エイコーンキッド(エイコーンリングの08) デビュー戦!!


ほっさんキャロットクラブ購入馬第10号も、

馬体で惚れ込んだ馬。


基本買わない関東所属の馬(私が関西在住なので)だが、それにも勝る馬体の良さと値段となによりも順調さ。

現4歳世代と現3歳世代の愛馬の不振により、現2歳世代の底上げを敢行。

価格的にも早期デビューから2勝してくれればそれで満足。



預託予定はほっさん初の勢司和浩厩舎だが、不安よりも期待の方が大きい優良厩舎。

しかも2009年は32勝と開業以来最高の成績を残す上昇ぶり。

エイコーンリングの08を徹底検証。

競走馬名が「エイコーンキッド」(Acorn Kid 「どんぐり坊や」の意)になりました。

4月22日に行われた第1回産地馬体検査を受検。

5月5日に競走馬登録。

6月25日に美浦トレセンに入厩!!

7月23日にゲート試験に合格しました。

しかし、ここで目一杯ということでリフレッシュ放牧に。

7月24日に山元トレセンに移動。


2011年3月11日の東北関東大地震の影響で山元トレセンを出発、

福島県のブラスト・ホースステーブルに移動すること発表されましたが、

予定変更で美浦近郊のナカクラファームに移動。

しかし、やはりブラスト・ホースステーブルに移動。

5月28日、美浦トレセンに帰厩しました。


7月3日 中山2R 3歳未勝利 ダート1200m混合戦に出走!!

10着/6番人気。

ちょっと6番人気は人気になり過ぎだが、実際にスムーズなら7着はあった。

脚元に不安があり強く追い切れず、馬体も太い状態での出走。

スタートで大きく出遅れ直線でも外に振られる不利。

それでいてメンバー最速の上がり。

馬格があり、叩いた上積みも見込めることから次走はもっと前進を期待できる。

勢司和浩調教師も最初から叩いてからとおっしゃっていた。


ただ、常に脚部不安がつきまとい、悪化すれば時期的に即引退。


なんとか頑張って欲しい。1つ勝てば2つ3つは勝てそうな馬。


レース回顧と時計の分析、レース後の横山和生騎手と勢司和浩調教師のコメントを掲載。

(2011年7月4日完結)

2010年2月2日立ち上げ

●エイコーンリングの08を購入

 2008年の有馬記念で自身初のミリオン黒字を出し、ウハウハの私は2009年度キャロットクラブ募集馬で超良血馬を買い漁るべく30万円という軍資金で第一次募集に臨みました。

 しかし、7頭出資希望を出したにもかかわらず、当選したのは関東馬のレディブロンドの08ただ1頭。第1希望のポトリザリスの08やグリーティングスの08、ラフィカの08、ハナランマンの08など、ことごとく落選。たくさんの軍資金を余らせました。

 そこで、抽選対象となりそうにならなかった補欠候補の中から、ピノシェットの08とコニャックレディの08を購入(共に現在満口)。当面3頭体制で行くことになりました。

 このエイコーンリングの08も補欠対象ですが、2010年1月末まで残口表示が出ず、近況を見ながら待機という状況が続きました。しかし、1月末に突然残口146口の表示が出ると、翌日には85口まで急降下。他にも残口表示の出ている馬は数頭居るのですが、これだけ表示から一気に売れるのは、様子見されていた方が非常に多かったことを物語っています。それだけ魅力のある馬ということでしょう。

 当然、この動きを見ていた私は遅れをとる訳には行かず、残口85口が出る直前に電話で注文し、1口確保しました。

 ここにエイコーンリングの08が我がほっさん厩舎に加わりました!!

 ご一緒の方、どうぞよろしくお願いいたします。


 結局、エイコーンリングの08は2010年2月1日終了現在で残口15口。2月2日午前中にに満口になりました。


 以下は2009年9月14日に当サイト「2009年度キャロットクラブ募集馬を検討する!!」特集で書いたエイコーンリングの08に対する評価コメントです。


 カタログ到着前はノーマークの馬でしたが、馬体、金額、厩舎、父、母父、初仔といった条件を総合すると購入候補に一気にのし上がった馬です。

 まずは馬体が素晴らしい。首が太くて力強く、首差しの角度から距離の融通も利きそうで、適度についた筋肉、背中のラインの良さ、そしてなによりも繋ぎの角度の良さです。馬体重の444キロもしっかりとした成長を証明しており、今後しっかりと強い調教が施せるでしょう。

 金額は牝馬かと思えるような安価。そして預託厩舎の勢司和浩厩舎も関西に居る私でもよく知る有力厩舎の1つです。確かに藤沢和雄厩舎や二ノ宮敬宇厩舎、大久保洋吉厩舎といった超実績のある厩舎と比較すれば見劣りますが、当サイトの厩舎評価でもそれら「A」評価の時点の「B」評価。非常に期待のもてる厩舎です。

 そして、この値段でありながら血統はそれなりで、父のファルブラヴもアーニングIDXは平均超えの1.53と優秀ですし、母父のジェイドロバリーもBMSとして優秀な成績を残しています。

 また、母の年齢も若く、いい産駒が生まれる可能性大です。しかし、母は1勝馬で、もしかすると、同等の産駒しか出せないかも知れません。

 購入対象ですが、売れ残る可能性も高く、申込状況が少なければ、第一次募集では購入せず、いつものように近況や残口とにらめっこしながらの購入になります。



 このように当時から注目していた馬で、その後のファルブラヴ産駒の活躍や、残口表示から一気に満口になった経緯を見ても、良い馬であることは間違いないでしょう。私は更に自信を深めました。

 更に嬉しい点は、調教の順調さで、もっとも早い組のカリキュラムをこなしており、このまま行けば、2歳早期のデビューが予想されます。そこも購入に至った重要な点です。
 いくら、馬体だ厩舎だ血統だが良くても、早期デビューしてくれなければクラシックにも乗れませんし、未勝利だ終わる危険も高くなります。
 この馬の順調さは素晴らしいのひと言です。

