愛馬 プレザントシチー 第2戦


追い切り本数はこなすも動きはひと息で、佐々木晶三調教師はダートでおろす計画。

・・・ということは能力的には><。


初戦の前走は二の脚が付かず後方追走も外々を回り直線はやや見れる脚で8着。

期待値が大きく変動したわけではないが、レース前の追い切りの動きでの絶望感は多少マシになった。


前走後トモが甘いということで天工トレーニングセンターに放牧に出ていましたが、4月10日に栗東トレセンに帰厩。

5月1日 新潟1R 3歳未勝利 ダート1800mに出走!!

8着/10番人気。(出走頭数11頭)


ゲートで出遅れ、4角では致命的な不利。

それらがなければ4着はあっただろう。

レース回顧と時計の分析、

レース後の丸山元気騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(2010年5月4日完結)

2010年4月12日作成

●前走後トモが甘いということで天工トレーニングセンターに放牧に出されていましたが、2010年4月10日に帰厩しました

 前走後トモが甘いということで天工トレーニングセンターに放牧に出されていましたプレザントシチーですが、2010年4月10日に帰厩しました。クラブ公式HPでは4月12日現在情報はまだですが、間違いありません。すでにトレセンの坂路に入れられています。

 順調なら4月最終週あたりで出走するのではないでしょうか。

これ以降は4月28日に作成

●追い切り情報(4月28日更新)

前走前 12月9日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
助手
4F 57.0
3F 42.4
2F 28.4
1F 14.5

ヒジビビッド(2歳新馬)強めを0.3秒追走0.6秒遅れ



4月18日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.4
3F 40.9
2F 27.0
1F 13.6
エリモアーティスト(3歳未勝利)馬なりを0.3秒追走0.2秒遅れ


4月21日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 81.5
5F 66.2
4F 51.8
3F 38.2
1F 12.2[8]
ドリームカトラス(3歳未勝利)馬なりの内に先行4F付けアタマ遅れ


4月25日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 59.9
3F 44.1
2F 28.7
1F 13.8


4月28日 栗東坂路 不良馬場 叩き一杯に追う
1回
助手
4F 56.2
3F 41.2
2F 27.2
1F 13.6
フレシータ(3歳未勝利)馬なりに0.1秒先行0.1秒遅れ
 4月18日、一杯に追われました。まだ動きは重いですね。まだ出走までは時間がかかりそうです。

 4月21日、若干動きはマシになりましたが、まだまだですね。併せた未勝利馬の内を走って先着を許していますし出走はもう少しかかるのではないでしょうか。
 しかし、終いの伸びはそれなりで、良化傾向にあることは明白です。

 4月25日、強めに追われましたが、追い切りは動かない馬ですねぇ。これからどうなりますか。

 4月28日、急仕上げ感は否めないですね。この動きでは新潟でも勝ち負けは厳しいと思います。私ほっさんの追い切り評価は「C」です。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月1日 新潟1R 3歳未勝利 ダート1800m 全19頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
ウインジョーカー
グラスアタック
ソニックスパーク
トゥルーマイハート
ナンヨードリーム
ナンヨービクトリー
パワーブレイズ
フォルメン
ブロンドペタル
プレザントシチー
ペルモントパルキア
ホッカイアラカティ
マージービート
マルタカユビキタス
メイショウラリー
メイショウリベット
リワードタルカン

●新潟ダート1800mコース解説

スタート地点はスタンド前直線の4コーナー寄り。最初の1コーナーまでの距離は389m。
 最初の直線は、同じ左回りの中京よりも長く、前半の入りは必ず速くなるわけではない。メンバーによって変わる。
 コース全体が縦長なので、1〜2コーナーのカーブがきつく、ここでは馬群がタテ長になりやすい。
 したがって、1コーナーに入るまでのポジションはやはり重要で、先行できる馬の方が有利
 後方で待機する馬は、自然と前の馬と離されるので厳しくなる
 コーナー角度のキツさは3〜4コーナーも同じだが、1200mほどガンガンは残らないし、単調でもない。
 上のクラスになるとゴール前の接戦が多く、むしろ面白い。複数の先行馬の叩き合いに、外からの差し馬が届くかどうかという展開になりやすい
 枠順は多頭数の大外になると距離損が響くので少し不利
 それ以外は脚質、メンバーによって判断。

有利な枠順 多頭数の大外は不利
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、ゴール前の凌ぎ合い
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、ティンバーカントリー
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、田中勝春、蛯名正義、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分56秒1 1分55秒5 1分55秒1 1分54秒7
3歳500万 1分52秒8 1分55秒2 1分52秒4
古馬500万 1分54秒2 1分53秒7 1分53秒1 1分52秒3
古馬1000万 1分52秒8 1分52秒4 1分51秒6
古馬1600万 1分52秒3
古馬オープン 1分51秒6 1分51秒0

