デスティニーシチー 第2戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


前走のデビュー戦は出走前から、岡田稲男師は今回は結果は伴わないと明言。

しかし、外を回り上がり34.7秒の脚で上がるなど想像以上の内容で8着と出走奨励金を確保。勝ち上がった姉たちも初戦は10着や7着。なかなか良いスタートを切ったのではないか。

前走は目一杯に追っておらず、馬格もあることから次走の上積みは大きいと思われ、次走で掲示板に載れるようなら、今後の期待は大きい。

とはいえ、勝った馬の時計もメンバーも水準以下で8着と言っても評価はしづらい。


さて、楽しみな2戦目、どのようなレースを見せてくれるのか。


11月24日 京都3R 2歳未勝利 芝1600m 混合戦に出走!!

8着/11番人気。


ダッシュがつかず出遅れもいつの間にか内に入りスルスルとポジションを上げ絶好位に。そこから、切れ負けするものの内容は悪くなく、時計もまずまず。相手が悪かったと言える。

これでまだ岡田稲男師自身が自信がない状態なのだから、完成すればそこそこやれるのではないか。

すべて勝ち上がった姉たちは5戦、13戦、6戦目での勝ち上がりで、ましてやデスティニーは仕上がり遅のタップダンスシチー産駒。2歳時にこれだけやれれば上等。

二桁着と予想していたが、今回も8着と出走奨励金を確保。嬉しいなぁ。

秋山真一郎騎手は2走とも非常に上手く乗ってくださり、もう主戦としてずっとデスティニーに乗って欲しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の秋山真一郎騎手と岡田稲男調教師のコメントを掲載。

(2012年11月27日完結)

2012年11月15日立ち上げ

●現在は状態を観察中

 前走11月10日の新馬戦8着の我らが愛馬デスティニーシチーですが、11月13日のクラブ公式HPの近況報告で岡田稲男調教師は「次走については今週の状態を見て決めます」ということをおっしゃっていました。

 現在、状態を観察中と思われますが、11月14日に追い切り時計が出ましたので新特集を立ち上げます。

 このあと放牧に出るか続戦かはまだわかりません。

これ以降は2012年11月21日に作成

●追い切り情報(11月21日更新)

前走前 11月7日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
菱田裕二
4F 54.9
3F 39.7
2F 25.6
1F 13.1
ショウナンダイチ(2歳未勝利)一杯を0.4秒先行0.5秒遅れ



11月14日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.9
3F 46.8
2F 30.5
1F 14.6


11月21日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.1
3F 42.3
2F 28.0
1F 14.5
シルクキングリー(古馬1000万下)馬なりを0.9秒先行0.3秒遅れ
 11月14日、続戦、或いは放牧か未定ですが14日現在在厩で調整されています。元々使いつつの前走でしたから、1度使って放牧というのは寂しいですよね。ここまで随分と待たさせた訳ですし。
 タップダンスシチーの仔ですし、使えば使うほど、また晩生の血統で時間が経てば経つほど良くなると思います。これからが楽しみですね。初戦は期待以上の入りでしたからねえ。

 11月21日、1度実戦を使われて動きが軽くなるかと思われましたが、相変わらずですねぇ><。一杯に追ってこんなものですか・・・。まあ、エスペランサシチー同様実戦型だと思い込むことにします。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。一杯に追い切れている順調さは評価したいですが、如何せん動きが重すぎます。これではねぇ。

●気になる出馬想定表(11月24日 京都3R)

出馬想定表 11月24日 京都3R 2歳未勝利 芝1600m フルゲート18頭 想定数10頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エイティグローリー 太宰啓介 11/04 未勝利 京都芝1400
エーシンレンジャー 和田竜二 10/14 新馬 京都芝1400
オースミナイン 福永祐一 11/04 新馬 京都芝1400
セントアモーレ 国分恭介 10/28 新馬 京都芝1200
ダイナミックウオー 幸英明 11/11 未勝利 京都芝1600 11
ディープウェーブ 川田将雅 10/28 新馬 京都芝1600
デスティニーシチー 秋山真一郎 11/10 新馬 京都芝1600 12
パープルルビー 藤岡佑介 11/04 新馬 京都芝1400 10
マイネサクラ 高倉稜  8/18 未勝利 札幌芝1800 10
レッドファンタジア ルメール 11/04 新馬 京都芝1400

