ4勝、フロアクラフト4勝、バウンスシャッセ重賞3勝を含む5勝、ベルディーヴァ3勝と将来を見据えて母馬優先権を拡大してきた私に取ってこの世代はその獲得元年。まずはこのフロアクラフトとグランデアモーレの子を確実に獲り、以降はこの4頭の子は全て所持するつもり。
しかし、リッチダンサー産駒のフロアクラフトの子が人気になるのはわかるが、重賞ウィナーでもないのに牝馬で募集価格3600万円は高すぎる!!もちろん、父ロードカナロアが初年度産駒から募集時点で牝馬二冠(桜花賞・オークス)の超大物アーモンドアイを輩出し、その価値が高騰しているのは事実だが・・・。
しかもフロアクラフトの17は母馬優先権だけでは抽選対象。更に同じく愛馬グランデアモーレの子も母馬優先権だけでは抽選対象と下手をすればどちらも手に入れられなくなってしまう。
ただ、母馬優先権に最優先権を使えばどちらも獲得は確定。そこでその中でも倍率が厳しそうなこのフロアクラフトの17に最優先権を行使。確実な獲得に至った。
グランデアモーレの17は母馬優先権のみで抽選対象だったが無事当選。本年はこの2頭態勢。
とにかく素晴らしい父に母は4勝馬で大いに期待している。
フロアクラフトの17を徹底分析。
競走馬名がピクチャーポーズPicture Pose(英語) ダンス用語の一種。母名より連想。勝利を決めた立ち姿を見せてほしいになりました。
7月16日に北海道を脱出しノーザンファーム天栄へ移動。
7月17日に美浦トレセンに入厩しました。
7月25日にJRA競走馬登録されました。
9月13日にゲート試験を一発合格。
9月18日にノーザンファーム天栄へ放牧に出されました。
10月24日に美浦トレセンに帰厩。
しかし、追い切りでは地面を叩きつけるような両脚に負担が掛かるロスのある下手な走り方でさほどの時計が出ない。
そして走りも一本調子で切れる脚もない。
正直、私の思う強い馬とは遠くかけ離れた存在。それでも手塚調教師は持ち味を生かしてもらえたら楽しみとそこそこの能力は感じておられる様子。
11月16日 東京4R 2歳新馬 芝1400mに出走!!
フルゲート18頭のところに想定数は11頭。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局11頭で確定。
鞍上はオイシン・マーフィー騎手を予定で期待は高い。
4着/2番人気。
好位に付ける王道の競馬だが直線はジリジリしか伸びず切れ負け。
短距離しか走れない馬で決め手がないということは致命的。
レース回顧と時計の分析、レース後のオイシン・マーフィー騎手と手塚貴久調教師のコメントを掲載。
(2019年11月29日完結)
2019年6月12日立ち上げ
グランデアモーレ4勝、フロアクラフト4勝、バウンスシャッセ重賞3勝を含む5勝、ベルディーヴァ3勝と将来を見据えて母馬優先権を拡大してきた私に取ってこの世代はその獲得元年。まずはこのフロアクラフトとグランデアモーレの初子を確実に獲り、以降はこの4頭の子は全て所持するつもりです。
しかし、リッチダンサー産駒でオークスGTも5着に入ったフロアクラフトの子ですが、結果的に重賞ウィナーでもないのに牝馬で募集価格3600万円は高すぎます!!もちろん、父ロードカナロアが初年度産駒から募集時点で牝馬二冠(桜花賞・オークス)の超大物アーモンドアイを輩出し、その価値が高騰しているのはわからないことはないですが・・・。
しかもこんなに高い募集価格にもかかわらずフロアクラフトの17は母馬優先権だけでは抽選対象。更に同じく愛馬グランデアモーレの子も母馬優先権だけでは抽選対象と下手をすればどちらも手に入れられなくなってしまうほどの人気ぶり。
ただ、母馬優先権に最優先権を使えばどちらか一方の獲得は確定します。そこでその中でも倍率が厳しそうなこのフロアクラフトの17に最優先権を行使。確実な獲得に至りました。
また母馬優先権だけでは抽選対象だったグランデアモーレの17も無事当選!!本年はこの2頭態勢です。
とにかく素晴らしい父に母は4勝馬で大いに期待しています。
そんなこんなでフロアクラフトの17を取得!!ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。
ちなみにもうとっくに予算オーバーなのでこれ以上の出資はありません。
来年も再来年もフロアクラフト産駒は購入する予定ですが、2018年産駒も父ロードカナロアの牝馬。アーモンドアイがその後牝馬三冠を獲得しジャパンカップも日本レコードで制するなどして父ロードカナロアの価値は更に向上していますのでこれ以上の価格向上が心配です。私としては19年産からはフロアクラフトの妹で重賞3勝のバウンスシャッセの子も購入したい訳ですからあまり価格が高騰するとどれかを諦めざるを得ません。
ちなみにフロアクラフトは2019年はキングカメハメハとの種付けですから、そこまで募集価格が高騰するとは思えませんが・・・。
ただ、キャロットクラブは自信のある募集馬は高めに金額設定します。募集金額が高いと言うことは問題が少ない良い馬ということなんでしょうね。期待しています。
では、フロアクラフトの17の詳しい分析です。
父 ロードカナロア アーニングIDX 1.62 評価 A−
