クイズ馬 レイアシチー 第2戦


5月30日 東京1R 3歳未勝利 ダート1300m 牝馬限定戦は、

4着/3番人気。

次走の優先出走権も確保し、よくやったと言いたいところだが、

走破時計、上がりとも平凡。

事前に言われていたように、相手が弱かったに過ぎない。

牝馬限定戦でのこの内容に私は不安の方が大きい。

レース回顧と時計の分析、

レース後の吉田隼人騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(2009年6月1日完結)

2009年5月19日作成

これ以降は5月20日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月23日 新潟2R 3歳未勝利 ダート1200m 全29頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイノタンゴ
エイコオミリオン
エプソムジャンボ
エムオーイーグル
カシノコロン
キクノフレヴァン
グレンチェック
コパノチカチャン
サクラカムイオー
シルクタイトル
ジョイチャイルド
ストームツイスター
スパークルレディー
スマートシーガル
タイガースラム
チャームリノ
トウケイシャイン
ナリタオアシス
フェアリールージュ
プリシャストップ
ベニバナソング
マッドマックス
マルタカテイオー
メデタイメデタイ
モア
リュウセンコウ
レイアシチー B−
ワッフルワッフル
ワンダーアムール

出走は微妙なので、詳細データは記載いたしません。どこか他のレースに回るかも知れません。

これ以降は5月22日に作成

●5月23日は出走せず

 出馬想定されていた5月23日の新潟2Rには出走いたしません。元々、優先出走権は全4節以内ですので、すでに消滅しており、そうすると、そんなに出走間隔のないレイアシチーですから、想定数が29頭もいた時点で出走は厳しいものでした。

 結局、除外か回避はわかりませんが、今週は出走いたしません。

これ以降は5月27日に作成

●追い切り情報(5月27日更新)

前走前 3月19日 美浦南坂路 良馬場 強め
1回
助手
4F 52.4
3F 38.2
2F 24.9
1F 12.0
シャーベットトーン(古馬オープン)一杯に1.7秒先行同入



5月16日 美浦南坂路 良馬場 強め
1回
助手
4F 54.0
3F 39.4
2F 25.9
1F 12.9


5月20日 美浦南坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 51.2
3F 37.7
2F 25.7
1F 13.3
マチカネナツノジン(3歳未勝利)一杯を0.3秒追走1.0秒先着


5月27日 美浦南坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 53.6
3F 37.9
2F 計測不能
1F 計測不能
ジターナ(3歳未勝利)馬なりに0.2秒先行同入
 5月16日、強めに追い切られました。動きはまあまあですね。せっかく馬格のある馬ですが、体が弱くてあまりビシビシと追えません。上手く行かないものですねぇ。

 5月20日、併走馬に先着とはいえ、終いも要していますし、そんなに良いとは思えません。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。動きは重いものの、連続して強く追えていることを評価します。

 5月27日、先週は痛恨の除外でしたが、今週こそは出走するべく一杯に仕上げられました。計測不能が多く良く分からないものの、全体としては先週の方が動きは良かったですね。今週出走できなければ、再調整が必要になってしまうのではないでしょうか。どのレースでも良いので、とにかく一度使いたいですね。私ほっさんの追い切り評価は先週と同じく「B−」ですが、若干先週よりは評価低めです。

●気になる出馬想定表(5月30日分)

出馬想定表 5月30日 東京1R 3歳未勝利 ダート1300m 牝馬限定戦 全23頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アトムスパンカー
ウメムスメ
オペラシューズ
オンワードシャンテ
ケージーフジ
サンセットロード
シノギダンサー
スズノプロスター
チャームリノ
ナガタヒメ
ヒノデドリーム
ファルファラ
ブライティアホーム
プラチナグリッター
ベルモントダイヤ
マイネセレネ
ミラーフジコ
メリーイベンター
ヨイチセレブ
リネンシマイ
レイアシチー B−
レッツパーティー
ワニタレスタリ

出走は微妙なので、詳細データは記載いたしません。どこか他のレースに回るかも知れません。

これ以降は5月29日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月30日 東京1R 3歳未勝利 ダート1300m 牝馬限定戦 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アトムスパンカー 横山典弘  5/02 未勝利 東京ダ1600 10
ウェリナ 鈴木慶太  5/02 未勝利 新潟ダ1200 10 13 15
ウメムスメ 蛯名正義  2/24 未勝利 川崎ダ1500 13
オペラシューズ 内田博幸  4/04 未勝利 中山ダ1200 11 12
ケージーフジ 小島太一  5/16 未勝利 新潟芝1000 12 10
サンセットロード
ジーアイジェーン 的場勇人  5/02 未勝利 新潟芝1200 16 11
シノギダンサー 三浦皇成  5/10 未勝利 東京ダ1300
チャームリノ 小野次郎  5/02 未勝利 新潟ダ1200 15 14
ナガタヒメ 嘉藤貴行  3/15 未勝利 中山ダ1800 12 16 12 16 15
ブライティアホーム 勝浦正樹  5/03 未勝利 東京ダ1400 15 11 10
フラワーライン 千葉直人  4/25 未勝利 福島芝1200 14 11 15
ベルモントダイヤ 江田照男  5/16 未勝利 東京ダ1400
ランテイジョ 丹内祐次  5/03 未勝利 東京芝1600 10 17 13 12
レイアシチー 吉田隼人  3/22 新馬 中山ダ1200 B−
レッツパーティー 田中博康 初出走

