前走のレース予想で私は次のように書きました。
「デスティニーシチーは前走阪神で見ましたが、非常に良くなっており、例えば競馬ブックのスピード指数でも初戦から
59.7、56.0、32.8、68.8
とダートだった3戦目を除くと悪くない数字です。特に未勝利クラスは70が標準の勝ち負け水準ですからデスティニーの前走が非常にいい走りだった事を裏付けます。
これでいて、直線で一時出るところがなかったですからねぇ。絶好位につけ、最後まで脚を伸ばし稍重の馬場で35.9秒の上がり。6着でしたが相手が悪かったと言えます。」
そしてその前走は3着と好走!!スピード指数も73.6と完全に未勝利クラスの平均水準を突破しています。すなわち、相手や展開が悪かっただけ。事実3着だった前走も前2頭は楽に先行しての行った行ったでした。
晩成タイプらしく、2歳時はイマイチでしたが、確実にレース毎に内容は良化していますし、3歳4月の時点で早くもここまでやれるということは、まだまだ強くなる可能性が高いということです。
前走の走破時計2分00秒9良馬場というのは開幕最終週であることを考えても破格の時計!!古馬500万クラスの水準勝ちタイムに匹敵します。数字通りなら500万クラスでも勝ち負けできる能力が現時点であるということです。
現時点でそれだけの能力があり、まだまだ成長が見込めるということで購入時にはなかった大きな期待をするようになりました。
とはいえ、まだ未勝利の身分ですから、どこかで確実に勝ち上がらないとダートはさっばりですから地方に行っても帰ってくることはできないでしょう。あまり時間もありませんし、確実にチャンスをモノにして欲しいですね。ハナ差でも2着ではダメです。
せっかく優先出走権を得ましたが、2週続けての福島までの長距離輸送で馬体減りを起こしていますし、疲労もあるようで、岡田稲男調教師は放牧と函館での出走をおっしゃっています。
立て直しにも時間がかかるでしょうし、函館と言ってもそんなに何走も走れません。とにかく少ないチャンスを確実にモノにして勝ち上がって欲しいですね。次の一戦は非常に大きな意味を持つ大事な一戦です。最低でも掲示板は確保して次走への優先出走権を取らないと。
前走後、5月7日に更新されましたクラブ公式HPのデスティニーシチーの近況報告は次の通りです。
「前走後、立て直しを図るため宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。担当者は「若干、疲れが見られますが馬体は特に異常はありません。短期放牧と聞いているので体調を整えることに専念したいと考えています」と話しています。また、岡田師は「状態を見て再来週までにはトレセンに戻したいと思います。その後、出張馬房の状況を見て函館に輸送して次走に備えます」と伝えてきました。
ということで、我らが愛馬デスティニーシチーは5月2日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。せっかく優先権があるのですが、当初の岡田稲男師の想定通り函館に渡り決戦に備えるようです。
それはわかるのですが、函館と言ってもそんなに長い期間開催があるわけでもありません。万が一、優先権でも逃すとチャンスは2、3度になりかねません。もちろんデスティニーシチーの内容からは勝てると思いますが、万が一勝ち上がれなければ、地方に転厩してもダートではさっぱりです。
ここは無理を承知で、優先権を使えるギリギリの中3節でどこかの芝のレースに出走して欲しいです。もしかすると岡田稲男調教師もその考えかも知れません。わざわざ一度トレセンに戻す必要もないですからね。函館開催となれば早くても6月15日です。5月の最終週に出走したとしても中2節も空きます。
・・・とはいえ、馬体の回復がまず何よりも大切ですね。細化しているのに権利で持って出走させても仕方がないでしょうし。
クラブ公式HPで今週にも栗東トレセンへ帰厩予定とあった我らが愛馬デスティニーシチーですが、5月30日に帰厩を確認しました。このあとは最終決戦の地・函館へ移送され、未勝利戦に備えるわけですが、そんなに函館開催も長いわけではないですし、開幕週から出走し、とにかく勝ち上がって欲しいですね。初戦で決めて欲しいなぁ。
時期的に故障でも発生すればジエンドですから、順調に行って欲しいですね。
本日(6月4日)更新されましたクラブ公式HPデスティニーシチーの近況報告は次の通りです。
