デスティニーシチー 第4戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


ここまでデビューから芝で8着8着とまずまず。3走目の前走はタップ産駒で走らないと言っているのにダートに出してタイムオーバー寸前の大敗。まぁ、この時期にダートがダメだとわかっただけでも収穫か。

勝ち上がった姉たちも初戦は10着や7着。5戦、13戦、6戦目での勝ち上がりで、ましてやデスティニーは仕上がり遅のタップダンスシチー産駒。3歳夏が勝負とは最初からわかっている。


前走後1月24日にグリーンファームへ放牧に出されました。次は暖かくなるまで期間を空けるようです。長い放牧になりそうだ。

3月20日に栗東トレセンに帰厩。


4月7日 阪神4R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦に出走!!

6着/13番人気!!

4角まで抜群の手応えで勝ちを意識したほど。ただ、そこから前が空かずに仕掛けが遅れる。

前が空いてからは最後までしっかりと伸びて6着と過去最高着。しかも18頭とフルゲートのもので価値は高い。

ただ、勝ち馬からは1.2秒も離されており、現状すぐには勝ち負けは無理。それでも晩成とわかっているタップ産駒だし、3頭の姉も全て5戦目以降の勝ち上がり。4戦目でこの走りなら決して悪くはない。


掲示板を外したことで次走、芝での出走は節を空けるしかなく残念だが、4月の時点でここまでやれるのなら、なんとか夏には勝ち上がってくれないか。1つ勝てば本格化すれば姉たち同様2つ3つは勝てる気がするのだが。


レース回顧と時計の分析、レース後の秋山真一郎騎手と岡田稲男調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート。

(2013年4月9日完結)

2013年1月27日立ち上げ

●前走後1月24日にグリーンファームへ放牧に出されました

 前走後、「一旦放牧してもう少し暖かくなるまで牧場で調整したいと思います」(1月22日・岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)とコメントされていた我らが愛馬デスティニーシチーですが、その言葉通り1月24日にグリーンファームへ放牧に出されました

 前走前は短期と言っていたのに2か月も帰厩の順番待ちをしていましたから、今回の暖かくなるまでというのは夏のことでしょうね(苦笑)。最初からその辺りが勝負とは思っていましたが、あまりギリギリで戻すと未勝利戦終了までに2、3走しか出来ないことになってしまいますからねぇ。

 こういう馬は使いつつの良化を目指して欲しいですが、岡田先生のところですから無理というものですね。もうこの世代の愛馬2騎が勝ち上がっており、あとはこのデスティニーだけですので気長に待ちます。

これ以降は2013年3月22日に作成

●3月21日に帰厩を確認

 前走後1月24日にグリーンファームへ放牧に出されていた我らが愛馬デスティニーシチーですが、3月21日に帰厩を確認しました(後日確認、20日に帰厩)。腰の状態も良さそうですし、芝のレースならもっとやれると思います。次走が楽しみです。

これ以降は2013年4月1日に作成

●次走は4月7日 阪神4Rを予定

 4月1日に更新されましたアテにならないクラブ公式HPの今週の出走予定によりますと、我らが愛馬デスティニーシチーの次走は4月7日 阪神4R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦を予定ということです。

 ついこの間まで次走は福島予定になっていましたし、毎度アテにならない情報ですが、前走の内容からダートで走らせることはないでしょうし、わざわざ福島まで持って行く意味もないでしょう。一応京都の芝で8着8着とそれなりの走りをしていたわけですから。

 ちょうどこの日なら、8Rにプリュム、9Rにフロアクラフトと愛馬2騎が出走予定で午後から応援に行くつもりでしたので、いまだ生で見たことがないデスティニーシチーが阪神で出走するのなら予定を早めて午前中に出陣することにいたします。ただ、今までは愛馬同日同競馬場での3頭出しは結果が悪かったですからねぇ(涙)。

これ以降は2013年4月3日に作成

●気になる出馬想定表(4月7日 阪神4R)