母 フロアクラフト 4勝 評価 B+
母父 フジキセキ 評価 S
兄弟 初子 評価 B−
生産牧場 ノーザンファーム 評価 S
調教師 手塚貴久 評価 A−
馬体 評価 A−
募集総額 3600万円 牝馬
総合評価 2.77 評価 B−
父ロードカナロアは日本の競走馬。2012年と2013年に最優秀短距離馬に、2013年に年度代表馬に、2018年にJRA顕彰馬に選定された。馬名の由来は冠名+ハワイに伝わる海の神。
日本馬にとっては「鬼門」、あるいは「凱旋門賞級に難しいレース」とも言われた香港スプリント連覇を達成。世代交代の激しいスプリント界において引退まで圧倒的な実力を発揮し続けた。上記の香港スプリント連覇を含む短距離GT競走6連勝の偉業を達成している。引退後は種牡馬として、初年度から重賞勝ち産駒を数多く輩出している。
母レディブラッサムは悍性が強いためロードカナロアも気の強さを表すかと思われたが、そこまでの存在感を示すことはなかったと、ロードカナロアを生産したケイアイファームの小森忠夫場長は語っている。ただ当時からロードカナロアの体格はガッチリしていたといい、気性が闘争心や勝負根性に転化されてロードカナロアへ受け継がれたのではないかと、ケイアイファームの繁殖スタッフを務めた杉山寿広は語っている。
3歳秋の京阪杯で重賞初制覇。4歳初戦のシルクロードSも制し、1番人気で高松宮記念に臨んだが、カレンチャンの3着に終わる。9月のスプリンターズSで念願のGT初制覇を飾ると、12月の香港スプリントにも勝ち、世界的に名が知られる存在となった。
5歳を迎えると、さらに強さを増し、阪急杯、高松宮記念、距離の壁に挑んだ安田記念に勝利。秋には共に連覇となるスプリンターズS、香港スプリントを快勝し、2013年年度代表馬の栄誉に浴する。
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となり、初年度となる2014年度の種付料は500万円で設定された。供給初年度から250頭の種付けをこなし、ディープインパクトの255頭に次ぐ2位の実績となった。うち179頭が血統登録された。育成牧場時代から評価の高かった初年度産駒陣は、2017年からデビュー。期待通りに仕上がりが早い産駒が多数登場し、94頭が出走したうち32頭が勝ち上がり、2017年中には重賞勝ち馬こそ出なかったものの2位のヘニーヒューズに1億円以上の差をつけて中央・地方総合でファーストシーズンリーディングサイアーを獲得した。
2015年は267頭に種付けがなされ、2015年度の日本国内における最多種付け頭数を記録した。この種付け数にもかかわらず出生率は7割を超える高さで、2016年には197頭もの産駒が生まれている。
2017年度までの種付料は500万円であったが、2018年度の種付料は800万円、アーモンドアイが牝馬三冠を制し、ジャパンカップをワールドレコードで圧勝したことにより2019年度の種付料は1500万円になった。アーニングIDXは1.62。ただし、アーモンドアイが活躍した2018年度は2.17、2019年度は6月12日現在2.07でこれよりも上昇してくることは間違いない。
とにかくディープインパクトの次を担うか位の産駒の好成績で評価はうなぎ登り。これからコンスタントに活躍馬が出せるかどうかだが、好結果を残す可能性は極めて高いほど仔出しは良い。私としてもとにかく大きな期待をしている。
母のフロアクラフト(2010年生まれ・父フジキセキ)は、私の元愛馬。募集価格1800万円。母リッチダンサーはホーカーテンペストというやたら好馬体の馬を輩出。その次の産駒がこのフロアクラフト。これもやたら馬体が良く見え、管理する西園正都調教師も好成績を残す名伯楽。募集価格も安価で、2、3勝は確実と思われ購入。
2歳11月に芝の1800mでデビュー。13頭立ての2番人気2着。4戦目で勝ち上がり、オークストライアルのスイートピーステークスで6番人気ながら2着に入りオークスへの優先出走権を獲得。オークス本番では17番人気だったが直線では一瞬オオッと思わせる激走で5着!!3歳秋には500万下、1000万下と連勝。準オープンでも2着2回、3着4回など上位の力を見せるが結局勝つことは出来ず、降級後の1000万下を勝ち計4勝。最後に勝った宇治川特別はその後自殺した後藤浩輝騎手の最後の勝ち鞍としてあまりにも記憶に鮮烈である。
生涯32戦。大きな故障もなく獲得賞金は1億円を超えた。気性も良く早期から始動できその子にも大きな期待がかかる。
母父はフジキセキ。4戦4勝。2歳時無傷の3連勝で朝日杯3歳Sを制し、1994年の最優秀2歳牡馬に輝いた。3歳初戦の弥生賞を楽勝して「三冠確実」とまで言われたが、直後に屈腱炎を発症。重症だったために引退して3歳春から種牡馬入りした。
種牡馬としては、ダートGT7勝のカネヒキリ、高松宮記念連覇のキンシャサノキセキ、NHKマイルCをレコード勝ちしたダノンシャンティ、初のクラシックホースとなった皐月賞のイスラボニータ、ヴィクトリアマイル連覇のストレイトガールなど数多くのGT馬、そして活躍馬を送り出し、サンデーサイレンス系の発展に貢献した。BMS産駒には、力強いスピードを武器とするダート重賞戦線の活躍馬が目立ち、サウンドトゥルー(チャンピオンズカップ)、ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック)らが出ている。BMSとしての評価は最高の「S」。素晴らしい成績である。
