2007年募集馬評価

ついに、最終結論!!

結果は来年明らかになる!
逃げも隠れもしません、このページはこのまま再来年のダービーくらいまで閲覧できるようにおいておきます。

2007年9月4日作成 19日最終結論につき一部内容書き換え。

●ほっさん指数とは

 ほっさん指数というのは、各馬を種牡馬、母馬、母父、兄弟、生産牧場、馬体、預託厩舎、募集価格などから評価した指数であって、数字が大きくほど良い。

 私ほっさんは、募集馬を選ぶ際、この指数を最も重要視しています。

●ほっさん指数上位馬(9月19日一部追加及び更新)

指数 募集馬名 所属 父馬 母馬 母父 兄弟 生産者 馬体 所属厩舎
3.33 キョウエイフォルテの06 関西 A+ B− B+ B+
3.19 ユーワジョイナーの06 関東 B− B+ B+
3.17 ウェルシュマフィンの06 関東 A− B− A+ B+ A−
3.16 ニーニャデガルチの06 関東 B+ B+ B+ B− A+
3.14 ダイイチリカーの06 関西 A− B+ B− A−
3.11 マリリンモモコの06 関東 B+ B− B−
3.09 スカーレットローズの06 関西 A+ A− B+ A−
2.98 プレジャートレイルの06 関東 A+ A+ B− A+ A−
2.95 ブルーラスターの06 関東 A+ A+ A+ B+ B−
2.92 ローザネイの06 関西 B− A+ B+ A+
2.92 ジェドゥーザムールの06 関西 A− B− B+ B+
2.92 メジロメンカールの06 関東 B− B− A+ B− A− B+ A+
 ほっさん指数は、父と母父、それに兄弟、厩舎の4項目は、少しポイントが高く、母、生産牧場、馬体の3項目は、少しポイント的には軽視しています。

キョウエイフォルテの06

 今年絶好調(9月4日現在全国リーディング1位)でかつ人気の音無秀孝厩舎。マル外の募集のときも一番高額な馬が音無厩舎であったように、キャロットクラブのかなりの期待を集めている厩舎であるといえます。そんな厩舎に入厩を予定しているわけですから、クラブ期待の1頭であることは間違いありません。

 昨年オレハマッテルゼがGTを勝つまでは、リンカーン等GTの常連はいるのに、勝利とは無縁な厩舎でしたが、今年はフェブラリーステークスのサンライズバッカスと皐月賞のヴィクトリーで早くも2勝。以前の嫌な空気を払拭しました。

 私ほっさんの厩舎評価は、年末時点のものですので、GT勝利数の少なさなどから、厩舎評価は「B+」と低いですが、来年は「A」クラスになることは確実でしょう。

 さて、この馬自体は父フレンチデピュティ、母父ノーザンテーストと抜群で、兄弟も3勝馬が出ています。

 しかし、70000円という価格が気になります。採算だけでいいますと、この値段に預託料ということになれば、重賞1つ勝ってもとんとんにもならないでしょう。活躍している全姉のフォルテピアノは3勝馬で現役ですが、ダートしか走っておらず、準オープンクラスで、現在頭打ちになっています。

 私ほっさん的には、もっと安価で2、3勝できそうな馬がいるので、この値段でクラシック戦線に乗れないようであるならば、購入するつもりはありません。

 馬体もあまり好みではなく、父のフレンチデピュティもクロフネの影響でアーニングIDXは高いですが、私個人としては、あまり好きな種牡馬ではありません。

ユーワジョイナーの06

 おそらく、すぐには満口にならないであろう、地味地味血統。そして、牡馬なのに40000円というリーズナブルな価格。キャロットは金額の高い馬しか走らないという話を良く耳にしますが、その常識でいくと、先ず走らないということになるでしょう。

 確かに、重賞だのGTだのということになれば、無理かもしれませんが、この値段であれば、3、4勝してくれればありがたいのではないでしょうか。

 ですから、あくまでも「重賞に出る馬を」という方には、お薦めできませんが、私ほっさんのように、収支重視の方には、お薦めできる1頭です。

 関東でなければかなり欲しいですが、関東馬で応援に行けませんからねぇ。また、トウカイテイオーってのが微妙ですよね。もちろんマイネルバシリコスのように、渋い産駒も近年輩出してはいますが、あまり血統的には「?」ですよね。

