無料提供馬 エスペランサシチー 第20戦


友駿愛馬第41号は無料提供馬ヒューストンシチーの代替馬。

未勝利クラスでは2着3回と惜しい競馬が続いていたが、7戦目でついに勝ち上がる。

昇級してからは芝スタートなどに苦しみイマイチの成績だったが、左回りのダートスタートコース、中京ダート1200mに出走してからは4着2着と掲示板を確保。

しかし、中京開催は終了。夏の中京は関西圏の主場となるためにブロック制が効いて関東馬であるエスペランサシチーの出走は難しい。

ということで距離は長いが福島ダート1700mに出たり新潟ダート1800mに出たり。

ダートスタートながら右回りの福島ダート1700mは12着大敗。距離は疑問もダートスタートで左回りの新潟ダート1800mでは6着と存在感を見せた。

しかし、新潟は得意の短距離コースは芝スタート。結局、いつも言っている東京の1300mか1400m、或いは中京の1200mか1400mがベスト。そろそろそこに出してくれないものか。


前走後、ここまで5戦消化もまだ在厩にて調整。コズミ気味で、左トモに少し疲労がでているようだが・・・。

5月31日辺りに北海道に移動。


特別登録も出馬想定も6月15日 函館10R 木古内特別 500万下 ダート1700m 混合 定量だったが、除外対象なので平場に移動。


6月16日 函館9R 500万下 ダート1700mに出走!!

10着/11番人気。

まさに後方尽(T_T)。

だーーーかーーーらーーーー右回りは走らんと言っているでしょうに。


レース回顧と時計の分析、レース後の村田一誠騎手と池上昌弘調教師のコメントを掲載。


レース3日後、右前脚に異常発生の報告。その後ヒザ、手根骨骨折と判明。

そりゃ、コズミ気味で疲労も出ている馬を6戦も続けて酷使すれば故障発生するでしょう。

どうも、無料提供馬だし、最初からそれを狙っていたような気がしてならない。わざわざダートスタートの左回りのベストコースである東京を避けたり、使い続けたり。

クラブとしては次にエスポの全弟がデビューするし、5000口と煩わしい無料提供馬の処理は1頭でも少ない方が楽に決まっている。

そうでないなら、いまだ重賞の1つも勝てずに故障の多い池上昌弘調教師の手腕に疑問を持つしかない。

ということでやはり引退

抹消された6月26日から遅れること6日間、7月1日の定期報告にてエスペランサシチーの引退が発表になりました。

毎度のことだが、事後報告のいい加減なクラブだこと。輪を掛けて腹立たしい。

(2013年7月1日完結)

2013年5月30日立ち上げ

●前走後、ここまで5戦消化し、コズミ気味で、左トモに少し疲労がでているようだがまだ在厩にて調整

 前走後、休養明けから(そもそも、この休養とて非常に短時間(>_<))ここまで5戦消化し、コズミ気味で、左トモに少し疲労がでている我らが愛馬エスペランサシチーですが、次走に向けて在厩にて調整されています。

 池上昌弘厩舎の方針として、使える馬は使うということですが、それはそれで素晴らしい考え方だと思うのですが、もう少し狙いを定めて得意のコースを走らせてあげてもいいのかな?と思います。せっかく中京ダート1400mで2着まで来ている馬です。今更距離を1800mなどにして無理に使うよりも、いつも言っているダートスタートの左回りコース、すなわち東京か中京の短距離戦に狙い撃ちでいいと思うんですけどね。

 前走が1800mで6着でしたから、この厩舎としてはこの辺りの距離を使い出すんでしょうね。なんだか前走の好走は嬉しいですが、反面、陣営が違うところに目を向けてしまう恐れがあり残念な気もします。

これ以降は2013年6月4日に作成

●先週北海道に移動し、15、16日のダート1700mに出走予定

 6月3日に更新されましたクラブ公式HPエスペランサシチーの近況報告は次の通りです。

美浦トレセンで調整されていましたが、池上師は「左トモの疲労やコズミもとれて、元気になり、調子は戻った為、先週北海道に移動しました。様子をみていましたが遠征による影響も無く、このまま函館戦を目標に進めていきます。ある程度リズム良くレースができれば、中距離戦でも対応可能と思います。」と話しています。