出馬想定表 4月7日 阪神4R 3歳未勝利 芝1600m フルゲート18頭 想定数24頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アティトラン 藤岡佑介  2/23 未勝利 阪神芝1800 11 13 10
11 アモールミーオ  1/20 未勝利 中京ダ1800
アンバサダー 戸崎圭太 初出走
ウンベラータ 福永祐一  9/17 新馬 阪神芝1400
エリック  3/09 未勝利 中京ダ1400 15 14
16 エンジェルベイビー  2/16 未勝利 京都芝1600 11
オリエンタルリリー 小牧太 初出走
16 カシノロビン 森一馬  2/16 未勝利 京都ダ1400 16 15 13
サンマルビューティ  3/10 未勝利 中京芝1600 15 15
スマートレイアー 武豊 初出走
ソルダテッサ  3/24 未勝利 中京芝1600 11
テイエムプリンセス 幸英明  2/23 未勝利 阪神芝1800 12 10
11 デスティニーシチー 秋山真一郎  1/20 未勝利 京都ダ1800 13 12
トウカイバイタル 浜中俊  3/23 未勝利 阪神芝1600
トップスタート 丸山元気 初出走
トーホウスマート 川田将雅  2/24 新馬 小倉芝1800
10 バアゼルザウバー 三浦皇成 12/23 未勝利 阪神ダ1800 13 10
ピエナインパクト クリスチャン・デムーロ  3/10 未勝利 中京芝1600 13
13 ビットビバーチェ 和田竜二  1/27 未勝利 京都ダ1400 12 14
ベルエアファルコン  3/16 未勝利 中京芝1200 14
マイネノンノ 大野拓弥  2/23 未勝利 阪神芝1800 11
14 メイショウヒビキ  2/03 未勝利 中京芝1600 12 12
ランドボイジャー 太宰啓介 12/01 未勝利 阪神ダ1800 10 11 10 14
15 ワールドリーヴァ 川須栄彦  2/09 未勝利 小倉芝1200 12 14 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定 

フルゲート18頭のところに現在24頭出馬想定されています。

デスティニーシチーは優先出走順位は現在11番手でほぼ出走できるでしょう。

鞍上は初戦、2戦目と乗っていただいた秋山真一郎騎手で一番いい騎手ですね。また人気よりも上に持って来て欲しいですね。

これ以降は2013年4月4日に作成

●追い切り情報(4月4日更新)

前走前 1月17日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.9
3F 41.7
2F 27.0
1F 13.5
ウォーターグローレ(3歳未勝利)馬なりを0.4秒先行同入



3月22日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.0
3F 45.0
2F 30.4
1F 15.6


3月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.7
3F 44.3
2F 28.5
1F 14.2


3月27日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.7
3F 40.6
2F 26.5
1F 13.5


3月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.3
3F 44.6
2F 30.5
1F 15.6


3月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.8
3F 44.8
2F 29.3
1F 14.9


4月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.1
3F 43.3
2F 29.2
1F 15.1


4月4日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.5
3F 40.8
2F 27.2
1F 14.0
 3月22日、時計になるほどのものでもありませんが、帰厩してただちに15−15で追い切られています。一杯に追った動きが「オオッ」と思えるようなものなら嬉しいのですが・・・。

 3月24日、テンはゆっくりと入って15−15強めですね。とにかく順調なので嬉しいですね。水曜か木曜に強めに追い切ると思います。その動きが大切ですね。

 3月27日、一杯に追いましたが、動きは相変わらずで調教では走らないですね。それでも前走前よりはいいですし、今回は芝を使ってくれるようですので期待しています。また、帰厩日から言って、今週無理に出走するのかと案じていましたが、来週出走するようで、これもプラス材料ですね。ローカルで相手も落ちるでしょうし、掲示板に載って欲しいですね。

 3月30日、15−15で追い切られています。

 3月31日、15−15ですね。7日に出走予定ということですので、水木の最終追い切りでは見違えるような動きを見せて欲しいものです。

 4月2日、15−15強で追い切られています。

 4月4日、なんだ馬なりで軽めかいなと思うでしょうが、デスティニーの坂路の自己ベストは12年11月の4F54.9−13.1 良馬場 一杯ですから、馬場状態を考えても自己ベストに匹敵する動きです。ということは、この馬なりにいい動きだと評価すべきと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。通常なら輸送の少ない阪神で出走するには手緩い感じですが、15−15は頻繁に計時していますし、動ける状態ではないでしょうか。

