愛馬ディゾンシチー 第3戦!


7月5日 福島1R 3歳未勝利 ダ1150mは、

8着!

これで初戦から3戦して全て8着。

出走奨励金は確実に貰ってきてくれる孝行娘だが、この時期の未勝利クラスで、この着は、正直絶望的。

今回は、休養も取り、追い切りも十分で、騎手も2戦目。

万全の状態での出走にもかかわらず、この結果であれば、未勝利脱出は厳しいと言わざるを得ない。

しかし、根本康広調教師には感謝している。

ベストを尽くしてのこの結果は仕方なし。

レース回顧と時計の分析、

レース後、小野次郎騎手りコメントを掲載。

(7月8日完結)

2008年6月26日作成

これ以降は7月2日に作成

●追い切り情報(7月2日更新)

前走前 5月7日 美浦南W 良 一杯

助手
5F 68.7
4F 53.6
3F 39.2
1F 13.3
内サマーシルクロード(3歳未勝利 前走5着/7番人気)一杯と5F併せで併入



6月25日 美浦南W 良 馬ナリ

攻手
5F 65.2
4F 51.2
3F 37.5
1F 12.2
内ユキノセントウ(2歳新馬)一杯と5F併せで0秒1先着


7月2日 美浦南W 良 G前仕掛

攻手
5F 64.9
4F 50.0
3F 36.7
1F 12.3
内ヒロコ(3歳未勝利 前走6着)一杯と5F併せで0秒4先着



 6月25日、これは格段に動きが良化しています。かなりやれそうですね。休養十分で、確実に力は出せそうです。激アツです。

 7月2日、3歳未勝利馬とは思えない素晴らしい動きです。これなら、息も持つでしょう。正直勝ち負けだと思いますよ。私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。滅多に出しませんよ、A評価は(笑)。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月5日 福島1R 3歳未勝利 ダ1150m 全18頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
10 オンワードシュネル 郷原洋司  5/04 未勝利 東京ダ1300 14 13 12 14
カシノシンケン 伊藤工真  6/14 未勝利 東京ダ1600
ゴールデンホーク 長谷川浩大  3/02 未勝利 阪神ダ1200
ショウファイト 初出走
ジェネスサンライズ 中谷雄太  6/22 未勝利 福島ダ1150 10 12 11
12 スクロール 吉永護  5/18 未勝利 東京芝1400 13
ストロングアクシス 五十嵐冬樹  6/11 交流 旭川ダ1600 11
セレナジャスミン 三浦皇成  6/08 未勝利 東京ダ1400 15
11 ディゾンシチー 小野次郎  5/11 未勝利 東京ダ1400 A−
ハイライト 柴山雄一  6/15 未勝利 東京ダ1400 11 10 11
14 ヒシシャトル 戸崎圭太  5/31 未勝利 東京ダ1300 11 10
フサイチコウキ 中谷雄太  6/21 未勝利 福島ダ1150
13 マイネテオリア 的場勇人  5/24 未勝利 新潟ダ1200 11 10
ヨシモンドノスケ 五十嵐雄祐  6/14 未勝利 東京ダ1600 15 11 11
リノーンリビュート 初出走
ロックオン 池田鉄平  4/12 未勝利 中山ダ1800
ワイルドギース 吉田豊  2/16 未勝利 東京芝1400 16 14 15
ワンダーバイオー 岩田康誠  4/12 未勝利 阪神ダ1200 12

●福島ダ1150mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナーの外側。04年の秋の開催から誕生した条件。スタート地点は芝コースになってしまったが、フルゲートは16頭取れるようになった。
 ちょうど中山のダート1200mのような雰囲気で、斜めに走る芝とダートと境目を横切って本コースに入る。そうなると枠順の有利・不利が生じやすそうだが、実際にはそうでもない。中山ダート1200mのように外枠有利ということはなく、気持ち内目の方がいいぐらいだ。
 それよりもダッシュ力、スピードが命。前に行けない馬では勝負にならない。血統的には面白い特徴があり、サクラバクシンオー、エンドスウィープ、ボストンハーバー、メジロライアンといった芝適性がある種牡馬が上位に来ている。ただし、サクラバクシンオーは勝ち鞍は多いが、連対率は高くなく、穴も望みにくいので注意。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
ダッシュ力、スピード
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒4 1分09秒6 1分09秒0
古馬500万 1分09秒0 1分08秒9 1分08秒3 1分08秒5
古馬1000万 1分07秒6