●エイコーンリングの08のほっさん評価

 では、そのエイコーンリングの08を詳しく分析しましょう。

 父   ファルブラヴ  アーニングIDX 1.53 評価 B+
 母   エイコーンリング  1勝          評価 D
 母父  ジェイドロバリー              評価 A+
 兄弟  初仔                    評価 B−
 生産牧場 白老ファーム             評価 A−
 調教師 勢司和浩                 評価 B+

 馬体                         評価 A−

 総合評価 2.95 評価 B+


 父ファルブラヴは、1998年アイルランド産。本格化したのは4歳になってから。共和国大統領賞(GT・芝2000m)で初GT制覇をすると、続くミラノ大賞典(GT・芝2400m)も連勝。凱旋門賞は大敗したが、日本に来日し、シンボリクリスエスらを破ってジャパンカップ(GT・芝2200m)を制覇。5歳時にもイスパーン賞、エクリプスS、英インターナショナルS、クイーンエリザベスU世S、香港カップとGT5勝をあげ、2003年の欧州最優秀古馬に選ばれた。

 種牡馬入りし初年度産駒からはレーヴダムール(阪神ジュベナイルフィリーズGT2着)を輩出。続く2年度産駒からはワンカラット(フィリーズレビューGU)を輩出した。

 2007年の種付料は300万円。産駒はそこそこ走っているが、GTにはまだ手が届かない。やはり父同様晩成の産駒が多いのか。ならばこれから爆発するかも知れない。また芝を走れる産駒が多いのは魅力。しかし、活躍馬はマイラーが多く、父のように芝の中距離で活躍している馬は少ない。

 私はやはりシンボリクリスエスらを破って優勝したジャパンカップが記憶的。相手を外したが、9番人気のこの馬から馬券は購入していた。
 産駒も現在クラシックでは無縁(ネオユニヴァース産駒に押されているが)だが、配合相手の牝馬のレベル差を考慮すると健闘していると私は思う。しかもファルブラヴ自身、3歳ではたいした活躍をしていなかったわけなので、これは仕方なし。産駒でクラシックを目指すのならファルブラヴはやめておいた方がいいだろう。私はあくまでも2勝目標。あわよくば、クラシックでも程度に思っている。
 また、エイコーンリングの08が種付された当時は種付料300万円だったが、現在は500万円と上昇していることからも、種牡馬としての評価は上昇しており、このエイコーンリングの08の値段はお安いと思っていいのではないか。


 母のエイコーンリングは2002年産です。全13戦(内障害1戦)で1勝でした。2歳11月とそれなりの時期にデビューしますが、デビュー戦はダート1200mでハナを奪うも8着。5戦目にダート1200mで勝ち上がります。しかし、昇級後は壁に当たり、6着が最高着。最後は障害戦に出走し、いきなり4着と素質を見せますが、引退。おそらく脚部不安かなにかが理由でしょう。
 とにかく年齢が若く、繁殖牝馬としては最高の時で、いい仔が出てくる可能性は大いにあります。


 母父のジェイドロバリーは、1987年生まれの米国産。仏で2勝。やや勝負強さに欠ける面があるが、レベルの高い産駒を送りだし続けた名種牡馬。BMS(ブルードメアサイアー 母父の意)に入っても、幅広い分野の活躍馬を出している。
 BMSとしての主な産駒はキングジョイ(中山大障害J−GT)、メイショウトウコン(東海S−GU、ブリダーズゴールドC−JpnU)、アドマイヤキッス(ローズS−JpnU、京都牝馬S−GV、愛知杯GV、チューリップ賞きJpnV)など。
 2008年のBMSランキングでは堂々の6位に輝くなど、成績は安定。ほっさん評価は「A+」と最高評価に近い。文句ない馬。当然、愛馬の購入に躊躇するBMSではない。総合的に見るとダートで走る産駒が多い。


 初仔で、母の6歳の時の産駒であり、いわゆる繁殖黄金期。もっとも活躍馬を出すと言われる母の年齢が6歳から10歳の時の産駒で期待は大きい。その為、馬体もがっちりとして馬格があり、良く見える。


 生産牧場の白老ファームは、日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。最近では2009年にグランプリ連覇を成し遂げたドリームジャーニーやリトルアマポーラといったGT馬やムードインディゴなどを輩出しており、その実力は疑う余地はありません。


 預託厩舎は勢司和浩(せいし かずひろ)厩舎です。勢司和浩師は1962年2月14日生まれの東京都出身。関東美浦所属。
 船橋競馬場で厩務員をしていた時、第一回ジャパンカップ(1981年)での外国馬の余りの強さにカルチャーショックを受け、アイルランドに単身乗り込んで2年間修行する。帰国後、稗田敏男厩舎の調教助手となり、後に国枝栄厩舎に移った。
 1999年に調教師免許を取得し、2000年に厩舎を開業。現在11年目の47歳。調教師としての経験も積み、かつ若く勢いを感じる優良厩舎。
 代表管理馬はスマイルトゥモロー(2002年優駿牝馬オークスGT、フラワーカップGV)、ヴィーヴァヴォドカ(2009年フラワーカツプGV)。

 昨年(2009年)は32勝、勝率14.4パーセントと過去最高の成績。平均的に年間20勝の最低ライン(1馬房につき年間1勝)を上げており、平均的な厩舎と言える。

 騎手は蛯名正義、後藤浩輝、吉田隼人、内田博幸 各騎手を多く起用。なかなか良い騎手を乗せてくれるが鈴来直人騎手を乗せて来た時は期待薄。全体的に低迷する関東の厩舎にあって、平均以上の活躍であり、昨年の活躍からもブレークを予感させる厩舎である。私もその勢いに乗りたい。不安よりも期待の方が大きい厩舎。


