ベルディーヴァ(ハルーワソングの12) 第9戦


キャロットクラブ出資愛馬第25号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ42パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては1つ上の兄ジェットブラックと2年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治1年間(>_<)。

骨折箇所が悪く、競走馬としての復帰すらも危ぶまれた。そこから約1年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで9頭を交わすがそこまで。ただ素質は十分感じられたし、もっと競馬上手になればやはり2つ3つは勝てる馬だと確信した。

2戦目は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる2000mに出走したものの、最後で脚が上がってしまい10着大敗と優先権すら取れなかった。これは距離が長かったと判断できる。

しかし、優先権を取れないことで出走希望の芝の短距離には出られず、3戦目はダートに挑戦。ここでも良いところがなく10着大敗。これも1700mという距離が長く感じた。

距離云々はあることは間違いないが、期待馬が走って見れば9着10着10着と全く結果が出ず。

ついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。距離は初めて1400mという短いところを走り、見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!

馬体は素晴らしいし、兄のマーティンボロも3歳8月で勝ち上がり現在重賞2勝馬。母の晩年の産駒は晩生でこれからの成長が楽しみ。おそらくあと2つは勝てる馬。

昇級初戦は16頭立ての6番人気。出遅れて8番手追走。最後までジリジリと伸びているが人気通りの6着。しかし、3着馬とはハナ、クビ、クビ差とほとんど差は無く、勝ち上がったレースよりも時計も確実に詰めている。

そしてその次のレースは、2番人気2着、次は2番人気5着と人気も結果もクラス上位。

4歳6月のクラス編成で降級の恩恵を受けるには後がない前走はここまでの実績と相手関係から1番人気に支持されるが、スタートでは勢いがつかず、道中は手応えが悪く押っつけ通し、4角ではもう余力がなく直線では1度も勝ち負けに絡めずに早々に失速。およそ1番人気馬とは思えない凡走で大敗。

新潟までの輸送で馬体重は前走マイナス16キロと激減。新潟へ向かう馬運車の中からとにかくイレ込みがキツくて発汗も激しく、パドックで周回する頃には空気が抜けてしまったようにおとなしくなってしまっていたとのこと。どうやら輸送は良くないようだ。

残念ながら4歳6月の降級は叶わなかったが、500万クラスでは能力上位は明らか。まずは確実に1つ勝ちたい。


前走後、肉体面の疲れは感じられず、減っていた体も元に戻っているが、優先出走権を逃してしまい、短期でも放牧に出してリフレッシュさせようということで5月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

6月1日に栗東トレセンに帰厩しました。

6月19日 阪神6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量にミルコ・デムーロ騎手を確保で出走予定だったが、トレセンで調整中に右トモ脚を跛行してしまい、6月10日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

高野友和先生の所は素晴らしい馬が揃っているのにトレセンでの故障が多い。もう少しなんとかならないものか。

7月19日に骨折の疑いで見舞金を請求したことが明らかになりました。残念ながら長引きそう。

齋藤崇史厩舎に転厩。

3月31日に栗東トレセンに帰厩。


4月23日 京都7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量にクリストフ・ルメール騎手で出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は11頭。ベルディーヴァは11か月も間隔が空いているので出走は確実。11頭と想定数は少ないが、内6頭が優先出走権持ちと決して楽ではないメンバー。結局14頭で確定。

正直、出走はまだ早かろうと思うが、最も適切なレースにクリストフ・ルメール騎手で出走できるというのであればそりゃ出たい。1度使われて次ぎが本番と言った感じになるだろうが、いきなりある程度上位に来てくれるのなら楽しみ。とはいえ、まずは無事にレースを終えてくれることが大切。


6着/4番人気。

さすがルメール騎手、抜群の騎乗で直線では一瞬3着はあるかと思われたが、最後は脚が上がってしまい失速。

長期休養明けでこの内容なら1度使われた次走はもう少し前進できるはず。


レース回顧と時計の分析、レース後のクリストフ・ルメール騎手と齋藤崇史調教師のコメントを掲載。

(2017年4月24日完結)

2016年5月25日立ち上げ

●前走後、肉体面の疲れは感じられず、減っていた体も元に戻っているが、優先出走権を逃してしまい、短期でも放牧に出してリフレッシュさせようということで5月20日にノーザンファームしがらきへ放牧

 牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じていた我らが愛馬ベルディーヴァですが、2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折し全治1年間の診断(>_<)。 デビューできるかも危ぶまれました。

 そこからなんとか順調に回復し、約1年遅れのデビュー戦では、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで9頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの9着。それでも素質は十分感じられましたし、もっと競馬上手になればやはり2つ3つは勝てる馬だと確信できました。

 2戦目は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる2000mに出走し、しかも前4番手の良いポジションが取れましたが、結果的に距離が長く最後で脚が上がってしまい10着大敗と優先権すら取れませんでした。

