前々走は2戦2勝と相性抜群の地方交流戦で1番人気に支持されたものの、3角を待たずして手応えが悪くなり5着敗退。それは北海道からの続戦だったし、敗因は疲労だろうと思われるが、岡田稲男先生のテンションはだだ下がり。前走はなぜか格上の1000万戦に出馬想定されていたり(500万戦もフルゲート割れだった)、乗り難しいデスティニーに実績のない新人騎手を急遽テン乗りで乗せたりともう無茶苦茶。
そしてそんな中、当然のごとくシンガリ負けに喫すると、早速馬房を空ける為になれない施設に放牧。クラブ公式HPでの放牧に対するコメントもなし。
前走後、特に異常はないもののお約束中のお約束節を空ける為に1月24日辺りにサンダンスレーシングナバリに放牧に出されました。
もうこんな感じならクラブ得意の関東転厩で良いと思うのですが・・・。
クラブ公式では3月2日の近況更新で「今週検疫が取れればトレセンに戻したい」と、岡田稲男調教師がおっしゃっていたデスティニーシチーですが、3月7日に栗東での追い切り情報が出ましたので、6日以前に栗東トレセンに帰厩していたと言うことになります。
JRAのHPでは、5日木曜日の段階でデスティニーシチーはまだ”放牧”状態でしたから、同日の夜か、6日に帰厩したことになります。
優先権が取れなかったことで、節を空ける為に放牧に出されたデスティニーシチーですが、よほど節を空けなければならない芝の短距離戦を目指しているわけではなく、1か月以上も状態が悪くもないのに放牧に出される必要はありません。交流戦の5着辺りから、どうも”放置プレイ”傾向が強くなりつつあります。上手くやれば少なくとも500万クラスでは力上位の馬なんですけどねぇ。
3月9日に更新されましたクラブ公式HPデスティニーシチーの近況報告では、デスティニーシチーは3月18日の園田のJRA指定交流戦の補欠の1番手に入ったということです。
選出馬の1頭でも回避してくれれば出走できるわけですが、なかなかせっかく選出された馬は回避してくれませんからねぇ。しかし、現状中央よりも好走できる確率が高いですし、交流戦に出たいですね。
前走前 1月15日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
4F 53.0
3F 38.9
2F 25.9
1F 13.2
3月7日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.6
3F 44.6
2F 28.6
1F 13.9
3月8日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.6
3F 41.5
2F 27.9
1F 14.2
3月12日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.7
3F 39.8
2F 26.5
1F 13.9
3月15日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.1
3F 41.5
2F 28.9
1F 15.3
3月7日、帰厩後15−15程度で追い切られました。さて次走はどこを目指すのでしょうか。帰厩時期から言って、来週の出走は無理だと思うのですが。
3月8日、14−14で追い切られました。しっかりと仕上げていいレースを選択すれば前走のように負ける馬ではないはずです。しかし、馬も1度メンタル面でダメージを受けるとなかなか良い状態に回復しないですからねぇ。心配の方が大きいですかねぇ。
3月12日、全体の時計はマズマズですが、終いで脚が上がっています。前走もそういう負け方ですし、休養しましたが、改善されている気がしませんねぇ。
3月15日、一杯に追い切られました。今回も全体の時計は悪くないですが、終いで15.3秒とあり得ないくらい脚が上がっています。うーーん、交流戦でも前走の二の舞になるような気がしてなりません。
私ほっさんの追い切り評価は「C」です。追い切り本数があるということだけの「C」評価で、動き自体は最低の「D」評価です。
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今回のデスティニーシチーの鞍上は秋山真一郎騎手と並びデスティニーシチーの主戦である厩舎所属の菱田裕二騎手です。これでデスティニーシチーとは5回目のコンビということになります。その中で地方交流戦での優勝と未勝利戦での3着と、上手くデスティニーシチーの能力を引き出してくれていると思います。デスティニーシチーの岡田稲男厩舎所属ですから、もっともデスティニーシチーをよく知る騎手と言って過言ではなく、期待は大きいですね。
まだデビュー4年目の菱田裕二騎手ですが、なぜか我が軍団との縁は深く、デビューイヤーに7度の騎乗、デビュー2年目にも7度の騎乗とかなりの確率で愛馬に騎乗していただいております。しかも同じ厩舎の馬ばかりではありません。ここまで8厩舎(佐々木晶三、村山明、清水出美、岡田稲男、日吉正和、松田博資、木村哲也、高橋義忠)19回目の愛馬への騎乗となります。そりゃ、何年も乗っているベテラン騎手なら、長い年月をかけてこのくらいの騎乗数があってもなんの不思議もありません。しかし、2012年3月にデビューした今年4年目の騎手です。これは異常な数字です。
デビューイヤーは歯がゆい騎乗も多かったですが、それは当たり前で仕方のないこと。その時に我が軍団の駄馬たちでいろんな経験を積み重ねて、今はかなりの騎乗技術で任せて安心できる騎手にまで成長しました。昨年(2014年)は64勝を挙げ全国リーディング14位という素晴らしい成績も肯けます。今回も勝ち負けを期待しております。
2015年3月16日終了現在、JRA通算145勝。勝率6.9パーセント、連対率13.1パーセント。昨年(2014年)は、JRA通算64勝。勝率8.8パーセント、連対率15.4パーセントと素晴らしい成績。減量が取れた後にこれだけの勝ち星を挙げていることは素晴らしい。今年(2015年)はここまで6勝、勝率4.5パーセント、連対率9.8パーセント。
菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの22歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。
