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地方所属騎手について

地方所属騎手で中央ても活躍している面々

内田博幸

 いま地方所属騎手で中央にて一番良績を残しているのが、内田博幸騎手であろう。当然ほっさんサイトのランキングでも断トツの首位である。(同じ「B−」ランクの残りの3人は勝率や連対率がいいので、ランクが良いが、騎乗回数が極端に少ないため、あまり参考にならない。)

 2006年も中央平地重賞2勝と気を吐いた。さらに彼のすごいところは、所属の地方もおろそかにしていないところで、2006年度は地方の最多勝利数を数年ぶりに更新した。

 地方においても中央においてもその信頼は絶大で、数々の有力馬を任せれている。個人的には、地方重賞には必ず彼がいて、勝っている気がする。いまダートで最も追える騎手の1人ではないだろうか。また、中央でも藤沢和雄厩舎など、有力厩舎から有力馬の騎乗を依頼され、関西でこそまだ無名だが、「いま中央競馬で最も活躍している地方所属騎手は?」というアンケートを取れば間違いなく彼が1位になるであろう。(地方ランクは「A+」)

御神本訓史

 2007年に入りめきめきと頭角を現してきたのが御神本訓史騎手で、内田博幸騎手と同じ大井の所属であるが、確実に勝ち星を重ね、有力馬の騎乗こそ少ないものの、関西にいる私ですら、知る存在になった。ほっさんランキングでは「D」評価と評価は低いが、これは2006年末までの32戦のみの成績で、2007年の活躍は目を見張るものがある。人気薄でも持ってきていることから、これから要注意の1人だと思われる。(地方ランクは「A−」)

吉田稔

 中央騎乗回数は1797回(2006年末現在)と断トツの吉田稔騎手だが、勝率は6.7と少ない。桜花賞でシーザリオに騎乗し、2着というのはある(ちなみに勝ち馬はラインクラフトで2頭とも福永祐一騎手のお手馬だった。すなわち代打のテン乗り)が、ほとんど勝つ見込みのない馬の騎乗が多い(愛馬ナポレオンシチーも6回も騎乗していただいた。展開の読みやレース感は別としてかなり追えるジョッキーという印象。)。それでもまたに穴をあけるので、騎乗馬がよければもっと成績を残しているだろう。

 ただ、何度受験しても中央の騎手試験に合格しない。運がないのか、実力が足りないのか、年齢的にも中央への道は閉ざされつつある。(地方ランクは「A+」)

安藤光彰

 いわずと知れた安藤勝己騎手の実弟。通称アンミツ。2007年3月1日から中央所属(美浦・菊川正達厩舎)になったので、本当はここにいるべきではないが、この一覧表を作成した2006年末ではまだ、地方所属なので、ここに入っている。来年更新したら、この行はなくなります。

 タイムパラドックスでの重賞制覇が鮮明に記憶に残っている彼だが、550戦もしている割には12勝とかなり不満が残る。実際中央所属となってからも、あまり勝ち星はついてこず、年齢的にもその腕に疑問が残る。確かに地方での成績は非の打ちようがないが、中央で多頭数で芝となると、私は彼を避けたくなる。今後の活躍に期待したい。(地方ランクは「A+」)

鮫島克也

 今中央若手騎手で売り出し中の鮫島良太騎手の実父。地元佐賀では不動のトップジョッキーである。中央競馬では小倉開催のときによくお目にかかるが、それ以外では騎乗は少ない。しかし、小倉では、有力馬に騎乗する場合が多く、重賞勝ちこそないもののまずまずの成績を残している。(地方ランクはほとんど「S」に近い「A+」)

菅原勲

 岩手のトップジョッキーで地方所属騎手で唯一の中央GTウィナー。地方所属のメイセイオペラ号でフェブラリーステークスを制覇する。もう、随分と昔のことだが、地方所属騎手の中央GT制覇は後にも先にもこの1勝のみで、非常に価値のある1勝である。岩手所属ということで、中央での騎乗は極端に多いわけではないが、15勝をあげている。(地方ランクは首位の「S」)

向山牧

 牧という名前は”マキ”で可愛い女の子かと思い気や男42歳、おっさんである。読み方はマキで正しい。(ほっさんサイトの全騎手全調教師にはふりがなが打ってあるので、気になったら詳細を検索してみてください。)

 ただ、関東圏では無名の彼もなんやかやと中央で10勝をあげている。虎視眈々と中央進出を狙っているわけで、10勝となるとフロックでは勝てない。中京開催などでよく目にするので、チェックしてみてください。(地方ランクは「A+」)

五十嵐冬樹

 地方騎手で全国区で名前が通っている騎手といえば北海道所属の五十嵐冬樹騎手が1番だろう。北海道の星コスモバルク号とともにセントライト記念をレコード勝ち。菊花賞は4着(このときの3着が愛馬オペラシチーで、着差はハナ差。私は愛馬オペラシチーと2着に来たホウキパウェーブの3連複2頭軸総流し馬券を持っていたことから激アツだった。結局ハナ差で2万数千円をゲットした。)。そしてジャパンカップ2着(このときはルメール騎手)。五十嵐騎手は成績不振で一時降ろされていたが、人気の波に押され、コンビ復活した。そしてシンガポールにて国際GTを勝つことになる。

 そんな彼だが、中央では札幌や函館開催に騎乗し、48勝もあげているが、地方では2番手騎手のイメージが強い。ほっさんサイトの評価でもかなりスクロールしないと彼は出てこない。(地方ランクは「A−」)

石崎隆之

 船橋のトップジョッキーである石崎隆之騎手は中央74勝(重賞1勝)と中央でも勝ちまくっている。しかし、地方に比べ中央での騎乗馬はお世辞にもいいと言えるものばかりではなく、回ってくるだけのときもある(愛馬パノラマシチー15着がそうでした)。

 しかし、最近影が薄くなってきたような気がする。年齢的なものもあると思うし、内田博幸騎手や御神本訓史騎手など、同じ南関東所属の若手騎手の台頭もあるのだろう。(地方ランクは首位の「S」)

ランク表を見て

 一番手評価の内田博幸騎手でも「B−」評価というのは、中央所属騎手の評価と同等の数字で比較しているからであって、彼らは主として地方の競馬場での騎乗という仕事があるわけだから、中央所属騎手のように年間100勝をあげたりすることはできない。できないのに中央所属騎手と同じ基準(中央500勝なら「S」で5点である等)で採点するわけだから、評価は低くて当然である。「B−」というのはたいした数字である。

 出走回数50回以下の者は別として、地方でもトップクラスの騎手の名前が並ぶ。また、有馬澄男騎手のように自分から積極的に中央に乗りに来ないトップジョッキーもいる。彼は地方騎乗回数が19773回なのに対して中央騎乗は15回と極端に少ない。

 この表は1度でも中央で騎乗したことのある地方所属騎手は全て網羅していますので、馬券の参考に、また愛馬にどの程度の騎手が騎乗しているのか参考にしてくださいませ。


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 よく観たらこれは追える騎手だぞ、この法則で並べたらどうかなどという発見などございましたら私も知りたいですし、どんどん掲示板にアップしてくださいませませ。

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