●出馬確定表

出馬確定表 4月7日 阪神4R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦 フルゲート18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アティトラン 藤岡佑介  2/23 未勝利 阪神芝1800 11 13 10
11 アモールミーオ 太宰啓介  1/20 未勝利 中京ダ1800
アンバサダー 戸崎圭太 初出走
ウンベラータ 福永祐一  9/17 新馬 阪神芝1400
16 エンジェルベイビー 酒井学  2/16 未勝利 京都芝1600 11
オリエンタルリリー 小牧太 初出走
16 カシノロビン 森一馬  2/16 未勝利 京都ダ1400 16 15 13
スマートレイアー 武豊 初出走
ソルダテッサ 岩田康誠  3/24 未勝利 中京芝1600 11
ツカサリバティー 川島信二  1/27 未勝利 京都ダ1400 13 10 13
11 デスティニーシチー 秋山真一郎  1/20 未勝利 京都ダ1800 13 12 B−
トウカイバイタル 浜中俊  3/23 未勝利 阪神芝1600
トップスタート 丸山元気 初出走
10 バアゼルザウバー 三浦皇成 12/23 未勝利 阪神ダ1800 13 10
ピエナインパクト クリスチャン・デムーロ  3/10 未勝利 中京芝1600 13
13 ビットビバーチェ 和田竜二  1/27 未勝利 京都ダ1400 12 14
14 メイショウヒビキ 武幸四郎  2/03 未勝利 中京芝1600 12 12
15 ワールドリーヴァ 川須栄彦  2/09 未勝利 小倉芝1200 12 14 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

前走2番人気3着のトウホウスマートなどが非当選除外となりました。

●阪神芝1600mコース解説

 改装後の目玉コース。
 スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となった。従来のようなスタート直後のカーブがなくなったことで、当初は枠順の有利・不利がなくなることが予想されたが、どうやら完全には解消されていない。最初の3コーナーまでは比較的馬群が固まったまま進むので、多頭数の外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回らされるからだ。最後の直線(Aコース使用時)は外回りが474m。この点については従来との違いは大きい。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うようになったので、各馬能力を発揮しやすくなった。ただし、以前よりもペースが遅くなることが増えたので、直線は長いけれども差し・追い込みが不発というシーンも増えた。展開の読みがレース攻略のカギを握る。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 枠順、展開
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒3
2歳未勝利 1分36秒4
2歳500万 1分34秒1
2歳オープン 1分33秒1
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万 1分35秒2
古馬1600万 1分34秒1
古馬オープン
新コースの為データ少なし 上記は実施された各数レース分の平均勝ち時計

これ以降は2013年4月5日に作成

●騎手は秋山真一郎騎手 ほっさん評価 2012年 「A−」、2013年 「A+」

 今回のデスティニーシチーの鞍上は主戦の秋山真一郎騎手です。前走は中舘英二騎手が代打騎乗でしたが、ダートということでさっぱりでした。今回は芝に戻りますし、鞍上もデスティニーシチーを2度8着と出走奨励金圏内に持って来てくれている秋山真一郎騎手ということで期待大ですね。

 秋山真一郎騎手と言えば四位洋文騎手などと並び、馬上での姿勢が綺麗な事で有名です。綺麗に乗るので馬への負担が少なく、人気薄でも人気以上に持って来てくれます。実際、私の愛馬には過去4度騎乗していただいておりますが、いずれも人気よりも上の着に持って来てくれています。前回は愛馬エスペランサシチーをクラス最高の2着まで押し上げていただきました。

 そんな相性も良く期待のできる秋山真一郎騎手。特にデスティニーシチーへの騎乗は3度目ですから、完全に手の内に入っているでしょうし、1発掲示板をお願いしたいですね。


 秋山真一郎騎手はGTではなかなか縁がなかったものの、昨年(2012年)は自身初のGTとなるNHKマイル(カレンブラックヒル)や阪神JF(ローブディサージュ)と一気に2つを制しました。今までは秋山真一郎騎手とGTと言えばなんと言ってもオークスでの1番人気ベッラレイア(ハナ差2着)ですが、ついにその嫌な印象も消し去りました。重賞は15年連続勝利中です。

 騎乗仲介者に恵まれずに騎乗数は少ないものの、ほっさん評価でも「A+」(昨年までは「A−」)と腕は一流。大いに期待しております。


 2013年4月5日現在、中央通算753勝、勝率8.2パーセント、連対率16.0パーセント、GTは2勝(2012年 NHKマイル・カレンブラックヒル、2013年 阪神JF ローブディサージュ)、重賞27勝されています。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績です。
 昨年(2012)は49勝、勝率8.3パーセント、連対率15.8パーセントと中堅の成績を残しており、GT勝ち2つが光っています。本年(2013年)はここまで10勝、勝率6.0パーセント、連対率14.9パーセントと徐々に調子を上げて来ています。