これ以降は4月29日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月1日 新潟1R 3歳未勝利 ダート1800m 全11頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウインジョーカー 黛弘人  3/06 未勝利 中山ダ1200 14 13 12
グラスアタック 菅原隆一  4/18 未勝利 福島ダ1700
ソニックスパーク 田辺裕信  4/19 未勝利 福島芝2000 11
トゥルーマイハート 中谷雄太  4/04 未勝利 中山ダ1800 11
ナンヨードリーム 上村洋行  3/20 未勝利 中山芝2200 10 10
ナンヨービクトリー 鮫島良太  4/17 未勝利 中山ダ1800 11 16
プレザントシチー 丸山元気 12/13 新馬 中京ダ1700 11
ペルモントパルキア 西村太一  4/03 未勝利 中山ダ1800 10
ホッカイアラカティ 丸田恭介  3/27 未勝利 中京ダ1700 14 13 15 13
マージービート 古川吉洋  4/11 未勝利 福島ダ1700
メイショウリベット 荻野琢真  4/18 未勝利 福島ダ1700 10 10 12 10

騎手の太字は乗り替わり。

●騎手は丸山元気騎手

 2009年にデビューした丸山元気騎手はここまで通算30勝を上げ、あと1勝すれば減量2キロになります。現在はギリギリ減量3キロで美味しい騎手と言えます。

 このレースのどの騎手よりも本年は勝ち鞍を上げています。また、2010年度第1回福島競馬では、8勝を上げ開催リーディングジョッキーに輝いておられます。もちろん、ベテラン中舘英二騎手の牙城で、丸山騎手が春の福島競馬でリーディングとなるのは初めてのことです。

<第1回福島競馬リーディングジョッキー順位>
1位 丸山 元気騎手 (8勝、2着 7回、3着 5回)
2位 吉田 隼人騎手 (7勝、2着 4回、3着 3回)
3位 中舘 英二騎手 (5勝、2着 3回、3着 6回)

 また本年は2010年4月29日現在、22勝を上げ、この数字は四位洋文騎手と並ぶ数字で、安藤勝己騎手よりも1勝上回っています。いかに活躍されているかを知ることのできる数字です。

 初勝利までは80戦を要し、同期の国分優作、小野寺祐太、松山弘平、国分恭介 各騎手には先を越されてしまいましたが、これは所属厩舎が年間10勝程度しか上げられない根本康広厩舎ということもあり、他の同期に比べて不利だったことは明らかです。

 今年の活躍ぶりからは飛躍が期待されますが、減量の恩恵があり、減量がなくなってからが正念場です。


 ほっさん愛馬での成績

 2010年 1月31日 シャンスイ 中京ダート1000m 13着/11番人気

●ほっさん予想

ウインジョーカー

 芝の新馬戦は12着。そこから7か月ぶりの前走ダート戦も14着大敗。一変は厳しい。

グラスアタック

 新馬戦3着から5着4着。一見、安定しているように見えるが、着差は0.7秒、1.5秒、2.3秒と離れており、勝ち負けには絡めていない。

ソニックスパーク

 芝2000mの新馬戦で13番人気ながら4着に食い込む。2走目は11着大敗も前走は2番人気。しかし、結果は9着といいところがなかった。そこで今回はダートに方向転換するわけだが、父がオペラハウスということからも、芝の方が向いていると思われる。

トゥルーマイハート

 新馬戦はウチパク騎乗で貫禄の2番人気2着。そこから次走は1番人気に支持されるが11着大敗。3か月間立て直した前走は4番人気5着で優先出走権を確保。だれが騎乗するのかと思いきやななんと中谷雄太騎手!?さて・・・!?

ナンヨードリーム

 新馬戦はウチパク騎乗で4番人気も10着。そこから9着5着10着と冴えず今回ダートに。

ナンヨービクトリー

 いいところなく。

プレザントシチー

 前走の新馬戦は直線だけ見れる脚。しかし追い切りの動きは冴えず強気にはなれない。4か月半というブランクも心配。

ベルモントパルキア

 掲示板前後の成績だが、時計はイマイチ。

これ以降は4月30日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「実力五分」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ホッカイアラカティ △△
ナンヨードリーム
トゥルーマイハート △△
マージービート
プレザントシチー
ベルモントパルキア
メイショウリベット
ソニックスパーク
グラスアタック △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マージービート 2.4
トゥルーマイハート 3.6
ナンヨードリーム 9.2
グラスアタック 9.2
ベルモントパルキア 9.3
ホッカイアラカティ 9.9
ソニックスパーク 10.7
メイショウリベット 14.7
プレザントシチー 17.3
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プレザントシチー 43 43


