祝 愛馬ステップシチー初出走2着!!

この馬間違いなく強いです。その理由は19日以降加筆分にたっぷり掲載!
特に走破時計のところは絶対に見てください

 17日、出走メンバーが確定しました。下記表の黄色い部分は16日の出馬想定表のメンバーです。やはり、手薄なメンバーと見たのか、優先出走権のある初出走馬2頭と休み明け馬、そして一頭明らかに勝ちにきた前走2番人気7着馬が参戦してきました(表の緑色の部分の4頭)。それにより、前走6着だったアグネスタイガ号とおそらく本命視されていたはずのノーキュアノーベイ号が出走間隔の関係で除外されました。これはめでたい!

 しかし、こうやって出馬想定表からの調教師の虚虚実実の駆け引きを見ていると面白いですよね。それぞれの泣き笑いが見えます。勝負はもうここから始まっているのですね。

●水曜日時点での出馬想定表

馬名 前走
アグネスタイガ 4/28 京都ダ1800
出走 アドマイヤカイト 初出走
出走 ケイアイケイマン 4/14 阪神芝2000 10
出走 サンレイサイレンス 4/28 京都芝1600 13 10
シルクキャニオン 5/06 新潟ダ1200 15 12
出走 ステップシチー 初出走
ゼンシンゼンレイ 5/05 新潟芝1800 10
出走 ターフギムレット 4/28 京都芝1600 14 15
出走 チャームピアス 4/07 福島芝1200 10
出走 トーワシャトル 4/22 福島芝1200
出走 トヨサンハッピー 4/14 阪神ダ1200 11 12
出走 ドールリヴィエール 4/28 京都芝1800
ニホンピロアニカ 4/15 阪神ダ1400 12 12
ノーキュアノーペイ 4/29 京都芝2000
出走 ピンクノチカラ 4/22 京都ダ1800 13 14
メイショウシオギリ 5/05 新潟芝1600 10 13
出走 メイショウブリオ 4/15 福島芝1800 15
出走 ヨドノドリーマ 4/22 福島芝1800 14 10
リバーパッション 5/05 京都芝1200 11 11
出走 オンワードフライデ 初出走
出走 サンタドレス 4/22 京都ダ1800
出走 タガノワンダー 初出走
出走 ディーエスデンバー 1/20 中山芝2000 14 10

●騎手は中京巧者の吉田稔!

 以前は私の愛馬のナポレオンシチーの主戦を努めていただいていた吉田稔騎手。私にとってはお久しぶりですといったところでしょうか。あまり能力のなかったナポレオンシチー(当時は馬を見る目がなかったです。種牡馬くらいしかよくわかりませんでしたから。しかも一発勝負で神の馬ラムターラの産駒を買っているあたり、今の知識ではアリエナーイ。)を常に6着まで押し上げた豪腕を私は大変評価しております。同馬は当時の小林徹弥騎手辺りでは二桁着順しか出せないような馬でしたから、掲示板に載らないまでも、確実に賞金を加えてくる吉田稔騎手の騎乗は有難かったです。

 しかし、その頃をピークに少し吉田稔騎手の成績が落ち着いてしまった気がします。同騎手は安藤光彰騎手が合格した前回のJRAの騎手試験で1次試験(実技)免除ながら不合格になり、その前後からあまり中央に来なくなりました。

 それまでは毎週のように中京はもちろん、京都だ阪神だ新潟だと彼の名前をみつけることが出来たのですが、最近ではたまに見かけるくらいです。中央での成績も昨年1勝、今年5勝とコンスタントに20、30勝稼いでいた頃と比べると寂しい限りです。もっとも昨年の1勝は騎手試験に合格すべく騎乗をキャンセルして勉強されていたというのが本当のところですが。

 とはいえ、吉田稔騎手は名古屋競馬所属ということもあって中京は大の得意。また、芝でも忘れられないのがシーザリオでの桜花賞2着(1着はラインクラフト)です。いい馬さえ乗せれば確実に追える騎手なので、心配はないと思います。

