デスティニーシチー 第5戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


ここまでデビューから芝で8着8着6着とまずまず。特に前走は4角まで抜群の手応えで勝ちを意識したほど。ただ、そこから前が空かずに仕掛けが遅れる。前が空いてからは最後までしっかりと伸びて6着と過去最高着。しかも18頭とフルゲートのもので価値は高い。

勝ち上がった姉たちも初戦は10着や7着。5戦、13戦、6戦目での勝ち上がりで、ましてやデスティニーは仕上がり遅のタップダンスシチー産駒。3歳夏が勝負とは最初からわかっている。


前走後、在厩で調整され、出られる芝のレースがあれば貪欲に出走予定。徐々にレースぶりが良くなっており楽しみ。


4月20日 京都5R 3歳未勝利 芝2200m 混合戦に出馬想定だが、7分の6の抽選と同厩の馬を優先させデスティニーは地方行き。

4月21日 福島3R 3歳未勝利 芝2000mで確定!!

出走数はフルゲートの16頭。

しかし、明らかに京都よりは弱面揃い。前走4着馬2頭が最高着だが、それとて7番人気と18番人気のもので軽い。

鞍上はローカルなら主役の丸山元気騎手で満足。

これはもうまぐれでもなんでも勝ちたい。その為には、まずは好位につけないと。


・・・と言っていたら、ななんと積雪の影響で開催中止に・・・。


4月29日 福島3R 3歳未勝利 芝2000m に出走!!

3着/6番人気!!

積雪の為に開催中止になり2週連続の福島遠征が危惧されたが、きっちりと結果を出し満足。

走破時計も古馬500万クラスの平均勝ちタイムと同等で、勝ち上がることができれば、やはり2つは勝てそうな気がする。

競馬ブックのスピード指数でも73.6ともう未勝利クラスの平均勝ち水準の”70”を上回る。あとは順番待ち。

父タップダンスシチーで勝ち上がれるか半信半疑だったこの馬に勝ち上がりが見えて来て嬉しい。

ただ、残されたチャンスは少なく、しっかりとモノにして欲しい。優先出走権を確保し次走は芝のレースに出やすいが、やはり2度の長距離輸送で馬体重は大幅減。岡田稲男調教師は放牧に出す模様。


レース回顧と時計の分析、レース後の菱田裕二騎手と岡田稲男調教師のコメントを掲載。

(2013年5月2日完結)

2013年4月17日立ち上げ

●前走後、在厩で調整されています

 前走後の4月9日の近況更新で、「優先権を取りたいところでしたが、やはり芝のほうが走りやすいようです。しかしパンパンの馬場より幾らか重い馬場のほうが良さそうで、函館の洋芝があっていると考えられます。まして中身が出来ていないので、現状では速い時計にまだ対応できないのかもしれません。次走については想定の状況を見て決めたいと思います」(4月9日・岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)なんてコメントされていたことから、そのまま夏の北海道へ直行かと思われた我らが愛馬デスティニーシチーですが、そのまま在厩で調整され、出られるレースを探して出走するようです。

 続く4月16日の近況報告は次の通りでした。「先週は軽めの調整となりましたが、特に反動は見られません。トモや腰などの状態も問題なさそうなので調教の動き次第では今週登録するかもしれません。ただ優先権を持っていないので中1週では厳しいそうですが最終的には想定の状況を見て判断したいと思います。休み明けを叩かれて気合いが乗ってきているので上位を目指していきたいところです」(4月16日・岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)ということで4月20日 京都5R 3歳未勝利 芝2200m 混合戦に出馬想定されています。詳細は下記の出馬想定表に書きますが、案外権利なしの中1週でも出走できるかも知れません。

●気になる出馬想定表(4月20日 京都5R)

出馬想定表 4月20日 京都5R 3歳未勝利 芝2200m フルゲート18頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ウエスタンストーム 松山弘平  1/13 未勝利 京都ダ1800 14 14
10 エーブドラゴンマン 北村友一  3/24 未勝利 中京芝2000 11 13
カッパドキア 松田大作 初出走  
17 カナディアンリーフ  4/13 未勝利 阪神芝2200 12
グラッソ 国分優作  1/19 未勝利 京都ダ1400 15
ゴドリー 浜中俊  3/30 未勝利 阪神芝1800
12 ゴールドテーラー 川田将雅  3/31 未勝利 阪神芝2000
13 サクラクーベラ  4/06 未勝利 阪神芝2000 10
サンマルホーム 和田竜二  4/06 未勝利 阪神芝2000 10
サンライズウェイ 岩田康誠  3/17 未勝利 阪神芝2000 12
10 スターリーワンダー 幸英明  3/24 未勝利 阪神芝2400 15 13
13 デスティニーシチー  4/07 未勝利 阪神芝1600 13 13
トウカイルーチェ 国分恭介  2/10 未勝利 小倉ダ1700 16 11
13 トップハーレー 森一馬  4/06 未勝利 阪神ダ1400 12 15 14 18 15 10
ハイヤーゾーン ミルコ・デムーロ  1/27 新馬 京都芝2000
13 ホットサマーホット  4/06 未勝利 阪神芝2000 10
ワイドワンダー 四位洋文  2/02 未勝利 中京芝2000 10 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在17頭出馬想定されています。デスティニーシチーは現在出走順位は13番目ですが、同日の芝1600mはフルゲート18頭のところに28頭が出馬想定されており、そういったところから回って来る馬も何頭かいると思われますので、出走できそうですが、確実ではありません。

