GTクイズほっさんの意見

 私はGTクイズは友駿ホースクラブが考え出した素晴らしい企画であり、シチー軍団があまり出走してこない(悲)GT競走において、会員を盛り上げることのできるナイスなアイディアであると考えます。実際私も馬券的には魅力のないガチガチレースでも、あれやこれやと真剣に考え投票し、結果を楽しみに待つことができます。

2007年1月15日に作成

●どの馬に投票するのか

 GTクイズは総額20万円を的中口数で割るので、単勝1倍代の馬が順当勝ちなんかすると、1口100円を切っちゃう場合があります。ちなみに2007年ジャパンカップのディープインパクトは的中770口(分母は3000)で1口配当が87円でした。私などは、これを嫌って2番人気のハーツクライに2票、押さえでディープインパクトに1票入れましたが、期待のハーツクライはこてんぱんに惨敗して、そのまま引退。ディープは次の引退レースである有馬記念も圧勝と逆らっただけ無駄でした。

 このように、1口配当がわずか87円でも、3口当たれば261円。完全に透かせば0円です。「うーん、260円ぽっちもらってもなぁ」という考えであれば、駄目もとで高配を狙うもよし、いや塵も積もれば大和撫子(古)と確実に稼ぐもよしです。

 私ほっさんは基本的には穴党なので、あまり安すぎそうな時は敢えて他の馬に投票しますが、もう、どうしようもないなという時は、安くても3票入れたりします。

 ちなみに私の大ヒットは随所に書き込んでいますが2006年4月16日の皐月賞のメイショウサムソン(6番人気)1票、ドリームパスポート(10番人気)1票のワンツーフィニッシュ(2986円的中)です。

●GTクイズ馬の取捨選択

 GTクイズに参加するには、GTクイズ馬(夢コースという)を1口購入しなければいけません。1200万円程度の馬で1000口で割られるわけですが、正直「この金額では高いな」と思う馬がほとんどです。血統的にもアジュディケーティング(地方のダートならともかく)やディヴァインライト(年間3頭しか種付けしないような種牡馬)や最近めっきり走らなくなった辺りのメジロライアンなどが父親で、おそらく賞金の440万円(20万×22レース)は、すでにここに上乗せされているような気がしてなりません。

 それでも、ほぼ満口になるわけですから、友駿ホースクラブとしては値下げする気もないでしょう。ただ、中にはGTクイズが目的ではなく、ディヴァインライトという希少価値の高い血統が目当てであったり、馬体を見て投資目的で買ったりしている方もいらっしゃるので、例えば全部で3000口投票の権利があったとしても、おそらく投票されているのは、2500口に満たないと思われます。よって、確実に投票しておれば、それなりのバックが期待できます。

 GTクイズ1年間での1人当たりの平均収入額は1903円(秋華賞までが2000口で13レース。すなわち1レース辺り総額20万円割ることの2000口で100円は貴方の権利。また、菊花賞からは3000口で9レース。すなわち、1レース辺りの総額20万円割ることの3000口で66.6円。四捨五入して67円。これの総額。)です。まる2年間と1年目の菊花賞から有馬記念まで603円を合計すると、勝ち負け平均して、4409円は馬1口に対してついてきます。すなわち、馬の1口価格が12000円としても、実質は12000−4409で7591円で購入していることになります。

 ということは、クイズ馬はコンスタントに出走して、2勝くらいすれば、ほとんど出資した金額(飼葉料含)は回収できるわけです。

●GTクイズ馬の成績と代替馬

 GTクイズの成績は、私はスティングシチー以降しか知らないが散々たるもので、初代スティングシチーは相手が弱くなった未勝利末期に3着と気を吐いたが、腰が弱い為に一杯に追えず結局未勝利になった。その代替馬のプルートシチーも足腰弱く、新馬戦が終了した段階でもまだ未出走で飼葉料ばかりがかさむ始末。

 2代目のパノラマシチーは新馬、未勝利を15着15着と全く見せ場なく、地方交流で3着になるも力不足で引退した。その代替馬はなぜか牝馬で、代替システムはあるものの、あまり期待はできない。

 続くディヴァインシチーは芝の新馬戦こそ6着に敗れたものの、2戦目ダートに変わってから3着5着2着(クビ差)と未勝利脱出まであとわずかのところまできている(2007年3月末現在)。しかし、脚元に不安があり、ブリスター治療などを施されている。

 このように、どうもGTクイズ馬というのは、ひねくれた考え方ではあるが、普通に募集をすれば売れ残りそうなものに付加価値をつけて売り切っているという感は否めない。
2007年1月15日作成 9月21日に加筆

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