 ということで、我らが愛馬エスペランサシチーは先週北海道に移動したようです。29日に美浦で追い切っていますから、31日前後に移動したと考えられますね。

 書いてある内容からは次走は函館のダート1700mになりそうですね。確かに競馬ブックのスピード指数では2着だった中京のダート1200mの指数が67.8に対し、前走の新潟1800mの6着の指数は67.9と同水準です。どちらも未勝利クラスの勝ち負け水準程度の指数ですが、距離としては問題なさそうですね。ただ、どちらも毎度毎度言っている左回りのコースです。北海道は大敗した福島と同じ右回りです。

 しっかし、左回りで好走しているのに右回りの北海道とは、とことん理解しておられませんね。わざわざ長距離移動して大敗したらどういいわけするんでしょうね。どうせ馬のせいにされるのが関の山でしょうが。

 確率的にはだれがなんと言っても左回りでダートスタートの9日東京のダート1400mに出走すべきですが。

これ以降は2013年6月9日に作成

●気になる特別登録表(6月15日 函館10R 木古内特別)

特別登録表 6月15日 函館10R 木古内特別 500万下 ダート1700m 混合 定量

第1回登録完了馬 全37頭 フルゲート 13頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アポロダッシュ 勝浦正樹 57.0
エスペランサシチー 村田一誠 57.0
エーペックス 柴山雄一 57.0
オズフェスト 伊藤工真 57.0
カノヤプレジデント 54.0
グランプリダッシュ 54.0
ゲマインシャフト 川須栄彦 54.0
ゲンパチメジャー 57.0
コウセン 松田大作 54.0
コスモレイラ 丹内祐次 55.0
ゴールドゼウス 丸山元気 57.0
サナシオン 藤田伸二 57.0
サマーハピネス 55.0
シェーンレーヴェ 55.0
ショウナンワヒネ 55.0
シルクキングリー 57.0
シルクラングレー 57.0
シンボリエンパイア 57.0
スタンドバイミー 松山弘平 57.0
センキ 津村明秀 57.0
タツスティンガー 56.0
デコレイト 55.0
デルマエビス 57.0
トミケンユークアイ 57.0
ネヴァーハーツ 55.0
ピグマリオン 秋山真一郎 57.0
ヒルノマドリード 四位洋文 57.0
プリティーマッハ 横山和生 57.0
フーラプライド 古川吉洋 55.0
マイティウォリアー 54.0
マデイラ 57.0
マヤノカデンツァ 57.0
マンハッタンコード 57.0
ヤマニンティグル 57.0
ラグナロク 57.0
レッドフォルツァ 柴山雄一 57.0
ローレルペロボーグ 菱田裕二 54.0

フルゲート13頭のところに特別登録数は37頭です。ここに愛馬マデイラとエスペランサシチーが登録しています。エスペランサシチーは鞍上が村田一誠騎手確保で可能であればこのレースに出走するようです。ただ、非常に登録数が多く、平場にまわることになるかも知れません。

これ以降は2013年6月12日に作成

●追い切り情報(6月12日更新)

前走前 5月8日 美浦南ウッドチップ 良馬場 ゴール前仕掛け

助手
5F 69.7
4F 54.9
3F 39.9
1F 13.2[9]
ヤマニンアルゴシー(3歳500万下)馬なりの外を0.6秒先行0.2秒先着



5月26日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
4F 55.7
3F 40.5
1F 12.6[9]


5月29日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 68.2
4F 53.9
3F 39.6
1F 13.3[8]


6月5日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 66.9
4F 52.3
3F 39.7
1F 13.3[7]


6月9日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
4F 55.7
3F 40.9
1F 12.8[7]


6月12日 函館ウッドチップ 良馬場 ゴール前仕掛け

村田一誠
5F 67.9
4F 53.7
3F 40.0
1F 13.1[6]
ディアルーモ(古馬500万下)一杯の内を0.8秒追走0.6秒先着
 5月26日、前走後コズミ気味で、左トモに少し疲労がでていたということで追い切りを手控えられていたエスペランサシチーですが、26日から時計を出し始めました。短期休養から5戦連続と使い詰めですし、無理せずに休ませればいいと思うのですが、ここは使える状態なら使う厩舎ですので、大きな故障でもなければ休養はさせて貰えないようです。

