フロアクラフト(リッチダンサーの10) 第16戦


キャロットクラブ出資愛馬第18号は、西園正都厩舎狙いの馬。

超一流の厩舎に対し、血統やラインナップの見劣る預託馬で同等の勝ち数を上げる技術はまさに本物。また、マージービートのように数を使ってくれることも嬉しい。

父はフジキセキでイマイチだが、母はデビュー前には評判の高かったホーカーテンペストを輩出。そのホーカーテンペストはフロアクラフト購入後に4勝目を挙げオープン入り。

そしてフロアクラフトも1勝馬ながら格上挑戦のスイートピーSで2着に入り優駿牝馬(オークス)GTへの優先出走権を確保。これは出資愛馬初の芝のGTへの出走で感動。しかも一生に一度しか出走できないクラシック!!

その優駿牝馬(オークス)GTでは明らかに格下なので17番人気とブービー人気だったが、見事な走りで5着と掲示板を確保。


その後北海道ではデコボコ馬場や重い洋芝に苦しみ2戦大敗だったが、本州に戻り500万、1000万クラスと連勝。

準オープン(1600万下)クラスでも牡馬相手に2着とクラス上位の走りを披露。その時の競馬ブックのスピード指数過去最高のSP86.7。今が充実期。

前走は果敢に格上の重賞に挑戦するも不利な外枠で内に入れずポジションが取れずに9着大敗。しかも直線では内に行こうとして修正されていた。

そんなロスの中、極端にパフォーマンスを落としたわけではなく自己条件に戻る今回は当然勝ち負けを期待。


前走後、在厩で調整され、5月18日 京都9R パールステークス 1600万下 芝1800m 混合 牝馬限定に出走!!

特別登録段階ではフルゲート18頭のところに特別登録数11頭。水曜日の想定段階でも11頭で変わらないが、美味しいレースであることは間近いない。結局11頭でそのまま確定。

8着/4番人気。

差しの競馬になったしまったが、決め手に欠けるフロアクラフトだけに後ろから32秒台や33秒台で平気で上がって来られるこのクラスでは正直厳しいことが露呈。

しかし、6月2週からは1000万クラスに降級できるし、まずは目標はそこでの4勝目。募集金額1800万円の安価な馬。4勝できればいうことない。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手と西園正都調教師のコメントを掲載。

(2014年5月19日完結)

2014年5月15日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は5月18日 京都9R パールステークス 1600万下を予定

 我らが愛馬フロアクラフトは前走重賞に格上挑戦しましたが、位置取りが悪く直線も内に行こうとして修正しながらになるなど着ほど負けていないものの9着となりました。

 以下は4月30日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。

「スタート後の感じは悪くなかったのですが、その後に思っていたよりも隊列が落ち着いてしまいましたし、結果的に大事に乗り過ぎてしまいましたね。やはりこの馬の走りを考えたらもう少し前で流れに乗りたかったです。競馬の後は数日様子を見て来ても特に反動は出ていませんから、出来れば続けて使っていきたいところです。もう少し様子を見ながらにはなりますが、次の京都開催には牝馬限定の自己条件が組まれていますし、そのあたりを見ながら調整していきたいと思います」(西園師)今のところ5月18日の京都競馬(パールS・牝馬限定・芝1800m)を目標にしています。

 ということで次走が5月18日 京都9R パールステークス 1600万下 芝1800m 混合 牝馬限定を予定と発表になりました。次の5月7日の近況報告でも鞍上が発表になっていませんでしたから、前走の消極的騎乗の制裁で主戦の松山弘平騎手が乗り替わるのかと思ってしまいましたが、その後の特別登録(11日)の段階では松山弘平騎手を確保されていました。

 1600万クラスなら牡馬相手に2着でしたし、今回は牝馬限定戦。当然勝ち負けと思います。前走は大敗したものの福島でしたし、今回は2勝を挙げている相性の良い京都コースです。頭数も少なそうで不利もないでしょうし、実力通りの走りを期待したいですね。