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●東京ダート1300mコース情報

 スタート地点は向正面半ば付近。3コーナーまでの距離は約340mあり、芝同様にスタート後まもなく緩やかな上り坂が待ち構えている。
 1300mというのは特殊な距離。JRAの全10場のコースの中でも、この東京ダート1300mしかない。予想の際には、以前に施行されていた1200mと同じように考えるのがベスト。1400mに強い馬よりも1200m以下で力を発揮するスプリンターに向くコースだ。
 そして、先手を奪える馬が圧倒的に強い。一般的なダートの短距離戦と同じような考えでいい。最後の直線は長いが、差しがズバズバ決まることはない。ハナを切った馬は約50%の確率で3着以内に入る。ただし、逃げたい馬が揃うレースなので、何が逃げるかを読み切るのは容易でない。
 枠順は面白い傾向が出ている。最内と大外が強い。
有利な枠順 最内と大外
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、先行力
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、エンドスウィープ、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、内田博幸、横山典弘、蛯名正義、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分20秒9 1分20秒6
2歳未勝利 1分20秒9 1分21秒1 1分20秒8
2歳500万 1分19秒0 1分20秒2
3歳新馬 1分21秒5 1分21秒5
3歳未勝利 1分20秒6 1分19秒9 1分19秒7 1分19秒3
3歳500万 1分19秒3 1分19秒3 1分19秒0
古馬500万 1分19秒1 1分18秒8 1分17秒5
古馬1000万 1分18秒5 1分17秒3 1分17秒4 1分18秒7

●ほっさん予想

レイアシチー

 前走は3着と言っても、内容はイマイチで、走破時計も平凡です。かなり早い段階で手応えをなくしており、上がりの時計からも相手が弱かったと言わざるを得ません。

 ただ、それでも3着という数字は立派ですし、どんな相手でも相手なりに走るかも知れません。レイアシチーの評価はこの1戦を見るまでわかりませんが、追い切りの動きからも先週で調子のピークが超えたような気がしてなりません。

 もっとも、上のクラスでも通用するような、真に強い馬ならば、そんな状態でも格好はつけてくれるはずですが。

 とにかく、期待半分不安半分です。

シノギダンサー

 前走、このコースで5着と言っても走破時計は未勝利の平均勝ちタイムに遠いもの。同等のレイアシチーも大きなことは言えないが、たいしたことはない。

ベルモントダイヤ

 前走は武豊騎手で勝負に出るも3着。3着と言っても走破時計は平凡で勝ち馬からは1.4秒の大差。たいしたことはない。

ウメムスメ

 前走は地方交流戦で13着大敗。その時の勝ち馬はカーネリアンシチーで、そこから4.9秒差。負けすぎ。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「実力五分」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
レイアシチー △△
シノギダンサー △△
ランテイジョ
ベルモントダイヤ
ウメムスメ
ケージーフジ
アトムスパンカー △△
ブライティアホーム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ベルモントダイヤ 3.2
レイアシチー 3.4
ウメムスメ 5.2
アトムスパンカー 6.3
シノギダンサー 8.8
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
レイアシチー 52 52


デイリー馬三郎

予想印

◎ アトムスパンカー
○ レイアシチー
▲ ベルモントダイヤ

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

レイアシチー(3着)

 「スタートは出てくれたし、3〜4角では一杯かなと思ったんですが、その後もまた差し返してくれましたからね。初めての競馬でよく頑張ってくれていますよ。」(吉田隼人騎手・競馬ブック) 
「スタートをポンと出たし、いいスピードを見せてくれた。最後も差し返してくれているんですけど・・・。いい馬なので、すぐにチャンスがあると思います。」(吉田隼人・デイリー馬三郎)
 「舌を括る。好仕上がり。楽に3番手。直線で前2頭には水を開けられたが、手前をキッチリと替え、脚は使っている。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

レイアシチー

 「放牧明けになるが、乗り込み十分で好仕上がり。ノドに弱い面があるので、どこまで。」(奥平雅士調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は5月30日に作成

●レース 

 レイアシチーのスタートはダッシュがつかず、やや出負けします。しかし、最内枠ということもあり、このまま後方では包まれて出られなくなりますし、気合をつけて前を窺います。結局好位の4番手につけます。