岡田師は「帰厩後、状態を確認するため乗り込んでみましたが問題はなく馬体の具合も良さそうです。今週、函館に移動して出走に備えたいと考えています。番組については2日目の2000m戦を検討していますが、最終的には想定のメンバーなども考慮して決めたいと思います。前走の福島戦はゴール前でいい脚を使ってくれましたが、力のいる洋芝のほうが合いそうなので出来れば初戦から優勝を狙っていきたいところです」と話しています。
ということで、現在栗東トレセンにいる我らが愛馬デスティニーシチーですが、今週中の函館移動と6月16日 函館4R 3歳未勝利 芝2000m 混合戦への出走予定であることが明らかになりました。
早めの函館移動は有り難いことです。レースは前走2000mでいい内容でしたが、私は15日の1800mの方がいいのではないかと思っています。ただ、小回りの2000mは十分対応できるでしょうね。相手次第ですが、私も勝ち負けだと思っています。期待しています。
前走前 4月25日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強めに追う
助手
6F 80.6
5F 65.2
4F 51.7
3F 38.2
1F 12.7[6]
ケッキセヨ(3歳未勝利)馬なりの内同入
5月31日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.2
3F 45.9
2F 30.3
1F 14.9
6月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.9
3F 40.1
2F 25.8
1F 13.1
トウケイウェイ(3歳未勝利)馬なりを0.4秒追走クビ遅れ
6月9日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力
助手
4F 58.3
3F 43.1
1F 14.7[8]
6月12日 函館ウッドチップ 良馬場 一杯に追う
菱田裕二
5F 69.5
4F 53.8
3F 39.7
1F 13.2[8]
ビービージャパン(古馬1000万下)強めの外を0.4秒追走同入
5月31日、帰厩後早速15−15で追い切られています。次走は函館の予定ですが、時期的に掲示板を外すことは苦しくなりますし、最悪でも掲示板は確保して欲しいですね。いや、出来れば、次の一戦でしっかりと勝ち上がって欲しい。
6月2日、同格の馬に後ろからついていき、僅かにクビ差遅れました。元々後ろからの追走ですし、まだ今週出走するわけではないですから、この遅れは心配ないでしょう。
6月9日、函館での追い切り情報が出ました。ということは6月7日辺りに函館競馬場に入場したのでしょう。これで態勢は万全ですし、後はいきなりから結果を出して欲しいですね。
6月12日、体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ、2クラス上の格上馬に後ろからついていき、最後まで離されずに食い下がっています。非常にいい動きだと評価していいと思います。とはいえ、全体的な時計としては遅い方で、相手があまり追い切りでは走らないかまだ本調子でないとも取れます。とはいえ、力は出せる状態だと思いますし、相手は強いですが、勝ち負けを期待しています。
私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。私は未勝利どころか500万も連勝できるくらいの現状の能力と思っています。ここは格好をつけてくれるでしょう。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イソノジャパン | 酒井学 | 5/12 未勝利 | 京都ダ1400 | 13 | 15 | 15 | 11 | ||||
7 | イースターカクタス | 4/27 未勝利 | 福島ダ1700 | 12 | 12 | 8 | 8 | ||||
優 | ヴェイパーコーン | 勝浦正樹 | 5/19 未勝利 | 新潟芝2000 | 5 | 5 | 2 | 16 | 6 | 3 | |
4 | エアディジョン | 吉田隼人 | 初出走 | ||||||||
エーティーダンガン | 古川吉洋 | 12/24 未勝利 | 阪神芝2000 | 16 | 13 | 5 | |||||
優 | サマーキララ | 菱田裕二 | 5/11 未勝利 | 新潟芝2000 | 5 | 7 | 9 | 9 | |||
ジェイケイネオ | 丸田恭介 | 5/05 未勝利 | 新潟芝2400 | 9 | 3 | 4 | 8 | 4 | 5 | ||