●追い切り情報(5月15日作成)

前走前  4月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.1
3F 39.8
2F 25.5
1F 12.5



5月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 43.5
2F 28.4
1F 14.1


5月14日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 53.7
3F 38.4
2F 24.5
1F 12.0
 5月11日、ハロン15秒で終いだけ14秒で追い切られました。使われて来ているので今回は軽めで十分でしょう。ピークは前回でしょうが、今回は11頭と少頭数の自己条件でしかも牝馬限定戦ですし、勝ち負けを期待しています。

 5月14日、使い続けられていますので、全体の時計はゆったり目ですが、終いの伸びは素晴らしいですね。デイリー馬三郎では”鋭く伸るA”と最高の評価をいただいております。
 以下は5月14日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「それほど間隔も空いていませんし、今朝は坂路でサッと終い重点の追い切り。追ったのはラスト2ハロンだけですが、24秒5、12秒フラットとすばらしい反応を見せてくれました。状態は引き続きとてもいいですし、小回りコースよりもコーナーが2つの京都1800mは競馬がしやすそうです。自己条件の牝馬限定戦という番組ですし、ここはなんとか結果を出したいところですね」(西園師)18日の京都競馬(パールS・牝馬限定・芝1800m)に松山騎手で出走を予定しています。
 ということで、西園正都先生としてもいい手応えのようです。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。やりすぎると結果に出ないですから、この程度がちょうど良いと思います。

●気になる特別登録表(5月18日 京都9R パールステークス 1600万下)

特別登録表 5月18日 京都9R パールステークス 1600万下 芝1800m 混合 牝馬限定 定量

第1回登録完了馬 全11頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイムヒアー 55.0 11/03 ユー16下 東京芝1600
ウイングドウィール 北村友一 55.0  3/15 うず16下 阪神芝1400 11
カノン 義英真 55.0  4/20 難波16下 阪神芝1800
セレブリティモデル 55.0  3/15 サン16下 中山芝2500 10 12 13 16 16
ディアデラマドレ 藤岡康太 55.0 11/10 エリGT 京都芝2200
トーセンアルニカ 池添謙一 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
トーセンソレイユ 小牧太 55.0  4/26 錦S16下 京都芝1600 11
フィロパトール 藤田伸二 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800 16 11
ブリッジクライム 秋山真一郎 55.0  4/27 府中16下 東京芝2000 15
フロアクラフト 松山弘平 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
リメインサイレント 幸英明 55.0  5/03 下鴨16下 京都芝2000 13

フルゲート18頭のところに現在11頭出馬想定されています。前走で準オープンからオープンに上がった愛馬マデイラは同じく芝の1800m戦で特別登録数が43頭と数が激増しています。準オープンは概ね登録数が少ないですし美味しいレースが多いですね。

鞍上は、前走の消極的騎乗で変更になるかと心配しましたが、主戦の松山弘平騎手確保でした。

●気になる出馬想定表(5月18日 京都9R パールステークス 1600万下)

出馬想定表 5月18日 京都9R パールステークス 1600万下 芝1800m 混合 牝馬限定 定量 全11頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイムヒアー 国分恭介 55.0 11/03 ユー16下 東京芝1600
ウイングドウィール 北村友一 55.0  3/15 うず16下 阪神芝1400 11
カノン 義英真 55.0  4/20 難波16下 阪神芝1800
セレブリティモデル 藤岡佑介 55.0  3/15 サン16下 中山芝2500 10 12 13 16 16
ディアデラマドレ 藤岡康太 55.0 11/10 エリGT 京都芝2200
トーセンアルニカ 池添謙一 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
トーセンソレイユ 小牧太 55.0  4/26 錦S16下 京都芝1600 11
フィロパトール 藤田伸二 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800 16 11
ブリッジクライム 秋山真一郎 55.0  4/27 府中16下 東京芝2000 15
フロアクラフト 松山弘平 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
リメインサイレント 幸英明 55.0  5/03 下鴨16下 京都芝2000 13

