無料提供馬 エスペランサシチー 第15戦


友駿愛馬第41号は無料提供馬ヒューストンシチーの代替馬。

未勝利クラスでは2着3回と惜しい競馬が続いていたが、7戦目でついに勝ち上がる。

昇級してからも6、9、8、6、7、9着と堅実だったが、前走は12着と大敗。

相変わらず芝スタートで万事休すという結果を繰り返し着は悪くなるばかり。前走の中山ダート1200mのコースは確かに圧勝したコースだが、最近はその時以上に芝スタートがダメになっており、いつまでも過去の栄光にこだわっていては悪くなるばかり。

もういい加減に芝スタートのコースは見切ってくれ。


前走後、昨年10月に発症した右前脚の熱感が再発したということで1月31日にスピリットファームへ放牧に出されました。

落ちるばかりの成績に熱感の再発と前途は多難。

2月12日に美浦トレセンに帰厩しました。

ちょいと早すぎるんじゃないの?


3月10日 中京9R 500万下 ダート1200m に勝浦正樹騎手で出走!!

4着/6番人気!!

ずっと未勝利戦を圧勝した中山ダート1200mに固執されていた池上先生だが、ダートスタートの中京遠征を英断。

結果的に出負けして後方からの競馬だったので、ダートスタートの効果かは判断が難しいが4着とこのクラスで初めての掲示板!!

競馬ブックでもクラスでメドの立つ内容と評価。初着用のブリンカーも効いた様子。正直、嬉しい。

しかし、走破時計は1分14秒0良馬場と未勝利戦でも勝ち負けに絡めない凡時計。あくまでも時計を要する時にだけ浮上。速い時計のレースだと掲示板は無理だろう。


レース回顧と時計の分析、レース後の勝浦正樹騎手と池上昌弘調教師のコメントを掲載。

(2013年3月12日完結)

2013年2月4日立ち上げ

●前走後、右前脚の熱感を再発し、1月31日にスピリットファームへ放牧に出されました

 前走後、2月1日のクラブ公式HPでエスペランサシチーに関する次のような臨時更新がありました。

昨日の調教後、右前脚の球節に再度熱感をもちスピリットファームに放牧されました。池上師は「あまり心配はいらないと思われますが、冬場なので無理せず回復を待ちます。」と話しています。

 ということで、次走に向けて在厩で調整されていた我らが愛馬エスペランサシチーですが、右前脚の球節にまた熱感をもったために1月31日にスピリットファームへ放牧に出されました。あまり心配いらないとのことですが、昨年10月23日のクラブ公式HPでの発表時と同じ症状で、同じ場所に何度も不具合を発生することは非常に危険なことだと思います。きちんと完治していなかったのでしょうか。

 1つ勝っているとは言え、長引く頓挫は昇級後の競走成績からも嫌な予感(引退)をさせます。しっかりと治してダートスタートのローカル辺りで復活の狼煙を上げたいですね。

これ以降は2013年2月16日に作成

●2月12日に美浦トレセンに帰厩しました

 前走後の調教後に右前脚の球節に再度熱感をもち1月31日にスピリットファームへ放牧され”冬場なので無理せず回復を待つ”はずの我らが愛馬エスペランサシチーですが、ななんと2月12日に美浦トレセンに帰厩しました。

 ちょいと早すぎるんじゃないの??

 もっときっちりと治してから戻さないとまたまた再発するんじゃないですか?今回の放牧も再発によるものでしたからねぇ。二度あることはサンドピアリスでは笑えませんよ。

これ以降は2013年3月6日に作成

●追い切り情報(3月6日更新)

前走前 1月10日 美浦南ウッドチップ 良馬場 叩き一杯

上野翔
5F 69.9
4F 54.5
3F 39.7
1F 12.9[8]
コスモソーンパーク(古馬1600万下)一杯の外を0.6秒先行0.2秒遅れ



2月20日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 71.6
4F 55.9
3F 41.4
1F 13.5[9]