 姉のパーフェクトジョイと同じく父がステイゴールドでこの値段なら、即決しますが、現段階では、保留の補欠候補といったところでしょうか。

ウェルシュマフィンの06

 ウェルシュマフィンの06は、現種牡馬で重賞8勝のタイキシャトルを輩出しており、そのことが、評価をグンと上げています。名前の通った一流の繁殖牝馬ですが、いかにも高齢で、最近は2、3勝を上げている程度の産駒しか出していません。

 他でも述べましたが、私ほっさんの評価ですと、兄弟の項目は過去産駒の中で一番活躍したもののみを評価しますので、1頭だけ大物、あとは全くというのが、一番困ります。マンファス?それもそういう人も少なくないですね。

 父のダンスインザダークも、私ほっさんが最も危険視する種牡馬です。アーニングIDX1.64は素晴らしい数字なのですが、ダンスインザダークの場合、種付けする繁殖牝馬の質が超一流ばかりですから、この成績は普通と評価します。私の所属する友駿ホースクラブの無料提供馬にもダンスインザダーク産駒がいましたが、ブービー、シンガリとたった2戦で早々に引退しました。このように、ダンスインザダークは、繁殖牝馬の質が下がると極端な産駒を出すことが少なくありません。

 というわけで、私ほっさんとしては、父が好きではない馬であること、母馬の高齢と最近の産駒の低迷、そして牝馬なのに60000円という価格なので、見送ります。ただ、最近の実績からも2、3勝はすると思いますよ。

ニーニャデガルチの06

 父ワイルドラッシュは私ほっさんの一押しですが、これはいかにも金額が高すぎます。それでもこれだけの指数ですから、相当いいと思われます。厩舎は今年(2007年)絶好調の松山康久厩舎で、全国リーディングを今年制するのではないでしょうか(後半かなり失速気味ですが)。

 ただ、馬体は私ほっさんの好きな馬体ではないですね。なにより、金額でパスします。

ダイイチリカーの06

 これはいいですねぇ。なんといっても値段が。25000円なのに、けっこういい厩舎に預託予定ですので、これは触手が動きますねぇ。

 でも、こう思うのは私ほっさんくらいでしょうか。第一次募集では余りそうですが、これはたぶん購入します。

 距離は父の影響から短距離だと思いますが、母父のリアルシャダイの影響で、もしかすると距離もそこそこ持つかも知れません。私ほっさんは、BMS(ブルードメアサイアー 母父の意)のリアルシャダイは大好きなので、万々歳です。

 馬体はいまいちに見えますねぇ。しかし、芦毛は自分でもよくわからないと思っていますので、それ以外の素晴らしさにかけたいです。

 また、母が高齢で、産駒も3勝馬までしか出ていません。人気ないだろうなぁ。でもね厩舎も文句ないし、父スウェプトオーヴァーボードも大好きなエンドスウィープの産駒ですし、2勝してくれたら万々歳。3勝以上なら幸せ。こういう馬で1000万条件を勝ち負けして、息の長い活躍をする馬を探すのが、私ほっさんの最大の目標です。

 そうそう、重賞やGT狙いの人は、この馬はそこまではいかないと思いますよ。

マリリンモモコの06

 イングランディーレを産出した母ですが、それはかなり昔の話。しかも、そのイングランディーレは実力というよりも、展開や運で天皇賞春を逃げ切った印象が強い。

 そのイングランディーレの全妹であるが、父ホワイトマズルも悪くなく、母父リアルシャダイはBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)では文句なしの最高評価「S」。もちろん、この素晴らしい組み合わせだからこそ、時として重賞4勝も勝てる孝行馬が出てくるわけだが、なにより、この馬はそれでいて価格が安い。

 馬体も私ほっさんの好きな馬体ではないが、この値段なら、文句言うまい。3勝狙いで是非買いたい。

 ただ、母が高齢で、同じ種牡馬で連産になるので、普通で考えればパスですよね。

 でも、安いし、厩舎もまあまあだし。

 しかし、同じ値段なら関西のダイイチリカーを選ぶかな?両方欲しいけど・・・。

スカーレットローズの06

 いい馬だし、厩舎もアロンダイトの石坂正厩舎。しかし、いくら関西でも牝馬で50000円は出せないなぁ。そこまでとは思えないし。いいところ兄(5勝)と同じくらいかなぁ。だとすると、上記のダイイチリカーやマリリンモモコの方が採算が取れそうですねぇ。