 最近競馬を始めた方で、吉田稔ってだれ?という方は、当サイトの騎手ランキングで検索してください。地方の結果はもちろん、中央での結果も収めてあります。 

●なぜこの馬に期待がかかるのか

 がんばれシチー軍団のホームページでも毎回のように書き込みましたが、この馬は確実に追い切りの時計を詰めています。

4/29栗東坂路良 馬ナリ 55.0−40.1−26.3−13.1 をはじめとして
5/03栗東坂路稍 馬ナリ 55.4−40.1−26.3−13.4
5/06栗東坂路重 馬ナリ 54.2−39.7−26.0−13.0
5/10栗東坂路良 馬ナリ 52.8−38.5−24.9−12.4
5/16栗東CW良 一杯  80.4−65.7−51.1−39.1−12.6 エイシンイチバン一杯と併せて0.8秒先着

 5/10の坂路の時計は、私の愛馬の中で一番といってもいいくらいの優秀な坂路時計(非常にレベルの低い話ですが)で、先述の愛馬ナポレオンシチーはいつでも55秒台。1度調子の良かったときで54秒台、もちろん結果は6着まででした。ステップシチーはそれを52.8しかも、最後は止まってしまいやすい栗東の坂路で最後まで脚色が衰えず12.4で駆け上がったのですから、未勝利馬としては優秀であると考えます。同じステイゴールド産駒のドリームジャーニーの末脚を期待しちゃいます(かなり妄想の世界ですが)。ちなみに未勝利を勝った愛馬のエドワーズシチーの調子の良いときで53秒台の坂路時計でした。そんなこんなで、もちろん上には上がいますが、私の愛馬の中ではかなり素晴らしい動きなので大きく期待しているわけでございます。この日の追い切りは岡田師も良い時計を計時したと友駿ホースクラブのホームページで仰っていましたよね。

 5/16の最終追い切りでは、前走未勝利戦3番人気5着のエンシンイチバン(20日の新潟2Rに出走)を0.8秒も千切っています。また、この日の動きも素晴らしい。

 というわけで、調教どおり走れば相手も相手だし、いきなり大きな仕事をしてくれそうな気がします。

●といっても不安がないわけではない

 やはり、出走経験馬と初出走馬の差は大きいと思われますし、調教がそのままレースに出るとも限らない。また、さすがに芝のレースということもあって、他の馬の中にも追い切りでいい時計をだしている馬が数頭いる。しかも、10着とはいえ前走1番人気に支持された武豊騎手(アドマイヤオーラ降ろされたしやけくそになってないかなぁ)騎乗にケイアイケイマンの巻き返しもあるかも知れない(この馬がまたDWで良く動いているんですよね)。

 2戦目で勝利した素質馬エクストラシチーでさえ、経験馬と戦った初戦は8着に敗れている。

 しかし、不安より期待できる要素が多いのでいい勝負をしてくれると願っています。

●枠が出ました!(5月18日加筆)

 もうみなさんご存知の通りステップシチーは3枠5番です。保護者のみなさん!!私たちには運がある!!
なぜなら、中京芝1800は断然内枠有利だからです。以下にJRA−VANのコース評価を記述します。

中京芝1800

スタート地点は正面スタンド左斜め前あたり。ゴール地点を1回通りすぎて、そのまま1周するコース。
最初の1コーナーまであまり距離がないため、逃げ・先行馬が多い場合は、スタートから主導権争いが激しくなることがある。
1から2コーナーを回り、向こう正面に入っても前の隊列が落ち着かないこともある。
フルゲートは16頭だが、枠順の有利・不利はある。
内枠の方が断然有利で、5枠より外枠は成績が落ちる。外枠を引いて終始外を回らされると厳しい。
道中最初のペースがあまり速くならなければ、前に行っている馬の方が当然好走しやすい。
人気薄の逃げ馬がそのまま逃げ切って大きな配当が出やすいコースでもある。
差し・追い込み馬でも直線の入り口では、ある程度の位置に押し上げている必要がある。