 馬体ですが、2009年9月14日に当サイト2009年度キャロットクラブ募集馬を検討する!!特集で書いたエイコーンリングの08の馬体評価をもう1度ご覧ください。

 首が太くて力強く、首差しの角度から距離の融通も利きそうで、適度についた筋肉、背中のラインの良さ、そしてなによりも繋ぎの角度の良さです。馬体重の444キロもしっかりとした成長を証明しており、今後しっかりと強い調教が施せるでしょう。

 というわけで、その時と評価は変わりませんが、馬体重は485キロと更に成長しており、私のちょうど好きな馬体重付近まで来ています。コメント当時の444キロで変わらなければ購入対象にはなりませんが、順調に成長しているということも大きなプラス評価です。
 また、繋ぎの角度からは芝向きと判断され、ダート短距離で活躍した母よりも、芝の中距離で活躍した父の影響が強いという印象です。距離はマイルまででしょうね。豊かなスピードがあれば良いのですが。


 総合評価の2.95という数字は2009年度キャロットクラブ募集馬全体の88頭中5位の高い数字で、ほぼ全ての評価が高いことを示しています。そして金額的にもお得であるということです。父のファルブラヴもアーニングIDX1.53と水準以上の成績を残していますし、母父ジェイドロバリーは最高クラスの馬。母の年齢も若く、生産牧場も馬体も「A」ランクです。預託予定厩舎の勢司和浩厩舎も「B+」とかなり高い評価ですし、唯一の心配は母の競走成績ぐらいです。もっとも、これが悪いので、募集価格が牡馬なのに1200万円と安価に納まっているわけですが。

 総じてお買い得な馬と思われ、大きなところは狙えないと思いますが、最低2勝、上手く行けば1000万クラスでも勝ち負けしてくれるかも知れません。その程度で良いと思っています。

 まずは早期デビューから2歳での勝ち上がり。クラシックまでは2勝できれば最高ですが、どうなるでしょう。調教が順調に進んでいる馬はどんどん強くなれますし、期待しています。


 デビュー戦が楽しみです。以降、何か情報が入り次第更新させていただきます。

 頑張れ!!エイコーンリングの08!!

これ以降は3月2日に作成

●競走馬名が「エイコーンキッド」(Acorn Kid 「どんぐり坊や」の意)になりました

 3月2日に発表になりました競走馬名が「エイコーンキッド」(Acorn Kid 「どんぐり坊や」の意)になりました。

 すぐに母馬を連想することができて覚えやすくて可愛い名前ですね。

これ以降は3月19日に作成

●4月22日に行われる第1回産地馬体検査を受検する予定

 3月15日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況によりますと、エイコーンキッドは4月22日に行われる第1回産地馬体検査を受検する予定とのことです。

 かなり調教も進んでおり、これを受けるということはトレセンを経由しなくても直接北海道に入厩できるというわけですから、夏の北海道でのデビューもあるかも知れません。

 馬名登録もされますし、詳細な入厩情報や追い切り情報が入って来ます。嬉しいですね。

これ以降は4月23日に作成

●22日に行われた第1回産地馬体検査に受検し、JRA競走馬登録・美浦の勢司和浩厩舎と預託契約が完了しました

 4月22日に更新されたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、22日に行われた第1回産地馬体検査に受検し、JRA競走馬登録・美浦の勢司和浩厩舎と預託契約が完了したということです。

 これで詳細な入厩情報や追い切り情報が入って来ます。楽しみですね。あとは早く入厩してくれるのを待つばかりです。2歳でデビューして欲しいなぁ。

これ以降は5月10日に作成

●5月5日に競走馬登録されました

 我らが愛馬エイコーンリングの08は5月5日にエイコーンキッドでJRAの競走馬登録を完了しました。あとは入厩を待つばかりですが、ここまで順調に調教されており、いつ入厩の予定が出ても不思議ではありません。できるだけ早く移動して欲しいですね。

これ以降は6月23日に作成

●6月23日にノーザンファーム空港牧場を出発し、入厩に備えて山元トレセンに移動しています

 6月22日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告で、エイコーンキッドは6月23日にノーザンファーム空港牧場を出発し、入厩に備えて山元トレセンに移動されることが発表になりました

 そして6月23日の同更新では予定通りエイコーンキッドはノーザンファーム空港牧場を出発したとのことです。24日には山元トレセンに到着するのではないでしょうか。

 もともと、6月15日の近況報告でもハロン13秒のかなり速いところも乗られているとのことで、ノーザンファーム空港牧場の2歳の育成馬の中でももっとも早い集団に属しており、移動が近いことは予想できました。

 なかなか移動の話が出てこないのでやきもきしていましたが、ようやく具体的に移動が始まりました。ただ、まだ入厩は未定で、せっかく北海道に直接入場できる産地馬体検査を受けていますが、本州の山元トレセンに移動するということは、美浦に来るのでしょうね。

 状態もいいですし、早くデビューして欲しいですね。

これ以降は6月25日に作成

●美浦トレセンに入厩!!

 6月24日及び6月25日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、6月23日にノーザンファーム空港牧場を出発した我らが愛馬エイコーンキッドは6月24日に山元トレセンに到着。その後6月25日に美浦トレセンに入厩したとのことです。

 すでに6月23日の近況報告では25日の美浦入りが報告されていたようですが、私がクラブ公式HPを見た時点ではそこまでの情報がなく、上記6月23日の記事作成時点では、しばらく山元トレセンで育成されるのだと思っていました。それがあっという間に美浦まできたのですから、嬉しかったですね。

 さあ、ここからまずはゲート試験合格に向けて調整され、そこで疲れが出なければ、そのままデビュー戦までいくことでしょう。エイコーンキッドが追い切りでどのような動きを見せてくれるのか、楽しみですね。

これ以降は7月23日に作成

●ゲート試験に2回目で合格しました

 我らが愛馬エイコーンキッドは7月23日に2回目でゲート試験に合格しました!!そこまでの流れが非常に詳しくクラブ公式HPに掲載されていますのでご覧ください。以下の太字はキャロットクラブ公式HPエイコーンキッドのここ最近の近況報告からです。