 5月29日、もうエスペ的に通常の追い切りに戻っていますから、おそらく来週の出走を目指しているのでしょうね。くどいですが、9日の東京のダート1400mに出して欲しいですね。そこなら、かなり走るはずですよ。

 6月5日、北海道に渡って最初の時計を計時しました。いつものように終いを要してイマイチですね。しかし
エスペランサはそんなことよりも左回りのダートスタートがベスト。函館ならダートスタートですが、不得意な右回りなんですよねぇ。走るのかなぁ。確かに相手は弱いと思いますが。

 6月9日、函館のウッドチップで終い重点で追い切られました。15日の特別戦に特別登録しています。どうやらそこが目標のようですが。

 6月12日、体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ、同格の併走馬をかなり後ろからついていき、大きく突き放しました。北海道の水が合っているのでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。追い切りの動かないエスペランサシチーとしてはいい動きですね。案外走るんでしょうかね。

●気になる出馬想定表(6月15日 函館10R)

出馬想定表 6月15日 函館10R 木古内特別 500万下 ダート1700m 混合 定量

想定数20頭 フルゲート 13頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アポロダッシュ 勝浦正樹 57.0  4/13 500万 福島ダ1700
エスペランサシチー 村田一誠 57.0  5/12 三条5下 新潟ダ1800 10 12 11
グランプリダッシュ 54.0  4/14 500万 中山ダ1800 16 14
ゲマインシャフト 川須栄彦 54.0  5/26 タケ5下 東京ダ1600 10 11
ゲンパチメジャー 丸田恭介 57.0  5/04 1000万 東京ダ1300 12 10
ゴールドゼウス 丸山元気 57.0  5/18 1000万 東京ダ1600 10 11
サナシオン 藤田伸二 57.0  5/11 1000万 京都ダ1800 13 14
シルクキングリー 菱田裕二 57.0  4/27 飯坂10下 福島ダ1700
シンボリエンパイア 57.0  8/19 白鳥10下 札幌ダ1700 13 16
センキ 津村明秀 57.0  4/06 花見5下 福島ダ1700
デルマエビス 57.0  5/26 ホー5下 東京ダ1600 13
トミケンユークアイ 勝浦正樹 57.0  5/05 日吉10下 東京ダ1600
ピグマリオン 秋山真一郎 57.0  5/26 ワカ10下 東京ダ1400
ヒルノマドリード 四位洋文 57.0  4/27 與杼10下 京都ダ1900
フーラプライド 古川吉洋 55.0  5/19 白馬10下 新潟ダ1800
マイティウォリアー 丹内祐次 54.0  5/19 500万 京都ダ1800
マデイラ 大野拓弥 57.0  4/20 500万 京都ダ1800 12 10
ヤマニンティグル 57.0  6/01 500万 東京ダ2100 16
ラグナロク 丹内祐次 57.0  4/20 500万 福島ダ2400 12 12 13
レッドフォルツァ 柴山雄一 57.0  3/17 500万 中山ダ1800

表中 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート13頭のところに現在20頭出馬想定されています。

信頼できるキャロットクラブ公式HPですと、同じくここに出馬想定されている愛馬マデイラは出走可能Aということですが、エスペランサシチーはわかりません。

これ以降は2013年6月13日に作成

●出馬確定表

出馬想定表 6月16日 函館9R 500万下 ダート1700m 定量 全13頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アポロダッシュ 勝浦正樹 57.0  4/13 500万 福島ダ1700
エアラーテル 松田大作 57.0  4/06 1000万 阪神ダ1800 11
エスペランサシチー 村田一誠 57.0  5/12 三条5下 新潟ダ1800 10 12 11
オズフェスト 伊藤工真 57.0 12/15 500万 中山ダ2500 11
グロシュラライト 藤田伸二 54.0  5/04 500万 京都ダ1400 10
ジョーラプター 松山弘平 57.0  5/25 500万 京都ダ1400 10
シルクラングレー 竹之下智昭 57.0  4/27 與杼10下 京都ダ1900 12
スタンドバイミー 北村友一 57.0  4/06 1000万 阪神ダ1800 14 13 15
ハギノコメント 横山和生 54.0  4/06 1000万 阪神ダ1800 13 12 12
マイネルドメニカ 菱田裕二 55.0  4/06 500万 阪神ダ1800 10 13 13
ラグナロク 丹内祐次 57.0  4/20 500万 福島ダ2400 12 12 13
ランドルト 岩田康誠 57.0  5/11 500万 新潟ダ1800
レッドフォルツァ 柴山雄一 57.0  3/17 500万 中山ダ1800