ということで、3枠5番は最高の枠です。

 1番人気の武豊騎手の馬は残念ながら再内にいます。しかし、後の有力馬は皆外枠に行ってしまいました。サンタドレスしかり、アドマイヤカイトしかり、トーワシャトルも外の方です。

 大きな能力差があれば外枠からでも飛んでくるでしょうが、ほとんど力差のないメンバーにとってこれは大きなハンデになります。無理に前に取り付こうとすると脚を使うことになるし、普通に走れば外外を廻されます。

 私はそれらを把握していたので、枠順発表を非常にドキドキしながら見てました。しかし、前回のディヴァインの大外枠といい、今回のディヴァインの外枠といい、今回のステップといい、今の私はつきすぎている!!まぁ、改修前の阪神芝1600のように枠の不利で負けたりするのはつまらないですからね。

●各紙のコメント(5月18日加筆)

馬三郎オンライン(印は馬評価)

×ステップシチー

 「まだ体質は弱いが、ケイコの動きは良いし、乗り込み量も足りている。初戦から楽しみ。」内山助手
印の×はおそらく3連単のヒモかなにかの意味だと思われる。

◎ケイアイケイマン

 「蹄鉄がズレていた前走は度外視できる。引き続き攻め気配は良いし、巻き返しを期待。」片山助手

競馬ブックオンライン

予想家の印 左から長岡 西村 山田理
ケイアイケイマン ◎◎◎
ステップシチー  ▲▲△
サンタドレス   ○○○

という3強予想で(以下の印は省略)一番右の予想家は▲印は付けていません(後で後悔すると思うよきっと)
調教評価
 ◎ケイアイケイマン
 ○ステップシチー
 △ターフギムレット
 △トーワシャトル

の4頭で、これは私ほっさんも無難な評価だと思います。悔しいけどケイアイケイマンの方が少し動きが良かったですからね。
予想オッズ
ケイアイケイマン 2.7
サンタドレス    4.3
ステップシチー  5.3
アドマイヤカイト 8.0

以下10倍以上予想で、私ほっさんは、最終的にはアドマイヤカイトの方が人気になり(騎手も岩田だし、アドマイヤっていうだけで強そうだし。逆にシチーというだけで捨てる人も世の中にはいるし)、ステップシチーはレース直前で10倍を超えてくると思っています。しかし、予想では3番人気!嬉しいでございます。幸い明日は仕事休みなので、当日の気配と直前のオッズの上昇により単勝複勝の購入金額を変えようと思っています。

 ただ、ケイアイケイマン以上かと言われると、ステップシチーが自分の愛馬でなければ違うと答えるでしょう。ですから、私は単勝複勝勝負ですが、皆さんは馬券は慎重に購入してください。

大阪スポーツ紙 19日付

 大阪スポーツ紙は本紙の印 

◎ケイアイケイマン
○サンタドレス
▲アドマイヤカイト
△ステップシチー
以下省略

ですが、「好配特捜班」というミニコーナーで以下のように述べています。

先週の坂路で4ハロン52.8秒の好時計をマークしたステップシチー。今週のCWでも水準以上の時計を叩き出すなど、非凡なセンスを感じさせる。ここは初出走が4頭に加え、全馬とも前走で掲示板を外している。けい古通りなら通用する。

と、私の今まで書き続けてきたことと全く同じことを述べられています(パクられた?・・・うそです)。しかし、非凡なセンスを感じさせると言われると保護者として嬉しいですね。

●というわけで、(18日加筆)

 騎手も文句ないし、相手にも恵まれている。経験馬相手に初戦というハンデはあるものの、かなりの結果を期待させる。私はこのレースもエクストラシチーの時と同様に、単勝オッズが15倍程度付くようであればそこそこ勝負したいと思っています。もちろん保険の複勝も買います。