2月24日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 72.3
4F 55.9
3F 40.9
1F 12.7[8]


2月28日 美浦南ウッドチップ 重馬場 一杯に追う

助手
5F 69.9
4F 54.0
3F 39.4
1F 13.1[8]
ゲルマンシチー(古馬500万下)強めの外を0.4秒先行クビ遅れ


3月3日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
4F 56.7
3F 41.9
1F 14.2[6]


3月6日 美浦南ウッドチップ 良馬場 直線強めに追う

石神深一
5F 68.5
4F 54.2
3F 39.8
1F 13.3[8]
ゲルマンシチー(古馬500万下)一杯の内を0.5秒追走0.1秒先着
 2月20日、帰厩後もっとゆっくりと進めるのかと思っていましたが、もう14−14程度の追い切りをしています。大丈夫なのかなぁ。そんなに芝スタートの中山ダート1200mが良いとは思えないんですけどねぇ。そこを目指すために急いで戻されたのだと思いますが。

 2月24日、どんどんと追い切られています。右飛節の熱感は大丈夫なのでしょうか。

 2月28日、エスペランサにしてはなかなかの良い動きです。これなら来週には出走できそうですね。

 3月3日、14−14で追い切られました。なかなかハードに攻められていますが、脚元は大丈夫なんですよね。

 3月6日、同じ500万クラスとは言っても、すでにクラス優勝実績のある”格上”のゲルマンシチー相手に追走して先着を果たしました。・・・とはいえ、体重の軽いジョッキー騎乗でそんなに褒められたものでもありませんが、エスペランサとしては上々の動きです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。調整過程は好感が持てますね。ただ、問題は脚元が大丈夫なのかというところです。大丈夫なのでこうやってガンガン攻めているのでしょうね。今回はダートスタートの中京ですから、この動きなら上位に進出して欲しいですね。

●気になる出馬想定表(3月10日 中京9R)

出馬想定表 3月10日 中京9R 500万下 ダート1200m フルゲート16頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサスチール  2/23 500万 小倉ダ1000 12 14 10
ヴァルナビット 酒井学  2/16 500万 京都ダ1200 12
ウォーターサウンド  1/27 500万 中京ダ1200 11 13 13 10
エクストラトーン 菱田裕二  2/23 500万 阪神ダ1200 10
エスペランサシチー 勝浦正樹  1/21 500万 中山ダ1200 12 B+
カシノレインボー  2/11 地方 佐賀ダ1750
カップナイト 西村太一  9/29 500万 阪神ダ1400 16 11
カンタベリーママ 西田雄一郎  2/02 500万 中京ダ1200 11 13 11 12
キーブランド 古川吉洋  2/23 500万 阪神ダ1200 14
サンマルグロワール  5/06 500万 新潟ダ1200 10
ジアッロ 中井裕二 12/23 500万 中山ダ1200 13 11
スカイアクセス  2/11 地方 園田ダ1230
ゼニトッタ 丸山元気  6/02 500万 東京ダ1600 13 13
ニシノプレゼンス 松山弘平 10/28 500万 新潟芝1000 18 10 12 15
ヒカルソラフネ 吉田隼人  1/19 500万 中京ダ1200 12 11
ミルテ  2/02 500万 中京ダ1200 12 13 12
メイショウオウヒ 国分優作  2/17 500万 京都ダ1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 