初子で兄第はいません。本馬は母の7歳の時の産駒で初子ながら馬格もあり期待は高い。
生産牧場のノーザンファームは、北海道勇払郡安平町早来源武にある競走馬の生産牧場。社台グループ。 1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。
トップレベルの牧場として「世界に通用する強い馬づくり」を実践。社台グループの中核として、数多くの名馬を生産・育成している。JRA生産者収得賞金は、2004年から2008年及び2011年から2018年が1位。2009年〜2010年は2位(1位は社台ファーム)とまさに日本の頂点を極める牧場。
屋内外2つの坂路コース、1周800mの周回コースなど充実した設備を誇るノーザンファーム早来。育成・調教の専門牧場として直線1200mの坂路コースを備えるノーザンファーム空港牧場。さらにはノーザンファームイヤリング等、施設は広大かつ最新、日々弛まぬ進化を続けている。
活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト(牡馬3冠他)、アーモンドアイ(牝馬3冠他)、キングカメハメハ(日本ダービー他)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート他)、カネヒキリ(ジャパンカップダート他)、シーザリオ(オークス他)、ジャングルポケット(日本ダービー他)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯他)、ブエナビスタ(ジャパンカップ他)、ラインクラフト(桜花賞他)など。
日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップです。その実力は疑う余地はありません。私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。
預託厩舎は手塚貴久厩舎です。手塚 貴久(てづか たかひさ)は1964年9月20日生まれ。日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンター北に所属する調教師。慶應義塾大学卒。
1989年5月、JRA競馬学校厩務員課程に入学し、10月より美浦・相川勝敏厩舎所属の厩務員となる。
1990年3月、美浦・佐藤林次郎厩舎所属となり、4月からは美浦・佐藤全弘厩舎所属の調教助手となる。
1998年、調教師免許を取得し1999年3月1日付で開業する。 4月11日、中山競馬場での第3競走に出走したフォージドチャンプが勝利し、のべ13頭目でJRA初勝利を挙げる。第16回フェアリーステークスをベルグチケットが制し、開業1年目でJRA重賞初勝利を挙げた。
2011年、アルフレードで朝日杯FSを制し、GT初優勝。
活躍馬が短距離に偏っていることから「短距離偏重」の厩舎としても有名であったが、ついに菊花賞や天皇賞春を制したフィエールマンを輩出した。
また、父・佳彦が足利競馬場の調教師(ドージマファイターなどを管理)をしていたことから、旧北関東競馬(廃止)に人脈が豊富である。
2019年6月12日現在、JRA通算491勝、勝率9.4パーセント、連対率18.0パーセント。GTは2018年の菊花賞、2019年の天皇賞春(いずれもフィエールマン)など5勝。重賞は22勝。昨年(2018年)は26勝、勝率8.2パーセント、連対率16.7パーセントとやや平年を下回る成績。本年(2019年)はここまで10勝、勝率7.1パーセント、連対率13.6パーセントとやや低調。
勝率は僅かに10パーセントに届かないがまずまず優秀。大舞台での活躍馬は少ないがコンスタントに成績を残すアベレージヒッター的厩舎で私の好むタイプの厩舎。
騎乗依頼は勝負気配の時は外国人騎手に依頼することが多く、他では戸崎圭太、嶋田純次、石橋脩、石川裕紀人各騎手などが多い。
馬体はガッチリしていてボリューム感がある。初子だと華奢な馬が出てくる可能性が高く心配だが、募集時点で馬体重が440キロと私の思う最低水準を超えている。クビ差しの角度が良い。繋ぎの角度も良く管が枯れていることから母同様故障のリスクは少ないと思われる。背中のラインはイマイチで全体的に母に感じたほどの魅力ある馬体ではない。
総合評価2.77と標準。全体的に高い評価ですが、募集価格が高く割り引かれています。しかし、産駒が活躍しまくっている父ロードカナロアは上記のように昨今はアーニングIDX2.00は超えていますし母の力をかなり引き出してくれるので期待は大きいです。母の繁殖黄金期の産駒ですし、母はコンスタントに故障もなく32戦を走ったタフな馬ですし、気性も良い馬でしたから良い子が出ていると思います。募集価格は高いですが、母同様4勝が目標です。
期待してるゾ、フロアクラフトの17!!