これ以降は2013年4月18日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月21日 福島3R 3歳未勝利 芝2000m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アングリア 横山和生  3/17 未勝利 中山芝1800 14 15 15 13
エムズティアラ 木幡初広  3/09 新馬 中山ダ1200 14 12
オーアンジェリーナ 高倉稜  3/31 未勝利 阪神芝2000 10
タガノレイサッシュ 松田大作  1/20 新馬 中京芝2000
ティリアンパープル 丸田恭介  2/10 新馬 東京芝1600 13
デスティニーシチー 丸山元気  4/07 未勝利 阪神芝1600 13 13
テンミライ 津村明秀  3/30 未勝利 中山芝1800
ナンダデヴィ 柴山雄一  4/06 未勝利 中山ダ1800 10
ヒロノプリンス 吉田隼人  3/30 未勝利 阪神芝1800 18 14 13 10
ポンデザムール 勝浦正樹  3/30 未勝利 中山芝1800 12 12
マイネグラディウス 黛弘人  4/06 未勝利 福島芝1800 12 10
マイネルゼータ 大野拓弥 10/06 未勝利 東京芝1800
ミエノハートハート 中舘英二  3/16 未勝利 中京芝2200 13
メイショウグレア 中井裕二  3/24 未勝利 中京芝1600 13 13
リュクスボヌール 嶋田純次  3/17 未勝利 中京芝2000 14 18 15 15
ローレルラスター 的場勇人  4/06 未勝利 福島芝2600

表中 騎手の太字は乗り替わり

●福島芝2000mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。高低差はそれほどないが坂の頂上に位置し、スタンド前の直線は谷を下って上るような感じになる。
 最初の1コーナーまでの距離は約500m。
 枠順はフラット。十分距離はあるが、1コーナーまでの攻防は忙しくなりやすく、前半600mまでのラップが速くなる。全体的に平均ペース以上の流れになり、最後はスタミナも要する消耗戦。特に開催後半で馬場が荒れ出すと、その傾向が顕著。芝2200m〜2500mといった、芝2000mよりも少し長めの距離実績がある馬に注意。加えて、小回り向きの先行力が必要になり、粘り込んで穴をあけるシーンも。七夕賞や福島記念に代表されるように波乱傾向が強い。ハンデ重賞だからという面もあるが、多頭数になったら人気サイドでは簡単に決まらないと考えていいだろう。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント コース適性、スタミナ
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、トニービン、ダンスインザダーク
連対騎手ベスト 蛯名正義、後藤浩輝、柴田善臣、芹沢純一、中舘英二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分03秒5 2分04秒8 2分05秒4 2分06秒8
3歳500万 2分02秒0 2分03秒9 2分04秒7
古馬500万 2分01秒9 2分03秒8 2分03秒7 2分04秒6
古馬1000万 2分01秒8 2分02秒4 2分03秒7
古馬1600万 1分59秒1 2分00秒7
古馬オープン 2分00秒7 2分02秒3 2分03秒9

●騎手は丸山元気騎手 ほっさん評価「B−」

 今回のデスティニーシチーの鞍上は丸山元気騎手です。丸山元気騎手と言えば92勝と大ブレイクした2010年の活躍が印象的ですね。ローカルを中心に中舘英二騎手の牙城を崩し、次々と開催リーディングを獲得。一流の仲間入りをしました。ただ、その時のエージェントが変わってからは2011年は72勝、昨年(2012年)は33勝と勝ち数が激減しています。

 とはいえ、馬に恵まれなくなっただけでブレイク時に見せた騎乗技術は確かなもので経験もたくさん積みましたし、特にローカルでは期待の大きい騎手という印象です。

 私の中では何と言っても8番人気のマデイラを新馬戦で勝ち上げてくれた大変ありがたい騎手ということで深く記憶に刻まれています。その時、彼と口取りに納まれたというのは貴重な良い思い出です。関東の騎手と口取りに納まったことなどなかったですからね。

 それ以外の愛馬ではほぼ人気通りですが、改めて見てもどうしようもないような馬ばかりに乗っていただいているので、この成績で納得ですね。


 2013年4月18日現在、中央通算223勝、勝率7.8パーセント、連対率15.0パーセン。大ブレークした2010年が年間92勝、勝率11.0パーセント、連対率19.5パーセント。2011年が72勝、勝率8.8パーセント、連対率17.9パーセントでしたが、昨年2012年は33勝、勝率4.8パーセント、連対率9.9パーセントと一時に比べると成績はかなり下降しています。それでもまだまだ年間33勝は悪い数字ではありませんし頑張って欲しいですね。重賞は2011年5月の新潟大賞典(セイクリッドバレー・2番人気)の1勝のみ。GT勝ちはありません。



 丸山 元気(まるやま げんき)は1990年10月3日生まれの22歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンター・根本康広厩舎に所属している5年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有するが、今のところ障害戦での騎乗はない。目標の騎手は松岡正海騎手。

 祖父は元調教師の丸山勤氏。父はNAR高崎競馬の元トップジョッキーで地方通算1817勝を挙げた丸山侯彦騎手と言う競馬一家に生まれる。

 父親は当初名前を「勇気」と名づけるつもりだったが、直前に隣の家でも子供が生まれ先に「勇気」と名づけられてしまったため、同じ名前がかぶるのはまずいということで急遽「元気」と名づけることになったという。


 2009年3月1日、根本康広所属としてデビュー。中山競馬場第3レースでヤマタケディガーに騎乗し16頭立ての11着だった。同年7月11日、札幌競馬場第2レースで8番人気オンザスローンに騎乗し、80戦目で初勝利を挙げた。競馬学校25期生の同期は松山弘平、小野寺祐太、国分優作、国分恭介らがいる。同期では最も遅い初勝利だったが、同年8勝を挙げ民放競馬記者クラブ賞を受賞した。初年度は8勝とあまり勝ち星を挙げることができなかったが、これは所属厩舎が年間10勝程度しか上げられない根本康広厩舎ということもあり、他の同期に比べて不利だったことは明らかである。