フルゲート16頭のところに現在17頭出馬想定されています。

これ以降は2013年3月8日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月10日 中京9R 500万下 ダート1200m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサスチール 丹内祐次  2/23 500万 小倉ダ1000 12 14 10
ヴァルナビット 酒井学  2/16 500万 京都ダ1200 12
ウォーターサウンド 松田大作  1/27 500万 中京ダ1200 11 13 13 10
エスペランサシチー 勝浦正樹  1/21 500万 中山ダ1200 12 B+
エーシンクルゼ 高倉稜  2/10 500万 小倉ダ1000 11 13
オンワードナスキー 黛弘人  2/16 500万 小倉ダ1000 10 12 15 12 15
カシノレインボー 西田雄一郎  2/11 地方 佐賀ダ1750
カップナイト 西村太一  9/29 500万 阪神ダ1400 16 11
サンマルグロワール 柴山雄一  5/06 500万 新潟ダ1200 10
ジアッロ 中井裕二 12/23 500万 中山ダ1200 13 11
スカイアクセス 菱田裕二  2/11 地方 園田ダ1230
ゼニトッタ 丸山元気  6/02 500万 東京ダ1600 13 13
ニシノプレゼンス 松山弘平 10/28 500万 新潟芝1000 18 10 12 15
ヒカルソラフネ 吉田隼人  1/19 500万 中京ダ1200 12 11
ヒノデポベーダ 岩崎翼  2/10 500万 京都ダ1200 11 14 13 11
メイショウオウヒ 国分優作  2/17 500万 京都ダ1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中京ダート1200mコース解説

 昨年から使用のコースでデータ量が少ない為に割愛させていただきます。

●騎手は勝浦正樹騎手 ほっさん評価「A−」

 今回の愛馬エスペランサシチーの鞍上は勝浦正樹騎手です。エスペランサシチーとは昨年7月にコンピを組んで以来2度目となります。その前回は12番人気と低評価だったエスペランサを出走奨励金の貰える8着まで押し上げてくれました。

 その他、私ほっさんの愛馬では過去4度いずれも人気以上に持ってきてくださっていますし、信頼の高いジョッキーで、しかも裏開催に回った昨年からは通算成績を大きく上回る素晴らしい成績を上げている方です。今回もエスペランサは低評価となりそうですが、ダートスタートですし人気よりも上の着を期待したいですね。勝浦正樹騎手ならやってくれそうな気がします。


 2013年3月8日現在、中央通算652勝、勝率6.5パーセント、連対率13.9パーセント、重賞は12勝でGTは2002年のNHKマイル(テレグノシス)と2007年の朝日杯FS(ゴスホークケン)の2勝。全体的に中堅どころの成績と言える。華やかさはないが、騎乗馬の質を考えると頑張っていると思える。

 一昨年(2011年)は中央54勝、勝率7.8パーセントと生涯成績を大きく上回る大活躍。昨年も43勝、勝率8.2パーセントと好調を持続。一時は埋もれかけていたが、裏開催に回るようになって成績が上昇。今回も裏開催の中京で当然期待は大きい。
 本年(2013年)はここまで10勝。勝率6.8パーセント、連対率14.9パーセントと昨年ほどではないが、通算成績は上回っている。



 勝浦 正樹(かつうら まさき)は1978年8月10日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する17年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は久恒久夫厩舎所属。現在はフリー。

 1997年にデビュー。同期には武幸四郎や秋山真一郎らがいる。初騎乗は1997年3月2日、中山競馬第2競走で、ミッシーダンサーに騎乗。14頭立ての14着だった。初勝利は6月14日、福島競馬第1競走のファンタジー。1年目は11勝だった。

 デビュー2年目の1998年に50勝を挙げる活躍を見せると、翌1999年の共同通信杯4歳ステークスでヤマニンアクロに騎乗し、重賞初勝利。2000年には函館記念をクラフトマンシップで勝利。なお、いずれも2桁人気での優勝(10番人気、14番人気)であった。

 2001年に厩舎が解散してフリーになる。

 2002年、テレグノシスとのコンビでNHKマイルカップに挑み、GT初勝利。しかし、やや強引なレース運びが長い審議を生むこととなり、圧倒的な1番人気のタニノギムレットが被害を受けるなど、後味としては悪いものとなってしまった。そのテレグノシスとのコンビでは、ジャック・ル・マロワ賞やムーラン・ド・ロンシャン賞などの海外遠征も行っており、ジャック・ル・マロワ賞では3着に入る健闘を見せた。

