繋ぎが高く調教負荷をかけられず、気性も悪く、初戦、2戦共短距離馬なのに出遅れて後方尽で全く出番なしだった我らが愛馬ラフェドフルール。芝もダートもダメで僅か2戦で八方塞がり(>_<)でしたので、仕方なく前走はゆったりと走れる中距離への定石通りの鞍替えでした(T_T)。しかし、やはり短距離王サクラバクシンオーの産駒に中距離は厳しく、4コーナーを待たずに失速!!そのまま最下位で入線しタイムオーバーになりました。
有力馬が多数在籍する西園正都厩舎において、完全に引退かと思われましたが、なんとなんと続戦!!しかも交流戦も視野にということで結構本気でやってくださるようです。これは本当に有り難いことです。技術は間違いない西園正都先生の本気に期待したいですね。
前走後、タイムオーバーになった為に5月30日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。
前走後タイムオーバーによる1か月の出走規制の為に5月30日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていた我らが愛馬ラフェドフルールですが、6月20日に栗東トレセンに帰厩しました。
このタイミングでの帰厩は22日に行われる7月2日の川崎の交流戦への出馬登録の為ですが、見事に投票の結果選出されました。
次走は7月2日 川崎 JRA指定交流 ジュライフラワー賞 中央3歳未勝利クラス ダート1400mです。
前走前 5月21日 栗東坂路 重馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 53.5
3F 39.6
2F 26.3
1F 13.7
6月25日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 53.3
3F 38.7
2F 25.5
1F 13.0
6月25日、なかなかの動きを披露してくれました。本番では出遅れてさっぱりですが、この動きならなんとか恵まれれば未勝利クラスが脱出できないこともないと思います。
以下は同日(6月25日)更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
「地方交流への出走も視野に入れて、それに必要な間隔を空けるつもりでNFしがらきで乗り込んでもらっていました。帰厩後はいい感じで乗り出せましたし、状態も良さそうでしたので、先週末に地方交流戦へ登録したところ、幸い選出されました。血統的に1800mは多少長いのかもしれませんが、1200mだと行き脚がつかなかった時が厳しいので、1400mというのはいい条件だと思います。相手関係ももちろん中央で使うよりは楽でしょう。今朝は坂路で追い切りましたが、時計を見てもらってもわかるとおり、未勝利クラスでは十分上位のタイムなんです。実戦でなかなかいい結果が出ていないのですが、なんとかいい状態でレースに臨めるようにしていきます」(西園師)7月2日の川崎競馬(ジュライフラワー賞・ダ1400m)に出走を予定しています。
ということで、相手関係は今回は決して楽ではありませんが(特に地方馬が強く)、追い切りの動きは確かに未勝利クラスでは十分上位のタイムですねぇ。そろそろ開眼してくれませんかねえ。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イクラトロ | 4/27 未勝利 | 京都芝2000 | 9 | 9 | 11 | ||||||
エイユーバーチョ | 5/25 未勝利 | 京都ダ1200 | 9 | 10 | 5 | 9 | 交 | 8 | |||
地 | キョウエイスパーク | 6/11 交流 | 川崎ダ1400 | 5 | 1 | 地 | 地 | 地 | |||
クールルーシー | 5/25 未勝利 | 京都ダ1200 | 11 | 13 | 13 | 8 | 5 | ||||
地 | シャムネコ | 6/12 交流 | 川崎ダ1500 | 3 | 11 | 地 | 交 | 地 | 交 | ||
地 | セイントコレクター | 6/12 交流 | 川崎ダ1500 | 9 | 1 | 地 | 交 | 地 | 地 | ||
地 | タカボッチ | 6/11 交流 | 川崎ダ1400 | 3 | 3 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ドータン | 6/01 未勝利 | 東京ダ1400 | 11 | 14 | 16 | 13 | 9 | 12 | |||
ブラックメイプル | 5/25 未勝利 | 東京ダ1300 | 8 | 1 | 2 | 6 | 5 | 2 | |||
地 | ポッドギャング | 6/25 交流 | 大井ダ1800 | 5 | 4 | 交 | 地 | 交 | 地 | ||
ユウアクトレス | 2/12 交流 | 笠松ダ1400 | 3 | 1 | 6 | ||||||
ラフェドフルール | 5/24 未勝利 | 新潟ダ1800 | 15 | 12 | 15 | 10 | |||||
地 | リュボヴィ | 5/29 地方 | 浦和ダ1300 | 1 | 2 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ヴィンセンツイヤー | 5/03 未勝利 | 東京ダ1600 | 15 | 10 | 7 | 9 | 8 |
表中 「地」は地方所属馬
表にはJRAの補欠馬を含みますが、ラフェドフルールは選出されていますので、出走は確実です。
