前走は私が芝の中距離でこそだと訴えているのに距離を短縮し1500mに出走して8着に敗れた我らが愛馬デスティニーシチー。しかし、勝ち馬からは0秒6差で、競馬ブックのスピード指数でも73.9とここ7戦の中でも最高の数字でした。やはり芝でこその馬だと思うのですが、岡田稲男調教師はトーンダウン。ダート路線に戻すことが明言されました。しかも1800mを視野ということで頓珍漢です。
結局交流戦に権利が獲れたことから、10月8日 園田11R JRA指定交流 夢前川特別 (中央500万下クラス) ダート1400mに菱田裕二騎手で出走することになりました。
私は関西人ですが、近くの園田はたまたま行ったことがなくてこういう機会に行きたかったのですが、8日は仕事の為に行くことができません。そもそも直前まで中央のレースと両睨みでしたし、たまたま土日の中央が除外対象だったので交流戦に確定した経緯があります。こんな宙ぶらりんな状態ではとても有給休暇を出せませんでした。
前走前 8月27日 札幌ダート 良馬場 強めに追う
花田大昴
5F 66.7
4F 52.0
3F 39.0
1F 13.0[5]
9月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.0
3F 44.6
2F 30.4
1F 15.6
9月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.6
3F 40.5
2F 26.7
1F 13.6
10月1日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.3
3F 38.5
2F 25.1
1F 12.6
10月5日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.5
3F 39.7
2F 26.4
1F 13.4
9月21日、前走後北海道から栗東に移動してきて最初の時計を計時しました。まずは15−15ですね。
9月24日、ハロン14秒程度で追い切られました。徐々にペースを上げられています。予定通りで順調ですね。
10月1日、一杯に追われ坂路4ハロン53秒3で駆け抜けました。デスティニーシチー的には良い状態ですね。特に終いは12秒台で上がっていますし。間隔が開いているとは言え連戦の割にしっかりと追い切られていることも調子のいい証拠だと思います。
10月5日、8日の出走に向け最終調整となる時計を計時しました。1日にしっかりとやっていますので、ここはこんな感じがいいでしょう。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。かなり良い出来だと思います。今回は交流戦ですし、結果を残して欲しいですね。
2014年10月8日(水) 園 田 第11競走 ダート 1400m(右)15:55発走 |
JRA交流 夢前川特別3歳以上登録馬 (サラブレッド系 3歳以上 定量) |
賞金 1着1,100,000円 2着220,000円 3着110,000円 4着66,000円 5着44,000円 |
|
レコード 1:25:4 シャワーパーティー 58 小 牧 毅 2004/04/27 *「セ」 =「せん馬」 *「計不」=「計量不能」 *「降」=「降着」 |
今回のデスティニーシチーの鞍上は私はデスティニーシチーを他のどの騎手よりも知り、巧く操ることができると思う厩舎所属の菱田裕二騎手です。前回コンビを組んだときも交流戦でしたが、見事に勝ち上げ降級の権利をギリギリで獲得してくれました。本当に価値ある1勝でした。
また、我が軍団との前走はこのレースのつい3日前の10月5日にクラージュシチーに騎乗し、10馬身差の圧勝で初優勝をプレゼントしてくれました。
上記2戦共1番人気でしたが、1番人気でも簡単に勝てるほど競馬は簡単ではありません。それをきちんと勝ち上げるということはたいしたことです。どちらも騎乗の巧さが光りました。
まだデビュー3年目の菱田裕二騎手ですが、なぜか我が軍団との縁は深く、デビューイヤーに7度の騎乗、デビュー2年目にも7度の騎乗とかなりの確率で愛馬に騎乗していただいております。しかも同じ厩舎の馬ばかりではありません。今回で8厩舎(佐々木晶三、村山明、清水出美、岡田稲男、日吉正和、松田博資、木村哲也、高橋義忠)17回目の愛馬への騎乗となります。そりゃ、何年も乗っているベテラン騎手なら、長い年月をかけてこのくらいの騎乗数があってもなんの不思議もありません。しかし、2012年3月にデビューした今年3年目の騎手です。これは異常な数字です。
デビューイヤーは歯がゆい騎乗も多かったですが、それは当たり前で仕方のないこと。その時に我が軍団の駄馬たちでいろんな経験を積み重ねて、今はかなりの騎乗技術で任せて安心できる騎手にまで成長しました。全国リーディング14位という素晴らしい成績も肯けます。今回も勝ち負けを期待しております。
2014年10月6日終了現在、JRA通算128勝。勝率6.9パーセント、連対率13.2パーセント。昨年(2013年)は、JRA通算52勝。勝率6.3パーセント、連対率12.5パーセント。今年(2014年)はここまで53勝、勝率9.0パーセント、連対率15.6パーセントと昨年を上回る成績で好調。
菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの22歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している3年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。
小学時代はプロサッカークラブ・京都サンガF.C.の下部組織に在籍。中学1年時の京都競馬観戦をきっかけに騎手を志す。
2008年4月に千葉県白井市の競馬学校の騎手課程(27期)に入学。嶋田純次や横山和生らと入学したものの、留年のため、第28期生としての騎手デビューとなった。デビューの同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。