これ以降は7月3日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月5日 福島1R 3歳未勝利 ダ1150m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アブダビアン 千葉直人  5/25 未勝利 東京ダ1300 16 14
カシノシンケン 伊藤工真  6/14 未勝利 東京ダ1600
コアレスルドルフ 勝浦正樹  6/14 未勝利 東京ダ1600 10 14 12
ストロングアクシス 黛弘人  6/11 交流 旭川ダ1600 11
セレナジャスミン 内田博幸  6/08 未勝利 東京ダ1400 15
ディゾンシチー 小野次郎  5/11 未勝利 東京ダ1400 A−
トランスワープ 後藤浩輝  6/08 未勝利 東京ダ1300 B+
トーセンメガミ 田中博康  6/16 交流 盛岡ダ1600 10 B−
ハイライト 柴山雄一  6/15 未勝利 東京ダ1400 11 10 11
ヒシシャトル 中舘英二  5/31 未勝利 東京ダ1300 11 10 B+
フサイチコウキ 中谷雄太  6/21 未勝利 福島ダ1150
マイネテオリア 津村明秀  5/24 未勝利 新潟ダ1200 11 10
ヨシモンドノスケ 五十嵐雄祐  6/14 未勝利 東京ダ1600 15 11 11 B+
リノーンリビュート 宮崎北斗 初出走
ロックオン 池田鉄平  4/12 未勝利 中山ダ1800 B+
ワイルドギース 吉田豊  2/16 未勝利 東京芝1400 16 14 15 B−

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アブダビアン 7月2日 美浦坂路良 強め 助手 55.0−12.7
カシノシンケン 7月2日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 14.5 13.2
コアレスルドルフ 7月2日 美浦南W良 馬ナリ 攻手 5F66.3−13.5
ストロングアクシス 7月2日 美浦北C良 強め 草野太郎 5F69.0−13.2
セレナジャスミン 7月2日 美浦北C良 一杯 助手 5F66.4−13.7
ディゾンシチー 7月2日 美浦南W良 仕掛 攻手 5F64.9−12.3 A−
トランスワープ 7月2日 美浦坂路良 強め 助手 52.2−11.8 B+
トーセンメガミ 7月2日 美浦南W良 強め 調教師 5F65.8−13.1 B−
ハイライト 7月2日 美浦坂路良 一杯 助手 ラップ 12.0
ヒシシャトル 7月2日 美浦坂路良 強め 助手 50.6−12.2 B+
フサイチコウキ 7月2日 美浦坂路良 馬ナリ 中谷雄太 53.6−12.0
マイネテオリア 7月2日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 55.6−13.7
ヨシモンドノスケ 7月2日 美浦南W良 一杯 五十嵐雄祐 5F66.0−12.4 B+
リノーンリビュート 7月2日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 53.5−13.2
ロックオン 7月2日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 51.7−12.3 B+
ワイルドギース 7月2日 美浦坂路良 一杯 助手 54.7−12.3 B−

これ以降は7月4日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「順当」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
フサイチコウキ
カシノシンケン △△
マイネテオリア
ディゾンシチー
ヒシシャトル △△
トランスワープ
コアレスルドルフ
トーセンメガミ
ハイライト
セレナジャスミン △△
ストロングアクシス
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
トランスワープ 2.7
フサイチコウキ 3.6
セレナジャスミン 7.7
ヒシシャトル 9.7
ストロングアクシス 11.4
ハイライト 12.2
トーセンメガミ 16.5
ディゾンシチー 21.7
以下27倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フサイチコウキ 64 64
ワイルドギース 38 29 38
カシノシンケン 60 51 58 60
マイネテオリア 62 53 51 34
ヨシモンドノスケ 53 53 47 38
ディゾンシチー 43 43 39
アブダビアン 15 15
ヒシシャトル 56 56 49 37
トランスワープ 61 61
コアレスルドルフ 55 53 47 52
ロックオン 26 26
トーセンメガミ 41 41 30
リノーンリピュート
ハイライト 62 42 60 42
セレナジャスミン 61 59 44 56
ストロングアクシス 67 67 51 56


