デスティニーシチー(アデレードシチーの2010) 第11戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


デビュー戦から芝で8着8着とまずまずの走り。超晩成のタップ産駒で2歳時にこれだけ走れれば3歳夏には勝ち上がれるだろうと思っていたら5走目には古馬500万クラスの平均勝ちタイムを叩き出し3着!!競馬ブックのスピード指数でも”73.6”と完全に未勝利クラスでは上位の数値。3歳4月ですでにこの能力。そして8月の交流戦を9馬身差の圧勝で収得賞金400万円を獲得し未勝利脱出!!結局ギリギリになってしまったが、無事に勝ち上がることが出来た。

そして、本州に無事戻って来た前走の昇級戦はレース前の追い切りで坂路で自己ベストを1秒5も縮めたようにトモ(後脚)に脚力がついて来て成長を感じさせ、レースでも正攻法の競馬で勝ち馬から僅か0秒2差の4着!!

走破時計は1分51秒3稍重馬場と脚抜きの良い馬場と言うことを差し引いても素晴らしく速い時計。競馬ブックのスピード指数でも74.8とデスティニー史上過去最高の数字。

芝でもやれるが、力の要るダートでもかなりやれる。これはこれからが本当に楽しみ。


前走後、11月13日辺りにグリーンウッドへ放牧に出されましたが、11月20日辺りに帰厩しています。


12月7日 中京2R 500万下 ダート1800m 混合 定量に出走!!

出走数は15頭。前走内容から勝ち負けできると信じている。最低でも掲示板は確保して欲しい。

鞍上は主戦の秋山真一郎騎手で激アツ。

4着/1番人気。

内へモタれてまともに追えず自爆。こんなチグハグなレースでも4着まで来てくれるのだからやはり力はある。クラス上位であることを確信。


レース回顧と時計の分析、レース後の秋山真一郎騎手と岡田稲男調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート。

(2013年12月19日完結)

2013年11月24日立ち上げ

●前走後、11月13日辺りにグリーンウッドへ放牧に出されましたが、11月20日辺りに帰厩しています

 前走の昇級戦はレース前に坂路で自己ベストを1秒5も縮める動きだったように、以前と違い脚力がつき、トモもしっかりとしてきた我らが愛馬デスティニーシチーですから、9番人気となぜか人気にはならなかったものの、私の勝ち負け予想の通り、速い時計で勝った勝ち馬から僅か0秒2差の4着とこのクラスのしかも以前はタイムオーバースレスレだったダートでも十分にやれるところを見せてくれました。

 芝ならもっとやれると思いますが、500万クラスならダートでも十分に勝ち負けできることを実証しましたので、次走もおそらくダート戦だと思われます。優先出走権も取りましたし、いろんな意味でやりやすいですね。

 以下は11月18日に更新されましたクラブ公式HPデスティニーシチーの近況報告です。

前走後様子を見ていましたが、若干疲れが残ったことから短期放牧に出ました。岡田師は「レース後、馬体に硬さが見られたことからグリーンウッドへ放牧に出しました。前走の内容からこのクラスの目処を立てたので、無理をせずにインターバルを取りたいと思います。帰厩については状態次第ですが、早ければ来月中に戻して暮れの阪神か年明け早々のレースを視野に入れています。夏場を無理せずに過ごせたことがいい方向に向いたようです。まだまだ活躍出来ると思うので、状態を見ながら登録していきたいと思います」と話しています。

 ということで、前走後、11月13日辺りにグリーンウッドへリフレッシュ放牧に出されました。”早ければ来月中に戻して”ということでしたが、放牧から僅か1週間後の11月20日辺りに帰厩を確認しています。全然おっしゃっている予定と違いますが、そりゃ、優先権を得たわけですし、馬が問題ないのなら権利を生かして欲しいですよね。こんなたった1週間の放牧なら反って輸送で疲れそうなものです。


 このタイミングで戻したということは早ければ11月30日、12月1日の節に出走できます。状態次第とは思いますが、権利があり出走できることは確実なので、中京辺りで出すのではないでしょうか。