プレジャートレイルの06

 私ほっさんが今(9月4日)現在、もっとも欲しいと思っている1頭です。

 評価の高さもさることながら、父クロフネは私ほっさんの好きな種牡馬で、種牡馬成績も安定しており、今年も新馬戦開始から、一気に4頭が勝ちあがるなど、絶好調です。また、まだはっきりと大物と断言できませんが、ポルトフィーノなど、大物や大物っぽい産駒が出てくることも魅力です。芝も走るし、芝がダメでもダートに行けば鬼という産駒もいて、長くいろいろと楽しめそうです。

 父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせはフサイチリシャールなどで実証済みで、馬体はかなり私ほっさん好みで、最高です。2月13日という生年月日も早くていいですし。

 関東所属というのが、ネックですが、安田記念のアサクサデンエンで2年連続お世話になった河野通文厩舎で、アサクサデンエンのように、藤田伸二騎手を乗せてくれれば最高です。

 金額は60000万と値が張りますが、牡馬ですし、有力候補の1頭です。

ブルーラスターの06

 私から言わせると微妙な馬です。産駒は総て勝ち上がっていますし、重賞ウィナーも輩出していますが、近年は3勝程度の成績の馬しか、出ていません。

 そうなると、牝馬で40000円という価格は微妙になります。関東所属で、また厩舎も手塚貴久厩舎と、関西にいるとあまり馴染みのない厩舎で(とはいえ、良績を残しておられますが。)、この馬自体も2、3勝はすると思うのですが、買えません。

ローザネイの06

 兄ロサードの活躍は鮮明に残っているが、少し昔の話。でもこの一族は走りますよね。橋口弘次郎調教師の人気も手伝ってもうかなりの売れ行き。第一次抽選で満口は必至。

 しかし、牝馬で60000円はくどいようですが、高くて手が出ません。牡馬でこの金額なら、かなり触手が動きますが。

 繁殖牝馬の年齢から言って3勝前後と見ますがどうでしょうか。

ジェドゥーザムールの06

 上記ローザネイと同じタニノギムレット産駒。初年度からウオッカという超大物を輩出し、大ブレークの予感。厩舎もここ一番は藤田伸二騎手に依頼する藤原英昭調教師。今年は絶好調ですね。

 ただ、タニノギムレットがどのBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)と合うかいまいちまだわかりませんし、馬体が悪くはないのですが、私ほっさんの好みではないんですね。これで、私好みの馬体なら、かなり有力候補なのですが、自分の目を信じて買いません。 

メジロメンカールの06

 今年、キャロットの募集馬でやたらと目に付くのが、キングカメハメハ産駒と、このトワイニング産駒です。安価でそこそこ(2、3勝)走る馬を目指す私ほっさんにとって、正直に言いまして、種付料や繁殖牝馬の質の割りにいい産駒が出ているなぁ、と思う種牡馬が、アドマイヤコジーンとステイゴールドとスピニングワールドと、このトワイニングです。

 トワイニングは地味かもしれませんが、アーニングIDXは1.23と標準以上で、先週も2歳新馬戦(9月1日新潟6R)にドリームガードナーという大物が出走していました(1番人気も2着に敗れましたが。)。

 このあたりの産駒は、配合と所属厩舎が良く、値段が安ければ買おうと思っていましたが、この馬はまさに、私ほっさん好みの馬です。

 母父はアンバーシャダイで、BMS実績は素晴らしく、母のメジロメンカールも大久保洋吉厩舎で3勝(未勝利と500万条件2回ですが)、しかも芝2000mで走っていた馬です。

 厩舎も母と同じく大久保洋吉厩舎で、私の評価でも「A+」と超優良厩舎です。騎手はおそらく吉田豊騎手でしょうが、なんの文句もありません。

 生まれも早く、早い時期からの活躍が期待できそうです。

 初仔というのもいいですし、なにより価格が30000円とほっさん価格(安価)で、これは是非欲しい1頭です。
 

●話題の募集馬

ブゼンキャンドルの06

 金額も厩舎も決まっていない最初は欲しいと思っていましたが、今はトーンダウンです。理由は金額の高さと、厩舎です。清水出美師は、友駿ホースクラブで愛馬3頭がお世話になっており、かなり期待できる厩舎ですが、残念ながらクラシックには、ほとんど縁がありません。

 理由は、仕上げが慎重だからです。POG本などでも、まずいらないとされてしまう理由は、管理馬の出走の遅さにあると思います。事実私ほっさんが担当していただいた3頭の内の2頭は越年デビューで、そこは正直歯がゆいところです。
 これだけの馬になると、馬主としては、やはりクラシックを意識したいものです。