 断トツの1番人気ベルモントダイヤが楽にハナを奪います。2番手にウメムスメ、3番手にケージーフジという隊列になります。レースはミドルペースで淡々と流れ、ほとんどそのままの着順となります。先頭のベルモントダイヤが1着、2番手だったウメムスメが2着。3着は道中最後方待機だったアトムスパンカーが未勝利戦としては別格の36.0秒の鬼脚で奇襲。3番手のケージーフジが5着。レイアシチーは直線でケージーフジと最後まで馬体を併せ抜かさせず4着でした。

 1着2着馬と3着以降の馬は7馬身も離され、かなりの力差を感じました。それなりに馬体も完成されたこの時期に未勝利クラスの平均勝ちタイムを上回れないようでは、勝ち上がっても500万クラスで頭打ちとなってしまう気がします。
 もちろん、先週除外による影響やスタート時の多少の出遅れはわかりますが、それを加味しても3着が精一杯だったでしょう。未勝利クラスも大分レベルが落ちてきていると言われるこの時期に、平凡な走破時計での4着は素直に喜べません。

 ただ、直線でずっと馬体を併せていたケージーフジに最後まで先着を許さなかった勝負根性は素晴らしいものがありました。

●時計の評価

 今回のレイアシチーの走破時計1分19秒9不良馬場は、東京ダート1300mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分19秒3不良馬場ですから、勝ち負けには少し物足りません。まさに、着順通りの時計と言えるでしょう。これでラチ沿いの最短コースを走っていますから言い訳し辛い状況です。。

これ以降は6月1日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

レイアシチー(4着)

 「スタート自体は悪くなかったし、思った通りの位置で運べましたが、道中から追走に余裕がなかったです。久々のせいもあると思うのでこれを使って変わってくれれば。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

レイアシチー(4着)

 「前走からひと息入ったが仕上がり良好。ソツなく回って好位の内で我慢。手応えの割には伸び案外も、使い込めば変わってきそうな雰囲気はある。」(競馬ブック)

●今後の展望

 少し悲観的なことを多く書きましたが、次走は今回よりも良績を上げることはできるでしょう。その根拠は、

1.今回はすで4節以内の優先出走権はなく、除外の可能性があるため、メイチ(目一杯)の仕上げができなかった。今回獲得した優先出走権で、次走はメイチの仕上げをすることができる。
2.先週メイチに仕上げたが、痛恨の除外でピークが過ぎていた。
3.スタートでダッシュがつかず、そこでかなりの脚を使ってしまっている。
4.最後の最後まで馬体を併せたケージーフジに抜かさせなかった勝負根性は特筆もの。


 などです。ですから、次走は相手が強化されて着を落としたとしても走破時計やレース内容は今回や前回よりも良くなるのではないでしょうか。管理する奥平雅士調教師は仕上げがお上手ですので、優先権がありレースが絞れる次走に期待しましょう。

●最後に

 ちょうど、このレイアシチーが募集された時、1つ上のメヌエットシチーが新馬戦2番人気3着で好走し、母アミダラが4勝馬ということからもレイアシチーは非常に注目を集めていました。

 しかし、今こうしてメヌエットシチーのその後の成績やレイアシチーの走りを見ていると、未勝利を勝つ能力はあっても、500万クラスでは力不足と言った感は否めません。

 私は儲けさせていただいているGTクイズ権利馬ということで購入しましたが、保護者の中にはGTクイズと言った付加価値などどうでもいいから、この馬が欲しいと言った方も少なくないでしょう。ですから、あまり悲観的なことは言いたくないのですが、私もかれこれ競馬歴25年の1口馬主歴6年になり、たくさんの未勝利馬からGTを勝つ愛馬にも巡り合えました。中でも未勝利が勝てない馬や500万クラスで頭打ちになってしまう馬は一番たくさん出会いましたから、なんとなく、その傾向が見えてきて仕方ありません。

 今回のレイアシチーの最大の誤算はノド鳴りです。これがなければ、もっともっと強く鍛えることができ、もっと強い馬だったでしょう。ただ、結果としてのど鳴りの影響で強く追えず、最初から秘めたいた素質のみでの競馬となり、この時期の未勝利戦でも苦戦しています。私が一番期待するのは、なんとか1つ勝ち上がって、時間をかけてでもノドなりが良くなる(ダイワメジャーのように!)ことです。そうすればもっとビシバシと鍛えられるようになるはずで、こんな内容の馬ではなくなるでしょう。

 とにかく、今は内容よりも1勝です。未勝利クラスを勝つ力は十分にあります。早い1勝を期待します。

 頑張れレイアシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2009年5月19日作成 20日、22日、27日、29日、30日、6月1日加筆
レイアシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 3月22日 デビュー戦 3歳新馬 中山ダ1200m (3着/5番人気)

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