2019年2月14日に発表されましたフロアクラフトの17の競走馬名はPicture Pose(英語) ダンス用語の一種。母名より連想。勝利を決めた立ち姿を見せてほしいになりました。
すぐにフロアクラフトの子とは連想しづらいですが、覚えやすい名前で満足しています。これも強そうかと言われると、なんだかそうではない感じはしますが、母の競走成績は追い越して欲しいですね。
2018月9月28日
放牧地を動き回る姿には力強さが感じられました。
2019月5月15日
少しずつ気の強さが表面化してきている。負荷が高まるとカイバ食いが落ちることがある。
2019年6月キャロットクラブ会報
気性面の成長も伴ってきましたし、この時期の母と重なる能力の高さも感じられる。
これ以降は2019年7月17日に作成
7月16日に更新されましたクラブ公式HPピクチャーポーズの近況報告によりますと、ピクチャーポーズは以前と比べて動きが力強くなり、速めのメニューでもしっかり対応できるようになってきたということで、7月16日にノーザンファーム天栄へ移動したということです。
もう1頭の愛馬グランデマーレはもうすでに栗東トレセン入りをしてゲート試験にも受かっています。これで所持馬2頭共早期に北海道を脱出できてまずは一安心です。母のように早期に勝ち上がって欲しいですね。
7月17日に更新されましたクラブ公式HPピクチャーポーズの近況報告は次の通りです。
17日に美浦トレセン・手塚貴久厩舎へ入厩しました。「体の成長を促すために春時期の移動はありませんでしたが、それでも比較的順調に調整は進められていました。7月も半ばに差し掛かり、牧場からゲードだけでも検討してもらえないかという相談を受けていて、個人的にも始動に向けてそろそろ連れて来たいと思っていたこともあり、このタイミングでの入厩となりました。天栄を挟んだとは言え長距離移動で疲れはあるでしょうし、新しい環境に変わり気疲れもすることでしょうから、状態を確認するようにまずはゆったりと動かしていきます」(手塚師)
ということで16日にノーザンファーム天栄へ移動していたピクチャーポーズは7月17日に美浦トレセンに入厩したということです。これで近況報告も隔週から毎週になりますし楽しみですね。
手塚貴久先生的にはもう少しゆっくりと考えておられたみたいですね。母フロアクラフトが11月デビューだったからでしょうか。私は少しでも早くデビューして欲しい人ですし、この時期の入厩は嬉しいですね。
この後、まずはゲート試験合格を目指します。またその前後でJRA競走馬登録されるはずです。そうすれば細かな追い切り情報や入厩、放牧情報が即日に分かります。ゲート試験合格後、一旦放牧に出されるのか、そのままデビューまで行くのかわかりませんが一歩ずつ確実に進んでいますし楽しみです。
これ以降は2019年7月30日に作成
7月29日に発表されましたJRAのHPによりますと、7月25日の競走馬登録分92頭の中に我らが愛馬ピクチャーポーズの名前があり、無事JRA競走馬登録されました。
これで詳細な入厩放牧情報や追い切り情報が迅速に取得できます。楽しみですね。
これ以降は2019年10月24日に作成
7月17日の美浦トレセン入厩後、ゲート試験合格を目指していたピクチャーポーズでしたが、右トモ脚の飛節に腫れを生じ、フレグモーネを発症しました。その為運動を軽めに様子を見られており、ようやく9月13日にゲート試験を受け、見事一発で合格しました。
その間、安直に放牧に出さず、ずっと厩舎で状態を管理してくださり私としては良い先生だなと感じました。2歳戦で結果を残しておられる先生であり、ピクチャーポーズも2歳時に結果を残して欲しいと思います。・・・とはいえこの後は一旦放牧でしょうね。
ゲート試験合格後、右肩の出に硬さが出てきており、後肢をかばう面もあって疲労から来ているのかな…と判断され、9月18日にノーザンファーム天栄へ放牧に出されました。
長いことトレセンにいましたし、苦しい時間が続きましたからここは放牧に出してリフレッシュした方が良いと思います。
たたきつけるようなフォームなのでどうしても負担がかかりやすく両前膝に疲れやすさがあるように思えるとのことで注意されて観察されています。走り方は馬それぞれ独特ですからなかなかこれを矯正はできないでしょうが、少し厄介ですね。
これ以降は2019年10月28日に作成
10月24日に臨時更新されましたクラブ公式HPピクチャーポーズの近況報告によりますと、9月18日に疲労回復の為にノーザンファーム天栄へ放牧に出されていたピクチャーポーズは10月24日に美浦トレセンに帰厩したと言うことです。
ひと月前後の時間をかけてこれからじっくりと乗り込まれていくそうです。手塚貴久調教師がおっしゃるには「体のこなしを見ると硬さを感じ、調教のVTRを見ても力んでひと息で走ってしまうような印象を受けました。」ということで、このままだと短いところしか走れないのでは?ということでした。上手に走れるようになって欲しいですが、馬は生き物ですしいろんな個体がありますから上手く行きますかどうか。取りあえずどんな動きを見せてくれるのか楽しみにしています。
これ以降は2019年11月14日に作成
10月27日 美浦坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.3
3F 42.0
2F 27.9
1F 13.8
10月30日 美浦南ウッドチップ 重馬場 ゴール前仕掛け
石川裕紀人
5F 68.6
4F 53.3
3F 38.9
1F 12.5[5]
ゴルトベルク(2歳新馬)馬なりの外同入
11月3日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 41.8
2F 27.6
1F 13.8
11月6日 美浦南ウッドチップ 良馬場 強めに追う
石川裕紀人
5F 69.5
4F 54.5
3F 40.6
1F 12.8[5]
ゴルトベルク(2歳新馬)馬なりの内0.4秒追走0.2秒遅れ
11月10日 美浦坂路 良馬場 馬なり余力
助手
4F 55.8
3F 41.9
2F 27.7
1F 13.3