表中 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

結局、特別戦は除外対象だった為に平場にまわりました。とはいえ、ここもかなりのメンバー構成です。

●函館ダート1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
 坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
 スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
 それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く

 1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ
 逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある
 最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要
 枠順は3枠、4枠あたりの中枠が有利極端な1枠、8枠は少し成績が落ちる
 血統的にはブライアンズタイムに注目。サンデーサイレンスも互角だが、ブライアンズタイムの方が穴馬の好走が多く、配当面で妙味がある。ミスタープロスペクター系ならばジェイドロバリーとアフリート。ノーザンダンサー系ではラムタラが頑張っている。

有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 横山典弘、四位洋文、藤田伸二、中舘英二、勝浦正樹
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6
古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8
古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4
古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6
古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2

これ以降は2013年6月15日に作成

●騎手は村田一誠騎手 ほっさん評価「C」

 今回もエスペランサシチーの鞍上は村田一誠騎手です。これでエスペランサには3戦連続の騎乗ということになります。前回は結果的に早めに中団から押し上げ、いい結果を残してくれました。結果が全ての競馬界ですから、前走の村田一誠騎手の騎乗は大いに評価できますし、当然今回も彼の手綱で期待したいですね。

 村田一誠騎手と言えば、1年前、関東に転厩した愛馬クリンゲルベルガーの主戦を努めていただき、途中6着7着と再び夢を見させてくれました。計5戦も乗っていただいたんですよね。調教からいろいろと熱心にやっていただき非常に好感が持てました。

 ただ、昨今は年間20勝にも満たない勝ち鞍で寂しい印象。このまま埋もれてしまうには惜しい存在。頑張って欲しいです。


 2013年6月14日現在、中央通算366勝、勝率4.7パーセント、連対率10.3パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、イマイチの数字である。重賞は5勝だが、11番人気、13番人気、2番人気、11番人気、5番人気と人気薄で来ることが多い。逆に人気馬になると結果を残せていないと言える。GTは未勝利。

 ここ3年は中央で年間16勝、18勝、18勝と寂しい数字。勝率も2年連続で3.9パーセントと通年よりも下降気味。今年(2013年)はここまで5勝で勝率2.3パーセントと更に成績は冴えない。



 村田 一誠(むらた いっせい)は1978年12月20日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している17年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。

 1997年に美浦の松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。

 1年目こそ9勝に終わるも、2年目以降は勝利数2桁を毎年維持。2002年には自己最高となる45勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残している。

 重賞競走への初騎乗は1999年。

 2001年にはNHKマイルカップでグラスエイコウオーでの2着(勝ち馬はクロフネ)を含め2着3回を記録。5月20日に通算100勝を達成。1位入線馬の降着による繰り上がりであった。

 2002年にはJRA重賞に先立ち地方交流重賞のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。

 2003年の8月にフリーに転身。

 上位人気馬への騎乗もあった中、JRA重賞未勝利が続いていたが、2007年通算127回目の重賞レース騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制しデビュー11年目でのJRA重賞初勝利を達成、この年さらに2つの重賞勝ちを収めている。

 2009年8月8日、通算300勝を達成。


 野球選手のイチローのように、登録名を「イッセー」にしようと考えたが却下された。

 ブログにて、外国人騎手を「腕もないのにいい馬だけには乗せてもらえるヘタクソ」などと放言・罵倒し炎上。ブログはその後「本人の意向」を理由に休止されている。


 「2002年の45勝がキャリア最多で、以降は年に20勝前後。本開催でも裏開催でも騎乗しており、走らない馬に多く乗るので連対率は低い。2009年、2010年、2011年の前半と騎乗馬の平均人気が10番人気を超えている。年間20勝前後なら上出来だろう。抑え気味に乗ることが多く、追いに入ってからの馬の伸ばし方は悪くない。自在に馬を操っているという印象はなく、馬群で折り合いをつけようとすると詰まって引くケースが見られる。鹿戸雄一厩舎のスマートステージではモタれる面があって乗り難しい馬だが、馬具を工夫するなどして目黒記念で4着まで持ってきた。ひょうきんな面があり、基本的に前向き。コメントは強気なものが多く、額面通りに受け取らない方が良いかもしれない。コース別では福島と新潟(出身地)で数字が良く、東京都中山でも年にいくつかは勝っている。厩舎別で目立って成績の良いところはない。注目すべきは新潟の直線1000m戦で2007年以降に単勝2700円、4810円、7710円、3380円、6580円と高配当を連発している。単勝回収率245パーセントと驚異的な数字だ。このポイントは見逃せない。前半で抑えて体力を残し、絶妙なポイントで仕掛けて勝利に導く。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (8戦0勝)