7月15日

15日はゲート練習中心のメニューを行いました。「今朝は練習のつもりでゲート試験を受けてみました。1本目は悪くなかったし、2本目にある程度出していけば合格するかなと思っていたのですが、扉が開いたときの反応が遅くて合格をもらえませんでした。2本目の駐立時に馬が緊張して体が硬くなっていたのが原因でしょう。人間も硬くなるとスムーズに動けないときがあるのと同じです。ダッシュに関しては問題ないのですが、今回ゲートの中でバタバタし始めましたし、精神的な苦しさが出てきているようです。付きっ切りで教えている助手も急かさないほうが良さそうと感じていますし、体と心をほぐす期間を少し設けてから再度受験するようにしていくつもりです」(勢司師)



7月21日

21日はゲート練習中心のメニューを行いました。「先週、ゲートの中で少しガタガタしかけたところがあったので精神的に苦しくなってきたかなと思っていたのですが、翌日騎乗者なしでゲートに入れてみたところ大人しくしていました。ゲートそのものに対して苦しさを覚えているというよりは、速いダッシュをするために人に促されることが苦しくなってきているようです。なぜそうなるかというと、肉体的に苦しいところが出てきているからです。ゲート練習をやってきている分だけ、トモに疲れを見せるようになってきているのがその原因でしょう。まだ幼い2歳馬ですし、未完成なのは当然ですが、無理をしすぎて大きなダメージを与えてしまうと後々に悪い影響を与えてしまう可能性もあります。練習ばかりをやりすぎると苦しくなる一方なので、状態をよく見て負担がかからないうちに再度受験することも考えるつもりです」(勢司師)


7月23日

23日にゲート試験を受け、無事に合格しました。「今朝、改めて試験を受けてみましたところ出もまずまずということで、無事に合格となりました。正直に言うと、かなり馬が堪えてきている状態だったので、最初の関門をとりあえずクリアすることができて良かったです。気がいいタイプなので、人が促すだけ頑張ろうとします。ただし、まだ肉体的にしっかりしていないので、自分の動ける以上に頑張っていたことでガクッと来ています。最初はトモだけかと思っていましたが、全身に疲れがあり、走りがバラバラになってきているので、ここで無理するとダメージを残すことになりかねません。ここでひと息入れてしっかりと疲れを取り、成長を促してあげたいと思います」(勢司師)24日に山元トレセンへリフレッシュ放牧に出る予定です。



 ということで、23日にゲート試験に合格しましたが、24日には山元トレセンにリフレッシュ放牧に出されます。

 保護者としては愛馬のデビューを1日でも早くみたいですが、これだけしっかりと説明していただけると納得できます。

 情報量の多いキャロットクラブの中でも勢司和浩師は熱心に丁寧に1頭1頭大切に育てられているのが良く伝わります。またトレセンに戻ってくる日が待ち遠しいですね。

これ以降は7月26日に作成

●予定通り7月24日に山元トレセンに移動

 7月26日に更新されましたキャロットクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、我らが愛馬エイコーンキッドは予定通り7月24日に山元トレセンに移動したとのことです。

 リフレッシュ放牧とのことで、しっかりと疲れをとって、秋くらいにはデビュー戦を迎えて欲しいですね。

これ以降は2011年3月16日に作成

●地震の影響で福島県のブラスト・ホースステーブルに移動します

 3月11日に発生しました東北関東大地震の影響で、被災した宮城県の山元トレセンからは馬の移動が始まり、エイコーンキッドも3月17日にブラスト・ホースステーブルに移動することがクラブ公式HPにて発表されました。

 ブラスト・ステーブルと言っても聞いた事がありませんが、天栄ホースパークと言えばご存じの方も多いでしょう。その中の管理外厩舎のようですが、何せ天栄ホースパークと言えばシルク軍団。なんだかシルクエイコーンになった気分です。

 宮城県の山元トレセンから、美浦に随分と近づいてきたことになります。


 エイコーンキッドは早々にゲート試験に合格するも蹄に痛みが出て昨年7月24日以来ずっと山元トレセンで調整されていました。一時は早期デビューを夢見ただけに本当に残念ですが、まだ入厩させないところを見ても、時間がかかるのでしょうね。

 同時期に育成されていた同厩のマヒナはすでに1勝を挙げ、残念ながら地震の影響で開催中止になったものの桜花賞トライアルのアネモネSでは本命候補に挙げられた馬。また降着ながら500万特別でも1位入線しています。

 なんだか、ついマヒナと比べてしまうので、エイコーンキッドの遅れが余計に残念ですが、数年後に終わってみれば、ここで無理せずに良かったと言えるようになりたいですね。

これ以降は2011年3月17日に作成

●予定変更でナカクラファームへ

 3月17日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告は次の通りです。


予定を変更して17日に美浦近郊のナカクラファームへ移動しました。「当初はブラストホースステーブルへ移動する予定でした。ブラストホースステーブルは山元トレセンと同じくらいウチの厩舎の考えをよく理解してくれていて厚い信頼を置いてるところ。技術面、施設面の充実度としては不足のないいい場所と思っていましたが、現在の状況と出資していただいている会員の皆様の不安のことを考えるとトレセンの近くの牧場で調整することのほうがベターと判断して変更することにしました。本日の夕方遅くに到着してすぐチェックしてきましたが、かなり長い輸送時間を要したこともあってトモの送りを中心に疲れが見られます。まずは疲れを癒して体調を整えてから少しずつ進めてもらおうと考えています」(勢司師)


 どうやら、馬主からの意見が入ったようで、当初予定のブラストホースステーブルから美浦近郊のナカクラファームに変更になりました。しかし、早速疲れが出て、またまた後退しているようです。一体デビューはいつの日になることやら。

これ以降は2011年4月8日に作成

●やはりブラスト・ホースステーブルに移動

 4月8日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、我らが愛馬エイコーンキッドはやはりブラスト・ホースステーブルに移動するようです。以下がその記事です。