デイリー馬三郎

予想印

◎ トランスワープ
○ フサイチコウキ
▲ ストロングアクシス

以下省略


見解

 「トランスワープのデビュー戦は太目残りの仕上がりながらも3着。スピードを十分に見せ、馬体の良さからも能力は高い。2戦目で変わり身を発揮する。」

●前走レース後の騎手コメント

フサイチコウキ(2着)

 「好仕上がりでした。ただ、パドックで馬っ気を出していたように若さは残っています。いずれにせよ、初戦でこれだけ走るのですから素質は十分です。」(中谷雄太騎手・競馬ブック)

トランスワープ(3着)

 「初戦としては内容は良かった。能力的に未勝利にいる馬ではないし、これを使ってガラリ変わると思う。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

カシノシンケン(5着)

 「4角まではいい感じでしたが、直線で追い出してから内へモタれてしまった。前回が少し長い感じがあったけど、今回もそんな感じでした。」(伊藤工真騎手・競馬ブック)

セレナジャスミン(4着)

 「ゲートが速かったし、追ってからあまり脚を使えないタイプだと思ったので前で競馬をさせました。気性が前向きだし、距離はもう少し短くてもいいかも知れません。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

ディゾンシチー

 「ひと息で行っているから距離短縮はいいし、状態が上がって変わりそうな雰囲気だね。」(成田助手・デイリー馬三郎)

フサイチコウキ

 「前走は勝った馬が強かったし、経験馬相手を考えれば上々だろう。今回は決めますよ。」(加藤征弘調教師・デイリー馬三郎)

ワイルドギース

 「以前に比べると追い切りも動くようになってきたが、この距離はやや忙しい印象だね。」(大久保洋吉調教師・デイリー馬三郎)

カシノシンケン

 「前走は上手にレースを運べていたけど、若干距離が長かった。この条件なら期待できる。」(杉田助手・デイリー馬三郎)

マイネテオリア

 「テンのスピードはあるから、すんなりハナなら面白いかも。前半のリードで粘り込みを。」(新保助手・デイリー馬三郎)

ヨシモンドノスケ

 「要は気持ちの問題だよ。この距離でもっと積極的な競馬をして、前向きになってくれれば。」(浅野洋一郎調教師・デイリー馬三郎)

アブダビアン

 「小柄な馬だけど、使った上積みは感じます。福島変わりも間違いなくプラスに出そう。」(加藤和宏調教師・デイリー馬三郎)

ヒシシャトル

 「調教同様、テンの勢いはいいが、トモが甘い分、踏ん張りが利かず追ってからがひと息。」(中野隆良調教師・デイリー馬三郎)

トランスワープ

 「初戦は内々でうまく立ち回れたし、上々の内容。あとはこの距離の流れに対応できれば。」(萩原清調教師・デイリー馬三郎)

コアレスルドルフ

 「未勝利を勝てるだけの素質はあるが、腰の甘さが解消できていない現状。何とも言えない。」(成島英春調教師・デイリー馬三郎)

ロックオン

 「ここに来てケイコの動きが良化。距離短縮もプラスだと思うし、入着以上も期待できる。」(吉沢助手・デイリー馬三郎)

トーセンメガミ

 「この距離でもスピードは通用するし、自分のリズムで気分良く運べれば上位争いになる。」(斎藤宏調教師・デイリー馬三郎)

リノーンリビュート

 「脚元の関係でデビューが遅れた。それだけに強いケイコが不足している。まだ重いね。」(鈴木伸尋調教師・デイリー馬三郎)

ハイライト

 「前走は馬場が響いたし、気性面の悪いところも出てしまったね。変わる余地はあります。」(沢峰次調教師・デイリー馬三郎)

セレナジャスミン

 「ダートの短距離が合っているようだね。切れる脚はないので先行して粘り込む競馬を。」(出口助手・デイリー馬三郎)

ストロングアクシス

 「千六は長いみたいだね。追走は苦労するかもしれないが、しまいは確実に伸びるから。」(伊藤圭三調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