 3戦目は芝のレースには出走が難しいことからダート1700mに出ましたが10着とこれまた大敗。距離も長く、砂を被るのを嫌がるのでダートは難しいように思えました。

 そしてついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。その週のスーパー未勝利戦はベルディーヴァの適鞍と思われるのは芝1600mとダート1400mの2鞍。どちらかと言えばダートよりも芝向きですが、今までの走りから距離は少しでも短い方が良いということで高野友和先生はギリギリまで相手関係や乗れるジョッキーを比較検討。結果的に想定段階でも明らかに弱面揃いでしかも当時全国騎手リーディングトップで98勝も挙げ絶好調の福永祐一騎手を確保できたダート1400mに出走。抜群の騎乗で見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!最後の最後で早々の引退を免れました。

 ベルディーヴァはなんやかやと言ってもそこまでは9着10着10着と全く結果が出ていませんでしたから、ここもある程度負けてしまうと地方転厩も何もなく、即日引退が濃厚でした。優勝であればだれもなんの文句もありません。現役が続行できます。嬉しかったですねぇ。

 馬体は素晴らしいですし、兄のマーティンボロも3歳8月で勝ち上がり現在重賞2勝馬です。母の晩年の産駒は昨今晩生で、これからの成長が楽しみです。おそらくあと2つは勝てる馬だと思います。


 昇級初戦は16頭立ての6番人気。出遅れて8番手追走。最後までジリジリと伸びていますが人気通りの6着。しかし、3着馬とはハナ、クビ、クビ差とほとんど差は無く、勝ち上がったレースよりも時計も確実に詰めています。そしてその次のレースは、2番人気2着、次は2番人気5着と人気も結果もクラス上位であとは順番待ちという感じでした。

 4歳6月のクラス編成で降級の恩恵を受けるには後がない前走は、ここまでの実績と相手関係から1番人気に支持されますが、スタートでは勢いがつかず、道中は手応えが悪く押っつけ通し、4角ではもう余力がなく直線では1度も勝ち負けに絡めずに早々に失速。およそ1番人気馬とは思えない凡走で大敗してしまいます。

 新潟までの輸送で馬体重は前走マイナス16キロと激減。新潟へ向かう馬運車の中からとにかくイレ込みがキツくて発汗も激しく、パドックで周回する頃には空気が抜けてしまったようにおとなしくなってしまっていたとのことでした。どうやら輸送は良くないようですね。

 前走の大敗により残念ながら4歳6月の降級は叶いませんでしたが、500万クラスでは能力上位は明らかです。まずは確実に1つ勝ちたいですね。


 前走後、肉体面の疲れは感じられず、減っていた体も元に戻っているものの、優先出走権を逃してしまい、短期でも放牧に出してリフレッシュさせようということで5月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 次走は阪神開催で使われる予定です。阪神で適鞍ということになりますと6月19日 阪神6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量が目標だと思われます。

これ以降は2016年6月2日に作成

●6月1日に栗東トレセンに帰厩しました。次走は6月19日 阪神6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量に出走予定!!

 以下は6月2日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
1日に栗東トレセンへ帰厩しました。2日は軽めの調整を行いました。「発汗が激しかった前走後はすぐに厩舎で水分補給などを行い、その後はNFしがらきへ放牧に出して心身のケアを行ってもらいました。短期間ではあったものの、牧場でうまくリフレッシュすることができて疲れも抜けたようでしたので、今週から始まる阪神開催を目標に昨日帰厩させています。今のところは3週目の牝馬限定のダート1200m戦に向けて調整を続けていく予定です」(高野師)19日の阪神競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)にM.デムーロ騎手で出走を予定しています。
 ということで5月20日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出されていたベルディーヴァですが、6月1日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 更に次走の予定も発表されました。やはり事前の予想通り6月19日 阪神6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量に出走予定ということです。鞍上がミルコ・デムーロ騎手確保ということで今までにもまして楽しみですね。輸送もないですし、前走のようなことにはならないでしょう(相当願望含む)。

これ以降は2016年6月14日に作成

●トレセンでの右トモ脚跛行で予定のレースは回避し6月10日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 以下は6月9日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。

「来週の競馬に向けて順調に調整できていたのですが、水曜日の朝、右トモ脚をハ行してしまい、その後は舎飼で様子を見ています。すぐにレントゲン検査を行いましたが、以前骨折した箇所を含めて骨には異常ありませんでした。歩様は、常歩、速歩ともに問題ないものの、ダクだと気にしている様子。今朝もいろんな角度から何枚もレントゲンを撮ったのですが、骨折の所見はありませんでした。診療所の獣医の説明によると、球節の上部に骨膜が出ているので、おそらくそこが炎症のようになって気になるのではないかとのことでした。幸い大きな問題はないとの所見でしたが、1ヶ月ぐらいは無理をさせない方がいいそうで、明日いったん放牧に出させていただくことにしました。なかなか順調に行かず会員の皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」(高野師)10日にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