ほっさん予想!
◎ステップシチー
○ケイアイケイマン
あと知らん


しかし、先に述べましたように、前走1番人気で10着と凡走した、ケイアイケイマンが前走スタート直後に蹄鉄がズレたという致命的な不利を受けていたことは、知っておかなければいけません。ただ、それでも10着というのはいささか物足りない。蹄鉄のズレがなければ勝っていたのかというと、それもわからない。本音を言えば走ってみなければわかりません。

●素質について

 実は私が選択して購入した2004年産の募集馬の3頭(ステップシチー、エクストラシチー、フォレストシチー)のうち、会員さんならご存知だと思うのですが、エクストラシチーとフォレストシチーは出走前に調教師から「素質がある」というコメントをいただいております(佐々木晶三師はリップサービスで良くこのような言葉を口にされますが)。しかし、唯一このステップシチーだけが、その言ったコメントをいただいておりません。師は今回調教の動きが良いというのは仰ってくれていました。岡田師が慎重なのか、あまりそういう言葉を口に出さない人なのかは私はあまり存じませんが、その答えが明日出るような気がします。

●友駿ホースクラブの評価はB(18日加筆)

 これだけ動いて、相手にも恵まれて、友駿ホースクラブのホームページでB評価とは、これいかに!私は十分A評価だと思うのですが。

●凡走すれば、

 このメンバーでこの仕上がりで落鉄など理由もなく10着以下なら、いくら初戦といっても将来勝ちあがるのは厳しいと言わざるを得ません。血統的にもダートは走らなさそうですし。私にとっても明日はかなり勝負の日です。いい結果を期待しています。

●がんばれステップシチー!(18日加筆)

 先日勝ちあがった私の愛馬ディヴァインシチーとエクストラシチーはともにダート馬です。もう1頭の出資馬フォレストシチーもダート馬です。芝で活躍できそうなのは、血統的にこの馬(無料提供馬と代替馬除く)しかいません。そういう意味でもこの馬にかかる期待は大きいです。

 未勝利戦なので、もちろん優勝して欲しいですが、3着以内に入ることが出来ればなんの文句もありません。

 今週は勝てそうな愛馬が3頭も出走ということで、データ集めや記事作成など随分時間を使いました。また、水曜日の想定表を見てからは、かなり興奮していてあまり寝れていません。勝てばまたしばらく興奮して寝れませんが、もちろんそれを望みます。

 本当は車で3時間かけて中京へ行こうかと思っていたのですが、家族の都合とマイセンシチーの分析もこの後したいと思うので、時間がありません。明日(19日)はホームグラウンドの京都競馬場で記念の単勝勝って(本当はご当地でないと値打ちが低いのだが)、ディヴァインのレースともどもモニタ観戦する予定です。11時40分出走のステップシチーから13時20分出走のディヴァインシチーまで激アツの2時間を過ごそうと思っております。

 本当に競馬って楽しいですね。GT荒れまくりでファン離れが心配ですが。

これ以降はレース終了後(19日)の記事です

●パドック気配

 今回、私ほっさんも随分と期待していたので、バイクで30分の京都競馬場に行ってきました。パドックといっても競馬場のモニタでみるだけですが、いやぁ、自分の愛馬ながらよく見えました。落ち着いて周回していましたし、馬体も充実していました。チャカつくこともなく、コトコトと小走りすることもなく、とにかくどっしりとしている感じでした。ときどき厩務員さんに甘えていましたが。

 パドック前、武豊騎手の断トツ1番人気のケイアイケイマンが馬体重プラス8キロと出ていたので、「太めでチャンスか!」と思っていましたが、そんなことはなく、これもまたよく見えました。

●オッズの流れ

 1番人気は武豊騎乗のケイアイケイマンで、1.2倍から1.4倍程度を推移していました。続いて12倍程度でサンタドレス、13倍程度でアドマイヤカイト、15倍程度でステップシチーでした。意外とついていたので、単勝馬券3枚買いましたが、最終的には10倍程度になっていたようです(直前で買われる馬って結構来ますよね)。 

●馬券買ったよ!

