マリアンヌシチー(ペイリンT) デビュー戦


友駿愛馬第31号は無料提供馬オバマシチー狙いの格安牝馬。

厩舎はGT5連勝中愛馬エスポワールシチーの安達昭夫厩舎で、

現在友駿ホースクラブにおいて、もっとも人気のある厩舎。

当然、即日満口に。


父は安価なサンデー系で母父がブライアンズタイム、しかも初仔で幾千世牧場と言えば、GT馬エスポワールシチーと同じ。

しかし、馬体や父の戦績から到底ペイリンTがそこまで活躍するとは思えない。

目標は1勝。赤字でも構わない。

ペイリンTのほっさん評価を掲載。

競走馬名がマリアンヌシチーに決定しました!!


8月8日に栗東トレセン入厩を確認!!

8月16日、馬名登録されました!!

9月28日、ゲート試験合格が報告されました。


10月30日 京都5R 2歳新馬 ダート1400m 混合に出走!!

10着/9番人気。

追い切りの動き通りで全く良いところなし。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2010年10月30日完結)

2009年9月23日作成

●ペイリンTが仲間入り!!

 父は種付料が1500万円と言われるUnbridled's Song。母の父は日本でもBMSとして抜群の成績を収めているStorm Catという超良血のオバマシチー。

 当初は通常の募集馬の予定で、一体どれだけの値段で募集されるか話題だったが、あまりにも高額になり過ぎるため、売れ残りを懸念してか、結局無料提供馬に。

 私ほっさんとしても、高額な募集馬なら購入の予定なしも、無料提供馬なら是非欲しいということで、ダブルダンスシチーの時と同じく安価な牝馬、ヒラリーT、メアリーT、ペイリンTの3頭を購入し、オバマシチーを3口ゲットしました。


 というわけでペイリンTを購入したわけですが、もちろん、単に金額が安かったというだけではありません。

 父は私がもっとも好むサンデー系の格安種牡馬で、私は同じパターンで過去にエスポワールシチー重賞2勝・現役(父ゴールドアリュール)やステップシチー特別戦3勝・現役(父ステイゴールド)を格安で購入し、大儲けしている事実があります。

 サンデー系種牡馬の遺伝能力及び母の父の能力を引き出す力は強く、ペイリンTの父リンカーンも期待できます。また、父がサンデー系の格安種牡馬で母父がブライアンズタイム、初仔で厩舎が安達昭夫厩舎、生産が幾千世牧場と言えば、先日夢のGT勝ちをした愛馬エスポワールシチーと同じですが、もちろん、GTを勝てるのかといえば、父同様それはないでしょう。しかし、私がこの安価なペイリンTに望むのは1勝です。そのくらいなら出来ると思っています。

 私の好きな初仔で、母シャンゼリゼシチーの9歳時の産駒ということで、所謂繁殖黄金期に当たります。当然若い母馬の方がポテンシャルが高く、良い産駒が生まれることが多いです。

 母父のブライアンズタイムはBMSとして非常に優秀な実績があり、預託厩舎の安達昭夫厩舎もエスポワールシチーを預託していただいてよくわかりましたが、血統の良くない二流馬でもしっかりと能力を出し切らせる間違いのない厩舎です。

●ペイリンTのほっさん評価

 では、ペイリンTの詳しい分析です。


 父   リンカーン  アーニングIDX 1.00 評価 B−
 母   シャンゼリゼシチー 1勝         評価 D
 母父  ブライアンズタイム            評価 A+
 兄弟  初仔                   評価 B−
 生産牧場 幾千世牧場              評価 E
 調教師 安達昭夫                 評価 C
 馬体                         評価 B−
 
 総合評価 1.94 評価 D


 父リンカーンは中長距離を得意とした馬で、その父は大種牡馬サンデーサイレンスです。自身はGTを勝つことはできませんでしたが、常にGTでも人気の中心であり、その実力はGT級です。種付料は80万円と実績から安価ですが、サンデー系ということもあり、それなりの産駒を出す可能性も大いにあります。2008年産が初年度産駒ということで、走ってみないとわかりませんが、値段以上の活躍を期待しています。
 上記購入理由のところにも書きましたが、サンデー系種牡馬の遺伝能力及び母の父の能力を引き出す力は非常に強く、父は私がもっとも好むサンデー系の格安種牡馬で、私は同じパターンで過去にエスポワールシチー重賞2勝・現役(父ゴールドアリュール)やステップシチー特別戦3勝・現役(父ステイゴールド)を格安で購入し、大儲けしている事実があります。
 またリンカーン同様にGTは勝てなかったものの種牡馬入りしたディヴァインライトの仔で愛馬のディヴァインシチーも500万を圧勝し、これからというところで屈腱炎を発症しましたが、このように、種牡馬としての評価や値段は安くてもそれなりの産駒を出す馬が多く産駒に2、3勝しか望まない私としてはその活躍で十分です。