 ということで、6月19日 阪神6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量にミルコ・デムーロ騎手を確保で出走予定だったベルディーヴァですが、トレセンで調整中に右トモ脚を跛行してしまい同レースを回避、放牧に出されることになりました。翌10日の臨時更新でノーザンファームしがらきへ放牧に出されたことが報告されました。

 高野友和先生の所は素晴らしい馬が揃っているのにトレセンでの故障が多いですね。この10日にはジャパンカップを勝ったショウナンパンドラの左第3中手骨遠位罅裂骨が発表になりました。これもトレセンでのことなんですよね。

 他にもシャイニングレイにしてもポルトフォイユにしても、有力馬を故障させてしまっています。かなり良い馬をたくさん預かっているんですし、しっかりと故障させずに進めて、もっと勝ち星を挙げて行かないといけない厩舎だと思います。そして手元に置いている状態、すなわちトレセンでの故障が多いのはいただけません。

 私がもっとも愛馬に乗って欲しいミルコ・デムーロ騎手を確保していただいていましたし、今度こそはの気持ちでしたからショックですね。

 ただ、幸い骨には異常がないということで1か月そこらで戻って来られそうですから、そこは不幸中の幸いです。

これ以降は2016年7月21日に作成

●骨折の疑いで見舞金を請求。残念ながら長引きそうです

 以下は7月19日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。

「これまでマシン運動やトレッドミルによる調整で様子を見てきて、次の段階に進める前に改めてレントゲン検査を行ったところ、以前傷めた箇所に骨折の疑いがあることが分かったため、見舞金の申請を行いました。放牧時もうっすら見えていた骨膜部分がやや大きくなっているという程度の非常に軽微なものですので、この後もこちらでケアをしながらじっくりと調整をしていく予定です。ご心配をおかけして申し訳ございません」(NFしがらき担当者)

 ということで、どうやら以前骨折した箇所がまた骨折しているようです。見舞金を請求していますから少なくとも3か月は治療に要するのでしょうね。残念ですが仕方ありません。それにしても同日同厩舎のクルーガーも骨折の再発が報告されました。何度も書きますが、高野友和先生のところは故障馬が多いんですよね。もう少し注意深くケアをしっかりとやって欲しいですよね。

これ以降は2016年10月5日に作成

●齋藤崇史厩舎に転厩

 以下は9月29日に臨時更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。

現在はNFしがらきにてトレッドミルを中心とした調整を行っており、少しずつではありますが患部の状態は確実に良くなってきている状況です。もうしばらくは軽めの調整で様子を見ていくことになりますが、もちろん傷が癒えくればトレセンへの移動も視野に入ってくることになりますし、その際、または今後よりスムーズな入退厩を行い出走機会を増やしていけるよう、活躍馬を多数管理する栗東・高野友和厩舎から、斉藤崇史厩舎への転厩を予定しております。会員の皆様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 ということでベルディーヴァは高野友和厩舎から齋藤崇史厩舎に転厩になりました。これだけの馬で高野友和先生は1勝しか結果を残せず2度も故障させ、これは仕方がないですねぇ。


 齋藤崇史(さいとう たかし)は1982年8月29日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属する1年目の調教師である。

 神奈川県出身。競馬に全く関係のない家庭に生まれ、中学の同級生の影響を受けて競馬ファンになり調教師を目指す。日本獣医畜産大(現日本獣医生命科学大)に入学。4年生の時にアイルランドの厩舎で5か月ほど研修。卒業後ノーザンファーム早来に就職。林厩舎所属。その後松永幹夫厩舎で調教助手としてレッドディザイアで秋華賞を制する。

 2015年2月に調教師免許試験に合格。2016年3月1日付けにて調教師として新規開業。初勝利は同3月19日2回中京3日目12Rゴールドエッセンス。


 2016年10月5日現在、JRA通算4勝、勝率3.6パーセント、連対率10.9パーセント。重賞未勝利。


 騎乗依頼は勝負騎手はミルコ・デムーロ、福永祐一、川田将雅、浜中俊 各騎手だが、どちらかと言えばそれらよりも藤岡佑介、中谷雄太、北村友一、松山弘平など中堅の騎手を使うことが多い。


 これからの調教師さんで順調に勝ち星を伸ばしていかれることを期待します。


 関東に転厩ではなく私の地元関西の厩舎に転厩ですからこれからもどんどん競馬場に会いに行けますし良かったです。

これ以降は2017年4月4日に作成

●3月31日に栗東トレセンに帰厩しました

 昨年6月10日から脚部不安の為にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたベルディーヴァですが、あれから9か月以上経った2017年3月31日、栗東トレセンへの帰厩がクラブ公式HPにより発表になりました。いやぁ〜、長かったですねぇ。しかし、これで安心ではありません。同じ場所の2度目の骨折ですし、次も同様な症状が出てくれば引退期限から言っても引退は確実です。少なくとも500万クラスまでは勝てる能力があると思っておりますし、まずは順調に復帰して叩いて次の2戦目である程度の走りを見せて欲しいですね。齋藤崇史先生の手腕に期待です。