 2007年の朝日杯フューチュリティステークスでゴスホークケンに騎乗して見事に勝ちを収め、久し振りのGT級勝利となった。

 2009年9月に通算500勝を達成。


 「最終の勝浦」の異名を持ち、その日の最終競走(通常の場合は第12競走)で人気薄の馬を上位に持ってくるなどの活躍が目立つ。

 ただ今回も最終レースではありません(T_T)。

 好きなスポーツは大相撲とゴルフ。相撲は両国国技館へ足を運ぶほどの熱心なファン(好角家)でもある。


 「2010年までは本開催がメインだったが、2011年は小倉→新潟→函館と裏開催を回った。2010年に7.9だった平均人気が11年の前半は7.3に上がり、勝ち星も増えている。ガッツある騎乗が売り。ただ、荒っぽいところがある。2011年は1〜3番人気馬で[20・14・7・44]の連対率.400と優秀な成績。一方で単勝1000円以上が14本と穴も多い。水野貴広厩舎とのつながりが深くて2011年は3勝。栗東の西浦勝一厩舎でも3勝している。最終レースで一発があるので注意したい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

2006年 4月15日 アドリアシチー    中山ダ1800m 3着/3番人気
2007年 7月 7日 プリムローズシチー 函館芝1200m 9着/9番人気
2007年 7月22日 プリムローズシチー 函館芝1200m 5着/7番人気
2007年 8月 5日 プリムローズシチー 函館芝1200m 7着/9番人気
2012年 7月22日 エスペランサシチー 新潟ダ1200m 8着/12番人気

これ以降は2013年3月9日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「大外から豪快に差してきたヴァルナビット。乗り難しさはあるが、ここなら決め手は断然。ヒカルソラフネは間隔を取って立て直し、動き、気配ともに良化。今度は変わる。稽古で力強い動きを見せているジアッロにも注目。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
エーシンクルゼ △△
ジアッロ
ヒカルソラフネ
エスペランサシチー
ヴァルナビット △△ △△
ウォーターサウンド
メイショウオウヒ △△
ニシノプレザンス
カップナイト
ゼニトッタ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エーシンクルゼ 3.4
ヒカルソラフネ 4.0
メイショウオウヒ 5.0
ヴァルナビット 6.1
ジアッロ 11.2
ニシノプレゼンス 11.9
エスペランサシチー 16.9
ゼニトッタ 20.0
以下30倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エスペランサシチー 72 69 68 55
エーシンクルゼ 75 73 67 61
ヒカルソラフネ 76 74 72 61
ヴァルナビット 70 64 42 70
ジアッロ 74 59 74 65



デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎エーシンクルゼは発馬でつまずき、落馬寸前の不利。参考外だ。アクシデントの影響もなく中間も元気いっぱい。巻き返しは当然とみる。2走前に好走した距離に戻って前進が望める○メイショウオウヒ、スピード上位の▲が逆転をもくろむ。〈城谷〉」

◎ エーシンクルゼ
○ メイショウオウヒ
▲ ヒカルソラフネ
× ヴァルナビット
☆ ジアッロ
△ エスペランサシチー
△ ニシノプレゼンス



エスペランサシチーは全13記者中 ◎〇 なし、▲(3番手) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 6記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスペランサシチー(12着)

 「もう少しスムーズなレースができれば上位可能と思います。叩きつつの良化を図ります。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
 「ほぼ仕上がった体つき。出脚はやや鈍く中団馬群から。直線で前がバラけてからもそれほど脚は使えず、残り1ハロンではもう一杯。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

エスペランサシチー

 「芝スタートが良くないのでこの条件はプラス。ブリンカー着用で力を出せれば。」(池上助手・デイリー馬三郎)

 「馬体は仕上がってきており、動きはまずまず良いようでした。休養明けとなり相手も強いようですが、折り合い面などを注意し、実戦ではブリンカーをつけて上位を狙いたいと思います。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 よーーーーーやくダートスタートのコースにしてくれました。池上先生は派手な競馬で勝ち上がった中山ダート1200mへの執着が見られますが、私は当時よりも芝が全然下手になっていますし、もはや芝スタートは無理だと思っています。ここ数戦はスタート直後に大敗が確定しています。