 それらの理由からか、私のサイトにも、ブゼンキャンドルの06で検索して来られる方は、キョウエイマーチやフラワーパークなどに比べてかなり少ないです。

 あと、産駒が低迷していますよね。母ブゼンキャンドルもGT馬とはいえ、あっと驚く低人気で気楽な立場での戴冠でしたから、実力のほどはよくわかりかねます。

 馬体もからはなんのオーラも感じませんし、どうでしょう?走っても不思議はありませんが、私ほっさんは、ほとんど興味がなくなってしまいました。

キョウエイマーチの06

 ここだから言いますが、初めて私のサイトに来られる方で、一番検索が多いのが「キョウエイマーチの06」です。それほどこの馬はみなさんが、意識されている馬のようです。

 では、私ほっさんが購入するのかといいますと、完全に予算オーバーで手が出ません。収支を重視する私ほっさんにとって、この馬で元を取ろうと思ったら、GT1勝でも赤字でしょうから、兄弟の実績からも、とても無理をして買える代物ではありません。

 ただ、夢はGT制覇だ!重賞だ!という方は、このクラスの馬を買わないと難しいと思いますので、そういう方はどうぞご購入ください。POG本では、評判になると思いますよ。佐藤たまよが1位指名するのではないでしょうか(笑)。

 皆さんが注目している馬なので、第一次抽選で満口になると思います。

フラワーパークの06

 皆さんの気になる1頭で、いろんなところで物議をかもしている1頭です。

 その理由の1つは同じGT馬の母を持つキョウエイマーチやブゼンキャンドルと比べて異様に価格が安いことです。脚が曲がっているのか?とかなにか問題があるのかとか、様々な憶測が流れています。

 また、短距離の母と長距離の父のチグハグな組み合わせも、疑問視されています。さらに、晩成の父と晩成の母、母父も晩成で、誕生日も6月と、どう考えてもデビューは遅れそうな怪しげな雰囲気が漂っています。

 それらの理由から、情報を欲しがっている人が多いようですが、私ほっさんは、買いますよ。絶対に抽選で即満口になるほどの評判馬です。抽選で外れれば縁がなかったと。当たれば万々歳。

 ほっさん評価は2.66とやや低いですが、よく私の表をみてください。種牡馬から馬体までオール「A」評価以上。こんな馬他にいません。父も母も母父も兄弟も生産牧場も馬体もみな優秀。ほっさん評価で重要視している厩舎だけが最低評価の「E」評価。これは、預託予定の松永幹夫厩舎が新規開業で実績がないため、こうなっていますが、彼は才能ある人物ですし、騎手当時の幅広い交友関係から、武豊、横山典弘、四位洋文など、そうそうたる騎手が騎乗してくれますし、将来はかなりの地位を築くであろうと私は思います。ですから、預託に際しなんの不安もありません。
 もし、仮にここが、「A−」評価だとするならば、ほっさん指数は3.16とグンと上昇します。

 というわけで、走るかどうかは正直わかりませんが、金額的にも手頃ですし、軍資金の少ない私ほっさんでも、1頭くらいはPOG本に載りそうな馬を購入したいと言うことで、お勧めはできませんが、私は購入する予定です。

レディブロンドの06

 父、母とも藤沢和雄ブランドで、この馬自体も藤沢和雄厩舎。私ほっさんも、1度この厩舎の馬を欲しいという願望はあるのですが、この馬は・・・、というと、とても買えません。牝馬で100000円では、どう転んでも元は取れませんし、あまりクラシックに縁がない厩舎ですので、その辺がひっかかります。昨年でこそ、初めて北海道での馬体産地検査に管理馬を出すなど、少し早い仕上げを意識されてきていますが、それでも他所に比べると随分と悠長な気がします。

 一昨年広尾レースの特別募集馬で3億円の馬(ジークエンブレム)がいましたが、これもデビューは3歳の10月と激遅で、いまだに1勝です。初戦を勝ったあと、500万クラスで3、13、11とかなりやばいことになっています。

 安価な馬なら、それもありだと思うのですが、これだけの高額馬だと、これでは馬主として辛いものがあります。

 この馬がこうなるとは言いませんが、下馬評でも、私ほっさんの評価でも、怪しい雰囲気が漂っています。

カーリーエンジェルの06

 音無秀孝厩舎に待望のGT勝利をもたらしたオレハマッテルゼ。その半弟がこのカーリーエンジェルの06です。預託予定も同じ音無秀孝厩舎で、産駒の癖や特徴をわかっておられると思いますので安心して預託できるということです。