 2011年 9月 4日 エイコーンキッド   3歳未勝利 新潟芝1200m    8着/14番人気
 2011年10月15日 クリンゲルベルガー 500万下  新潟芝1200m   14着/15番人気
 2011年11月 6日 クリンゲルベルガー 500万下  新潟ダート1200m  6着/9番人気
 2011年11月27日 クリンゲルベルガー 500万下  小倉ダート1000m  7着/7番人気
 2011年12月10日 クリンゲルベルガー 500万下  小倉ダート1700m  11着/12番人気
 2012年 3月 4日 クリンゲルベルガー 500万下  中京ダート1400m  13着/13番人気
 2013年 4月28日 エスペランサシチー 500万下  福島ダート1700m  12着/6番人気
 2013年 5月12日 エスペランサシチー 500万下  新潟ダート1800m  6着/10番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ジェイケイネオは昨夏の函館新馬戦でレッドレイヴンの2着。札幌でもセレブリティモデルに先着した。輸送に強い方ではないので滞在競馬が合うし、稽古からも調子の良さが窺え、巻き返し可能。久々でも力上位のプロミネントロールが相手。リメインサイレントも右回りに替わってチャンスが。この条件ならミストフェリーズも侮れない。」


短評は「ヒモ穴注」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 井尻恵 CPU
エアラーテル
ランドルト
オズフェスト
レッドフォルツァ
ラグナロク
ハギノコメント △△
アポロダッシュ
エスペランサシチー
スタンドバイミー
マイネルドメニカ
シルクラングレー △△ △△
ジョーラプター △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アポロダッシュ 2.7
シルクラングレー 5.0
エアラーテル 5.5
ジョーラプター 7.7
ランドルト 8.2
レッドフォルツァ 8.8
スタンドバイミー 13.0
グロシュラライト 14.8
エスペランサシチー 29.1
ラグナロク 30.0
ハギノコメント 39.6
以下47倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エスペランサシチー 72 56 58 68
アポロダッシュ 76 72 73 76
シルクラングレー 76 74 75 70
エアラーテル 78 72 78 73
ジョーラプター 75 65 69 66
ランドルト 68 60 62 68


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎アポロダッシュ。前走は直線半ばであっさり抜け出す楽勝劇。勝ち時計も当日の1000万特別を1秒も上回る優秀さ。状態も安定し、再度500万下でダートの千七なら死角は見当たらない。前々で運べればしぶとい○エアラーテルが相手の筆頭。〈森元〉」

◎ アポロダッシュ
○ エアラーテル
▲ ランドルト
× レッドフォルツァ
☆ グロシュラライト

以下省略

エスペランサシチーは無印><

エスペランサシチーは全13記者中 1つの印もありません(T_T)。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスペランサシチー(6着)

 「押し切る気持ちで思いきって行きましたが、少し力んでいたようです。距離も少し長いのかもしれません。」(村田一誠騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「もう少しリズム良く走ることができれば、この距離でも十分に対応できるように思います。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

エスペランサシチー

 「トモの疲れが取れて調子は上向き。前走で中距離にもメドが立った。好勝負を。」(寺本助手・デイリー馬三郎)

 「函館の温泉でトモの疲れが良化。前走で距離にメド。今回も乗り慣れた騎手で。」(寺本助手・競馬ブック)

 「調教ではゴール前を強めに追ってみました。硬さもとれていて、反応は良かったようです。コーナーで少し右にもたれる感じはありましたが、特に心配はいらないでしょう。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 エスペランサシチーはずっとダート1200mを中心に使われて来ており、前々走の福島ダート1700mでの垂れ具合から距離が長いと感じていましたが、前走の新潟ダート1800mでは逆に久々の強い内容。競馬ブックのスピード指数でも67.9と2着だった4走前の中京ダート1200mの67.8と同等の指数です。