小学時代はプロサッカークラブ・京都サンガF.C.の下部組織に在籍。中学1年時の京都競馬観戦をきっかけに騎手を志す。
2008年4月に千葉県白井市の競馬学校の騎手課程(27期)に入学。嶋田純次や横山和生らと入学したものの、留年のため、第28期生としての騎手デビューとなった。デビューの同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。
2012年3月3日に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてリニューアルオープンした中京競馬場でデビュー。1Rでバトルマグマに騎乗して4着。デビュー月には初勝利は挙げられなかったが、4月14日の2回阪神7日1R 3歳未勝利をトーブプリンセスで制して初勝利。これは10番人気だった。その後順調に勝ち星を挙げ、2012年は422回騎乗し、1着23回、2着25回の好成績を残した。同期の中井も23勝をあげ同率であったが、騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。
デビュー2年目の2013年もリーディング上位の好成績。3月16日のファルコンステークスでカシノランナウェイに騎乗し、重賞初騎乗を果たした(14着)。同年の5月5日にはNHKマイルカップでディアセルヴィスに騎乗し、GT初騎乗を果たした(10着)。そして8月17日にはニュージーランドのテラパ競馬場で行われたアジアヤングガンズチャレンジに参戦、海外初騎乗となった(結果は総合9位)。
デビュー3年目となった2014年。4月10日に笠松競馬場で行われた臥龍桜特別をデスティニーシチーで勝利し、地方交流競走初勝利。4月27日には福島9レースをピグマリオンで制してJRA通算100勝を挙げた。同日終了した第1回福島競馬開催で8勝を挙げ、福島リーディングとなった。
ほっさん愛馬での成績 (18戦2勝)
2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下 中京ダ1900m 11着/11番人気
2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 2着/9番人気
2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下 京都芝2200m 11着/1番人気
2012年 6月 2日 トレゾアシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 13着/12番人気
2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 12着/8番人気
2012年10月27日 スピカシチー 500万下 新潟ダ1800m 8着/12番人気
2012年10月28日 ハルシュタット 500万下 新潟ダ1200m 7着/7番人気
2013年 1月20日 ハルシュタット 500万下 中京ダ1200m 13着/12番人気
2013年 2月20日 ハルシュタット JRA指定交流 ジュノ賞 名古ダ1400m 8着/5番人気
2013年 4月29日 デスティニーシチー 3歳未勝利 福島芝2000m 3着/6番人気
2013年 6月23日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館ダ1700m 6着/6番人気
2013年 9月14日 オフェーリアシチー 2歳未勝利 阪神芝1200m 7着/10番人気
2013年10月20日 グランデアモーレ 鳥屋野特別 500万下 新潟芝1600m 10着/7番人気
2013年10月27日 ハルシュタット 500万下 新潟ダ1200m 8着/7番人気
2013年11月10日 グランデアモーレ 西郷特別 500万下 福島芝1800m 落馬負傷により当日川須栄彦騎手に交替
2014年 4月10日 デスティニーシチー JRA指定交流 臥龍桜特別 笠松ダ1400m 1着/1番人気
2014年 8月 9日 アモーレエテルノ 2歳新馬 札幌芝1800m 出馬投票になってトーセンの馬とバッテングしこちらを蹴る
2014年10月 5日 クラージュシチー 2歳未勝利 阪神芝2000m 1着/1番人気
2014年10月 8日 デスティニーシチー JRA指定交流 夢前川特別 園田ダ1400m 5着/1番人気
2015年 1月18日 クラージュシチー 京成杯 GV 3歳オープン 中山芝2000m 8着/2番人気
2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(11着/1番人気)
デスティニーシチー(16着)
「減量騎手を乗せてスタート良く、展開もスムーズに進めましたが、最後で止まってしまいました」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
「減量騎手を起用して上位を狙いましたが、休み明けのためか前半飛ばした分、終いは息が持ちませんでした。レース後特に異常はないようですが、今週一杯様子を見て次走を検討したいと思います。しかし優先権がないので想定の状況を見て権利が取れないようなら、交流戦も視野に入れたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
デスティニーシチー
「先週は、週中と週末に2本追い切りをかけていますが動きは問題ありません。ただかかるところがあるので、その辺を上手く御すことができれば好走につながると思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
「先週、補欠の繰り上がりがあったので交流戦に出走させたいと思います。稽古のほうは、坂路で馬なりに追い切りましたが動きは良好でした。状態のほうは放牧前に比べると良くなっているので、あとはかからずに上手く流れに乗れるかがポイントとなりそうです。乗り役は菱田騎手を予定していますが、ある程度状態は把握しているので好走を期待したいと思います。あとは馬場状況なども向いてくれればと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