 しかし、価格がびっくり価格の175000円。世間では、なんでこの馬がこんなに高いのかという声をよく耳にします。残念ながら私ほっさんも同意見で、いくらなんでも高すぎると思います。先にも別所でお話しましたが、この金額ですと、GTを1回くらい勝っても元が取れないでしょう。

 思い出すのは、ディープインパクトがセリで7000万円で取引されたんですよね。同じ価格ですが、ちょっとそこまで行くとは・・・。

マンファスの06

 POG仲間で会話すると、「マンファス?いらない。」という人が圧倒的です。私ほっさんも、残念ながら同意見で、とても偉大な兄キングカメハメハを超える馬が出てくることはないと思います。

 そりゃ、父が全盛期のキングマンボとかいうのでしたら、どうかわかりませんが、未知数のネオユニヴァースに新鋭の平田修厩舎。牝馬で100000円は、どう考えても元が取れないと思います。私ほっさんは、夢(GTや重賞制覇)も追いたいですが、なにより採算重視に考えますので、とてもこの金額の牝馬は買えません。

●種牡馬で選ぶなら

 昨年は新種牡馬シンボリクリスエスがどうかということでしたが、これは、種牡馬としてかなり成功していると思います。私ほっさんでいいますと、POG取得馬のランチボックスですが、これもなかなか強そうですし(2007年8月31日現在 未勝利脱出)、それ以外にも、POGで取りたかった馬は、シンボリクリスエス産駒が一番多かったです。前評判もいいですし、黒鹿毛の馬体も良く見えます。

 今年はなんといってもキングカメハメハでしょう。競走成績は抜群でしたが、果たして種牡馬としてどうなのか、ですが、産駒の評判や、専門家の意見では、かなりいいようです。今回のキャロット募集馬の中でも、キングカメハメハ産駒は9頭もいますが、クラブの評価としても、かなり期待しているのがわかります。

 あと、確実なところで行けばアグネスタキオン、クロフネこのあたりではないでしょうか。


 そんな中から、安くて走る馬を探し出すことを生きがいにしている私ほっさんとしましては、上記の産駒で安い(例えば牝馬であるとか、繁殖牝馬の質が落ちるであるとか)ものや、あまり種付料が高くはないものの、好成績を残している種牡馬を選択するわけです。

 まず、高額の新種牡馬ですが、基本的には、ずっこけたら大変なので、選択しません。今回でいいますと、キングカメハメハとネオユニヴァースなどが、それに当たります。ネオはサンデーサイレンス産駒なので、それなりと思いますが、少し高額なのが、気に入りません。その点、ステップシチーで選択したように、ステイゴールドは美味しかったです。サンデーサイレンスの仔でかつそれなりの競走実績(GTのシルバーコレクターの印象が強いですが。)で、かつ種付料が安かったですから。私的には、確かにネオユニヴァースはGT2勝していますが、ステイゴールドと能力的に変わらない印象です。

 で、私ほっさんが、密かに狙っているのが、アーニングIDXのずば抜けて高いアドマイヤコジーンです。ただし、クラシックは距離の壁があって狙えませんが。あとは、プリサイスエンドがいれば要チェックと思っていましたが、募集馬の中にはいませんね。

 さらには、前述のトワイニングやスピニングワールド、サウスヴィグラス、このあたりが私ほっさんの一押し種牡馬です。あれれ?短距離馬ばかりだ・・・。どうりで安価なのか・・・。でも、勝ち上がることがなにより大切ですし。

 

●母馬で選ぶなら

 私ほっさんが、所属している友駿ホースクラブとの最大の違いは、母系の素晴らしさにありますが、今年はまた、格段にいいような気がします。ブゼンキャンドル、フラワーパーク、キョウエイマーチといったGTウィナーをはじめとして、レディプロンドやウェルシュマフィン(重賞8勝のタイキシャトルを輩出)、カーリーエンジェル(GT馬オレハマッテルゼを輩出)、募集中止になりましたがトリッキーコード(ハットトリックを輩出)などなど、超一流繁殖牝馬が揃っています。

 ただ、母の実績というのは、即産駒の能力に現れないこともしばしばですので、これは、しっかりと見極める必要があります。


 私ほっさんは、ブゼンキャンドルを密かに狙っていましたが、90000円という、募集価格に白旗です。キョウエイマーチは最初から高額なのは、わかっていましたが、150000円はびっくりです。