「本日牧場へ見に行ってきました。ナカクラファームのスタッフの方々によくやっていただいているのですが、施設に限りがあるのも影響してか、もうひとつ思うような負荷をかけられないのが現状です。これが一度でも競馬を経験しているような馬ならば問題ないのですが、体質的な弱さがありますし、まだまだ基礎体力も養える乗り込みをしなければいけません。山元トレセンから移動させるときに最初の候補として挙げたブラストステーブルが今は千葉のシンボリ牧場内に移っています。時間もそう長くあるわけではありませんから、技術、施設がより充実していて、ウチの厩舎の意図を理解してくれるスタッフに託したいと思います。これからも定期的に牧場へ足を運んでスタッフと一緒にエイコーンキッドを育てていきます」(勢司師)9日にブラストステーブルへ移動する予定です。



 ブラスト・ホースステーブルの詳細は上記3月16日作成記事で書いていますから割愛しますが、今は福島県の天栄ホースパーク内から千葉県のシンボリ牧場内に移動しているようですね。

 以前は福島ということで馬主側から反対された節があるので、千葉ならいいということでしょうか。いずれにしても、馬第一主義でお願いしたいですね。もうそんなにゆっくりしている時間はありませんし。

これ以降は2011年4月10日に作成

●4月9日にブラスト・ホースステーブル到着

 4月9日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、我らが愛馬エイコーンキッドは千葉県のシンボリ牧場内に移動中のブラスト・ホースステーブルに到着したということです。

 充実した育成場でどんどんと力をつけて行って欲しいですね。嗚呼、美浦トレセンへの移動が待ち遠しい。

これ以降は2011年5月28日に作成

●5月28日に美浦トレセンに帰厩しました

 5月28日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告は次の通りです。

28日に美浦トレセンへ帰厩しました。「本来ならばもう数週間は乗り込んでからのほうが理想的だったものの、先日チェックした際の脚元のプレッシャーが結構キツくなっていたことを踏まえて早めに連れてくることにしました。牧場は本当によくやってくれました。幼さが目立っていたのに体つきがしっかりしてきていましたしね。メンタル的にもとてもいい環境なのですが、馬場など施設面で限りがありますし、これから競馬へ向けて進めていくにあたっていろいろな設備があるトレセンで脚元のケアをしながら乗っていきます。予定を早めたこともありますから、すぐに速いところへ移行するのは難しいかもしれませんが、何とか競馬へ向かえるようにしていきたいと思っています」(勢司師)

 ということで、我らが愛馬エイコーンキッドは6月中になんとか帰厩出来ればと言われていたのでいきなりですが、美浦トレセンに帰厩しました。

 勢司和浩調教師もおっしゃっているようにまだまだ時間はかかるでしょうが、調教師自らが手元に置いてしっかりと見てくださるというのは頼もしいですね。また、トレセンですので、プールでもなんでも詳細な追い切り情報が入手できます。楽しみですね。

これ以降は2011年6月29日に作成

●追い切り情報(2011年6月29日更新)

2010年7月11日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 59.1
3F 43.1
1F 14.6[4]


2011年6月1日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.6
3F 44.2
2F 30.2
1F 15.7


6月5日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.6
3F 44.2
2F 30.2
1F 15.7
チャンピオンダイヤ(3歳未勝利)強めを0.5秒先行同入


6月8日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 42.1
2F 27.8
1F 13.9


6月15日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.2
3F 38.5
2F 25.3
1F 12.7


6月19日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 44.8
2F 29.6
1F 14.9


6月22日 美浦南坂路 稍重馬場 霧で不明
1回
助手
4F 53.9
3F 38.6
2F 25.2
1F 12.2
チャンピオンダイヤ(3歳未勝利)を0.5秒追走同入


6月26日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.6
3F 45.1
2F 30.0
1F 14.8


6月29日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.4
3F 38.6
2F 25.3
1F 12.4
 2010年7月11日、初の追い切り時計を計時(15−15以下の速い時計の調教)しました。勢司和浩師によれば用心深い性格の子ということで、慎重に進められています。まずはゲート試験ですね。じっくり調整されている分、ゲート試験合格と同時に放牧に出されるかも知れません。

 2011年6月1日、15−15で追い切られました。前回の追い切りから概ね11か月。まさかこんなに追い切り時計を出すことが遅れるとは・・・。
 以下は本日(6月1日)更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「脚元の状態をよく見ながら少しずつ動かし出しています。前脚への負担がかかりやすい馬なのでエイコーンは坂路を主体にしているんです。今朝は足慣らしの意味も込めて15−15程度のところです。上がりの歩様を見ていても大きな変化はありませんでしたし、触った感じもそれほど悪くありません。少しずつ慎重にステップアップするようにしていかないと故障などにもつながるリスクがあるので、少し時間をかけさせてください。今日の調教と週末の調教後の様子を見て問題ないようならば少しずつ時計も詰めて前へと進めていきたいと思います」(勢司師)

 ということで、常に脚元への不安が付きまといます。遅くても良いので順調に行って欲しいですね。

 6月5日、14−14程度の速い追い切りを消化しました。この追い切り後の状態を見てこれからの進度を考えるそうですが、どうなんでしょうね。

 6月8日、14−14程度で追い切られました。少しずつ前に進められているようです。明日のクラブの公式見解を見なければわかりませんが、デビューに向かって詰めて行くのではないでしょうか。

 6月9日、更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「先週は15−15の負荷をかけてみて状態の変化を見ましたが、ガクッと下がることはなかったので週末に14−14くらいのつもりで動かしてみました。しかし、思惑より時計が出てしまいましたね。併せる形で登坂したところ、真面目な性格なので気持ちを表に出して思っている以上の時計が出たというのが実情です。表現が難しいところなのですが、ブラストステーブルでは敢えて前向きな気持ちを利用しない形で調教しながら基礎を作るようにしていました。そのような形で体力をつけてきたところにこの馬の前向きさをプラスして動ける状況へと持ってくることができています。スピードを活かす形が良さそうなので競馬はダートの短いところを狙うつもりです。水曜日はオーバーワークにならないように単走で14−14。そのときの動きも悪くないし、上がりの歩様や今朝の状態も変わりないので、このまま行ければ徐々に上げて、3ハロン40秒のところと3ハロン38秒くらいを数本出していければ出走のメドが立ってくると思います」(勢司師)
 ということで、ここまでは順調です。ようやくレースについての具体的な構想が出て来ました。あと2、3週で出走できるでしょうか。