デスティニーシチーは交流戦はここまで3戦2勝ですが、前走のシンガリ負けは見るところのない深刻な負け方で、そこからリフレッシュ放牧に出されての今回ですが、15日の最終追い切りでは栗東坂路で4F54.1−15.3 一杯 と終いの脚の上がり方がハンパなく、絶不調であると言えます。交流戦でも掲示板をハズしそうな気がします。
それでも交流戦ですので、相手も軽いですし、少しでも上の着に来てくれることを願っています。
デスティニーシチーの馬体重は前走マイナス1キロの475キロ。スタートしていきなり躓くような格好になり、5番手になります。それでも常に先頭を射程圏内に入れた良いポジションを取れたと思います。
地方馬も3コーナー辺りでは早々に手が動き始める馬が続出しますが、デスティニーシチーも早々に手応えがなくなり勝ち負けからは脱落。中央ならシンガリ負けといった内容でしたが、さすがに地方交流。後ろもろくに脚が残っておらず、ほぼ位置取りのままの6着で流れ込んでフィニッシュ。全く見所のないレースでした。よく3番人気に支持されたものです。
地元生え抜き馬の5年ぶりの交流戦勝利をサポートしました(T_T)。
デスティニーシチー(6着)
「前半は、いい感じで進めることができましたが勝負ところから手応えがなくなり、追い上げることができませんでした」(菱田裕二騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
同じクラスの園田の交流戦で5着だった時の賞金が792000円で1口1246円でした。今回は6着ですからそれよりも確実に賞金は少なく中央の出走手当ほどだと思われます。
交流戦に出すことはわかりますが、どう考えてもレースを走れるような状態での出走ではなく、もっと追い切り本数を増やして状態を整えてからレースに出すべきです。それをしないのは勝つ可能性が低く、厩舎のお荷物という扱いだからに他ならず、ならばさっさと転厩させて丁寧に扱ってくれるところに移して欲しいものです。
デスティニーシチーは完調状態で芝の中距離を外国人ジョッキーなど掛かり癖を上手く抑えてくれる騎手なら勝ち負け出来る馬です。掛かるから短距離、勝てないから長期放牧に出して、帰厩後ろくに仕上げずの出走ではよほどずば抜けている強い馬でもない限り結果を残せるはずがありません。もう完全に負のスパイラルに入ってしまっています。
うーーーん、こんなに走らない馬ではないだけに今のやり方が残念で仕方がないですね。工夫をされて万全の状態で負けるのはなんとも思わないですが、ここ2戦は明らかにレースに出る前から負けていますし馬も馬主もストレスが溜まります。クラブには転厩の英断をして欲しいですね。
しかし、馬はそんなことも知らずに一生懸命走ってくれています。もっと楽に走れる状態で楽しく走れるレースに出走させてあげたいですね。
23日の夕刻にクラブ公式HPの近況更新があり、次走は芝のレースを予定とありました。スピードのある馬ではないのでゆったり走れる中距離に出して欲しいですが、また想定状況などからダートに出されるかも知れません。確定するまでわかりませんが、芝のレースに出走させることは大賛成です。少々節を取らないと出られませんでしょうから、そこは我慢しますので、確実に芝のレースに出して欲しいですね。福島の2000mなら走るんだけどなぁ〜。我が愛馬バウンスシャッセが中山だけは超強いように、中山や福島は巧者の出る特異なコース。ここを好走したデスティニーですから、合うに決まっています。是非共お願いいたします。
頑張れデスティニーシチー!!私は全然諦めていないぞ!!
2015年 1月17日 第21戦 500万下 中京ダ1400m (16着/12番人気)
2014年10月 8日 第20戦 JRA指定交流 夢前川特別 中央500万クラス (5着/1番人気)
2014年 8月30日 第19戦 千歳特別 500万下 札幌芝1500m (8着/8番人気)
2014年 8月 9日 第18戦 500万下 札幌芝1800m (5着/4番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真多数掲載
2014年 6月28日 第17戦 500万下 阪神ダ1400m (6着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート
2014年 6月15日 第16戦 500万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気)
2014年 4月10日 第15戦 JRA指定交流 臥龍桜特別 中央500万下クラス (1着/1番人気)
2014年 2月23日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (8着/2番人気)
2014年 2月 2日 第13戦 500万下 京都ダ1800m (4着/4番人気)
2013年12月22日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m (7着/7番人気)
2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着/1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)
2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着/2番人気)
2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)
2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)
2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)
2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)
2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)
2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)
2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)