これ以降は2017年4月20日に作成

●追い切り情報(4月20日更新)

前走前 5月11日 栗東坂路 不良馬場 叩き一杯
2回
助手
4F 54.9
3F 40.1
2F 25.7
1F 12.5
ショウナンバローネ(古馬1000万下)叩き一杯を0.1秒追走0.4秒先着



6月5日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 58.8
3F 42.7
2F 27.0
1F 13.1
ショウナンバローネ(古馬500万下)馬なりに同入


4月5日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
5F 72.8
4F 56.8
3F 41.7
1F 12.8[7]


4月9日 栗東CW 不良馬場 馬なり余力

助手
キリで見えず


4月12日 栗東CW 不良馬場 馬なり余力

助手
5F 73.8
4F 57.1
3F 40.9
1F 12.3[9]
ヒマワリノヤクソク(3歳未勝利)一杯の外を0.5秒先行0.2秒遅れ


4月19日 栗東CW 重馬場 馬なり伸びる

助手
6F 86.5
5F 69.8
4F 53.8
3F 38.9
1F 11.8[8]
アイファーウタオー(古馬500万下)馬なりの外を1.1秒先行クビ先着
 6月5日、1日に帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。まだ出走は2週間後ですし十分仕上がります。終いまでしっかりと伸びて良い状態と思います。

 4月5日、3月31日に齋藤崇史厩舎へ入厩後初めての追い切り時計を計時しました。まだ長期休養明けの1本目で時計などを気にする段階ではありません。まずはトレセンで追い切れるほどまで復活してくれたことを喜びたいですね。
 以下は同日(4月5日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「このたび声をかけていただいて、預からせていただくことになりました。厩舎スタッフ一同いい結果を出せるように努めていきますのでよろしくお願いいたします。昨夏に右トモ球節を傷めていたようですが、牧場でももう15−15をしっかり乗り込んで順調に調整が進められていたことから先週の金曜日に入厩させており、今朝はCWコースで3頭併せを行いました。これが最初の時計となりますので、今日は無理して抜かそうとせず相手を追走してくるようにと指示。道中は前に2頭を見ながら最後は少し離されてしまいましたが、完全に馬なりの手応えでしたし、予定どおりの調教ができました。今のところはカイバもよく食べてくれていますし、極端な太目感もなく状態は良好ですね。ただ、すぐにスイッチが入ってカーッとなりそうなところは見受けられますので、そのあたりには注意しながら進めていきたいと思います。番組についてはもう少し動かしていってから検討していきます」(斉藤崇師)
 ということで、齋藤崇史先生から初めてのコメントを頂戴しております。愛馬グリューヴァイン同様スイッチが入りやすくレースで力を出し切るにはいろいろと注文がつく馬です。上手く活躍させて欲しいですね。

 4月9日、追い切ったことは間違いないですが、キリの為に見えず、時計も気配もありません。しかし、順調に追い切りをこなせているということで安心ですね。

 4月12日、まだまだ軽め調整ですが陣営としては予定通りだということです。
 以下は同日(4月12日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「今朝はCWコースで3頭併せを行いました。3頭の一番前を走り、終始馬なりの手応えで見ていても本当にいい動きだなと思えました。やればいくらでも時計が出てしまいそうなので、とにかくやりすぎないように注意していますが、ここまでは予定どおりの調教メニューで順調に進めることができています。昨日の時点で476キロと数字的に太目感はないので、あとはもう少し必要な筋肉がついて体が締まってくればいいですね。脚元も特に変わりないですし、馬は落ち着きもあっていい状態ですから、今のところは来週の競馬で使っていくつもりです」(斉藤崇師)23日の京都競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)にルメール騎手で出走を予定しています。
 ということで、次走は4月23日 京都7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量にクリストフ・ルメール騎手で出走予定と発表されました。正直、出走はまだ早かろうと思いますが、最も適切なレースにクリストフ・ルメール騎手で出走できるというのであればそりゃ出たいですね。1度使われて次ぎが本番と言った感じになると思いますが、いきなりある程度上位に来てくれるのなら楽しみですね。とはいえ、まずは無事にレースを終えてくれることです。