 エスペランサシチーは切れる脚がなく、追って渋太い馬ですから何が何でも前の4、5番手以内にはつけないと。その為にはダートスタートは必須だと思います。

 ただ、正直、負け癖がついており、今回もダートスタートとはいえダッシュがつかない可能性はかなりあると思います。上手く先行できれば、そんなに派手に垂れることはないと思うのですが、スタート直後の位置取り次第ですね。今回初ブリンカーで他馬を怖がる面が解消されれば先行力はあると思うのですが。

 目指すは掲示板です。善戦マンながらこのクラスでの掲示板は一度もないですからね。


 馬券を買うのは危ないでしょうね。一応ほんの僅かな金額を応援の為に買おうかと思っていますが、最初から捨てる気持ちです(苦笑)。

●せっかく中京まで来てくれるのですが、仕事で応援に行けません

 エスペランサシチーはここまで14回も走ってくれているのですが、関東馬ということもあり、まだ現地で見たことはありません。掲載している写真はルクソールさんにいただいたものばかりです。

 ずっと第3場の中京に来てくれることを期待していて、ようやくその願いが叶ったのですが、10日は私は仕事なので応援に行くことはできません。2月3月は仕事が繁忙期で忙しく、なかなか日程の融通がつけられません。なんとも運がないです。この日はましてや復活への期待のかかるフランベルジェも1つ前のレースに出走しますし行きたかったのですが、こればかりはどうしようもありません。

 仕事ですが、エスペランサシチーの出走する時刻はちょうど休憩中なので、ラジオで観戦したいと思っております。まずはスタートを決めて好位につけて欲しいですね。

これ以降は2013年3月12日に作成

●レース 

 エスペランサシチーのスタートは普通ですが、押してもなかなか二の脚がつかず(私にはそう見えましたが、両サイドから寄られたようです)に結局いつもの後方ポジションになります。今回は久々のダートスタートだっただけに先行が期待されましたが、残念でした。最終的に勝つジアッロは出遅れます。

 切れる脚のないエスペランサシチーですから、勝浦正樹騎手は道中でポジションを上げて行きます。最初は10番手くらいだったエスペランサシチーですが、4角では先頭集団に取りつき、6番手まで上がります。そして外に持ち出してスパート。少し脚を使い過ぎていた感じでしたが、さすがはバテずにジリジリと伸びるエスペランサシチー。2着からはクビ+ハナ差。3着からはハナ差の4着で入線します。

 私が聞いていたラジオでは2着争いはエスペランサを含む4頭が横一線ということでしたから、複勝馬券を購入していたこともありなんとか3着以内にと願っていましたが、痛恨のハナ差4着でした。

●時計の評価

 今回のエスペランサシチーの走破時計1分14秒0良馬場は、前日の3歳未勝利戦の牝馬限定戦の勝ちタイムが1分13秒3良馬場。同日の3歳未勝利戦の勝ちタイムが1分13秒0良馬場ですから、未勝利戦でも勝てないほどの凡時計です。やはり戦前の予想通り相手に恵まれた感が満載です。

 エスペランサシチーは好走するときはいつも時計を要するレースの時だけ。速い時計には対応できません。だすから、今回はクラス初の4着ですが、標準のメンバーが標準的なレースをすれば、残念ながら掲示板は厳しいでしょう。

 ただ、単純に時計の比較ですとそうなりますが、弱面でも一応500万クラスのフルゲート16頭立てのレースで4着だったわけですし、次走もこの位の成績は残せても不思議はありません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスペランサシチー(4着)

 「スタートで両サイドから寄られましたが、最後はいい脚を使ってくれました。ブリンカーもいい方に出たのでは。」(勝浦正樹騎手・競馬ブック)

