ベルディーヴァ(ハルーワソングの12) 第7戦


キャロットクラブ出資愛馬第25号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ42パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては1つ上の兄ジェットブラックと2年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治1年間(>_<)。

骨折箇所が悪く、競走馬としての復帰すらも危ぶまれた。そこから約1年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで9頭を交わすがそこまで。ただ素質は十分感じられたし、もっと競馬上手になればやはり2つ3つは勝てる馬だと確信した。

2戦目は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる2000mに出走したものの、最後で脚が上がってしまい10着大敗と優先権すら取れなかった。これは距離が長かったと判断できる。

しかし、優先権を取れないことで出走希望の芝の短距離には出られず、3戦目はダートに挑戦。ここでも良いところがなく10着大敗。これも1700mという距離が長く感じた。

距離云々はあることは間違いないが、期待馬が走って見れば9着10着10着と全く結果が出ず。

ついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。距離は初めて1400mという短いところを走り、見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!

馬体は素晴らしいし、兄のマーティンボロも3歳8月で勝ち上がり現在重賞2勝馬。母の晩年の産駒は晩生でこれからの成長が楽しみ。おそらくあと2つは勝てる馬。

昇級初戦の前々走は16頭立ての6番人気。出遅れて8番手追走。最後までジリジリと伸びているが人気通りの6着。しかし、3着馬とはハナ、クビ、クビ差とほとんど差は無く、勝ち上がったレースよりも時計も確実に詰めている。

そして休養明けの前走は初めて毎週一杯に追い切り強い負荷をかけられ動きは過去最高。2番人気2着ともはやクラス上位は確実。成長を感じるし、競馬ブックのスピード指数でも勝った前々走は68.3に対し、6着だった前走は68.7、2着だった前走は73.6と走る毎に自己最高を更新している。


前走後優先権があり疲れた様子は見せていないということで続戦。

予定通り中1週で1月30日 中京7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は16頭。ベルディーヴァは優先出走権があるので出走は確実。結局16頭で確定。

鞍上は第三場で前走2着の立役者クリストフ・ルメール騎手がいないことから減量2キロで昨年JRA最多勝利新人賞を受賞した期待の新人・鮫島克駿騎手。

5着/2番人気。

ライバル視していたクイーンズターフに徹底マークをされ、最後は交わされる。それでも2着は確保したいところだったが、お互いやり合って余力がなくクイーンズターフ共々最後は後続馬の強襲に遭い連にも絡めず。しかし、これは仕方がない。強い相手との真っ向勝負だったのだから。


レース回顧と時計の分析、レース後の鮫島克駿騎手と高野友和調教師のコメントを掲載。

写真多数付き現地観戦レポート。

(2016年2月3日完結)

2016年1月22日立ち上げ

●前走後、優先権があり疲れた様子は見せていないということで続戦。中1週で1月30日 中京7Rに出走予定

 牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じていた我らが愛馬ベルディーヴァですが、2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折し全治1年間の診断(>_<)。 デビューできるかも危ぶまれました。

 そこからなんとか順調に回復し、約1年遅れのデビュー戦では、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで9頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの9着。それでも素質は十分感じられましたし、もっと競馬上手になればやはり2つ3つは勝てる馬だと確信できました。

 2戦目は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる2000mに出走し、しかも前4番手の良いポジションが取れましたが、結果的に距離が長く最後で脚が上がってしまい10着大敗と優先権すら取れませんでした。

 3戦目は芝のレースには出走が難しいことからダート1700mに出ましたが10着とこれまた大敗。距離も長く、砂を被るのを嫌がるのでダートは難しいように思えました。

 そしてついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。その週のスーパー未勝利戦はベルディーヴァの適鞍と思われるのは芝1600mとダート1400mの2鞍。どちらかと言えばダートよりも芝向きですが、今までの走りから距離は少しでも短い方が良いということで高野友和先生はギリギリまで相手関係や乗れるジョッキーを比較検討。結果的に想定段階でも明らかに弱面揃いでしかも当時全国騎手リーディングトップで98勝も挙げ絶好調の福永祐一騎手を確保できたダート1400mに出走。抜群の騎乗で見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!最後の最後で早々の引退を免れました。