11月13日 美浦南ウッドチップ 良馬場 強めに追う
石川裕紀人
4F 50.9
3F 37.2
1F 12.9[3]
ゴルトベルク(2歳新馬)馬なりの内0.6秒遅れ
10月27日、ゲート試験時の時計がありませんでしたから、ピクチャーポーズにとってこれが1本目の追い切り時計と言うことになります。いきなりハロン14秒で追い切られています。上記動きが改善されない限り、そこそこのところまでしか行けません。しっかりと乗り込まれながら上手に走れるように改善していって欲しいですね。
10月30日、良い騎乗を見せている石川裕紀人騎手に調教をつけていただきました。こういう実績のある良い騎手に調教をつけていただくと馬もどんどん良くなる気がしますし嬉しいですね。実質1本目の追い切りで、これから徐々に時計を詰めていくと思います。その時にどのような動きを見せてくれるのか楽しみです。
手塚貴久調教師曰く「やや力みがあり、ストライドは伸びる感じではなく刻むようなピッチ走法ですね。天栄で見たときの印象と変わりはなく、やはり距離適性は短めのところにあるのかなという印象を受けます。1200mであればまず大丈夫と思ってしまいますが、それだと幅を狭めてしまいかねませんから、初戦は期待を込めて1400m戦を考えていきたいです。」(キャロットクラブ公式HP)ということでまだまだ走りは上手ではないようですね。無駄に体力を使ってしまい持っている力を全て出せないのでは?と心配してしまいます。1200mしか走れないとなるとレース選択が随分狭くなってしまいますから、手塚先生のお考え通り1400mから使っていくというのは大賛成ですね。これで勝てるくらいなら完成したときにはかなりのところまで行けるのでしょうが、期待半分、不安半分と言ったところですね。
デビュー予定が11月16日 東京4R 2歳新馬 芝1400mと発表されました。そのまま石川裕紀人騎手が乗ってくれるのか、或いはもっと成績上位の騎手を乗せてくれるのか、そのどちらでも良いですね。
11月3日、日曜日ですがハロン14秒程度の少し速めを乗られました。16日のデビュー戦に向けてピッチを上げているところですが、ピクチャーポーズにはしっかりとへこたれずについていって欲しいですね。次の水曜日の追い切りである程度の能力がわかりそうです。
11月6日、同じ2歳新馬と併せられ最後は少し遅れを取りました。競馬ブックでは”追走遅れ不安なし”という短評ですが、やはり併走馬よりも内を回っていますし、こちらは強めに対して相手は馬なりですし、同入したかったですね。
11月10日、日曜日もそれなりに速いところを乗られました。まだ出来上がってないんですかねぇ。ここまでは本日新馬勝ちしたグランデマーレほどの大物感は全くありませんが、次の水曜日はもう少し期待の持てる動きを見せて欲しいですね。
11月13日、今週も石川裕紀人騎手に追い切っていただきました。同じく今週出走予定の2歳馬と併せられていますが、またまた遅れをとっています。しかし、競馬ブックでは”遅れ心配なし”の短評。クラブ公式HPでも「向こうのほうが小柄だけれど伸びのあるいいフットワークで走る一方、ピクチャーポーズのほうはピッチ走法なので見た目の差が出てしまいますね。」(手塚貴久調教師)ということでそこまで深刻に考える必要はなさそうです。騎乗した石川裕紀人騎手の感触も悪くなかったそうです。
私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。追い切りの本数などは良いと思いますが、やはり動きという点では不満です。・・・とはいえ、走り方が上手でない以上、これ以上の動きは出ないでしょうし実戦にてどうなるかですね。
出馬想定表 11月16日 東京4R 2歳新馬 芝1400m フルゲート18頭 想定数11頭
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馬名 |
予定騎手 |
前走 |
着 |
人 |
過去着順 |
追い切り |
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イエローポピー |
武藤雅 |
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ヴィーヴァメジロ |
石川裕紀人 |
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ヴェンチュラスター |
ライアン・ムーア |
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エピクレーシス |
野中悠太郎 |
|
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キタノアゲイン |
野中悠太郎 |
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|
ココリミッション |
北村宏司 |
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ゼンダンラビット |
松岡正海 |
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|
ダフネオドラ |
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ピクチャーポーズ |
オイシン・マーフイー |
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B+ |
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ムーランアジュール |
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ラブキーセキ |
石橋脩 |
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フルゲート18頭のところに現在11頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジです。
