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障害通算成績 ほっさんの意見

2008年版未更新です。下記は2007年版の内容です。

障害通算成績について

障害レースについて

 重賞競走であってもその日のメイン競走にならない、ある意味地味な障害競走。断然の1番人気でも、飛越失敗で競走中止(その地点でその馬がらみの馬券はパー)になるなど、波乱含み。馬券的には、私個人の意見としては、危なくて手が出せない。
 平地競走で頭打ちとなった馬が、競走馬として最後の生き残りをかける場所である。なので、新馬戦などはないし、初出走が障害レースということも中央競馬においては基本的にない。

出走における、障害レースのリスクと補償と問題点

 競走馬には通常毎年更新の保険が掛けられてあり、不慮の事故で予後不良(安楽死)となった場合や、競走能力を喪失した場合などに一定の保険金が支払われる。
 しかし、平地競走よりも格段の危険を伴う障害競走では、保険に入ることはできず、仮に着地失敗などが原因で、予後不良となった場合でも、一切補償はない。
 そこで、将来種牡馬となるような超良血馬や、GTウィナーなどは、まず出走してこない。リスクが高すぎるからである。
 9月に3歳未勝利戦が終了すると、3歳の未勝利馬のほとんどはそこで競走馬としての人生を終えるが、そこまで惜しいところまで来ながら相手が悪かったり、勝ちきれなかった馬の一部は、なんとか競走馬として生き残るために、中央開催以外の500万下クラスに出走するか(もちろん1勝している馬が優先的に出走できるので、ほとんど除外になる。しかも出走手当ても安い。)、障害レースに転向するかである。
 3歳未勝利馬が障害に転向した場合、稀に成功する場合もあるが、やはり平地力のある馬が活躍する確率のほうが高い気がする。
 その障害未勝利戦であるが、週に2、3レースしかなく、登録頭数が多く、出走もフルゲートで14頭に限られることから、毎回多数の除外馬が出て、出走することさえ、難しい。

障害重賞について

 障害競走が今のように整備され、グレード制が導入されたのはつい最近のことである。この表では、JRAの解釈と同じく、例えばグレート制導入以前の中山大障害を勝った調教師には、GT勝利数1回としてカウントしてある。

障害通算成績表を見て

 現在ランキングのトップは矢野進師であって、GT7勝が光っている。しかし、よく観ると上位に藤沢和雄師の名前がない。藤沢師は障害競走に通算しても77回しか出走させていない。平地は4553も出走しているのにである。障害重賞は未勝利である。
 なぜか、これは私の推測だが、まず3歳未勝利で終わるクズ馬がいないので障害に出す必要がないか、馬の値段が高すぎて、保険の掛けられない障害では割が合わないなどの理由ではないか。
 領家政蔵師などは26年も調教師をやっておられて障害競走の出走はわずか5回である。(障害競走について「あんなのレースぢゃないッ!!」なんて言っているのだろうね・・・推測)
 
 逆にこの人生涯大好き!!という師は瀬戸口勉師や坪憲章師などが挙げられる。みなさんがここをご覧になっている頃には、瀬戸口師は惜しまれつつ引退いた後ではないでしょうか。私は馬の適性に合わせてまんべんなくレースを選ぶ瀬戸口師の使い方は好きだったなぁ。

 勝率では、出走回数の割りに数字の高いのが尾形充弘師で、出走するだけでも難しい障害レースにおいて、きちんと馬を仕上げ5回に1回は勝つということだから、相当能力の高い厩舎であると思われる。


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