2014年7月2日(水) 川 崎 第9競走 ダート 1400m(左)18:55発走 | |
JRA交流 ジュライフラワー賞3歳未格付選定馬JRA選定馬 (サラブレッド系 3歳 別定) |
賞金 1着2,500,000円 2着750,000円 3着500,000円 4着300,000円 5着200,000円 |
|
レコード 1:26:6 タイセイレジェンド 57 内 田 博 幸 2012/11/05 *「セ」 =「せん馬」 *「計不」=「計量不能」 *「降」=「降着」 |
今回のラフェドフルールの鞍上は地元川崎所属の拜原靖之騎手です。私は地方も含めて全騎手をランク化していますので、名前は存じておりますが、顔も知らないですし、実績も存じ上げません。そんなこんなで調べて見ましたが、うーーーん。南関においてもリーディングでかなり下の方の騎手ですねぇ。今年はここまで1勝ですか。もっと良い騎手が空いていると思うのですが、何か思惑でもあるのでしょうか。
ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)
・・・とはいえ、ラフェドフルールはこんな成績ですし、良い騎手はこの馬に乗るくらいなら休憩時間に充てたいでしょうね。1つでも上の着に持って来て欲しいですね。
2014年7月2日終了現在、地方通算勝利数は75。勝率5.0パーセント、連対率13.2パーセント。騎乗馬に恵まれないこともあるが、正直寂しい数字である。我がほっさん評価も最低ランクの「E」と全く期待出来ない。
昨年(2013年)は年間13勝、勝率7.5パーセント、連対率17.2パーセントで南関リーディング45位。本年(2014年)はここまで1勝、勝率1.4パーセント、連対率11.4パーセントと南関リーディング76位と南関の騎手としても期待は低い。
拜原 靖之(はいばら やすゆき)は1982年8月3日生まれの32歳。地方競馬の川崎競馬場八木仁厩舎所属の14年目の騎手である。地方競馬教養センター騎手課程第74期生。
2001年9月29日付けで地方競馬騎手免許を取得。同年10月22日第9回川崎競馬第1日目第7競走C2三組選抜戦をトウカイオードーで優勝し、初騎乗初勝利(13頭立て1番人気)。中央での騎乗は1度もない。
競馬ブック
見解
「デビュー以来、ワイド率10割と抜群の安定感を誇るタカボッチ。前走にしても勝ちに動いて小差B着と中身は濃い。晴雨兼用なのも強みでV最有力。キョウエイスパークは前走で◎と接戦。再度ハナを奪えれば粘り込みが。JRA勢の筆頭は地方のダートで実績があるエイユーバーチョ。」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 竹内康 大木尚 善林浩 CPU キュウエイスパーク △△ △ △ ユウアクトレス △ ○ ▲ エイユーバーチョ ◎ △ ◎ クールルーシー ▲ タカボッチ ○ ▲ △△ リュボヴィ ◎ △ シャムネコ △ △△ ○ ヴィンセンツイヤー △ △ ラフェドフルール
あとは無印
ラフェドフルール(15着)
「これまで後ろからの競馬になっていましたし、一か八か前々からの競馬をしてみたいと思いポジションを取りに行きました。内枠から主張されてハナまではいけず控えましたが、序盤のペースが速くなったこともあって最後は苦しくなってしまいました。今回距離を延ばしてもらった分前目の競馬ができましたが、スタートからの初速が速い馬ではないだけに短い距離だといいところからの競馬がしづらくなると思います。ただ、長い距離がいいとも言いにくいだけに…。もう少しゆったり行ければいくらか違うのかもしれませんが、いい競馬ができず申し訳ありません」(松若風馬騎手・キャロットクラブ公式HP)
交流戦とはいえ、特に南関のメンバーが揃っており出番はなさそうです。1つでも上の着に来て欲しいですね。
ラフェドフルールの馬体重は前走マイナス8キロの474キロでした。さすがに目一杯攻めたということでしょうか。
ラフェドフルールのスタートは普通で気合いをつけて前を取りに行きます。3番手の外の絶好位を取ります。道中は折り合いいい感じでしたが、3コーナーでは早くも鞍上の拜原靖之騎手の手が激しく動き、ムチも入ります。しかし、もう余力がなく、一気に後退し馬群に呑み込まれジエンド(T_T)。人気通りのシンガリ10着で入線します。
2014年7月2日 (水) 川 崎第9競走 ダート 1400m (左) 天候:晴 馬場:良 |
JRA交流
(サラブレッド系 3歳 別定)
賞金 1着 2,500,000円 | 2着 750,000円 | 3着 500,000円 | 4着 300,000円 | 5着 200,000円 |
|
上り 4F 52.3 3F 40.3 |
ハロンタイム 12.7- 11.8- 13.6- 12.0- 13.0- 13.7- 13.6 |
コーナー通過順 1角 1,8,10,6,4,9,3,2,7,5 2角 1,8,10,6,4,9,3,2,7,5 3角 (1,8),10,9,(4,6),3,2,7,5 4角 (1,9),8,4,6,10,(2,7,3),5 |
ラフェドフルール(10着)
「気にしていたスタートはしっかりと決めてくれて道中もまずまずの形で進めることができたと思います。ただ、勝負どころから徐々に手応えが悪くなってしまい、最後は余力がありませんでした。前走が少し長めの距離を使って厳しかったようなのでこのくらいの距離で少しでもいい着順をと思いましたが、結果を出せず申し訳ありませんでした」(拜原靖之騎手・キャロットクラブ公式HP)