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

未定だった馬の鞍上が確定しただけで、水曜日の想定段階でも同じく11頭です。このまま確定しそうですね。

●出馬確定表

出馬確定表 5月18日 京都9R パールステークス 1600万下 芝1800m 混合 牝馬限定 定量 全11頭 フルゲート 18頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイムヒアー 国分恭介 55.0 11/03 ユー16下 東京芝1600
ウイングドウィール 北村友一 55.0  3/15 うず16下 阪神芝1400 11
カノン 義英真 55.0  4/20 難波16下 阪神芝1800
セレブリティモデル 藤岡佑介 55.0  3/15 サン16下 中山芝2500 10 12 13 16 16
ディアデラマドレ 藤岡康太 55.0 11/10 エリGT 京都芝2200
トーセンアルニカ 池添謙一 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
トーセンソレイユ 小牧太 55.0  4/26 錦S16下 京都芝1600 11
フィロパトール 藤田伸二 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800 16 11
ブリッジクライム 秋山真一郎 55.0  4/27 府中16下 東京芝2000 15
フロアクラフト 松山弘平 55.0  4/26 福島GV 福島芝1800
リメインサイレント 幸英明 55.0  5/03 下鴨16下 京都芝2000 13

表中 騎手の太字は乗り替わり

結局、想定表のまま確定しました。

●京都芝1800mコース解説

 スタート地点は2コーナー奥のポケット。
 向正面の直線を目一杯使って行われる特殊なコースで、3コーナーまでの距離は約900mもある。
 新潟芝外回りコースの形態に近く、前半のペースは比較的ゆったり進む。先行馬が揃うと縦長の隊列になりやすい。
 コーナーが2つでホームストレッチの直線も長いので、当然時計が出やすい。ローカル競馬場の芝1800mとは、まったく別の適性が求められる。ロングスパートの適応力が必要で、1800m以上こなせるスタミナが欲しい。きさらぎ賞は、皐月賞や日本ダービーに直結する重要なレースとなっている。
 枠順の有利・不利はない。
 脚質的には、先行〜差しの好走が最も多い。しかし、3〜4コーナーの下り坂を上手にこなし、終いに切れる脚が使えるかが最大のポイント。追い込み馬もかなり活躍できる。
 逃げ馬は前半ペースを落としたいが、溜め逃げすると結局瞬発力勝負になってしまうので、思い切って後続を離した方がペースを幻惑でき、チャンスが出てくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント ロングスパートの適応力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、ブライアンズタイム、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分49秒9 1分49秒7
2歳未勝利 1分49秒2 1分49秒5 1分49秒0 1分51秒4
2歳500万 1分48秒8
2歳オープン 1分48秒0 1分49秒1
3歳新馬 1分50秒6 1分49秒9 1分52秒2
3歳未勝利 1分48秒9 1分48秒1 1分50秒3 1分52秒1
3歳500万 1分48秒2 1分50秒1
古馬500万 1分47秒4 1分48秒6
古馬1000万 1分47秒5 1分48秒8 1分49秒9 1分50秒3
古馬1600万 1分46秒9 1分48秒2 1分49秒0 1分48秒6
古馬オープン 1分46秒9 1分48秒2 1分48秒9 1分49秒1

●騎手は主戦の松山弘平騎手 ほっさん評価「B−」

 今回もフロアクラフトの鞍上はフロアクラフトの主戦・松山弘平騎手です。前走は消極的騎乗で結果を残せませんでしたから、もしかすると乗り替わりもあるかと思いましたが、主戦の松山弘平騎手で安心しました。1度の結果云々よりも、これまでフロアクラフトで積み上げてきた実績は相当なものですからね。そもそもGTの裏開催ですし、そんなに良い騎手も残っていませんからね(笑)。