 6月15日、かなり速いところを乗られました。これで脚元に影響がないのなら出走のメドが立ちそうですが。以下は6月16日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「肉体面で言えばトモの非力さなどはあるのでしょうが、もともと真面目な性格の馬で、前向きな気性で気持ちが入っているのもあってか歩様の違和感などは見せません。気持ちが切れた場合は歩様に出てしまう可能性も否定はできませんから、その前向きさといういいポイントを阻害しないようにすることを第一に考えながら調整しています。水曜日の追い切りには私が跨ったのですが、動き自体は上々でしたよ。前脚への負担を軽くするためにダートコースでじっくり動かしたあとに速いところは坂路。無理やり速い時計を出すというのではなく、自らしっかりと動けてのこの時計なので悪くないと思います。調教師が不在にしているので正確なレース予定については今後の状態を見ながら改めて相談していくことになりますが、さまざまな要素を考えても短い距離になるのは間違いないでしょう。順調に行けば中山の後半戦あたりになると思うので、少しでもいい形で送り出せるように引き続きしっかりケアしていきます」(林助手)
 デビュー戦は順調ならば、中山のダート1200mになりそうですね。あーあ、順調に行って欲しい。

 6月19日、15−15で追い切られました。また水曜日に速いところを乗られることでしょう。ここまでは順調のようですが。

 6月22日、終い重点で速いところを乗られました。少しずつですが時計を詰めて来ており順調でホッとします。併走相手にしっかりとついて行きなかなか終いまでしっかりと伸びています。それなりにレースでもやれそうな雰囲気ですが。以下は6月23日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「時計を見ていただいてもわかるように少しずつピッチを上げて負荷を強めてきていますよ。脚元への負担が強いのでどうしてもフラットコースでの調教はできませんが、気持ちを乗せて坂路でしっかり時計を出すことで仕上げていますし、ここまでは順調です。牧場も良くやってくれましたし、あのタイミングでいい形で引き継いで帰厩させてもらえたのも良かったのかもしれません。今週の感触ならば来週の競馬を考えることができそうですよ。芝を使うのは脚元へのリスクが高く難しいので、ダート戦になりますが、動けていますし、悪くない形で送り出せそうです。少しでも負担を軽くすること、そしてアドバンテージを増やすためにも3キロ減の利点のあるウチの和生で行かせてください」(勢司師)7月2日もしくは3日の中山競馬(3歳未勝利・ダ1200m)に横山和騎手で出走を予定しています。
 ということで、具体的にデビュー戦の話が出て来ました。鞍上は厩舎所属の横山和生騎手のようです。ここまでの動きからは勝ち負けは無理でしょうが、何かレースで良い面が見られると良いですね。

 6月26日、15−15で追い切られました。あとは水曜日にある程度強く追い切って本番ですね。

 6月29日、まずまずの時計で追い切られました。想定されているレースは優先出走権持ちが多く、初戦のエイコーンキッドには厳し過ぎます。二桁着が常識だと思いますが、何かいいところが見られればと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。本数は良いのですが、やはり脚元を気にして軽い追い切りになっています。追い切り評価としてはいい評価を出せないですね。
 以下は6月29日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「週末に15−15くらいのところを乗って、今朝も坂路で追い切りました。時計的には53秒4の終い1ハロン12秒4。動きは良かったと思いますよ。脚元の状態、歩様は今のところ乱れることなく、馬もこちらが課す調教に耐えて頑張ってくれていますし、悪くない形でレースへ送り出せると思いますよ。先週の金曜日に和生を乗せてゲートの確認を行いました。この馬の長所でもあるのですが、真面目すぎる気性の持ち主なので気持ちが出すぎてしまうところがあります。スピードはありますから、ゲートでいかに我慢が利くかが実戦でのポイントになるでしょうね。あまり急かしすぎるとガーッと行くだけ行って終いパッタリということにもなりかねませんから、例えスタートが遅くなったとしても、前半は無理せずジワッと行って最後に頑張らせるというレースができればと思っています。経験馬相手なので正直に言うとそう簡単ではないと思います。結果が出ればもちろんいいですが、まずは今後につながるレース内容を見せてくれればと思っています」(勢司師)

●気になる出馬想定表(7月2日 中山2R)

出馬想定表 7月2日 中山2R 3歳未勝利 ダート1200m フルゲート16頭 想定数29頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アジュールレッド 西田雄一郎  5/01 未勝利 東京芝1600 15 14 13
エイコーンキッド 横山和生 初出走 B−
オペラ  6/12 未勝利 東京ダ1300 12
カシノモンブラン  6/12 未勝利 新潟ダ1200 13
カシノラム  6/14 交流 川崎ダ1400 10 11 14
キタロークン 初出走
キョウエイバトラー  6/12 未勝利 新潟ダ1200 11 11
キングジャズ 平野優  6/12 未勝利 新潟ダ1200
ケイアイカミノコエ  6/11 未勝利 新潟ダ1200 13
ケイオークラウン 大野拓弥  6/19 未勝利 中山ダ1200 10
ゲーリックストーム 田辺裕信  6/12 未勝利 新潟ダ1200 14
ゴールドキリー  6/05 未勝利 新潟ダ1200 11 12 11
サクラスパークル 北村宏司  6/12 未勝利 東京ダ1300 15 11
シルクマグナム 武士沢友治 初出走
ソルトキャスケード 松岡正海  6/11 未勝利 東京芝1400 13
チェルビアット  5/29 未勝利 新潟ダ1200
チョリン  5/14 未勝利 新潟芝1200 14 14
テイエムロックダン  6/05 未勝利 新潟ダ1200 11
ドクターモーガル 柴田善臣 初出走
トゲツカンノン 田中勝春  4/24 未勝利 新潟ダ1200 10
ニットウカスミ  6/12 未勝利 東京ダ1600 13 11
ニットウミラーレ 中舘英二  5/29 未勝利 新潟ダ1200
ヒタタレ  6/14 交流 川崎ダ1400 14
フルーツマウンテン  4/30 未勝利 新潟ダ1200 10
ベニノダイヤ 柴田大知  6/11 未勝利 新潟ダ1800 12 11 11
ラブヘリテージ 小野寺祐太  6/11 未勝利 新潟ダ1200 10
レッドイデア 蛯名正義  4/10 未勝利 阪神ダ1400
ロツクフェス 水出大介 初出走
ワンステップ 嶋田純次  6/11 未勝利 東京芝1400 14 18