 ベルディーヴァはなんやかやと言ってもそこまでは9着10着10着と全く結果が出ていませんでしたから、ここもある程度負けてしまうと地方転厩も何もなく、即日引退が濃厚でした。優勝であればだれもなんの文句もありません。現役が続行できます。嬉しかったですねぇ。

 馬体は素晴らしいですし、兄のマーティンボロも3歳8月で勝ち上がり現在重賞2勝馬です。母の晩年の産駒は昨今晩生で、これからの成長が楽しみです。おそらくあと2つは勝てる馬だと思います。


 昇級初戦の前々走は16頭立ての6番人気。出遅れて8番手追走。最後までジリジリと伸びていますが人気通りの6着。しかし、3着馬とはハナ、クビ、クビ差とほとんど差は無く、勝ち上がったレースよりも時計も確実に詰めています。

 そして休養明けの前走はこれまでは脚元への不安から馬なり調教ばかりだったものが初めて毎週一杯に追い切られ強い負荷をかけることができました。追い切りの動きも坂路で終い11秒台を計時するなど過去最高。馬体重の増加共々成長を感じます。その状態通り2番人気と人気を背負っての2着!!競馬ブックのスピード指数でも勝った前々走は68.3に対して、6着だった前走は68.7、2着だった前走は73.6と走る毎に自己最高を更新しています。スピード指数からも走る度に強くなっていることが実感できます。


 前走後、次走への優先出走権があり疲れた様子は見せていないということで続戦します。

 中1週で1月30日 中京7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量に出走予定です。

 鞍上は第三場で前走2着の立役者クリストフ・ルメール騎手がいないことから減量2キロで昨年JRA最多勝利新人賞を受賞した期待の新人・鮫島克駿騎手を確保されています。

 減量を生かして勝ち上げて欲しいですね。ベルディーヴァはスタートがイマイチです。前走はクリストフ・ルメール騎手が巧くリカバリーしてくれて絶好位が確保できましたが、その辺りは経験の浅い新人ジョッキーで心配があります。

これ以降は2016年1月27日に作成

●追い切り情報(1月27日作成)

前走前 1月13日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
2回
助手
4F 53.5
3F 38.9
2F 25.0
1F 11.9



1月27日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
2回
助手
4F 54.2
3F 39.5
2F 25.5
1F 12.7
 1月27日、中1週ですが、末強めに追い切ることができました。これは馬格があって状態も良い証拠です。そして陣営としてもしっかりと仕上げて勝ちに来ています。
 私ほっさんの追い切り評価は前走に引き続き「A+」です。最高の状態を維持できていると思います。
 競馬ブックでは”力強い伸び脚”と高評価でしかも滅多に出ない右肩上がりの矢印評価です。デイリー馬三郎では”好気配B”と高評価です。
 以下は同日(1月27日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。間隔が詰まっていますし、あまりやり過ぎないように今日は終い重点にサッと。相変わらず力強い動きですし、中1週でも疲れなど見られず具合はいいですよ。昨日はジョッキーを乗せてCWコースで感触を確かめてもらっていますし、今週の競馬に向けて態勢は整いました。前走は2着に敗れてしまいましたが、こちらは休み明けでしたし展開も相手に向きましたからね。上積みが見込める今回も当然勝ち負けを期待しています」(高野師)30日の中京競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)に鮫島駿騎手で出走を予定しています。
 高野友和先生もおっしゃっていますように間隔が詰まっていますから、これ以上やることはありません。これでも結構負荷をかけた方だと思います。先生も強気ですし私も強気です(笑)。

●気になる出馬想定表(1月30日 中京7R)