 私は土日も2分の1の確率で仕事なので、ほとんど電話投票を使っているのですが、今日はステップシチーとディヴァインシチーの2頭が出走するので、記念に馬券も欲しかったし、レープロも欲しかったし、パドックも見たかったし、リアルタイムで映像を見たかったので、ホームグランドの京都競馬場にきました。

 単勝馬券2枚は最初から記念に取っておくもので、もう1枚は10倍以上付いていたので換金用でした。今月はGT連敗で、もはやあまり投資できるお金は持っていません。ですから、恥ずかしいくらいの非常に小さな投資額ですが(エクストラシチーの単勝複勝のとった分はすでにGTに消えました)、少ない投票数で確実にゲットできたのは嬉しい限りです。そりゃ、これを見てくださっているみなさんと一緒に水曜日の想定表の段階から、追い切りだ、枠だと勉強してきたわけですから、これで取れなければ寂しい限りですが。実にGTで馬券を買うときよりもいろいろと研究しましたもんね。
 結局馬連のみ的中で、購入900円に対し、配当金300円かける720円(馬連配当)で2160円ということになりました。浮いたお金でディヴァインシチーのレースまでの1時間40分の間にお食事を取ることができました。

 でも馬単結構自信あったんだけどな。

●さて、出走!

 スタート直後、内の方あたりで、明らかにダッシュの付かない馬がいて(赤い帽子)、「ステップシチーじゃなければいいのだけれど」と思っていたら、案の定愛馬ステップシチーでした。

 保護者の方はご存知ですが、この馬2回ゲート試験落ちているんですよね。その理由が「ダッシュがつかず」でしたから、納得でした。同じゲート試験落ちるのでも、ゲートに入らないだとか、ゲートから出ない方が深刻ですから、あまり心配していませんでしたが、そのことにより、15番手追走という形になりました。

●道中は15番手追走

 未勝利戦で初出走で15番手追走。この馬をあまり知らない個人予想家たちは、この馬はこれで終わったと思ったに違いありません。なぜなら、中京は直線が短いですから、最後方からの追い込みが決まるはずがないからです。

 私は100パーセント信じていたわけではありませんが、追い切りの動きから、最後は必ず伸びてくると思ってましたので(でもせいぜい7、8着だろうとは思いました)、ドキドキしながら見ていました。これがダートなら絶望的ですが。なぜ、最後に伸びてくるのがわかっていたかというと17日に上記●なぜこの馬に期待がかかるのかのところでも書かせていただきましたが、追い切りでも最後までしっかりと伸びているからです。 

●きらりと光る好騎乗!

 出遅れた愛馬ステップシチー。鞍上の吉田稔騎手は腹をくくって後方待機策を取ります。その判断も素晴らしい(無理に外外回って先団に取り付くより)のですが、コーナーのきつい中京において、ずっとラチ沿いの最短距離を走らせ脚をためたことがこの後の展開に繋がります。

 出走前の上記記事でも書きましたが、吉田稔騎手は中京巧者です。何度何度も走っていて、コースは熟知しています。岡田師がそういった土地に合わせた素晴らしい騎手を選んだことが、この後の好走を呼び込んだのだと思います。

●そして圧巻の直線へ

 最後のコーナーに入ると、吉田稔騎手はためらわず大外に愛馬を誘導します。そして、鍛え抜かれた豪腕で追いまくります。状態のよい愛馬ステップシチーは、ひと追いごとにぐんぐんと加速し、前の馬たちを次々と抜き去ります。圧巻でした。出遅れた分終始先頭で楽に走っていた武豊騎乗のケイアイケイマンだけとらえる事ができませんでしたが、1頭だけ別次元の脚で一気に14頭抜き去りました。強い!!(さすが私がほれ込んだ好馬体!!なんてね)

ちなみに通過順位は16、15、13、11(ディープみたい)で断トツの最速上がり3ハロン34.5でした。次に上がりの速かったのは35.1のケイアイケイマンでした(さすが武豊!)。直線の短い中京で初戦でこの脚が繰り出せるなら、これは恐ろしく強い馬かも知れない!!