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在29頭出馬想定されています。

優先権持ちが7頭と揃っており、エイコーンキッドは初出走なので出走は確定ですが、相手が強過ぎますねぇ。

●中山ダート1200mコース解説

 向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
 芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
 ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント テンのダッシュ力、枠順
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、アフリート、アジュディケーティング
連対騎手ベスト ペリエ、横山典弘、武豊、柴田善臣、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6
2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0
2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4
3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9
3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8
3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2
古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1
古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1
古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0
古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1

これ以降は6月30日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月3日 中山3R 3歳未勝利 ダート1200m 混合戦 フルゲート16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アサクサアクセル 福永祐一  5/01 未勝利 東京芝1600 10 11
アジュールレッド 西田雄一郎  5/01 未勝利 東京芝1600 15 14 13
エイコーンキッド 横山和生 初出走 B−
キタサンアメリカン 村田一誠  5/21 未勝利 東京ダ1400 14 13
キタロークン 三浦皇成 初出走
キャプテンドータ 小林淳一 初出走
ケイアイカミノコエ 北村宏司  6/11 未勝利 新潟ダ1200 13
ケンブリッジヒーロー 江田照男  1/22 未勝利 中山芝1600
シルクマグナム 武士沢友治 初出走
テンペスタ 松岡正海  6/18 未勝利 中山ダ1200 16 15
トゲツカンノン 田中勝春  4/24 未勝利 新潟ダ1200 10
ナスハヤブサ 山崎誠士  5/08 未勝利 東京ダ1400 14 12
ヒアズルッキング 柴田善臣  6/18 未勝利 中山ダ1200 10
ミヤビノタイヨウ 青木芳之 初出走
ヤワタフレンド 柴山雄一  5/14 未勝利 東京ダ1400 10
ユキノセリーヌ 田辺裕信 初出走

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

想定段階の7月2日中山2Rが相手が揃い過ぎていたのでエイコーンキッドは7月3日中山3Rに鞍替えしました。

ちなみにこのレースの想定段階から増えた馬は全て7月2日中山2Rに出馬想定されていた馬です。

●騎手は横山和生騎手(ほっさん評価「E」)

 横山 和生(よこやま かずお)、1993年3月23日生まれの18歳、JRA(日本中央競馬会)の1年目の騎手である。所属は美浦の勢司和浩厩舎。現在減量3キロ。

 父はJRA所属で関東のトップジョッキー横山典弘。その長男として、また祖父・横山富雄氏(故人)から続くJRA史上初の“3代目ジョッキー”としてデビュー前から注目を集めていた。


 2011年2月に競馬学校を卒業。同期は嶋田純次、花田大昴、森一馬、杉原誠人、高嶋活士、藤懸貴志がいる。同年、美浦トレーニングセンター・勢司和浩厩舎所属の騎手としてデビュー。

 初騎乗は2011年3月5日、中山競馬場第1レースのディアアルジャンで、16頭立ての15着だった。同年4月30日、新潟競馬場第7レースで自厩舎の3番人気ローレルカンタータに騎乗し27戦目で初勝利を挙げた。同期の中では嶋田、花田、森騎手に次いで4人目の勝利となった。


 2011年デビューの新人騎手5人の2011年6月30日までの騎乗成績は以下のとおりです。

嶋田純次  4勝
花田大昴  2勝
森一馬   2勝
杉原誠人  1勝
横山和生  1勝
高嶋活士  0勝
藤懸貴志  0勝


 競馬学校で成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞は嶋田純次騎手が受賞し、全10戦によって争われた模擬レース「競馬学校チャンピオンシップ2011」では、高嶋活士騎手が優勝している。


 2011年6月30日現在、JRA通算1勝、勝率1.4パーセント、連対率2.8パーセントとかなり低い。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてで正直関東所属ということもあり、あまりよくわかりません。人気通りのイメージです。頑張って欲しいですね。

これ以降は7月2日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「惑星注意」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ナスハヤブサ
ケンブリッジヒーロー △△
テンペスタ
ユキノセリーヌ
ケイアイカミノコエ
ヒアズルッキング △△ △△
エイコーンキッド
アサクサアクセル
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
テンペスタ 2.9
ヒアズルッキング 4.1
アサクサアクセル 5.4
ケンブリッジヒーロー 5.8
ケイアイカミノコエ 10.6
中  略
アジュールレッド 47.8
キャプテンドータ 50倍以上
ミヤビタイヨウ 50倍以上
エイコーンキッド 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ヒアズルッキング 64 47 43 64


デイリー馬三郎

予想印

◎ テンペスタ
○ ケンブリッジヒーロー
▲ ヒアズルッキング

以下省略


エイコーンキッドは無印

大阪スポーツ

予想家の印
馬名 渡辺薫 田沼 山河 本紙
館林
ナスハヤブサ
ケンブリッジヒーロー
ヤワタフレンド
トゲツカンノン
テンペスタ
ユキノセリーヌ
キタロークン
ケイアイカミノコエ
ヒアズルッキング
エイコーンキッド
アサクサアクセル