 秋山 真一郎(あきやま しんいちろう)は1979年2月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する17年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父の秋山忠一は元・JRA騎手で現在は調教助手。

 1997年に野村彰彦厩舎所属でデビュー。現在はフリー。同期は武幸四郎、勝浦正樹、村田一誠、江田勇亮、武士沢友治、今村康成、松田大作、仲田雅興らがいる。初年度は33勝。

 当時より展開に合わせ柔軟な騎乗ができる若手としてはめずらしい騎手として評価をされ、デビュー初年度より毎年30勝以上の成績を残し、3年間で103勝をマークし自力で見習騎手から外れるなどコンスタントな活躍を見せている。

 2年目の1998年にはカネトシガバナーで重賞初勝利(神戸新聞杯)並びにGT競走初騎乗を併せて達成。さらに当時の野村厩舎の代表管理馬であるキョウエイマーチの主戦騎手に起用され、京都金杯・阪急杯を制するなど騎乗停止処分中の一回を除き引退まで同馬の騎乗を務めている。

 またデビュー年こそ重賞勝利は無かったものの、翌1998年以降毎年重賞勝利を記録、2012年現在までで15年連続で重賞勝利している。特に中京競馬場と相性が良く通算重賞22勝のうち、中京開催の重賞を6勝している。なお、新潟競馬場、福島競馬場以外の中央競馬8場で勝利を挙げている。

 2000年7月にフリーに転身。

 2005年にはサカラートで東海ステークスに勝利。同レースの前身であるウインターステークスは父・忠一が唯一勝利したサラブレッド重賞でもあり(1987年・クラウンエクシードでの勝利)、親子騎手制覇となった。

 2007年のオークスでは、ベッラレイアに騎乗して1番人気に推され、直線で完全に抜け出したものの、ローブデコルテにハナ差だけ差されて2着に終わっている。

 2009年にはサクラオリオンに騎乗し、中京記念と函館記念に優勝。同馬では札幌記念でも3着と好走し、この活躍が同年のサマージョッキーズシリーズ優勝につながった。

 2012年2月12日、京都12Rをスピルオーバーで勝ち、史上49人目、現役22人目となるJRA通算700勝を達成した。1997年3月1日の初騎乗以来、8459戦目。また、この年のNHKマイルカップをカレンブラックヒルで優勝し、デビュー16年目、55回目の騎乗でGT初勝利となった。



 「勝率が1割弱、連対率が1割5分前後という成績が長く続いている。道中は抑え気味に丁寧に乗っていて、追い出してからの伸ばし方も悪くない。しかし、勝負どころの対処に問題がある。ここで腰が引けてしまい、捌こうとせずにズルズルと下がって競馬を終わらせることが多い。1番人気での成績は、2010年が[21・10・6・20]の勝率.368、連対率.544で、2011年は[7・3・3・12]の勝率.280、連対率.400。2011年は2・3番人気で[15・12・6・34]の勝率.224、連対率.403と好成績を残している。コース別、芝・ダート別、距離別で目立つ偏りはない。野村彰彦と平田修の両厩舎で主戦的な立場にいる。2011年は須貝尚介厩舎で多く騎乗して連対率.381と結果を出しており、このラインには注目すべきだ。重賞で多く穴を出している点も見逃せない。デビュー2年目から14年間も重賞勝ちが途切れておらず、16190円、16140円と単勝万馬券が2つもある。2011年の2つの重賞勝ちも1970円(サンライズベガの小倉大賞典)、870円(アイアムアクトレスのユニコーンS)と単勝配当は高めだった。騎乗馬に魅力を感じたら狙っていって良いだろう。4コーナーをクリアできるかは、残念ながら事前に読みようがない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(4戦0勝)

2012年 9月17日 スピカシチー     500万下 阪神芝1800m 12着/16番人気
2012年11月10日 デスティニーシチー 2歳新馬 京都芝1600m  8着/12番人気
2012年11月24日 デスティニーシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 8着/11番人気
2013年 3月16日 フランベルジェ    500万下 阪神ダ1400m  出走取り消し
2013年 3月23日 エスペランサシチー 500万下 中京ダ1200m  2着/3番人気