デイリー馬三郎

予想印

◎ マージービート
○ トゥルーマイハート
▲ グラスアタック

以下省略

プレザントシチーは無印

●各陣営のコメント

マージービート

 「前走は追い出しを待つ余裕もあったんだけどね。どこからでも競馬ができるし、もう順番。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「水曜日の追い切りは終い重点でやりましたが、相変わらず安定した動きで、特に気になる点はありません。前走乗ってくれた古川騎手が続けて騎乗しますし、この馬の癖も分かってくれているでしょうから安心です。引き続き状態もいいので、今度は勝ってくれないと困りますからね。タフな馬で特に馬体減りもありませんし、いいコンディションでレースに臨めるでしょう」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

プレザントシチー

 「まだキャリア1戦で全体的に若さが残っている。久々でもあるので、まずは使ってから。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は5月4日に作成

●レース 

 プレザントシチーのスタートはちょうどゲート内で首を下げて戻した瞬間にゲートが開き、1完歩目を完全に出遅れます。競馬ブック誌でも1馬身の出遅れと評されています。

 一旦最後方なりますが、そこから押して押して3頭交わし、8番手の外を追走します。

 福島でリーディングジョッキーに輝いた今期乗れている男・丸山元気騎手はペースが遅いと判断し、向正面でマクリ気味に上がっていきます。いやはや、素晴らしい判断です。

 4角では6番手と先頭を射程圏内に捉えますが、余裕はなく押っつけ通しになります。しかし、それでも脚勢は衰えたわけではなく、絶好位で直線に向こうかという矢先にすぐ内の鮫島良太騎手騎乗のナンヨービクトリーが外に膨らみ、内から寄られます。競馬ブック誌によりますと、その時にトモを引っ掛けられるような形になっていたということで、審議対象の鮫島良太騎手が騎乗停止の次に重い制裁である過怠金10万円を課せられたことからも、非常に大きな不利であったことが窺えます。

 いい感じで上がっていただけに残念ですが、これも競馬です。結局、勝負どころで受けた不利は大きく、挽回することはできず8着で入線しますが、順調なら4着はあったかというくらいの内容でしたから、次走での巻き返しに期待したいですね。

●時計の評価

 今回のプレザントシチーの走破時計2分00秒5良馬場は新潟ダート1800mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分56秒1良馬場ですから、スタート直後の出遅れと4角の不利があったにしても悪すぎる時計です。

 しかし、この日は500万クラスの勝ち時計も1分56秒4良馬場でしたし、力の要る馬場だったのでしょう。それらを総合すると悲観しすぎることはないと思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プレザントシチー(8着)

 「4角の不利が痛かったですね。そこまでは入着くらいはありそうだったんですが。もう少し体がしっかりしてくればもっと走ってきそうです。」(丸山元気騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

プレザントシチー(8着)

 「直線入り口で他馬に内から寄られて、トモを引っ掛けられるような形になっていた。そこまではいい感じだっただけに惜しまれる。」(競馬ブック)

●今後の展望

 初戦に続いて2戦目も8着。メンバーも強くない中での厳しい状態ですが、そんな中でも確実に出走奨励金をくわえて来ますし、父のタップダンスシチー自体が晩成の馬でしたから、今後の成長力に期待したいところです。もっとも、父タップは晩成と言っても、この頃から重賞で走っていましたし、このプレザントがこれから多少成長しても、GTだ重賞だを狙えるとは夢にも思っていません。

 私はプレザントに望むのは2、3勝です。そのくらいなら、達成してくれるかも知れません。今回とてゲートで出遅れ、4角では審議対象の鮫島良太騎手が騎乗停止に次ぐ制裁である過怠金10万円を課せられるくらいの大きな不利でしたし、専門誌もそこが致命的だったと評しています。

 もちろん、それがなくても丸山元気騎手がおっしゃるように入着までだったと思いますから、未勝利勝ちもできるかどうかわからないレベルですが、少なくとも今回よりも順調にレースを進めることができれば、時計的にも着も前進が見込めるでしょう。

 未勝利終了時期ギリギリになるかも知れませんが、なんとか勝ち上がって欲しいですね。

●最後に

 種牡馬として苦戦を続けるタップダンスシチーですが、父同様産駒も晩成の可能性は高く、3歳夏から秋を迎え、子供たちが爆発することを願います。

 佐々木晶三調教師も、そして私も素晴らしい馬体に見えたこのプレザントシチー。この馬が勝ち上がれないようでは、今後安価だったとしても私がタップ産駒を愛馬として購入することはないでしょう。

 今回も能力の片鱗は僅かに垣間見れましたが、次走は不利もなく、いいところが見たいですね。

 頑張れプレザントシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年4月12日作成 18日、21日、25日、28日、29日、5月4日加筆
プレザントシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年12月13日 デビュー戦 2歳新馬 中京ダ1700m (8着/11番人気)

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