これ以降は2013年12月4日に作成

●追い切り情報(12月4日更新)

前走前 11月6日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
菱田裕二
4F 53.4
3F 38.7
2F 25.7
1F 13.1



11月28日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.8
3F 41.1
2F 26.5
1F 13.3


12月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.2
3F 44.9
2F 29.7
1F 15.0


12月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.0
3F 39.2
2F 25.9
1F 13.2
ケッキセヨ(古馬500万下)馬なりを0.4秒追走0.2秒遅れ
 11月28日、帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。いきなりデスティニーにとってまずまずの動きで、やはり成長を感じますね。来週辺りの出走を予定しているようで、更なる動きの良化に期待します。

 12月3日、時計にならないほどの15−15で追い切られました。

 12月4日、一杯に追い切られ、自己ベストに近い動きを披露してくれました。自己ベストの時は鞍上は体重の軽い菱田裕二騎手でしたが今回は助手さんですし、かなり評価は高いですね。非常にいい状態だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。想定段階ではメンバーも比較的軽いですし、勝ち負けできると思います。

●気になる出馬想定表(12月7日 中京2R)

出馬想定表 12月7日 中京2R 500万下 ダート1800m 混合 定量
フルゲート16頭 想定数19頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイアムライジング 11/23 500万 東京ダ1600 13
エーシンユリシーズ 川須栄彦 11/16 500万 福島ダ1700 13
キョウエイショウリ 吉田隼人 11/16 500万 福島ダ1700 10 11 13
コウズシャイン 11/10 500万 福島ダ1700 12 12 13 15 17 16
サダルメリク 中村将之 11/10 500万 福島ダ1700
ジョナパランセ 11/17 500万 福島ダ1700 12
スズカファイター  8/24 500万 小倉ダ1700 12 13
セルリアンサーロス 丸田恭介  8/10 イン5下 小倉ダ1700 10
ツクバインドラ 杉原誠人 11/17 新馬 東京芝1800
ツヨシノブルーム 川島信二 11/16 500万 福島芝1200
デスティニーシチー 秋山真一郎 11/10 500万 京都ダ1800 11 B+
トゥールモンド 西村太一 11/16 小峰5下 福島芝1800 11 14 12 12
ファイブタブレット 三浦皇成 11/16 500万 東京ダ1600
フリークエンシー 水口優也  4/07 500万 中山ダ1800
ベリベリハッピー 杉原誠人 10/26 500万 新潟ダ1800 11 10 11 17
マルカリョウマ 国分恭介 11/17 500万 京都ダ1400 11
マルマロス 柴山雄一 11/23 500万 東京ダ1600 12 13 13 10
ミッキークリスエス 北村友一 11/16 500万 京都ダ1800 12
メイショウイチフジ 11/17 500万 福島ダ1700 15 15 10

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在19頭出馬想定されています。

これ以降は2013年12月5日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 12月7日 中京2R 500万下 ダート1800m 混合 定量
フルゲート16頭 出走数15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンユリシーズ 川須栄彦 11/16 500万 福島ダ1700 13
キョウエイショウリ 吉田隼人 11/16 500万 福島ダ1700 10 11 13
サダルメリク 中村将之 11/10 500万 福島ダ1700
セルリアンサーロス 丸田恭介  8/10 イン5下 小倉ダ1700 10
ツクバインドラ 後藤浩輝 11/17 新馬 東京芝1800
ツヨシノブルーム 川島信二 11/16 500万 福島芝1200
デスティニーシチー 秋山真一郎 11/10 500万 京都ダ1800 11 B+
ドリームリーグ 原田和真 11/23 500万 東京ダ1600 10 12 11
ハイランドコンドル 伴啓太 11/16 500万 福島ダ1150 13 14
ファイブタブレット 三浦皇成 11/16 500万 東京ダ1600
フリークエンシー 水口優也  4/07 500万 中山ダ1800
ベリベリハッピー 杉原誠人 10/26 500万 新潟ダ1800 11 10 11 17
マルカリョウマ 国分恭介 11/17 500万 京都ダ1400 11
マルマロス 柴山雄一 11/23 500万 東京ダ1600 12 13 13 10
ミッキークリスエス 北村友一 11/16 500万 京都ダ1800 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●中京ダート1800mコース解説