これ以降は2013年4月6日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「トウカイバイタルの前走はコーナーを逆手前で走り、そのままゴールまで同じ手前。それでも僅差3着。たぐる走法で多少の道悪も問題なさそう。ここなら。スマートレイアーは2週続けて好時計。ピエナインパクト注。」


短評は「高配含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ウンベラータ △△
カシノロビン
ソルダテッサ △△
アティトラン
トウカイバイタル
デスティニーシチー
スマートレイアー
バウゼルザウバー
ピエナインパクト △△
アンバサダー
ビットビバーチェ △△
エンジェルベイビー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
トウカイバイタル 2.8
スマートレイアー 5.1
ソルダテッサ 6.1
ピエナインパクト 8.3
ウンベラータ 10.0
オリエンタルリリー 14.3
アンバサダー 21.4
バアゼルザウバー 22.5
アティトラン 26.6
ワールドリーヴァ 27.2
ビットビバーチェ 28.4
エンジェルベイビー 30.3
トップスタート 32.6
アモールミーオ 34.3
デスティニーシチー 37.3
ツカサリバティー 40.8
以下48倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 60 60 56 30
アティトラン 63 63 24 62
トウカイバイタル 72 68 72
ソルダテッサ 65 55 65 63
ピエナインパクト 68 61 68 65
ウンベラータ 66 66


デイリー馬三郎

 本紙の見解

「薄手の◎トウカイバイタルだが、ここ2戦は坂を克服してA、B着。中1週でも攻めを緩めずに好調をがっちりと維持。馬の姿形や爪から馬場が渋化しても心配ない。連軸としての信頼度は高い。好調教を連発している○スマートレイアーも注目の逸材。〈吉田〉」

◎ トウカイバイタル
○ スマートレイアー
▲ ウンベラータ

以下省略

デスティニーシチーは無印


デスティニーシチーは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、△(6番手以下評価) 1記者。

ななんと、竹原記者の本命です。大丈夫か、おい。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(13着)

 「体が硬かったのでダートを試してみましたが道中走りに精彩を欠きレースに集中していないようでした。また、トモなどにも良化の余地を残しているのでその辺も影響したのかもしれません。このままでは力を出すことができないので一旦放牧してもう少し暖かくなるまで牧場で調整したいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「ペースが緩くなったときにテンションが高くなってしまいました。直線では一杯となり、伸びませんでした。」(中舘英二騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「ダートは合うと思っていたが、前走の内容が案外。条件を戻して見直したい。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「デキは良くなっているし、ダートより芝向きの感じ。メドが立つレースを。」(岡田稲男調教師・競馬ブック)

 「テンから飛ばした為、終いは一杯となりましたが、休み明けの稽古としては十分でしょう。本格化するのは、もう少し先ですが、芝での変わり身に期待します。」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

アティトラン

 「距離が長いみたい。スタートは出るようになってきたので、流れに乗れれば。」(松水助手・デイリー馬三郎)

 「前走は4角までいい手応え。距離が少し長かったのかも。1ハロン短くして変わり身を。」(松水助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 デスティニーシチーは追い切りの動きは馬なりでイマイチに見えますが、昨年11月の自己ベストとなんら遜色はなく、デスティニーなりにはいい状態と思います。しっかりと時間をかけて休養されましたし、腰の状態が良くなっているのであれば、もっとやれていいはずです。

 前走は大敗でしたが、ダート戦でしたし、芝なら8着8着と大崩れしておらず期待は大きいです。そして晩成のタップ産駒であること、母の産駒はいずれも5戦目以降に勝ち上がっていることなどからそろそろある程度走ってくれるのではないかと期待しております。

 また鞍上が3度目となる秋山真一郎騎手に戻ることも有り難いですね。手が合うと思いますし、手の内に入れておられるでしょうから、ここらで更に前進と行きたいですね。相手もそんなに強い馬ばかりでもありませんし、初出走や明らかに弱そうな馬もたくさんおります。18頭とフルゲートですが、最低でも8着。出来れば掲示板を確保して欲しいですね。勝つところまでは行かないでしょうね。

●口取りの権利は獲らずに当日現地応援いたします

 当日(4月7日)は、随分と早い段階からプリュムが阪神8R 天王寺特別、愛馬フロアクラフトが続く9Rの忘れな草賞に出走予定ということで休日を出していました。

 たまたまフロアクラフトは天候や騎手などを考慮し、同日の中山に鞍替えしましたが、替わりに予定になかった愛馬デスティニーシチーが阪神出走になりました。ということでラッキーです。デスティニーシチーはいつも私の仕事の日ばかりに出走していたのでまだ現地で様子を見たことがありません。どんな馬なのか、どんな馬体なのか非常に楽しみです。

