クイズ馬 レイアシチー 第5戦
前走後トモの疲労が著しく放牧するもなかなか良化せず。
このまま引退の可能性が濃厚になるも、なんとか帰厩。
9月5日 新潟7R 3歳未勝利 芝直1000m 混合戦は、
9着/1番人気。
レース前のほっさん予想通りの結果で残念。
レース回顧と時計の評価、レース後の蛯名正義騎手のコメントを掲載。
(2009年9月7日完結)
2009年8月26日作成
毎走確実に優先出走権を確保してくる孝行娘のレイアシチー。未勝利戦末期ということで、なんとか勝ち上がるまで間隔を詰めて使われていましたが、前走はついに馬体重マイナス12キロと疲労は明らか。
そんな中、速い時計決着となった前走でトモの疲労はピークに達し、放牧して様子を見られるも、今日(8月25日)現在、状態は良化しません。
未勝利戦の日程的にも次走がラストランとなりそうですが、その次走に出走することさえままならない状態です。
能力はそれなりですが、ノド鳴りでデビューが大きく遅れたことが、ここに来て本当に重くのしかかっています。なんとかあと一戦、スーパー未勝利に出走して欲しい。
これ以降は9月4日に作成
前走前 7月15日 新潟ダート 良馬場 ゴール前一杯追
助手
5F 73.6
4F 57.3
3F 41.2
1F 12.3[4]
8月23日 美浦南W 重馬場 馬なり余力
助手
3F 43.0
1F 13.8[7]
8月26日 美浦北C 良馬場 強め
助手
5F 68.3
4F 53.3
3F 39.4
1F 13.6[4]
アルウェット(古馬500万)末強めの内0.6秒遅れ
9月2日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 51.9
3F 37.9
2F 25.7
1F 13.4
ジュテ(3歳未勝利)一杯を0.1秒追走同入
8月23日、トモの状態が良くない中、短めに14−14で追い切られました。まだなんとも言えないですが、このままトモの状態が良化しなければ、引退は必至でしょう。本来なら数ヵ月放牧に出すような状態ですが、未勝利戦でも勝ち切れないレイアシチーに休養しての500万クラスの格上挑戦は厳しいと言わざるを得ません。未勝利戦終了とともに勝ち上がっていない場合は引退が濃厚ですが、なんとかトモの状態が良くなりあと一戦できることを願います。
8月26日、併せた馬が格上馬といえ、大きく引き離され精彩を欠く動きです。やはりトモの具合はまだまだ良くないようです。
9月2日、うーん、かなり終いを要しており、決して良い動きとは言えません。抜けた能力でもない馬が中途半端な状態でしか出走できないわけですから、勝ち負けまでは厳しいと考えるのが妥当でしょう。
私ほっさんの追い切り評価は「C」で、力をフルに出せない状態と見ます。
出馬想定表 9月5日 新潟6R 3歳未勝利 ダート1200m 牝馬限定戦 全21頭
|
馬名 |
前走騎手 |
前走 |
着 |
人 |
過去着順 |
追い切り |
|
イッツソーファイン |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ウッディームーン |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
エガオヨシ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
エフロレス |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
エブリーブレス |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
エリカシチー |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
オースチンエブリン |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
クロフネマリア |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
シャインエフォート |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
スズオリーヴ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
タツミニピンク |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
フリークトーク |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
