昨年、中山牝馬S GVを勝ち、重賞2勝目を挙げた我らが愛馬バウンスシャッセ。完全復活かと思いましたが、そこからヴィクトリアマイルGTに挑戦するも13着大敗、続くマーメイドSはGVでベストな距離と期待されましたが、初めて走る阪神競馬場での環境の変化に戸惑ったのか、パドックでは物見は多いは舌はやたら出すはクビはやたらに下げるはで様子がおかしく、レースでも蓋をされて出られないロスなどがあったものの15着とまさかのブービー負け。相変わらず浮沈の差が大きく信頼ができません。
そのマーメイドS後、GTからの連戦ということもあり、放牧に出され、9月10日に府中牝馬ステークス GUを目標にする為に帰厩したものの、どうもトモがしっくりこないということでレースに使うことなく9月25日にノーザンファーム天栄へ戻されてましいました。
そして12月16日に再び美浦トレセンに帰厩し愛知杯GVに出走。馬体が太目ということもあり、事前の追い切りはいつになくハードで調教重視の私は期待が高まります。さらに昨年中山牝馬S GVを代打で騎乗し、バウンスシャッセを見事勝利に導いた田辺裕信騎手が騎乗ということでバウンスとは1戦1勝の手腕に期待が高まりました。田辺裕信騎手は優勝した中山牝馬Sと同じ後方待機の大外ブン回しで見事に優勝!!バウンスに重賞3勝目をプレゼントしてくれました!!
マーメイドSが大敗だったことや7か月もの休養明けだったことから8番人気と人気を落としていましたが、終わって見ればハンデ頭でしかも距離も大外回りと他馬よりも走っての完勝でGVでは1頭別格の強さでした。力を出し切れば今一度GTでもやれると思えました。
前走は相性の良い左回りの芝2000mの中京コースで実施される中日新聞杯GVに出走。牡馬相手で多少の不安はありましたが勝ち馬から0秒2差の5着と上位の走りを見せてくれました。しかも2着〜4着馬は牡馬でハンデが55キロと牝馬で55.5キロのバウンスとは実質2.5キロもの斤量差があります。そのことからも実質2着はある内容で牡馬相手でも十分にやれることを示しました。更に直線では出るところがなくロスもありましたから、それがなければ最低でも2着はありました。
次走は6月4日 阪神11R 第69回 鳴尾記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 別定を予定ということです。
当然いつもの如くレース後は3月15日にノーザンファーム天栄へ放牧に出ました。いつものようにレース1か月ほど前に帰厩して仕上げられていくのでしょう。
以下は5月12日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
12日に美浦トレセンへ帰厩しました。「鳴尾記念へ向けて天栄でじっくりと調整をしてもらっていました。絶好調とまではいかないのかもしれませんが、送り出せる態勢は整っていますという話をもらうことができましたし、検疫や受け入れ態勢を調整して本日入厩させていただきました。まずは明日から動かしていき状態を改めて確認していきますが、目標のレースへ向かえるようにしっかりと調整していきたいですね」(津曲助手)
ということで3月15日よりノーザンファーム天栄へリフレッシュ放牧に出されていたバウンスシャッセですが、5月12日に美浦トレセンに帰厩しました。出走予定の鳴尾記念1か月前でいつもの通りのレース1か月前の帰厩です。
ただ、天栄の関係者からもずっと調子はイマイチとの報告を受けており、昨年回避した府中牝馬ステークスの時もそんな感じの流れでしたから、もしかすると違うレースになるかも知れません。そもそもバウンスは暑い時期は苦手ですからねぇ。
前走前 3月9日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力
杉原誠人
4F 54.5
3F 40.4
1F 13.3[8]
フラムドグロワール(古馬1000万下)馬なりの内を0.6秒追走同入
5月18日 美浦南ウッドチップ 重馬場 馬なり余力
杉原誠人
5F 66.6
4F 51.1
3F 38.3
1F 12.7[8]
ルノンキュール(古馬500万下)末強めの内を1.0秒追走同入
5月18日、12日に帰厩後、1本目の追い切り時計を計時しました。天栄では調子が今ひとつとの報告でしたが、追い切りの時計だけを見ていると1本目にしてはそんなに悪くありません。
競馬ブックは”動き軽快”と良い評価をいただいております。
以下は同日(5月18日)更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「先週帰ってきて少しずつ動かしてきているところです。徐々に強めのところもやり出し、今朝の追い切りでは僕が跨らせていただきました。相手を見ながら進み直線で仕掛けて並びかけていくという内容だったのですが、悪くはないものの、まだ物足りないというのが正直な感想でした。重いというよりはトモの感じが、もう少ししっかりとハマってきてほしいと思いました。まだ予定のレースまで時間はありますし、何とかうまく上がってきてほしいと思っています」(杉原騎手)6月4日の阪神競馬(鳴尾記念・芝2000m)に出走を予定しています。
ということで実際にバウンスに跨がった杉原誠人騎手もまだイマイチだという評価でした。この感じだと鳴尾記念は回避しそうですがどうでしょう。