 いつもは口取りの権利を獲って行くのですが、今回は1人で行くことから、口取り参加のためにカメラを預けると撮影が出来ませんし(家族が一緒ならすぐに預けて口取りに走れるのですが)、雨予報で、先のデスティニーシチーの口取りが仮に実現するとずぶ濡れになりプリュムのレースまで持ちませんし、口取りは申し込みませんでした。電車で行くので雨で濡れるのも嫌ですし(傘が差せませんからねぇ)。

 勝てばウィナーズサークルを撮影できますし、馬券も儲かるし、未勝利クラスを脱出して成長を気長に待てるしで、それで十分です。

 夜、写真多数付き現地観戦レポートをアップしようと思っていますが、天気が悪そうなので私の安物のカメラでは綺麗に写らない可能性が高く、期待しないでください(笑)。また、プリュムの出走する8Rもあるので、こちらが後手に回るかも知れません。いずれにしても休日である9日中にはアップする予定です。

これ以降は2013年4月9日に作成

●パドック

 当日は予定通りデスティニーシチーの出走する4Rからプリュムの出走する8Rまで競馬場にいました。以下の写真は全て撮影順です。



おーい、”走しとらん”と声をかけると振り向いてくれました。



馬体重が前走マイナス16キロで378キロと細すぎるメイショウヒビキ(最低人気(>_<))。



我がデスティニーシチー(10番)は単勝2.4倍で1番人気です(笑)。なお、この写真は合成ではございません。ネタ明かしを禁ず。



初めて生で見た愛馬デスティニーシチー。馬体重は前走マイナス4キロの468キロでちょうど良い感じでした。



馬体に迫力はないものの、パドックでは抜群の雰囲気でした。これは来ると思いましたね。



断トツの1番人気トウカイバイタル(2着)。



単勝1.7倍でしたね。



とまーれーのあと。岡田稲男調教師は来られませんでした。寒いぐらいでしたが適度な発汗があり、これもいい状態だと思いました。こうやって見るとトモもボリュームがあり、管の枯れ具合なんかも私の好きな馬のものですし、完成すれば500万クラスくらいは勝てそうな気がしました。繋ぎは短く故障は心配ですね。



全体的に細く感じるアティトラン。胃潰瘍じゃないですかい(爆)。しかし、特に胸元が重厚感があります。



貴重なツーショット。負けた方がネタ馬対決を制するのは一体どちらだッ!!



乗れるジョッキー・藤岡佑介騎手とアティトラン。



そして秋山真一郎騎手だから期待も大きいデスティニーシチーと秋山真一郎騎手。



電光掲示板をチラ見する秋山真一郎騎手。そりゃ気になりますわな。



不当に低い人気に闘志が漲る秋山真一郎騎手。

●本馬場入場


本馬場に入るデスティニーシチー。阪神競馬場の桜は散り初めでした。なんとか桜花賞まで無理矢理持たせた感がありますね。



返し馬も良かったですね。いわゆるしり泡も出ていますしかなり力の出せる状態と思います。

●レース 


デスティニーシチーのスタートは写真をみていただいてもわかるように素晴らしいスタートでした。(前から6番手辺りの黄色い帽子。)



そして二の脚でも負けることなく先団をキープ。結局外目の5番手という絶好のポジションを獲ります。


 そこから、道中もがっちりと折り合い、4角でペースが上がってもきちっとついていき、さあ直線に向いて追いだそうとした時に外の馬が内に、内の馬が外に来て、出るところがなくなってしまいます。ようやくバラけて追い出しますが、ここの仕掛け遅れは勿体なかったですね。追い出してからは切れるということではないのですが、最後までジリジリと渋太く脚を伸ばし6着で入線。前にいて上がり35秒台ですし悪くはないですよね。
 包まれる不利がなかったとしても5着が精一杯でしたが、それでも超晩成のタップダンスシチー産駒にあって、4月上旬のこの時期にこれだけ走れれば、いずれは勝ち上がれるのではと期待が膨らみます。