 「スタートで少し不利があり、思うより位置が後ろとなってしまいましたが、ラストは良く伸びていると思います。ブリンカーもきいていると思います。」(勝浦正樹騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

エスペランサシチー(4着)

 「初ブリンカー。ダッシュはつかなかったが、3角では勝ち馬のすぐ後ろで楽な手応えだった。こちらはコーナーで外々から早目の進出。直線は逆手前のままだったが、ニシノの外からジワジワと詰め寄ってくる。このクラスで見込みの立つ内容だった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 4着賞金は100万円。1口で割りますと106円程度と思われます。まあ気持ち程度ですが、もう貰えないのかとも思っていただけに嬉しいですね。

●今後の展望

 結果的に出遅れましたので、ダートスタートが最善だったのかはわかりませんが、結果がついてきている以上は次もダートスタートのコースで走らせて欲しいですね。同じコースですと中1週ということになりますが、優先権もあり、それでいいと思います。

 クラブ公式HPでは次走福島予定になっていますが、福島のダート1150mも芝スタートです。そこに出すくらいなら、多少は無理をしても4着と結果の残した中京に出すべきです。

 ただ、上記時計の評価でも書きましたが、水準級のメンバーと時計のレースになると出番はないかも知れません。

●最後に

 エスペランサシチーは昇級後、最高が6着とパンチ不足は明白で、掲示板が夢でしたから今回、相手がどうのこうのや時計がどうのと言った議論はもちろん甘んじて受け入れますが、それでも嬉しいですね。次走への優先権が手に入りましたから、次走は有利にレースを選択できますし、エスペランサの調子に合わせて出走できます。

 次走も掲示板を確保できるようならクラスの安定勢力なのでしょうが、まだまだ不安の方が大きいですね。次走どこまでやれるのか、楽しみです。次ぎも目標は掲示板です。それが達成できるのならいよいよ夏の番組再編までにあと1勝、そして現級への降級を夢みたいですね。

 オバマシチーの代替でラッキーな形でいただいた馬で、正直期待は少なかっただけにこれだけの活躍は本当に嬉しいです。贅沢をいうつもりはありませんが、1つ勝ち、500万クラスでも掲示板まで来てくれると、なんとか引退までにあと1勝と欲が出ます。

 いつもある程度の走りをしてくれるので出走が楽しみです。当然次走は優先権も持っているので非常に楽しみです。頑張って欲しいですね。

 今回、せっかく中京まで来てくれて、こんなにいい走りを見せてくれたのに、仕事で現地に行けずに本当に残念です。ただ、今回中京である程度の結果を残してくれたので、また中京に来てくれることもあるでしょう。次こそは生で愛馬エスペランサシチーを見たいですね。

 期待してるぞ、頑張れエスペランサシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年2月4日立ち上げ 16日、20日、24日、28日、3月3日、6日、8日、9日、12日加筆

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エスペランサシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 1月21日 第14戦 500万下 中山ダ1200m (12着/7番人気)

2012年10月19日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/2番人気

2012年10月 8日 第12戦 500万下 東京ダ1300m (7着/6番人気)

2012年 9月 8日 第11戦 500万下 中山ダ1200m (6着/3番人気)

2012年 7月22日 第10戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/12番人気)

2012年 5月26日 第9戦 3歳500万下 東京ダ1400m (9着/10番人気)

2012年 5月13日 第8戦 3歳500万下 東京ダ1400m (6着/5番人気)

2012年 4月 7日 第7戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着1番人気) ルクソール様撮影写真多数掲載

2012年 3月17日 第6戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (2着/4番人気)

2012年 2月19日 第5戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (6着/4番人気)

2012年 2月 5日 第4戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (2着/4番人気)

2012年 1月21日 第3戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (5着/7番人気)

2011年11月27日 第2戦 2歳未勝利 東京ダ1600m (11着/7番人気)

2011年11月12日 デビュー戦 2歳新馬 東京ダ1600m (2着/5番人気)