シャイニーデイズ | 秋山真一郎 | 3/30 未勝利 | 阪神芝1800 | 8 | 4 | 2 | |||||
7 | デスティニーシチー | 菱田裕二 | 4/29 未勝利 | 福島芝2000 | 3 | 6 | 6 | 13 | 8 | 8 | B+ |
7 | デビルズキング | 川須栄彦 | 4/27 未勝利 | 京都ダ1400 | 13 | 9 | |||||
6 | トウケイポイント | 松山弘平 | 3/30 未勝利 | 阪神ダ1800 | 8 | 6 | 7 | ||||
フクノアトリア | 5/19 未勝利 | 新潟ダ1800 | 9 | 10 | 10 | 7 | |||||
ブライトスペース | 松田大作 | 5/11 未勝利 | 京都芝1800 | 6 | 10 | ||||||
5 | プロミネントロール | 岩田康誠 | 1/26 未勝利 | 京都芝1800 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 6 | |
ペプチドウインド | 川島信二 | 5/19 未勝利 | 新潟芝1800 | 6 | 3 | 5 | 3 | 14 | 6 | ||
ミスズブライアンズ | 松田大作 | 5/19 未勝利 | 新潟芝1800 | 9 | 5 | 4 | 12 | 7 | 11 | ||
ミストラルシャワー | 横山和生 | 5/18 未勝利 | 新潟芝2400 | 10 | 13 | 9 | 12 | 11 | |||
ヤギリハーツ | 木幡初広 | 5/18 未勝利 | 新潟芝2400 | 3 | 10 | 5 | 11 | 13 | 7 | ||
優 | リメインサイレント | 柴山雄一 | 5/19 未勝利 | 新潟芝2000 | 3 | 2 | 4 | 9 | 5 | 13 | |
リリーローズ | 宮崎北斗 | 5/18 未勝利 | 東京芝2000 | 14 | 18 | 11 | 15 | 15 | |||
レッドエルザ | 四位洋文 | 5/18 未勝利 | 京都芝1600 | 8 | 3 |
表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート16頭のところに現在20頭出馬想定されています。デスティニーシチーは現在のところ出走順位は8番目でほぼ出走可能です。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
増 | アンバードリーム | 三浦皇成 | 5/12 未勝利 | 新潟芝2200 | 8 | 1 | 3 | 4 | 2 | 6 | |
イソノジャパン | 酒井学 | 5/12 未勝利 | 京都ダ1400 | 13 | 15 | 15 | 11 | ||||
優 | ヴェイパーコーン | 勝浦正樹 | 5/19 未勝利 | 新潟芝2000 | 5 | 5 | 2 | 16 | 6 | 3 | |
エアディジョン | 吉田隼人 | 初出走 | |||||||||
エーティーダンガン | 古川吉洋 | 12/24 未勝利 | 阪神芝2000 | 16 | 13 | 5 | |||||
優 | サマーキララ | 菱田裕二 | 5/11 未勝利 | 新潟芝2000 | 5 | 7 | 9 | 9 | |||
ジェイケイネオ | 丸田恭介 | 5/05 未勝利 | 新潟芝2400 | 9 | 3 | 4 | 8 | 4 | 5 | ||
シャイニーデイズ | 秋山真一郎 | 3/30 未勝利 | 阪神芝1800 | 8 | 4 | 2 | |||||
デスティニーシチー | 北村友一 | 4/29 未勝利 | 福島芝2000 | 3 | 6 | 6 | 13 | 8 | 8 | B+ | |
デビルズキング | 川須栄彦 | 4/27 未勝利 | 京都ダ1400 | 13 | 9 | ||||||
トウケイポイント | 松山弘平 | 3/30 未勝利 | 阪神ダ1800 | 8 | 6 | 7 | |||||
プロミネントロール | 岩田康誠 | 1/26 未勝利 | 京都芝1800 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
増 | ミストフェリーズ | 丸山元気 | 5/12 未勝利 | 新潟芝1800 | 6 | 3 | 4 | 13 | 2 | ||