これ以降は2019年11月16日に作成
出馬確定表 11月16日 東京4R 2歳新馬 芝1400m 出走数11頭
|
馬名 |
騎手 |
前走 |
着 |
人 |
過去着順 |
追い切り |
|
イエローポピー |
武藤雅 |
|
|
|
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|
ヴィーヴァメジロ |
石川裕紀人 |
|
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ヴェンチュラスター |
ライアン・ムーア |
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エピクレーシス |
野中悠太郎 |
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ココリミッション |
北村宏司 |
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ゼンダンラビット |
松岡正海 |
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ダフネオドラ |
菊澤一樹 |
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増 |
ナリタザクラ |
藤岡佑介 |
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ピクチャーポーズ |
オイシン・マーフイー |
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B+ |
増 |
ライチェフェイス |
クリストフ・ルメール |
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ラブキーセキ |
石橋脩 |
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表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬
フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面真ん中付近。
東京競馬場は、3コーナー手前で緩やかな昇り坂があり、3〜4コーナーにかけて下り坂になっている。しかし、傾斜角度はわずかなので、あまり神経質に考えなくていい。
最後の直線は長いが、逃げ・先行馬が有利。前半にダッシュ良く好位をキープし、3〜4コーナーのカーブで息を入れて、最後の直線で二の脚を使うのが理想。
特に条件クラスでは、先行力がある馬から入るのがセオリー。ただし、先行馬同士ではなかなか決まらず、後方に待機していた馬が最速上がりを使って2〜3着に突っ込んで来るケースが多い。
上級クラスになると展開が厳しくなり、マイル戦もこなせるスタミナ量が必要になってくる。GUの京王杯SCは、マイラータイプの馬の方が強いレース。逆にスプリンタータイプの馬は苦戦傾向にある。
有利な枠順 |
フラット |
有利な脚質 |
逃げ〜先行 |
ポイント |
先行力、マイルをこなせるスタミナ(重賞) |
種牡馬ベスト |
ダイワメジャー、ディープインパクト、ロードカナロア |
連対騎手ベスト |
戸崎圭太、ルメール、田辺裕信、福永祐一、三浦皇成 |
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|
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推定勝ちタイム |
良馬場 |
稍重馬場 |
重馬場 |
不良馬場 |
2歳新馬 |
1分24秒2 |
1分24秒7 |
1分23秒8 |
1分26秒4 |
2歳未勝利 |
1分23秒8 |
1分23秒8 |
1分23秒6 |
1分25秒4 |
2歳500万 |
1分23秒1 |
1分22秒5 |
1分22秒9 |
|
2歳オープン |
1分22秒6 |
1分22秒8 |
1分24秒7 |
1分25秒8 |
3歳新馬 |
|
|
|
|
3歳未勝利 |
1分23秒0 |
1分23秒3 |
1分24秒6 |
1分24秒9 |
3歳500万 |
1分22秒5 |
1分23秒1 |
1分24秒3 |
|
古馬500万 |
1分22秒6 |
1分22秒8 |
1分23秒7 |
1分24秒6 |
古馬1000万 |
1分21秒9 |
1分22秒7 |
1分23秒4 |
1分25秒7 |
古馬1600万 |
1分21秒5 |
1分22秒1 |
1分22秒4 |
|
古馬オープン |
1分21秒6 |
1分21秒7 |
1分22秒7 |
1分24秒6 |
ピクチャーポーズの鞍上は短期免許で来日中のオイシン・マーフィー騎手です。日頃調教をつけていただいている石川裕紀人騎手という選択肢もありましたが、腕のある外国人騎手に依頼されたということで期待の大きさが窺えます。
マーフィー騎手は2019年シーズンはついにイギリスにおいて168勝を挙げリーデイングトップに輝きました(昨年イギリス2位)。日本にも何度も来日しておられ勝率は18パーセントを超え(2019年11月10日現在)、名実共に超一流のジョッキーです。
追い切りの動きから馬の能力には疑問符がつきますが、そこは世界の名手の手綱捌きで能力以上のものを引き出して欲しいですね。
私ほっさん愛馬での騎乗は今回が初めてです。
2019年11月10日現在、JRA通算27勝、GTは日本では未勝利。重賞1勝。勝率18.2パーセント、連対率29.7パーセントと素晴らしい成績。昨年(2018年)は8勝、勝率19.0パーセントといきなり存在感を見せつけた。本年(2019年)はここまで19勝。勝率17.9パーセント、連対率30.2パーセント。