以下は5月21日に臨時更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「鳴尾記念へ向けて進め出したのですが、入ってきてからの印象はところどころで良くも悪くも感じました。体調はまずまずに思えたものの、トモの感じは物足りなくもありました。そのことを踏まえて調整していて、水曜日に追い切りましたが、その時のトモの感じがしっくり来ないものでした。このあと少しずつでも良くしていければと考えてケアにあたっていたのですが、上がってくるどころかもうひとつかなという印象が強くなり、短期間でいい状態に持っていくことは難しく思えました。先生も秋は大舞台へ向かいたいと思っていますし、僕らも大事にしたい馬です。使おうと思えば使えなくもないのですが、ここで無理して大きな反動が出てしまうとようやく戻ってきた良い走りができなくなってしまいかねません。前走は良い結果を出すことはできませんでしたが、古馬の牡馬たちとも渡り合えるという自信は持てましたから、何とか立て直して今後へ向かっていければと思っています。鳴尾記念を楽しみにされていた方も多かったと思いますが、申し訳ありません」(津曲助手)21日にNF天栄へ放牧に出ました。
ということで、6月4日 阪神11R 第69回 鳴尾記念 GVに向けて調整されていたバウンスシャッセですが、トモの状態が良くないということで鳴尾記念は回避し、5月21日にノーザンファーム天栄へ放牧に出されました。
元々夏場は苦手な馬ですし、今年もすでに滅法暑いですから、鳴尾記念は走らない匂いがプンプンしていましたし(特に昨年のマーメイドSが馬自体が全然走る状態ではなかったですし)、この回避は仕方がないと思います。得意の涼しい時期にまた頑張って欲しいですね。次は目標の天皇賞秋直行か或いはどこかで1度使うのかでしょうね。
以下は5月28日に臨時更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「早来の獣医陣とも話をしたのですが、今ある腱鞘部分のムクミを取るにはその原因となっている炎症をしっかり取る必要があります。それで、早来に移して洗浄する処置を取ることになりました。不安さえなくなれば、また良いパフォーマンスを見せてくれるはずですし、良い状態で戻ってきて欲しいと思っています」(天栄担当者)28日にNF早来へ向けて移動しました。
ということで今ある腱鞘部分のムクミを取るにはその原因となっている炎症をしっかり取る必要があり、早来に移して洗浄する処置を取ることになりましたので5月28日にノーザンファーム早来へ向けて移動したということです。
来年春の引退期限まで1年を切りました。あまり長引く状態なら今後のことを考えて繁殖入りをしてしまうかも知れません。
やはり天皇賞秋は走って欲しいですし、その前に府中牝馬S、毎日王冠、天皇賞後の金鯱賞なども走って欲しいですね。長引かないで順調に行って欲しいですね。
6月16日のデイリー馬三郎の記事によりますと、「バウンスシャッセは毎日王冠(10月9日、東京・芝1800m)から天皇賞・秋(10月30日、東京・芝2000m)を目指す」ということです。
天皇賞・秋を目指すならそのローテが一番良いと思いますが、バウンスシャッセはこれまで間隔を詰めて使うと結果が残せませんでしたし毎日王冠を使ったけれど、調子が上がって来ないので天皇賞を回避なんてことにならなければ良いのですが・・・。その場合、エリザベス女王杯という手もありますか。
以下は7月5日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「曳き運動やマシン運動の様子は特段変わりなかったので、このまま運動を継続していきたいと考えていましたが、洗浄を行った腱鞘の詳細な状況を本日の夕方、獣医師に確認してもらったところ、思ったように良化していないことが分かりました。スムーズに調整を進めていけるようであれば、もちろん今秋の競馬に送り出したかったものの、現状の回復具合から考えると乗り出すメドも立てられないというのが正直なところです。たとえどんなに順調に回復を見せて乗り運動を再開できたとしても、術後からここまでの経緯を見ると不安が完全になくなることはないと思われ、場合によってはさらなる重症化、そして危険を招く可能性もあります。何とか秋のG1でいい競馬をお見せしたかったのですが、そこまでには時間の限りもありますし、馬により負担を強いてしまうことにもなりかねません。さらには来春からのお母さんとしての馬生を考えると、無理をできないとの判断に至りました。このような形で現役を退く形になり誠に申し訳ございまぜんが、この馬の子供たちにG1制覇の夢を託したいと思います」(早来担当者)「秋の大舞台を目指すためにも鳴尾記念は無理をしたくないと思っていましたし、不安をなくしてもらえればと思って再放牧に出させてもらっていました。しかし、状態が思った以上に芳しくないということでしたね…。時間をかければ復帰はできるかもしれませんが、来年にはお母さんになる予定の馬です。正直、楽しみが大きかっただけに引退となることは非常に残念で、何とかならなかったのかなと思う気持ちもありますけれど、この期待していた気持ち、楽しみにしていた気持ちを子供に託したいですね。ご声援いただきましてありがとうございました」(藤沢和師)腱鞘部分の洗浄処置を終えてから時間をかけて経過を観察してきましたが、5日の夕刻に行われた獣医師のチェックでは残念ながら思うような良化は確認できませんでした。今春の重賞勝利からも改めてポテンシャルの高さを感じさせただけに、悲願のG1制覇へ向けて何とか調整を進めていきたいところでしたが、現状が芳しくないことや本馬の第2の馬生を考えて藤沢和雄調教師と協議を行った結果、このタイミングで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは後日書面をもってご案内いたします。長い間ご声援いただき、誠にありがとうございました。
ということで、秋の大舞台を目指していた我らが愛馬バウンスシャッセですが、腱鞘部分の状態が芳しくなく、引退し繁殖入りをすることになりました。
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