 フロアクラフトでは7戦2勝、2着2回。この2着の内の1つはオークストライアルのスイートピーSのもので、オークスへの優先出走権を獲得したという意味でも非常に大きな2着です。またこの次の本番のオークスGTでは17番人気でしたが5着と掲示板を確保してくださりました。まだまだGTや重賞やなど大舞台では活躍の少ない若手のジョッキーですが、腕は相当ですし、特にフロアクラフトの騎乗では彼に勝る騎手はいません。

 松山弘平騎手はドリームバレンチノでGT2着の実績がありますが、まだGT勝ちはありません。しかし、そのドリームバレンチノは乗り替わりになってしまい、GT制覇は遠のいてしまいました。このフロアクラフトが彼の記念すべき初GT制覇の馬になってくれると嬉しいですね。

 若いですが大変技術の高い騎手で、現在全国騎手リーディング堂々の16位です。2012年は74勝、2013年は62勝と常にベスト15位以内に入る活躍をされており今後川田将雅騎手、浜中俊騎手らと共に日本競馬界を引っ張っていく騎手になることでしょう。

 私ほっさん愛馬ではフロアクラフトの他に昨年スピカシチーに騎乗していただき12番人気の馬を7着と出走奨励金を確保してくれました。クリンゲルベルガーにも騎乗していただきましたが、8番人気5着と掲示板を確保。出遅れて最後方から素晴らしい脚を引き出し5着まで押し上げていただきました。私との相性も良い騎手だと思います。

 今回は土曜日の愛馬マデイラにも騎乗していただきます。出走愛馬2頭が2頭共松山弘平騎手ということで、すべては彼の双肩にかかっています。頼むぞ!!


 2014年5月15日現在、JRA通算249勝、重賞3勝、GT勝ちはない。勝率6.9パーセント、連対率12.9パーセントだが、一昨年(2012年)は74勝、勝率9.3パーセント、連対率15.9パーセント、昨年(2013年)は62勝、勝率7.3パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく上回り好調。本年(2014年)はここまで21勝、勝率7.0パーセント、連対率13.4パーセントと例年並。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有していたが、障害免許は1度も騎乗することなく返納している。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。

 2013年5月25日、JRA通算200勝を達成。
 ほっさん愛馬での成績(10戦2勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気
 2013年 4月28日 フロアクラフト スイートピーS 3歳オープン 東京芝1800m 2着/6番人気
 2013年 5月19日 フロアクラフト 優駿牝馬(オークス) GT  東京芝2400m 5着/17番人気
 2013年 7月13日 フロアクラフト 湯浜特別 500万下     函館芝1800m  7着/1番人気

 2013年 8月25日 スピカシチー 鳥栖特別 500万下     小倉芝2000m  7着/12番人気
 2013年11月 3日 フロアクラフト 500万下            京都芝2000m  1着/4番人気
 2013年12月 8日 フロアクラフト 遠州灘特別 1000万下   中京芝2000m  1着1番人気
 2014年 3月23日 フロアクラフト 但馬ステークス 1600万下 阪神芝2000m  2着/4番人気
 2014年 4月26日 フロアクラフト 
福島牝馬S GV       福島芝1800m   9着/8番人気
 2014年 5月17日 マデイラ    都大路ステークス オープン 京都芝1800m   着/ 番人気
 2014年 5月18日 フロアクラフト パールステークス 1600万下 京都芝1800m  着/ 番人気


2013年5月19日 東京11R 優駿牝馬(オークス) GTで愛馬フロアクラフトに騎乗する松山弘平騎手。(5着/17番人気)