 で、狙うはプレジャートレイルのように、良血ながらも実績を残せなかった馬。ちなみにプレジャートレイルは、自身は未勝利ながら、その父はあのサンデーサイレンス。産駒の父はクロフネと、母父サンデーサイレンスとクロフネの配合はフサイチリシャールなど実績を残している確実な組み合わせです。こういうところを狙っていきたいと思っています。

●母父で選ぶなら

 やはり、ノーザンテースト、サンデーサイレンス、トニービン、マルゼンスキー、リアルシャダイあたりがピカイチですが、ヌレイエフやシアトルスルー、カーリアンなども最高ですね。キャロットクラブは元々そのあたりは力を入れておられるので、募集馬の半数以上が高評価の「A−」以上です。

●兄弟で選ぶなら

 カーリーエンジェルやウェルシュマフィンをはじめとして、GT馬を輩出した超優良繁殖牝馬がごろごろといます。ただ、いくらGT馬を輩出したからといって、あまり高齢であると、凄い産駒は出てこない可能性があります。直近5年間程度の産駒の活躍を見ることは大切だと思います。

 当、サイトの兄弟評価は、全産駒の中で1番優秀な成績を残したもののみを評価していますので、その点は欠点であると自分でも思います。

●生産牧場で選ぶなら

 キャロット募集馬のほとんどは、ノーザンファームや社台ファームといった社台系の生産牧場で生産されており、それらは間違いありません。なにより私ほっさんは、これらの生産牧場で生まれ育成された産駒が欲しくてキャロットクラブに入会したようなものですから、募集馬の中に、ごく稀に違う生産牧場の馬がいますが、やはり社台系を選びたいと思っています。

●馬体で選ぶなら(9月19日一部追加)

 馬体の項目は、完全に私ほっさん1人の独自の見方ですので、これをご覧の貴方とは、意見が違うのも多いと思います。基本的に私ほっさんは、首の太さ、首差しの角度、毛艶、皮膚の薄さ、飛節、背中のライン、表情、繋ぎの角度、管の状態などなどを見ていますが、なんと言っても個人的に好き嫌いがかなりひどいと思いますので、これはご自身の目で見て、良かった馬を選ばれるべきだと思います。

 ただ、今回の募集馬で、特に私ほっさん好みの好馬体なものは、

プレジャートレイル、ムガメール、バイラリーナ、ウインフィオーレ、ソルティレージュ以上の5頭です。

9月19日、DVDを見てもう1頭オリンピアデュカキスを追加します。DVDではかなり良く見えました。

この6頭は自分の中では是非欲しい馬体の馬です。

全部走ったら「神」と呼んでください(笑)。全部未勝利だったら、クラブの責任にしてください(マジ)。

●厩舎で選ぶなら

 私ほっさんの厩舎評価(詳しくは厩舎ランキングの見方や厩舎ランキングとはをご覧ください)は、勝率、連対率、3着内率、騎乗騎手、GT勝利数、重賞勝利数、前年実績、勝利数、開業年数など、様々なデータから割り出したもので、かなり確実であるとおもっています。

 ただし、新規開業者や、開業して間もない調教師に関しては、ほとんどが最低ランクの「E」評価になってしまいがちですので、きちんと評価できているとは言い切れません。

 また、調教師によって、スパルタのところや、じっくり仕上げるところ、2歳戦に力を入れているところや、障害の得意なところ、地方交流の盛んなところなどなど、様々で、これはご自身の好みの合うところを選ぶべきだと思います。

 騎手の好き嫌いがある方も、騎手うんぬんと言うよりは、調教師が騎手を選ぶわけですから、調教師を選ぶときに、しっかりと把握しておく必要があります。

 他所でも書いていますが、例えば武豊騎手に乗って欲しいと思うのなら、池江泰郎調教師や松田博資調教師などを選ぶべきで、岩田康誠騎手がいいと思えば角居勝彦調教師、藤田伸二騎手がいいと思えば戸田博文調教師や藤原英昭調教師というように、これらはほんの一例で、しかもその時々によって気持ちが変化する場合がありますので、必ずこれらの騎手に乗ってもらえるとは限りません。

 また、逆に絶対に騎乗依頼をしない場合もあります。オーゴンサンデーの時の騎乗命令に反した乗り方をした後藤浩輝騎手に暴力を振るった谷原義明調教師は、当然それ以来後藤浩輝騎手への騎乗依頼はありませんし、最近では、アドマイヤ軍団の近藤利一総裁が武豊騎手を降ろしたことは有名です(これは直接調教師と関係ありませんが。)。
 このように、様々な人間が入り混じって競馬サークルが成り立っているわけですから、中には合う合わない、好き嫌いは当然あると思います。