プリモワンショット |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
マイネセレネ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ミカミラクル |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ミルトス |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ヨイチセレブ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ラヴリーテンダー |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レイアシチー |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レンソイス |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ヴィスペッツァ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レイアシチーは前走から少し間隔が開いているので、望めばこのレースに出走することは可能でしょう。
出馬確定表 9月5日 新潟7R 3歳未勝利 芝直1000m 混合戦 全18頭
|
馬名 |
騎手 |
前走 |
着 |
人 |
過去着順 |
追い切り |
|
イナズマルビー |
吉田隼人 |
8/16 未勝利 |
新潟芝1000 |
4 |
11 |
7 |
7 |
13 |
7 |
|
|
カプリシャス |
武士沢友治 |
6/27 未勝利 |
福島芝1200 |
9 |
13 |
10 |
15 |
7 |
|
|
|
キクノアッシャ |
木幡初広 |
7/05 未勝利 |
札幌ダ1000 |
12 |
9 |
15 |
10 |
8 |
16 |
|
|
クライムオントップ |
南田雅昭 |
8/16 未勝利 |
新潟芝1000 |
消 |
|
4 |
9 |
15 |
15 |
|
|
クロスグランマ |
二本柳壮 |
7/26 未勝利 |
新潟芝1200 |
13 |
16 |
13 |
10 |
9 |
|
|
|
ケージーフジ |
小島太一 |
7/26 未勝利 |
札幌ダ1000 |
9 |
2 |
2 |
7 |
5 |
4 |
|
|
シャンディア |
勝浦正樹 |
8/23 未勝利 |
新潟芝1000 |
3 |
5 |
4 |
9 |
15 |
交 |
|
|
ジュテ |
池崎祐介 |
7/04 未勝利 |
福島芝1200 |
15 |
12 |
|
|
|
|
|
|
スイートヴァランス |
内田博幸 |
7/11 未勝利 |
福島ダ1150 |
11 |
2 |
6 |
6 |
|
|
|
|
ダイヤモンドレーン |
石橋脩 |
8/02 未勝利 |
新潟ダ1200 |
8 |
5 |
4 |
9 |
3 |
5 |
|
|
ドクタークリス |
柴田善臣 |
8/16 未勝利 |
新潟芝1000 |
5 |
2 |
7 |
2 |
3 |
5 |
|
|
トロピカルマドンナ |
後藤浩輝 |
7/25 未勝利 |
小倉ダ1000 |
3 |
5 |
9 |
12 |
|
|
|
|
ハクサンティンク |
北村宏司 |
8/23 未勝利 |
新潟芝1000 |
4 |
18 |
17 |
|
|
|
|
|
ブレンニューライフ |
黛弘人 |
8/01 未勝利 |
新潟芝1000 |
7 |
3 |
10 |
2 |
14 |
|
|
|
マンダリンチーター |
西田雄一郎 |
5/10 未勝利 |
東京芝1400 |
15 |
16 |
14 |
14 |
11 |
5 |
|
|
ユメミツキ |
草野太郎 |
8/01 未勝利 |
新潟芝1000 |
6 |
10 |
8 |
12 |
12 |
6 |
|
|
レイアシチー |
蛯名正義 |
7/18 未勝利 |
新潟ダ1200 |
5 |
4 |
4 |
4 |
3 |
|
|
|
ローレルアズーリ |
江田照男 |
7/29 交流 |
川崎ダ1500 |
4 |
7 |
14 |
12 |
|
|
|
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。
01年に完成した日本で唯一の一直線のコース。スタート地点はホームストレッチの1番左端。