ミストラルシャワー | 横山和生 | 5/18 未勝利 | 新潟芝2400 | 10 | 13 | 9 | 12 | 11 | |||
ヤギリハーツ | 木幡初広 | 5/18 未勝利 | 新潟芝2400 | 3 | 10 | 5 | 11 | 13 | 7 | ||
優 | リメインサイレント | 柴山雄一 | 5/19 未勝利 | 新潟芝2000 | 3 | 2 | 4 | 9 | 5 | 13 |
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績
スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。1コーナーまでの距離は476m。
前半戦の主導権争いが決着するまではある程度流れるが、それほど厳しいペースにはならない。しかしながら、逃げ馬にとっては楽ではないコース。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。
ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3〜4コーナーで動き始め、器用な脚を使ってのマクリ差しが要求される。芝1800m同様にラストの時計は非常にかかる。
遅い上がり向きのパワータイプの馬を狙うのがセオリーで、血統的にはカーネギー、オペラハウス、エリシオ、ラムタラといった少し重めのノーザンダンサー系の産駒がいい。
枠順の傾向は芝1800mとほぼ同じ。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 先行、マクリポイント 洋芝適性、脚質 種牡馬ベスト 連対騎手ベスト 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 2分04秒4 2分06秒6 2分08秒2 2分09秒0 古馬500万 2分03秒1 2分06秒5 2分09秒9 2分06秒8 古馬1000万 2分02秒3 古馬オープン 2分01秒2 2分03秒9
今回のデスティニーシチーの鞍上はデスティニーには初騎乗となる北村友一騎手です。デスティニーシチーの前走は自厩舎所属でデスティニーシチーをよく知る菱田裕二騎手が騎乗し3着と素晴らしい騎乗を見せてくれました。菱田裕二騎手は減量2キロでそれも良い方に出たと思います。出来れば今回も彼でお願いしたかったですが、他馬との兼ね合いで別の馬に騎乗。デスティニーシチーには北村友一騎手が騎乗することになりました。
北村友一騎手は私ほっさん愛馬への騎乗はこれで10回目ですが、今回はおよそ2年ぶりと久々です。明らかに能力の見劣るエクストラシチーを人気薄で勝ちあげてくれたり、500万クラスでも僅差の4着に持ってくるなど素晴らしい腕の持ち主です。度重なる故障がなければもっと勝ち星を挙げている騎手でしょう。
実際競馬でも騎乗馬の質は決していいとは言えませんが、良く穴をあけられていますし、愛馬に騎乗して欲しい騎手の1人です。彼でダメなら馬の能力を疑った方が良さそうです。
2013年6月14日現在、中央通算336勝、勝率7.5パーセント、連対率15.1パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞7勝されています。
昨年(2012年)は中央54勝で全国騎手リーディングの20位でした。勝率8.3パーセント、連対率17.5パーセントは通算成績を大きく上回りました。しかし、本年(2013年)はここまで18勝、勝率5.6パーセント、連対率13.3パーセントと苦戦しています。
北村 友一(きたむら ゆういち)は1986年10月3日生まれの26歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する8年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。障害競走は一度も騎乗しないまま免許を返納している。。現在はフリー。
2006年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得、田島良保厩舎所属騎手としてデビューした。同期には田中博康、的場勇人、千葉直人、黛弘人、田中克典、田村太雅、船曳文士らがいる。初年度は14勝を挙げ中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。