珍しくゴール前の写真がなんとかお見せできるくらいに撮れたので掲載します。



こうやって見ると結構筋肉がついており良い馬体ですね。パドックではそんなに感じませんでしたが。



6着で入線する我らが愛馬デスティニーシチー(10番)とcme225さんと和尚さんの所持するアティトラン(8番)。負けた方がネタ馬対決の大一番は辛うじてデスティニーシチーが先着しました。

 後ろには結構な数の馬が来ています。ちょっとの差で10着くらいには転落していたかも知れません。同タイムでも6着と10着というのは雰囲気が全然違いますから、後ろとは僅差でも6着というのは嬉しいですね。厩舎にもそれなりのお金が入って来ますし。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計1分36秒5稍重馬場は、競馬ブック誌の推定タイムが良馬場で1分35秒8、重不良馬場で1分37秒3ですから、稍重馬場だったことを考えるとまずまずの時計と言えるでしょう。ただ、勝ち馬の時計は1分35秒3ですから、そこからは1.2秒も離されています。

 とはいえ、直線で前が空かない不利もありましたし、18頭立ての6着というのは恥じる着ではないと思います。少なくとも今までで一番の走りでしたね。力をつけて来ているのがわかりますし嬉しいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(6着)

 「優先権を取りたいところでしたが、やはり芝のほうが走りやすいようです。しかしパンパンの馬場より幾らか重い馬場のほうが良さそうで、函館の洋芝があっていると考えられます。まして中身が出来切っていないので、現状では速い時計にまだ対応できないのかもしれません。次走については想定の状況を見て決めたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「やはり芝のほうが、スムーズにレースを進めることができました。直線もしっかりとした脚どりでした。」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 6着の出走奨励金が1着賞金500万円の6パーセントですから、30万円。特別出走手当が383000円。合計683000円。1口で割りますと1100円程度になると思われます。ちょうどひと月分の預託費程度のもので、赤字にならずに嬉しいですね。

●今後の展望

 やはり芝なら走るということが証明できて嬉しいです。18頭もいた中で、6着というのはかなり上位の方で、優秀ですね。また、今までは最高が8着でしたから、6着と着を上げることができたことも嬉しいですね。

 元々産駒がからっきし走っていないタップダンスシチーの子で、勝ち上がれるかは半々でした。母はここまで3頭の牝馬を輩出していますが、全てが勝ち上がっていること、牡馬なのに募集総額1000万円と非常にお買い得な値段だったこと、早い段階でデビューが出来そうなことから購入しましたが、まずまずここまでは計算通りです。

 母の産駒は3頭共勝ち上がりと書きましたが、一番早かったチャーミングシチーで5戦目。プリマベーラシチーは6戦目。マルセイユシチーは13戦目での勝ち上がりです。

 デスティニーシチーは今回が4戦目。ダート戦だった前走を除くと一戦ごとに良くなっていますし順調です。まさかこんな時期に勝ち上がれるとは夢にも思っていません。いつも書いていますように夏が勝負の馬です。

 ただ、優先権は欲しかったですね。これがないと芝のマイル戦などかなり節を空けないとレースに出走できませんからねぇ。

●最後に

 岡田稲男調教師は早くも函館での未勝利脱出をおっしゃっていますが、洋芝が合うかはわかりません。また重い馬場は調教の動きから私は基本合わないと思います。

 しかし、私も北海道開催の時期、すなわち未勝利戦末期が勝負の馬だと思っていますし、比較的出走しやすい北海道に行くというのは賛成です。ただ、北海道(函館)と言っても、そんなに何度もチャンスがあるわけでもありません。出来ればなるべく早い段階でメドをつけ勝ち上がって欲しいですね。勝ち上がってさえしてくれれば、その成長力であと2つくらいは勝てそうな気がします。実際に姉たちもそうでした。


 今まで地元京都でばかり走ってくれていたデスティニーシチーですが、たまたまちょうど私と休日が合わずに応援に行くことができませんでした。今回、初めてデスティニーシチーを生で観戦することができ良かったです。思った以上に筋肉質で逞しい馬体であり、なかなかの馬だなぁと思いました。レースも過去最高着の6着と良い走りでしたし、本当に行って良かったです。

 次走以降も休日があえば応援に行きたいです。次はとにかく掲示板が目標ですが、実現してくれるのではないでしょうか。芝を走れる馬ですし、なんとか勝ち上がって欲しいと思っています。

 頑張れ、デスティニーシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年1月27日立ち上げ 3月22日、24日、27日、4月1日、3日、4日、5日、6日、9日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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