 上記追い切りの記事のところで、同じ父ドリームジャーニーのことを書きましたが、まんざら夢でもないような、そんな気がする今日のレースぶりでした。

●時計が凄すぎる

 あなたはご存知ですか?今日のステップシチーの出した時計1分47秒7の凄さを!
 今年3月の第1回中京競馬芝1800戦の勝ち時計と上がりタイムを用意しました。

3月 3日 中京スポーツ杯(4歳上1000万下) 1分47秒1 良  34.6
3月10日 熊野特別(4歳上500万下)      1分47秒5 良  34.9
3月11日 3歳未勝利                1分51秒5 重
3月17日 あざみ賞(3歳500万下)       1分48秒3 良 34.0
3月18日 岡崎特別(4歳上500万下)     1分48秒6 良 35.5

いかがですか。ステップシチーの時計1分47秒7 良 上がり 34.5がいかに凄いか

唯一上がりで負けている3月17日のあざみ賞の勝ち馬は明日(今日19日)の大本命ベッラレイア様のものです。走破時計では勝っちゃってます。

駄目だ、これを知ってしまうと興奮のあまり寝られない!!
 もし、貴方がこのレースの映像を見る術があるなら、絶対見た方がよい、そんな豪快なレースでした。私も競馬場から帰っても、何回も映像を見て興奮しております。重賞レースを見ているかのような、直線でした(ハーツクライのダービーみたい)。

●2着という結果だが

 未勝利という立場上、優勝と2着では天と地ほどの差がありますが、今回経験馬に混じっての初出走であることを考えると私ほっさんはむしろ万々歳であります。優勝馬はキャリアもあり、前走も1番人気になるほどの強豪馬です。それを追い詰めようかというほどのところまで来たのですから、今日のレースに関してなんの文句もありません。調教師、騎手、厩務員など全てがベストの仕事をしてくれたと思っています。

 特に、中途半端な状態で出走し、出走規制を食らうような馬鹿なことをする調教師も多い中、ここまできちんと仕上げてレースに出走させていただいた岡田稲男師には本当にお礼をいいたい。岡田師はシチー馬に良績がありますが、その理由が私にもよく理解できた気がします。

●次走は6月2日か6月9日か?

 馬体に異常や疲れがなければ(そんなことはないと思うのですが、もし、まだ脚が完全な状態でなく放牧に出されたとしても、この馬なら未勝利終了後の500万クラスでも勝てると思います)、次走は6月2日か9日の中京芝1800になるでしょうが、もうこれは本命級の扱いになると思われます。私も有給休暇を取って、今度こそ中京競馬場まで応援に行こうと思います(友駿ホースクラブもキャロットみたいに中京や小倉も口取り式参加させてくれたらいいのにね!)。

 当然次走は優勝の期待がかかるわけであるが、私的にはあまり人気になって欲しくないのです。なぜなら、馬券も安くなるし、他の陣営や騎手からマークされることにもなりますし。

 またまた、私の興奮で眠れない週末(水曜の想定表から月曜の騎手のコメントまで)がやってきそうです。嬉しい悩みだなぁ。保護者のみなさん、やっぱり1口馬主は最高ですね。

●素晴らしい予想家たち

 次走は、今日のレースを見た予想家やトラックマンは、よほど調子落ちでもない限り、厚い印をつけてくるでしょう。

 みなさん、今回薄い印で次走厚い印をつけてくる予想家より、今日ステップシチーに厚い印をつけていた予想家に注目してみてはどうでしょうか。がんばれシチー軍団のホームページでも私がコメントさせていただいたように、競馬ブックの西の重鎮中野秀幸氏(今回ステップシチー本命)やスポーツニッポン関西の柏原健士氏(同本命)はあまり他人の印を気にしない私が一目置く予想家です。今回もステップシチーの状態や能力、そして枠の有利不利などよく研究されていたと思います(しかし、あれだけ発馬で遅れを取るとは、そこまでは予想し難いですからね)。彼らは、他の予想家の印が同じ馬に集中しているときでも、ぽつんと正確な印を打っていることが多い予想家です。