出馬想定表 1月30日 中京7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数16頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アスタキサンチン 川須栄彦  1/16 500万 京都ダ1400 10 12
インヴォーク 菱田裕二  1/24 500万 京都ダ1400 16
エアリーチューン 藤懸貴志  1/16 庄内5下 中京芝1400 18 18
オールオブナイト 松田大作 12/12 500万 中京ダ1400 11
クイーンズターフ 松山弘平  1/16 500万 京都ダ1400
クラウンエンジェル  1/11 500万 中山ダ1200 10 16 14
グレイスミノル  1/24 500万 中京ダ1400 12 11 12
スズカプリティー 中谷雄太 10/12 500万 東京ダ1300 10 14 14 11
ダンシング 柴田未崎  1/16 500万 京都ダ1400 13 12 15 15 12 14
トリンカファイブ 幸英明 12/20 地方 金沢ダ1500
ドリームメモリー 12/06 500万 中山ダ1200 12 14 14
ベルディーヴァ 鮫島克駿  1/16 500万 京都ダ1400 10 10 A+
ホームゲーム 黛弘人  1/16 500万 中京ダ1400 14 16 14 16
モズマッテタワ  1/16 500万 京都ダ1400 12
レディカリビアン 幸英明  1/16 500万 京都ダ1400
レディゴーラウンド 宮崎北斗 12/19 500万 中京ダ1800 11 13 14

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在16頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。ベルディーヴァは優先出走権がありますから投票すればレースには出られますね。

前走ベルディーヴァと同じレースで1番人気3着だったクイーンズターフも想定されています。前走はベルディーヴァはクリストフ・ルメール騎手でしたからなんとか凌いでくれましたが、能力的には互角です。ベルディーヴァは今回新人の鮫島克駿騎手になりますし、上手く出し抜かれないか心配です。

これ以降は2016年1月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 1月30日 中京7R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アスタキサンチン 川須栄彦  1/16 500万 京都ダ1400 10 12
エアリーチューン 藤懸貴志  1/16 庄内5下 中京芝1400 18 18
エスケイミネルバ 太宰啓介  1/16 500万 京都ダ1400 11 14 14
オールオブナイト 松田大作 12/12 500万 中京ダ1400 11
カクシアジ 城戸義政  1/11 500万 京都ダ1800 14 14 12 11
クイーンズターフ 松山弘平  1/16 500万 京都ダ1400
クラウンエンジェル 丸田恭介  1/11 500万 中山ダ1200 10 16 14
グレイスミノル 吉田隼人  1/24 500万 中京ダ1400 12 11 12
スズカプリティー 中谷雄太 10/12 500万 東京ダ1300 10 14 14 11
トリンカファイブ 幸英明 12/20 地方 金沢ダ1500
ベルディーヴァ 鮫島克駿  1/16 500万 京都ダ1400 10 10 A+
ホホエムオンナ 丸山元気 10/03 地方 盛岡ダ1200
ホームゲーム 黛弘人  1/16 500万 中京ダ1400 14 16 14 16
マコトカンパネッロ 藤岡康太  1/17 500万 中山ダ1200 10
モズマッテタワ ダリオ・バルジュー  1/16 500万 京都ダ1400 12
レディゴーラウンド 宮崎北斗 12/19 500万 中京ダ1800 11 13 14

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中京ダート1400mコース解説

 フルゲートは16頭。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行、差し
ポイント スピード
種牡馬ベスト ダイワメジャー、ジャングルポケット、シンボリクリスエス
連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、藤岡康太、松山弘平、水口優也
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利
3歳新馬
3歳未出走
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万

●騎手は鮫島克駿騎手 ほっさん評価「C」

 今回のベルディーヴァの鞍上は昨年デビューした新人の鮫島克駿騎手です。前走が超一流のクリストフ・ルメール騎手で2着でしたから、優先権を持っている今回同じくルメール騎手でリベンジと行きたいところですが、牝馬限定で1400mと最適な条件のある中京の土曜日にはルメール騎手は現地で騎乗されません。第三場である中京は騎手が手薄で、それならば中途半端な騎手よりも減量2キロの恩恵があり、新人ながら現在41勝と確実に勝ち星を量産している鮫島克駿騎手に託すのは良策だと思います。