2007年、第1回新潟競馬に於いて11勝(愛馬エクストラシチーによる7番人気での優勝も含む)、2着5回、3着3回の成績で初の開催リーディングジョッキーを獲得。田島良保師とは関係がうまくいかず、9月1日付けでフリーに転身。10月8日京都12Rで走行妨害を受け落馬。当初JRAより頭部外傷と発表されたが、その後の精密検査で右手首骨折が判明。手術を受け年内復帰は絶望視されていたが、12月8日復帰、15日に復帰後初勝利を記録している。この年は初年度の3倍以上となる45勝を挙げた。
2008年10月4日札幌3Rにて通算100勝を達成、仲の良い藤岡佑介騎手がプラカードを持った。10月18日、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、デビュー3年目にして重賞競走を初制覇した。また同馬にて翌年の皐月賞・東京優駿に騎乗し4着・6着と結果を残す。この年は53勝と更に勝ち星を伸ばした。
2009年ミヤビランベリで目黒記念・七夕賞を優勝する等、7月まで39勝を挙げる活躍を見せるも、7月19日札幌12Rにて落馬のため左上腕骨を骨折。プレートを入れる手術の為12月12日の復帰まで長期休養となる。それでもこの年も41勝を挙げている。
2010年春にはプレートの除去手術を行い1か月ほど戦線離脱。そんな苦労がありながら夏の小倉で10勝を挙げる活躍を見せた。11月6日京都4Rで通算200勝を達成。この年も53勝を挙げている。
2012年夏の小倉開催では北九州記念に優勝し、JRA通算300勝を達成するなど活躍したことが評価され、小倉ターフ賞を受賞した。
「着実にステップアップしているものの、技術レベルは今一歩といった印象。頑張って抑え込もうとしているが、まだ持って行かれるシーンが見られる。ダノンヨーヨーなど、かなりのパワーがあって気性の悪い馬に乗ることがあり、なおさら強く感じるのかもしれない。馬を伸ばす迫力は少しずつ強化している。評価できるのは、ロスなく丁寧に、そして展開を考えて乗っていること。2011年の唯一の重賞勝ちはトウカイミステリーに跨がった北九州記念で、ハイペース必至の展開を読んで抑えて脚をタメ、直線で一気に差し込む競馬を演出した。2011年の1番人気馬での成績は[12・2・7・15]。2着が少ない分で連対率は.389と低い数字だが、勝率は.333ある。2〜5番人気で26勝しており、単勝11070円という大きな馬券もあって、単勝回収率は118パーセントと高水準になっている。コース別、芝・ダート別、距離別で目立った偏りはない。音無秀孝厩舎で主戦をつとめており、2011年の連対率は.250。他、大根田裕之、安田隆行、木原一良、松元茂樹など、成績の良い厩舎は多い。レース前の段階でどんな騎乗をするのかを正直に話してくれるので、展開がハマりそうだったら勝負する手がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年)
ほっさん愛馬での成績 (10戦1勝)
2007年 2月24日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 7着/9番人気
2007年 5月12日 エクストラシチー 3歳未勝利 新潟ダ1200m 1着/7番人気
2007年 6月16日 エクストラシチー 500万下 函館ダ1000m 7着/3番人気
2007年 6月30日 エクストラシチー 500万下 函館ダ1000m 4着/7番人気
2008年11月30日 エクストラシチー 500万下 京都ダ1200m 13着/12番人気
2009年 6月28日 ペルシステンテ 3歳未勝利 札幌ダ1700m 8着/6番人気
2011年 7月10日 バノックバーン 3歳未勝利 京都ダ1400m 14着/8番人気
2011年 8月13日 バノックバーン 3歳未勝利 小倉芝1200m 9着/5番人気
2011年 8月27日 バノックバーン 500万下 格上挑戦 小倉芝1200m 5着/13番人気
2011年10月 2日 エイコーンキッド 500万下 格上挑戦 中山ダ1800m 12着/10番人気
2012年9月15日 阪神9R 甲武特別を10番人気プロフェッサーで勝利し表彰台に上がる北村友一騎手
競馬ブック
見解
「ジェイケイネオは昨夏の函館新馬戦でレッドレイヴンの2着。札幌でもセレブリティモデルに先着した。輸送に強い方ではないので滞在競馬が合うし、稽古からも調子の良さが窺え、巻き返し可能。久々でも力上位のプロミネントロールが相手。リメインサイレントも右回りに替わってチャンスが。この条件ならミストフェリーズも侮れない。」