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在10頭出馬想定されています。

このくらいの少頭数で確定してくれれば、再度8着以内の出走奨励金も期待できるわけですが・・・。それにしても相手は強いですねぇ。

これ以降は2012年11月22日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月24日 京都3R 2歳未勝利 芝1600m 混合戦 出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エイティグローリー 太宰啓介 11/04 未勝利 京都芝1400
エーシンレンジャー 和田竜二 10/14 新馬 京都芝1400
エーティータラント 熊沢重文 11/11 未勝利 京都芝1600 10
オースミナイン 福永祐一 11/04 新馬 京都芝1400
スパイクラベンダー 田辺裕信 11/04 未勝利 福島芝1200 12
セントアモーレ 武豊 10/28 新馬 京都芝1200
ダイナミックウオー 幸英明 11/11 未勝利 京都芝1600 11
ディープウェーブ 川田将雅 10/28 新馬 京都芝1600
デスティニーシチー 秋山真一郎 11/10 新馬 京都芝1600 12
デンコウリキ 武幸四郎 11/04 新馬 京都芝1800 12
パープルルビー 藤岡佑介 11/04 新馬 京都芝1400 10
ペプチドマンボウ 国分恭介 11/10 未勝利 京都ダ1800 10 11
マイネサクラ 高倉稜  8/18 未勝利 札幌芝1800 10
レッドファンタジア ルメール 11/04 新馬 京都芝1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●京都芝1600mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。
 内回りで使用されるレースは芝1400mと同じで、2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレース。
 スタートから3コーナーまで直線で、距離も十分にあるため、マイル戦にしては前半は落ち着きやすい。
 特に新馬戦などは、折り合い癖をつけてゆったり走らせたいと思う気持ちがあるため、上がり3ハロンの勝負になることもめずらしくない。
 枠順の有利・不利はほとんどない。
 3コーナー入り口の坂の頂上付近までにいい位置を取って脚を溜めて、直線での末脚比べとなる。ただし、新馬や未勝利戦では、後方に待機して強烈な末脚を使える馬はそれほど多くない。
 将来的には、差し、追い込み馬であってもデビュー直後は力の違いで先行できてしまう。したがって、数字上は逃げ〜先行での好走が最も多くなっている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 最後の直線での末脚
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、ペリエ、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒0 1分36秒8 1分38秒2
2歳未勝利 1分35秒7 1分37秒0 1分39秒5
2歳500万 1分35秒4 1分37秒9
3歳新馬 1分36秒8 1分37秒0 1分36秒9
3歳未勝利 1分35秒7 1分36秒6 1分37秒4 1分40秒0
3歳500万 1分35秒0 1分35秒4 1分37秒1 1分38秒0
古馬500万 1分34秒6 1分35秒6 1分37秒9

●騎手は秋山真一郎騎手 ほっさん評価「A−」

 今回のデスティニーシチーの鞍上は前走のデビュー戦に続き秋山真一郎騎手です。今はデスティニーに結果を望んではいませんから、こうやって競馬を教えてくれる騎手が有り難いですねぇ。

 秋山真一郎騎手は私ほっさん愛馬では2度騎乗していただいておりますが、2度とも人気よりも4つ上の着に持って来ていただいております。今回も人気よりも4つ上の着に持って来て欲しいですね。

 秋山真一郎騎手と言えば四位洋文騎手などと並び、綺麗な乗り方をすることで有名な騎手です。GTではなかなか縁がなかったものの、重賞は15年連続勝利中。秋山真一郎騎手とGTと言えばなんと言ってもオークスでの1番人気ベッラレイア(ハナ差2着)ですが、今年はついにNHKマイルで悲願のGT制覇。いろいろと知っているだけに私も感動しましたし、1番人気ながらカレンブラックヒルを応援していましたもんね。

 騎乗仲介者に恵まれずに騎乗数は少ないものの、ほっさん評価でも「A−」と腕は一流。今回は結果云々というよりは、デスティニーシチーに競馬を教えてくださればそれで十分です。


 2012年11月22日現在、中央通算736勝、勝率8.3パーセント、連対率16.0パーセント、GTは1勝(2012年 NHKマイル・カレンブラックヒル)、重賞24勝されています。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績です。
 昨年(2011年)は中央52勝、勝率8.7パーセントと通算成績をやや上回る成績でした。今年(2012)は42勝、勝率8.1パーセント、連対率15.8パーセントと中堅の成績を残しており、GT勝ちが光っています。全国騎手ランキングで堂々の21位です。


 秋山 真一郎(あきやま しんいちろう)は1979年2月9日生まれの33歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する16年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父の秋山忠一は元・JRA騎手で現在は調教助手。

 1997年に野村彰彦厩舎所属でデビュー。現在はフリー。同期は武幸四郎、勝浦正樹、村田一誠、江田勇亮、武士沢友治、今村康成、松田大作、仲田雅興らがいる。初年度は33勝。

 当時より展開に合わせ柔軟な騎乗ができる若手としてはめずらしい騎手として評価をされ、デビュー初年度より毎年30勝以上の成績を残し、3年間で103勝をマークし自力で見習騎手から外れるなどコンスタントな活躍を見せている。