 これからも長い付き合いになるでしょうし、良い相性でいたいですね。


 2016年1月26日現在、JRA通算41勝、勝率7.3パーセント、連対率15.1パーセントとなかなかのもの。重賞未勝利。デビューイヤーの昨年(2015年)は39勝、勝率7.5パーセント、連対率15.3パーセント。本年(2016年)はここまで2勝、勝率4.4パーセント、連対率8.9パーセント。現在負担斤量の減量は2キロ。


 鮫島 克駿(さめしま かつま)は1996年10月18日生まれの19歳。佐賀県出身。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター浅見秀一厩舎に所属する2年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 父は佐賀競馬の騎手の鮫島克也、兄はJRA騎手の鮫島良太。

 2015年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。同期には加藤祥太、野中悠太郎、三津谷隼人がいる。なお、外国人騎手のJRA通年免許を取得したミルコ・デムーロやクリストフ・ルメールも、JRA所属騎手としては同期デビューとなる。

 2015年3月1日第1回小倉競馬8日5Rクリノジュロウジンで初騎乗(シンガリ負け)。同3月14日第2回中京競馬1日2Rタピエスで優勝し初勝利。初年度に39勝を挙げJRA最多勝利新人騎手賞を獲得した。


 2015年デビューの新人騎手4人の2016年1月26日終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

鮫島克駿  41勝
加藤祥太  36勝
野中悠太郎 4勝
三津谷隼人 2勝

 ということで、同期の中では最も勝ち星を挙げておられます。

 ほっさん愛馬での成績

 初騎乗
 


2015年5月30日 京都4R 3歳未勝利でラブステイシーに騎乗する鮫島克駿騎手(18番人気/18着)。

これ以降は2016年1月29日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

前走でハナ差のベルディーヴァとクイーンズターフの再戦。当時はともに久々で、内容も互角。後続との力差も示した。どちらにも反動は窺えず、ならば、2キロ減の利を買って前者に◎。穴なら、500万の1400メートルに初めて詰まった間隔で臨めるカクシアジ。」


短評は「一騎打ち」



予想家の印
馬名 井上政 西村敬 橋本篤 CPU
ベルディーヴァ
レディゴーラウンド
マコトカンパネッロ
アスタキサンチン △△
モズマッテタワ △△
グレイスミノル △△
クイーンズターフ
オールオブナイト △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クイーンズターフ 2.9
ベルディーヴァ 3.1
オールオブナイト 6.3
アスタキサンチン 9.1
モズマッテタワ 10.0
グレイスミノル 11.8
マコトカンパネッロ 20.1
レディゴーラウンド 27.1
トリンカファイブ 28.7
以下34倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ベルディーヴァ 74 68 69 74
クイーンズターフ 82 74 76 74
オールオブナイト 72 67 58 70
アスタキサンチン 79 64 50 72
モズマッテタワ 78 71 66 71
グレイスミノル 68 65 62 68


厩舎回り特選


5番 ベルディーヴァ
「中間はよりパワーアップしていますよ。減量騎手を起用。ひと押しを」と高野師。

デイリー馬三郎

本紙の見解

ともに復帰戦を好走した◎クイーンズターフと○ベルディーヴァ。甲乙つけがたいほど実力はきっ抗しているが、伸びしろの大きさで前者が一歩リードか。一角崩しは久々のダート戦で復活の兆しを見せた▲グレイスミノル。〈城谷〉」

◎ クイーンズターフ
○ ベルディーヴァ
▲ グレイスミノル
× オールオブナイト
☆ アスタキサンチン
△ マコトカンパネッロ
△ モズマッテタワ



ベルディーヴァは全13記者中 ◎(本命)印 5記者、〇(対抗) 5記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ(2着)

 「勝ち馬の後ろで流れに乗れたし、直線もよく踏ん張ってくれている。今日は久しぶりのレース。この次はもっと良くなると思うよ。」(クリストフ・ルメール騎手・競馬ブック)

 「馬体は太く感じませんでしたが、休み明けの分、スムーズにスピードに乗れなかった感じでした。今日は勝った馬に楽に逃げられてしまいましたが、この馬も流れに乗ってからはいい走りができていましたし、次は確実に良くなってくるでしょう」(クリストフ・ルメール騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「10キロ増でもほぼできていた。スタートは速くなかったが、促すとスッと加速して好位のイン。うまく流れに乗って行きっぷりも良かった。4角手前から促し、ジリジリと脚を使って2着を確保。立て直し効果もあったよう。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