 しかし、2年目の2010年にはエージェントの力にも助けられて有力馬に乗る機会が一気に増え大ブレーク。

 第1回福島競馬では、8勝を上げ開催リーディングジョッキーを獲得。また、第1回新潟競馬においても、15勝をあげ開催リーディングジョッキーとなりました。なお15勝という記録は、2001年に後藤浩輝騎手がマークした14勝を上回り、1回新潟競馬における最多勝利記録です。

 2011年5月8日にはセイクリッドバレーで新潟大賞典を勝ち、重賞初制覇。



 「2年目に大躍進した最大の理由は力のあるエージェントがついたこと。3月の中京から有力馬に数多く騎乗することになり、春の福島と新潟で続けて開催リーディングを獲得した。3年目の2011年に入ってエージェントが変わり、石坂正、領家政蔵、中村均、鮫島一歩など栗東の厩舎で勝ち星を稼いでいる。自厩舎の根本康広厩舎は勢いがなく、ここでは成績が上がっていない。馬を抑え込んでしっかりと操れるようになり、追う技術も持続力も確実に進歩している。インに入るとモタつくところがあるが、こちらもマシになってきた。2010年は1番人気馬に104回も騎乗して[39・18・17・30]の勝率.375、連対率.548。準オープン以上のクラスで1つも勝てなかったが、2011年は前半で3勝している。2011年は1000万下で単勝4210円、3350円、1260円と穴を連発。単勝回収率は199パーセントと高率になっている。コース別では完全にローカル寄り(新潟、小倉、札幌、函館)。走る馬にも乗っていないが、東京、中山、京都、阪神の合算成績(2011年前半)は[1・3・5・60]の勝率.014、連対率.058と、評価出来ない数字になっている。素質があるのは間違いなく、もっと本開催で乗って厳しい競馬を経験すると良いと思う。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(8戦1勝)

 2010年 1月31日 シャンスイ     500万下     中京ダ1000m 13着/11番人気
 2010年 5月 1日 プレザントシチー 3歳未勝利    新潟ダ1800m 8着/10番人気
 2010年 9月 4日 アルマニャック  2歳新馬      札幌ダ1700m 8着/4番人気
 2011年 9月10日 ガウディシチー  2歳新馬      札幌芝1200m 10着/9番人気
 2011年10月30日 マデイラ      2歳新馬      京都芝1600m 1着/8番人気
 2012年 2月 5日 マデイラ      きさらぎ賞 GV 京都芝1800m 13着/13番人気
 2012年 2月25日 ガウディシチー  3歳未勝利    中山ダ1200m  9着/8番人気
 2012年 3月 3日 エトランゼシチー 3歳新馬      中山ダ1200m  8着/6番人気


2011年10月30日 京都5R 2歳新馬 マデイラ 丸山元気騎手 (8番人気 優勝)

これ以降は2013年4月20日に作成

●専門誌の印と評価(21日出走分)

競馬ブック

見解

「ナンダデヴィは新馬戦で強敵相手に2着。ガツンと掛かった2戦目と初ダートの前走は参考外だろう。芝の中距離で折り合えれば。いかにも平坦向きなマイネルゼータとブリンカー着用で安定したテンミライ。見せ場タップリだったオーアンジェリーナが怖い。」


短評は「大駆警戒」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
テンミライ
ティリアンパープル
ナンダデヴィ △△
マイネグラディウス △△
ヒロノプリンス
マイネルゼータ
デスティニーシチー
ミエノハートハート
オーアンジェリーナ △△
タガノレイサッシュ
ローレルラスター △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ナンダデヴィ 4.2
ヒロノプリンス 5.7
テンミライ 5.8
オーアンジェリーナ 7.2
タガノサッシュ 8.2
ティリアンパープル 9.2
ローレルラスター 10.9
マイネルゼータ 11.8
デスティニーシチー 18.5
ミエノハートハート 21.0
ポンデザムール 32.2
以下33倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 69 56 30 69
ナンダデヴィ 69 69 60 40
ヒロノプリンス 74 28 29 74
テンミライ 71 58 71 68
オーアンジェリーナ 69 59 67 68
タガノレイサッシュ 59 59


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走はスタートを決めて前々でレースを運んだ◎ミエノハートハートだが、直線で失速。若干距離が長かった印象だった。発馬をクリアして、再度前々で運べれば首位争いが可能だ。ブリンカー着用で集中力が増した○テンミライが当面の相手になる。〈石渡〉」

◎ ミエノハートハート
○ テンミライ
▲ ヒロノプリンス
× ナンダデヴィ
☆ マイネルゼータ

以下省略

デスティニーシチーは本紙無印><

デスティニーシチーは全13記者中 △(6番手以下評価) 2記者、無印 11記者とかなり低評価です。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(6着)

 「優先権を取りたいところでしたが、やはり芝のほうが走りやすいようです。しかしパンパンの馬場より幾らか重い馬場のほうが良さそうで、函館の洋芝があっていると考えられます。まして中身が出来切っていないので、現状では速い時計にまだ対応できないのかもしれません。次走については想定の状況を見て決めたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「やはり芝のほうが、スムーズにレースを進めることができました。直線もしっかりとした脚どりでした。」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント(21日出走分)

デスティニーシチー

 「ジリジリと差を詰めていたし、芝の方がいい。展開次第で上位進出があっても。」(岡田稲男調教師・デイリー馬三郎)