短評は「波乱含み」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 橋本篤 高柳利 井尻恵 CPU ヤギリハーツ △ リメインサイレント △ △△ ○ ミストラルシャワー 穴 プロミネントロール ○ ○ ◎ ◎ アンバードリーム △△ △ ヴェイパーコーン △ △ △ デスティニーシチー ▲ △△ シャイニーデイズ △ ◎ ○ ジェイケイネオ ◎ △ △ ▲ ミストフェリーズ △△ ▲ ▲ 穴
あとは無印
予想オッズ
以下24倍以上省略
馬名 予想オッズ プロミネントロール 2.8 シャイニーデイズ 6.3 リメインサイレント 6.5 ジェイケイネオ 7.3 ミストフェリーズ 7.8 アンバードリーム 11.8 デスティニーシチー 17.2 ヴェイパーコーン 17.4 エアディジョン 17.7
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 デスティニーシチー 74 30 69 74 プロミネントロール 75 67 75 67 シャイニーデイズ 67 66 67 リメインサイレント 72 62 72 68 ジェイケイネオ 76 67 76 64 ミストフェリーズ 69 46 69 66
デイリー馬三郎
本紙の見解
「前走の◎リメインサイレントは終始内にもたれ気味で力を出し切れず。ハイレベルなメンバーのなか、直線で鋭く伸びてC着まで押し上げた前々走こそが本来の姿だ。右回りに戻って本領を発揮。久々でも仕上がっている○プロミネントロールが強敵。〈森元〉」
◎ リメインサイレント
○ プロミネントロール
▲ ジェイケイネオ
× デスティニーシチー
☆ ヤギリハーツ
以下省略
デスティニーシチーは全13記者中 ▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 6記者です。
デスティニーシチー(3着)
「2000メートルでも折り合いがついたし、速い時計にも対応してくれました。メドが立ちましたね。」(菱田裕二騎手・競馬ブック)
「距離が延びても、折り合いがついて、速い時計でも十分に対応できました。メドがついたのでチャンスは近いでしょう。」(菱田裕二騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
「2度の輸送が気にかかりましたが、上手く流れに乗り勝負所からいい脚を見せてくれました。レース後、異常がなく優先権を取れましたが幾らか体が細くなっており疲労も出ているので一旦放牧して立て直したいと思います。おそらく2週間程度の放牧になると思いますが次走については函館戦を予定しています」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
「馬体減り。前半はゆったりと走らせて、4角で外目に出して行く。前の2頭には離されてしまったが、内容的にはマズマズ。」(競馬ブック)
デスティニーシチー
「この馬なりには状態は良さそう。バテない渋太さがあるし、前々で運べれば。」(大林助手・デイリー馬三郎)
「ワンペースな反面、バテない渋太さがある。この馬なりにデキは良さそうだから、もう少し前、前で運べれば。」(大林助手・競馬ブック)
「もともと稽古がけはしませんが、それでも格上馬に食らいついていました。休養明けとなりますが、力はだせる状態と思われ上位を目指します。」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
デスティニーシチーは3歳未勝利馬ですし、残された時間も少ないですから、今回で勝ちたいですね。
鞍上が前走3着に導いてくれた厩舎所属の菱田裕二騎手から北村友一騎手に替わったのは若干のマイナスとは思いますが、ここ2戦は1戦毎に内容はグングン良化。すでに未勝利クラスの水準レベルを越えていますから、私は3馬身くらい千切って勝つことさえあると思っています。
上記で書きましたように競馬ブックのスピード指数ではすでに前走で未勝利クラスの勝ち水準に到達しております。これでいて前走は2週続けての福島遠征(降雪による開催中止の為)による疲労や馬体減りがあってのあの成績ですから、休養を挟み万全の態勢で臨む今回は私は勝ち負けと思っています。どうも専門誌の評価は低いようですが・・・。
石坂正厩舎のすんげぇ〜馬などがこーーんなところにおりますが、一蹴してくれるでしょう。
頑張れ!!