 「中1週でもさらにパワーアップした印象で状態はいい。減量起用で期待する。」(高野友和調教師・デイリー馬三郎)

 「今回は中1週。よりパワーアップしていますよ。二の脚がついて、流れに乗れれば。」(高野友和調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 中京7Rは比較的メンバーが揃ってしまっており、しかも鞍上が信頼できる前走のクリストフ・ルメール騎手から活躍しているとはいえ、先週の騎乗も不甲斐なかった新人の鮫島克駿騎手に替ります。ですので前走同じレースで1番人気3着だった松山弘平騎手が騎乗するクイーンズターフにやられてしまうのではないかという懸念があります。

 クイーンズターフと前走2番人気2着だったベルディーヴァとは力は互角、騎手の腕で僅かに先着できたようなものですから。

 これを破って勝ち上がりたいですが、かなり難しいと思います。2着なら納得ですね。

●当日は口取りの権利を持って現地応援いたします

 当日は同日の京都4Rに出る愛馬グリューヴァインが頼れる川田将雅騎手騎乗ということでどちらに行くか迷いましたが、グリューヴァインの方は全体的にメンバーが軽く、また川田将雅騎手なら取りこぼしもないだろうということで、人気にはなるだろうけれどクイーンズターフという互角の馬がいて接戦が予想されるベルディーヴァの応援に行くことにしました。

 また、グリューヴァインの川田将雅騎手は1つ前の3Rで騎乗がありパドックには来られないですし、ベルディーヴァの鮫島克駿騎手は1つ前の6Rで騎乗がなくパドックには出てこられるというのも中京を選んだ1つの理由です。

 勝って欲しいという願いから口取りも申込み、応募者10名ということで非抽選で当選いたしました。これ、もしもう1人応募者がいて、落選が私1人だったらテンションただ下がりでしょうね。

これ以降は2016年2月3日に作成

●パドック

 当日は予定通り7Rギリギリで競馬場に到着し、パドックに直行しました。以下の写真は撮影順です。


ベルディーヴァの馬体重は前走と変わらず480キロ。馬格があるので少々のことは気にならないですが、好走した前走と同じというのは良いですね。



デビュー戦以来の対面となるベルディーヴァ。



デビュー戦も素晴らしい馬体だと言いましたが、もちろん今も筋肉質でガッチリとしており、ダイワメジャー産駒らしい私の好きな馬体です。



歩様や踏み込みも良く、良い状態でした。



とまーれーの声がかかります。



高野友和先生登場。・・・というか、写真ではありませんが、かなり早い段階からパドックの奥でベルディーヴァの周回を見ておられました。



入念に馬体や鞍のチェックをする高野友和先生。自らしっかりとされるのは好感が持てますね。



引き手さんもしっかりと確認されています。



こうやって馬体を見ていても芝で走れそうな気がします。まだ脚元が不安なのでしょうか、それともダートでも2着と上位ですし、取りあえずダートで行けるところまでということでしょうか。



反対からも確認する高野友和先生。デキの良さに笑みが溢れます。



助手さんと談笑。



鮫島克駿騎手登場。



ベルディーヴァは我が軍団にしては珍しく大人しく乗りやすそうな馬です。



掲示板で1番人気を確認する鮫島克駿騎手。新人くんでなかなか1番人気馬はそうそう回ってこないでしょうから(この日の2Rも1番人気馬でしたが・・)プレッシャーでしょうね。



見慣れないせいかキャロの勝負服に違和感のある鮫島克駿騎手。



こちらは私がベルディーヴァと互角かそれ以上だと思うクイーンズターフ。鞍上は愛馬フロアクラフトの主戦松山弘平騎手。



カクシアジに騎乗しているように見える鮫島克駿騎手。



2Rで1番人気馬をぶっ飛ばし?少し表情が強ばる鮫島克駿騎手。良いんだ新人なのだから。



頑張れッ!!(馬のテンションが低くそう・・・汗)