 「少し硬さのあるタイプだけどダートはもうひとつ。芝が合っていると思うし、状態も少しずつ良くなっている。」(岡田稲男調教師・競馬ブック)

 「除外対象だった為、福島戦に廻りました。稽古は、中1週となり、輸送も考慮して軽めとなりましたが、15-15をおこない状態はまずまずです。距離は延長されますが、前々で流れに乗りたいところです。」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想(21日出走分)

 デスティニーシチーは前走阪神で見ましたが、非常に良くなっており、例えば競馬ブックのスピード指数でも初戦から

59.7、56.0、32.8、68.8

 とダートだった3戦目を除くと悪くない数字です。特に未勝利クラスは70が標準の勝ち負け水準ですからデスティニーの前走が非常にいい走りだった事を裏付けます。

 これでいて、直線で一時出るところがなかったですからねぇ。絶好位につけ、最後まで脚を伸ばし稍重の馬場で35.9秒の上がり。6着でしたが相手が悪かったと言えます。


 私はデスティニーは中距離馬タップダンスシチー産駒ですがマイルまでと思っています。実際、タップ産駒は短距離実績のある子が多いですよね。故に距離延長はマイナスだと思っていますが、ローカルの芝2000mなら対応できなくはないと思っています。

 鞍上もこういう突然のレース変更の場合はいい騎手を確保できなくて最近ご結婚をされた某騎手のようなジーミーな騎手を乗せることが多いのですが、丸山元気騎手というローカルでは主役級の良い騎手を確保してくださいました。

 その丸山元気騎手は92勝と大ブレイクした2010年をピークに2011年は72勝、昨年(2012年)は33勝と失速著しいですが、これはエージェントが変わった為で、8番人気のマデイラを勝ち上げてくれたように私は期待の大きな騎手ですね。彼と口取りに納まれたというのは貴重な良い思い出です。


 そんなこんなで、距離や中1週なのに1本も出ていない追い切り時計など不安な要素も多いですが、能力的には勝ち負けと思っています。輸送も初めてですし、やってみないとわかりませんが、いい走りを期待しています。目標は今度こそ掲示板ですね。

これ以降は2013年4月22日に作成

●雪のため開催中止に

 21日に予定されていた第1回福島競馬6日目は積雪のために開催が中止になりました。私は毎朝愛馬の取消が心配で開催日の7時には確認をするのですが(特にフレグモーネが最近多いですし・・・><)、その時は全く通常通りで、仕事の合間にスマホでレース結果をチェックしようとして初めて中止を知りました。

 実際には午前8時の段階では1Rの発走時刻を1時間10分繰り下げて午前11時からのスタートに変更しての開催を目指したものの、安全な競馬施行や交通機関の確保など諸事情が考慮され中止になったということです。

 代替競馬は、特別登録をやり直し、出馬表を変更したうえで4月29日(祝・月)に施行されると決められましたが、馬主としては翌日の月曜日に出馬投票を行わずに代替競馬をして欲しかったですね。特にここが勝負とメイチ(目一杯)に仕上げていた馬は翌日の月曜日ならなんとかなりますが、次週だと調子が落ちたり、コズんだりして力が出し切れず、最悪の場合、結局出走できないまま放牧ということになってしまいます。

 29日に代替競馬を実施する理由としては、祝日で客が多く入ることが期待できるという営業的な面からの判断でしょうが、我々馬主や当日騎乗する予定となっていた騎手にとってはいい迷惑です。騎手も29日になってしまうと全ての騎手が乗れることになりますから、自分の騎乗予定馬が有力騎手に乗り替わりになってしまうかも知れません。


 たまたま今回我らが愛馬デスティニーシチーは中1週での出走にもかかわらず軽め調整でしたので被害は少ないですが、それでも福島までの往復は馬にとっては大きなマイナスです。

 328000円の競走取りやめ金が支払われますが、とても満足出来る金額ではありません。勝ち負けに一切関係ない”出ているだけ”の馬にとっては有り難い話かも知れませんが。


 デスティニーシチーは改めて今週の出走予定に入っています。一応京都での出走予定で、28日の芝1600mか2000mなら応援に行くことができるのですが、優先権なしの中2週ですから、基本的にそこらへの出走は難しいのでしょうね。

 福島が3日開催となり、上手く分散してくれると嬉しいのですが。

これ以降は2013年4月24日に作成

●想定は27日 福島3R

 先週福島で出走予定も開催中止になったデスティニーシチーですが、常識的には28日の京都の芝1600mか2000mに出走と思っていましたがななんと福島想定!!鞍上未定

 そりゃ、想定数10頭で美味しいレースというのはわかりますが、不発ロケットのマルケサスの吉田直弘調教師もマルケサスについて

「先週の日曜日は私もちょうど福島競馬場に向けて移動していた途中だったのですが、この時期に降雪で開催中止と言うのは驚きでした。こればかりは仕方ないというほかないのですが、競馬を使わずに馬は福島と栗東間の輸送をしたわけですし、まずはしっかりと馬の状態を確認しています。一応今週使う方向で特別登録はさせてもらいましたし現段階でも状態面は安定はしているのですが、さすがに続けて輸送となると使った後の反動が心配ないとも言い切れません。よっぽど今週の状態が良く、メンバーも手薄ということならぎりぎりまで考えさせてもらうかもしれませんが、番組的にここしかないという状況ではありませんし、幸いにも来週からはより輸送が楽になる新潟開催が始まり、来週の京都にも芝の2000m戦が組まれています。多数の特別登録をしていて申し訳ございませんが、今のところ今週の競馬は見送り来週以降の競馬へ向かう予定です」(吉田師)福島競馬への再輸送を考慮して今のところ今週の競馬は見送り、来週以降の競馬を考えていく方針です。

 ・・・とおっしゃるくらい福島までの往復輸送はハードなものです。

 これで京都では絶対に出走が無理と言うのならわからないことはないですが、

28日の京都の芝2000mなら想定8頭(フルゲート18頭)だぞッ!!