アブダビアン

 初戦の前走は14番人気16着とさっぱり。いきなり大きく変わるとは、とても思えません。

 追い切りからも、変わり身は見られません。

カシノシンケン

 ここ2走は5着5着と堅実。調整も万全だが、その2走はダート1600mでの話。1150mで実力が発揮できるのか。

 しかし、前走の鞍上は距離短縮を進言。

 ただ、追い切りの軽さが気に入りません。

コアレスルドルフ

 好不調の差の激しい馬。3着になったかと思えば次走は14着だったり、読みづらい。

 追い切りも全体の時計は悪くないが、終いの伸びを欠き、当てにし辛い。

ストロングアクシス

 前走交流戦でも勝ち馬から1秒3差。4月12日の2着以降は、ウチパクが騎乗して3、5、11着と悪くなる一方。馬がズルくなった?

 追い切りの動きも冴えない。

セレナジャスミン

 優先出走権を持ち、ウチパク騎乗で勝ちに来た馬。ただ、前走は4着だが、前々走は15着だったり、その前は8着だったりと、信用しづらい。

 追い切りも、この終いの伸びの悪さでは、まず直線で失速するだろう。

ディゾンシチー

 過去2戦走って、2走とも8着。上手いスタートと素早い二の脚で、好位に位置するも、いつも直線で失速。

 しかし、今回の追い切りの動きは絶品。私は勝ち負けになると信じている。

トランスワープ

 前走は既走馬に混じっての初戦にもかかわらず3番人気3着と結果を出す。叩き2走目の今回、当然中心。

 追い切りも本数、そして2日の最終追い切りの内容ともに良好。圧勝まで。

トーセンメガミ

 新馬戦こそ3着ですが、2戦目で10着、以降地方交流戦を3戦するも勝ち切れない。

 追い切りも全体の時計はそこそこだが、終い13秒台はちょっと・・・。

ハイライト

 ここ5戦は11、3、10、3、11着と二桁着順と3着を繰り返している。前走が二桁着順なので、順番通りで行けば、今回3着か。

 追い切りは計測不能で、良くわからず。

ヒシシャトル

 前走は3番人気と支持されるも11着と人気を裏切る。結局初戦から7、8、10、11着と期待外れ。

 しかし、2日の追い切りは終いまでいいですね。人気の落ちる今回、1発あるかも。

フサイチコウキ

 前走は既走馬相手に8番人気と低評価も2着と能力を見せる。勝ち馬からは0秒2差。時計も1分09秒1良と、過去10年間の3歳未勝利クラスの平均勝ちタイム1分09秒9良を大きく上回る。

 間違いなく本命候補。ただ、中谷雄太騎手、大丈夫か?そして馬ナリの追い切りが1本というのも引っ掛かる。

 能力は間違いないが、不安も抱える。

マイネルテオリア

 ここ6戦は15、4、10、6、3、11着と良かったり悪かったり。

 追い切りも除外を覚悟してか、軽すぎる。

ヨシモンドノスケ

 初戦から6、8、11、15着と悪くなる一方。

 しかし、今回は直前で一杯に追われ、かつ内容も濃厚。注意が必要。

リノーンリピュート

 初出走。陣営も認める追い切り不足。既走馬相手に不利なことからも、出番なし。

ロックオン

 新馬戦6着の後、取消が1度。そこから3カ月ぶりの今回。というわけで、正体不明。

 追い切りの動きは未勝利戦勝ち負けレベル。

ワイルドギース

 新馬戦15着、次走16着。そこから4カ月半ぶりの今回。必至で調整しているだろうが、いきなりからは疑問。

 追い切り本数は8本で十分。2日の追い切りは遅れたとはいえ、相手はあのココナッツパンチ(古馬オープン)。7、8着あたりまではあると思うのですが、それ以上はどうでしょう。
トランスワープ
フサイチコウキ
ディゾンシチー、ロックオン
ヒシシャトル、ヨシモンドノスケ
 トランスワープは、能力、追い切りの動きともに文句なく、本命候補。

 しかし、対抗のフサイチコウキは、能力なら間違いなく本命級なのだが、2日に美浦で軽く1本追い切っただけという調教の軽さに疑問を感じる。この馬が一杯に追えていたのなら、ディゾンシチーに逆転はないと思うが、意外に逆転の目もあると考える。