 4月19日、併走相手に先着と言っても、1秒以上の差を貰ってのものですから強調はできませんが終いまでしっかりと伸びていて上がり1ハロンは11秒台となかなかの動きと思います。
 競馬ブックでは”手応え十分”、デイリー馬三郎では”追毎良化B”とどちらも高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(4月19日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「今朝もCWコースで3頭併せを行いました。道中ゆったりとしたペースで走り、4コーナーで3頭馬体を並べて直線に向いたのですが、最後まで馬なりの楽な手応えでいい動きを見せてくれました。気性面には十分注意しながら進めているのですが、カッカするようなこともなく落ち着いていますし、息遣いも良好ですね。長い休み明けなのでいきなりからは何とも言えませんが、体もだいぶ締まってきていて状態は良さそうですし、ここでどんな競馬をしてくれるか楽しみにしたいと思います」(斉藤崇師)23日の京都競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)にルメール騎手で出走を予定しています。
 ということで楽な手応えでかつ息遣いも良かったとのことです。ベルディーヴァが負ける時は最後に失速してしまいますから、今回のような長期休養明けはそれが特に心配でしたが、齋藤先生の言葉通りなら最後までしっかりと走ってくれそうです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。故障明けだから仕方がないのですが、強い負荷をかけられていないことが不満です。また全体的な動きを見るとお世辞にも良い動きとは言えません。追い切りの流れからは1度使われて次という匂いがします。

●気になる出馬想定表(4月23日 京都7R)

出馬想定表 4月23日 京都7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 フルゲート16頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
チカリータ 武豊  3/18 500万 中京ダ1400 10
テイエムジョウネツ 富田暁  4/02 500万 阪神ダ1800
ディナスティーア  4/08 500万 福島ダ1700 10
ティーゲット 熊沢重文  3/25 500万 中京ダ1400 14 11 13
トラストマヴィア 荻野琢真  3/25 500万 阪神ダ1200
バークレアヴィガ  3/25 500万 中京ダ1400 14 12
ピアレスピンク 松山弘平  2/25 500万 阪神ダ1400 12 16
ベルディーヴァ クリストフ・ルメール  5/14 500万 新潟ダ1200 11 B+
ボクノナオミ 中谷雄太  3/25 500万 中京ダ1400
ミスズマンボ 幸英明  3/25 500万 中京ダ1800 13 10 11
ラバニーユ  4/08 500万 阪神ダ1400 14 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在11頭出馬想定されています。ベルディーヴァは11か月もの間隔が空いていますので出走は確実です。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 4月23日 京都7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
クリノセゴビア 酒井学  4/16 500万 阪神ダ1400 10
チカリータ 武豊  3/18 500万 中京ダ1400 10
テイエムジョウネツ 富田暁  4/02 500万 阪神ダ1800
ティーゲット 熊沢重文  3/25 500万 中京ダ1400 14 11 13
トラストマヴィア 荻野琢真  3/25 500万 阪神ダ1200
バークレアヴィガ 松若風馬  3/25 500万 中京ダ1400 14 12
ピアレスピンク 松山弘平  2/25 500万 阪神ダ1400 12 16
ブライティアベル 佐藤友則  4/16 500万 福島芝1800 14 14 14 15 12 14
ベルディーヴァ クリストフ・ルメール  5/14 500万 新潟ダ1200 11 B+
ボクノナオミ 中谷雄太  3/25 500万 中京ダ1400
マヤブリリアント 川又賢治  4/09 500万 阪神ダ1200 12 16 11 15
ミスズマンボ 幸英明  3/25 500万 中京ダ1800 13 10 11
モズワッショイ 川須栄彦  4/15 500万 福島ダ1150 10 12 10
ラバニーユ ミルコ・デムーロ  4/08 500万 阪神ダ1400 14 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●京都ダート1400mコース解説

 フルゲートは16頭。スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト クロフネ、キングカメハメハ、フジキセキ、ハーツクライ
連対騎手ベスト 川田将雅、福永祐一、幸英明、岩田康誠、池添謙一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

●騎手はクリストフ・ルメール騎手 ほっさん評価「S」

 今回のベルディーヴァの鞍上はクリストフ・ルメール騎手を確保していただきました。私が愛馬に最も乗って欲しい騎手の一人です。昨年は186勝で全国騎手リーディング堂々の2位。1位の戸崎圭太騎手とは1勝差。後ろとは51勝も差が開いていました。そんな超一流の騎手ですが、ベルディーヴァの騎乗は2度目。前回は昨年1月にワンパンチ足りない愛馬ベルディーヴァに騎乗していただき、抜群の騎乗で2着に持って来てくださいました。その一戦がベルディーヴァの過去最高着です。

 その前にはマデイラに騎乗していただき、見事な騎乗で新馬勝ちから18戦500万クラスで燻っていたマデイラを勝ち上げてくださいました。乗り難しいマデイラのような馬でもさらりと乗りこなしてしまう騎手は早々居ません。

 ルメール騎手が乗ってくれるというだけでワクワクドキドキですね。常識的には今回は長期休養明けで勝ち負けにはならないと思いますが、なんだか上位に持って来てくれそうな気さえしてしまいます。とにかく楽しみです。

 昨年は東京でグリューヴァインに騎乗していただく予定でしたが除外されてしまい縁がありませんでした。今回はあのガッカリ感は味わいたくありません。まずは確定してゲートオープンして欲しいですね。