●最後に

 2004年産募集馬で、吟味して選んだ3頭(ステップシチー、エクストラシチー、フォレストシチー)はいずれも好走してくれています。安くていい馬を探すといったモットーは昔から変わりませんが、私がこの2004年産を購入するに辺り多くの時間と労力をつぎ込んで作った調教師評価表(当サイトに掲載)や種牡馬評価表そしてブルードメアサイアー(母父)評価表は確実に活きている気がします。

 特にこの3頭は父と母父(エクストラシチーはブライアンズタイム、ステップシチーは抜群の成績のリアルシャダイ、フォレストシチーはトニービン)にこだわっています。唯一このステップシチーの父ステイゴールドだけは未知数でしたが、当時活躍していたサンデーサイレンスの仔ということで、ギャンブルしました。

 それとこのステップシチーは、愛馬一覧表にも書いてますように、カタログの馬体写真が際立って良かったんですよね。エクストラシチーは先週勝ちあがりました。フォレストシチーはトモが甘くなりここ2戦は低迷していますが、状態が良くなれば新馬戦16頭立て3着だったように、素質はあります(先行力がありますし)。

 購入愛馬全頭の勝ちあがりをまず最低の目標として、とことん応援していきたいと思っています。ステップシチーがどこまで強くなるか、先々楽しみですね。

これ以降21日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ケイアイケイマン 1着(1番人気) 武豊騎手

「前走は半鉄の影響があったからね。開幕週の馬場が良かったということもあるけれど、スムーズに走れたことが何より。力通りの内容だったんじゃないかな。」(競馬ブック)

「良馬場で中京コースに替わったのもよかったと思うけど、前走が蹄鉄が曲がるアクシデントで力を出し切れなかったからね。スムーズに運べれば、これぐらい走れる馬ですよ。」(ギャロップ)
ほっさんのコメント

 私ほっさんが上記18日に馬三郎のコメントとして掲載している通りで、前走10着は半鉄の影響というのは、今回の調教の鋭い動きからもよくわかります。本当に能力のある強い馬です。おそらくこの先、いくつか上のクラスまで上り詰めるでしょう。

ステップシチー 2着(4番人気) 吉田稔騎手

「聞いていた通り、ゲートは出て行かなかったが、長くいい脚を使ってくれた。内にモタれたりする若さはあるが、開幕週の馬場でよく差を詰めてくれた次はもっとやれるのでは。」(競馬ブック)

「ゲートがひと息で前半も追走に苦労したけど、長くいい脚を使ってくれました。開幕週の馬場を考えれば、よく追い込んでいると思うし、次はもっとよくなると思います。」(ギャロップ)

ほっさんのコメント

 上記「さて、出走!」のところにも書きましたように、この馬の弱点はゲートダッシュが遅いことです。ちゃんと岡田師から吉田騎手にも伝わっていたんですね。

 デビュー戦でまだ若さがあるにもかかわらずこれだけの内容で走れるわけですから、完成したら恐ろしい馬になる予感がします。しかも、
今回展開に恵まれてはいません。なぜなら、吉田稔騎手も仰っているように、開幕週は馬場状態がすこぶるよいので、前の馬が止まりません。武豊騎手がハナを切ったのも乗り方としては一番正解です。ところが、愛馬ステップシチーは開幕週の良芝をブービーから交わしていくのですから、いやはや恐ろしい。次走阪神でもくれば、夢の33秒台の脚で駆け上がってくるのではないでしょうか。