●各陣営のコメント

エイコーンキッド

 「ゲート内での駐立が安定しないけど、真面目には走るし、能力もある。叩けば変わりそう。」(勢司和浩調教師・デイリー馬三郎)

 「週末に15−15くらいのところを乗って、今朝も坂路で追い切りました。時計的には53秒4の終い1ハロン12秒4。動きは良かったと思いますよ。脚元の状態、歩様は今のところ乱れることなく、馬もこちらが課す調教に耐えて頑張ってくれていますし、悪くない形でレースへ送り出せると思いますよ。先週の金曜日に和生を乗せてゲートの確認を行いました。この馬の長所でもあるのですが、真面目すぎる気性の持ち主なので気持ちが出すぎてしまうところがあります。スピードはありますから、ゲートでいかに我慢が利くかが実戦でのポイントになるでしょうね。あまり急かしすぎるとガーッと行くだけ行って終いパッタリということにもなりかねませんから、例えスタートが遅くなったとしても、前半は無理せずジワッと行って最後に頑張らせるというレースができればと思っています。経験馬相手なので正直に言うとそう簡単ではないと思います。結果が出ればもちろんいいですが、まずは今後につながるレース内容を見せてくれればと思っています」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

ヒアズルッキング

 「前走は直線で寄られたのが響いた。チークの効果で集中力を増しているし、まともなら。」(伊藤圭三調教師・デイリー馬三郎)

 「先週末から週明けまでしっかりと状態をチェックしてきましたが、ソエの状態がぶり返すことはありませんでしたし、体調も引き続き良好です。それを確認した上で予定どおり今週の競馬を目指す調整を行い始めています。そうは言っても中1週の出走間隔になりますので、今週の追い切りはソフトなものに終始しています。水曜日に坂路へ入り、単走でサラッと。時計を見てもわかるように終い重点の内容ですが、動きを見ても問題ないし、少なくとも前走と同じ状態で送り出せると思いますよ。この間は枠などこの馬にとって好条件が揃ったのもあって好走につながった部分もあるかもしれませんが、内容は良かったと思っています。今回も恵まれるに越したことはありませんが、前走のようにスタートを決めて、好位でしぶとさを活かす走りができれば上位争いをしてくれるはずです」(伊藤圭三調教師・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 エイコーンキッドですが、脚元の不安が付きまといますし、脚元を気にして強い追い切りがそんなに出来ていません。また、鞍上の横山和生騎手もいまだ1勝と目立つ騎乗はありません。

 初戦のハンデはあるというものの、同じく今回初戦の馬が他に5頭もいますので、これらの馬には先着して欲しいということで11着程度と予想しますが、シンガリ負けも可能性としては高いと思います。

これ以降は7月4日に作成

●レース 

 課題のゲートですが、大きく出遅れて15番手になります。そこから道中少しずつポジションを上げ、4コーナーでは12番手。そして外に持ち出し末脚にかけますが、メンバー中最速の38.5秒で上がるも2頭交わしただけの10着。

 映像ではわかりませんでしたが、直線でも寄られる不利があったそうですし、7着馬からはクビ、クビ、クビ差と僅差で、勝ち馬からも1.6秒差です。

 大型馬ですし、まだ太目で次走は上積みも期待できることから、掲示板の確保を目標にしたいですね。

●時計の評価

 今回のエイコーンキッドの走破時計1分15秒0良馬場は、中山ダート1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分13秒5良馬場ですから及びませんが、デビュー戦で出脚大きく遅れたこともあり、まずまずの時計と言えるでしょう。

 脚元が悪い状態でこれだけ走れるのですから良くなれば2つ3つは勝てそうな気がします。ただ、とにかく未勝利戦終了まで時間がありません。なんとか1つ勝って欲しいですね。大型馬ですし次走は確実に時計を詰めてくれると思いますが。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エイコーンキッド(10着)

 「練習ではゲート内でガタガタするところがあったので注意して臨みました。実際、我慢はできていたのですが、いざゲートが開く瞬間にガタッとなって体勢が悪くなってしまいました。気がいい馬なので道中は力みもありましたが、いいスピードを持っている馬です。直線寄られる不利もありましたし、スムーズならもっとやれるはずです。一度使ってカーっとなりそうなので気持ちのコントロールがポイントになると思います」(横山和生騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲートの中がポイントだと思っていましたが、最後の最後で体勢が悪くなって遅れてしまいましたね。道中は力みがありましたが、急かさないように運んだことで最後は頑張れたと思います。内に進路を取れれば良かったのですが、斜め前にいた馬が寄れてきて2回ほど外に振られる形になったのは厳しかった。まずまずの脚を使えているから、あの不利がなければもっと前に来れていたでしょう。真面目すぎるくらいの性格ですし、一度使って気持ちが入り過ぎるのがこのあとの課題になると思います。また、体に堪える部分が出てくる可能性もあります。短い距離のほうがいいタイプですから、出馬状況も見ながら次走へ向けて調整していきます」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 脚元の状態がなかなか改善されず、半ば時間がないので無理矢理出走させた感のあるエイコーンキッド。もっとダメかと思いましたが、想像以上の走りで、最初から勢司和浩調教師も叩いてからとおっしゃっていましたし、次走掲示板に来るようなら、トントン拍子で着を上げて行けそうな気がします。

 しかし、脚元の状態が悪化すれば時期的に即引退でしょう。ある程度走る馬であるということが確認できたので、なんとか踏ん張って最低あと2、3戦して欲しいですね。

●最後に

 馬体の良さや母馬の若さなどから購入したエイコーンキッドですが、まさかデビューがこんなに遅くなるとは夢にも思いませんでした。しかし、脚元が悪い状態の中、なんとかデビューに漕ぎつけ、そして荒削りながら一片の能力を見せてくれたことで、この馬の購入は間違っていなかったとホッとしています。

 以降どうなるかわかりませんが、能力を確認できたので勝ち上がって欲しいという思いが強くなりました。

 とにかく、頑張れ!!エイコーンキッド!!

最後までご愛読ありがとうございました

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