 母シャンゼリゼシチーは未勝利勝ちの1勝ですが、500万クラスでも勝ち馬まで同タイムの2着など常に好走しており、ほぼ2勝クラスの能力と言っていいでしょう。芝もダートも走ることができ、主に中距離で活躍しました。父はブライアンズタイムと良血で、友駿ホースクラブの中でも期待された1頭でした。

 母父のブライアンズタイムはサンデーサイレンスが輸入されるまでは文句なしの日本のリーディングサイアーで、母父としても抜群の成績を残しています。私の愛馬で今年5月にGT制したエスポワールシチーも母父ブライアンズタイムです。他にはブルーコンコルドやティコティコタックといったGT馬を輩出しています。

 兄弟は初仔の為いませんが、私が初仔や第2仔の評価をあげているのは、母の年齢が若く繁殖としてのポテンシャルが高いからで、このペイリンTも母シャンゼリゼシチーが9歳と繁殖黄金期の産駒で非常に期待ができます。エスポワールシチーも初仔でした。

 生産牧場は、幾千世牧場で、キョウトシチーとエスポワールシチーという活躍馬がいるものの、全体的な勝率や連対率は非常に低く、10年に一度とてつもないダート馬が出るといったところで、あとは見劣ります。

 預託厩舎の安達昭夫調教師はダートの馬を育てるのはいまや日本屈指の存在。現在、交流GTの中でも最も格の高いJBCスプリントを制したバンブーエールや、東海S・GU勝ちのヤマトマリオン、本年5月にダートの帝王カネヒキリを退けてかしわ記念GTを優勝した愛馬エスポワールシチーなど、ダートの一線級を管理されています。また友駿ホースクラブではダート5勝のウイングシチーも記憶に新しいところです。
 いずれの馬も、超一流と言われる厩舎に綺羅星のごとく入厩してくる超良血馬と違い、血統的にも地味な馬ばかりです。こういった血統二流馬を超一流に育てる手腕は非常に高く評価でき、ここで走らなければ仕方がないという印象です。脚元に不安のあったフレンチシチーは結果未勝利で引退しましたが、その出走過程や、なにがなんでも1勝をという師の強い思いが保護者会員の心を打ち、引退時に師への不満を述べる方はほとんどいませんでした。
 私が思う大事なところはそこのところです。私が愛馬を預託していただいた一部の厩舎では、馬格のない牝馬を栗東で一杯に追い切った直後に小倉に直前輸送したり、追い切りの動きはイマイチと言いながら無理に出走させて大敗しタイムオーバーで出走規制をかけられたり、逆に脚元が弱いからと言って全く調教せずに終わったりと不満の残るところがいくつかありました。
 当然、自分としてはもう2度とそんな厩舎の預託馬の購入はしませんが、安達昭夫調教師はそんな心配の全く要らない優良厩舎です。
 私ほっさん評価は勝率や過去のGT成績を加味しますので、安達昭夫調教師の評価は「C」と低いですが、主な理由に地方交流GTや重賞勝ちをほっさん評価指数の対象にしていないことが上げられます。実は交流GT優勝を除けば、安達昭夫調教師はGT勝ちはゼロという評価になり、当然指数も落ちます。
 主戦は佐藤哲三、幸英明両騎手が多く、武豊騎手も散見されます。

 馬体はエスポワールシチーのように、群を抜く馬体ではありません。良くもなく悪くもなく普通といったところです。飛節は大きく力強い感じで瞬発力もありそうです。背中も私が良いと思うラインです。繋ぎは45度程度の角度で理想的。クッションが利き脚元の負担も軽そうですし、芝も走れそうです。
 しかし、皮膚が厚く、大切な筋量も少なく感じます。首差しの角度が高く、距離の融通は利かなさそうです。短距離からマイルくらいを主戦場にするのではないでしょうか。
 全体的に小じんまりしており、迫力がありません。というわけで、総合的には「B−」評価と平均やや低めの評価です。

 総合評価1.94で、母の1勝という成績や生産牧場の低評価から全体の評価を下げています。また父のリンカーンも未知数です。総合的に見て1勝できるかどうか程度のレベルだと判断しますが、安達昭夫師の手腕に期待したいところです。

 というわけで、1勝できれば損してもいいと思っています。ダメでも代替馬の1度は貰えますし。気楽に応援しています。

 というわけで、期待しております。がんばれペイリンT!!