レース13分前の時点で単勝2.8倍の1番人気に支持されます。最後の最後で11番のクイーンズターフに逆転され2番人気になるのですが、私はそれが当然だと思います。

●本馬場入場


本馬場に入ってきたベルディーヴァと鮫島克駿騎手。



まずはトコトコとタグを踏み・・・。



加速。ここでも感じは良かったですし、クイーンズターフにやられても2着はあると思っていました。

●レース 


前走は出が悪かったベルディーヴァ。今回は新人騎手で心配でしたが、まずまずの出です。



無理のない押っつけで前を取りに行きます。



きちんと反応して上がって行くベルディーヴァ。



この時点で5番手。このくらいの位置なら直線で不利を受ける可能性もほとんどなく安心です。



後は減量2キロを生かして粘り込めれば・・・と期待していました。



すぐ後ろの外には緑の帽子のクイーンズターフがベルディーヴァをしっかりとマークします。



4コーナー。ここで早くも先頭に立ちそうな勢い。



早くも先頭に立っちゃいます。仕方がないですが、目標にされてしまうのであまり良くないことです。それでもここから減量2キロを生かしてなんとか粘り込みたいところ。



やはり1番人気のクイーンズターフ(11番)が出てきます。



ベルディーヴァも粘るのですが前走同様脚色はクイーンズターフ(>_<)。



この辺りで私の口取りはなくなりました(T_T)。



せめてクイーンズターフの2着を確保して欲しいと願うのですが、外から2頭が凄い勢いで上がって来ます。



結局勝ったのはクイーンズターフではなく、お互いにつぶし合ってしまった1番人気クイーンズターフと2番人気ベルディーヴァを横目に外から伸びて来たマコトカンパネッロ。



最後の直線。ターフビジョンから。



1番人気のクイーンズターフに対してなんとか抵抗するベルディーヴァ。



もちろん、馬の能力なのですが、鮫島克駿騎手の追いもまだまだ力不足で頼りない気はします。そりゃ、新人くんですし仕方がないのですが。



クイーンズターフとの追い比べに屈するベルディーヴァ。



さらに外から2頭が馬体を併せて伸びてきます。



ありゃりゃ外の2頭にも交わされて4着に・・・。



さらに9番の馬にも交わされそう・・・。



ありゃ〜。9番の馬にも交わされて現在5着。そして先頭に立っていたクイーンズターフもベルディーヴァを早めに潰しに行ったのでお釣りがなく買わされそう。



クイーンズターフも交わされて勝ちがなくなります。ベルディーヴァのすぐ後ろにはまた伸びてくる馬が・・・。



ゴールシーン。



結局クイーンズターフは3着。



そしてベルディーヴァは辛うじて5着と掲示板を死守。ただし前とも0秒3差と強い馬とやり合った割りには最後まで垂れずに頑張っています。



今5着でゴールイン!!



しかし、さほど速い時計でもなく、強い馬とやり合ったと言ってもここで5着では上のクラスでは厳しそうです。



決勝板写真。

●時計の評価

 今回のベルディーヴァの走破時計は1分25秒0不良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分25秒0、勝ち馬の時計は1分24秒7でした。

 人気を背負っていたベルディーヴァは競馬ブックの推定勝ちタイムが走っていますし、勝ち馬からは僅かに0秒3差です。そんなに悲観することもありませんが、逆にこのクラスで手一杯の感じはします。1000万クラスだと勝ち負けに絡むことは難しいでしょう。もっとも、私は芝馬だと思っていますから、芝だと1000万クラスでも好走してくれるかも知れません。

 まずはこの夏までに現級を勝ち500万クラスに降級したいですね。なんとか早めに1つ勝って欲しいです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ(5着)

 「テンに急がせることなく、スッといい形に持ち込めました。直線に入っても追い出しを我慢する余裕がありましたからね。完全な勝ちパターンだと思ったんですが・・・。」(鮫島克駿騎手・競馬ブック)