これ以降は2014年5月17日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「完全な前残りの流れの中、大外から鋭く追い込んだトーセンアルニカ。非常に強い競馬をしており、自己条件のここは勝機。トーセンソレイユの前走は展開、馬場とも完全に不向き。いい決め手があるブリッジクライム、ディアデラマドレは嵌まれば突き抜けまで。前、前での積極的な競馬ならフロアクラフト、リメインサイレント、カノンの粘り込みにも要注意。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
トーセンアルニカ △△
フロアクラフト
カノン
リメインサイレント
フィロパトール
ブリッジクライム △△
ディアデラマドレ △△
トーセンソレイユ △△
アイムヒアー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
トーセンアルニカ 3.4
デイアデラマドレ 3.6
トーセンソレイユ 5.2
リメインサイレント 6.3
ブリッジクライム 7.9
フロアクラフト 10.0
フィロパトール 13.0
カノン 18.0
セレブリティモデル 25.4
ウイングドウィール 26.0
アイムヒアー 30.4



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フロアクラフト 87 84 87 84
トーセンアルニカ 88 84 86 88
ディアデラマドレ 88 80 83 88
トーセンソレイユ 88 87 83 82
リメインサイレント 86 85 81 86
ブリッジクライム 91 84 69 81


デイリー馬三郎

本紙の見解

「今回と同舞台の2走前が圧巻の強さだった◎ディアデラマドレ。GTに格上挑戦した前走も0秒6差のH着なら悪くない結果だろう。良馬場&ベストの距離なら買いの一手。同じく決め脚が魅力の○トーセンアルニカも上位に。〈浜口〉」

◎ ディアデラマドレ
○ トーセンアルニカ
▲ トーセンソレイユ
× リメインサイレント
☆ ブリッジクライム
△ フィロパトール


フロアクラフトは本紙無印(>_<)。


フロアクラフトは全13記者中 ◎(本命)印 なし、〇(対抗) 5記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 3記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フロアクラフト(9着)

 「スタートが良かったので、前で競馬をするつもりでしたが、外枠で内に入れず、ポジションが悪くなってしまいました。揉まれてくれば重賞でも通用すると思います。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「かかるところがある馬なのでポンとスタートを切ったあとは馬なりで進めました。ただ、枠が外寄りだったことで内に入れることが出来ず、思っていたよりも位置取りが後ろになってしまったことが最後まで響いてしまいました。状態もよく、格上でも通用すると思っていましたが、上手く導いてあげることができず申し訳ありません」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「小回りコースですし、ジョッキーとも前々の競馬をしようと話していました。ゲートは上手く決まりましたが、かかる馬ということもあり、結果的に慎重に乗りすぎてしまいましたね。外めの枠も災いし、肝心なところで置いてきぼりにされてしまったことも痛かったです。それでも終いは詰めてきましたし、力負けとは思っていません。いい結果が出せれば大きなところを考えられましたが、まずはトレセンに戻したあとの様子を見つつ考えていきたいと思います」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「中団から。直線で外へ出したが、久々を好走した反動があったのか内へ行きたがってしまい、修正はしていたが、終いは伸びきれなかった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フロアクラフト

 「前走は馬場が悪くて動き切れなかった。自己条件なら力上位。巻き返したい。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「前走はもう少し前で運んでほしかったが、馬場が悪かったからね。自己条件の牝馬限定戦なら。」(西園正都調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 前走の9着という大敗で、フロアクラフトは評価を落とすでしょうが、前走は不利な外枠で内に入れずにいいポジションが取れなかったこと、そして直線では内に行きたがって修正されていたこと、また初めての小回りのローカルコースである福島競馬場だったことなどが敗因の1つで、そんな中でも勝ち馬からは0.6秒差と着ほど負けていませんし、競馬ブックのスピード指数も84.4と決して極端にパフォーマンスを落としたわけではありません。

 それどころかフロアクラフトは牡馬に混じっての準オープン2着の実績がありますし、今回の京都コースは2勝を挙げている相性の良い得意舞台です。そして前走の格上挑戦から自己条件に戻ります。また頭数も少なく不利を受けることもなく、力を出し切れるでしょう。