 2017年4月14日終了現在、中央通算578勝、勝率16.3パーセント、連対率29.3パーセント。GTは菊花賞(サトノダイヤモンド)やディープインパクトに土をつけたハーツクライでの有馬記念やウオッカでのジャパンカップなど10勝。重賞は43勝。
 昨年(2016年)は中央186勝、勝率23.7パーセント、連対率37.5パーセントと驚異的な数字で全国リーディング2位。1位の戸崎圭太騎手とは僅か1勝差。本年(2017年)は現在35勝、勝率15.5パーセント、連対率29.6パーセントと昨年ほどの好調さはないが通年程度の高い成績を残している。全国騎手リーディング4位。



 クリストフ・パトリス・ルメールChristophe Patrice Lemaire )は、1979年5月20日フランス出身の37歳。2015年3月からJRAの所属騎手。ミドルネームの「パトリス」はフランスの障害競馬界で名を馳せた父親の名前からとった。


 父パトリスの勧めにより競馬学校ではなく普通の学校に進学し、学校が休みの週末に厩舎を出入りすることで騎乗技術を磨き1999年にフランスの騎手免許を取得し騎乗を開始。フランスで競馬学校を経由せず騎手になるのは障害騎手ではよく見られるが、平地騎手では稀な例である。

 2003年に仏リーディング7位、同年の仏GTパリ大賞を制するなど順調に実績を積み重ねている。

 2002年よりJRAの短期免許制度を利用し中央競馬でも騎乗を開始。当初は中京や小倉といったローカルを中心に活躍。

 2004年のダンスインザムードで天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップともに2着、コスモバルクでジャパンカップ2着、2005年のダイワメジャーでマイルチャンピオンシップ2着、ハーツクライでジャパンカップ2着するなどの実績を残すも、中央の重賞勝利には恵まれていなかった。しかし2005年の有馬記念でハーツクライに騎乗すると、これまで追い込み一辺倒であった同馬で先行するレースを見せ、同年の無敗の三冠馬ディープインパクトに初めて土をつける大仕事をやってのけ、初重賞勝利をGTで飾ったと同時に、オリビエ・ペリエから続く外国人騎手による同競走の連勝記録を4に伸ばした。

 2006年のドバイシーマクラシックでは、ハーツクライに騎乗し優勝した。また、サンクルー大賞ではプライドに騎乗し、最強と目されていたハリケーンランを破った。

 2007年は、1度目の短期免許期間中に、統一JpnTの川崎記念をヴァーミリアンに騎乗して制し、2度目の短期免許期間中の12月15日には愛知杯をディアデラノビアに騎乗して制した。この勝利で外国人騎手史上4人目となる中央通算100勝を達成した。

 2008年、サンタラリ賞連覇を達成。日本でも2度短期免許を取得し、2度目の短期免許期間中の11月16日に行われたエリザベス女王杯ではリトルアマポーラに騎乗し優勝。さらに12月7日に行われたジャパンカップダートではヴァーミリアンを選択した主戦騎手の武豊に代わってカネヒキリに騎乗し優勝。(後に武は負傷し、ヴァーミリアンも乗り代わり)中央競馬GTの勝利数を3に伸ばした。

 2008年12月29日から2009年1月28日まで地方競馬の短期免許を取得した。所属厩舎は船橋の川島正行厩舎となる。これで、東京大賞典と川崎記念に騎乗可能となり実際、カネヒキリで東京大賞典と川崎記念共に勝利した。

 2009年も1月と11月に短期免許を取得し、短期免許期間中に4度海外渡航(行き先はドバイ、香港)し、アースリヴィングに騎乗してUAE1000ギニーとUAEオークスで2着となっている。12月5日と6日の2競走で走路妨害による降着となり、12月12日から12月26日まで開催5日間の騎乗停止処分を受けた。このため香港国際競走には騎乗できなくなった。なお、12月8日の香港騎手招待競走は騎乗停止期間外のため、予定通り香港には渡航している。海外では5月10日にプール・デッセ・デ・プーリッシュを騎乗契約を結んでいるジャン=クロード・ルジェ厩舎所属のイリューシヴウェイヴに騎乗して制し、翌週の5月17日に行われたサンタラリ賞(第4競走)をルジェ厩舎所属のスタセリタで、イスパーン賞(第5競走)をルジェ厩舎所属のネヴァーオンサンデーに騎乗して制し、同じ厩舎所属馬でGT競走3連勝を達成し、同時にサンタラリ賞3連覇も達成した。

 2010年のシーズンから、それまで主戦を勤めていたクリストフ・スミヨンに代わり、アーガー・ハーン4世所有馬のフランスにおける主戦を任されることに決まった。それに先駆け、2009年のエリザベス女王杯でシャラナヤに騎乗した(結果は4着)。