 ということは、私が毎回言っている左回りだと距離にあまり関係なく好走できる、右回りは苦手ということになります。ところが、陣営は東京ダート1400mを捨てて右回りの函館に遠征。ダートスタートの右回りですから、早めに垂れて大敗した福島ダート1700mとダブるのは当然のことと思います。

 そこに来て今回は相手が強い。常識的には後ろから数えた方がいい位の着でしょう。期待は出来ません。

これ以降は2013年6月25日に作成

●レース 

 スタートはやや出負け程度なのですが、そこからダッシュがつかずに(村田一誠騎手曰く、反応が悪かったようです)ズルズルと下がっていき、最後方追走になります。ただ、勝ち馬は10馬身程度で全馬一団という形です。

 エスペランサシチーは切れる脚がないので、3コーナー手前から仕掛けて上がって行きますが、前3頭を交わした程度でそこからは流れ込んだだけの10着となりました。

●時計の評価

 今回のエスペランサシチーの走破時計は1分47秒6良馬場でした。函館ダート1700mの500万クラスの平均勝ちタイムは1分47秒2良馬場ですが、勝ち馬からは1.5秒も離されています。

 同日の同じコースの勝ち時計は

2R 3歳未勝利 1分45秒5
6R 3歳未勝利 1分46秒3
9R 500万下  1分46秒1
(全て良馬場)

 ですから、勝ち馬でさえ未勝利戦並の時計でそこからの1.5秒差ということで致命的とも言えます。

 ただ、競馬ブックのスピード指数では63.3とからっきしでもありません。2着だった中京が67.8、6着だった三条特別が67.9ですから、左回りのレースよりもやや落ちるものの、大敗した福島の57.9や中山ダート1200mの55.7に比べると右回りでも頑張っていると言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスペランサシチー(10着)

 「ペースがスローだったので、もう少し前につけたいと思いましたが、今ひとつ反応が悪くスムーズさに欠けました。」(村田一誠騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「ゲートからあまり反応が良く無く、スムーズさに少し欠けたようです。今後については馬体の様子をみて決めますが、疲労がみえるようであれば放牧するか検討します。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 エスペランサシチーは無料提供馬で5着以内の本賞金しか貰えませんから、10着では当然何もありません><。

●今後の展望

 レース後すぐの19日にエスペランサシチーの近況報告において次のような臨時更新がありました。こういうときはろくなことがないんですよね。

前走後歩様が悪く、右前脚に少し異常が感じとれたので、レントゲンによる精密検査を行います。詳細については、検査の結果をふまえて調教師と相談する予定です。

 更に次週の定期更新では次のような内容でした。

レントゲン検査の結果、右前脚のヒザ、手根骨を骨折しており、他の箇所も少し異常がみられるところがあり美浦トレセンに帰厩後、再度検査を行います。検査の結果をふまえて調教師と相談し、今後について進路を決める予定です。

 ということで、クラブとしては目出度く?(まもなくデビューするであろうエスポワールシチーの全弟が無料提供馬で5000口と処理が大変なことから、同じく無料提供馬で5000口と処理の面倒でかつ1つ勝ってその役割を十分に果たしたエスペランサシチーの引退は大歓迎と思われる)骨折をしているようです。近走成績から鑑みなどと言われて引退となるのでしょうね。どう考えても使うべきダートスタートの左回りである東京を避けて、上位に来ないように画策されていた節があります。また、脚にも熱感やコズミ、疲労があったにもかかわらず6戦連続の使用など、普通ではあり得ません。

 それにしても、この厩舎はシャンギロンゴなどもそうですが、故障が多いですね。多いので結局、いつも書いているように重賞に手が届かないわけですが、それで良いと満足しておられるのでしょうね。現状維持は後退だと私は思います。

 かなりの確率で引退が発表されるでしょうから、進退が決まるまで、この特集は止めておきます。

これ以降は2013年7月1日に作成

●6月26日に競走馬登録を抹消

 私は旅行中でしたので、情報に疎かったのですが、6月27日に当サイトの意見交換コーナーに文庫さんが書き込みをしていただき、エスペランサシチーが登録抹消されたことを知りました。帰宅後詳細を調べて見ると6月26日付で競走馬登録を抹消されています。