 追い切りは、強くやり過ぎると逆に結果がついて来ない場合が多いので、今回のように終いをサッとやる程度で良いと思いますし、その時の伸びは秀逸でした。状態も良く本格化しており、私は今回は勝ち負け出来ると確信しております。ただ少頭数ながら相手がかなり協力ですが・・・。

 今回もし勝つことが出来れば、6月8日からはもう1度準オープンに降級できます。もし勝てなければ1000万クラスに降級になります。1000万クラスならどう考えても力上位ですから、4勝目を挙げることはすぐだと思いますが、出来れば今回勝って、クラス上位の走りを見せてくれている準オープンに降級したいですね。非常に贅沢な話ですが(^_^;)。


 そんなこんなで、負けても頭数が少なく、明らかに弱そうな馬もおりある程度の賞金は稼いでくれると思います。少しでも多くの賞金を稼いで欲しいですね。楽しみです。

●残念ながら資格講習受講で現地応援に行けません

 フロアクラフトは私が現地にいないと勝ってくれません。過去3勝すべて私が現地で応援していた時です。ですので、今回も地元京都ですし応援に行きたいのですが、5月6月の土日は資格講習を受講している為に応援に行くことが出来ません。それでも私に遠慮せずにいない時でも勝って欲しいですね。

これ以降は2014年5月19日に作成

●パドック

 フロアクラフトの馬体重は前走と同様の502キロ。馬体は仕上がっていましたし、気配もいつも通りで悪くなかったですね。状態は良かったです。

●レース 

 フロアクラフトのスタートは良く、二の脚もついて一瞬3番手につけます。そこから無理をせずに先行集団のすぐ後ろの5番手で競馬をします。道中は折り合いも良く、つねに前を射程圏内に捉えて抜群の位置だと思いました。

 直線に向くと少し伸びますが、外から同じ勝負服のディアデラマドレにあっさりと交わされるとジリジリとしか伸びず、それでも掲示板はあるかと思われましたが、8着。フロアクラフトも上がり34.5秒と悪くないのですが、さすがに準オープン。勝った馬は別格の32.9秒、他の馬もほとんどが33秒台でレベルが高いですね。

●時計の評価

 今回のフロアクラフトの走破時計は1分45秒7良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分45秒0、勝ち馬の時計が1分44秒9ですから、今回も競馬ブックはピタリ賞です。

 フロアクラフトはそこから0.8秒離されていますから、これはパンチ不足を否めません。牡馬に混じって準オープン2着の成績が光りますが、あの時は松山弘平騎手が抜群の騎乗でコースロスなく走りきり、またハンデ53キロと軽量でした。結果的に準オープンではからっきしではないものの楽ではないということがはっきりと見えて来ました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フロアクラフト(8着)

 「テンに無理せずいいところを取れるタイプですが、今日は少し出していかないといけない感じで、急かした分が響きました。それに直線もフワッとして、気を抜く面を見せていて。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「立ち回りの上手さを活かすためにもいいポジションで進めようと思って、スタートから少し出していったのですが、ペースも速くて思ったより後ろからになってしまいました。それでも手応えは良かったですし、直線入り口では前を捕らえられるかな、というぐらいだったんです。でも、直線が長いと集中力が続かないのか、途中でフワッとしてしまいました。うまく結果を出せず申し訳ありません」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「もうちょっと前に行ければと思ったのですが、あれ以上出して行ったらかかってしまうでしょうし、今日は仕方ないでしょう。しかも上がり勝負の競馬とこの馬には分が悪い展開になってしまいましたからね。状態は良かっただけに残念ですが、敗因も分かっていますから、次こそは巻き返したいと思います」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

フロアクラフト(8着)

 「歩様の硬さは目についた。3〜4角でも抑えて中位で追走。余裕を残して直線に向いたが、追い出されてからは頭が高くなりピリッとした脚を使えず。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金1790万円の5パーセントですので、90万円。 特別出走手当が41.8万円。合計131.8万円。1口で割りますと2500円程度になると思われます。