 2015年、JRAの騎手免許試験を初めて受験し合格。同時に合格したミルコ・デムーロと共に、外国人として初めてJRAの通年免許を取得した。2月27日、調整ルームでTwitterを使用し、JRA通年免許取得後のデビュー戦となった3月1日の阪神競馬場で騎乗予定の6鞍は全て乗り替わり、3月1日から3月30日まで30日間の騎乗停止となった。そのため、実質的なデビューとなったのは同年4月4日・5日の騎乗であった。その5日に移籍後初勝利がいきなりの重賞(大阪杯)制覇であり、デムーロも移籍初週に阪急杯を制覇しているため、両名とも移籍初週に重賞制覇デビューとなった。

 「スタートのうまさに定評があり、馬との呼吸の取り方は抜群。追ってシャープに馬を伸ばす。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績 (4戦1勝)

 2010年 2月21日 クリンゲルベルガー 1000万下        東京芝1400m 10着/10番人気
 2014年 1月11日 マデイラ        500万下         京都芝2200m 1着/5番人気
 2016年 1月16日 ベルディーヴァ    500万下         京都ダ1400m  2着2番人気
 2016年 6月25日 レンベルガー     3歳未勝利        阪神芝1800m 15着/7番人気


2012年12月2日 阪神11R ジャパンカップダートでグレープブランデーに騎乗するクリストフ・ルメール騎手(11番人気5着)。

これ以降は2017年4月22日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ボクノナオミは先行するようになって安定感が出てきた。直線に坂のない京都なら押し切り可能。チカリータは牡馬相手でも崩れなかった。限定戦なら勝ちを意識できる。キッカケ掴んだラバニーユ、タメれば終い確実なトラストマヴィアにも注意。」


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
トラストマヴィア △△ △△
マヤブリリアント
ベルディーヴァ
ラバニーユ
チカリータ
ボクノナオミ △△
テイエムジョウネツ △△
ティーゲット
クリノゼゴビア
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
チカリータ 2.7
ボクノナオミ 3.7
ラバニーユ 5.2
テイエムジョウネツ 8.7
ティーゲット 10.4
トラストマヴィア 10.9
ベルディーヴァ 13.6
モズワッショイ 32.6
クリノセゴビア 33.1
以下34倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ベルディーヴァ 74 74 66 53
チカリータ 77 62 77 72
ラバニーユ 74 65 67 74
ボクノナオミ 82 64 75 76
テイエムジョウネツ 72 63 63 70
ティーゲット 74 65 62 74


デイリー馬三郎

本紙の見解

「芝でジリっぽい競馬が続いていた◎ラバニーユが、ダートに変わった前走で小差C着。砂をかぶりつつも流れに乗った競馬で収穫は大きかった。牝馬限定戦となる今回は前走以上に走れるはずだ。千四での安定感が光る○チカリータが相手。〈浜口〉」

◎ ラバニーユ
○ チカリータ
▲ ボクノナオミ
× ベルディーヴァ
☆ トラストマヴィア
△ テイエムジョウネツ
△ ティーゲット



ベルディーヴァは全13記者中 ▲(3番手評価) 5記者、×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ(11着)

 「輸送の影響があったのかも知れませんが、終始、馬がピリピリしていて、ゲートの中では何か焦っているようでした。1200メートルでしたが、この距離が合わないとは思いません。」(鮫島克駿騎手・競馬ブック)

 「前回乗せていただいた時と比べてもなかなか行き脚がつかず、道中は追走するだけで精一杯でした。この距離が忙しいということではなく、今日は馬が終始ピリピリしていてゲートの中でもどこか焦ってしまっているような感じだったで、もしかしたら輸送の影響もあったのかもしれません。申し訳ありませんでした」(鮫島克駿騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「行きっぷりがひと息で徐々にポジションが下がる。3角からは押しても進んでいかなかった。細くはなかったが、久々で馬体減が影響したか。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

 「順調に乗り込んで追うごとに馬体も締まってきた。力を出せる状態にある。」(齋藤崇史調教師・デイリー馬三郎)

 「太目感なく仕上がりました。息遣いもいいですし、この中間、馬体の張りも良くなった。」(齋藤崇史調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 今回のベルディーヴァは11か月の長期休養明けですし、常識的には1度使われて次が勝負と思います。追い切りも全体的に負荷が軽いですからね。

 ただ、現級2着の実績のある馬ですし、その時の鞍上だったクリストフ・ルメール騎手が今回も手綱を取ってくれます。ついつい掲示板くらいはないものかと期待してしまいます。

 長過ぎるブランクでどこまでやれるかわかりませんが良い走りを期待しております。

 しかし、まずは無事に1周回って来てくれることですよね。

これ以降は2017年4月24日に作成

●パドック

 ベルディーヴァの馬体重は前走プラス4キロの468キロ。11か月の長期休養明けですが、齋藤崇史師が引き締まって良い状態とおっしゃるように馬体は太目感はなかったですね。逆に少し腹回りに余裕があっても良いかなと思えました。久々という感じで素晴らしい気合い乗りという感じではなかったですね。まだ少しボーとしている感じでした。