 今回、我らが愛馬ディゾンシチーは準備万全で、先行能力や距離短縮から、勝ち負けと思っているが、この万全の状態で不利もなく大敗するのであれば、未勝利脱出は諦めた方がいいだろう。

 とにかく、同日出走するダブルダンスシチーも気になるところだが、こちらは後がない未勝利の身分。とにかく勝って欲しい。そう願っています。小野次郎騎手なら、もうこの馬を手の内に入れているでしょうし、やってくれると信じているのですが・・・。

これ以降は7月8日に作成

●レース 

 我らが愛馬ディゾンシチーのスタートは悪くないのですが、外枠発走の馬が全体的にスタートが良かったですね。

 ディゾンシチーは負けずに二の脚を使い前を窺います。

 マイネテオリア(結局4着)がハナを奪います。2番手にはヒシシャトル(結局5着)、3番手にはセレナジャスミン(結局9着)という隊列になります。

 ディゾンシチーはそのすぐ後ろの4番手を追走します。しかし、向正面で少しずつ遅れだし、4コーナーの勝負どころでは、全くついていけずに7番手まで下がります。

 そのまま更に1頭に交わされて、流れ込んで8着になります。4コーナーではロスのない最内にいましたし、これであれだけ伸びないのであれば、能力的なものか、距離が短い(忙しい)と言えるでしょう。

●時計の評価

 今回のディゾンシチーの走破時計1分10秒3良は、福島ダート1700mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分9秒9良であることを考えると、そんなに悪い時計ではありません。

 ただ、全体的に時計が速くなっていますので、鵜呑みにもできません。かなりレベルの下がっている7月の3歳未勝利戦において、8着という結果はさすがにいただけません。

 仮に偶然勝ち上がったとしても、500万クラスでは、全く歯が立たないでしょう。

 上位2頭はレース前の私の予想どおり別格で、なぜこの時期に未勝利クラスに居るのかわかりません。とっくに勝って、500万クラスで勝ち負けしていてもおかしくない強さの馬です。
 これらに負けるのは仕方のないことですが、メンバーを考えると、掲示板には載って欲しかったですね。 

●レース後の騎手・調教師のコメント

フサイチコウキ(1着)

 「4角では内に閉じ込められそうな感じになったが、手応えはあったし、中舘さんの馬が外へ逃げ加減だったので開くと思って待ちました。追ってからは前走と比べ物にならないくらい伸びた。強い内容だったから上でも楽しみ。」(中谷雄太騎手・競馬ブック)

トランスワープ(2着)

 「はじめから勝ち馬を意識して乗ったし、4角まではうまく閉じ込められたけどね。相手は直線で開いてしまったし、切れ味が違っていた。こちらは切れる馬ではないから仕方がない。馬は良くなっています。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

ハイライト(3着)

 「前走は前の方に行って止まったので、今回は少しタメて末脚を生かす競馬をしました。終いの脚は良かったよ。上位の2頭は強かったし、3着なら悪くない。嵌ればチャンスも。」(柴山雄一騎手・競馬ブック)

ディゾンシチー(8着)

 「ちょっと伸び切って走っている。その分甘くなった。久々で重かったのもあるね。叩いて変わると思う。」(小野次郎騎手・競馬ブック)

●今後の展望

 レース後の小野次郎騎手のコメントを見ると、少しは安心しますが、それでも、この時期の未勝利戦であることを考えれば、負けすぎです。

 素晴らしい先行力がありますので、1発があるかも知れませんが、中立に見て、その可能性は極めて厳しいでしょう。

●最後に

 負けはしましたが、しっかりと休養し、疲れを取り、追い切りも数をこなし、多少太目だったことを除けば、万全の状態で出走させていただいた根本康広調教師には、感謝しています。

 負けて悔いなしです。

 ただ、勝ちあがる可能性が低いとはいえ、10パーセント程度はある馬だと思っていますので、代替馬としては、大変満足しています。

 別に見放したわけではありませんし、次もその次も、最後までしっかりと応援していきたいと思います。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年6月26日作成 7月3日、4日、5日、8日加筆

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