 「ゲートも出てくれましたし、テンも無理することなく楽に先行することができました。直線も追い出しを待つくらい手応えに余裕があったんです。ただ、そこから伸びてくれてはいるものの、こちらが思っていたほどの脚を使うことができませんでした。未勝利戦を勝った時と同じような競馬ができましたし、うまくいったと思ったのですが…。人気にもなっていたのに期待に応えられず申し訳ありません」(鮫島克駿騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタートを決めて逃げ馬を見ながら自分の進路をしっかりと確保する。道中の形は良かったと思いますが、結果論ではあるものの、少し仕掛けが早かったのかもしれません。ただ、この馬の能力を考えるとそれでも押し切ってほしかったというのが本音ではあるのですけどね…。前走時よりも気合いが乗っていて状態は良かっただけに残念ではありますが、また巻き返していきたいと思います。この後については、中1週で使った後なのでまずは馬体をしっかりと確認してから検討していきます」(高野友和調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ベルディーヴァ(5着)

 「馬なりで2番手につけて行きっぷり良く追走。4角も持ったまま回ってきて、直線に向いて先頭。1ハロン標手前でクイーンズに交わされても渋太く食い下がっていたものの、残り50メートルあたりで脚が上がってしまった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が70万円。特別出走手当が39.9万円。合計109.9万円。1口で割りますと2000円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回は強いライバルとお互いに潰し合いになり、最後はどちらも力尽きて甘くなり人気薄の強襲を許してしまいました。とはいえ、相手も500万クラスで勝ちきれない状態が続いている馬で、これとの戦いも負けてしまいましたし、現状ベルディーヴァも私が想像していたよりも能力は高くないと思いました。

 最高の状態でこの程度のパフォーマンスであれば、上のクラスでは到底出番が全くないでしょうし、それならば、人気の中心で注目される500万クラスで稼ぐのは悪くはありません。

 しかし、もう1つ勝てば夏に500万クラスに降級できます。なんとかそれまでに1つ勝って降級の権利を手に入れたいですね。

●最後に

 ベルディーヴァも鞍上新人の鮫島克駿騎手は新人としては巧く乗ってくれましたし満足のいく騎乗でした。しかし、まだまだ追いは弱いですね。これからもっともっとトレーニングを積んで素晴らしい体になり強く追えるようになって、脚の上がってしまった馬でももっと持たせて欲しいですね。

 また相手はベルディーヴァのみと完全マークで退けた松山弘平騎手の騎乗はさすがですね。最後はに伏兵にやられましたが、松山弘平騎手のクイーンズターフはベルディーヴァを倒さなければ勝てないわけで、早めに潰しにいくのは当然です。


 口取りを期待して行ったので5着は残念ですがなんとか優先権を失わずにいけましたし良かったです。

 次はやはりクリストフ・ルメール騎手か福永祐一騎手に乗っていただきさらに上を目指していきたいですね。


 追い切りの動きは良く状態は上がっているので力は出し切れるとみていましたが、肝心の力が現状では500万クラスの勝ち負けで一杯レベルだったということです。この日は1番人気を背負った愛馬グリューヴァインも同様に最高の状態で力負けでしたし力を出し切ったが勝ち負けに及ばなかったという現実を突きつけられました。

 それでも人気になりすぎただけでどちらも16頭立ての5着6着とクラス上位でしっかりと稼いでくれています。安価で2、3勝を目指す私としては文句のない活躍です。

 こんな感じで故障なく長い期間走ってくれれば十分です。でも次も相手関係や展開1つで勝つチャンスのある馬ですから当然期待します。何度も書きますが、芝の走りが見たいです。

 頑張れベルディーヴァ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年1月22日立ち上げ 27日、28日、29日、2月2日、3日加筆
ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 1月16日 第6戦 500万下 京都ダ1400m (2着2番人気

2015年10月10日 第5戦 500万下 京都ダ1400m (6着/6番人気)

2015年 9月12日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/6番人気)

2015年 8月16日 第3戦 3歳未勝利 小倉ダ1700m (10着/5番人気)

2015年 7月12日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (10着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (9着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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