 当サイトの調教師ランキングでは、その調教師が主に騎乗依頼する騎手上位3人を掲載していますので、よかったら参考にしてください。


 ちなみに、私ほっさんの一押し厩舎は、宮本博、岡田稲男、嶋田功調教師で、ここの特徴は、やたらスパルタだというところです。限界までとことん鍛え抜いて馬を強くする姿勢は好感が持てます(馬にはありがた迷惑な話ですが。また、故障のリスクはありますが。)。やたら様子ばかり見てなかなか追い切りを開始しない厩舎や、馬房の都合で全然放牧地から戻って来れない厩舎はあまり好きではありません。しかし、この3人はあくまでも、私ほっさんが、愛馬を預託していただいて良く知っている厩舎というだけで、正直詳しいことまではよくわからない厩舎がほとんどです。

 当サイトの調教師ランキングは、私見なしに、ただ純粋にデータのみでの評価ですから、ご安心ください。しかし、どんなに良績を残している厩舎でも、毎年未勝利馬は出ますし、貴方が買いたいと思う馬の厩舎は、JRAのHPなどで、良く成績や実績を調べられた方が良いかも知れません。私ほっさんは、徹底的に調べるほうです。 

●私ほっさんはこう買います 最終結論(9月19日追加)

 まず、自分好みで、申し込みが殺到しているプレジャートレイルは応募します。当たれば縁があるわけですし、当たらなければいつものように、安い馬で3勝程度しそうな馬を何頭か購入する予定です。

 ただ、これはかなり倍率が高そうなので(早々に申込が200を超えましたから。)、もう1頭抽選になりそうなのを応募します。

 で、次の4頭から迷いに迷い決めました。

 フラワーパークの06
 オリンピアデュカキスの06
 アドマイヤリッチの06 
 ウインフィオーレの06

フラワーパークの06

 最初は買う気満々だったこの馬ですが、不満点がいくつかありました。

 ・馬体に凄さを感じない(私の大好きな馬体とちと違う)
 ・同じ配合の姉メイカの競走成績
 ・誕生日が6月9日と激遅


 とくに、同じ配合(全姉)のメイカは3歳の6月16日デビューでデビュー戦は8番人気の12着。その後9月1日に小倉で未勝利を勝ち上がりましたが、これはいかにも遅すぎます。これだけの血統ながら、クラシックにも全く縁がなく、それどころかスーパー未勝利に縁があるというのは、なんとも寂しい限りです。

 さらに、ついこの間の9月17日に昇級戦の500万クラスに出走しましたが(9月17日阪神7R芝1200m)、8番人気で10着と散散な成績でした。

 晩成ということもあり、これからかも知れませんが、3歳秋で500万クラスで勝ち負けできないということになれば、いくら本格化しても、重賞やGTまでは望めないのではないでしょうか。

 この姉のメイカが4月21日生まれなのに対し、フラワーパークの06は6月9日と南半球産かと思うほど晩成で、姉の成績プラス二ヶ月遅れということになりますと、未勝利を脱出できない計算になります。南半球産と同じくアローワンス(斤量減)でもあれば、また違うと思いますが・・・。


 といったことから、今回は見送ることにしました。他のクラブの話で恐縮ですが、2004年産で、自分の相馬眼だけで、購入した馬が好走(かなり安い馬でした。)していることから、今年は調子に乗って、自分の眼で良く見えた馬の中から購入することにしました。その点では、このフラワーパークの06は少し見劣る気がします。

オリンピアデュカキスの06

 DVDを見てグッとひきつけられた馬。この馬体は私ほっさんの中では最高級品。

 この馬のいいところは次のとおりです。

 ・馬体は最高級(ほっさん好み)。
 ・シーザリオを見抜いたコデさんがお勧め
 ・兄オリンピアナイトはオープン特別快勝後、先日9月17日札幌9Rエルムステークス ダ1700mGVで5着と重賞級   の大物を最近輩出
 ・厩舎はキャロットクラブとの相性抜群アロンダイトの石坂正厩舎


 逆に良くないなと思うところは次のとおりです。

 ・父スペシャルウィークは大物と雑魚の差が激しい(リスク高い)
 ・70000円と値段が高い
 ・今のところ売れ筋15位に入っていない

 とくに、私ほっさんが、思ったのが、やけに申し込みが少ないということです。そこで、欲しいのはやまやまですが、まず、競争率の高そうなプレジャートレイルとウインフィオーレを優先し、抽選に外れたら、第一候補として置いておこうというものです。そのときになって、売り切れになっていたら、仕方がありません。他にも安価で欲しい馬がいるので、縁がなかったということで、あきらめようと思っています。でもいい馬だと思いますよ。 