2012年3月3日に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてリニューアルオープンした中京競馬場でデビュー。1Rでバトルマグマに騎乗して4着。デビュー月には初勝利は挙げられなかったが、4月14日の2回阪神7日1R 3歳未勝利をトーブプリンセスで制して初勝利。これは10番人気だった。その後順調に勝ち星を挙げ、2012年は422回騎乗し、1着23回、2着25回の好成績を残した。同期の中井も23勝をあげ同率であったが、騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。
デビュー2年目の2013年もリーディング上位の好成績。3月16日のファルコンステークスでカシノランナウェイに騎乗し、重賞初騎乗を果たした(14着)。同年の5月5日にはNHKマイルカップでディアセルヴィスに騎乗し、GT初騎乗を果たした(10着)。そして8月17日にはニュージーランドのテラパ競馬場で行われたアジアヤングガンズチャレンジに参戦、海外初騎乗となった(結果は総合9位)。
デビュー3年目となった2014年。4月10日に笠松競馬場で行われた臥龍桜特別をデスティニーシチーで勝利し、地方交流競走初勝利。4月27日には福島9レースをピグマリオンで制してJRA通算100勝を挙げた。同日終了した第1回福島競馬開催で8勝を挙げ、福島リーディングとなった。
2012年デビューの新人騎手5人の2014年10月6日までの騎乗成績は以下のとおりです。
菱田裕二 128勝
中井裕二 68勝
長岡禎仁 20勝
原田和真 13勝
ということで、同期の中では勝ち頭です。
ほっさん愛馬での成績 (16戦2勝)
2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下 中京ダ1900m 11着/11番人気
2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 2着/9番人気
2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下 京都芝2200m 11着/1番人気
2012年 6月 2日 トレゾアシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 13着/12番人気
2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 12着/8番人気
2012年10月27日 スピカシチー 500万下 新潟ダ1800m 8着/12番人気
2012年10月28日 ハルシュタット 500万下 新潟ダ1200m 7着/7番人気
2013年 1月20日 ハルシュタット 500万下 中京ダ1200m 13着/12番人気
2013年 2月20日 ハルシュタット JRA指定交流 ジュノ賞 名古ダ1400m 8着/5番人気
2013年 4月29日 デスティニーシチー 3歳未勝利 福島芝2000m 3着/6番人気
2013年 6月23日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館ダ1700m 6着/6番人気
2013年 9月14日 オフェーリアシチー 2歳未勝利 阪神芝1200m 7着/10番人気
2013年10月20日 グランデアモーレ 鳥屋野特別 500万下 新潟芝1600m 10着/7番人気
2013年10月27日 ハルシュタット 500万下 新潟ダ1200m 8着/7番人気
2013年11月10日 グランデアモーレ 西郷特別 500万下 福島芝1800m 落馬負傷により当日川須栄彦騎手に交替
2014年 4月10日 デスティニーシチー JRA指定交流 臥龍桜特別 笠松ダ1400m 1着/1番人気
2014年 8月 9日 アモーレエテルノ 2歳新馬 札幌芝1800m 出馬投票になってトーセンの馬とバッテングしこちらを蹴る
2014年10月 5日 クラージュシチー 2歳未勝利 阪神芝2000m 1着/1番人気
2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(11着/1番人気)
デスティニーシチー
「日曜にも坂路で速いところを行いましたが、動きは軽快で状態も上向いています。本来は阪神の1400m戦に向けていましたが除外になったため交流戦にまわりました。この馬には地方の深い馬場が合っていると思いますので、3勝目を目指したいです」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
鞍上は厩舎所属でデスティニーシチーを他のどの騎手よりもよく知り、そして誰よりも巧く操ることのできるあの人かなと思っていましたら、やはりそうでした。
軍団専属契約騎手菱田裕二騎手(ヒッシー)。
5日にクラージュシチーを勝ち上げてくれた騎手です。我が軍団にとっては16戦目にしてヒッシーとのコンビで中央初勝利でした。
デビューイヤーはお世辞にも巧い騎乗とは言えませんでしたし、追う力も頼りなかったですが、それはだれでも最初はそんなもの。三浦皇成騎手などは特別です。
今は3年目にして1つ1つ丁寧にソツのない騎乗をしていますし、当たり前のことを当たり前にできる良い騎手になったと思います。
私と成長したヒッシーとはここ4戦は
2013年11月10日 グランデアモーレ 西郷特別 500万下 福島芝1800m 落馬負傷により当日川須栄彦騎手に交替
2014年 4月10日 デスティニーシチー JRA指定交流 臥龍桜特別 笠松ダ1400m 1着/1番人気
2014年 8月 9日 アモーレエテルノ 2歳新馬 札幌芝1800m 出馬投票になってトーセンの馬とバッテングしこちらを蹴る
2014年10月 5日 クラージュシチー 2歳未勝利 阪神芝2000m 1着/1番人気
と、何らかの理由で乗らないか、乗れば優勝かのまさに、”ダブルオアナッシング”のギャンブル性の高い騎手です(笑)。