 2年目の1998年にはカネトシガバナーで重賞初勝利(神戸新聞杯)並びにGT競走初騎乗を併せて達成。さらに当時の野村厩舎の代表管理馬であるキョウエイマーチの主戦騎手に起用され、京都金杯・阪急杯を制するなど騎乗停止処分中の一回を除き引退まで同馬の騎乗を務めている。

 またデビュー年こそ重賞勝利は無かったものの、翌1998年以降毎年重賞勝利を記録、2012年現在までで15年連続で重賞勝利している。特に中京競馬場と相性が良く通算重賞22勝のうち、中京開催の重賞を6勝している。なお、新潟競馬場、福島競馬場以外の中央競馬8場で勝利を挙げている。

 2000年7月にフリーに転身。

 2005年にはサカラートで東海ステークスに勝利。同レースの前身であるウインターステークスは父・忠一が唯一勝利したサラブレッド重賞でもあり(1987年・クラウンエクシードでの勝利)、親子騎手制覇となった。

 2007年のオークスでは、ベッラレイアに騎乗して1番人気に推され、直線で完全に抜け出したものの、ローブデコルテにハナ差だけ差されて2着に終わっている。

 2009年にはサクラオリオンに騎乗し、中京記念と函館記念に優勝。同馬では札幌記念でも3着と好走し、この活躍が同年のサマージョッキーズシリーズ優勝につながった。

 2012年2月12日、京都12Rをスピルオーバーで勝ち、史上49人目、現役22人目となるJRA通算700勝を達成した。1997年3月1日の初騎乗以来、8459戦目。また、この年のNHKマイルカップをカレンブラックヒルで優勝し、デビュー16年目、55回目の騎乗でGT初勝利となった。



 「勝率が1割弱、連対率が1割5分前後という成績が長く続いている。道中は抑え気味に丁寧に乗っていて、追い出してからの伸ばし方も悪くない。しかし、勝負どころの対処に問題がある。ここで腰が引けてしまい、捌こうとせずにズルズルと下がって競馬を終わらせることが多い。1番人気での成績は、2010年が[21・10・6・20]の勝率.368、連対率.544で、2011年は[7・3・3・12]の勝率.280、連対率.400。2011年は2・3番人気で[15・12・6・34]の勝率.224、連対率.403と好成績を残している。コース別、芝・ダート別、距離別で目立つ偏りはない。野村彰彦と平田修の両厩舎で主戦的な立場にいる。2011年は須貝尚介厩舎で多く騎乗して連対率.381と結果を出しており、このラインには注目すべきだ。重賞で多く穴を出している点も見逃せない。デビュー2年目から14年間も重賞勝ちが途切れておらず、16190円、16140円と単勝万馬券が2つもある。2011年の2つの重賞勝ちも1970円(サンライズベガの小倉大賞典)、870円(アイアムアクトレスのユニコーンS)と単勝配当は高めだった。騎乗馬に魅力を感じたら狙っていって良いだろう。4コーナーをクリアできるかは、残念ながら事前に読みようがない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(2戦0勝)

2012年 9月17日 スピカシチー     500万下 阪神芝1800m 12着/16番人気
2012年11月10日 デスティニーシチー 2歳新馬 京都芝1600m  8着/12番人気

これ以降は2012年11月23日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「デンコウリキは前半にガツンと行ったり下がったり。終始外へ逃げる面も見せていた。それでも終いの脚に見どころ。慣れが見込める2戦目、マイルで狙う。ディープウェーブは良馬場向きの走り。オースミナインも有望。」


短評は「混戦模様」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
レッドファンタジア △△
スパイクラベンダー
デンコウリキ △△
エーティータラント
ダイナミックウオー
ディープウェーブ
オースミナイン △△
デスティニーシチー
エイティグローリー
エーシンレンジャー △△
パープルルビー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
レッドファンタジア 3.9
ディープウェーブ 3.9
オースミナイン 4.0
デンコウリキ 7.3
エーシンレンジャー 7.6
ダイナミックウオー 15.2
パープルルビー 16.5
セントアモーレ 20.5
デスティニーシチー 28.3
以下29倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 60 60
レッドファンタジア 66 66
ディープウェーブ 64 64
オースミナイン 66 66
デンコウリキ 57 57
エーシンレンジャー 60 60


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ディープウェーブ。スムーズに外から加速した@、A着馬に比べ、一気にギアチェンジを余儀なくされる苦しい立ち回り。踏み遅れた印象だが、それでも食らい付いてのB着は立派。素質高く2走目で前進。上積み大の○エーシンレンジャーが次位。〈吉田〉」