 少なくとも25日には引退が確定していたわけですが、クラブ公式HPでの引退発表は遅れること6日の7月1日でした。以下は7月1日に更新されましたクラブ公式HPエスペランサシチーの近況報告です。

調教師と相談の結果、右前脚のヒザ、手根骨を骨折し全治まで6ヶ月以上かかることから残念ながら引退することとなりました。このようなこととなり申し訳ありませんでした。会員様には詳細を次号会報にてお知らせいたします。

 こんな短文を作成するのに6日も遅れるわけですから、クラブからはなんの情熱も伝わってきませんし、会員軽視の姿勢がありありです。

●2つは勝てる馬だっただけに残念

 我らが愛馬エスペランサシチーは500万クラスでも中京で2着4着と安定した成績を残しており、また左回りの新潟でも特別戦で6着といい走りでした。

 毎回言っていましたように左回りのダートスタートコースならいずれあと1つ勝つことはほぼ確実でしたが、左回りのダートスタートコースは東京ダート1300m、1400m、中京ダート1200m、1400mなどに限られ非常にレースとしては少ないです。

 それでも東京のダートの短距離に出す機会は何度もありましたが、池上昌弘先生は右回りの福島や函館と言ったとぼけたところに出走させ結果を残せませんでした。また、元々右前脚に熱感を持つような馬に6戦連続での出走。どう考えても壊すために使っていたとしか思えません。

 壊す理由としては、

1.無料提供馬としては1つ勝ち星を挙げ、会員としては以降どこで引退しても更なる代替馬など文句を言ってこないであろうこと。

2.まもなくデビューするエスポワールシチーの全弟も無料提供馬で5000口なので、このまま同じく5000口のエスペランサシチーがいると非常に事務処理が面倒になること。

3.故障をさせることによって保険金が出、クラブとしても全額いただけるわけで得すること。

 などです。


 愛想のない引退コメントなどからも、馬は生き物というよりはマネーゲームの道具程度にしか思っていないとしか感じられないクラブですから、ビジネスとしてはここら辺りでの故障での引退は最高の結果なのでしょう。故障による引退の方が会員も納得するでしょうし。


 嗚呼、馬が可哀想です。エスペランサシチーは一生懸命走る良い子でした。暮れの中京でその走りを生で見たかったです。とにかく馬は何も悪いことはありません。最後は骨折までさせられて本当に気の毒です。

 今まで20戦、頑張ってくれて本当にありがとう。一喜一憂させていただきました。お疲れ様。

最後までご愛読ありがとうございました

これを持ちまして、2011年11月9日から追いかけ続けた愛馬エスペランサシチーの特集は終了させていただきます。

2013年5月30日立ち上げ 6月4日、5日、9日、12日、13日、15日、25日、7月1日加筆

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エスペランサシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 5月12日 第19戦 500万下 新潟ダ1800m (6着/10番人気)

2013年 4月28日 第18戦 500万下 福島ダ1700m (12着/6番人気)

2013年 4月14日 第17戦 500万下 中山ダ1200m (11着/6番人気)

2013年 3月23日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2013年 3月10日 第15戦 500万下 中京ダ1200m (4着/6番人気)

2013年 1月21日 第14戦 500万下 中山ダ1200m (12着/7番人気)

2012年10月19日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/2番人気

2012年10月 8日 第12戦 500万下 東京ダ1300m (7着/6番人気)

2012年 9月 8日 第11戦 500万下 中山ダ1200m (6着/3番人気)

2012年 7月22日 第10戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/12番人気)

2012年 5月26日 第9戦 3歳500万下 東京ダ1400m (9着/10番人気)

2012年 5月13日 第8戦 3歳500万下 東京ダ1400m (6着/5番人気)

2012年 4月 7日 第7戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着1番人気) ルクソール様撮影写真多数掲載

2012年 3月17日 第6戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (2着/4番人気)

2012年 2月19日 第5戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (6着/4番人気)

2012年 2月 5日 第4戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (2着/4番人気)

2012年 1月21日 第3戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (5着/7番人気)

2011年11月27日 第2戦 2歳未勝利 東京ダ1600m (11着/7番人気)

2011年11月12日 デビュー戦 2歳新馬 東京ダ1600m (2着/5番人気)