相手は滅法強そうだが、権利くらいは獲れるんじゃないか?

得意の芝1600mも想定数15頭(フルゲート18頭)で入れるんじゃないかい?



わざわざ福島まで行かんでも・・・。
これで輸送熱で取り消したり、大幅馬体減なら170R承知しないぞッ!!


 せっかく28日は私も休日なので京都で出走させてください。そうしないとフロアクラフトの応援に東京に行きたくなっちゃうぞ。


 京都に出て欲しい願望も含めて、詳しい出馬想定表は掲載いたしません。さて、明日どこに確定するでしょうか。

これ以降は2013年4月26日に作成

●追い切り情報(4月26日更新)

前走前 4月4日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.5
3F 40.8
2F 27.2
1F 14.0



4月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 45.1
2F 29.4
1F 14.2


4月24日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.5
3F 46.6
2F 30.1
1F 14.9


4月25日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
6F 80.6
5F 65.2
4F 51.7
3F 38.2
1F 12.7[6]
ケッキセヨ(3歳未勝利)馬なりの内同入
 4月18日、中1週ですが、福島遠征ということもあり追い切り時計はありません。これはいささか心配ですね。馬体減りをしているのか、状態が悪いのかと勘ぐってしまいます。一応15−15はやっているらしいのですが。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。連闘なら理解できますが、比較的馬格のある馬ですし、中1週で1本も時計がないというのはねぇ。

 4月23日、16−15−15−15で追い切られました。ようやく時計が出た感じですが、先週はレースには出走していない(開催中止の為)とはいえ、福島まで往復しましたから、疲労は大丈夫なのかと思います。

 4月24日、この日は17−16−15−15で追い切られました。ほとんど時計にならない程度の追い切りですが、こなせていることは評価できます。ただ、今週も福島のレースに出馬想定されているんですよねぇ。京都でも出走可能ですし、輸送の少ない京都に出て欲しいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。結果的に先週よりも状態は上向いたと思います。ただ、先週の遠征による疲労が心配です。

 4月25日、相手は馬なりですが、厩舎所属で今回デスティニーシチーに騎乗していただく菱田裕二騎手が騎乗していました。全体的な時計も良く、終いまでしっかりと脚を伸ばせており、良い追い切りができたと思います。中1週にもかかわらず、こういった時計の1本もなかった先週よりはよほどいい状態ですね。これが京都での出走なら良いのですが、2週続けての福島遠征ですから、そこだけが心配です。
 もう追い切らないと思っていましたので、24日に私の追い切り評価を出しましたが、この追い切りで1つ評価を上げたいと思います。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。人気にはならないでしょうが、私は勝ち負けできると思っています。距離が心配ですが、ローカルですので主場のマイルを走れる馬なら持つでしょう。

●出馬確定表(4月29日 福島3R)

出馬確定表 4月29日 福島3R 3歳未勝利 芝2000m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アングリア 横山和生  3/17 未勝利 中山芝1800 14 15 15 13
カシノコゴロウ 西田雄一郎  4/13 未勝利 中山ダ1200 12 11
クラッチブーケ 大野拓弥 初出走
サジッタ 藤岡康太  2/03 新馬 中京芝2000 14 12
ダンシングイレーネ 川須栄彦  3/10 未勝利 中京芝2000 16 16 10
ティリアンパープル 丸田恭介  2/10 新馬 東京芝1600 13
デスティニーシチー 菱田裕二  4/07 未勝利 阪神芝1600 13 13 B+
テンミライ 津村明秀  3/30 未勝利 中山芝1800
ナンダデヴィ 内田博幸  4/06 未勝利 中山ダ1800 10
ヒロノプリンス 吉田隼人  3/30 未勝利 阪神芝1800 18 14 13 10
マイネグラディウス 柴田大知  4/06 未勝利 福島芝1800 12 10
ミエノハートハート 中舘英二  3/16 未勝利 中京芝2200 13
メイショウグレア 中井裕二  3/24 未勝利 中京芝1600 13 13
リュクスボヌール 嶋田純次  3/17 未勝利 中京芝2000 14 18 15 15
リリーローズ 高倉稜  1/19 未勝利 中京芝2000 15 15 15
ローレルラスター 的場勇人  4/06 未勝利 福島芝2600

表中「先」は先週中止になった21日の福島3Rに出走確定していた馬 騎手の太字は乗り替わり

中止になった先週の福島3Rに出走が確定していたナンダデヴィの鞍上が柴山雄一騎手から内田博幸騎手になりました。これは柴山雄一騎手が同日に行われるかきつばた記念JpnVでダイショウジェットに騎乗する為です。マイネグラディウスの鞍上が黛弘人騎手から柴田大知騎手になりました。こちらは単なるとばっちりです><。

ただ、今回増えたメンバーはそれはもう弱面揃いで、これはなんだか先週よりも期待できそうですね。

●騎手は菱田裕二騎手 ほっさん評価「D」

 今回のデスティニーシチーの鞍上は菱田裕二騎手です。岡田稲男厩舎所属ですので、当然自厩舎のデスティニーシチーのことは十分に理解されているでしょうし、今回の調教でも併せた相手に騎乗し、外からデスティニーシチーを見ていました。