最大の特徴と言えば、外枠が非常に有利であること。特に開催が進み、内回りと外回りを共有する部分の芝に入った場合は、絶対に外の方が芝状態が良好。従って、枠なりに真っ直ぐ走れば最短の距離でゴールすることができる外枠が有利というわけだ。その他の枠の馬でも、スタート後に外へ外へ進路を取るため、馬群がスタンド前のラチ沿いに押し寄せてくる。
脚質的には逃げ・先行馬の好走が最も多いが、差し馬も十分対応できる。
わずか1000mの勝負といっても、全部はトップスピードでは走れないので、きっちりとした末脚を持つ馬は逆に有利。他場の1200mとは少し趣きが異なり、小回りが苦手なエンジンのかかりが遅いタイプの馬でも対応できる。
ダートから転戦してきた逃げ、先行馬が穴をあけるのも特徴。
有利な枠順 |
外枠 |
有利な脚質 |
逃げ、先行 |
ポイント |
枠順、真っ直ぐ伸びる末脚 |
種牡馬ベスト |
サクラバクシンオーが断トツ |
連対騎手ベスト |
柴田善臣、中舘英二、後藤浩輝、江田照男、田中勝春 |
|
|
|
|
|
推定勝ちタイム |
良馬場 |
稍重馬場 |
重馬場 |
不良馬場 |
2歳新馬 |
56秒6 |
57秒7 |
|
|
2歳未勝利 |
56秒6 |
|
|
|
3歳未出走 |
56秒6 |
56秒6 |
|
|
3歳未勝利 |
56秒1 |
56秒5 |
|
56秒3 |
3歳500万 |
55秒4 |
56秒0 |
|
|
古馬500万 |
55秒4 |
55秒9 |
56秒4 |
|
古馬1000万 |
55秒0 |
56秒0 |
55秒4 |
|
古馬1600万 |
54秒4 |
|
|
|
古馬オープン |
54秒3 |
|
|
|
競馬ブック
短評は「波乱含み」
予想家の印
馬名 |
吉田幹 |
林茂徳 |
吉岡哲 |
ブレンニューライフ |
▲ |
▲ |
○ |
マンダリンチーター |
|
◎ |
|
トロピカルマドンナ |
|
|
◎ |
スイートヴァランス |
|
△ |
|
レイアシチー |
◎ |
|
▲ |
ケージーフジ |
|
○ |
|
ハクサンティンク |
△△ |
|
|
ドクタークリス |
|
△△ |
△ |
キクノアッシャ |
|
|
△ |
シャンディア |
○ |
△ |
△△ |
ユメミツキ |
△ |
△ |
△ |
イナズマルビー |
△ |
△ |
|
二重△は△△で処理
あとは無印
予想オッズ
馬名 |
予想オッズ |
トロピカルマドンナ |
3.9 |
ブレンニューライフ |
4.8 |
レイアシチー |
6.2 |
イナズマルビー |
8.6 |
ドクタークリス |
9.9 |
シャンディア |
11.1 |
スイートヴァランス |
12.5 |
以下15倍以上省略
スピード指数
馬名 |
最高値 |
3走前 |
2走前 |
前走 |
評価 |
レイアシチー |
58 |
44 |
55 |
58 |
|
デイリー馬三郎
予想印
◎ ローレルアズーリ
○ トロピカルマドン
▲ ドクタークリス
△ レイアシチー
以下省略
レイアシチー(5着)
「先行してタメが利いていい感じで走っていました。ただ、追ってからも同じような脚しか使えなかったですね。どんな競馬でもできますが、今日は時計が速過ぎました。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)
「好位の内をソツない競馬。追われて案外で体が減ったことも影響があったか。」(競馬ブック)
レイアシチー
「中間は放牧。背腰の疲れが抜けていい状態にあるので、時計のかかる馬場になれば。」(奥平雅士調教師・デイリー馬三郎)
比較的人気をすると思われた馬が8番のレイアシチーよりも内枠に入り、面白くなりました。
しかし、常識的に言って、初芝のレイアシチーがいきなり勝てるかと言うと答えは「No」と思います。芝のレースに出るのなら、もっと終い重点の仕上げにしなければいけませんが、今回の最終追い切りはテンは速いものの終いに時計を要しており、芝向きの追い切り内容とは思えません。
また、ダートに適性があると奥平雅士師が判断してのここまでのダートでしょうし、師自身が時計のかかる馬場を希望しています。それほどスピードもありませんし、良馬場で時計が速ければ対応できないとの判断でしょう。
もちろん、芝に適性があり、アッサリ勝ってもなんの不思議もありませんが、このコースで実績や時計を残している馬も何頭かおり、掲示板すらも大変なのではないかと判断します。
これ以降は9月5日に作成
スタート直後にやや右にヨレたレイアシチーですが、すぐに立て直し前を窺います。しかし、スピードの違いでジリジリと馬群に飲み込まれ、11番手追走となります。
ここで気に入らないのが、先週このコースで敗れた同枠だったアルアインシチー同様、ゲートを出たまま真っすぐ、馬場の真ん中の荒れたところを追走していることです。