 新装コースによりデータが少なく省略します。

●騎手は秋山真一郎騎手 ほっさん評価「A+」

 今回もデスティニーシチーの鞍上は主戦の秋山真一郎騎手です。彼のおかげでデスティニーシチーがここまでやれていると言っても過言ではないでしょう。前走は昇級戦でしたが、勝ち負けに絡み、素晴らしい時計で4着と500万クラスでももはや力上位であることを証明しました。もちろん、鞍上の秋山真一郎騎手の好騎乗があってのものです。

 休養明けを1度使われて状態は更に良いでしょうし、今回は勝ちきって欲しいですね。最低でも掲示板は確保したいところです。


 秋山真一郎騎手はデスティニーシチーに騎乗していただくのは実に6回目です。過去12番人気8着、11番人気8着、13番人気6着、8番人気8着、9番人気4着と全て人気以上でしかも出走奨励金を確保してくださっています。また他の愛馬でも全て人気以上に持って来てくださっており、本当に頼れる中堅騎手です。

 秋山真一郎騎手と言えば四位洋文騎手などと並び、馬上での姿勢が綺麗な事で有名です。綺麗に乗るので馬への負担が少なく、人気薄でも人気以上に持って来てくれます。そんな相性も良く期待のできる秋山真一郎騎手。期待は大きいです。


 秋山真一郎騎手はGTではなかなか縁がなかったものの、昨年(2012年)は自身初のGTとなるNHKマイル(カレンブラックヒル)や阪神JF(ローブディサージュ)と一気に2つを制しました。今までは秋山真一郎騎手とGTと言えばなんと言ってもオークスでの1番人気ベッラレイア(ハナ差2着)ですが、ついにその嫌な印象も消し去りました。重賞は15年連続勝利中です。

 騎乗仲介者に恵まれずに騎乗数は少ないものの、ほっさん評価でも「A+」(昨年までは「A−」)と腕は一流。大いに期待しております。


 2013年12月5日現在、中央通算781勝、勝率8.2パーセント、連対率16.0パーセント、GTは2勝(2012年 NHKマイル・カレンブラックヒル、2013年 阪神JF ローブディサージュ)、重賞27勝されています。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績です。
 昨年(2012)は49勝、勝率8.3パーセント、連対率15.8パーセントと中堅の成績を残しており、GT勝ち2つが光っています。本年(2013年)はここまで38勝、勝率7.2パーセント、連対率15.7パーセントとほぼ通年の水準の成績です。


 秋山 真一郎(あきやま しんいちろう)は1979年2月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する17年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父の秋山忠一は元・JRA騎手で現在は調教助手。

 1997年に野村彰彦厩舎所属でデビュー。現在はフリー。同期は武幸四郎、勝浦正樹、村田一誠、江田勇亮、武士沢友治、今村康成、松田大作、仲田雅興らがいる。初年度は33勝。

 当時より展開に合わせ柔軟な騎乗ができる若手としてはめずらしい騎手として評価をされ、デビュー初年度より毎年30勝以上の成績を残し、3年間で103勝をマークし自力で見習騎手から外れるなどコンスタントな活躍を見せている。

 2年目の1998年にはカネトシガバナーで重賞初勝利(神戸新聞杯)並びにGT競走初騎乗を併せて達成。さらに当時の野村厩舎の代表管理馬であるキョウエイマーチの主戦騎手に起用され、京都金杯・阪急杯を制するなど騎乗停止処分中の一回を除き引退まで同馬の騎乗を務めている。

 またデビュー年こそ重賞勝利は無かったものの、翌1998年以降毎年重賞勝利を記録、2012年現在までで15年連続で重賞勝利している。特に中京競馬場と相性が良く通算重賞22勝のうち、中京開催の重賞を6勝している。なお、新潟競馬場、福島競馬場以外の中央競馬8場で勝利を挙げている。