アドマイヤリッチの06

 突然出てきたこの名前ですが、HPの申し込み状況を見ているとかなり人気があるのがわかります。それで、いろいろ調べなおしたら、これが結構いい馬なんですよね。

 いいなぁと思えるところは次のとおりです。

 ・母が6勝馬
 ・初仔
 ・母父がサンデーサイレンス
 ・キングカメハメハが走りそう
 ・厩舎は超一流の松田博資調教師


 逆に引っ掛かる点は次のとおりです。

 ・引退から受胎までが2か月とあまりにも間隔がないこと
 ・馬体はまあまあだが、私ほっさんの思うベストな馬体ではないこと
 ・牝馬にもかかわらず、募集価格が60000円もすること

 で、結論ですが、最後の最後にウインフィオーレと悩んだ挙句、馬体と値段の差(同額だが、牝馬と牡馬の違いがある。)で、ウインフィオーレを選択しました。しかし、私ほっさんがリッチなら、この馬も含め3頭購入していたでしょう。

ウインフィオーレの06

 この馬も一長一短ありました。

いいなぁと思ったところ。

 ・ステップシチーでお世話になっている関西の岡田稲男厩舎であること
 ・馬体がプレジャートレイルの次に私ほっさん好みであること
 ・牡馬なのに価格がそこそこなこと
 ・現時点でかなり申し込みがあること
 ・念のために他のいろいろなサイトの情報を見ても悪いというところがないこと


逆に良くないなぁと思ったこと。

 ・岡田稲男厩舎は友駿ホースクラブでも委託しているので、高額を出すのであれば、角居勝彦厩舎や藤沢和雄厩舎、  松田博資厩舎や松田国英厩舎などの超一流のところにも1度でいいから愛馬を預託されたい!
 ・姉オンシジュームはエンドスウィープという、私ほっさんが思う最高の種牡馬(種牡馬オブ種牡馬)に種付けされている にもかかわらず2勝でもがいていること


 しかし、良くないところの内、岡田稲男師はハードな調教で乗せる騎手も良く、考え方も好きなので、全く問題ありません。また、姉オンシジュームよりも、馬体が良く見えるので、それより大物感があり、期待できる。などといった点から、不安点は、父ジャングルポケットくらいのものです。ジャングルポケットは初年度からフサイチホウオーという大物?を輩出しましたが、この馬今のところ(2007年9月19日現在)GTでは、ワンパンチ足りません。それ以外はあまり印象がありません。その辺だけちょっと不安ですかね。

 多少の不安もありますが、信頼できる岡田稲男厩舎で、かつかなり応募が多いこともあるし、間違いないと判断しました。

 ということで、すばりプレジャートレイルとウインフィオーレの2頭で第一次募集は勝負です!!両方当たったら、借金生活突入です(涙)。

 どちらも外せば、上記3頭の内数の残っているものを。それもなければ確定ではありませんが、バイラリーナかダイイチリカーを購入するでしょう。ただし、この2頭はあんまり売れていなければ、いそいで買いませんが(笑)。

●最後に

 以上の内容は、あくまでも私見ですので、購入馬の取捨選択は、あくまでもご自身の責任において行なってください(笑)。また、昨年でいいますと、ザサンデーフサイチのように、いくら値段が高く、馬体が良くても骨折し、長期療養を余儀なくされる馬も少なくありません。

 私ほっさんは、昨年ザサンデーフサイチはPOGでは必要ないと言いつづけていた人間ですが、それはあくまで、能力的なものであって、決して骨折するだろうとか、脚元が弱そうだとかを見抜いていたわけではありません。

 脚元の丈夫さなどは、繋ぎの角度などでわかるということなどは、ある程度勉強してわかっているつもりですが、自分でも全く自信はありませんので、馬体評価には、そのあたりは加味していません。

 あと、私ほっさん自身が購入するときでも、贔屓にしている種牡馬や厩舎は優先しますので、皆さんもそういった思い入れは大切にされた方がいいと思います。贔屓の厩舎で未勝利だったとしても、ある程度諦めがつきますからね。

 では、いい馬を購入されて、愛馬が再来年クラッシックを賑わしていることを願っています。

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