だれでも知っている通り、新潟の芝1000mのコースは馬場の荒れていない外が有利で良く伸びます。ましてや開催後半の今はその傾向が一段と強くなります。勝った馬はレイアシチーよりもはるかに内の3番ゲートの馬。2着も2番ゲートの馬で、どちらもレイアシチーを飛び越えて馬場の外側を走っています。
8番ゲートだったレイアシチーの方がこれらの馬よりも簡単に外側をキープできたはずなのに、そのまま馬場の悪いところを通って終いの伸びを欠いています。これは納得できません。そのまま有利な外枠の馬に負けるのならなんの文句もないですが。
結局、なぜか一番人気に支持されるも私の予想通りの着外。9着でした。
今回のレイアシチーの走破時計56.2秒は、新潟芝1000mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが56.1秒ですから、悪くはないのですが、勝ち馬からは1.0秒も離されて完敗です。
レース前に奥平雅士調教師がおっしゃっていたように、時計が速くなるとダメですね。
レイアシチー(9着)
「伸びかける場面はあったが、ラスト100メートルで甘くなってしまったね。もし外枠でも引いていればもっと我慢して走らせることができたのだろうけど、この枠だといい位置を取りに行くために、出して行かなければならなかったからね。」(蛯名正義騎手・競馬ブック)
これ以降は9月7日に作成
レイアシチー(9着)
「行けずに中団から。結局、脚を使うシーンはなく、流れ込んだだけ。芝がもうひとつなのか?」(競馬ブック)
私はこのレースの前にレイアシチーの芝での好走に疑問を呈していましたが、逆に今回のレースを見て、芝でもそこそこやれそうだと思うようになりました。
しかし、レース前にほっさん予想で述べましたように、元々芝のレースに出走させる為の調教ではなかったところが非常に残念です。
実績を残している松田博資厩舎などは調教は全体の時計は少し遅くても、終いの伸びを重視します。特に上がりの速い芝では必須のことで、今回のレイアシチーのように、テンの速度は速くても、終いの伸びを欠くような調教内容では、とにかくスピードが要求される芝の短距離では最後に失速することは目に見えています。
もちろん、結果論ですし、芝の走りを見たかったので、今回の一戦はこのコースで良かったと思うのですが、如何せん調教内容は納得がいきません。私ほっさんの追い切り評価「C」というのは、相当悪い状態ですからね。某最大手の専門誌がレイアシチーの調教を一番評価したことが理解できません。
優先出走権を逃し、あとは間隔を開けてのスーパー未勝利戦である次走が未勝利クラスでの最終戦ですが、優先権がありませんので除外も考慮しなければならなく調整は難しく、より一層厳しくなったと言わざるを得ません。
未勝利クラスでもワンパンチ欠けるレイアシチーです。勝ち上がったところで頭打ちかも知れませんが、私はいつものように勝ち上がりを期待します。
同時に募集されたエリーズシチー(レイアシチーと同じく1/1000口)も私は関西所属ということで購入しましたが、こちらは先日引退。しかし、売れ行きが悪かったこともあり、代替馬は1/500口のものが割り当てられています。そのため、代替を希望しない方に対する割引証書も本来ならば購入価格の2割である2400円なのですが、4800円と大変お得になっています。
レイアシチーもエリーズシチーも2009年9月5日現在それぞれ4646円のGTクイズ配当を稼ぎだしておりますし、4800円の割引証書がいただけるのなら、ただ同然ということで、ほっさん史上初めて割引証書にしようかなと思っている私ですが、レイアシチーは満口になった経緯からも1/1000口の代替専用馬が出ることはほぼ間違いないでしょう。それとも以前言われていた法律的なことで最高1/500口までしかできないために、エリーズシチーと同じような美味しい思いをできるのでしょうか。
などなどいろいろなことを考えている今日この頃です。
最後までご愛読ありがとうございました
2009年8月26日作成 9月4日、5日、7日加筆
レイアシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら
2009年 7月18日 第4戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m (5着/4番人気)
2009年 6月27日 第3戦 3歳未勝利 福島ダ1150m (4着/4番人気)
2009年 5月30日 第2戦 3歳未勝利(牝) 東京ダ1300m (4着/3番人気)
2009年 3月22日 デビュー戦 3歳新馬 中山ダ1200m (3着/5番人気)