◎ ディープウェーブ
○ エーシンレンジャー
▲ オースミナイン

以下省略

デスティニーシチーは本紙無印><

デスティニーシチーは全13記者中 △(6番手以下評価)が僅かに2記者のみ。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(8着)

 「まだ馬体に余裕があり良化途上のようですが、叩かれつつ良くなると思います」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「調教の動きは一息でしたが、直線はバテずに追い込んでいました。また芝の走りも悪くないようです。次走については今週の状態を見て決めたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「初戦は前の馬がバテて伸び伸びと走れず。叩いた上積みはあるし、スムーズならやれる。」(内山助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 1度使われて動きが良化することを期待したデスティニーシチーですが、追い切りの動きは相変わらずで、ガラリ一変とはなりませんでした。

 ただ、初戦も追い切りの動きの悪い中での8着ですし、もしかするとエスペランサシチーのように実戦型かも知れません。・・・とはいえ、初戦の8着は前走時に書きましたように勝ち馬の時計も全体的なメンバーも水準以下で拾ったようなものですから、そんなに評価はしていませんが・・・。

 ・・・ということで、二桁着と予想します。もう1度前走の切れ脚が出るようならば、多少の期待もできますが、それでも、もっと前で追走できるようにならないととても勝ち負けや掲示板には届かないでしょう。

 姉たちは5戦目辺りで勝ち上がっています。まだ様子見ですね。馬券は買わないと思います。

●当日は仕事で応援に行けません

 せっかく前走も今回も私の地元京都で出走してくれる我らが愛馬デスティニーシチーですが、今回も仕事で予定が合わず、応援に行くことができません。

 11月は3日、4日、11日、17日など比較的土日の休みが多かった私ですが、ちょうどデスティニーシチーは私の仕事の日ばかり選んで出走してくれます。1度どんな馬なのか現地で行きたいと思っているのですが。

 次は12月の2日や16日なら現地で応援ができるのですが。

 今回も仕方がないので、仕事の合間に携帯で結果を確認することとします。

これ以降は2012年11月24日に作成、一部27日に加筆

●レース 

 デスティニーシチーのスタートは悪くないのですが、ダッシュがつかずに後方8番手に。そこから、いつの間にか上手く最内に潜り込みスルスルとポジションを上げて行きます。いやぁ〜、秋山真一郎騎手、さすがに上手いなぁ〜。楽に4番手まで押し上げます。前走は終いが良い脚でしたから、ここから伸びるようなら、もしかすると!?なんて期待しちゃいました。

 4コーナーも最内をロスなく回り、手応えも良く、追い出しを待つ余裕もあったのですが、ジリジリとしか伸びずに上がり36秒4。悪くはないのですが、上位は34秒台の脚で上がっていますし、同じような位置にいて、しかも内側をロスなく回っての1秒3差8着ですから、やはりまだまだ力負けで勝ち負けは遠いですね。

 これ以上ない乗り方での8着ですから、もっと成長して力をつけないと行けません。それでも出走奨励金の貰える8着に入ってくれたことは現状を考えると嬉しいですね。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計1分37秒3稍重馬場は、京都芝1600mの2歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分37秒0稍重馬場ですから、上位が強過ぎたといえるでしょう。デスティニーはなかなか未完成の状態で頑張っています。

 岡田稲男調教師のおっしゃるように、体ができあがってくれば楽しみな馬ですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(8着)

 「終いは一杯になってしまいましたが、レースに慣れてきました。徐々に良くなってくるでしょう」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「新馬戦を叩かれ体は絞れていましたが、終いは踏ん張りが利きませんでした。しかし、レースに慣れてきているようなので、中身がしっかりとしてくれば走ってくると思います。次走については状態次第ですが、幾らか疲れが出ているので短期で放牧に出したいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金500万円の4パーセントですから20万円。特別出走手当が356000円ですから合計556000円。1口で割りますと900円程度だと思います。9着以下ですと1口599円ですから、約1.5倍。嬉しいですね。

●今後の展望

 初戦からきちんと時計も詰めていますし、手応えも最後までありますし、もっとダメなのかなと思っていましたが、予想以上の走りです。タップダンスシチーの子で、しかも兄弟たちも勝ち上がりは5戦目、13戦目、6戦目ですから、それらを考えると順調ですね。

●最後に

 ここで放牧に出されるようで、次走は年明けでしょうが、復帰後の成長に期待したいですね。慌てる馬でもありません。未勝利戦終了ギリギリまでに1つ勝てれば、古馬になってからいい走りをしてくれると思っているのですが。

 次走も勝ち負けまでは行かないでしょうが、少しずつ着を上げて行きたいですね。

 頑張れ、デスティニーシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月15日立ち上げ 21日、22日、23日、24日、27日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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