オイシン・マーフィー(Oisin Murphy)は1995年9月6日生まれの24歳。イギリスを拠点とする騎手である。ヨーロッパにおけるカタールレーシングの主戦騎手を務める。アイルランド・キラーニー出身。
デビュー前は叔父である騎手のジム・カロティー(Jim Culloty)から騎乗技術を学び、トミー・スタック(Tommy Stack)厩舎やエイダン・オブライエン厩舎で働いた。2012年にイギリスのアンドリュー・ボールディング(Andrew
Balding)厩舎の見習い騎手となり、翌2013年5月に初騎乗。1年目から41勝を挙げる活躍を見せる。2年目の2014年に英GUテンプルステークスを制して重賞初制覇。同年は76勝を記録し、イギリスの見習い騎手チャンピオンに輝いている。2016年は114勝、2017年は127勝を記録。2017年の仏GTフォレ賞をアクレイム(Aclaim)で制し、GT初制覇を果たす。
2018年7月にはロアリングライオンとのコンビでエクリプスステークスを制し、イギリスでのGT初制覇を飾った。同年は数々の大レースを制覇し、ワールドベストジョッキーシリーズでも2位にランクインした。
2014−2015年シーズンはアラブ首長国連邦で、2016−2017年シーズンは香港で短期免許を取得して騎乗している。
2012年の凱旋門賞でのオルフェーヴルと2014年のジャパンカップでのエピファネイアの走りに衝撃を受け、日本の競馬に強い関心を抱いた。2016年の年末には短期免許取得の希望を伝えていたが、2018年の夏前に取得条件を満たしたことで同年暮れの来日が実現した。
2018年12月15日から12月29日および2019年1月1日から1月28日までJRA短期免許を取得して初来日(身元引受調教師:国枝栄、身元引受馬主:(株)サトミホースカンパニー)。日本での騎乗開始初日の12月15日に中山10R(舞浜特別)をサニーダンサーで制してJRA初勝利。
2019年1月27日に根岸ステークスをコパノキッキングで制し、JRA重賞を初制覇。前年暮れからの1ヶ月半の短期免許期間で25勝を挙げた。
ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)
2019年11月10日 京都5R 2歳新馬 アドマイヤミランダに騎乗するオイシン・マーフィー騎手(5着/5番人気)。
競馬ブック
見解
「関西馬ナリタザクラは先週芝1400メートルVの僚馬と互角の動き。質量ともに本馬もVレベルの稽古内容で中心。木曜追加のライチェフェイスも水準以上。追って味あるヴェンチュラスター、ココリミッションも圏内。」
短評は「主力互角」
予想家の印
馬名 |
CPU |
吉田幹 |
林茂徳 |
吉岡哲 |
エピクレーシス |
|
|
|
▲ |
ゼンダンラビット |
△ |
|
△ |
|
イエローポピー |
△ |
△ |
△ |
|
ライチェフェイス |
◎ |
|
○ |
△ |
ラブキーセキ |
|
△△ |
|
|
ヴェンチュラスター |
▲ |
▲ |
▲ |
○ |
ココリミッション |
△ |
◎ |
△△ |
△ |
ピクチャーポーズ |
○ |
○ |
△ |
◎ |
ナリタザクラ |
△△ |
△ |
◎ |
△△ |
二重△は△△で処理
あとは無印
予想オッズ
馬名 |
予想オッズ |
ピクチャーポーズ |
3.4 |
ライチェフェイス |
3.7 |
ヴェンチュラスター |
4.6 |
ナリタザクラ |
5.4 |
イエローポピー |
7.9 |
ココリミッション |
8.6 |
ラブキーセキ |
22.4 |
エピクレーシス |
26.1 |
ゼンダンラビット |
27.6 |
以下32倍以上省略
デイリー馬三郎
本紙の見解
「◎ピクチャーポーズは軽快な反応と伸び脚で順調に調整を積んできた。血統馬らしく芯の入った走りを見せ、いきなりから動けるイメージだ。機動力もあるタイプだけに初戦向きだろう。しっかりと整えられてきた○ナリタザクラにも注目。〈石堂〉」
◎ ピクチャーポーズ
○ ナリタザクラ
▲ ライチェフェイス
× イエローポピー
☆ ココリミッション
△ ヴェンチュラスター
ピクチャーポーズは全13記者中 ◎(本命)印 7記者、〇(対抗) 3記者、▲(3番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 1記者
ピクチャーポーズ
「スピードがあって能力は高い。追ってから一本調子だし、好位につけたいね。」(手塚貴久調教師・デイリー馬三郎)
「スピードはあるけど、ケートの出が速くない。走りも一本調子だから、実戦でうまく流れに乗れるかどうかだね。」(手塚貴久調教師・競馬ブック)
先週の愛馬グランデマーレの新馬勝ちに引き続き2頭しかいない2歳馬のもう1頭・ピクチャーポーズがデビューします。
追い切りの動きはイマイチで走り方も忙しいピッチ走法。ゲートの出は悪く、追ってからが一本調子。同格の2歳新馬との併せ馬にも遅れを取りと、普通で考えれば新馬勝ちは無理でしょう。しかし、次の5Rと違い、なんとも相手に恵まれています。他の有力馬は仕上がりがイマイチだったり、たいした動きの馬が少なかったりと似たり寄ったりです。また手塚貴久先生はピクチャーポーズに”スピードがあって能力は高い”という良い評価をしてくれてもいます。走って見ないとわからないパターンで馬券は怖くて買えないですね(苦笑)。それでもメンバーに恵まれたこのチャンスをモノにして欲しいですね。
専門誌の評価は大きく割れていて、競馬ブックでは本紙本命でないどころか対抗でも3番手でもありません。かと思えば本命印を打ってくれているTMも少なくありません。デイリー馬三郎では本誌本命です。
血統だけなら本命なのでしょうが如何せん自信のない頼りない人気になりそうです。
これ以降は2019年11月17日に作成
ピクチャーポーズの馬体重は438キロ。馬三郎の推定馬体重は430キロでしたから、それよりは少し大きくて安心しましたが、レース後のマーフィー騎手によりますと、もう少し体が締まっていても良かったかもということで、次はもう少し減らして出てくるのでしょうね。