 2000年7月にフリーに転身。

 2005年にはサカラートで東海ステークスに勝利。同レースの前身であるウインターステークスは父・忠一が唯一勝利したサラブレッド重賞でもあり(1987年・クラウンエクシードでの勝利)、親子騎手制覇となった。

 2007年のオークスでは、ベッラレイアに騎乗して1番人気に推され、直線で完全に抜け出したものの、ローブデコルテにハナ差だけ差されて2着に終わっている。

 2009年にはサクラオリオンに騎乗し、中京記念と函館記念に優勝。同馬では札幌記念でも3着と好走し、この活躍が同年のサマージョッキーズシリーズ優勝につながった。

 2012年2月12日、京都12Rをスピルオーバーで勝ち、史上49人目、現役22人目となるJRA通算700勝を達成した。1997年3月1日の初騎乗以来、8459戦目。また、この年のNHKマイルカップをカレンブラックヒルで優勝し、デビュー16年目、55回目の騎乗でGT初勝利となった。



 「勝率が1割弱、連対率が1割5分前後という成績が長く続いている。道中は抑え気味に丁寧に乗っていて、追い出してからの伸ばし方も悪くない。しかし、勝負どころの対処に問題がある。ここで腰が引けてしまい、捌こうとせずにズルズルと下がって競馬を終わらせることが多い。1番人気での成績は、2010年が[21・10・6・20]の勝率.368、連対率.544で、2011年は[7・3・3・12]の勝率.280、連対率.400。2011年は2・3番人気で[15・12・6・34]の勝率.224、連対率.403と好成績を残している。コース別、芝・ダート別、距離別で目立つ偏りはない。野村彰彦と平田修の両厩舎で主戦的な立場にいる。2011年は須貝尚介厩舎で多く騎乗して連対率.381と結果を出しており、このラインには注目すべきだ。重賞で多く穴を出している点も見逃せない。デビュー2年目から14年間も重賞勝ちが途切れておらず、16190円、16140円と単勝万馬券が2つもある。2011年の2つの重賞勝ちも1970円(サンライズベガの小倉大賞典)、870円(アイアムアクトレスのユニコーンS)と単勝配当は高めだった。騎乗馬に魅力を感じたら狙っていって良いだろう。4コーナーをクリアできるかは、残念ながら事前に読みようがない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(7戦0勝)

2012年 9月17日 スピカシチー     500万下 阪神芝1800m 12着/16番人気
2012年11月10日 デスティニーシチー 2歳新馬 京都芝1600m  8着/12番人気
2012年11月24日 デスティニーシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 8着/11番人気
2013年 3月16日 フランベルジェ    500万下 阪神ダ1400m  出走取り消し
2013年 3月23日 エスペランサシチー 500万下 中京ダ1200m  2着/3番人気
2013年 4月 7日 デスティニーシチー 3歳未勝利 阪神芝1600m 6着/13番人気
2013年 7月 6日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館芝2000m 8着/8番人気
2013年11月10日 デスティニーシチー 500万下  京都ダ1800m 4着/9番人気


2013年4月7日 阪神4R 愛馬デスティニーシチーの騎乗する秋山真一郎騎手(13番人気6着)。

これ以降は2013年12月11日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「叩き2走目のエーシンユリシーズ。前走は直線で窮屈な場面があり、スムーズに走れていればもう少し際どいレースになっていたはず。大型馬でもあり大きな上積みを見込む。ファイブタブレットの堅実さ、上昇中のマルカリョウマ、デスティニーシチーも圏内。


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
ファイブタブレット
デスティニーシチー △△
ツヨシノブルーム
ドリームリーグ
ミッキークリスエス
ツクバインドラ
エーシンユリシーズ △△ △△
フリークエンシー
マルカリョウマ △△
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 75 54 58 75
ファイブタブレット 78 73 63 71
エーシンユリシーズ 80 70 70 67
ミッキークリスエス 76 76 73 69
マルカリョウマ 81 81 51 67