 中止になった先週は丸山元気騎手確保で彼と比べるとまだまだ頼りないですが、それでも本年の勝ち鞍はここまで同じ18勝です。厩舎所属でデスティニーシチーのことを詳しくわかっていることと、減量2キロを考えれば私はどちらもデスティニーにとっては同じくらいの信頼度の騎手と思います。もちろん、他厩舎の馬なら丸山元気騎手の方が期待できると思いますが・・・。


 私と菱田裕二騎手はなぜか縁が多く、今回で実に10度目の愛馬への騎乗ということになります。まだまだデビュー2年目で特にデビューイヤーの昨年は頼りない時もありましたが、最近は頼もしくなり、騎乗後のコメントもしっかりと馬を分析してくれていますし、これから凄いジョッキーになって行きそうな予感がします。

 現在41勝で減量3キロから2キロになりましたが、この技術での減量2キロは美味しいと思います。あと9勝で減量1キロになっちゃいますが、1キロ減と2キロ減ではかなり違いますからねぇ。今回も減量を生かしてデスティニーシチーを勝ち上げて欲しいです。彼ならやってくれそうな気がします。


 2013年4月26日現在、JRA通算41勝。勝率6.0パーセント、連対率11.7パーセント。昨年デビューの新人騎手の中では一番勝ち星を挙げています。昨年(2012年)は、JRA通算23勝。勝率5.5パーセント、連対率11.4パーセント。今年はここまで18勝、勝率6.9パーセント、連対率12.3パーセントと昨年を上回る成績で好調。


 菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの20歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している2年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。現在、減量2キロ。


 2008年4月に千葉県白井市の競馬学校の騎手課程(27期)に入学。嶋田純次や横山和生らと入学したものの、留年のため、第28期生としての騎手デビューとなった。デビューの同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。

 2012年3月3日に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてリニューアルオープンした中京競馬場でデビュー。1Rでバトルマグマに騎乗して4着。デビュー月には初勝利は挙げられなかったが、4月14日の2回阪神7日1R 3歳未勝利をトーブプリンセスで制して初勝利。これは10番人気だった。その後順調に勝ち星を挙げ、2012年は422回騎乗し、1着23回、2着25回の好成績を残した。同期の中井も23勝をあげ同率であったが、騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。


 2012年デビューの新人騎手5人の2013年4月26日までの騎乗成績は以下のとおりです。

菱田裕二 41勝
中井裕二 38勝
山崎亮誠  3勝
原田和真  2勝
長岡禎仁  2勝

 ということで、同期の中では勝ち頭です。


 ほっさん愛馬での成績 (9戦0勝)

 2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下        中京ダ1900m 11着/11番人気
 2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下        京都芝2000m 2着/9番人気
 2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下        京都芝2200m 11着/1番人気

 2012年 6月 2日 トレゾアシチー  3歳未勝利       阪神ダ1400m 13着/12番人気
 2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下        京都芝2000m 12着/8番人気
 2012年10月27日 スピカシチー   500万下        新潟ダ1800m  8着/12番人気
 2012年10月28日 ハルシュタット  500万下         新潟ダ1200m  7着/7番人気
 2013年 1月20日 ハルシュタット  500万下         中京ダ1200m  13着/12番人気
 2013年 2月20日 ハルシュタット JRA指定交流 ジュノ賞 名古ダ1400m  8着/5番人気


2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(10着/1番人気)

これ以降は2013年4月28日に作成

●専門誌の印と評価(29日出走分)

競馬ブック

見解

「ナンダデヴィは新馬戦で強敵相手に2着。ガツンと掛かった2走目と初ダートの前走は目を瞑れる。攻め馬から先週の空輸送の影響もなさそう。ブリンカーが効いているテンミライ。決め手あるティリアンパープル。ローレルラスターは仕掛けどころが鍵に。」


短評は「伏兵浮上」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ローレルラスター △△
テンミライ
デスティニーシチー △△ △△
カシノコゴロウ
ヒロノプリンス
ティリアンパープル
メイショウグレア △△
マイネグラディウス
ナンダデヴィ
ミエノハートハート
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ナンダデヴィ 3.0
テンミライ 4.4
ヒロノプリンス 5.5
ティリアンパープル 8.7
ローレルラスター 9.2
デスティニーシチー 13.2
ミエノハートハート 18.8
ダンシングイレーネ 20.9
マイネグラディウス 20.9
以下25倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 69 56 30 69
ナンダデヴィ 69 69 60 40
ヒロノプリンス 74 28 29 74
テンミライ 71 58 71 68
ティリアンパープル 57 57
ローレルラスター 69 67 69 64


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎はナンダデヴィ。前走は前々でレースを運んだが、初めてのダート戦で直線は失速。デビュー戦でA着した芝に戻れば当然変わり身が見込める。状態面にも狂いはなく、首位争いを期待する。相手には初芝の前走で一変した○ヒロノプリンスを推す。〈石渡〉」

◎ ナンダデヴィ
○ ヒロノプリンス
▲ ミエノハートハート
× テンミライ
☆ ローレルラスター
△ マイネグラディウス


デスティニーシチーは本紙無印><


デスティニーシチーは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 8記者です。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント(再掲)

デスティニーシチー(6着)

 「優先権を取りたいところでしたが、やはり芝のほうが走りやすいようです。しかしパンパンの馬場より幾らか重い馬場のほうが良さそうで、函館の洋芝があっていると考えられます。まして中身が出来切っていないので、現状では速い時計にまだ対応できないのかもしれません。次走については想定の状況を見て決めたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「やはり芝のほうが、スムーズにレースを進めることができました。直線もしっかりとした脚どりでした。」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント(29日出走分)