デスティニーシチーはポンと好スタートから予定通り前々で競馬を進める為に脚を使って前に取りつきます。結局ハナを主張したミストフェリーズの2番手に控える形になりますが、随分とポジション争いは激しいものでした。
前走の内容から、この位置なら勝てると思ってラジオ中継をワクワクしながら聴いていました。しかし、ラジオではよくわかりませんでしたが、あまりのペースの厳しさに3角手前でもう垂れていく馬が続出。デスティニーシチーももう踏ん張りが利かずに3角手前でムチが入ります。それでも失速し、ずるずるとポジションを下げ、大敗濃厚となります。
終わって見れば、1、2コーナーで前にいて、激しいポジション争いをした馬は全滅。1番手のミストフェリーズは9着。2番手のデスティニーシチーは11着。3番手のデビルズキングは16着。4番手の1番人気馬プロミネントロールは唯一踏ん張ったものの5着。同じポジションのトウケイポイントは12着と前崩れの展開になりました。こればかりは仕方がないですねぇ。ただそれでもプロミネントロール程度は踏ん張って欲しかったですね。やはり洋芝も合わないと思います。
今回のデスティニーシチーの走破時計は2分03秒3良馬場でした。函館芝2000mの3歳未勝利クラスの平均勝ちタイムは2分04秒4良馬場ですが、開幕2週目で馬場の状態は非常に良く、勝ち馬の時計は1分59秒7ということで、実に3.6秒も離されています。タイムオーバーが勝ち馬から4秒以上の差がついた場合ですから、それに匹敵するくらいの差がついています。やはり重い洋芝が向いていないと言わざるを得ません。
デスティニーシチー(11着)
「福島戦でバテない競馬ができたので前々で進めましたが勝負所からペースが上がると息の入りが悪く終いは一杯になりました。馬場は問題なかったようですが厳しい流れになってしまいました。また、今回休み明けで幾らか体に余裕もあったようなので場合によっては連闘を視野に入れています。しかし、優先権がないので最終的には想定の状況を見て判断します」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
「前半はいき脚がありましたが、勝負所からてごたえが、怪しくなってしまいました。洋芝は問題無いと思いましたが、最後は息が入りませんでした。」(北村友一騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
デスティニーシチー(11着)
「2番手を追走。ペースも速く、他馬に早目に交わされてしまい、3角過ぎには脚が上がってしまった。今日は展開が厳しかった。」(競馬ブック)
特別出走手当が9着以下ということで25000円減額されて341000円。1口で割りますと600円程度になると思われます。期待が大きかっただけに残念ですが、それでも勝ち馬から3.6秒とギリギリ4秒のタイムオーバーにはなりませんでしたから約600円確保で良かったです。
洋芝が合うということで、わざわざ前走3着の優先出走権を放棄してまでこの函館に移動したわけですが、結果的に力の要るダートが走らないように、重い洋芝も合いませんでした。ペースが速かったとはいえ、バテるのが早すぎます。調教を見ていても非力なんですよね、デスティニーは。
これで函館では洋芝かダートかの選択肢しかありませんから、手詰まりです。本来は本州に戻して使うべきなのでしょうが、調教師の洋芝が合うと言い切ったプライドもあるでしょう。函館で続戦すると思われます。今後どうなるかわかりませんが、勝ち上がりに黄色信号が点ったことは間違いありません。前走は好内容での3着で、次こそ勝ち上がりと思っていただけに、残念でなりません。
私は重い洋芝は非力なデスティニーシチーには合わない論者でしたが、プロの岡田稲男先生は合うと思われた。こればかりは走って見ないとわかりませんから、今回の一戦でそれをぐちゃぐちゃと言っても仕方がないと思います。ただ、問題はここからです。まもなく始まる前回3着と走ることは間違いない福島開催に出すのも手ですが、今回の福島は関東の主場としての開催ですから、ブロック制が効いて、関西馬であるデスティニーシチーの出走は難しそうです。
結局、函館で最後まで走るのでしょうが、出走回数からスーパー未勝利戦にも出せませんし、中央で勝てなければ地方のダートも厳しいでしょう。
1つ勝てれば、芝ではもう1つ勝てる馬なので、なんとか相手に恵まれてでもなんでも1つ勝って未勝利を脱出して欲しいですね。
購入当初は半分勝てないと思っていたタップダンス産駒のデスティニーですが、阪神での6着と福島での3着のあの走りを見てしまったら、欲が出ます。7月8月が勝負です。
頑張れ、デスティニーシチー!!勝ち上がってくれぃ。
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