これ以降は2010年4月3日に作成

●競走馬名がマリアンヌシチーになりました

 ペイリンTの競走馬名はマリアンヌシチーに決定しました!!仏を象徴する女性の名称で母のシャンゼリゼシチーの名から連想されたとのことです。OK!マリアンヌ。

 2010年2月現在の馬体重は444キロと微妙ですが、決して少なすぎる体重ではなく、心配はないと思います。欲を言えば470キロくらいあれば、強い調教を施すことができるので最高ですが、今後の成長を楽しみにしています。

これ以降は7月29日に作成

●早ければ来週入厩予定!!

 7月28日に更新されましたクラブ公式HPマリアンヌシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬マリアンヌシチーは現在BTCで順調に調教を進めていますが、馬房の調整が付き、早ければ来週トレセンに入厩する予定だということです。

 友駿馬にしては育成状況が早い方で、すでに15−15をコンスタントに乗り込まれていましたから、年内デビューに向けて期待していましたが、どうやら実現できそうです。楽しみですね。 

これ以降は8月8日に作成

●8月8日に栗東トレセンに入厩を確認しました

 クラブ公式HPにて先週入厩予定だと報告された我らが愛馬マリアンヌシチーですが、8月8日に栗東トレセンに入厩を確認しました。すでに8月7日には坂路に登坂し、4F80.2−3F60.6−2F40.6−1F20.4で軽めに追い切られています。

 まだ2歳の夏ですし、楽しみですね。順調なら10月頃にはデビューできるのではないでしょうか。仕上げ上手の安達昭夫先生です。期待しています。

これ以降は8月16日に作成

●8月16日に馬名登録されました

 ペイリンTは8月16日にマリアンヌシチーで馬名登録されました。これで詳細な入帰厩情報や追い切り情報が迅速に入ってきます。

 どうやら8月4日には入厩していたようですね。まずはゲート試験合格が目標ですが、楽しみです。

これ以降は9月29日に作成

●9月28日、ゲート試験合格が報告されました

 すでに下記9月24日の追い切りの時点で私が予想していた通り、9月28日の近況報告で先週のゲート試験合格が報告されました。

 まずは最初の関門をくぐり抜けたのでホッとひと息ですが、こんな目出度い報告は即日更新しろっちゅうの。

これ以降は10月27日に作成

●追い切り情報(10月27日更新)

8月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.8
3F 45.2
2F 30.2
1F 15.4


9月3日 栗東坂路 稍重馬場 稍一杯に追う
1回
助手
4F 60.6
3F 44.0
2F 29.2
1F 14.5


9月17日 栗東E 良馬場 ゲートなり

助手
15.2
14.3
14.8


9月24日 栗東E 稍重馬場 ゲート強め

助手
13.3
12.8
14.3


9月29日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.6
3F 42.5
2F 28.3
1F 14.3


10月6日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 57.9
3F 42.9
2F 28.0
1F 14.0


10月10日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.4
3F 43.8
2F 28.7
1F 14.2
ホワイトアルバム(2歳新馬)馬なりを1.5秒先行同入


10月13日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.7
3F 41.6
2F 27.5
1F 13.9
ヤマカツタカミ(2歳新馬)末強めに0.2秒遅れ


10月17日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.7
3F 43.5
2F 28.6
1F 14.0
ローレルマキバオー(2歳新馬)馬なりを0.1秒先行0.5秒遅れ


10月21日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.4
3F 40.5
2F 26.6
1F 13.4
ローレルマキバオー(2歳新馬)末強めに0.4秒遅れ


10月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.9
3F 42.4
2F 27.2
1F 13.4


10月27日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 79.0
5F 64.1
4F 51.1
3F 38.3
1F 13.5[6]
ローレルマキバオー(2歳新馬)バテるの内を0.6秒追走0.6秒先着
 8月25日、15−15程度で追われました。まだ軽めですが、マリアンヌシチーにとってはこれが最初の追い切り時計です(厳密に言えば15−15を切っていませんので、追い切り時計にはカウントしませんが)。
 順調で何よりです。これからどんどんと時計を詰めて行って欲しいですね。

 9月3日、まだ15−15程度の追い切りです。馬場状態を考えると25日よりは負荷がかかっているとみて良いでしょう。しかし、まだまだこれからです。あっと驚く動きを見せて欲しいですね。