デスティニーシチー

 「前走時より確実に良くなっているし、上積みは見込める。もっと走れてもいい。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「少し硬さはあるけどダートより芝向き。上昇気配にあるから更にやれないかな。」(岡田稲男調教師・競馬ブック)

 「稽古の動きは問題ありませんでした。京都戦も視野に入れていましたが、先週も輸送があったので馬場とメンバーを考慮し、福島に廻りました。小回りコースとなりますが、上位を狙います。」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想(29日出走分)

 デスティニーシチーは前走阪神で見ましたが、非常に良くなっており、例えば競馬ブックのスピード指数でも初戦から

59.7、56.0、32.8、68.8

 とダートだった3戦目を除くと悪くない数字です。特に未勝利クラスは70が標準の勝ち負け水準ですからデスティニーの前走が非常にいい走りだった事を裏付けます。

 これでいて、直線で一時出るところがなかったですからねぇ。絶好位につけ、最後まで脚を伸ばし稍重の馬場で35.9秒の上がり。6着でしたが相手が悪かったと言えます。


 私はデスティニーは中距離馬タップダンスシチー産駒ですがマイルまでと思っています。実際、タップ産駒は短距離実績のある子が多いですよね。故に距離延長はマイナスだと思っていますが、ローカルの芝2000mなら対応できなくはないと思っています。

 鞍上も所属騎手の菱田裕二騎手なら自厩舎のデスティニーシチーについては良く理解されているでしょうし、いつも以上の力を出してくれるのではないでしょうか。追い切りでも併せた相手に騎乗されていましたし、横で見ていてデスティニーの状態もしっかりと把握されているでしょう。菱田裕二騎手自身が昨年末から非常に良く乗れていますし、減量2キロというのも美味しいですね。

 そして先週と半分以上が同じメンバーですが、比較的有力どころが抜け、弱いメンバーが入って来てくれましたので、専門誌でも先週よりも印が増えています。

 とにかく、2週続けての福島輸送が堪えなければいい結果を出せると思います。流れはデスティニーに向いていると思います。1週伸びたことで追い切りもきちんと消化できましたしね。掲示板と言わずに勝って欲しいですね。不可能ではないと思います。

これ以降は2013年4月30日に作成(一部5月2日に作成)

●レース 

 開催中止だった先週に続いて2週連続の福島までの長距離輸送。大幅な馬体減が心配されましたが、なんとか前走マイナス10キロ程度で踏みとどまりました。それでもベストとは言えない馬体重ですが、パドックの映像で見ている限りはそんなに細いとは思わなかったですがギリギリかと思いました。それよりも気配が良かったです。

 メンバー的にも一気に勝って欲しいと思える弱面でしたし、デスティニーは先行出来て渋太い脚を持っていますから直線の短いローカルですとより出番があると思っていました。


 デスティニーシチーはスタート直後に左に寄れて隣の馬を邪魔します(すみません)。先行出来そうでしたがあまり無理をせず、馬なりで9番手につけます。ラチ沿いを距離ロスなく進み直線にかけます。

 ラジオ中継で聞いてる時は後ろ過ぎると思いましたので、「ありゃりゃ、やはり掲示板は無理か」と思いながら聞いていました。

 しかし、前が楽をしていたので4角の早めに外をマクッて押し上げて行き、直線も馬場の良い外に持ち出します。菱田裕二騎手、いい騎乗でしたね。

 前2頭は馬体を併せながらどんどん伸びて完全に抜けだし行った行ったの状態。もう連はありませんでしたが、後続を封じて3着!!

 最後の最後で脚色が鈍りましたので、やはり距離が少し長いのか、或いは2週続けての福島までの長距離輸送による疲労かでしょう。ただし、競馬は過程よりも結果が全て。私は輸送距離の少ない京都での出走を訴えましたが、福島の方がメンバーが弱く、厩舎所属でデスティニーのことをよく知る菱田裕二騎手騎乗ということで、岡田稲男先生の判断が間違ってなかったということで感謝しています。


 まずは掲示板(5着以内)が最低目標でしたから、それを達成どころか馬券圏内にまで入ってくれました!!

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計は2分00秒9良馬場でした。福島芝2000mの3歳未勝利クラスの平均勝ちタイムは2分03秒5良馬場ですから、相当に速い時計と言えます。

 JRA−VANのコース解説によりますと、福島芝2000mの水準勝ち時計は

3歳以上500万 2分00秒8
3歳以上1000万 2分00秒3

 ですから、今回デスティニーシチーは古馬500万クラスの勝ち負け水準で走ったということになります。これでいて開催の最終週の最終日ですからね。開幕週ではないんですよ。

 競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分01秒5でした。これと比較しても速い時計と言えますね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(3着)

 「2000メートルでも折り合いがついたし、速い時計にも対応してくれました。メドが立ちましたね。」(菱田裕二騎手・競馬ブック)

 「距離が延びても、折り合いがついて、速い時計でも十分に対応できました。メドがついたのでチャンスは近いでしょう。」(菱田裕二騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「2度の輸送が気にかかりましたが、上手く流れに乗り勝負所からいい脚を見せてくれました。レース後、異常がなく優先権を取れましたが幾らか体が細くなっており疲労も出ているので一旦放牧して立て直したいと思います。おそらく2週間程度の放牧になると思いますが次走については函館戦を予定しています」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

デスティニーシチー(3着)

 「馬体減り。前半はゆったりと走らせて、4角で外目に出して行く。前の2頭には離されてしまったが、内容的にはマズマズ。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は130万円。特別出走手当は366000円。合計1666000万円。1口で割りますと約2300円程度になると思われます。賞金も嬉しいですが、速い時計に対応でき、今後のメドが立ったことが大きいですね。