デイリー馬三郎

本紙の見解

「大型馬の叩き2戦目。実績上位の◎エーシンユリシーズで軸は鉄板。前走も直線半ばで前をカットされるロスがあってのB着。スムーズなら単が濃厚だ。太め残りの前走を叩いて上昇度の大きい○ファイブタブレットと▲が相手。〈城谷〉」

◎ エーシンユリシーズ
○ ファイブタブレット
▲ マルカリョウマ
× ミッキークリスエス
☆ セルリアンサーロス
△ デスティニーシチー
△ フリークエンシー



デスティニーシチーは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、〇(対抗) 2記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 1記者。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(4着)

 「地元の人には前回の勝ち時計は速いと言われていたし、正攻法のレースをしてラストまで頑張っていたからね。このクラスでのメドは立ったと思う。」(岡田稲男調教師・競馬ブック)

 「以前乗った時にハミに頼っていましたが今回は自分から行く気を見せ走りが違っていました。このクラスも目処を立ててくれました」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「牧場とトレセンでじっくりと乗り込んだので、ある程度体は出来ていましたが、休み明けの昇級戦で不安材料はありました。しかし秋山騎手が上手く乗ってくれ、このクラスでも目処を立ててくれました。レース後、特に異常はありませんが、体が硬くなることがあるので状態を見て次走を決めたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
 「発馬後に躓く。交流勝ちでの昇級だったが、行きっぷり良く好位を追走。インをロスなく立ち回り、直線も脚取りしっかり。現級にメドが立った。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「乗り難しい馬だが、前回は鞍上がうまく乗ってくれた。折り合い次第では。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「前走は直線で少し追いづらい場面があったけど、いい内容だった。ジョッキーも癖を掴んでいるので、楽しみ。」(内山助手・競馬ブック)

 「中間、短期放牧で調整しましたが状態は良好です。稽古では幾らか遅れを取りましたが終い重点に追ったもので心配いりません。前走と変わりないので動けるかと思いますが、あとは秋山騎手に任せたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

これ以降は2013年12月19日に作成

●パドック

 当日は友駿ホースクラブとしては初の”口取りの権利を持って中京”に行きました。キャロットクラブでは全10場で口取りを催行してくれるので、過去クリンゲルベルガーで中京競馬場での口取りは達成したことがありますが、友駿ホースクラブは今までは東京、中山、京都、阪神しか口取りをしてくれなかったので、ステップシチーが中京で勝ち上がった時などは、そのウィナーズサークルを指をくわえて外から見ていました。

 今回は関東に転厩してしまった愛馬スピカシチーも同日の中京と言うことで、そちらは勝てる見込みはないと思っていたのですが、これも口取りの権利を獲っておきました。

 写真は全て撮影順です。


私は勝てると思って自信がありましたが、そのデスティニーシチーはなんとなんと1番人気!!中央では今まで未勝利時代も含めて6番人気が最高だった馬ですよ。レース27分前で3.9倍と怪しい1番人気でしたが、1番人気というのは嬉しいですよね。馬体重は前走と同じでした。