 9月17日、少し追い切りの間隔が空きましたねぇ。調子が良くないのでしょうか。17日はゲート調教ですが、なんとも二の脚は遅いですね。まだわかりませんが、これで芝が走れないと厳しくなるでしょう。

 9月24日、熱心にゲート調教を進められた結果、少し時計を縮めることができました。それでも平凡な時計でこれでは先団に取りつくことは難しそうです。
 ただ、この動きならゲート試験は24日に合格しているのではないでしょうか。友駿ホースクラブはそういった嬉しい情報も更新が遅いので、我々が事実を知るのは28日になると思いますが、「先週ゲート試験に合格しました」と報告されると思います。

 9月29日、やはり上記9月24日のところで予想しましたように、24日にゲート試験に合格していましたね。これまた予想通りクラブ公式HPでの発表は28日でした。見事完璧予想(笑)。
 しかし、29日は一杯に追われましたが、終いは完全に脚が上がっており、正直まだまだです。成長を促す為という理由で放牧に出されて、しばらく帰って来なくなりそうです。

 10月6日、うーん・・・、全く冴えない動きですねぇ。この脚力ではダートは厳しそうです。これ以上時計が詰まらないと厳しいですね。

 10月10日、併せて追い切られましたが、大きく先行しての同入。シチークオリティを感じさせる動きです。もっと本数をこなさないと・・・。

 10月13日、全体の時計は僅かに縮めましたが、終いは脚が上がっており、困ったものです。このまま出走してもタイムオーバー近辺だと思いますが、本日同じパターンで時計が詰まらず放牧に出されたアンジェリカシチーのように外厩で鍛えるというよりは、一度出走させて欲しいですね。
 強い調教3本とレースを一度走ることの負荷は同じくらいだとよく言われます。ならば、手当もいただける可能性がありますし、いろいろと実戦で覚えることもあるでしょう。凡走覚悟でデビューさせて欲しいと思います。

 10月17日、2歳新馬と併せて先行しているのに千切られました。相変わらず終いの踏ん張りがなく、寂しい動きです。もう追い切りばかりもできませんので、ここらでデビューするでしょう。ですが、はっきり言って期待はほとんど出来ません。

 10月21日、何本追い切っても相変わらずの動きですね。併せ相手にも千切られていますし、時計や伸びも平凡以下です。うーん・・・。

 10月24日、15−15強で追い切られました。もうこれだけ追い切ったらいくらなんでもそろそろ出走しないといけないでしょう。クラブ公式HPでも今週出走予定ですし、一度叩いて・・・という感じですね。

 10月27日、併せローレルマキバオーにはいつも千切られていましたが、今回相手がバテて、初めて先着しました。・・・というものの、終いの伸びは平凡でまだまだ水準級にも満たない動きです。少しずつは良くなっていますが。
 今週出走するのであれば、私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。動きはイマイチですが、本数を追い切っている順調さを評価したいと思います。急仕上げでもないですし。能力は発揮できるでしょう。これで大敗(そうなると思いますが)すれば、その辺りが能力だったと思わなければいけません。

これ以降は10月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月30日 京都5R 2歳新馬 混合 ダート1400m
 全11頭
馬名 騎手 追い切り
オウエイバスター 佐藤哲三
オースミストーン 幸英明
キージュピター 小林徹弥
シゲルシッコウヤク 熊沢重文
シゲルテイトク 和田竜二
ジューノエスク 高倉稜
ゼニバコ 川田将雅
ホッコーハルマ 吉田稔
ホワイトスパルタン 田嶋翔
マリアンヌシチー 安部幸夫 B−
メイショウイソロク 川須栄彦

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

これ以降は10月29日に作成

●騎手は公営の安部幸夫騎手

 安部 幸夫(あべ ゆきお)騎手は、1968年6月20日生まれの42歳。地方競馬の名古屋競馬場安部弘一厩舎所属の騎手である。勝負服の柄は胴白・緑縦縞、袖緑。愛知県名古屋市出身、血液型B型。

 1987年10月18日に初騎乗を果たし、同年10月23日に初勝利。

 1997年6月22日、中央競馬(JRA)初騎乗を果たす。11月2日JRA初勝利。

 2005年6月5日、中京競馬の愛知杯でマイネソーサリスに騎乗し優勝、中央重賞初勝利。

 2007年11月15日、名古屋競馬第9競走愛知県畜産特別を優勝し、地方競馬通算2000勝を達成。


 2010年10月29日現在、JRA通算22勝。勝率2.5パーセント、連対率6.0パーセントは正直低い。また今年はここまで中央では114鞍に騎乗するも勝利には至っていない。