●今後の展望

 前走を私は現地で見て、かなり良化しているしレース内容も随分と逞しくなっており、今回の走りに大きな期待をしていましたが、やはりその期待通りの走りを見せてくれました。3着という結果もさることながらレース内容、そして走破時計といずれも未勝利クラスでは上位のもので、もう順番待ちと言ったところまで来ています。

 何度も書きますが母のアデレードシチーはこれまでデスティニーを除くと3頭の牝馬がデビューしています。それぞれ勝ち上がりまでに時間はかかりましたが、3頭共、5戦目、13戦目、6戦目に勝ち上がっています。産駒の勝ち上がり率100パーセントです。

 4番仔のデスティニーシチーは今回が5戦目。姉たちと違い父が超晩成だったタップダンスシチー。購入当時から勝ち上がりは3歳夏と公言していました。

 それが3歳4月の時点で3着と好走!!

 しかも走破時計2分00秒9良馬場というのは開幕最終週であることを考えても破格の時計!!古馬500万クラスの水準勝ちタイムに匹敵します。数字通りなら500万クラスでも勝ち負けできる能力が現時点であるということです。

 とはいえ、まだ未勝利の身分ですから、どこかで確実に勝ち上がらないとダートはさっばりですから地方に行っても帰ってくることはできないでしょう。あまり時間もありませんし、確実にチャンスをモノにして欲しいですね。ハナ差でも2着ではダメです。

 しかし、勝ち上がればやはり当初の目論み通り2つは勝てそうな気がします。いや、それが確信になった瞬間が今回のレースでした。

 募集総額1000万円の超安価な牡馬。父タップは私は全く信用していませんので、勝ち上がれればラッキー程度の購入でしたが、勝ち上がれそうな気がします。

 せっかく優先出走権を得ましたが、2週続けての福島までの長距離輸送で馬体減りを起こしていますし、続戦も簡単ではないですが、ここまで来たら絶対に勝ち上げて欲しいですね。

●最後に

 私は事前に勝ち負けと言っていたように正直自信がありました。それは前走阪神で見たレース内容の素晴らしさと、かなりできあがってきた馬体。そして競馬ブックのスピード指数でもすでに未勝利クラスの勝ち負けレベルに到達していることなどからです。

 ただ、不安要素もあり確信は持てませんでした。不安要素とは先週の積雪による開催中止に伴う2週続けての福島までの長距離輸送、そしてタップ産駒とはいえ、距離はマイルまでと思っていましたから2000mという距離です。
 前者はマイナス10キロとやはり数字に出ていましたし、最後の最後で脚が止まりましたから、多少影響があったと思います。ただ、ここで大切なのは馬格。私は過去の失敗から馬格のない馬は基本買いません。デスティニーシチーは牡馬にしてはやや小柄ながら馬体重は470キロ程度あります。今回も前走マイナス10キロでしたが458キロで出走となんとかギリギリ走れる体と思いました。もっと小柄な馬ですと輸送は特に堪える場合が少なくないですからね。
 後者(2000mという距離)に関しては、ローカルなのでもしかしたらギリギリ持つかな?と思っていましたが、最後の最後で脚が止まったのは、こちらの理由かも知れません。ただ、走破時計が良く、走れないことはないですね。

 こういった不安要素がある場合は大敗も視野に入れますが、なんとか80パーセント程度の能力は出し切れたと思います。

結果、掲示板どころか馬券圏内の3着!!

 自分の中で走る自信のある馬とは言え、世間の評価は厳しく、デビューから単勝は

118.4倍 8着
92.7倍 8着
69.1倍 13着(ダート)
172.2倍 6着


と全く評価されない馬です。(ダートの時だけ人気が下がり、世間の馬券師はわかってないなぁ〜と思いましたね。レッドコースト然り?)

 あまり人気にならないと、やっぱりダメなのかなぁと弱気になってしまいますよね(笑)。ただ、次は人気も出るでしょうね。馬券的な旨味は少なくなると思います。


 すでに我が現3歳軍団は3頭所持の内2頭が勝ち上がっています。2歳7月の新馬戦で早々に勝ち上がってくれたグランデアモーレ。そして今年1月の未勝利戦で勝ち上がり、このデスティニーシチーのレースの前日スイートピーSでオークス出走権を見事に獲得したフロアクラフト。

 このキャロ2頭と久々に購入した友駿ホースクラブの正規募集馬がこのデスティニーシチー。友駿の馬ではデビューも勝ち上がりも遅く、ダート馬が多く、クラシックは無縁で基本もう馬は買わないと思っていましたが、思い入れの深い母アデレードシチー(1番仔のチャーミングシチーも持っていた)ということで思わずキャンセル分の募集をしていた時に買っちゃいました。しかも超晩成のタップダンスシチー産駒なのに2歳の7月くらいにはデビュー出来そうな勢いでしたからね。晩成タイプの馬がデビューが早いということはまだまだ未完成の時期でもそれなりの能力があるということです。ならば、時期が来て本格化したら・・・!?なんて思ってしまうわけです。

 ただ、あくまでもタップ産駒で”賭け”でしたが(笑)。

 そんなこんなで、2着馬とは離された3着でしたが、きっちりと馬券圏内という結果を残せて良かったです。前日愛馬フロアクラフトがオープンのスイートピーステークスで2着と抜群走りを見せてくれましたから、そんなに良いことは続かないかな?と心配もありましたが、3着は嬉しいですね。

 さあ、ここまで来たら、夏と言わずに次できっちりと決めて欲しい。

 頑張れデスティニーシチー!!期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年4月17日立ち上げ 18日、20日、22日、24日、28日、30日、5月2日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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