クラスは違いますが、愛馬スピカシチーが今年の1月に川崎の交流戦で10着だった時の賞金が36.7万円でしたから、その程度だと思われます。1口で割りますと850円程度になると思われます。
残念ながら八方塞がりで引退という選択ししかないでしょう。
7月3日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告は次の通りです。
「昨日の川崎競馬は、スタートから非常にいい行きっぷりで、前半はこれならと思わせる走りだったのですが、最後は一杯になってしまいました。繋ぎが立っているぶん、なかなかスピードが伝わらない走りになるのでしょう。調教はだいぶ動くようになってきていただけに、成長しているのは間違いないのですが、肩や背中の筋肉へのダメージも大きくこれ以上しっかりと仕上げていくのは厳しいと言わざるを得ません。会員の皆様の期待にお応えできず大変申し訳ありません」(西園師)入厩当初から立ち気味の繋ぎを懸念していましたが、調教を積む中で脚元の不安なく順調に仕上げられました。とはいえ、やはり繋ぎの柔軟さがない分ロスの多い走りになってしまったようで、ここまでなかなかいい結果を出すことができませんでした。このあとレースに出走するとなるとまたある程度の間隔が必要ですし、このままでは会員の皆様への負担ばかりが大きくなってしまう可能性があります。このような状況を鑑み、西園正都調教師と協議を行った結果、現役続行を断念し、近日中に競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には大変残念なことと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。
ということで、大方の予想通り現役引退となりました。
同世代の牝馬で愛馬のバウンスシャッセが3歳牝馬の最高峰のレース・優駿牝馬(オークス)GTで3着と世代最高の能力を見せてくれましたが、本当にこちらは対称的です(>_<)。私はこの世代の牝馬の購入はキャロットクラブではこのラフェドフルールとバウンスシャッセのみです。友駿ホースクラブで牝馬のオフェーリアシチーを持っていますが、あれはGTクイズ権利馬という友駿ホースクラブ独特の付加価値のついた募集馬なので、クイズ目当てで購入。たまたま勝ち上がってくれて今は500万クラスで走ってくれています。
このラフェドフルールはそういった付加価値なしのガチンコ勝負の馬。それがこの低迷では私もいくらバウンスシャッセが重賞も勝ち、あれだけ活躍してくれていても威張れません。世間的には、2頭の牝馬に出資して、それが重賞を勝ってくれれば十分なのでしょうが、私は勝ち上がり率を重視してきましたので、未勝利での引退はやはり痛恨ですね。
これで愛馬の未勝利引退は衝動買いして大後悔をしてしまった豪州産のリバイヴエンブレム以来です。
2009年産 5頭購入4頭勝ち上がり 勝ち上がり率80パーセント
2010年産 3頭購入3頭勝ち上がり 勝ち上がり率100パーセント
と来て、2011年産は今の所4頭購入2頭が勝ち上がり、1頭が引退、1頭は未勝利という状態です。
残る愛馬ジェットブラックが勝ち上がってくれると75パーセント。勝ち上がれなければ50パーセントの勝ち上がり率ということになります。ジェットブラックは晩成ですし、ラフェドフルールよりも能力は見せるのですが、時期が時期だけになんとも言えませんね。勝ち上がって欲しいなぁ〜。
ラフェドフルールは愛馬ハルシュタットの下で、私はハルシュタットは厩舎のまずいやり方から現在1勝馬ですが、福島で勝ち上がった時の内容から、2つは勝てる馬だと確信していました。
その下のラフェドフルールも安価ですし、2、3勝してくれれば私としては十分なわけですから、アーニングIDXの高いサクラバクシンオー産駒ですし、何よりも短距離実績の高い西園正都厩舎ですし大丈夫と思って購入しました。購入当初から繋ぎの高さなどマイナス面を指摘していたにもかかわらず、それでも西園正都先生ならなんとかしてくれるだろうと考え安易に購入に走りました。
結果的に、いくら西園正都先生でも、繋ぎの高い馬をどうすることもできず、故障をしかねないので調教負荷をかけることができず、負荷をかけられないので能力は伸びず、しかも短距離馬なのに立ち繋ぎの為にスピード能力が殺されとどうしようもありませんでした。
そんな馬を購入したことは猛省しておりますが、取りあえず繋ぎが高くリスクのある馬だということを購入時に指摘できていたことだけは自分で自分を評価したいと思います。
私は以前、馬格のない馬や母の高齢時の産駒などに手を出し、散々な目に遭ってきたことがあります。それらの経験からできるだけリスクの少ない馬を選ぶようにしてきましたし、それで上記の勝率を稼いでいると思います。今回の失敗は気づいていても強引に購入に至った自分が悪いのですが、それを授業料として次は同じ失敗を繰り返さないようにしたいと思います。
ラフェドフルール自体は最後まで一生懸命走ってくれました。僅か4走でしたが、いろいろと試して貰って悔いはありません。お疲れ様、ラフェドフルール。
2014年 5月24日 第3戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (15着/12番人気)
2014年 1月25日 第2戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (15着/13番人気)
2013年12月21日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1600m (10着/12番人気) 写真多数付き現地観戦レポート