 地方では年間100勝以上を続け、08年には208勝。05年には名古屋のリーディングを獲得している。地方の勝利数は2491勝とまもなく2500勝に到達する。


 中央に来るようになったころは、速い流れに対応できず、モタついて終わっていたが、徐々に中央に慣れ、芝もこなすようになっている。しっかりと追ってくるし、追走ぶりにも余裕が出た。ただ、騎乗馬の能力以上のモノを引き出す力はなく、単勝回収率は低い。

 地元中京だけでなく、京都と阪神もOK。脚質は自在だが、最近は差して勝つケースが多い。
 


 ほっさん愛馬の騎乗は過去3回でいずれも人気以上に持ってきている。相性は良いと思われる。また、ダブルダンスシチーもチャーミングシチーも彼が騎乗したことにより、浮上のきっかけを掴むことが出来、その後好走している。

 期待している騎手のひとりである。調教の動きの悪いマリアンヌだけにこういった剛腕ジョッキーの騎乗は正解と思う。

 ほっさん愛馬での成績

 2007年 3月17日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利 阪神ダート1400m 4着/8番人気
 2007年 4月14日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利 阪神ダート1400m 4着/4番人気
 2010年 1月23日 チャーミングシチー 500万下  京都ダート1800m 6着/9番人気

●ほっさん予想

 マリアンヌシチーですが、これだけ追い切り本数があるのにこの時計では能力を疑わざるを得ません。また、特に坂路での動きが良くないことから、力の要るダート戦は厳しいと思われます。

 そういったことから、最下位近辺の着を予想するしかないのですが、こういう時に好走すれば未来は明るいですね。

 好走するとすれば、

1.調教では走らないが、本番では走るタイプ
2.時計こそイマイチだが順調に追い切りをこなしており順調さを欠く馬よりは走る可能性がある
3.仕上げ上手の安達昭夫先生のこと。能力は出し切れる
4.公営の安部幸夫騎手は追える騎手なので、ある程度持たしてくれる

 などがあげられます。しかし、どれも無理があります。出走奨励金が貰える8着以内なら万々歳というべきでしょう。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
ホワイトスパルタン △△
シゲルテイトク
ゼニバコ
オースミストーン △△ △△
オウエイバスター
シゲルシッコウヤク
ホッコーハルマ
ジューノエスク
マリアンヌシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
シゲルテイトク 2.4
オウエイバスター 3.8
オースミストーン 3.9
ホワイトスパルタン 7.5
ホッコーハルマ 11.8
中略
キージュピター 37.5
マリアンヌシチー 42.2
メイショウイソロク 48.2

デイリー馬三郎

予想印

◎ シゲルテイトク
○ オウエイバスター
▲ ホワイトスパルタン

以下省略


マリアンヌシチーは無印

●各陣営のコメント

マリアンヌシチー

 「ケイコの本数はこなしているが、その割に時計が詰まってこない。使いつつ変わってくれば。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は10月30日に作成

●レース 

 マリアンヌシチーのスタートは良く、二の脚もつき4番手の絶好位につけます。 芝の部分でこのダッシュ力ですから、やはり芝向きだと思います。これは魅力ありますね。

 しかし、いいところはここまでで、追走で一杯でズルズルと後退。3コーナーの勝負所では完全に脱落。勝ち馬から5.3秒も離された10着でフィニッシュ。

 全体的なスピードもスタミナもない散々な状態です。これは厳しい。

●時計の評価

 今回のマリアンヌシチーの走破時計1分32秒1良馬場は、阪神ダート1400mの2歳新馬の過去10年の平均勝ちタイムよりも4秒以上も離され、どうしようもない時計です。

●今後の展望

 もはや、このコースでの勝ち上がりは無理でしょう。やはり脚力の要る坂路で走らない通り、力の要るダートでの好走は無理だと思います。芝だから走るとも言い難いですが。

●最後に

 結局追い切りの動き通りの結果でした。あれだけ本数を乗られてこの結果ですから、勝ち上がりどころか掲示板も絶望的でしょう。

 望みは芝ですが、ガラリ一変ということは難しいと思います。

 それでもレースで慣れることもありますし、最後まで気長に応援いたします。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年9月23日作成 2010年4月3日、7月29日、8月8日、16日、26日、9月3日、19日、25日、29日、10月6日、10日、13日、19日、22日、25日、27日、28日、29日、30日加筆

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