本年4月7日以来、久し振りに見る愛馬デスティニーシチー。未勝利時代の当時も良い馬体だと書きましたが、今回見ても惚れ惚れする馬体です。



北海道に渡ってからは洋芝が合わず苦しい戦いでしたが、なんとか交流戦で勝ち上がり、本州に帰ってきてくれました。嬉しいです。やはり1つ勝てば夢が繋がりますからね。



凄い筋肉に丈夫そうな脚元。依然と違いトモに力もついてきて、ダートも走れるようになって来ました。ただ、私的には芝でこその馬だと思っているのですが。



ゼッケン下から汗が流れて来ました。



とまーれーのあと。 岡田稲男厩舎はこの日は3頭出しでしたが、阪神の2頭を差し置いて、岡田稲男先生はこの中京に臨場。期待の高さが窺えます。嬉しいですね。



発汗が酷くなってきたデスティニーシチーとしっかりと鞍などを調べる岡田稲男調教師(馬の向こう)。



外したメンコを持って”いつもの”怖い顔で引き上げるコワモテの岡田稲男先生。



2番人気を表示する電光掲示板を心配そうに見つめる三浦皇成騎手(9着)。



結局10番人気のこの馬で勝っちゃうオフェーリアシチーを勝ち上げてくれた功労者・丸田恭介騎手。

●レース 

 デスティニーシチーはポンといいスタートを切ります。馬なりで無理にポジションを取りに行かず、7番手の最内を距離ロスなく進みます。

 道中はガッチリと折り合いがつき人気に応えるかと思いました。ただ4コーナーでまだ7番手で、ここから前まで届くのかな?と心配になりました。結局ここでのモタつきは後で競馬ブックのコメントを見て知るのですが、内へモタれてまともに追えなかったようです。

 その後立て直すとさすがに1番人気という脚で追い込んで来ますが、


さあ、前のマルカリョウマを捉えようというところで、



強力なバックアタックを喰らいます。



結局最後まで伸びてはいるものの最後はジリッぽくなり、前走に続いて4着で入線。1番人気に応えることは出来ませんでした。勝った馬は9番人気。2着馬も10番人気で大波乱を演出するきっかけになりました。それでも良馬場にしては時計が速く、デスティニーシチーの時計も悪いものではありません。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計は1分53秒6良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分53秒3でした。ちょうど4着当たりの時計で内へモタれて追いづらかったことを考えると優秀と言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(4着)

 「ハミに頼って走るところがあるから、直線はあまり余力がなかった。それに緩急があるより、淡々と流れるレースの方が合っている。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

 「見た目には分かりませんが、道中ハミに頼っていて乗りづらいところがあったようです。それでも上位にきているので力はあります。今回も優先権を取ることができたので、来週の阪神戦に登録したいと考えています。右回りの京都戦ではスムーズに運ぶことができたので、阪神に変わるのは好材料かと思います。いずれにしても近いうちにチャンスを生かしたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

デスティニーシチー(4着)

 「道中はサダルメリクの少し後ろから。4角から直線と、内へモタれてまともに追えず、ジョッキーが修正に苦労していた。それでこの着順だから力はある。右回りの方が良さそう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が100万円。特別出走手当が381000円。合計1381000円。1口で割りますと2100円程度になると思われます。

●今後の展望

 私は現地ではそこまでわかりませんでしたが、競馬ブック誌の言うようなことなら、今回の敗因は左回りとモタれですから、右回りの京都や阪神なら勝てるでしょう。

 現地では力負けかと思っていましたので、はっきりとした敗因があることは有り難いですね。”力はある”と書いてくださっていますし、嬉しいですね。

●最後に

 未勝利時代は福島戦以外はワンパンチ足りない感じだったデスティニーシチー。それが中央の500万クラスで2戦連続4着と大きな存在感を見せてくれています。しかも内容が強い馬のもので素晴らしい。

 また、掲示板を確保することで、今までほとんどなかった本賞金を加算してくれていますし、次走への優先出走権も貰えるので、レース選択や調整が非常に楽です。

 私は元々晩成のタップダンスシチー産駒でしたし、母の産駒も全て未勝利勝ちは5戦以上と苦労していましたから、3歳の未勝利戦終了当たりでなんとかギリギリ勝ち上がってくれれば2、3勝は出来ると行ってきました。勝ち上がりは本当に苦しくギリギリでしたが勝ち上がってくれて、やはり成長と共に500万クラスでも存在感を示してくれるようになりました。岡田稲男先生は1000万クラスでも通用する馬と言ってくださっていますし、どこまでやれるのか楽しみですね。

 次走は右回りになると思いますし、勝ち負け必至と思います。早く勝ち上がって、来夏の降級を確定させたいですね。

 頑張れデスティニーシチー!!次も大きな期待をしているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年11月24日立ち上げ 29日、12月4日、5日、19日加筆、2014年6月4日一部調整
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)

2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着2番人気

2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)

2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)

2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)

2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)

2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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