サンタドレス 3着 佐々木晶三調教師 佐藤哲三騎手

「いいペースで先行していたが、ラスト100メートルを過ぎたところで止まってしまった。幾らか距離が長い感じがする。」(佐々木晶三調教師 競馬ブック)

「ラストも止まっているわけじゃないし、今日は勝った馬が強かったね。ただ、内容は悪くなかったので、チャンスは十分にあると思います。」(佐藤哲三騎手 ギャロップ)
ほっさんのコメント

 
おいおい、師弟間で全く言ってることが違うぞ!!これからもシチー軍団がお世話になる二人なのに、こんなにあべこべな事を言っていると任せてる方は不安になるぞ!!

アドマイヤカイト 4着 岩田騎手

「初戦ということもあってフワフワする面を見せていたし、馬っ気も出していた。でも追い出してからの反応が良かったし、能力はあると思う。」(競馬ブック)
ほっさんのコメント

 この馬(アドマイヤカイト)は、またステップシチーに立ちはだかることになると思います。今回はまず枠の差が大きいし、しかも岩田騎手のコメントのように本気で走っていない。次走などで一緒になった場合、追い切りなどが良かったら注意しなければならない一頭だと思います。

トーワシャトル 6着 鮫島良太騎手

「内々をロスなく運べましたが、ペースが速くなった3角過ぎから反応が悪くなってしまった。今日は時計が速過ぎましたよ。
ほっさんのコメント

 6着馬に騎乗していた若手の有望株鮫島良太騎手から、本音が聞けました。「時計が速過ぎる。」全くその通りで、当コラムでも、上記19日更新分に詳しく説明しております。なにせあのレースレコード決着だった先週のオークス、ハナ差2着のベッラレイアの中京芝1800の勝ち時計よりもかなり速い時計で推移していますから、このレースの上位は次走必ず勝ち負けにからんでくるでしょう。この高速時計決着において、スタートで後手を踏んだにもかかわらず、1分47秒7の時計を弾き出した(しかもデビュー戦)ステップシチーは凄い馬です。

 鮫島くん。今日は相手が別格だったわけだから、そのうちチャンスが来ると思うよ。

●レース後専門誌の評価(競馬ブック)

ケイアイケイマン 1着

「コーナーワークを利してハナへ。単騎先行から危なげなく、まったくの楽勝だった。」(競馬ブック)

「好スタートから無理なくハナへ。道中はマイペースで運んで、直線で後続を突き放す。最後は手綱を抑える余裕があり、ここでは力が違った印象。むろん、クラスが上がっても十分に通用しそう。(ギャロップ)
ほっさんのコメント

 まあ、そんな上のクラスでも十分通用しそうな馬の2着なのだから、光栄だといっておきましょうか。

ステップシチー 2着

「ほぼ仕上がる。スタートはモッサリ。前半はハミを取らない感じだったが、3角からマクッて行って4角では大外。それでいて直線もしっかり伸びた。能力を感じさせる内容だ。」(競馬ブック)

「出遅れる。前半は後方から進み、3コーナー過ぎまで脚をタメ、4コーナー手前から始動。外を回って追い上げ、いい脚を長く使っている。デビュー戦とすれば、上々の内容で、次走が楽しみ。」(ギャロップ)
ほっさんのコメント

 我々素人目に見てもわかることだが、やはり専門家に言ってもらうと熱くなりますねぇ。「能力を感じさせる内容だ」「次走が楽しみ」うーん、いい言葉です。皆がそれを感じ取ってしまったので、次走は目標にされそう?

アドマイヤカイト 4着

「それなりに伸びてはいるが、今日の感じでは平均ペースで走る馬といった印象。」(競馬ブック)
ほっさんのコメント

 そうですよね。デビュー戦からいきなりこんな高速決着ではきつ過ぎます。えらいメンバーのところに入ってしまいました。

 最後までご愛読ありがとうございました。

2007年5月16日作成 同17日、18日、19日、21日加筆

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