●レース 

 ベルディーヴァの出は悪くないのですが二の脚が付かず放っておけばズルズルと後退しそうでしたので、鞍上のクリストフ・ルメール騎手は気合いをつけてポジションを上げて行きます。ダートですしそうすべきですよね。少し気合いをつけるとベルディーヴァもスッーと加速し、一気に先頭集団に取りつきます。正直、これで勝ったかな?とまで思ってしまいました。

 3番手の絶好位に取りつき、道中は手応えも良く、重心の低い素晴らしい走りで常に先頭を射程圏内に捉えます。馬への負担の少ない乗り方をしてくれるルメール騎手ですし、ここから直線で少し伸びてくれれば勝ち負け出来るのではないかとワクワクしていました。

 4コーナーも内に取りつき距離ロスをすることなく回って来ます。直線に向いてルメール騎手が追い出すとスルスルと加速し良い勢いで上がって来ます。ヨッシャー、少なくとも3着と思ったのですが、残り200mを過ぎたところで失速。一気に馬群に沈みそうなところ、ルメール騎手の剛腕でなんとか残して6着。優先権のある5着まであと少しでした。

●時計の評価

 今回のベルディーヴァの走破時計は1分25秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分24秒6、勝ち馬の走破時計は1分24秒4でした。

 ベルディーヴァの走破時計は勝ち馬からは0秒6離されておりますが、競馬ブックの推定タイムからは0秒4差。11か月の長期休養明けであることを考慮すれば十分納得出来る内容だったと思います。1度使われて次走はもっと前進できるでしょう。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ(6着)

 「道中はいいポジションからスムーズに運ぶことができていましたが、最後は少し疲れて止まってしまいました。ただ、これまで休んでいて今日は約1年ぶりの競馬でしたし、次は変わってくると思います」(クリストフ・ルメール騎手めキャロットクラブ公式HP)

 「少しスタートが遅かったために押していって先行争いも激しくなりましたし、最終的にその分だけ止まってしまったような感じでした。ただ、今回は長期の休み明けでしたし、ひと叩きした次は粘りも違ってくるでしょう。優先出走権のある5着までに来てくれればなお良かったものの、次につながる内容だったと思いますし、手応えも感じたレースでした。まずは馬体をしっかりとチェックして、出馬状況を見ながら今後のプランを考えていきたいと思います」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金は1着賞金750万円の8パーセントですから60万円。特別出走手当が41.2万円。合計101.2万円。1口で割りますと1900円程度になると思われます。

●今後の展望

 超一流のルメール騎手が騎乗してくれると言ってもベルディーヴァの前走は11着と弱面相手にさっぱりでしたし、故障によりもはや能力を出し切れる状態にないかも知れません。そんなことから今回は期待半分不安半分でした。

 しかし、私の想像以上に走ってくれましたし、これなら来年3月の引退期限までにあと1勝はしてくれそうな気がします。

●最後に

 11か月もの長期の休養明け初戦であることを考えると4番人気に支持されたことは驚きでしたが、流石に超一流のルメール騎手。完璧な騎乗で直線では3着はあるのかと一瞬夢を見させてくれました。最後に脚が上がってしまったのはブランクを考えれば仕方のないことでしょう。

 同じ箇所を2度も骨折していながら休養明け緒戦を無事に回って来てくれただけでなく、優先出走権持ちが6頭もいるハイレベルなメンバーの中、6着と上位の方の結果を残してくれた馬と騎手に感謝です。

 欲を言えばあと1つ着が上がって次走への優先権を獲得してくれれば次が走りやすかったのですが、それは贅沢というものですね。

 クラブ公式HPの感じですとこのまま在厩で出られるレースを模索してくださるようですし今回も牝馬限定戦ながら14頭とフルゲート割れ。故に勝ち馬も未勝利馬だったんですよね。

 またどこか節がなくても出られるレースはあるかも知れませんしルメール騎手ほどの良い騎手の確保は難しいかも知れませんが出られるレースに少しでも良い状態で出たいですね。

 稼働馬3頭となってしまい低迷が続く我が軍団ですが2歳馬のデビューまでに少し明るい兆しが見えて来ました。

 来年3月の引退期限まで故障なく5、6戦走り続けて欲しいですね。

 頑張れベルディーヴァ!!休みが合えば次こそは競馬場に応援に行くぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年5月25日立ち上げ 6月5日、14日、7月21日、10月5日、2017年4月4日、5日、9日、13日、20日、22日、24日加筆
ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 5月14日 第8戦 500万下 新潟ダ1200m (11着/1番人気

2016年 1月30日 第7戦 500万下 中京ダ1400m (5着2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2016年 1月16日 第6戦 500万下 京都ダ1400m (2着2番人気

2015年10月10日 第5戦 500万下 京都ダ1400m (6着/6番人気)

2015年 9月12日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/6番人気)

2015年 8月16日 第3戦 3歳未勝利 小倉ダ1700m (10着/5番人気)

2015年 7月12日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (10着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (9着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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