しかし、勝った2戦共1番人気とはいえ、確実に勝たせる安心感はありがたいものです。あの武豊騎手でも1番人気の勝率は5割もないものです。前回のデスティニーシチーとのコンビでも降級に向けてのラストチャンスでした。それをきっちりと勝ち上げ、デスティニーシチーは今また500万クラスで走ることができています。
今回も良い騎乗で勝ち負けに絡んで欲しいですね。比較的相手も軽く、人気になりそうな馬はそのデスティニーシチーが勝った臥龍桜特別で2着だった馬です。その馬の鞍上小崎綾也騎手は新人ながらかなり乗れていますし(そりゃ、調教師のご子息ですから)、手強いのですが、小崎くんが活躍するのは週末のプリュムだけにしてもらって、ここでは先輩のヒッシーに譲ってくださいませ。
それにしても我が軍団はここ3週は1着2回、2着1回、3着1回と軍団の調子が上向いてきて良い感じです。ここも上位が狙えますし、しっかりと勝ちたいですね。
8日は近くなのになぜか行ったことのない園田で本来なら行きたいのですが、ちょうど仕事です。岡田稲男調教師が中央の想定を見てなんて言わなきゃ、もう少し早くに有給休暇も出せたんですけど、未確定でしたからねぇ。
それでも勝って欲しいですね。ヒッシー頼むぞ!!
デスティニーシチーの馬体重は前走マイナス3キロの475キロでした。
スタートはまずまずで、外枠が災いしてなかなか中に入れませんが3番手の絶好位を取ります。しかし、3コーナーを待たずして早くも手応えが悪くなり、鞍上・菱田裕二騎手の手が激しく動きます。勝負どころで後ろ2頭に抵抗することもなく交わされ5番手に。それらを捉える脚はありませんが、渋太く後ろは交わさせずに5着。どうしちゃったんでしょうね。
2014年10月8日 (水) 園 田第11競走 ダート 1400m (右) 天候:晴 馬場:良 |
(サラブレッド系 3歳以上 定量)
賞金 1着 1,100,000円 | 2着 220,000円 | 3着 110,000円 | 4着 66,000円 | 5着 44,000円 |
|
上り 3F 38.7 |
コーナー通過順 1コーナー 5,6,(4,7),3,1,8,2 2コーナー 5,6,7,4,3,1,8,2 3コーナー 5,6,3,4,7,8,1,2 4コーナー (3,5),6,4,7,8,1,2 |
本年、盛岡の中央500万クラスのスピカシチーの交流戦5着の時の賞金から考えて、いただける賞金の総額は80万円程度。1口で割りますと1300円程度はあると思うのですが、正直経験がないのでわかりません。そもそも園田に愛馬が出走すること自体が初めてのことですから。
地方ではここまで2戦2勝のデスティニーシチーですから大いに期待していたのですが、今回はどうも失速具合から言っておかしかったですね。疲労があるように感じます。今回の走りは度外視していいのではないでしょうか。次走はしっかりと立て直して貰って、また勝ち負けを狙って行きたいですね。
いやぁ〜、8頭立てですし、交流戦は相性の良いデスティニーシチーが調教でも良い動きを見せていたものですから勝ち負けを信じておりました。故に5着と結果を知ったときには呆然としましたね。そこから他も忙しく、なかなか更新する気になれず、1か月ほど放置してしまいました。すみません。なので、レース後のコメントを取り損ねました(^_^;)。
しかし、それ以降の近況報告を見ていてもやはり疲労が蓄積していたようですし、時間をかけてゆっくりとリフレッシュすれば、また強いデスティニーシチーが帰って来てくれますね。晩成血統だと思いますし、これからの更なる本格化を期待しております。
頑張れデスティニーシチー!!
2014年 8月30日 第19戦 千歳特別 500万下 札幌芝1500m (8着/8番人気)
2014年 8月 9日 第18戦 500万下 札幌芝1800m (5着/4番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真多数掲載
2014年 6月28日 第17戦 500万下 阪神ダ1400m (6着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート
2014年 6月15日 第16戦 500万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気)
2014年 4月10日 第15戦 JRA指定交流 臥龍桜特別 中央500万下クラス (1着/1番人気)
2014年 2月23日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (8着/2番人気)
2014年 2月 2日 第13戦 500万下 京都ダ1800m (4着/4番人気)
2013年12月22日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m (7着/7番人気)
2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着/1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)
2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着/2番人気)
2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)
2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)
2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)
2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)
2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)
2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)
2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)