パドックでは気性の良かったフロアクラフトの子とは思えないくらい落ち着かず、まだまだお子ちゃまでしたね。これは何走かして落ち着いてくるのか、こういう馬なのか今後に注目ですね。もっとも1つ前のココリミッションがやたら暴れていたので尋常ではなかっただけかも知れませんが。
懸念されたスタートですが、そこは名手オイシン・マーフィー騎手。スッと上手く出し3番手に取りつきます。一本調子で決め脚がないそうですからこれで一安心です。
600Mは36秒3と新馬戦らしくスローな展開で流れ、俄然前が有利ですし、これはもしかするとこのまま勝てるのではないか!?と思いました。
道中はフロアクラフトの子らしく折り合いも良く、直線に向いても良い手応え。一瞬だけ伸びますが、スローのヨーイドンの決め脚勝負は分が悪く、距離ロスなく走っていた内の2頭にはどんどんと離され、勝ちはなくなります。それでも失速はせずこの馬なりに伸び続け、3着はあるかというところ、最後に有力馬の1頭ナリタザクラに抜かれて4着でゴール!!なんともジリ脚で、展開が向いてのこの着ですから、現状ではなんとか勝ち上がれるかというレベルです。
今回のピクチャーポーズの走破時計は1分23秒2良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分22秒8、勝ち馬の走破時計は1分22秒5でした。
私は事前にメンバーが軽いと言いましたが、結果的に軽くはなかったようです。競馬ブックの勝ち馬評にこうあります。
「軽い馬場ではあったが、新馬戦としては勝ち時計も優秀。昇級しても即通用のスピード。」
ということで、勝ち馬は非常にスピード豊富で、昇級しても通用するくらい。我らがピクチャーポーズも4着ながら競馬ブックの推定勝ちタイムからコンマ4秒しか離されておらず、追い切りの不甲斐ない動きからは悲観するほどではありません。
ピクチャーポーズ(4着)
「性格が凄くいいですね。まだ全体的に子供っぽいので、ここを使ってシャープになってきてくれればと思います。乗った感じスプリンターっぽい走りをするので、距離は1200〜1400メートルくらいがいいでしょうね。
」(オイシン・マーフィー騎手・競馬ブック)
「性格のいい馬ですが、今日はいかにも新馬らしいレースでした。全体的に子供っぽいところがあります。レースを使ってシャープな感じになればいいと思います。スプリンタータイプなので、次も1200mか1400mのレースでどんな走りをするか見てみたいと思います」(オイシン・マーフィー騎手・ラジオNIKKEI)
「すごく性格のいい馬だけど、新馬らしい若さがありました。全体的に子どもっぽいので、使ってシャープになれば。乗った感じはスプリンターのようなところがあったので、千二や千四がいい」(オイシン・マーフィー騎手・デイリー馬三郎)
「スタートが課題と聞いていましたし、出ない可能性があるから押して好位からという話をもらっていましたが、うまく対応してくれて、少し促すくらいで好位につけられました。決して悪くはありませんが、現状はまだ動ききれないところもあるように思います。もう少しフィットしてくれば走ってくれるはずです。距離に関してはもう一回1400mでもいいかと思いますが、1200mがベターのような気がします」(オイシン・マーフィー騎手・キャロットクラブ公式HP)
「ゲートはかなり心配していました。寄り付きが良くなく、入ってもガタガタして重心を後ろに下げがちだったので遅れる可能性は高いかもしれないと思っていました。その場合はこの馬の脚質を考えると後ろで構えていては厳しいだろうと思い、少し押してでも位置を取ってくれればとジョッキーに話をしていたんです。しかし、練習の甲斐あってなんとか体勢が悪くなり過ぎることはなく、まずまずのスタートを切ってくれました。王道の競馬をしてくれたのは良かったですが、初めてのこととあって走りが分からないところもあったのでしょうし、体が対応しきれないところもあったのかもしれません。ジョッキーに聞いても距離に関しては短い方がいいということだったので、次回は同じくらい、もしくは1200mあたりを考えるつもりです。ジョッキー曰く、体がもう少し締まっていても良かったかもという話でもあったので、状態如何では続戦も視野に入れたいと考えています」(手塚貴久調教師・キャロットクラブ公式HP)
これ以降は2019年11月29日に作成
ピクチャーポーズ(4着)
「二の脚を利かせて好位に取りつき、センス溢れる立ち回りを示す。直線の追い比べで見劣ったものの、コース替わりで前進がありそう。」(競馬ブック)
本賞金が110万円。内国産馬奨励賞が24万円。内国産牝馬奨励賞が18万円。特別出走手当が44.1万円。合計196.1万円。1口で割りますと3500円程度になると思われます。
私から見ると募集金額が高く設定されていたこともあり、”この走りでは・・・”と正直残念です。しかし、手塚先生は力を出し切れば楽しみとそこそこの評価をしてくださっていますし、競馬ブックも”センス溢れる立ち回りを示す”と非凡な評価をくださいました。ですのでまだまだ諦めずにまずは1勝を目指して応援していきたいと思います。少なくともクラシックだオークスだと言える馬では無さそうです。
キャロットクラブが世間が思う募集金額よりも高めに設定してきたときは、マイナス要因が少ない良い馬であることが多く、フロアクラフトも母の競走成績からは高すぎる募集金額設定でしたので過度に期待をしていました。ですので、私としても失望の言葉が並びますが、まだまだ馬が若く成長すれば楽しみな部分も少なくありません。また、未勝利戦くらいは勝ち上がれそうな能力は見えましたし、まずは初優勝ですね。
関東馬で関西の私がピクチャーポーズに会えるのはいつになるかわかりませんが、やはり直に馬を見たいですね。続戦してくれるみたいですし次のパフォーマンスに期待したいと思います。人気は落ちるでしょうが人気を上回る走りを見せて欲しいものです。
頑張れピクチャーポーズ!!応援しているぞ!!
最後までご愛読ありがとうございました
2019年6月12日立ち上げ 7月17日、30日、10月24日、28日、31日、11月6日、14日、16日、17日、29日加筆