 未勝利戦の4着の本賞金が75万円ですから、今回は8着と言っても出走奨励金はその金額を上回ります。そう思うとよく頑張って8着に踏みとどまってくれたと思います。芝の中距離の準オープンや1000万クラスは頭数が揃わないことが多いので美味しいですね。

●今後の展望

 準オープンでは後ろから32秒台や33秒台で上がってくる馬がゴロゴロといますので、決め手に欠けるフロアクラフトとしては前残りの展開が希望ですね。今回みたいに前が総崩れになる展開ですと出番がなさそうです。

 しかし、これでフロアクラフトは6月2節から1000万クラスに降級しますから、とにかくそこであと1勝。それで全部で4勝となれば募集金額から言っても申し分ない働きです。そもそも私は安価で2、3勝できる馬を探しているわけですから、もう余裕で達成してくれましたし。

 先行力があるのに切れる脚がないフロアクラフトですから、案外ダートも面白いかも知れません。

●最後に

 1000万クラスはどう考えてもメンバーに恵まれましたし、やはり準オープンは甘くないですね。それでもこのクラスで6着→2着→8着と確実に出走奨励金を確保してくれていますし、今回の8着の奨励金でも未勝利戦4着よりも高い賞金が貰えます。本当に馬主孝行ないい馬です。

 準オープンでも力上位とは思いますが、勝ち切るにはパンチ不足と言うのは否めません。まずは次から降級しますし、そこで優勝し4勝目を挙げてまた準オープンクラスに戻って来てもらい、そこからコツコツとやっていけばいいですね。そこで5勝目を挙げることが夢ですね。重賞だなんだというのは夢のような気がしてきましたが、元々募集価格1800万円の馬。これだけ勝ち星を挙げてくれて、しかもオークスにも出走してくれていうことありません。

 とにかく、あと降級ですから1勝はして欲しいですが、それ以降はからっきしでも構わないので、無事に繁殖入りをして欲しいですね。同じく繁殖入りしてその子に期待がかかる妹のバウンスシャッセはすでに重賞ウィナーで産駒は高額になるでしょうから、姉のフロアクラフトは4勝で引退してくれれば、比較的手頃な価格でその子が購入できるでしょうし・・・なんて考えたりもします。

 それでもまだ4歳の春ですから、現役競走馬としてまだまだ出番はありますよね。やはり私が現地にいないと勝ってくれません。今度こそは用事のない時に出走して欲しいです(笑)。

 頑張れフロアクラフト!!降級後の次はいきなりからの勝ち負けを期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年5月15日立ち上げ 17日、19日加筆
フロアクラフトの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 4月26日 第15戦 第11回 福島牝馬ステークス GV 福島芝1800m (9着/8番人気)

2014年 3月23日 第14戦 但馬ステークス 阪神芝2000m (2着/4番人気)

2014年 1月13日 第13戦 寿ステークス 京都芝2000m (6着/5番人気)

2013年12月 8日 第12戦 遠州灘特別 中京芝2000m (1着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年11月 3日 第11戦 500万下 京都芝1800m (1着/4番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 8月25日 第10戦 積丹特別 500万下 函館芝2600m (10着/3番人気)

2013年 7月13日 第9戦 湯浜特別 500万下 函館芝1800m (7着/1番人気

2013年 5月19日 第8戦 第74回 優駿牝馬(オークス) 3歳GT 東京芝2400m (5着/17番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 4月28日 第7戦 スイートピーステークス 3歳オープン 東京芝1800m (2着/6番人気)

2013年 4月 7日 第6戦 デイジー賞 3歳500万下 中山芝1800m (2着2番人気

2013年 2月 3日 第5戦 春菜賞 3歳500万下 東京芝1400m (6着/4番人気)

2013年 1月12日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1800m (1着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月15日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1600m (2着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年11月18日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (13着/2番人気

2012年11月 4日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (2着2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

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